JP2003307240A - 電動ブレーキ - Google Patents
電動ブレーキInfo
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- JP2003307240A JP2003307240A JP2002111610A JP2002111610A JP2003307240A JP 2003307240 A JP2003307240 A JP 2003307240A JP 2002111610 A JP2002111610 A JP 2002111610A JP 2002111610 A JP2002111610 A JP 2002111610A JP 2003307240 A JP2003307240 A JP 2003307240A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ブレーキ作動に供与する電気モ−タへの電流が
遮断された場合、ブレ−キが解除されるのを防止し、駐
車時の制動力を確実に保持することのできる電動ブレー
キを提供する。 【解決手段】電動モータMと、電動モータの駆動力を受
けて回転するとともに第1のネジ部を備えた作動軸8
と、第1のネジ部と嵌め合い作動軸8の回転力をロータ
の軸方向の力に変換する力伝達変換機構と、制動力保持
機構とを備える電動ブレーキ装置において、前記制動力
保持機構は、電動モータの非作動時には作動軸8の制動
力回転方向の回転を阻止する共に、電動モータの制動力
開放方向への回転時には、その回転力によって一方の部
材20をロータ軸方向へ移動して作動軸8の制動力開放
方向の回転を許容する凹凸係合部を有することを特徴と
する電動ブレーキ装置。
遮断された場合、ブレ−キが解除されるのを防止し、駐
車時の制動力を確実に保持することのできる電動ブレー
キを提供する。 【解決手段】電動モータMと、電動モータの駆動力を受
けて回転するとともに第1のネジ部を備えた作動軸8
と、第1のネジ部と嵌め合い作動軸8の回転力をロータ
の軸方向の力に変換する力伝達変換機構と、制動力保持
機構とを備える電動ブレーキ装置において、前記制動力
保持機構は、電動モータの非作動時には作動軸8の制動
力回転方向の回転を阻止する共に、電動モータの制動力
開放方向への回転時には、その回転力によって一方の部
材20をロータ軸方向へ移動して作動軸8の制動力開放
方向の回転を許容する凹凸係合部を有することを特徴と
する電動ブレーキ装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気信号によって
電動モータを作動し摩擦部材を被制動部材に押し付けて
ブレーキ力を発生することができる電動ブレーキに関す
るものであり、特に、電動モータが停止しても、ブレ−
キ力を保持し車両の安全性を確保できるようにした制動
力保持機構を有する電動ブレーキに関するものである。
電動モータを作動し摩擦部材を被制動部材に押し付けて
ブレーキ力を発生することができる電動ブレーキに関す
るものであり、特に、電動モータが停止しても、ブレ−
キ力を保持し車両の安全性を確保できるようにした制動
力保持機構を有する電動ブレーキに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、様々な電動ブレーキが提案さ
れている。多くの電動ブレーキでは、電動モータの回転
トルクをパッド押圧力に変換する機構として、ねじ、ボ
ールねじ、ローラねじ、ボールランプ等からなるさまざ
まな形式の回転−直線変換機構(以下、力伝達変換機構
という)が採用されている。しかし、こうした機構を採
用する場合、駐車時の制動力を保持するための制動力保
持機構が必要となってくる。
れている。多くの電動ブレーキでは、電動モータの回転
トルクをパッド押圧力に変換する機構として、ねじ、ボ
ールねじ、ローラねじ、ボールランプ等からなるさまざ
まな形式の回転−直線変換機構(以下、力伝達変換機構
という)が採用されている。しかし、こうした機構を採
用する場合、駐車時の制動力を保持するための制動力保
持機構が必要となってくる。
【0003】例えば、制動力保持機構として、特表20
00−514540号公報等に記載されているような電
動ブレーキが提案されている。前記公報に記載されてい
る電動ブレーキは、ブレーキキャリパと、このブレ−キ
キャリパに設けられた作動装置と、ブレーキディスクの
各1側と共に一体に作動し制限された移動が可能なよう
にブレーキキャリパに設けられた二つのフリクションラ
イニングとを有する自動車用の電気機械的に操作される
ディスクブレ−キであって、フリクションライニングの
一方が作動部材によって作動装置を介してブレーキディ
スクに直接係合されていて、他方のフリクションライニ
ングがブレーキキャリパによって反力の効果を介してブ
レーキディスクと係合されている。作動装置が電動モー
タと作動部材との間に設けられた減速ギヤと同様に作動
部材と同軸的に設けられた電動モータを提示し、制動力
保持機構は電動モータが付勢された後、電動モータに供
給される電流が遮断された場合に、電動モータのロータ
の逆回転を阻止する電磁石から構成されていることを特
徴としている。そして、前記制動力保持機構は、ブレー
キを働かせるために電動モ−タが付勢された後、電動モ
−タに供給された電流が遮断されると、電磁石の作用に
より電動モ−タのロ−タの逆転を防止できるようになっ
ている。
00−514540号公報等に記載されているような電
動ブレーキが提案されている。前記公報に記載されてい
る電動ブレーキは、ブレーキキャリパと、このブレ−キ
キャリパに設けられた作動装置と、ブレーキディスクの
各1側と共に一体に作動し制限された移動が可能なよう
にブレーキキャリパに設けられた二つのフリクションラ
イニングとを有する自動車用の電気機械的に操作される
ディスクブレ−キであって、フリクションライニングの
一方が作動部材によって作動装置を介してブレーキディ
スクに直接係合されていて、他方のフリクションライニ
ングがブレーキキャリパによって反力の効果を介してブ
レーキディスクと係合されている。作動装置が電動モー
タと作動部材との間に設けられた減速ギヤと同様に作動
部材と同軸的に設けられた電動モータを提示し、制動力
保持機構は電動モータが付勢された後、電動モータに供
給される電流が遮断された場合に、電動モータのロータ
の逆回転を阻止する電磁石から構成されていることを特
徴としている。そして、前記制動力保持機構は、ブレー
キを働かせるために電動モ−タが付勢された後、電動モ
−タに供給された電流が遮断されると、電磁石の作用に
より電動モ−タのロ−タの逆転を防止できるようになっ
ている。
【0004】しかしながら、前記公報に記載されている
ような制動力保持機構では、保持機構駆動用としての専
用のアクチェ−タ(電磁石等)が必要となり、このた
め、構造が複雑になる上に、コストの上昇を招く等の問
題が発生してくる。
ような制動力保持機構では、保持機構駆動用としての専
用のアクチェ−タ(電磁石等)が必要となり、このた
め、構造が複雑になる上に、コストの上昇を招く等の問
題が発生してくる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、効
率よく、且つ単一のアクチェ−タのみで駆動でき、更
に、ブレ−キ作動に供与する電動モ−タへの電流が遮断
された場合、ブレ−キが解除されるのを防止し、駐車時
のクランプ力を確実に保持することができる電動ブレー
キを提供し、上記問題点を解決することを目的とする。
率よく、且つ単一のアクチェ−タのみで駆動でき、更
に、ブレ−キ作動に供与する電動モ−タへの電流が遮断
された場合、ブレ−キが解除されるのを防止し、駐車時
のクランプ力を確実に保持することができる電動ブレー
キを提供し、上記問題点を解決することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、本発明が採用
した技術解決手段は、電動モータと、摩擦部材をロータ
に押圧するピストンとの間に、電動モータの駆動力を受
けて回転するとともに第1のネジ部を備えた作動軸と、
前記第1のネジ部と嵌め合い作動軸の回転力をロータの
軸方向の力に変換する第2のネジ部とによって摩擦部材
のロータへの押圧及び押圧を開放する力伝達変換機構
と、制動状態を保持する制動力保持機構とを備える電動
ブレーキ装置において、前記制動力保持機構は、電動モ
ータの非作動時には作動軸の制動力回転方向の回転を阻
止する共に、電動モータの制動力開放方向への回転時に
は、その回転力によって一方の部材をロータ軸方向へ移
動して作動軸の制動力開放方向の回転を許容する凹凸係
合部を有することを特徴とする電動ブレーキ装置であ
る。前記制動力保持機構は、電動モータの駆動力を伝え
る軸に対して回転可能な可動歯車と、該可動歯車に対向
し同軸に対して回転不能且つ摺動自在な従動板と、前記
可動歯車と従動板とを連結するピンと、該従動板に対向
し回転不能に配置した固定板とからなり、更に、従動板
と固定板の対向する面に互いに係合・離脱する前記凹凸
係合部が設けられ、電動モータが停止時には、前記凹凸
係合部が係合したことを特徴とする電動ブレーキであ
る。また、前記可動歯車の円周方向には、数個の円弧状
孔を設け、その円弧状孔の周辺部に円周方向に向かって
漸次深さが異なるように傾斜した溝部を形成し、また、
前記可動歯車に対向して配置された従動板は、同軸に対
して回転不能且つ摺動自在に嵌合し、また、従動板に対
向して固定板を配置し、さらに、前記可動歯車の円弧状
孔を貫通して拡頭付ピンを配置し、その拡頭部分を前記
溝部に配置する共に、その脚部を従動板に固定し、ま
た、可動歯車と従動板間にバネを介在させて、従動板を
前記固定板に向けて付勢したことを特徴とする電動ブレ
ーキである。また、前記可動歯車側面の前記円弧状孔の
周辺部に、円周方向にしたがい漸次高さが高くなるよう
に縁部を形成し、また、前記凹凸係合部の一方を円周方
向にしたがい漸次高さが高くなるように形成したラチェ
ット爪としたことを特徴とする電動ブレーキである。
した技術解決手段は、電動モータと、摩擦部材をロータ
に押圧するピストンとの間に、電動モータの駆動力を受
けて回転するとともに第1のネジ部を備えた作動軸と、
前記第1のネジ部と嵌め合い作動軸の回転力をロータの
軸方向の力に変換する第2のネジ部とによって摩擦部材
のロータへの押圧及び押圧を開放する力伝達変換機構
と、制動状態を保持する制動力保持機構とを備える電動
ブレーキ装置において、前記制動力保持機構は、電動モ
ータの非作動時には作動軸の制動力回転方向の回転を阻
止する共に、電動モータの制動力開放方向への回転時に
は、その回転力によって一方の部材をロータ軸方向へ移
動して作動軸の制動力開放方向の回転を許容する凹凸係
合部を有することを特徴とする電動ブレーキ装置であ
る。前記制動力保持機構は、電動モータの駆動力を伝え
る軸に対して回転可能な可動歯車と、該可動歯車に対向
し同軸に対して回転不能且つ摺動自在な従動板と、前記
可動歯車と従動板とを連結するピンと、該従動板に対向
し回転不能に配置した固定板とからなり、更に、従動板
と固定板の対向する面に互いに係合・離脱する前記凹凸
係合部が設けられ、電動モータが停止時には、前記凹凸
係合部が係合したことを特徴とする電動ブレーキであ
る。また、前記可動歯車の円周方向には、数個の円弧状
孔を設け、その円弧状孔の周辺部に円周方向に向かって
漸次深さが異なるように傾斜した溝部を形成し、また、
前記可動歯車に対向して配置された従動板は、同軸に対
して回転不能且つ摺動自在に嵌合し、また、従動板に対
向して固定板を配置し、さらに、前記可動歯車の円弧状
孔を貫通して拡頭付ピンを配置し、その拡頭部分を前記
溝部に配置する共に、その脚部を従動板に固定し、ま
た、可動歯車と従動板間にバネを介在させて、従動板を
前記固定板に向けて付勢したことを特徴とする電動ブレ
ーキである。また、前記可動歯車側面の前記円弧状孔の
周辺部に、円周方向にしたがい漸次高さが高くなるよう
に縁部を形成し、また、前記凹凸係合部の一方を円周方
向にしたがい漸次高さが高くなるように形成したラチェ
ット爪としたことを特徴とする電動ブレーキである。
【0007】
【実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実施の形
態を説明すると、図1は制動力保持機構を液圧式ブレー
キ装置に組み込んだ本実施形態に係わる電動ブレーキの
断面図である。
態を説明すると、図1は制動力保持機構を液圧式ブレー
キ装置に組み込んだ本実施形態に係わる電動ブレーキの
断面図である。
【0008】図1において、キャリパ1は液圧式ブレー
キ装置を備えており、ロータに対向して摩擦部材として
の一対のブレーキパッドが設けられている。これらブレ
ーキパッドが油圧の作用によってロータに近づく方向に
移動することによって被制動部材としてのロータを挟持
し、ブレーキ力を働かせることができる構成となってい
る。キャリパ1内に形成したシリンダ3内にはブレーキ
ピストン2が摺動自在に配置されており、ブレーキピス
トン2とシリンダ3の間にはダストシール4および液圧
シール5が配置されており、液圧シール5は液圧ブレー
キ開放時にブレーキピストン2を初期状態へ復帰させる
ための復帰用スプリングを兼ねている。ブレーキピスト
ン2には中心部に液圧室6が形成されており、この液圧
室6はキャリパ1に形成した孔30を介してマスタシリ
ンダに接続されている。上記ブレーキ装置の基本構成は
従来のブレーキ装置と同様である。
キ装置を備えており、ロータに対向して摩擦部材として
の一対のブレーキパッドが設けられている。これらブレ
ーキパッドが油圧の作用によってロータに近づく方向に
移動することによって被制動部材としてのロータを挟持
し、ブレーキ力を働かせることができる構成となってい
る。キャリパ1内に形成したシリンダ3内にはブレーキ
ピストン2が摺動自在に配置されており、ブレーキピス
トン2とシリンダ3の間にはダストシール4および液圧
シール5が配置されており、液圧シール5は液圧ブレー
キ開放時にブレーキピストン2を初期状態へ復帰させる
ための復帰用スプリングを兼ねている。ブレーキピスト
ン2には中心部に液圧室6が形成されており、この液圧
室6はキャリパ1に形成した孔30を介してマスタシリ
ンダに接続されている。上記ブレーキ装置の基本構成は
従来のブレーキ装置と同様である。
【0009】さらに電動ブレーキとしてブレーキピスト
ン2の液圧室内6には力伝達変換機構Rを構成する円筒
形状をしたランプボディ7が配置され、このランプボテ
ィ7は周囲に突部7aを有しており、この突部7aがブ
レーキピストン2の内面軸方向に形成したロータ軸方向
に延びる溝部2aと嵌合することによりランプボディ7
は非回転でかつブレーキピストン2内でロータ軸方向へ
摺動自在な構成となっている。なお、ランプボディ7と
ブレーキピストン2との非回転、摺動自在な組み付け構
造は同様な機能を達成できる他の構造(たとえばランプ
ボディ削り出し加工等)を採用することができる。
ン2の液圧室内6には力伝達変換機構Rを構成する円筒
形状をしたランプボディ7が配置され、このランプボテ
ィ7は周囲に突部7aを有しており、この突部7aがブ
レーキピストン2の内面軸方向に形成したロータ軸方向
に延びる溝部2aと嵌合することによりランプボディ7
は非回転でかつブレーキピストン2内でロータ軸方向へ
摺動自在な構成となっている。なお、ランプボディ7と
ブレーキピストン2との非回転、摺動自在な組み付け構
造は同様な機能を達成できる他の構造(たとえばランプ
ボディ削り出し加工等)を採用することができる。
【0010】前記ランプボディ7の中心には作動軸8が
回転自在、摺動自在に嵌合されており、さらにランプボ
ディ7内には作動軸8に螺合しているナット9が配置さ
れ、ランプボディ7とナット9との間にはボールランプ
機構を形成する回転体(ボール)10が配置されてい
る。これらランプボディ7とナット9とボール10とに
よって力伝達変換機構Rを構成している。ボールランプ
機構内のナット9はコイルスプリング11により常時図
中左方に付勢されてランプボディ7との間に回転体10
を挟持している。なお、コイルスプリング11はその両
端がランプボディ7端部とナット9とに挿入されて、そ
れらが互いに近づく方向の捩り力を有する。
回転自在、摺動自在に嵌合されており、さらにランプボ
ディ7内には作動軸8に螺合しているナット9が配置さ
れ、ランプボディ7とナット9との間にはボールランプ
機構を形成する回転体(ボール)10が配置されてい
る。これらランプボディ7とナット9とボール10とに
よって力伝達変換機構Rを構成している。ボールランプ
機構内のナット9はコイルスプリング11により常時図
中左方に付勢されてランプボディ7との間に回転体10
を挟持している。なお、コイルスプリング11はその両
端がランプボディ7端部とナット9とに挿入されて、そ
れらが互いに近づく方向の捩り力を有する。
【0011】作動軸8はキャリパ1に対してベアリング
12で軸支されており、さらにキャリパ1外側に突出し
た部分には第1歯車13が固定されている。この第1歯
車13には後述する歯車列からなる減速機構を介して電
動モータが接続されており、電動モータの作動によって
第1歯車13を回転することができるようになってい
る。
12で軸支されており、さらにキャリパ1外側に突出し
た部分には第1歯車13が固定されている。この第1歯
車13には後述する歯車列からなる減速機構を介して電
動モータが接続されており、電動モータの作動によって
第1歯車13を回転することができるようになってい
る。
【0012】図2、3を用いて電動モ−タMの回転が、
歯車群からなる減速機構等を介して前記作動軸8に装着
された第1歯車13に伝達する構成を説明する。図2
は、図1の一部断面とした上面図、図3は、図2の要部
拡大図で、前記キャリパ1のハウジングHに支持された
前記電動モータMの回転軸14には第2歯車15が装着
され、該第2歯車15は、第3歯車(可動歯車)16と
噛合っている。前記第3歯車はハウジングHとモータ支
持プレート31とによって軸支されている第1軸S1に
対して回転自在に保持されており、さらに第1軸S1に
は、第4歯車17が回転不能に装着されている。また第
1軸S1には第3歯車と協働して制動力保持機構(詳細
は後述する)を構成する従動板20が回転不能に装着さ
れている。
歯車群からなる減速機構等を介して前記作動軸8に装着
された第1歯車13に伝達する構成を説明する。図2
は、図1の一部断面とした上面図、図3は、図2の要部
拡大図で、前記キャリパ1のハウジングHに支持された
前記電動モータMの回転軸14には第2歯車15が装着
され、該第2歯車15は、第3歯車(可動歯車)16と
噛合っている。前記第3歯車はハウジングHとモータ支
持プレート31とによって軸支されている第1軸S1に
対して回転自在に保持されており、さらに第1軸S1に
は、第4歯車17が回転不能に装着されている。また第
1軸S1には第3歯車と協働して制動力保持機構(詳細
は後述する)を構成する従動板20が回転不能に装着さ
れている。
【0013】第4歯車17はキャリパ内の適宜部材に軸
支されている第2軸S2に回転不能に装着された第5歯
車18に噛合っており、さらに第2軸S2には第6歯車
19が回転不能に装着されている。そしてこの第6歯車
19が、前記作動軸8に支持された第1歯車13に噛合
っている。上記歯車群の構成によって、電動モータMの
回転は、第2歯車15、第3歯車16及び従動板20と
からなる制動力保持機構(制動力保持機構の作動は後述
する)、第4歯車17、第5歯車18、第6歯車19と
順次伝達し、最終的に第1歯車13に伝わる。そして、
この第1歯車13が回転することによって、作動軸8も
回転し、この作動軸8の回転によって、図1に示されて
いるように、作動軸8のネジ部に螺合しているナット9
が左方に移動し、力伝達変換機構Rを介してブレーキピ
ストン2も左方に移動し、前述したようにブレーキピス
トン2に付設したブレーキパッドによって、ブレーキを
働かせることができる。ブレーキの解除は、電動モ−タ
Mの回転を前記回転と逆にすると、前記歯車群の回転に
より作動軸8が逆回転し、ブレ−キピストンを後退さ
せ、さらに、液圧シ−ル5の作用によってブレ−キピス
トン2を初期状態へ復帰させブレーキの解除を行なう。
支されている第2軸S2に回転不能に装着された第5歯
車18に噛合っており、さらに第2軸S2には第6歯車
19が回転不能に装着されている。そしてこの第6歯車
19が、前記作動軸8に支持された第1歯車13に噛合
っている。上記歯車群の構成によって、電動モータMの
回転は、第2歯車15、第3歯車16及び従動板20と
からなる制動力保持機構(制動力保持機構の作動は後述
する)、第4歯車17、第5歯車18、第6歯車19と
順次伝達し、最終的に第1歯車13に伝わる。そして、
この第1歯車13が回転することによって、作動軸8も
回転し、この作動軸8の回転によって、図1に示されて
いるように、作動軸8のネジ部に螺合しているナット9
が左方に移動し、力伝達変換機構Rを介してブレーキピ
ストン2も左方に移動し、前述したようにブレーキピス
トン2に付設したブレーキパッドによって、ブレーキを
働かせることができる。ブレーキの解除は、電動モ−タ
Mの回転を前記回転と逆にすると、前記歯車群の回転に
より作動軸8が逆回転し、ブレ−キピストンを後退さ
せ、さらに、液圧シ−ル5の作用によってブレ−キピス
トン2を初期状態へ復帰させブレーキの解除を行なう。
【0014】ところで、ブレーキ作動後、電動モータM
への通電を停止した場合、ブレーキパッドからの反力に
より、作動軸8に作動時とは逆方向の回転力が伝わり、
クランプ力の低下が懸念されるが、本装置では制動力保
持機構により確実に制動力を保持し続けることができ
る。以下この制動力保持機構の詳細について説明する。
図3に示されているように、第1軸S1 には、第3歯車
16が回転自在に軸支されており、この第3歯車に対向
して從動板20が摺動自在、且つ回転不能に嵌合されて
いる。第3歯車16と從動板20間にはバネ21が配置
され、このバネ21によって、第3歯車16と從動板2
0が互いに離れる方向に付勢されている。
への通電を停止した場合、ブレーキパッドからの反力に
より、作動軸8に作動時とは逆方向の回転力が伝わり、
クランプ力の低下が懸念されるが、本装置では制動力保
持機構により確実に制動力を保持し続けることができ
る。以下この制動力保持機構の詳細について説明する。
図3に示されているように、第1軸S1 には、第3歯車
16が回転自在に軸支されており、この第3歯車に対向
して從動板20が摺動自在、且つ回転不能に嵌合されて
いる。第3歯車16と從動板20間にはバネ21が配置
され、このバネ21によって、第3歯車16と從動板2
0が互いに離れる方向に付勢されている。
【0015】第3歯車16には図4に示すように、円周
方向数カ所(実施例では3カ所)に円弧状孔23を形成
し、更に、その円弧状孔23の周辺部には、図4(B−
B)断面に示すように深さが円周方向に向かうに従い漸
次浅くなるような傾斜した溝部25を形成する。この傾
斜溝の最深部の深さは、最深部に拡頭付ピンが位置する
場合には後述する係合体(以下ラチェット爪という)が
かみ合う深さとして、また傾斜溝の最浅部の深さは、最
浅部に拡頭付ピンがある場合には、後述するラチェット
爪のかみ合いが回避される深さとして形成されており、
溝部25の両端部は後述する拡頭付ピン24の形状に合
わせた曲面25aとして形成する。また、第3歯車16
に対向して配置する従動板20には、図5に示すように
拡頭付ピン24の端部を固定する円孔26が形成されて
おり、また、第3歯車16と反対側の従動板20の面に
は、図5に示すようにラチェット爪27が形成されてい
る。前記円孔26は、從動板20の側面を、必ずしも貫
通させる必要はなく、拡頭付ピン24の端部を固定する
ことができれば他の構成を採用することができる。さら
に前記ラチェット爪に対向する固定板(ハウジング面)
22には、図6に示すようにラチェット爪27にかみ合
うラチェット爪28が形成されている。
方向数カ所(実施例では3カ所)に円弧状孔23を形成
し、更に、その円弧状孔23の周辺部には、図4(B−
B)断面に示すように深さが円周方向に向かうに従い漸
次浅くなるような傾斜した溝部25を形成する。この傾
斜溝の最深部の深さは、最深部に拡頭付ピンが位置する
場合には後述する係合体(以下ラチェット爪という)が
かみ合う深さとして、また傾斜溝の最浅部の深さは、最
浅部に拡頭付ピンがある場合には、後述するラチェット
爪のかみ合いが回避される深さとして形成されており、
溝部25の両端部は後述する拡頭付ピン24の形状に合
わせた曲面25aとして形成する。また、第3歯車16
に対向して配置する従動板20には、図5に示すように
拡頭付ピン24の端部を固定する円孔26が形成されて
おり、また、第3歯車16と反対側の従動板20の面に
は、図5に示すようにラチェット爪27が形成されてい
る。前記円孔26は、從動板20の側面を、必ずしも貫
通させる必要はなく、拡頭付ピン24の端部を固定する
ことができれば他の構成を採用することができる。さら
に前記ラチェット爪に対向する固定板(ハウジング面)
22には、図6に示すようにラチェット爪27にかみ合
うラチェット爪28が形成されている。
【0016】制動力保持機構の組付状態は、図7(b)
に示すように前記第3歯車16に形成した円弧状孔23
を貫通して配置した拡頭付ピン24の端部が従動板20
の円孔26に適宜手段で固定され、第3歯車16と從動
板20の間に配置したバネ21によって、第3歯車16
と從動板20が互いに離れる方向(ラチェット爪27、
28がかみ合う方向)に付勢されている。この制動力保
持機構では、円弧状孔23に挿入された前記拡頭付ピン
24の拡大頭部分が、前記溝部25の部分に当接してお
り、可動歯車が回転することにより前記拡頭付ピン24
が溝部25内を円周方向に移動する。この移動に伴い拡
大頭部分も前記溝部25に沿って移動することになり、
それによって、拡頭付ピン24の先端の位置が変わり、
後述するように、この位置の変動によって、第3歯車1
6と從動板20間の距離が広がったり、縮まったりし、
ラチェット爪27、28がかみ合ったり、かみ合いが回
避されたりする状態を得る。
に示すように前記第3歯車16に形成した円弧状孔23
を貫通して配置した拡頭付ピン24の端部が従動板20
の円孔26に適宜手段で固定され、第3歯車16と從動
板20の間に配置したバネ21によって、第3歯車16
と從動板20が互いに離れる方向(ラチェット爪27、
28がかみ合う方向)に付勢されている。この制動力保
持機構では、円弧状孔23に挿入された前記拡頭付ピン
24の拡大頭部分が、前記溝部25の部分に当接してお
り、可動歯車が回転することにより前記拡頭付ピン24
が溝部25内を円周方向に移動する。この移動に伴い拡
大頭部分も前記溝部25に沿って移動することになり、
それによって、拡頭付ピン24の先端の位置が変わり、
後述するように、この位置の変動によって、第3歯車1
6と從動板20間の距離が広がったり、縮まったりし、
ラチェット爪27、28がかみ合ったり、かみ合いが回
避されたりする状態を得る。
【0017】以上の構成からなる電動ブレーキの作動を
図1、図3、図7に基づいて説明する。 液圧ブレーキ(サービスブレーキ)作動時 液圧ブレーキ作動時において、ブレーキペダルの踏み込
み作動によって図示せぬマスタシリンダで発生した液圧
はキャリパ1の孔30を介してブレーキピストン2内に
形成した液圧室6内に流入し、その液圧によってブレー
キピストン2がシール部材5を撓めながら図中左方に移
動し摩擦部材(ブレーキパッド)を被制動部材(ロー
タ)に押しつけてブレーキを働かせる。また、ブレーキ
開放時にはブレーキピストン2はシール部材5の弾性力
により初期状態に復帰する。
図1、図3、図7に基づいて説明する。 液圧ブレーキ(サービスブレーキ)作動時 液圧ブレーキ作動時において、ブレーキペダルの踏み込
み作動によって図示せぬマスタシリンダで発生した液圧
はキャリパ1の孔30を介してブレーキピストン2内に
形成した液圧室6内に流入し、その液圧によってブレー
キピストン2がシール部材5を撓めながら図中左方に移
動し摩擦部材(ブレーキパッド)を被制動部材(ロー
タ)に押しつけてブレーキを働かせる。また、ブレーキ
開放時にはブレーキピストン2はシール部材5の弾性力
により初期状態に復帰する。
【0018】パーキングブレーキ作動時
パーキングブレーキ作動のために、パーキングスイッチ
を作動すると電動モータMが回転する。電動モータMの
回転により第2歯車15が回転し、その回転は第3歯車
16に伝逹し、第3歯車16は、図7に示すようにA方
向に回転し、この回転により従動板20に固着された拡
頭付ピン24が溝部25の最深端部に移動する。第3歯
車16がさらに回転すると拡頭付ピン24と共に従動板
20もA方向に移動する。この移動はバネ21を撓めな
がら、ラチェット爪27がラチェット爪28を乗り越え
て行われる。そして、従動板20の回転は第1軸S1を
介して第3歯車16と同軸の第4歯車17に伝達し、更
に、第5歯車18、第6歯車19、第1歯車13と順次
伝達する。そして、第1歯車13の回転によって、作動
軸8が回転し、作動軸8の回転によって前記したように
ブレ−キ作動するものである。ここで電動モータMを停
止しても、拡頭付ピン24は、溝部25の一番深い位置
にあるので、従動板20のラチェット爪27と固定板2
2のラチェット爪28とはかみ合い状態となり、この結
果、従動板20、これと連動している作動軸8は逆転せ
ずブレ−キ状態を保持する。こうして制動力保持状態が
維持される。
を作動すると電動モータMが回転する。電動モータMの
回転により第2歯車15が回転し、その回転は第3歯車
16に伝逹し、第3歯車16は、図7に示すようにA方
向に回転し、この回転により従動板20に固着された拡
頭付ピン24が溝部25の最深端部に移動する。第3歯
車16がさらに回転すると拡頭付ピン24と共に従動板
20もA方向に移動する。この移動はバネ21を撓めな
がら、ラチェット爪27がラチェット爪28を乗り越え
て行われる。そして、従動板20の回転は第1軸S1を
介して第3歯車16と同軸の第4歯車17に伝達し、更
に、第5歯車18、第6歯車19、第1歯車13と順次
伝達する。そして、第1歯車13の回転によって、作動
軸8が回転し、作動軸8の回転によって前記したように
ブレ−キ作動するものである。ここで電動モータMを停
止しても、拡頭付ピン24は、溝部25の一番深い位置
にあるので、従動板20のラチェット爪27と固定板2
2のラチェット爪28とはかみ合い状態となり、この結
果、従動板20、これと連動している作動軸8は逆転せ
ずブレ−キ状態を保持する。こうして制動力保持状態が
維持される。
【0019】パーキングブレーキ解除時
パーキングブレーキ解除のために、パーキングスイッチ
を作動すると電動モータMが逆回転する。この逆回転に
より、前記のように第2歯車15が回転し、その回転は
第3歯車16に伝逹し、第3歯車16は、図7に示すB
方向に回転する。この回転により拡頭付きピン24は、
溝部25の浅い方向に移動し、バネ21を撓めながら従
動板20を第3歯車1b側に移動する。これにともない
従動板20のラチェット爪27と固定板22のラチェッ
ト爪28のかみ合いが外れ、従動板20がB方向に回転
する。この回転は、第3歯車16と同軸の第4歯車17
に伝達し、更に、第5歯車18、第6歯車19、第1歯
車13と順次伝達し、第1歯車13の逆回転によって、
作動軸8が逆回転し、ブレ−キ状態を解除する。
を作動すると電動モータMが逆回転する。この逆回転に
より、前記のように第2歯車15が回転し、その回転は
第3歯車16に伝逹し、第3歯車16は、図7に示すB
方向に回転する。この回転により拡頭付きピン24は、
溝部25の浅い方向に移動し、バネ21を撓めながら従
動板20を第3歯車1b側に移動する。これにともない
従動板20のラチェット爪27と固定板22のラチェッ
ト爪28のかみ合いが外れ、従動板20がB方向に回転
する。この回転は、第3歯車16と同軸の第4歯車17
に伝達し、更に、第5歯車18、第6歯車19、第1歯
車13と順次伝達し、第1歯車13の逆回転によって、
作動軸8が逆回転し、ブレ−キ状態を解除する。
【0020】以上、本発明に係る実施形態を説明した
が、傾斜溝は、上記実施形態と同様の作用を達成できれ
ば、第3歯車のどの部位に形成してもよい。また、拡頭
付ピンの形状、拡頭付ピンの固定方法等も適宜選択する
ことができる。また、第3歯車と従動板20との間に配
置するバネ21も上記実施形態に限定することなく、同
様の作用を達成できるものであれば、種々のバネを選択
使用することができる。
が、傾斜溝は、上記実施形態と同様の作用を達成できれ
ば、第3歯車のどの部位に形成してもよい。また、拡頭
付ピンの形状、拡頭付ピンの固定方法等も適宜選択する
ことができる。また、第3歯車と従動板20との間に配
置するバネ21も上記実施形態に限定することなく、同
様の作用を達成できるものであれば、種々のバネを選択
使用することができる。
【0021】
【発明の効果】以上詳細に述べた如く本発明によれば、
ねじとボ−ルランプを組み合わせることで、電動モ−タ
の回転力を効率よく制動力に変換できる。また、制動力
保持機構は、専用のアクチェ−タを必要とせず、前記モ
−タで保持・解除を行なうことができ、更に、前記保持
機構の一部を減速機のギヤと組み合わせることで、部品
点数を大幅に削減できる等の優れた効果を奏することが
できる。
ねじとボ−ルランプを組み合わせることで、電動モ−タ
の回転力を効率よく制動力に変換できる。また、制動力
保持機構は、専用のアクチェ−タを必要とせず、前記モ
−タで保持・解除を行なうことができ、更に、前記保持
機構の一部を減速機のギヤと組み合わせることで、部品
点数を大幅に削減できる等の優れた効果を奏することが
できる。
【図1】本発明の実施形態に係わる電動式パーキングブ
レーキの断面図である。
レーキの断面図である。
【図2】本発明の実施形態に係わる電動式パーキングブ
レーキの一部破断平面図。
レーキの一部破断平面図。
【図3】図2の要部拡大断面図である。
【図4】本発明の実施形態に係わる、第3歯車の正面
図、側断面、溝部断面図である。
図、側断面、溝部断面図である。
【図5】本発明の実施形態に係わる、從動板の側面図及
び断面図である。
び断面図である。
【図6】本発明の実施形態に係わる、固定板の側面図及
び断面図である。
び断面図である。
【図7】本発明の実施形態に係わる、制動力保持機構の
作動説明図である。
作動説明図である。
1 キャリパ
2 ブレーキピストン
3 シリンダ
4 ダストシール
5 液圧シール
6 液圧室
7 ランプボディ
7a 突部
8 作動軸
9 ナット
10 回転体(ボール)
11 コイルスプリング
12 ベアリング
13 第1歯車
14 回転軸
15 第2歯車
16 第3歯車
17 第4歯車
18 第5歯車
19 第6歯車
20 従動板
21 バネ
22 固定板
23 円弧状孔
24 拡頭付ピン
25 溝部
26 円孔
27 ラチェット爪
28 ラチェット爪
30 孔
31 モータ支持プレート31
S1 第1軸
S2 第2軸
H ハウジング
M 電動モ−タ
Claims (4)
- 【請求項1】電動モータと、摩擦部材をロータに押圧す
るピストンとの間に、電動モータの駆動力を受けて回転
すると共に第1のネジ部を備えた作動軸と、前記第1の
ネジ部と嵌め合い作動軸の回転力をロータの軸方向の力
に変換する第2のネジ部とによって摩擦部材のロータへ
の押圧及び押圧を開放する力伝達変換機構と、制動状態
を保持する制動力保持機構とを備える電動ブレーキ装置
において、 前記制動力保持機構は、電動モータの非作動時には作動
軸の制動力回転方向の回転を阻止する共に、電動モータ
の制動力開放方向への回転時には、その回転力によって
一方の部材をロータ軸方向へ移動して作動軸の制動力開
放方向の回転を許容する凹凸係合部を有することを特徴
とする電動ブレーキ装置。 - 【請求項2】前記制動力保持機構は、電動モータの駆動
力を伝える軸に対して回転可能な可動歯車と、該可動歯
車に対向し同軸に対して回転不能且つ摺動自在な従動板
と、前記可動歯車と従動板とを連結するピンと、該従動
板に対向し回転不能に配置した固定板とからなり、更
に、従動板と固定板の対向する面に互いに係合・離脱す
る前記凹凸係合部が設けられ、電動モータの停止時に
は、前記凹凸係合部が係合することを特徴とする請求項
1記載の電動ブレーキ。 - 【請求項3】前記可動歯車の円周方向には、数個の円弧
状孔を設け、その円弧状孔の周辺部に円周方向に向かっ
て漸次深さが異なるように傾斜した溝部を形成し、ま
た、前記可動歯車に対向して配置された従動板は、同軸
に対して回転不能且つ摺動自在に嵌合し、また、従動板
に対向して固定板を配置し、さらに、前記可動歯車の円
弧状孔を貫通して拡頭付ピンを配置し、その拡頭部分を
前記溝部に配置する共に、その脚部を従動板に固定し、
また、可動歯車と従動板間にバネを介在させて、従動板
を前記固定板に向けて付勢したことを特徴とする請求項
2に記載の電動ブレーキ。 - 【請求項4】前記可動歯車側面の前記円弧状孔の周辺部
に、円周方向にしたがい漸次高さが高くなるように縁部
を形成し、また、前記凹凸係合部の一方を円周方向にし
たがい漸次高さが高くなるように形成したラチェット爪
としたことを特徴とする請求項3に記載の電動ブレー
キ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002111610A JP2003307240A (ja) | 2002-04-15 | 2002-04-15 | 電動ブレーキ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002111610A JP2003307240A (ja) | 2002-04-15 | 2002-04-15 | 電動ブレーキ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003307240A true JP2003307240A (ja) | 2003-10-31 |
Family
ID=29394353
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002111610A Withdrawn JP2003307240A (ja) | 2002-04-15 | 2002-04-15 | 電動ブレーキ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003307240A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010087101A1 (ja) * | 2009-01-28 | 2010-08-05 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | ディスクブレーキ |
DE112012001273T5 (de) | 2011-03-17 | 2013-12-19 | Akebono Brake Industry Co., Ltd. | Elektrische Bremse mit Parkmechanismus |
-
2002
- 2002-04-15 JP JP2002111610A patent/JP2003307240A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010087101A1 (ja) * | 2009-01-28 | 2010-08-05 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | ディスクブレーキ |
DE112012001273T5 (de) | 2011-03-17 | 2013-12-19 | Akebono Brake Industry Co., Ltd. | Elektrische Bremse mit Parkmechanismus |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050705 |