JP2003306739A - 超硬合金及びその超硬合金を用いた工具 - Google Patents
超硬合金及びその超硬合金を用いた工具Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 超硬合金に金属元素を添加し、耐熱化と強靭
化をはかり、昨今の切削加工の高速化、高能率化に充分
対処し得る超硬合金を提供する。 【解決手段】 添加物としてRuが含まれる超硬合金で
あって、該超硬合金の鏡面研摩した表面上をX線マイク
ロアナライザーを用いて、ビーム径が1.5μm以下の
ビームを走査させることによって得られるライン分析の
チャートで、超硬合金中のCoの濃度のゆらぎを示す凹
凸と、該Ruの濃度のゆらぎを示す凹凸が、90%以上
の個所において一致していることを特徴とする超硬合金
であり、更には、その超硬合金を基体とし、該超硬合金
の表面の一部又は全部に硬質物質を被覆したものを少な
くとも一部分に用いたことを特徴とする工具である。
化をはかり、昨今の切削加工の高速化、高能率化に充分
対処し得る超硬合金を提供する。 【解決手段】 添加物としてRuが含まれる超硬合金で
あって、該超硬合金の鏡面研摩した表面上をX線マイク
ロアナライザーを用いて、ビーム径が1.5μm以下の
ビームを走査させることによって得られるライン分析の
チャートで、超硬合金中のCoの濃度のゆらぎを示す凹
凸と、該Ruの濃度のゆらぎを示す凹凸が、90%以上
の個所において一致していることを特徴とする超硬合金
であり、更には、その超硬合金を基体とし、該超硬合金
の表面の一部又は全部に硬質物質を被覆したものを少な
くとも一部分に用いたことを特徴とする工具である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、靭性と耐熱性に優
れた切削加工用に供せられる超硬合金及びその超硬合金
を用いた工具に関する。
れた切削加工用に供せられる超硬合金及びその超硬合金
を用いた工具に関する。
【0002】
【従来の技術】切削加工の高速化、高能率化に伴い、作
業点を担う超硬材料にとっては益々過酷な環境下に置か
れることになる。そのため超硬材料をより耐熱性のある
ものより靭性のあるもの、より強度のあるものへの努力
が払われてきた。そのうちのひとつの流れが金属結合相
の役目を担うCoの耐熱化と強靭化であり、固溶強化と
分散強化がその手法である。具体的にはNi、Cr、M
o、Fe、Ta、Zrなどを添加することが行われてき
た。そこで、発明者らは上記の金属元素すなわちNi、
Cr、Mo、Fe、Ta、Zr以外の金属元素で本発明
の課題解決に寄与可能なものを求めて種々検討を重ねた
結果、Ruにたどり着いたのである。Ruについては、
特開平05−295545号広報にはダイヤ被覆用の超
硬基体に用いた例、特表2001−515963号公報
にはにプリント基板の穴加工用に用いた例、特表平11
−502260号公報には耐蝕性を高めたサーメットの
例がある。
業点を担う超硬材料にとっては益々過酷な環境下に置か
れることになる。そのため超硬材料をより耐熱性のある
ものより靭性のあるもの、より強度のあるものへの努力
が払われてきた。そのうちのひとつの流れが金属結合相
の役目を担うCoの耐熱化と強靭化であり、固溶強化と
分散強化がその手法である。具体的にはNi、Cr、M
o、Fe、Ta、Zrなどを添加することが行われてき
た。そこで、発明者らは上記の金属元素すなわちNi、
Cr、Mo、Fe、Ta、Zr以外の金属元素で本発明
の課題解決に寄与可能なものを求めて種々検討を重ねた
結果、Ruにたどり着いたのである。Ruについては、
特開平05−295545号広報にはダイヤ被覆用の超
硬基体に用いた例、特表2001−515963号公報
にはにプリント基板の穴加工用に用いた例、特表平11
−502260号公報には耐蝕性を高めたサーメットの
例がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の金属元素の添加は耐熱化と強靭化で十分な効果は得ら
れていないのが現状である。また、それ以外の金属元素
で期待する効果が得られた例も見当たらない。そのため
昨今の切削加工の高速化、高能率化の充分対処し得ない
などの課題があったのである。
の金属元素の添加は耐熱化と強靭化で十分な効果は得ら
れていないのが現状である。また、それ以外の金属元素
で期待する効果が得られた例も見当たらない。そのため
昨今の切削加工の高速化、高能率化の充分対処し得ない
などの課題があったのである。
【0004】
【課題を解決するための手段】しかしながら、本発明者
らが追試検証の目的で詳細な検討を加えたところ、Ru
がCoとの金属間化合物を形成したり、Ruが何らかの
化合物を形成したりすればその効果を充分に発揮するこ
とが出来ないことが明らかになった。それを検証するひ
とつの手段がXMAによるライン分析である。すなわ
ち、Ruが耐熱性と強靭性に充分寄与する場合はビーム
径を1.5μm以下、例えば、1.0μmのビームで鏡
面研摩した材料上を走査した分析チャートでCoとRu
がほぼ90%以上の割合で同調した変化を示す。すなわ
ち、Coの山にはRuの山が、Coの谷にはRuの谷が
それぞれほぼ一致するのである。この場合CoとWの動
きは逆になりCoの山にはWの谷が、またCoの谷には
Wの山がくるのである。上記のように、本発明は、添加
物としてRuが含まれる超硬合金であって、該超硬合金
の鏡面研摩した表面上をX線マイクロアナライザーを用
いて、ビーム径が1.5μm以下のビームを走査させる
ことによって得られるライン分析のチャートで、超硬合
金中のCoの濃度のゆらぎを示す凹凸と、該Ruの濃度
のゆらぎを示す凹凸が、90%以上の個所において一致
していることを特徴とする超硬合金であり、その超硬合
金を用いた超硬合金製工具であり、更には、その超硬合
金を基体とし、該超硬合金の表面の一部又は全部に硬質
物質を被覆したものを少なくとも一部分に用いたことを
特徴とする超硬合金製工具である。
らが追試検証の目的で詳細な検討を加えたところ、Ru
がCoとの金属間化合物を形成したり、Ruが何らかの
化合物を形成したりすればその効果を充分に発揮するこ
とが出来ないことが明らかになった。それを検証するひ
とつの手段がXMAによるライン分析である。すなわ
ち、Ruが耐熱性と強靭性に充分寄与する場合はビーム
径を1.5μm以下、例えば、1.0μmのビームで鏡
面研摩した材料上を走査した分析チャートでCoとRu
がほぼ90%以上の割合で同調した変化を示す。すなわ
ち、Coの山にはRuの山が、Coの谷にはRuの谷が
それぞれほぼ一致するのである。この場合CoとWの動
きは逆になりCoの山にはWの谷が、またCoの谷には
Wの山がくるのである。上記のように、本発明は、添加
物としてRuが含まれる超硬合金であって、該超硬合金
の鏡面研摩した表面上をX線マイクロアナライザーを用
いて、ビーム径が1.5μm以下のビームを走査させる
ことによって得られるライン分析のチャートで、超硬合
金中のCoの濃度のゆらぎを示す凹凸と、該Ruの濃度
のゆらぎを示す凹凸が、90%以上の個所において一致
していることを特徴とする超硬合金であり、その超硬合
金を用いた超硬合金製工具であり、更には、その超硬合
金を基体とし、該超硬合金の表面の一部又は全部に硬質
物質を被覆したものを少なくとも一部分に用いたことを
特徴とする超硬合金製工具である。
【0005】実際のところ、本発明の利用分野において
はRuは馴染みの少ない元素で、基礎的なデータが根本
的に少ないのが実情である。そのためチャート紙上でR
uがこのような挙動を示すとなぜ耐熱性と強靭性が飛躍
的に向上するかについて未だ充分な説明が困難ではある
が、本発明者らの検討結果では現在のところ、少なくと
もチャート紙上でRuがこのような挙動を示すとRuが
Coとの金属間化合物を形成したり、Ruが何らかの化
合物を形成したりすることは観察されなかった。このこ
とが耐熱性と強靭性を飛躍的に向上させるポイントと目
下推測している。
はRuは馴染みの少ない元素で、基礎的なデータが根本
的に少ないのが実情である。そのためチャート紙上でR
uがこのような挙動を示すとなぜ耐熱性と強靭性が飛躍
的に向上するかについて未だ充分な説明が困難ではある
が、本発明者らの検討結果では現在のところ、少なくと
もチャート紙上でRuがこのような挙動を示すとRuが
Coとの金属間化合物を形成したり、Ruが何らかの化
合物を形成したりすることは観察されなかった。このこ
とが耐熱性と強靭性を飛躍的に向上させるポイントと目
下推測している。
【0006】XMAの測定条件を適正に選び、適当な距
離を走査させると各元素の山谷が明瞭に判別できる分析
チャートが得られるが、Coの山谷とRuの山谷がその
数において70%以上より好ましくは90%以上一致す
る場合に良好な耐熱性と靭性が得られるのである。70
%未満では充分な耐熱性と強靭性が得られない。90%
以上では飛躍的な向上が認められる。Ruの含有量はC
oに対して重量比で0.01以上0.1以下とする。そ
の理由は0.01未満ではその効果が不明で、0.01
を超えると耐熱性と硬さが低下し本発明の趣旨に反す
る。上記の超硬合金の表面に物理蒸着(以下、PVDと
記す。)や化学蒸着(以下、CVDと記す。)等の手段
でTi化合物、Cr化合物やAl化合物等の硬質物質を
被覆すると、切削加工用に飛躍的な向上が認められるの
である。勿論その場合、少なくとも切削加工の作業点と
その周辺に用いるのが基本であって、耐熱性と強靭性の
向上効果が、切削加工の向上効果に如実に現れるのであ
る。工具形態はソリッドエンドミル、ソリッドドリル、
刃先交換型の工具のインサート等である。
離を走査させると各元素の山谷が明瞭に判別できる分析
チャートが得られるが、Coの山谷とRuの山谷がその
数において70%以上より好ましくは90%以上一致す
る場合に良好な耐熱性と靭性が得られるのである。70
%未満では充分な耐熱性と強靭性が得られない。90%
以上では飛躍的な向上が認められる。Ruの含有量はC
oに対して重量比で0.01以上0.1以下とする。そ
の理由は0.01未満ではその効果が不明で、0.01
を超えると耐熱性と硬さが低下し本発明の趣旨に反す
る。上記の超硬合金の表面に物理蒸着(以下、PVDと
記す。)や化学蒸着(以下、CVDと記す。)等の手段
でTi化合物、Cr化合物やAl化合物等の硬質物質を
被覆すると、切削加工用に飛躍的な向上が認められるの
である。勿論その場合、少なくとも切削加工の作業点と
その周辺に用いるのが基本であって、耐熱性と強靭性の
向上効果が、切削加工の向上効果に如実に現れるのであ
る。工具形態はソリッドエンドミル、ソリッドドリル、
刃先交換型の工具のインサート等である。
【0007】
【発明の実施の形態】表1に示す比率で各原料粉末を秤
量し、成形バインダーを1重量%加え、アトライターを
用いてアルコール中で3時間混合した。混合後スプレー
ドライヤで造粒乾燥後各目的に応じた形状にプレス成形
し、炉内に装入し焼結した。該焼結体をJIS規格に基
づいて抗折力と硬さを測定した。硬さ測定に供した試料
をさらに鏡面研摩してXMAによるライン分析を実施し
てCoとRuの分析チャートの一致度を求めた。Coの
山の谷のピークを合計20以上となるように充分分析距
離を取り、そのなかでRuの山と谷の一致するピークの
割合を求めた。またビッカース硬さ計を用いて試料表面
に圧痕を形成し、その四隅から生じるクラックの長さか
ら破壊靭性値K1Cを求めた。次に、別途ソリッドエン
ドミル、ソリッドドリル、旋削用チップを製作し、一部
は被覆処理を行って、切削テストを実施した。
量し、成形バインダーを1重量%加え、アトライターを
用いてアルコール中で3時間混合した。混合後スプレー
ドライヤで造粒乾燥後各目的に応じた形状にプレス成形
し、炉内に装入し焼結した。該焼結体をJIS規格に基
づいて抗折力と硬さを測定した。硬さ測定に供した試料
をさらに鏡面研摩してXMAによるライン分析を実施し
てCoとRuの分析チャートの一致度を求めた。Coの
山の谷のピークを合計20以上となるように充分分析距
離を取り、そのなかでRuの山と谷の一致するピークの
割合を求めた。またビッカース硬さ計を用いて試料表面
に圧痕を形成し、その四隅から生じるクラックの長さか
ら破壊靭性値K1Cを求めた。次に、別途ソリッドエン
ドミル、ソリッドドリル、旋削用チップを製作し、一部
は被覆処理を行って、切削テストを実施した。
【0008】
【表1】
【0009】切削テストの条件は、ソリッドエンドミル
の被覆なしは、6枚刃、φ8を用いて、被削材SKD6
1(HRC52)、切削速度100m/min、1刃当
たりの送り量0.07mm/刃、軸方向切り込み量Ad
8mm×半径方向切り込み量Rd0.4mm、切削長4
0mで行い、同被覆の例は、同仕様のエンドミルを、被
削材SKD61(HRC52)、切削速度400m/m
in、1刃当たりの送り量0.07mm/刃、軸方向切
り込み量Ad8mm×半径方向切り込み量Rd0.4m
m、切削長400mで実施した。ソリッドドリルの被覆
無しは、φ8を用いて、被削材SCM440(HB30
0)、切削速度60m/min、送り量0.2mm/回
転、止まり穴、穴深さ24mm、20穴を加工し、同被
覆の例は、φ8を用いて、被削材SCM440(HB3
00)、切削速度60m/min、送り量0.2mm/
回転、止まり穴、穴深さ24mm、1300穴を加工し
た。旋削用チップは、スローアウエィインサートCNM
G120404、被削材S53C、切削速度180m/
min、送り量0.3mm/回転、切り込み量2.0m
m、切削時間50分で実施した。
の被覆なしは、6枚刃、φ8を用いて、被削材SKD6
1(HRC52)、切削速度100m/min、1刃当
たりの送り量0.07mm/刃、軸方向切り込み量Ad
8mm×半径方向切り込み量Rd0.4mm、切削長4
0mで行い、同被覆の例は、同仕様のエンドミルを、被
削材SKD61(HRC52)、切削速度400m/m
in、1刃当たりの送り量0.07mm/刃、軸方向切
り込み量Ad8mm×半径方向切り込み量Rd0.4m
m、切削長400mで実施した。ソリッドドリルの被覆
無しは、φ8を用いて、被削材SCM440(HB30
0)、切削速度60m/min、送り量0.2mm/回
転、止まり穴、穴深さ24mm、20穴を加工し、同被
覆の例は、φ8を用いて、被削材SCM440(HB3
00)、切削速度60m/min、送り量0.2mm/
回転、止まり穴、穴深さ24mm、1300穴を加工し
た。旋削用チップは、スローアウエィインサートCNM
G120404、被削材S53C、切削速度180m/
min、送り量0.3mm/回転、切り込み量2.0m
m、切削時間50分で実施した。
【0010】表1より、CoとRuの凹凸一致率が本発
明例1〜4では、硬さ、抗折力とも優れているが、凹凸
一致率の低い比較例6、7では、抗折力が著しく低下す
る。次に、本発明例1及び3のエンドミルによる切削試
験では、切削長40mを削れたが、比較例5及び7では
チッビングを生じ初期に寿命となった。更に、被覆を行
った本発明例8〜11では、エンドミル、ドリル、旋削
とも良好な結果が得られたが、比較例12〜14では、
所定の切削長を削れず、寿命となった。
明例1〜4では、硬さ、抗折力とも優れているが、凹凸
一致率の低い比較例6、7では、抗折力が著しく低下す
る。次に、本発明例1及び3のエンドミルによる切削試
験では、切削長40mを削れたが、比較例5及び7では
チッビングを生じ初期に寿命となった。更に、被覆を行
った本発明例8〜11では、エンドミル、ドリル、旋削
とも良好な結果が得られたが、比較例12〜14では、
所定の切削長を削れず、寿命となった。
【0011】
【発明の効果】上記説明したように、Ruを添加し、C
oとの凹凸を一致させることにより、本発明は優れた硬
さ、強度を示し、エンドミル、ドリル、旋削用に優れた
切削性能を示した。
oとの凹凸を一致させることにより、本発明は優れた硬
さ、強度を示し、エンドミル、ドリル、旋削用に優れた
切削性能を示した。
Claims (5)
- 【請求項1】 添加物としてRuが含まれる超硬合金で
あって、該超硬合金の鏡面研摩した表面上をX線マイク
ロアナライザーを用いて、ビーム径が1.5μm以下の
ビームを走査させることによって得られるライン分析の
チャートで、超硬合金中のCoの濃度のゆらぎを示す凹
凸と、該Ruの濃度のゆらぎを示す凹凸が、90%以上
の個所において一致していることを特徴とする超硬合
金。 - 【請求項2】 添加物としてRuが含まれる超硬合金で
あって、該超硬合金の鏡面研摩した表面上をXMAを用
いてビーム径が1.5μm以下のビームを走査させるこ
とによって得られるライン分析のチャートで、該超硬合
金中のCoの濃度のゆらぎを示す凹凸と、該Ruの濃度
のゆらぎを示す凹凸が90%以上の個所において一致し
ているRuを含んだ超硬合金を基体とし、該超硬合金の
表面の一部又は全部に硬質物質を被覆したものを少なく
とも一部分に用いたことを特徴とする工具。 - 【請求項3】 添加物としてRuが含まれる超硬合金で
あって、該超硬合金の鏡面研摩した表面上をXMAを用
いてビーム径が1.5μm以下のビームを走査させるこ
とによって得られるライン分析のチャートで、該超硬合
金中のCoの濃度のゆらぎを示す凹凸と、該Ruの濃度
のゆらぎを示す凹凸が90%以上の個所において一致し
ているRuを含んだ超硬合金を少なくとも一部分に用い
たことを特徴とする工具。 - 【請求項4】 請求項1乃至3に記載の超硬合金製工具
において、該工具がエンドミル、ドリルなどの回転工具
又は旋削工具であることを特徴とする工具。 - 【請求項5】 請求項1乃至4記載の超硬合金製工具に
おいて、該超硬合金はRu含有量がCoに対して重量比
で0.01以上0.1以下であることを特徴とする超硬
合金及びその超硬合金を用いた工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002117464A JP2003306739A (ja) | 2002-04-19 | 2002-04-19 | 超硬合金及びその超硬合金を用いた工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002117464A JP2003306739A (ja) | 2002-04-19 | 2002-04-19 | 超硬合金及びその超硬合金を用いた工具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003306739A true JP2003306739A (ja) | 2003-10-31 |
Family
ID=29397223
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002117464A Withdrawn JP2003306739A (ja) | 2002-04-19 | 2002-04-19 | 超硬合金及びその超硬合金を用いた工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003306739A (ja) |
Cited By (18)
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---|---|---|---|---|
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CN113145849A (zh) * | 2021-04-29 | 2021-07-23 | 重庆派斯克刀具制造股份有限公司 | 一种双刃刨刀坯件的成型方法 |
-
2002
- 2002-04-19 JP JP2002117464A patent/JP2003306739A/ja not_active Withdrawn
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