JP2003305058A - 歯科用光重合型コンポジットレジン用光照射装置 - Google Patents

歯科用光重合型コンポジットレジン用光照射装置

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JP2003305058A JP2003028317A JP2003028317A JP2003305058A JP 2003305058 A JP2003305058 A JP 2003305058A JP 2003028317 A JP2003028317 A JP 2003028317A JP 2003028317 A JP2003028317 A JP 2003028317A JP 2003305058 A JP2003305058 A JP 2003305058A
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愛一 小林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光重合触媒としてカンファーキノンと3級ア
ミンとの組合わせを用いた歯科用光重合型コンポジット
レジンを効率良く完全に重合硬化させることができるば
かりでなく、新たに開発された光重合開始剤としてアシ
ルフォスフィンオキサイドを用いた歯科用光重合型コン
ポジットレジンも重合硬化させることができる多用途型
の歯科用光重合型コンポジットレジン用光照射装置を提
供する。 【解決手段】 歯科用光重合型コンポジットレジン用光
照射装置に、光源として発光波長が450nm以上49
0nm以下の波長にピークを有する青色光線放射LED
5と、発光波長が370nm以上410nm未満の波長
にピークを有する近紫外線及び/又は紫色光線放射LE
D6との2種類のLEDとを配備し、少なくともこれら
2種類のLED5,6を同時に点灯させるためと近紫外
線及び/又は紫色光線放射LED6のみを点灯させるた
めとの切換えスイッチ7を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯科治療に用いら
れる歯科用光重合型コンポジットレジンの光重合触媒の
特性に合わせて選択された特定の波長の照射光を照射す
ることにより照射対象である歯科用光重合型コンポジッ
トレジンを良好に重合硬化させることができる歯科用光
重合型コンポジットレジン用光照射装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】歯科用光重合型コンポジットレジンは、
近年における性能の向上などと相俟って、天然歯との違
和感のない形態の付与の容易さ(操作性)や天然歯に近
い色調が得られること(審美性)に優れるなどの点か
ら、臨床家の間で大きな需要を獲得してきている。この
ような需要の高まりは、歯科用光重合型コンポジットレ
ジンそのものの高性能化をもたらすばかりでなく、この
材料を用いるための周辺機器の発達をも促してきてい
る。
【0003】これまでは、患者の口腔内の歯牙に充填さ
れた歯科用光重合型コンポジットレジンを重合硬化させ
るための光照射装置として、外形が恰もヘアドライヤー
のような形状をしておりその内部に光源であるハロゲン
ランプ又はキセノンランプが収納され、対象となる歯牙
に充填されている歯科用光重合型コンポジットレジンに
照射する光を導くために透明な素材で形成されている円
柱状のライトガイド(一般的にはグラスファイバーを束
ねたものが用いられている)がその先端に装着できるよ
うにしたものが用いられてきている。
【0004】従来の光照射装置が、このような構成とな
らざるを得なかったのは次のような理由による。先ず、
歯科用光重合型コンポジットレジンを重合硬化させるた
めの必要十分な光を得られる光源としては、ハロゲンラ
ンプやキセノンランプが最も適当であったことである。
しかし、これらの光源はその点灯時に大量の熱も合わせ
て発生させてしまうので、冷却させなければランプ自身
の寿命ばかりでなく装置自体も損傷させてしまうことに
なる。
【0005】従って、冷却用ファンを用いた送風による
光源の冷却機構が必須であるから光照射装置は或る大き
さ以下にはなり得ないし、当然のことながら消費電力が
大きいから電線を用いての電気の供給を受けざるを得な
いという制約条件があり、加えてこの光源の大きな消費
電力を賄うために大きなトランスが必要となるなど、目
的とする機能を備えさせるためには周辺機能パーツの収
納や配置をも考慮しなければならなかったのである。
【0006】これ故に、ハロゲンランプやキセノンラン
プを光源として用いた光照射装置では、その使い勝手を
向上させるために装置を小型化することや、騒音を発す
る冷却用ファンを不要にすることでこの騒音による苦痛
を患者に与えることを無くすことや、更にコードレス化
して光源に電気を供給する電線による治療作業への弊害
を無くすことや、ライトガイドの長さを自由に選択する
ことを可能とすること(ライトガイドの長さが短いと熱
風となった冷却用の風が患者の顔面に直接吹きつけられ
てしまう虞があるため、或る一定の長さ(距離)が確保
されていなければならない)ができないため、軽量で操
作性に優れた光照射装置となすことが機構的にも不可能
な状況になっていたのである。
【0007】ところで、現在多用されている歯科用光重
合型コンポジットレジンを光重合させるためには、光重
合触媒としてカンファーキノンと3級アミンとの組合わ
せが最も多く用いられている。そして、このカンファー
キノンの特性が多くの研究者の研究努力の成果として明
らかになった。即ち、カンファーキノンが感応する光波
長域が470nmをピークとしてその前後20〜30n
mの範囲の光を最も効率良く吸収することが判ったので
ある。そしてこの波長域は可視光であり、しかも青色の
領域の光である。
【0008】一方、光源として用いられている例えばハ
ロゲンランプは350〜800nmの広範囲な光波長域
の光を発光しているので、この光の中から歯科用光重合
型コンポジットレジンの光重合に必要な波長の光を波長
選択フィルターを介在させることで取り出し利用してい
たのである。この時、この波長選択フィルターの使用に
よりその光の強度(明るさ)は約1/10程度に減衰し
てしまうとも言われている。そして、このハロゲンラン
プは通常の使用でも光量の低下が著しい(約25時間で
60〜70%となってしまう)ばかりでなく、寿命がそ
れほど長い(約50時間とされている)とは言えない。
更に、その点灯時には大きな負荷となる過渡電流が流れ
るために点滅に弱い、即ち、ランプが点滅する都度、自
らの寿命を縮めてしまうという欠点もある。これ故に、
歯科用光重合型コンポジットレジンに完全な光重合を行
わせるためにはランプ寿命や使用状態に常に留意してい
なければならなかったのである。
【0009】ところが、平成6,7年ころから青色の光
を発するLEDが開発されたことを受けて、このLED
を光照射装置に組み込んで使用するための様々な工夫や
提案がなされてきている。その代表的な例としてピーク
発光波長が430〜480nmの範囲にある複数の発光
ダイオードと、これら発光ダイオードの光を集光する光
学系手段と、この光学系手段で集光された光を出力する
光照射手段とによって構成した「光重合型レジン硬化用
光源装置」(例えば、特許文献1参照。)があり、学会
における研究文献(例えば、非特許文献1参照。)とし
ても発表されている。
【0010】これらの研究文献等を受け、更にLEDの
性能の高まりにより、実際に高輝度青色LEDを用いた
光照射装置が製品として国内外の各社から販売され、実
際の臨床の場でも使用されるようになってきている。こ
れらの製品のカタログには、前述したような光源がラン
プであるが故に解決できなかった技術的課題を一掃した
ことが謳われている。つまり、小型軽量であり、コード
レスであり、消費電力が少なく、静音であり、そして光
源の寿命が半永久的であるなどの利点である。このよう
に歯科用光重合型コンポジットレジンを光重合させるた
めの光照射装置は急速な進歩発展を遂げてきている。
【0011】
【特許文献1】特許第2976522号公報
【非特許文献1】日本歯科保存学会雑誌第39巻第1
号,藤林ら,「青色発光ダイオードを応用した照射器に
関する研究」
【0012】その一方で、光重合される歯科用光重合型
コンポジットレジンは、全く変わっていないのである。
つまり、光重合用の触媒としてはカンファーキノンと3
級アミンとの組合わせがそのまま採用され続けているの
である。ところがこのカンファーキノンには、その特有
の性質として、その色調が黄色である(健全な天然歯は
黄色みがかっているから好ましい)ものの、光照射によ
り重合硬化後はその黄色みが薄まってしまい、加えて経
時的な変化として更に残った黄色みも薄まってゆくこと
が挙げられる。従って、審美歯科の観点から苦労して色
合わせを行っても、重合硬化した段階で既に色が違って
しまうという欠点がある。
【0013】また、3級アミンとの組合わせで用いられ
ているため、材料の保存性があまり良くない(未使用の
歯科用光重合型コンポジットレジンが経時変化により変
質してしまう虞がある)というような欠点もある。この
ような欠点に対応するために、新たな光重合開始助剤に
よる歯科用光重合型コンポジットレジンの開発・研究が
待たれていた。
【0014】ところで、前述した光源として高輝度青色
LEDを搭載した光照射装置を使用している臨床家から
は、別な不満の声が上がっている。それは、以前のハロ
ゲンランプによる光重合に比べ、高輝度青色LEDによ
る光重合は歯科用光重合型コンポジットレジンの硬化深
度(重合硬化が十分に行われた表面からの深さ)が浅く
未重合部分が多くて、維持という観点から歯牙に対する
補綴物としての信頼性に欠けるということである。つま
り、治療後短期間で歯牙から脱落してしまう現象が多発
しているのである。
【0015】また、前述したカンファーキノンの褪色
(本来持つ黄色が褪せてしまう)に対応するため、近年
光重合開始剤として光重合開始助剤を必要としないアシ
ルフォスフィンオキサイド[商品名:ルシリンTPO
(BASF社製)等がある]を用いた歯科用光重合型コ
ンポジットレジンが開発され、この光重合開始剤は無色
透明であるため審美的な色合わせが容易(レジンの本来
の色のみでの測色が可能であり、褪色がない)になるか
ら、イメージ通りの色に仕上がることになる。そして、
この光重合開始剤は、感応する光波長域が470nmを
ピークとしたカンファーキノンとは異なり、感応する光
波長域が380nmをピークとしている材料である。
【0016】しかしながら、現在市販されているLED
を光源として使用している歯科用光重合型コンポジット
レジン用光照射装置は全て、カンファーキノンにのみに
対応する目的で設計されているので、発光波長として4
50〜490nmにピークのある青色光線放射LEDの
みを使用しているため、前述したような歯科用光重合型
コンポジットレジンの硬化深度が浅く未重合部分が多い
という欠点や、近年新たに開発された光重合開始剤とし
てアシルフォスフィンオキサイドを用いた歯科用光重合
型コンポジットレジンには使用できないという欠点を解
消できないのである。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来の
歯科用光重合型コンポジットレジン用光照射装置が有す
る欠点を解消し、光重合触媒としてカンファーキノンと
3級アミンとの組合わせを用いた歯科用光重合型コンポ
ジットレジンを光照射により効率良く完全に重合硬化さ
せることができるばかりでなく、新たに開発された光重
合開始剤としてアシルフォスフィンオキサイドを用いた
歯科用光重合型コンポジットレジンも光照射により重合
硬化させることができる多用途型の歯科用光重合型コン
ポジットレジン用光照射装置を提供することを課題とす
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記課題を
解決すべく鋭意研究の結果、光重合触媒としてカンファ
ーキノンと3級アミンとの組合わせを用いた歯科用光重
合型コンポジットレジンに未重合部分が残ってしまう現
象が発生するのは、カンファーキノンの感応する光波長
域が470nmをピークとしてその前後20〜30nm
のみに対応した高輝度青色LEDのみを用いていること
に由来しているのではないかと推測し、他の波長域の光
を発する様々なLEDを組み合わせて硬化深度がどのよ
うになるかの確認実験を行った処、発光波長として37
0nm以上410nm未満の波長にピークを有する近紫
外線及び/又は紫色光線放射LEDと組み合わせると非
常に好ましい結果を得ることができ、且つこの近紫外線
及び/又は紫色光線放射LEDから発光される光は新た
に開発された光重合開始剤としてアシルフォスフィンオ
キサイドを用いた歯科用光重合型コンポジットレジンを
光照射により重合硬化させるのにも応用できることを究
明して本発明を完成したのである。
【0019】即ち本発明は、光源として、発光波長が4
50nm以上490nm以下の波長にピークを有する青
色光線放射LEDと、発光波長が370nm以上410
nm未満の波長にピークを有する近紫外線及び/又は紫
色光線放射LEDとの2種類のLEDとが配備されてお
り、少なくともこれら2種類のLEDを同時に点灯させ
るためと近紫外線及び/又は紫色光線放射LEDのみを
点灯させるためとの切換えスイッチが設けられているこ
とを特徴とする歯科用光重合型コンポジットレジン用光
照射装置である。
【0020】また、このような歯科用光重合型レジン用
光照射装置において、光線放射LEDの点灯時間を複数
の予め設定された時間から選択するスイッチ及び/又は
任意の時間に設定可能な時間設定スイッチが設けられて
いれば、複数のメーカーが各々販売する歯科用光重合型
コンポジットレジンの光照射の指定時間に予め合わせて
光を照射することが可能になるから手間を軽減できたり
歯科用光重合型コンポジットレジンの使用量に合わせて
照射時間を設定できて好ましいことも究明したのであ
る。
【0021】また、このような歯科用光重合型レジン用
光照射装置において、特定波長以下の紫外線を遮断する
ためのフィルターが光線放射LEDと光照射口との間に
配備されていれば、発ガン作用があるから人体に有害と
されている不都合な短波長の紫外線を効果的且つ確実に
除去できて好ましいことも究明したのである。
【0022】更に、このような歯科用光重合型レジン用
光照射装置において、青色光線放射LEDと近紫外線及
び/又は紫色光線放射LEDとの出力の比が9対1〜5
対5であることが、光重合開始剤としてアシルフォスフ
ィンオキサイドを用いた歯科用光重合型コンポジットレ
ジンのみならず、カンファーキノンと3級アミンの組合
わせを用いた歯科用光重合型コンポジットレジンを光照
射により重合硬化させる際に未重合部分が残ってしまう
という不都合を解消して完全な重合硬化物を得ると共に
光の照射時間も短くて済むようになるので好ましい。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明に係る歯
科用光重合型コンポジットレジン用光照射装置の実施例
について詳細に説明するが、本発明は以下の実施の形態
によって限定されるものではない。
【0024】図1は本発明に係る歯科用光重合型コンポ
ジットレジン用光照射装置の1実施例の構成を説明する
断面説明図、図2は図1に示した本発明に係る歯科用光
重合型コンポジットレジン用光照射装置を充電用スタン
ドに載置した状態を示す斜視説明図、図3は本発明に係
る歯科用光重合型コンポジットレジン用光照射装置の電
気回路の概略構成を説明するブロック回路図、図4は本
発明に係る歯科用光重合型コンポジットレジン用光照射
装置に用いられるLEDの発光スペクトル特性を説明す
るスペクトル特性説明図である。
【0025】図面中、1は、人が手で把持し易いように
先端部1aが先細りのテーパ状でその最大径が約35〜
45mm程度の略円柱状の光照射器本体である。この光
照射器本体1は、使用者に重さによる負担を強いること
がないように軽量化するため、全体が樹脂で成形されて
いても、重心位置によるバランスやデザインの都合から
軽量合金で形成されていてもよい。
【0026】2は、その後端部が光照射器本体1の先端
部1aのほぼ中央に穿設されている光照射口である挿入
孔に挿入される、光伝送損失のほとんどないグラス製光
ファイバー又はプラスチック製光ファイバーなどの光透
過製ファイバーを束ねて一体となしたライトガイドであ
る。そしてこのライトガイド2の先端側は口腔内の歯牙
3に補綴物として充填されている歯科用光重合型コンポ
ジットレジン3aに光を照射し易くするため、図示して
あるように若干湾曲されていることが好ましい。また、
口腔内の照射対象となる歯牙3の部位に合わせて長さの
違うライトガイド2が複数本用意されていると、使用者
にとって使い勝手が向上するので好ましい。
【0027】4は、光照射器本体1内に収納されている
制御回路である。この制御回路4は、図1に示すように
基本的には光照射器本体1の後端に配備されているメイ
ンスイッチ4aによりON/OFF制御が行われる。ま
た、後述する各スイッチの操作・設定を受けてこの制御
回路4が、後述する光線放射LED5,6の点灯時間を
制御したりその設定された点灯時間を表示したりするこ
とを行うようにされており、この他、制御回路4内に予
め光照射器本体1内に内蔵されている後述するバッテリ
ー9の電力の残量を示すような回路を組み込んでおいて
もよいことは言うまでもない。
【0028】5は、光照射器本体1内に収納されていて
その軸心近傍にまとめて5〜9個程度配備されている発
光波長が450nm以上490nm以下の波長にピーク
を有する青色光線放射LEDであり、現在の市場におい
て広く使用されている高輝度光線放射LEDの使用が好
ましい。
【0029】6は、上記青色光線放射LED5の周囲に
位置して4〜10個程度配備されている発光波長が37
0nm以上410nm未満の波長にピークを有する近紫
外線及び/又は紫色光線放射LEDであり、冷蔵庫やエ
アコンなどに配備された光触媒を担持した抗菌・脱臭用
部材への照射用として広く使用されている近紫外線及び
/又は紫色光線放射型LEDの使用が好ましい。
【0030】歯科治療における通常の術式では、照射対
象となっている歯牙3の表面(充填された歯科用光重合
型コンポジットレジン3a)から1mm〜2mm離して
用いられている。また、本発明に係る光照射装置の利用
対象である光重合開始剤としてアシルフォスフィンオキ
サイドを用いた歯科用光重合型コンポジットレジン及び
カンファーキノンと3級アミンとの組合わせを用いた歯
科用光重合型コンポジットレジンに光照射させた場合に
は、従来の光重合触媒としてカンファーキノンと3級ア
ミンとの組合わせのみを用いた歯科用光重合型コンポジ
ットレジンに光照射させた場合に比べて重合硬化反応が
急激に起きるから、近紫外線及び/又は紫色光線放射の
出力は小さくても目的を達することができる。従って、
総量として青色光線放射LED5から放射される光の出
力と近紫外線及び/又は紫色光線放射LED6から放射
される光の出力との比は、9対1から5対5程度あれば
十分である。
【0031】即ち、本発明に係る光照射装置を用いて前
述したような2種類の光重合触媒を用いた歯科用光重合
型コンポジットレジンを重合硬化させる場合には、青色
光線放射LED5と近紫外線及び/又は紫色光線放射L
ED6との光の出力は、その総量の比として9対1〜5
対5程度にされていると、従来のLED光照射装置を用
いた場合に生じる歯科用光重合型コンポジットレジンに
未重合部分が残ってしまうという不都合を解消して完全
な重合硬化物が得られるばかりでなく、光の照射時間も
短くて済むようになるので好ましい。
【0032】また、図示はしていないが、本発明に係る
光照射装置の被照射対象である歯科用光重合型コンポジ
ットレジン3aの種類によっては、長波長(緑色ないし
は赤色)側の光線を受けて暖められた状態(長波長側の
光には照射を受けた物体を暖める効果があることが知ら
れている)で重合硬化がより進む製品もあるので、青色
光線放射LED5の配置領域に数個の緑色及び/又は赤
色の光線を発するLEDを配備していてもよい。この場
合には、緑色及び/又は赤色の光線を発するLEDを光
の出力総量の約10%を占める程度に用いることで所期
の目的を達成することができる。光照射器本体1内に配
備されているLEDの構成を、以上において述べたよう
になすことにより、歯科用光重合型コンポジットレジン
3aの重合・硬化用として信頼性の高かったハロゲンラ
ンプの発光波長特性の良いところ取りをすることも可能
である。
【0033】7は、光照射器本体1の全長の半分よりや
や前寄りに位置する外周側面に配備されており、少なく
とも青色光線放射LED5と近紫外線及び/又は紫色光
線放射LED6とを同時に点灯させるためと近紫外線及
び/又は紫色光線放射LED6のみを点灯させるためと
の切換えスイッチである。この切換えスイッチ7を操作
することにより、歯牙3への充填などの補綴物として使
用されている歯科用光重合型コンポジットレジン3aの
特性に合わせた光の照射を行うことができるようにな
る。また、この切換えスイッチ7の操作でどのような波
長の光が照射されるようになっているのが判別できるよ
うな表示部を光照射器本体1の所定の位置に設けておく
ことが好ましい。
【0034】8は、切換えスイッチ7に隣り合うように
して光照射器本体1に配備されており、前記光線放射L
ED5,6の点灯時間を制御するために予め設定されて
いる時間(例えば、5秒,10秒,20秒及び40秒の
4種)から任意に選択するための時間設定スイッチであ
る。この例の場合、時間設定スイッチ8を押圧する回数
に応じて、前述した4種の時間を適宜組み合わせること
で標準外の新たな時間を設定すること(例えば、5秒と
10秒とを組み合わせて15秒の点灯時間を設定する)
が可能にされていてもよく、選択された時間又は設定さ
れた時間が光照射器本体1の後端の外周に配備されてい
る4個の時間表示用LED8aの点灯や点滅により表示
されるようになっている。
【0035】9は、光照射器本体1内の後側に収納され
ているバッテリーであり、このバッテリー9内に蓄えら
れた電力により制御回路4が動作すると共に光線放射L
ED5,6の点灯用の電力が供給される。このバッテリ
ー9への電力供給は、図示した実施例では光照射器本体
1の後端の前記時間表示用LED8aとは反対側に位置
するようにして配備されている接続用電極9a,9a
が、後述する充電用スタンド11の電極に各々接続する
ことでなされる。このバッテリー9への電力供給は前述
したメインスイッチ4aとは関連がないようにされてい
てもよい。また、外部に剥き出しとなっている接続用電
極9a,9aを用いないで、誘導起電力を利用するよう
にして電力を蓄えるようにされていてもよいことは言う
までもない。
【0036】10は、光照射器本体1内で光照射口とな
るライトガイド2の装着部と光線放射LED5,6との
間に位置して配備されている特定波長以下、特には発ガ
ン作用があるから人体に有害とされている不都合な短波
長の例えば370nm未満の紫外線を遮断するための円
盤状をしているフィルターである。このフィルター10
の形状としては図1に示してあるように、青色光線放射
LED5と対峙する中央部が同じ厚みにされていて近紫
外線及び/又は紫色光線放射LED6と対峙する部分が
先端に行くに従い先細りとなるプリズム状にされている
と光の性質を上手く利用できるので好ましい。
【0037】光照射器本体1を使用していない時及び充
電時には、図2において示すように充電用スタンド11
の挿入溝11a内に挿入しておいて保管しておく。この
時、プラグ11bを交流電源の差し込みプラグ(図示無
し)に差し込んでおいて、充電スタンドメインスイッチ
11cをONにしておけば、自動的にバッテリー9への
充電がなされることになる。また、充電状態が一目で判
るように充電用スタンド11の目に付き易い位置に充電
状態表示LED11dを配備しておいて、充電が満充電
状態に比して何%までに至っているのかが判るようにさ
れていると好ましい。以上において説明した各要素の関
係は、図3の電気回路の概略構成を説明するブロック回
路図において概略が記載してある。
【0038】
【発明の効果】以上に詳細に説明したように、本発明に
係る歯科用光重合型コンポジットレジン用光照射装置
は、既存のLED光照射装置の有する特長である光源と
してハロゲンランプやキセノンランプを使用しないこと
によって発熱に対する冷却用ファンが無いことによる静
粛性やコードレスによる取り扱いの便利さや光源の寿命
の低下に対する配慮不要という全ての効果を備えている
ばかりでなく、従来の光重合触媒としてカンファーキノ
ンと3級アミンとの組合わせを用いている歯科用光重合
型コンポジットレジンも確実に重合・硬化できる性能を
有しており、しかも近年新たに開発された光重合開始剤
としてアシルフォスフィンオキサイドを用いた歯科用光
重合型コンポジットレジンの重合・硬化にも対応するこ
とができる画期的な歯科用光重合型コンポジットレジン
用光照射装置であり、その歯科医療の技術向上に寄与す
るところが大なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る歯科用光重合型コンポジットレジ
ン用光照射装置の1実施例の構成を説明する断面説明図
である。
【図2】図1に示した本発明に係る歯科用光重合型コン
ポジットレジン用光照射装置を充電用スタンドに載置し
た状態を示す斜視説明図である。
【図3】本発明に係る歯科用光重合型コンポジットレジ
ン用光照射装置の電気回路の概略構成を説明するブロッ
ク回路図である。
【図4】本発明に係る歯科用光重合型コンポジットレジ
ン用光照射装置に用いられる光線放射LEDの発光スペ
クトル特性を説明するスペクトル特性説明図である。
【符号の説明】
1 光照射器本体 1a 先端部 2 ライトガイド 3 歯牙 3a 歯科用光重合型コンポジットレジン 4 制御回路 4a メインスイッチ 5 青色光線放射LED 6 近紫外線及び/又は紫色光線放射LED 7 切替えスイッチ 8 時間設定スイッチ 8a 時間表示用LED 9 バッテリー 9a 接続用電極 10 フィルター 11 充電用スタンド 11a 挿入溝 11b プラグ 11c 充電用スタンドメインスイッチ 11d 充電状態表示LED
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高田 光明 東京都板橋区蓮沼町76番1号 株式会社ジ ーシー内 (72)発明者 小林 愛一 東京都板橋区蓮沼町76番1号 株式会社ジ ーシー内 (72)発明者 山口 薫 東京都板橋区蓮沼町76番1号 株式会社ジ ーシー内 Fターム(参考) 4C052 AA17 HH07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源として、発光波長が450nm以上
    490nm以下の波長にピークを有する青色光線放射L
    ED(5)と、発光波長が370nm以上410nm未満
    の波長にピークを有する近紫外線及び/又は紫色光線放
    射LED(6)との2種類のLED(5,6)とが配備され
    ており、少なくともこれら2種類のLED(5,6)を同
    時に点灯させるためと近紫外線及び/又は紫色光線放射
    LED(6)のみを点灯させるためとの切換えスイッチ
    (7)が設けられていることを特徴とする歯科用光重合型
    コンポジットレジン用光照射装置。
  2. 【請求項2】 光線放射LED(5,6)の点灯時間を複
    数の予め設定された時間から選択するスイッチ及び/又
    は任意の時間に設定可能な時間設定スイッチ(8)が設け
    られている請求項1に記載の歯科用光重合型コンポジッ
    トレジン用光照射装置。
  3. 【請求項3】 特定波長以下の紫外線を遮断するための
    フィルター(10)が光線放射LED(5,6)と光照射口
    との間に配備されている請求項1又は2に記載の歯科用
    光重合型コンポジットレジン用光照射装置。
  4. 【請求項4】 青色光線放射LED(5)と近紫外線及び
    /又は紫色光線放射LED(6)との出力の比が9対1〜
    5対5である請求項1から3までのいずれか1項に記載
    の歯科用光重合型コンポジットレジン用光照射装置。
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