JP2003304928A - 気密容器 - Google Patents

気密容器

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JP2003304928A
JP2003304928A JP2002115075A JP2002115075A JP2003304928A JP 2003304928 A JP2003304928 A JP 2003304928A JP 2002115075 A JP2002115075 A JP 2002115075A JP 2002115075 A JP2002115075 A JP 2002115075A JP 2003304928 A JP2003304928 A JP 2003304928A
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JP
Japan
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container
lid
contents
container body
airtight
Prior art date
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Pending
Application number
JP2002115075A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Suzuki
和夫 鈴木
一男 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Albion Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Albion Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yoshino Kogyosho Co Ltd, Albion Co Ltd filed Critical Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内容物に含まれている揮発分の揮散を防止す
る。 【解決手段】内容物を充填する凹部空間の周りを取り囲
む環状溝を有する容器本体と、この容器本体に揺動可能
に保持され凹部空間の密閉状態にて該環状溝に入り込む
環状壁を有する蓋体と、容器本体の環状溝に配置され蓋
体の環状壁と協働して該凹部空間を気密状態に維持する
シール部材とを備えた容器において、前記凹部空間に、
充填にかかる内容物の上部に配置されその中央域にて該
内容物を露出させる揮散防止用の落とし蓋を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、揮発性の高い内容
物を充填するのに好適な気密容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、化粧品の分野では、揮発成分を含
む商品が数多く開発、販売される傾向にある。
【0003】ところで、揮発成分の高い商品を内容物と
するものは、その揮散を極力抑制する観点から気密性に
優れた容器に入れられているのが普通であるところ、パ
ッキンを有する従来の気密容器に単に入れただけでは、
この種の内容物は容器の開閉を行なうだけで揮散するの
が避けられないため、従来から使用されている内容物と
比較してその目減りが激しい不具合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、揮発
性の高い内容物を充填する容器につき、蓋を開けた状態
でも内容物に含まれる揮発分の揮散を極力抑制できる新
規な構造について提案するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、内容物を充填
する凹部空間の周りを取り囲む環状溝を有する容器本体
と、この容器本体に揺動可能に保持され凹部空間の密閉
状態にて該環状溝に入り込む環状壁を有する蓋体と、容
器本体の環状溝に配置され蓋体の環状壁と協働して該凹
部空間を気密状態に維持するシール部材とを備えた容器
であって、前記凹部空間に、充填にかかる内容物の上部
に配置されその中央域にて該内容物を露出させる開口を
有する揮散防止用の落とし蓋を配置したことを特徴とす
る気密容器であり、落とし蓋は開口の面積が凹部空間に
おける開口面積の35%以下とするのが好ましい。
【0006】蓋体はその内壁面に鏡やパッキンあるいは
不織布等からなる吸収体を備えることができ、また、容
器本体はその外側に容器そのものの化粧のために外側ケ
ースを設けることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明をより
具体的に説明する。
【0008】図1〜図3は本発明に従う気密容器の実施
の形態を示した図であり、図1は外観斜視図、図2
(a)(b)はその平面及び側面図であり、図3は断面
をそれぞれ示したものである。
【0009】図1〜3において番号1はレフィル容器と
することができる容器本体であり、この容器本体1は内
容物を充填する凹部空間1aの周りに2重側壁1b、1
cによって形成された環状溝を有している。
【0010】また、2は容器本体1の外側に配置された
着脱自在な外側ケースであってこの外側ケース2はこの
例では図示されていないアンダーカットにより容器本体
1に嵌合したものとなっている。また、3は容器本体1
に枢軸Pを介して揺動可能に保持される蓋体である。蓋
体3は凹部空間1aを密閉した状態にて環状溝に入り込
む環状壁3aを有している。
【0011】また、4は環状溝1cに配置されるシール
部材(ブチルゴムやエラストマー等)、5は蓋体3の内
壁面に設けられた鏡、パッキンあるいは不織布等の吸収
体、6は内容物の上部に配置され内容物の使用量に応じ
て凹部空間の底部に向けて落下していく揮散防止用の落
とし蓋であり、この落とし蓋6の中央域には内容物を露
出させそこから指の腹またはパフでもって内容物を掬い
取ることができる開口6aを有している。
【0012】上記の構成になる容器は、内容物を取り出
すために容器を開放しても内容物が大気に接触する領域
は落とし蓋6の開口6aのみであり、その面積は極めて
小さいので、内容物の中に含まれる揮発成分の揮散(気
化)が従来の容器に比較して抑制されるため内容物の目
減りが少なくてすむ。
【0013】本発明において開口6aの面積は容器本体
1の凹部空間1aにおける開口面積の35%以下とする
が、その理由は、従来知られている気密型の容器におい
ては1日約5分程度容器を開放する通常の使用形態にお
いて1日の使用で内容物の揮散率が0.05%程度にな
り、これを10日継続した場合で0.5%程度、30日
継続した場合で1.5%程度になるが、開口6aの面積
を凹部空間1aの開口面積の35%以下とすると30日
を経過した後においてもその揮散率を1%以下に留めて
おくことができるからである。
【0014】凹部空間1aの直径を26mmとし、落とし
蓋6の開口6aの直径を14mm(開口率約29%)とし
た場合に、1日5分間蓋を開放した場合で30日を経過
したのちの揮散率は0.5%程度に留まる。
【0015】容器本体1、蓋体3はポリプロピレン等の
合成樹脂を、また、外側ケース2についてはABS、A
S等の樹脂を射出成形等によって製造することができる
が、使用する樹脂や成形法についてはとくに限定されな
い。
【0016】落とし蓋6は、スチレン系の樹脂にて成形
した場合に内容物によってはその直接的な接触によって
割れが生じる場合があるのでオレフォン系(PP、P
E)の樹脂からなる成形品を適用するのがよい。
【0017】環状溝に配置するシール部材4は、容器本
体1と別体としてもよいし、インサート成形により一体
化を図ることもできる。
【0018】容器本体1はレフィル容器とすることもで
き、この場合、容器本体1は外側ケース2から着脱でき
るようにしておき、外側ケース2を再利用する。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、蓋を開けた状態であっ
ても内容物が露出する領域が小さいので揮発成分の気化
が最小限に留められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に従う気密容器の外観斜視図である。
【図2】 (a)は図1に示した容器の平面図であり、
(b)は図1に示した容器の側面図である。
【図3】 図1に示した容器の側面を断面で示した図で
ある。
【符号の説明】
1 容器本体 1a 凹部空間 1b 側壁 1c 側壁 2 外側ケース 3 蓋体 4 シール部材 5 鏡、パッキン、不織布などの吸収体 6 落とし蓋 6a 開口 P 枢軸
フロントページの続き (72)発明者 鈴木 一男 東京都江東区大島3丁目2番6号 株式会 社吉野工業所内 Fターム(参考) 3E061 AA01 AB09 AD09 DA02 DB11 3E084 AA02 AA12 AA24 AA26 AA37 AB09 BA03 CA01 CC05 DA01 DC05 EA01 EB02 EC05 FA06 FA09 GA06 GA08 GB06 GB12 HA03 HB08 HC03 HD03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内容物を充填する凹部空間の周りを取り
    囲む環状溝を有する容器本体と、この容器本体に揺動可
    能に保持され凹部空間の密閉状態にて該環状溝に入り込
    む環状壁を有する蓋体と、容器本体の環状溝に配置され
    蓋体の環状壁と協働して該凹部空間を気密状態に維持す
    るシール部材とを備えた容器であって、前記凹部空間
    に、充填にかかる内容物の上部に配置されその中央域に
    て該内容物を露出させる揮散防止用の落とし蓋を配置し
    たことを特徴とする気密容器。
  2. 【請求項2】 落とし蓋は開口の面積が凹部空間におけ
    る開口面積の35%以下である請求項1記載の気密容
    器。
  3. 【請求項3】 蓋体は、その内壁面に鏡、パッキン又は
    不織布等の吸収体を備える請求項1又は2記載の気密容
    器。
  4. 【請求項4】 容器本体は、外側ケースを備える1〜3
    の何れかに記載の気密容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101299727B1 (ko) 2011-06-08 2013-08-22 코웨이 주식회사 밀폐형 화장품 케이스
JP2014221395A (ja) * 2008-06-05 2014-11-27 フレゼニウス メディカル ケア ドイッチェランド ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 酸化層により接着される多層コーティングの制御された気相堆積
KR200477719Y1 (ko) * 2013-12-12 2015-07-14 펌텍코리아 (주) 기밀성을 갖는 파운데이션 화장품 용기

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US9849227B2 (en) 2008-06-05 2017-12-26 Fresenius Medical Care Deutschland Gmbh Organizer for releasably accommodating components of blood tube sets, and methods for manufacturing and preparing it
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