JP2003304524A - 映像データ配信システム - Google Patents

映像データ配信システム

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JP2003304524A
JP2003304524A JP2002105759A JP2002105759A JP2003304524A JP 2003304524 A JP2003304524 A JP 2003304524A JP 2002105759 A JP2002105759 A JP 2002105759A JP 2002105759 A JP2002105759 A JP 2002105759A JP 2003304524 A JP2003304524 A JP 2003304524A
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Application number
JP2002105759A
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Yoshiaki Iwata
芳明 岩田
Toshihiko Munetsugi
敏彦 宗續
Kazuhiro Nishitani
和博 西谷
Kentaro Tanigawa
賢太郎 谷川
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 映像プロキシサーバを介して複数の映像デー
タを連続的にユーザ端末に配信する場合、複数映像デー
タのつなぎ目部分に当たる2つ目以降の映像データの先
頭フレームが、適切なタイミングで送信できない場合が
ある。 【解決手段】 映像プロキシサーバ10では、映像デー
タサーバ20から映像データを受信する際、先頭フレー
ムに関してタイミング調整用情報である連続配信用情報
を受け取る。映像データ連続配信部16は、映像データ
をユーザ端末Tに連続配信する場合、2つ目以降の映像
データの送出開始タイミングを連続配信用情報に基づい
て決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプロキシサーバに関
し、特に、データサーバから端末へのデータ配信を中継
するためのプロキシサーバに関する。
【0002】
【従来の技術】近年のコンピュータ性能の向上とインタ
ーネット利用の急増に従い、ビジネスや娯楽用途のサー
ビスの1つとして、データサーバに格納されるデジタル
の映像データをネットワーク経由で端末に配信する、と
いうものがある。こうしたサービスでは、端末がサーバ
からのデータ受信と再生とを並行して行うストリーミン
グと呼ばれる方式が採用されている。
【0003】映像データのストリーミング再生する場
合、映像データサーバから端末に送信されるデータは、
端末が秒当たり所定のフレーム数(例えば、30フレー
ム/秒)でデータ再生を行えるよう、フレーム単位で送
信開始タイミングが調整される。基本的には各フレーム
のデータを一定の時間間隔(上の例では、1/30秒間
隔)で送信開始すればよい。しかし、映像データは圧縮
形式で送受信され圧縮後のデータ量はフレームの属性に
よって異なるので、データ送信レートが低い場合や再生
を行う端末の側の再生処理能力が低い場合には、一定の
時間間隔で送信開始した場合、データ量の大きいフレー
ムデータが正しいタイミングで再生できなくなる事態が
生じうる。
【0004】そこで、映像データサーバは、データサイ
ズの大きさに応じて各フレームデータの送信開始タイミ
ングを調整するための処理を行っている。具体的には、
フレーム毎に、送信タイミング調整用の情報である「セ
ンドタイム」を設定しておき、映像データ配信時には各
フレームの送信開始タイミングを「センドタイム」に従
って制御する。センドタイムに従ったフレームデータの
伝送については、例えばISO/IEC 14496−
1におけるMP4ファイルのストリーミングに関連して
詳しく規定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、映像デ
ータの配信には様々なパターンがあり、あるパターンに
おいては上記のセンドタイムを使ったタイミング調整が
有効に働かない場合がある。具体的には、複数の映像デ
ータをプロキシサーバなどの中継装置を介して端末に連
続的に配信する場合である。この場合、映像データ間の
つなぎ目部分、2つ目以降の映像データの先頭フレーム
について問題が起こる。
【0006】この場合、プロキシサーバは、ユーザ端末
から「番組」配信の要求を受け、番組を構成する複数の
映像データを、映像データサーバから取得し、並べ替え
た上で連続的に端末に送信することで、「番組」配信を
実現する。プロキシサーバは映像データを端末に送信す
る際のタイミング調整は、映像データサーバから受信し
たタイミングと同じタイミングで端末に送信するという
ものである。すなわち、フレームn及びフレームn+1
の受信開始タイミングの差がtであれば、端末への送信
時も、フレームnを送信開始してから時間tが経過した
後にフレームn+1の送信を開始する。つまり、プロキ
シサーバは、あるフレームのセンドタイムを、当該フレ
ームの受信タイミングと一つ前のフレームの受信タイミ
ングとの差分の形で把握していると言える。
【0007】しかし、複数の映像データをつないで配信
する場合、先行する映像データの最終フレームと後続す
る映像データの先頭フレームとの受信タイミング差に
は、後続データの先頭フレームに関するセンドタイムは
反映されていないので、当該フレームについてセンドタ
イムを把握できないプロキシサーバは、所定のタイミン
グ(1/30秒間隔)で送信を開始するしかない。プロ
キシサーバにはフレームサイズなどからセンドタイムを
算出する機能を持たず、映像データサーバから取得する
こともできないからである。そのため、当該フレームを
適正なタイミングで端末に送信できない事態が起こりう
る。
【0008】本発明は上記課題に鑑み、映像プロキシサ
ーバを介して複数の映像データを連続的に端末へ配信す
る場合、端末において映像を継ぎ目無く再生できるよう
に、2番目以降の映像データの先頭フレームの送信開始
タイミング決定できる映像配信システムを提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の映像配信システムは、フレームデータの
集合である映像データを保持する映像データサーバと、
前記映像サーバから複数の映像データを取得し、当該取
得した複数の映像データを時間的に連続する形でユーザ
端末に送信する映像プロキシサーバとからなる映像デー
タ配信システムであって、前記映像サーバは、映像デー
タを前記プロキシサーバに送信する際、当該映像データ
の先頭フレームに関するタイミング調整用の情報である
連続配信用情報を提供する連続配信用情報提供手段を有
し、前記映像プロキシサーバは前記映像データサーバか
ら複数の映像データを受信する映像データ受信手段と、
前記映像データ受信手段が受信する映像データに関し
て、連続配信用情報提供手段が提供する連続配信用情報
を取得する連続配信用情報取得手段と、前記映像データ
受信手段が受信した複数の映像データを連続的に前記ユ
ーザ端末に配信する連続配信手段とを有し、前記連続配
信手段は、連続配信する複数の映像データのうち2番目
以降の映像データについて、先頭のフレームデータの配
信開始タイミングを当該映像データに関する連続配信用
情報の内容に応じて調整すること、を特徴とする。
【0010】このようなシステムによれば、複数の映像
データを連続的に端末へ配信する際に、映像データ間の
つなぎ目部分でも適切なタイミングで端末に配信するこ
とが可能となるため、端末の側でも複数の映像データを
問題なく連続的に再生できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の映像データ配信シ
ステムに関する実施の形態を、図面を参照しながら説明
する。 (実施の形態1)本発明に係る映像データ配信システム
の第1の実施の形態について、以下に説明する。
【0012】(映像データ配信システムの概要)図1
は、本実施の形態における映像データ配信システムの構
成を示すブロック図である。なお、説明の便宜上、映像
データ配信システム以外に、データ配信の対象となるユ
ーザ端末T、システムと端末Tとの間の各種データ送受
信に利用されるネットワークNを併せて示している。
【0013】ユーザが端末Tを操作して、ある「番組」
の配信を映像データ配信システムに要求すると、システ
ム側は「番組」を構成する複数の映像データを示す編成
情報を保持しており、これを元に複数の映像を連続的に
ユーザ端末Tに送信することで、番組の配信を実現す
る。映像データ配信システムは、おおまかな構成とし
て、1つの映像プロキシサーバ10と複数の映像データ
サーバ20〜20(以下、個別に取り上げる場合以
外は、映像データサーバ20と記す)とから構成されて
いる。映像プロキシサーバ10は端末Tからの要求を受
け付け、要求と共に送られてくる番組の編成情報(番組
を構成する映像データとその順序)を解析して、これを
構成する映像データの各々について、それが格納されて
いる映像データサーバ20から読み出し、一つながりの
番組として連続的に端末Tに配信する。
【0014】映像データはフレーム単位で圧縮されてお
り、送受信のタイミングはフレーム単位で管理される。
映像データサーバ20は、映像プロキシサーバ10に映
像データを送信する際、映像データを構成する各フレー
ムデータのうち先頭フレームのデータを除いて、送信開
始タイミングをフレーム毎に保持しているセンドタイム
情報に従って決定する。そして、映像データを受け取っ
た映像プロキシサーバ10は、これをユーザ端末Tに送
信する際、先頭フレーム以外のフレームについては、個
々のフレームデータの送信開始タイミングを受信タイミ
ングに一致させる。
【0015】先頭フレームに関して行われる処理が、本
データ映像データ配信システムの特徴である。すなわ
ち、映像データを格納している映像データサーバ20
は、映像プロキシサーバ10に映像データを送信開始す
る際、当該映像データの先頭フレームデータについて、
配信タイミング調整用の連続配信用情報(センドタイ
ム)を映像データとは別に映像プロキシサーバ10に送
る。そして、映像プロキシサーバ10は、編成上2番目
以降の映像データの先頭フレームをユーザ端末Tに送信
開始するタイミングを当該連続配信用情報に基づいて調
整する。
【0016】なお、プロキシサーバ10は、その性格
上、内蔵する記憶部の容量や配信要求の頻度に応じてい
ったん受信した映像データをある程度の期間、記憶部内
に保存しておく。そして、新たに配信要求の対象となっ
た映像データがその時点で記憶部に格納されていれば、
映像プロキシサーバ10は、映像データサーバ20に読
み出し要求は行わず、当該映像データを記憶部から読み
出して端末Tへ配信する。
【0017】図2は、ユーザ端末Tから配信要求と共に
映像プロキシサーバ10に送られる編成情報の構成及び
内容の一例を表形式で示す図である。編成情報200
は、順序欄210、映像データ識別情報欄220、範囲
情報欄230から成り、範囲情報欄230は更に開始位
置欄231と終了位置欄232とから成る。図2の編成
情報200は、3つの映像データから成る番組の編成情
報であり、3件の情報201、202、203を含む。
【0018】順序欄210には、各映像データの配信時
の送信順序を示す値が設定される。映像データ識別情報
欄220には、配信対象の映像データを特定する情報が
設定されている。具体的には、対象映像データのURL
(Uniform Resource Locator)やURI(Uniform Resourc
e Identifier)などであり、格納されている映像データ
サーバを特定する部分と、当該映像データサーバにおけ
るデータファイル名を特定する部分とから成る。
【0019】範囲情報欄230には、上記識別情報で特
定される映像データ全体でなく、その一部分を配信対象
とする場合に、その部分の範囲を当該映像におけるフレ
ーム番号で示す情報が設定される。映像データ全体を配
信対象とする場合、範囲情報欄230の内容は空値とな
る。図2の場合、配信要求の対象となる映像データは3
つである。このうち情報201は、“Server02.com”が
示す映像データサーバ(図1における映像データサーバ
20)に“Clip21.mp4”という識別子が付加されて格
納されている映像データについて、そのうち「100番
目」のフレームから「300番目のフレーム」までを最
初に配信するよう指定するものである。情報202,2
03はそれぞれ、“Server01.com”が示す映像データサ
ーバ20に“Clip12.mp4”という識別子が付加されて
格納されている映像データの「200番目から400番
目のフレーム」まで、そして、“Server05.com”が示す
映像データサーバ(図外)に“Clip53.mp4”という識別
子が付加されて格納されている映像データの全体を2番
目、3番目の配信対象映像データとして指定している。
【0020】なお、図2に示す例では、3つの映像デー
タサーバの各々に1つの映像データの一区間を要求する
ものとなっているが、要求のパターンはこうしたものに
限定されない。1つの映像データサーバに複数の映像デ
ータを要求する、1つの映像データ中の異なる複数の区
間を要求する、同一映像データ又は同一映像データの同
一区間を複数回要求する、などのパターンがありうる。 (構成)次に、映像データ配信システムを構成する各構
成部について、映像プロキシサーバ10、映像データサ
ーバ20に分けて説明する。 (映像プロキシサーバ10)先ず、映像プロキシサーバ
10は、ユーザ端末Tから配信要求(編成情報を含む)
を受信する配信要求受付部11、編成情報によって指定
される映像データの送信を映像データサーバ20に要求
する映像データ要求部12、映像データサーバ20への
映像データ送信要求に併せて連続配信用情報の送信を映
像データサーバ20に要求する連続配信用情報要求部1
3、映像データサーバ20からそれぞれ映像データ、連
続配信用情報を受信する映像データ受信部14、連続配
信用情報受信部15、映像データを編成情報に示された
順序でフレーム単位にタイミング調整しながらユーザ端
末に配信する映像データ連続配信部16、映像データ及
び連続配信用情報、さらに、その他の情報が格納される
一時記憶部19、を有する。
【0021】図3は、映像プロキシサーバ10のハード
ウェア構成の概略を示す図である。映像プロキシサーバ
10はハード的には、RAM101、媒体入出力部10
2、ハードディスクユニット103、マイクロプロセッ
サ104、及び通信ユニット105が内部バスBを介し
て接続された構成である。通信ユニット105は外部の
装置(ユーザ端末T、映像データサーバ20)との通信
を実現する。ハードディスクユニット103にはコンピ
ュータプログラムが格納されており、当該コンピュータ
プログラムをマイクロプロセッサ104が実行すること
で、上記の配信要求受付部11、映像データ要求部1
2、連続配信用情報要求部13、映像データ受信部1
4、連続配信用情報受信部15、映像データ連続配信部
16の各構成部の機能が達成される。RAM101は上
記の一時記憶部19の実体であり、媒体入出力部102
は、ハードディスクユニット103及びRAM101を
対象としたデータ入出力を実行する。 (映像データサーバ20)映像データサーバ20は、映
像プロキシサーバ10中の映像データ要求部12からの
要求に応じ、要求された映像データを映像プロキシサー
バ10に送る。
【0022】映像データサーバ20は、映像データ提供
のための構成として、映像データを識別情報とともに格
納しておく格納部、映像プロキシサーバ10からの読み
出し要求を受け付ける受付部、要求に応じて格納部から
映像データを読み出して映像プロキシサーバ10に送信
する送信部などを有する(前記構成部は、いずれも図示
せず)。それに加え、特徴的な構成として、連続配信用
情報を生成して映像プロキシサーバ10に提供する連続
配信用情報送信部21を有する。
【0023】連続配信用情報送信部21が映像プロキシ
サーバ10に提供する連続配信用情報は、自身が属する
映像データサーバ20が映像プロキシサーバ10に提供
する映像データ(編成情報の範囲情報欄230の値で特
定される部分)の先頭フレームに関するセンドタイムの
値を映像データの識別情報及び当該先頭フレームのフレ
ーム番号と組み合わせたものである。センドタイムは、
映像データの各フレームに対して設定され、格納部に映
像データ本体とともに格納されている情報で映像プロキ
シサーバ10に映像データを送信する際の各フレームデ
ータの送信開始タイミングを決定するのに参照される情
報である。連続配信用情報送信部21は連続配信用情報
要求部13からの要求に付加された映像データの識別情
報と先頭フレーム番号(開始位置欄231の値)とを元
に、格納部内のセンドタイム情報を検索して、指定され
たフレームのセンドタイムを得る。
【0024】以下、主要な構成部について更に詳しく説
明する。 (配信要求受付部11)配信要求受付部11は、端末T
からネットワークN経由で、映像配信の開始/停止要求
を受け付ける。更に、映像配信の開始要求受付時には、
要求とともに、配信対象の番組(映像データの組合わ
せ)に関する編成情報(図2に一例を示したもの)を受
け取る。
【0025】配信要求受付部11は、開始要求を受け付
けた場合、映像データ要求部12、連続配信用情報要求
部13、映像データ連続配信部16に編成情報を送っ
て、これら構成部に処理を開始させる。 (映像データ要求部12)映像データ要求部12は、配
信要求受付部11から映像データ編成情報を受け取る
と、ここに記述された個々の映像データの読み出しをネ
ットワークN2経由で映像データサーバ20に対して要
求する。
【0026】図2に示した映像データ編成情報200の
場合を例に具体的に言えば、情報201が示す映像デー
タについては、映像データ識別情報欄220の内容が示
す通り、“Server02.com”という識別子が付された映像
データサーバ20に対して読み出しを要求する。そし
て、その際、読み出し要求には、読み出し対象の映像デ
ータの識別子“Clip21.mp4”と、当該映像データ内での
読み出し範囲「100フレーム目〜300フレーム目」
(範囲情報欄230の内容)とを付加する。同様に、情
報202が示す映像データについては、“Server01.co
m”という識別子が付された映像データサーバ20
対し、映像データの識別子“Clip12.mp4”及び読み出し
範囲「200フレーム目〜400フレーム目」の情報を
付加した読み出し要求を、情報203が示す映像データ
については、“Server05.com”という識別子が付された
映像データサーバ(図外)に対し、映像データの識別子
“Clip53.mp4”を付加した読み出し要求をそれぞれ送
る。
【0027】(連続配信用情報要求部13)連続配信用
情報要求部13は、配信要求受付部11から編成情報を
受け取ると、同情報に示された読み出し対象映像データ
を保持している映像データサーバに対し、連続配信用情
報を送信するように要求する。例えば、図2に示した編
成情報の場合、連続配信用情報要求部13は、3つの映
像データサーバに対して、それぞれ映像データ識別情報
が示す映像データの「100番目」、「200番目」、
「1番目」のフレームに関する連続配信用情報を要求す
ることになる。
【0028】(映像データ受信部14)映像データ受信
部14は、映像データ要求部12からの要求に応じて映
像データサーバ20がネットワークN2経由で送ってく
る映像データを、識別子を付加してフレーム単位で格納
する。格納位置は一時記憶部19内の映像キャッシュ領
域191である。また、これに対応づけて、各フレーム
の受信開始のタイミング(以下、「受信タイミング」)
を、同じく一時記憶部19内の受信タイミング記憶領域
192に格納する。
【0029】図4は、図2に示す編成の映像データを映
像データサーバ20から受信し終えた時点での映像キャ
ッシュ領域191及び受信タイミング記憶領域192の
格納内容を示す模式図である。映像キャッシュ領域19
1には映像データサーバ20から受信した“Clip21”
の映像データにおける100〜300番目のフレーム
(図では、Ma100〜Ma300)、映像データサー
バ20から受信した“Clip12”の映像データにおける
200〜400番目のフレーム(図では、Mb200〜
Mb400)、図外の映像データサーバから受信した
“Clip53”の映像データにおける全フレーム(図では、
Mc001〜Mc100)が格納されている。一方、受
信タイミング記憶領域192には、映像データサーバ2
から受信した“Clip21”の映像データにおける10
0〜300番目のフレーム受信タイミング(図では、T
a100〜Ta300)、映像データサーバ20から
受信した“Clip12”の映像データにおける200〜40
0番目のフレーム受信タイミング(図では、Tb200
〜Tb400)、図外の映像データサーバから受信した
“Clip53”の映像データにおける1〜100番目のフレ
ーム受信タイミング(図では、Tc001〜Tc10
0)とが格納されている。そして、各フレームとその受
信タイミングのデータとは、例えばポインタなどによっ
て対応づけられている。
【0030】(連続配信用情報受信部15)連続配信用
情報受信部15は、連続配信用情報要求部13からの要
求に応じて映像データサーバ20がネットワークN2経
由で送ってくる連続配信用情報を、一時記憶部19内の
連続配信用情報記憶領域193に格納する。図4には、
図2に示す編成の映像データを映像データサーバ20か
ら受信し終えた時点での連続配信用情報記憶領域193
の格納内容を示してある。
【0031】連続配信用情報記憶領域193には、映像
データサーバ20が送ってきた連続配信用情報が格納さ
れる。 (映像データ連続配信部16)映像データ連続配信部1
6は、一時記憶部19内の映像キャッシュ領域191に
記憶された複数の映像データを、要求受信部11から得
た編成情報が示す順序で、ユーザ端末に連続送信する。
その際、個々のフレームの送信タイミングを、各フレー
ムの受信タイミング情報と連続配信用情報とを用いて決
定する。
【0032】映像データ連続配信部16は、データ受信
部11から編成情報を受け取ると、一時記憶部19内の
映像キャッシュ領域191を監視しながら、編成情報に
おける最初の映像データが格納されるのを待つ。そし
て、格納を確認すると、フレーム単位でタイミングを調
整しながら、映像データをユーザ端末Tに送信する。フ
レーム毎の送信開始タイミングは、各フレームの受信タ
イミングに基づいて決定する。図4を例で説明すると、
まず最初の映像データ“Clip21”における先頭フレーム
データMa100の送信を、ユーザ端末Tとの接続確立
後に開始する。ここでは、タイミング調整は行われな
い。続いて、2番目のフレームのデータであるMa10
1を送信するが、このデータの送信は、Ma100の受
信タイミングTa100とMa101の受信タイミング
Ta101との時間差である“Ta101−Ta10
0”だけMa100の送信開始から経過したタイミング
で送信開始する。そして、3番目以降のフレームのデー
タから映像データ“Clip21”の最終フレームデータMa
300までについても同様にタイミングが決定される。
【0033】すなわち、ある映像データのn番目(n≧
2)フレームデータの送信開始タイミング:stは、
“st=stn−1+(T−Tn−1)”となる。
はn番目フレームの受信タイミングである。なお、
こうした処理を行うために、映像データ連続配信部16
は、直前のフレームの送信開始タイミングを記憶してお
く。
【0034】2番目以降の映像データの場合も、先頭フ
レームを除けばタイミング決定の方法は同じであり、先
頭フレームのみ決定方法が異なる。映像データ連続配信
部16は、ある映像データの最終フレーム送信を開始し
た後、編成情報を参照して次の映像データの識別情報、
範囲情報の開始位置(先頭フレーム番号)をキーに一時
記憶部19内の連続配信用情報記憶領域193を検索し
て、次映像データの先頭フレーム用の連続配信用情報を
得る。そして、直前のフレーム(前映像データにおける
最終フレーム)の送信開始タイミングから当該連続配信
用情報の示す時間分間隔をおいて次映像データの先頭フ
レームの送信を開始する。
【0035】図4の例で言えば、2番目の映像データに
おける先頭フレームMb200の送信開始タイミングs
mb200は、当該フレーム用の連続配信用情報であ
るct2の値を直前のフレームMa300の送信開始タ
イミングであるstma30 に加えたタイミングとな
る。 (動作)以下、本実施の形態における映像データ配信シ
ステムが映像配信のために行う処理の流れについて、図
面を参照しながら説明する。なお、説明は、映像プロキ
シサーバ10を中心にして、映像データサーバからの映
像データ読み出しと、ユーザ端末Tへの映像データ連続
配信とに分けて説明する。これは、必ずしも映像データ
読み出しが完了した後に配信処理を開始する必要はな
く、映像データの読み出しと連続配信とは並行して行う
ことも可能だからである。
【0036】図5は、映像データ配信システムが映像デ
ータ読み出し時に行う処理の流れを示すフローチャート
である。先ず、映像プロキシサーバ10の要求受信部1
1がユーザ端末Tから配信要求を編成情報と共に受け付
ける(S501)。要求受信部11は、編成情報の内容
を映像データ要求部12、連続配信用情報要求部13、
映像データ連続配信部16へ送る。
【0037】映像データ要求部12、連続配信用情報要
求部13はそれぞれ、編成情報によって指定される映像
データに関し、順次、以下の処理を行う。先ず、編成情
報から1つの映像データの識別情報を読み出し(S50
2)、これをキーに一時記憶部19の映像キャッシュ領
域191、連続配信用情報記憶領域193を参照して一
時記憶部19に当該映像データの本体及び連続配信用情
報が保存されているかチェックする。
【0038】保存されていれば(S503:Yes)、改
めて映像データサーバから取得する必要はないので、次
の映像データの処理に移る(ステップS502に戻
る)。保存されていなければ(S503:No)、映像デ
ータ要求部12、連続配信用情報要求部13はそれぞ
れ、編成情報から対象の映像データの識別情報、これを
保持する映像データサーバの識別情報などを得て、当該
映像データサーバに映像データ、連続配信用情報を要求
する(S504)。これに対して映像データサーバから
送られてくる映像データ、連続配信用情報は、それぞれ
映像データ受信部14、連続配信用情報受信部15が受
信して一時記憶部19に格納する(S505)。
【0039】そして、上記処理は、編成情報にある全映
像データに対して処理が完了するまで繰り返される(S
506:Yes)。なお、本図では、説明の便宜上、ある
映像データに関して受信・格納を終了した上で次の映像
データに関する処理を開始することとしているが、ある
映像データの受信・格納(ステップS505)と次の映
像データに関する判定や要求(ステップS503、S5
04)とを並行して行うことも可能である。
【0040】図6は、映像データ配信システムがユーザ
端末に映像データを連続配信する際に行う処理の流れを
示すフローチャートである。この処理は、映像プロキシ
サーバ10の映像データ連続配信部16が中心となって
行う。映像データ連続配信部16は、配信要求受付部1
1から映像データ編成情報を受け取ったタイミングで処
理を開始する。
【0041】映像データ連続配信部16は、一時記憶部
19の映像キャッシュ領域191に記憶された映像デー
タを編成データに示す順序で1フレームデータずつ読み
出して送信する(S601)。映像データ連続配信部1
6による送信開始タイミング調整は、読み出したフレー
ムの属性によって決まる(S602)。
【0042】まず、編成情報中の1番目の映像データに
おける先頭フレームデータの場合、映像データ連続配信
部16は、受信タイミングや連続配信用情報によるタイ
ミング調整を行わずに送信を開始する(S603)。編
成情報中の2番目以降の映像データにおける先頭フレー
ムの場合、映像データ連続配信部16は、前フレームデ
ータの配信開始から連続配信用情報記憶部193に記憶
された連続配信用情報の示す時間だけ間隔をあけて、当
該フレームデータの配信を開始する(S604)。
【0043】その他のフレームデータの場合、すなわ
ち、各映像データにおける2番目以降のフレームデータ
の場合、映像データ連続配信部16は、前フレームデー
タの配信開始タイミングから直前フレームとの受信タイ
ミングの時間差分ずつ間隔をあけて端末Tに送信を開始
する(S605)。そして、最終映像データの最終フレ
ームデータまで(S606:Yes)、上記のステップS
601〜S605の処理が繰り返される。
【0044】図2、図4を例に具体的に言えば、先ず、
編成情報における情報201で指定された映像データCl
ip21の先頭フレームデータであるMa100の送信がタ
イミング調整なしで開始される(S603)。次いで、
同映像データの2番目のフレームデータであるMa10
1の配信が開始されるが、これについては、Ma100
の受信タイミングTa100とMa101の受信タイミ
ングTa101との時間差である“Ta101−Ta1
00”だけMa100の配信開始から間隔をあけて送信
が開始される(S605)。以下、映像データClip21の
最終フレームデータMa300までは、同様のタイミン
グ調整で順次送信が開始される。
【0045】続いて編成情報における情報202で指定
された映像データClip12の先頭フレームデータであるM
b200の送信が開始されるが、これは、2番目以降の
映像データにおける先頭フレームとなるので、対応する
連続配信用情報ct2が示す時間だけ間隔をあけて配信
が開始される(S604)。これ以降、Mb201〜M
b400についてはステップS605によってタイミン
グ調整のうえ送信が開始される。また、3番目の映像デ
ータClip53に関しては、先頭フレームMc001がステ
ップS605によって、それ以降のフレームデータMc
002〜Mc100がステップS605によって、タイ
ミング調整の上、送信が開始される。 (まとめ)上記の通り、本実施の形態における映像デー
タ配信システムは、複数の映像データを連続的に端末T
に配信する場合、映像データサーバ20から映像プロキ
シサーバ10に対し、各映像データ先頭フレームに関す
るセンドタイムの情報を連続配信用情報として提供す
る。映像プロキシサーバ10は、連続配信用情報を元に
先頭フレームデータの送信開始タイミングを調整するの
で、映像データの変わり目部分においても、端末Tで適
正な再生が可能なタイミングでフレームデータを配信で
きる。
【0046】さらに、映像データサーバから映像プロキ
シサーバに連続配信用情報を提供するに当たってはプロ
トコルを変更しない。よって、映像データサーバと映像
プロキシサーバとの間のプロトコルではセンドタイム
(連続配信用情報)をやり取りするものとし、映像プロ
キシサーバとユーザ端末との間のプロトコルはセンドタ
イムをやり取りしない、という形に映像プロキシサーバ
が2種類のプロトコルを使い分ける必要はない。
【0047】なお、本実施の形態では、映像データ本体
及びその受信タイミングについてはフレームデータ単位
で一時記憶部19に格納されるものとして説明したが、
フレーム以外の単位で格納することも考えられる。単位
がフレーム以外の場合でも、ユーザ端末へ映像データを
送信するタイミングの決定処理の原理は、上述したもの
と同じである。すなわち、各映像データの2つ目以降の
単位は直前の単位との受信タイミング差に基づいて、先
頭の単位は映像データサーバから提供される連続配信用
情報に基づいて、送信開始タイミングが調整される。 (実施の形態2)次に、本発明に係る映像データ配信シ
ステムの第2の実施の形態について説明する。本実施の
形態における映像データ配信システムでは、連続配信用
情報に相当する情報を、実施の形態1の場合のように映
像データと別個に送信するのでなく、映像データ内に格
納する形で映像データサーバから映像プロキシサーバに
送信する。
【0048】図7は、本実施の形態における映像データ
配信システムの構成を示すブロック図である。映像デー
タ配信システムの構成は、第1の実施の形態における映
像データ配信システム(図1参照)とほとんど同じであ
り、同一の構成に関しては同じ参照番号を付して説明は
省略する。本実施の形態に固有の処理を行うのは、映像
データサーバ720側の連続配信用情報埋込部721、
映像プロキシサーバ710側の連続配信用情報取出部7
15である。 (連続配信用情報埋込部721)連続配信用情報埋込部
721は、映像データサーバ720から映像プロキシサ
ーバ710への映像データ送信開始時に、当該映像デー
タの先頭フレームのデータを納めたフレームデータパケ
ットの空き領域(例えば、RTPペイロードにおけるパ
ディング情報)に当該先頭フレーム用の連続配信用情報
を格納する。
【0049】具体的には、先ず、映像プロキシサーバ7
10(映像データ要求部712)から読み出し対象の映
像データの識別情報を受け取る。次いで、この識別情報
が指す映像データの先頭フレーム用のセンドタイム情報
を、映像データサーバ内の格納部(図示せず)内で検索
する。センドタイム情報を得ると、映像データサーバ内
のパケット生成部(図示せず)に映像データのパケット
化開始を指示する。これに対してパケット生成部は先頭
フレームのデータを格納した最初のパケットを連続配信
用情報埋込部721に出力してくる(2つめ以降のパケ
ットは連続配信用情報埋込部721には送られず、その
まま映像プロキシサーバ710に送信される)。連続配
信用情報埋込部721はこの先頭フレーム用パケットに
上記のセンドタイムの情報を埋め込んでから映像データ
サーバ720の送信部に返す。送信部は、先頭のパケッ
トが連続配信用情報埋込部721から送られてくるのを
待って、映像プロキシサーバ710への映像データ送信
を開始する。 (連続配信用情報取出部715)連続配信用情報取出部
715は、受信された映像データの先頭フレームデータ
が格納されたパケットから、連続配信用情報埋込部72
1によって埋め込まれた連続配信用情報を取り出し、連
続配信用情報領域193に格納する。
【0050】具体的には、連続配信用情報取出部715
は、当該映像データの受信を開始した映像データ受信部
714からの指示を受けて処理を開始する。映像データ
受信部714は、映像データの先頭フレームのパケット
を映像データサーバ720から受信すると、連続配信用
情報取出部715に起動指示を出し、当該映像データの
識別情報と先頭フレームのフレーム番号とを送る。連続
配信用情報取出部715は、起動指示とともに受け取っ
た情報を元に映像キャッシュ領域191を検索し、求め
る映像データの先頭パケットの内容を読み出し、当該パ
ケットのペイロード部分に格納された連続配信用情報を
取り出す。そして、前記識別情報及びフレーム番号を付
加して図4に示したのと同様の連続配信用情報を作成し
て連続配信用情報記憶領域193に格納する。
【0051】なお、映像データ連続配信部16が連続配
信用情報を参照しながら行う映像データ連続配信の処理
は、実施の形態1の場合と同じである。 (まとめ)本実施の形態における映像データ配信システ
ムでは、連続配信用情報を映像データに埋め込んでやり
とりするので、映像データと別にやりとりする場合に必
要となる構成や処理が不要となる。
【0052】なお、連続配信用情報の埋め込み位置は、
ペイロードなどの管理情報格納領域の空き領域に限られ
ない。映像データ本体の高周波成分に重畳するなどとし
てもよい。 (実施の形態3)次に、本発明に係る映像データ配信シ
ステムの第3の実施の形態について説明する。本実施の
形態における映像データ配信システムでは、映像データ
サーバから映像プロキシサーバへ映像データの先頭フレ
ームデータを送信する際、先頭フレームの送信に先立っ
て冗長データを送る。そして、この時の冗長データと先
頭フレームとの送信開始タイミングの差によって、映像
プロキシサーバが連続配信用情報を得る、という点が特
徴である。
【0053】図8は、本実施の形態における映像データ
配信システムの構成を示すブロック図である。映像デー
タ配信システムの構成は、第2の実施の形態における映
像データ配信システム(図7参照)とほとんど同じであ
り、同一の構成に関しては同じ参照番号を付して説明は
省略する。本実施の形態に固有の処理を行うのは、映像
データ要求部812、連続配信用情報算出部815、映
像データサーバ820側の冗長データ送信部821であ
る。 (映像データ要求部812)映像データ要求部812
は、映像データサーバ820に映像データの送信を要求
する際、映像データの先頭フレームデータの送信開始に
先立って冗長データを送信すること、冗長データの送信
開始と先頭フレームデータの送信開始とのタイミング差
を、当該先頭フレームデータに対して設けられたセンド
タイムに従った長さとすること、を要求する。 (冗長データ送信部821)上記の映像要求部812か
らの要求に対して、映像データサーバ820側では、冗
長データ送信部821が、冗長データを生成し、これを
映像データの先頭フレームデータ送信開始前に送信させ
る。具体的には、データ要求と共に送られてくる映像デ
ータ識別情報をもとに送信対象の映像データの先頭フレ
ームに関するセンドタイム情報を得ると共に冗長データ
を生成する。そして、映像プロキシサーバ810に冗長
データを送信するとともに、映像データ本体を送信する
送信部(図外)に対しては、冗長データの送信開始タイ
ミングと先に得た先頭フレーム用のセンドタイムを送
り、冗長データの送信開始タイミングからセンドタイム
が示す時間が経過した後に映像データ本体(先頭フレー
ムデータ)の送信を開始するように指示する。 (映像データ受信部814)映像データ受信部814
は、映像データサーバ20から冗長データ、映像データ
を受信する。映像データサーバ820から最初に送信さ
れてくるデータについては冗長データと判断し、冗長デ
ータ自体は廃棄する。そして、冗長データの受信タイミ
ング()、先頭フレームの受信タイミング()、映
像データの識別情報及び先頭フレームの番号()を連
続配信用情報算出部815に通知する。冗長データ以外
の映像データについては、実施の形態1の映像データ受
信部14と同じ処理を行う。 (連続配信用情報算出部815)連続配信用情報算出部
815は、映像データ受信部814から上記の、、
の情報を受け取ると、からを差し引いて得られる
時間差をセンドタイムとし、更にこれをの情報と組み
合わせて連続配信用情報を生成し、連続配信用情報記憶
領域193に格納する。
【0054】連続配信用情報を参照しながら映像データ
連続配信部16が行う処理は実施の形態1、2の場合と
同じである。 (まとめ)本実施の形態の配信システムでは、冗長デー
タと有効データとの送信タイミングの差という形で連続
配信用情報が映像プロキシサーバに提供されるので、映
像データと別個に提供する場合に比べて、映像データサ
ーバと映像プロキシサーバの通信負荷が軽くなる。
【0055】なお、本実施の形態では、映像プロキシサ
ーバ810の側から冗長データの送信を明示的に要求し
た場合に映像データサーバ820が冗長データを送信す
ることとしているが、映像データの送信開始時に無条件
に冗長データを先行送信することとしてもよい。また、
冗長データについては映像プロキシサーバ810で廃棄
することとしたが、端末Tで当然無視されることになる
種類の冗長データ(映像データの先頭パケットと同じも
のなど)を送信するのであれば、廃棄せずに通常のデー
タと同様に一時記憶部19に格納して端末Tに配信させ
てもよい。 (実施の形態4)次に、本発明に係る映像データ配信シ
ステムの第4の実施の形態について説明する。本実施の
形態におけるシステムの特徴は、映像データサーバから
映像プロキシサーバに映像データを送信する際、先頭に
1フレーム分のデータを付加することで(範囲情報で指
定される開始位置のフレームより1つ手前のフレームか
ら送信することで)、配信対象の先頭フレームに関する
センドタイム(連続配信用情報)を映像プロキシサーバ
に送る、というものである。実施の形態3に類似する
が、実施の形態3が冗長データを付加していたのに対
し、本実施の形態では、配信範囲の1つ手前のフレーム
を付加する点が異なる。
【0056】図9は、本実施の形態における映像データ
配信システムの構成を示すブロック図である。映像デー
タ配信システムの構成は、実施の形態3における映像デ
ータ配信システム(図8参照)とほとんど同じであり、
同一の構成に関しては同じ参照番号を付して説明は省略
する。本実施の形態に固有の処理を行うのは、映像デー
タ要求部912、連続配信用情報算出部915、映像デ
ータサーバ920である。
【0057】(映像データ要求部912)映像データ要
求部912は、映像データサーバ920に映像データ送
信要求を送る際、編成情報に示された配信対象範囲の開
始位置より1フレーム前の位置を開始位置とする形で要
求する。図2の例で具体的に言えば、“Clip21”の映像
データは開始位置を99番目のフレームとして、“Clip
12”の映像データは開始位置を199番目のフレームと
して、それぞれ読み出し要求を行う。
【0058】ただし、映像データ“Clip53”の場合のよ
うに、編成情報にて示された配信対象範囲の開始位置
が、その映像データの先頭フレームとなっている場合
(開始位置欄231の値が「001」の場合)、映像デ
ータ要求部912は、実施の形態3と同様に冗長データ
を先頭に付加して映像データの配信を開始するように映
像データサーバ920に要求する。配信対象範囲の指定
は編成情報に示された通りの値にする。
【0059】(映像データサーバ920)上記の映像デ
ータ要求部912からの要求に対する映像データサーバ
920の処理は以下の通りである。冗長データの付加指
示のない要求に対しては、指定された通りの範囲、すな
わち、実際の配信範囲の1つ手前のフレームから映像デ
ータを読み出し、映像プロキシサーバ910に送信す
る。
【0060】冗長データの付加指示のある要求に対して
は、実施の形態3における映像データサーバ820と同
じ処理を行う。 (連続配信用情報算出部915)連続配信用情報算出部
915は、映像データ受信部914から、映像キャッシ
ュ領域への映像データ格納の通知を受けて処理を開始す
る。そして、通知に付加された映像データ識別情報をキ
ーに、一時記憶部19内の受信タイミング領域を検索し
て、当該映像データ用の受信タイミング情報を得る。そ
の後、連続配信用情報算出部915は、当該受信タイミ
ング情報のうち、先頭フレーム(配信対象範囲の1つ前
のフレーム)の受信タイミング:Tと2番目のフレー
ム(配信対象範囲の先頭フレーム)の受信タイミング:
とを読み出す。そして、“T−T”の値を映像
データの識別情報などと組み合わせて連続配信用情報と
し、連続配信用情報記憶領域193に格納する。
【0061】なお、連続配信用情報の算出、格納を終え
た後、連続配信用情報算出部915は、当該映像データ
の先頭フレームデータ及び当該フレームの受信タイミン
グ情報を、それぞれキャッシュ領域、受信タイミング記
憶領域から削除する。映像データ連続配信部16による
映像配信処理はこれまでの実施の形態の場合と同じであ
る。 (まとめ)以上のような構成により、本実施の形態の配
信システムでは、配信対象の1つ手前のフレームから送
信することで、配信対象の先頭フレームに関しても受信
タイミング差という形で連続配信用情報を提供するの
で、映像データサーバは特別な処理を行う必要がない。
【0062】なお、指定範囲の映像データに先立って送
信するフレームは、直前のフレームに限らず、他のフレ
ームを送信することにしてもよい。 (備考)ここまで、本発明に関して、いくつかの実施の
形態を挙げて説明してきたが、本発明の範囲が上記の実
施の形態に限定されるものでないことは言うまでもな
い。本発明には、以下に示すような変形も可能である。
【0063】本発明は、連続配信用情報として、配信す
る映像データの配信対象区間の開始位置フレームについ
て、そのセンドタイムを用いるとしてきたが、センドタ
イム以外の情報も使用できる。連続配信用情報として
は、他にも、先頭フレームデータのデータサイズや、パ
ケット数なども用いることができる。その場合、連続配
信を行うための構成部として、これら情報から送信開始
タイミングの決定に必要な時間差を算出するものが必要
となるが、これは従来のセンドタイム算出用構成をその
まま用いることができる。
【0064】編成情報については、これまでに説明した
ように、端末から配信要求受付部に対し、全映像データ
の分を一度に送ることとしてもよいが、ここの映像デー
タの分を逐次追加送信していく形でもよい。また編成情
報における範囲情報(開始位置、終了位置)は、フレー
ムのほか映像データの先頭からのバイト数などを使用で
き、映像データにおける範囲を特定できる情報であれば
単位は何でもよい。
【0065】また、本発明については、プロセッサにプ
ログラムを実行させることで実現しているが、当該プロ
グラムはネットワークなどを経由して既存のプロキシサ
ーバなどに伝送し、そこで格納、実行させるものとして
もよい。あるいは、光ディスクや半導体メモリなど記録
媒体に記録しておいて、ここからインストールすること
によって実現することもできる。
【0066】また、上記実施の形態については、互いに
矛盾しない組み合わせである限り、さまざまに組み合わ
せることができる。そして、上記実施の形態において
「映像プロキシサーバ」として述べてきたものは、映像
データ供給元と供給先との間にあって、供給元から得た
複数の映像データを連続的に供給先に提供する処理を行
う装置という概念を示すものであり、この概念に当ては
まる装置は全て本発明の対象となる。
【0067】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の映像配信システムは、フレームデータの集合である映
像データを保持する映像データサーバと、前記映像サー
バから複数の映像データを取得し、当該取得した複数の
映像データを時間的に連続する形でユーザ端末に送信す
る映像プロキシサーバとからなる映像データ配信システ
ムであって、前記映像サーバは、映像データを前記プロ
キシサーバに送信する際、当該映像データの先頭フレー
ムに関するタイミング調整用の情報である連続配信用情
報を提供する連続配信用情報提供手段を有し、前記映像
プロキシサーバは、前記映像データサーバから複数の映
像データを受信する映像データ受信手段と、前記映像デ
ータ受信手段が受信する映像データに関して、連続配信
用情報提供手段が提供する連続配信用情報を取得する連
続配信用情報取得手段と、前記映像データ受信手段が受
信した複数の映像データを連続的に前記ユーザ端末に配
信する連続配信手段とを有し、前記連続配信手段は、連
続配信する複数の映像データのうち2番目以降の映像デ
ータについて、先頭のフレームデータの配信開始タイミ
ングを当該映像データに関する連続配信用情報の内容に
応じて調整する、という構成を特徴とする。
【0068】この構成によれば、映像データ間の境目に
あるフレームデータについては、連続配信用情報を映像
データサーバから映像プロキシサーバに提供するので、
映像プロキシサーバは、当該フレームデータについて
も、適切な再生が可能となるタイミングでユーザ端末に
提供できる。また、具体的には、前記連続配信用情報提
供手段が前記連続配信用情報として、前記映像データサ
ーバが映像データを構成するフレーム毎に送信開始タイ
ミング調整のために設定するセンドタイムの情報を提供
する、とすることもできる。
【0069】また、本発明の映像配信システムは、前記
連続配信用情報提供手段が前記連続配信用情報を映像デ
ータ送信用のパケットに格納する形で提供し、前記前記
連続配信用情報取得手段が映像データ送信用パケットか
ら読み出すことによって前記連続配信用情報を取得す
る、という構成にすることもできる。この構成によれ
ば、連続配信用情報は映像データ内に設定されるので、
連続配信用情報を映像データと別に送受信する必要がな
く、連続配信用情報を別途送受信するための構成が必要
ない。
【0070】また、上記の効果は、前記連続配信用情報
提供手段が前記連続配信用情報を映像データに重畳する
形で提供し、前記前記連続配信用情報取得手段は、映像
データからの抽出によって前記連続配信用情報を取得す
る、という構成によっても得られる。また、前記連続配
信用情報提供手段は、映像データに先立って冗長データ
を前記映像プロキシサーバに対して送信し、前記冗長デ
ータと映像データとの送信開始タイミングの時間差の形
で前記連続配信用情報を提供し、前記前記連続配信用情
報取得手段は、前記冗長データと映像データとの受信開
始タイミングの時間差を算出することで前記連続配信用
情報を取得する、という構成にすることもできる。
【0071】この構成によれば、連続配信用情報を生成
して映像データに付加する処理は不要となる。また、前
記映像データサーバについては、映像データのうち指定
された範囲の部分を前記映像プロキシサーバに送信し、
前記連続配信用情報提供手段は、前記指定範囲の映像デ
ータに先立って指定範囲より手前にあるフレームデータ
を前記映像プロキシサーバに対して送信し、前記指定範
囲より手前にあるフレームデータと前記指定範囲の映像
データとの送信開始タイミングの時間差の形で前記連続
配信用情報を提供し、前記前記連続配信用情報取得手段
は、前記指定範囲より手前にあるフレームデータと前記
指定範囲の映像データとの受信開始タイミングの時間差
を算出することで前記連続配信用情報を取得する、とい
う構成にすることもできる。
【0072】この構成によれば、映像データにおける送
信範囲を1フレーム分拡張するだけで効果が実現でき
る。また、これまでに述べた効果は、映像データサーバ
又は映像プロキシサーバ単独でも実現できる。また、こ
れまでに述べた効果は、上記システムの各構成部が行う
処理を実行する映像配信方法、又は、こうした配信方法
をコンピュータに実行させるプログラムによっても実現
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る映像データ配信システムの第1の
実施の形態のおける構成を示すブロック図である。
【図2】同実施の形態において映像プロキシサーバが参
照する編成情報の構成と内容の一例とを表形式で示す図
である。
【図3】同実施の形態における映像プロキシサーバのハ
ードウェア構成を示す図である。
【図4】同実施の形態において映像プロキシサーバの一
時記憶部に記憶された情報の一例を示す図である。
【図5】同実施の形態における映像プロキシサーバの映
像データ受信処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】同実施の形態における映像プロキシサーバの映
像データ連続配信処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図7】本発明に係る映像データ配信システムの第2の
実施の形態における構成を示すブロック図である。
【図8】本発明に係る映像データ配信システムの第3の
実施の形態における構成を示すブロック図である。
【図9】本発明に係る映像データ配信システムの第4の
実施の形態における構成を示すブロック図である。
【符号の説明】 10,710,810,910 映像プロキシサーバ 11 配信要求受付部 12,712,812,912 映像データ要求部 13 連続配信用情報要求部 14,714,814,914 映像データ受信部 15,715,815,915 連続配信用情報受信部 16 映像データ連続配信部 19 一時記憶部 20,720,820,920 映像データサーバ 21 連続配信用情報送信部 221 連続配信用情報埋込部 321 冗長データ送信部 T ユーザ端末 N,N2 ネットワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西谷 和博 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 谷川 賢太郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5C053 FA27 GB21 KA04 KA24 LA15 5C063 AB03 AB05 AB07 AC01 CA11 CA23 DA07 DA13 DB10 5C064 BA01 BB05 BB10 BC18 BC23 BD02 BD08

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームデータの集合である映像データ
    を保持する映像データサーバと、前記映像サーバから複
    数の映像データを取得し、当該取得した複数の映像デー
    タを時間的に連続する形でユーザ端末に送信する映像プ
    ロキシサーバとからなる映像データ配信システムであっ
    て、 前記映像サーバは、 映像データを前記プロキシサーバに送信する際、当該映
    像データの先頭フレー ムに関するタイミング調整用の情報である連続配信用情
    報を提供する連続配信用情報提供手段を有し、 前記映像プロキシサーバは 前記映像データサーバから複数の映像データを受信する
    映像データ受信手段と、 前記映像データ受信手段が受信する映像データに関し
    て、連続配信用情報提供手段が提供する連続配信用情報
    を取得する連続配信用情報取得手段と、 前記映像データ受信手段が受信した複数の映像データを
    連続的に前記ユーザ端末に配信する連続配信手段とを有
    し、 前記連続配信手段は、連続配信する複数の映像データの
    うち2番目以降の映像データについて、先頭のフレーム
    データの配信開始タイミングを当該映像データに関する
    連続配信用情報の内容に応じて調整すること、を特徴と
    する映像データ配信システム。
  2. 【請求項2】 前記連続配信用情報提供手段は、前記連
    続配信用情報として、前記映像データサーバが映像デー
    タを構成するフレーム毎に送信開始タイミング調整のた
    めに設定するセンドタイムの情報を提供すること、を特
    徴とする請求項1に記載の映像データ配信システム。
  3. 【請求項3】 前記連続配信用情報提供手段は、前記連
    続配信用情報を映像データ送信用のパケットに格納する
    形で提供し、 前記前記連続配信用情報取得手段は、映像データ送信用
    パケットから読み出すことによって前記連続配信用情報
    を取得すること、を特徴とする請求項1に記載の映像デ
    ータ配信システム。
  4. 【請求項4】 前記連続配信用情報提供手段は、前記連
    続配信用情報を映像データに重畳する形で提供し、 前記前記連続配信用情報取得手段は、映像データからの
    抽出によって前記連続配信用情報を取得すること、を特
    徴とする請求項1に記載の映像データ配信システム。
  5. 【請求項5】 前記連続配信用情報提供手段は、映像デ
    ータに先立って冗長データを前記映像プロキシサーバに
    対して送信し、前記冗長データと映像データとの送信開
    始タイミングの時間差の形で前記連続配信用情報を提供
    し、 前記前記連続配信用情報取得手段は、前記冗長データと
    映像データとの受信開始タイミングの時間差を算出する
    ことで前記連続配信用情報を取得すること、を特徴とす
    る請求項1に記載の映像データ配信システム。
  6. 【請求項6】 前記映像データサーバは、映像データの
    うち指定された範囲の部分を前記映像プロキシサーバに
    送信し、 前記連続配信用情報提供手段は、前記指定範囲の映像デ
    ータに先立って指定範囲より手前にあるフレームデータ
    を前記映像プロキシサーバに対して送信し、前記指定範
    囲より手前にあるフレームデータと前記指定範囲の映像
    データとの送信開始タイミングの時間差の形で前記連続
    配信用情報を提供し、 前記前記連続配信用情報取得手段は、前記指定範囲より
    手前にあるフレームデータと前記指定範囲の映像データ
    との受信開始タイミングの時間差を算出することで前記
    連続配信用情報を取得すること、を特徴とする請求項1
    に記載の映像データ配信システム。
  7. 【請求項7】 フレームデータの集合である映像データ
    を保持する映像データサーバから複数の映像データを取
    得し、当該取得した複数の映像データを時間的に連続す
    る形でユーザ端末に送信する映像プロキシサーバであっ
    て、 前記映像データサーバから複数の映像データを受信する
    映像データ受信手段と、 前記映像データ受信手段が受信する映像データに関し
    て、連続配信用情報提供手段が提供する連続配信用情報
    を取得する連続配信用情報取得手段と、 前記映像データ受信手段が受信した複数の映像データを
    連続的に前記ユーザ端末に配信する連続配信手段とを有
    し、 前記連続配信手段は、連続配信する複数の映像データの
    うち2番目以降の映像データについて、先頭のフレーム
    データの配信開始タイミングを当該映像データに関する
    連続配信用情報の内容に応じて調整すること、を特徴と
    する映像プロキシサーバ。
  8. 【請求項8】 フレームデータの集合である映像データ
    を保持する映像データサーバと、前記映像サーバから複
    数の映像データを取得し、当該取得した複数の映像デー
    タを時間的に連続する形でユーザ端末に送信する映像プ
    ロキシサーバとからなる映像データ配信システムにおけ
    る映像データ配信方法であって、 前記映像サーバから前記プロキシサーバに映像データが
    送信される際、当該映像データの先頭フレームに関する
    タイミング調整用の情報である連続配信用情報を前記映
    像サーバから前記プロキシに提供する連続配信用情報提
    供ステップと、前記映像プロキシサーバが前記映像デー
    タサーバから複数の映像データを受信する映像データ受
    信ステップと、 前記映像データ受信ステップにおいて受信された複数の
    映像データを前記映像プロキシサーバが連続的に前記ユ
    ーザ端末に配信する連続配信ステップとを有し、 前記連続配信ステップにおいては、連続配信する複数の
    映像データのうち2番目以降の映像データについて、先
    頭のフレームデータの配信開始タイミングが当該映像デ
    ータに関する連続配信用情報の内容に応じて調整される
    こと、を特徴とする映像データ配信方法。
  9. 【請求項9】 フレームデータの集合である映像データ
    を保持する映像データサーバと、前記映像サーバから複
    数の映像データを取得し、当該取得した複数の映像デー
    タを時間的に連続する形でユーザ端末に送信する映像プ
    ロキシサーバとからなる映像データ配信システムにおけ
    る映像データ配信方法をコンピュータに実行させるため
    のプログラムであって、 前記映像データ配信方法は、 前記映像サーバから前記プロキシサーバに映像データが
    送信される際、当該映像データの先頭フレームに関する
    タイミング調整用の情報である連続配信用情報を前記映
    像サーバから前記プロキシに提供する連続配信用情報提
    供ステップと、前記映像プロキシサーバが前記映像デー
    タサーバから複数の映像データを受信する映像データ受
    信ステップと、 前記映像データ受信ステップにおいて受信された複数の
    映像データを前記映像プロキシサーバが連続的に前記ユ
    ーザ端末に配信する連続配信ステップとを有し、 前記連続配信ステップにおいては、連続配信する複数の
    映像データのうち2番目以降の映像データについて、先
    頭のフレームデータの配信開始タイミングが当該映像デ
    ータに関する連続配信用情報の内容に応じて調整される
    ことを特徴とする映像データ配信方法である、というプ
    ログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006521038A (ja) * 2003-02-26 2006-09-14 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ マルチメディアコンテンツを配信するためのシステム

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