JP2003303043A - 表示画面操作装置 - Google Patents

表示画面操作装置

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JP2003303043A
JP2003303043A JP2002106508A JP2002106508A JP2003303043A JP 2003303043 A JP2003303043 A JP 2003303043A JP 2002106508 A JP2002106508 A JP 2002106508A JP 2002106508 A JP2002106508 A JP 2002106508A JP 2003303043 A JP2003303043 A JP 2003303043A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作性が良く、機器の高機能化とダウン
サイジング化の要請に応えることのできる表示画面のス
クロール操作装置の提供。 【解決手段】 環状形態に配置された複数の操作面9i
〜9xiiの下方位置には、それぞれ対応する接点入力部
が配置されている。そして、各操作面9i〜9xiiを順次
押圧して接点入力部を順次入力する操作を行うと、操作
開始点として検知した接点入力部について設定されたス
クロール方向Du,Dd,Dr,Dlにしたがって表示
画面がスクロールする。このように複数の操作面9i〜
9xiiを順次押圧する動きのある周回的な操作によって
表示画面を操作性良くスクロールさせることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パーソナルコン
ピュータ、PDA、携帯電話機といった情報端末機器、
更にはゲーム装置、カーナビゲーション装置、各種AV
機器、各種機器に附属するリモートコントロールスイッ
チなどのような一体型または外付け型の表示装置を備え
る各種機器について、スクロールを行う装置に関する。
【0002】
【従来の技術】表示装置を一体にまたは外付けで備える
前述のような各種の機器において、表示装置の表示領域
に制約があるため、スクロールによってその文章や画像
などの内容を表示する。このスクロールを行うための操
作装置としては、例えばパーソナルコンピュータ、PD
A、携帯電話機であれば方向キーが知られており、そし
てこの方向キーを必要なスクロール量が得られるまで押
下する操作を行うのが典型的な従来のスクロール操作で
ある。なお、本明細書でいう「表示画面」とは文章や画
像など、表示装置の表示領域に表す画面を意味する用語
であり、「スクロール」とは表示装置の表示領域では表
示しきれない表示画面の非表示部分を表示領域に表示さ
せる操作を意味する用語として用いており、また「スク
ロール方向」とは表示画面を上・下・左・右の少なくと
も何れかに移動させる方向を意味する用語として用いて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに方向キーで表示画面のスクロールを行う場合には、
目的のスクロール方向へ連続して方向キーを押下しなけ
ればならず、操作に疲労を伴うものであった。また、こ
うした方向キーについて一般的なのはキー配置には方向
性があるものの、各々のキー操作についてはただ押圧し
続ける静止的な単調な操作を行うだけであった。こうし
た事情から従来の方向キーで行うスクロールは、必ずし
も操作性が良いものとは言えなかった。
【0004】また、こうした従来の方向キーはスクロー
ルを行う専用キーとして設けられているのが一般的であ
るが、これでは著しい機器の高機能化とダウンサイジン
グ化の要請に応えることは不可能である。
【0005】以上のような従来技術を背景としてなされ
たのが本発明であり、その目的は、操作性の良い表示画
面の操作装置を提案することにある。
【0006】また、本発明は、更に機器の高機能化とダ
ウンサイジング化の要請に応える表示画面の操作装置の
提案を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
べく本発明は、環状形態の操作面を有する操作部材の下
方位置に配置した複数の接点入力部と、該環状形態の操
作面がなす環状軌道にそって複数の接点入力部を順次入
力する操作を加えると、操作開始点として検知した接点
入力部について設定されたスクロール方向にしたがって
表示画面のスクロールを行うスクロール制御手段と、を
備える表示画面の操作装置を提案する。
【0008】環状形態の操作面を有する操作部材の下方
位置に複数の接点入力部が配置してあり、該環状形態の
操作面がなす環状軌道にそって複数の接点入力部を順次
入力する操作を加えると、スクロール制御手段が、操作
開始点として検知した接点入力部について設定されたス
クロール方向にしたがって表示画面のスクロールを行う
ので、環状軌道の全周または部分にそって複数の接点入
力部を順次入力する動きのある周回的な操作によって表
示画面をスクロール可能で、操作性を向上することがで
きる。
【0009】前記本発明のスクロール制御手段は、環状
形態の操作面がなす環状軌道にそって複数の接点入力部
が順次入力されてから戻り方向へ接点入力部の入力がな
されると、前記スクロール方向とは反対の逆方向へ表示
画面のスクロールを行うものとして構成できる。
【0010】環状形態の操作面がなす環状軌道にそって
複数の接点入力部が順次入力されてから戻り方向へ接点
入力部の入力がなされると、スクロール制御手段は、前
記スクロール方向とは反対の逆方向へ表示画面のスクロ
ールを行うので、逆方向へのスクロールであっても切れ
目の無い連続的な操作で行うことが可能であり、操作性
を向上できる。
【0011】そして本発明は、前記の如き作用・効果を
発揮するスクロール制御手段の具体的構成として、各接
点入力部の入力に対して表示画面のスクロール方向を設
定する方向設定手段と、各接点入力部の入力を検知する
と当該接点入力部について設定した所定のスクロール方
向へ表示画面をスクロールさせるスクロール実行手段
と、を備えるものとした。この場合、更に前記方向設定
手段は、スクロール実行手段が操作開始点となる接点入
力部の入力を検知すると、その接点入力部に設定したス
クロール方向と同一方向を他の接点入力部のスクロール
方向として設定するものとして構成できる。
【0012】また本発明は、前記スクロール制御手段に
おける方向設定手段の更なる他の具体的構成として、ス
クロール実行手段が戻り方向への接点入力部の入力を検
知すると、前記設定したスクロール方向とは反対の逆方
向をスクロール方向として設定するようにした。
【0013】そして、前記本発明のスクロール制御手段
は、順次入力される接点入力部の入力時間間隔に応じて
表示画面のスクロール速度を可変制御する速度制御手段
を備えるものとして構成できる。
【0014】順次入力される接点入力部の入力時間間隔
に応じて速度制御手段が表示画面のスクロール速度を可
変制御するので、例えば接点入力部の入力時間間隔が短
くなるにつれてスクロール速度を高速化したり、該入力
時間間隔が長くなるにつれてスクロール速度を低速化し
たりすることが可能であり、表示画面のスクロールを効
率化でき、スクロール量が長大な場合や頻繁にスクロー
ルを行う場合などに特に好適である。
【0015】前記本発明における環状形態の操作面につ
いては、二つの態様で構成できる。その内の一の態様と
して本発明では、環状形態の操作面をドーナツ板形操作
面としたものである。したがって、ドーナツ板形操作面
がなす環状軌道にそって複数の接点入力部を順次入力す
る周回的な操作をスムーズに行えるので、操作性を向上
できる。
【0016】また、他の態様として本発明では、環状形
態の操作面が複数の操作小面を環状に配置した操作面と
したものである。前述のドーナツ形操作面のように操作
面が面一で連続しているのが周回的な操作には最適だ
が、複数の操作小面を環状に配置した環状形態の操作面
でも、これと同様のスムーズな操作性を実現できる。
【0017】前記本発明は、環状形態の操作面を面方向
で複数に分割した各領域の下方位置に接点入力部を配置
してあり、前記スクロール制御手段が、各領域ごとの接
点入力部の入力について、その分割位置と表示画面のス
クロール方向とを合致して設定するものとして構成され
る。
【0018】スクロール制御手段が各領域ごとの接点入
力部の入力について、その分割位置と表示画面のスクロ
ール方向とを合致して設定するので、操作性良くスクロ
ール操作が行える。
【0019】この具体的構成例として前記本発明では先
ず、環状形態の操作面を面方向で上側領域と下側領域ま
たは右側領域と左側領域に二分割した各領域の下方位置
に接点入力部を配置してあり、前記スクロール制御手段
(更に具体的には方向設定手段)が、該上側領域におけ
る接点入力部の入力には上方向を、該下側領域における
接点入力部の入力については下方向を、該右側領域にお
ける接点入力部の入力については右方向を、該左側領域
における接点入力部の入力については左方向を、各々ス
クロール方向として設定するものとした。このため上下
方向または左右方向といった二方向スクロールを特に操
作性良く行える。
【0020】また、他の具体的構成例として前記本発明
では、環状形態の操作面を面方向で右上領域、右下領
域、左上領域、左下領域に四分割した各領域の下方位置
に接点入力部を配置してあり、前記スクロール制御手段
(更に具体的には方向設定手段)が、右上領域における
接点入力部の入力については右方向および上方向を、右
下領域における接点入力部の入力については右方向およ
び下方向を、左上領域における接点入力部の入力につい
ては左方向および上方向を、左下領域における接点入力
部の入力については左方向および下方向を、各々スクロ
ール方向として設定するものとした。このため二方向ス
クロールだけでなく、上・下・左・右の各方向への四方
向スクロールを特に操作性良く行うことができる。
【0021】なお、前記領域どうしが隣接する境界に接
点入力部を配置してある場合には、スクロール制御手段
が、当該境界接点入力部については操作開始点としてス
クロール方向を設定せず、次入力された接点入力部を操
作開始点として検知するものとして構成すればよく、こ
れによってスクロール方向の制御ミスを抑制できる。
【0022】以上のように良好な操作性を実現できる本
発明は、前記接点入力部の入力を項目選択用のキー入力
とする操作モード切替手段を更に備えるものとして構成
できる。
【0023】前記接点入力部の入力を項目選択用のキー
入力として利用する操作モード切替手段を更に備えるた
め、本発明では前述した表示画面のスクロール操作が行
えるだけでなく、項目選択用のキー入力としても利用可
能であるから項目選択用の入力キーを機器に備える必要
がなく、機器に求められる高機能化とダウンサイジング
化の要請に一括して応えることができる。
【0024】このように高機能化とダウンサイジング化
の要請に応える他の手段として本発明は、環状形態の操
作面に、文字、数字、記号、図形などの入力要素のうち
少なくとも何れかを表示した表示部を設けるとともに各
入力要素の下方位置に接点入力部を配置し、接点入力部
の入力を前記入力要素のキー入力とする操作モード切替
手段を更に備えるものとして構成した。
【0025】このため本発明では、前述した表示画面の
スクロール操作が行えるだけでなく、文字、数字、記
号、図形などの入力要素の入力も行うことができ、高機
能化と省スペース化の必要性が高い携帯電話機や、PD
A、ノートブックタイプのパーソナルコンピュータなど
の情報端末機器やカーナビゲーションシステムについて
の利用に特に好適である。
【0026】前記本発明は、環状形態の操作面の内側ま
たは外側における近接位置に、該操作面に対して高さ方
向で面差を有する段差面を設けたものである。
【0027】表示画面をスクロールさせる周回的な操作
を行う際に、段差面との面差が環状形態の操作面にそっ
て操作を行うガイドとして機能するので安定した操作性
が得られる。そしてこの場合、環状形態の操作面の内側
または外側に入力キーを設け、該入力キーの天面部を前
記段差面とすることができる。
【0028】前記本発明の複数の接点入力部は、メンブ
レンスイッチにて構成することができる。このためメン
ブレンスイッチは接点どうしの導通にクリック感を生じ
ないので、表示画面のスクロールを行うための周回的な
操作をスムーズに行うことができる。なお、このメンブ
レンスイッチではなく、金属製の皿ばねスイッチや、導
電性のゴム接点などを利用してもよい。
【0029】そして、以上の本発明におけるスクロール
制御手段、方向設定手段、スクロール実行手段、速度制
御手段、操作モード切替手段は、スクロール制御プログ
ラム、方向設定プログラム、スクロール実行プログラ
ム、速度制御プログラム、キー入力制御プログラムをメ
モリから読み出して所定の演算処理と命令処理を実行す
るCPUによって実現することができ、それらの各手段
による動作はCPUで生成された表示データが機器に応
じたデータ処理系を通じて、一体または外付けで該機器
に備える表示装置に出力されて表示画面に表示されるこ
とになる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しつつ説明する。
【0031】第1実施形態
【0032】第1実施形態による操作装置1は、図1で
例示するように携帯電話機2に搭載したものである。し
たがってこの携帯電話機2でスクロールされる表示画面
は、一体に備える液晶ディスプレイ3で表示される。
【0033】操作装置1は、操作部材4と接点入力部5
とを備えている。操作部材4は、シリコーンゴムや熱可
塑性エラストマーといったゴム状弾性体にて形成したキ
ーパッド6の上に、図2と図3で示すように熱可塑性樹
脂等で形成した樹脂キートップ7,8,9を貼着したも
のである。中心にある樹脂キートップ7は円板状で、こ
れは主に確定キー7として機能する。その外側の樹脂キ
ートップ8はドーナツ板状で、これは主に項目選択キー
8として機能する。そして最外周に環状形態を成すよう
に配置された計12個ある小径円板状の樹脂キートップ
9は、本実施形態により表示画面のスクロールと、それ
らの操作面9aに表示された文字、数字、記号などの入
力要素の入力と、を実行するための操作入力キー9とし
て機能する。そしてこの操作入力キー9が熱可塑性樹脂
等の硬質樹脂で形成されているので、操作面9aを滑り
やすくすることができ、後述するスクロール操作時に行
う複数の操作面9aを連続的に押下する周回的な操作を
非常に楽に行える。樹脂キートップ7と樹脂キートップ
8は、携帯電話機2の筐体2aに開孔する共通の窓孔2
bを通じて外部に露出している。また、計12個の樹脂
キートップ9もそれぞれ対応する窓孔2cを通じて外部
に露出した状態とされている。各樹脂キートップ7,
8,9は、押圧を加えない非操作時にはその天面が各窓
孔2b,2cから僅かに突出する高さ位置にあり、接点
入力部5による入力が成される操作時にはその天面が僅
かに窓孔2b,2cの内部に沈む高さ位置として筐体2
aの内部に組み込まれている。したがって、操作入力キ
ー9は接点入力部による入力が成されるときに大きく窓
孔2cに沈み込まないので、この点でも前述したような
周回操作が非常に楽に行える。
【0034】接点入力部5は、プリント基板10の接点
10aと、ドーム形で金属製のメタルスイッチ10bか
らなり、この接点入力部5は樹脂キートップ7,8,9
の下方位置に配置されている。具体的には、確定キー7
の下方位置には一つのメタルスイッチ10bが、また項
目選択キー8の下方位置には図2で示す上下左右の各印
の直下にそれぞれメタルスイッチ10bが配置されてい
る。環状形態に配置された各操作入力キー9の下方位置
にも一つずつメタルスイッチ10bが配置されている。
そして樹脂キートップ7,8,9が押圧操作されると、
キーパッド6の裏面に下向き円柱形状として凸設した押
し子部6aがメタルスイッチ10bを座屈させてクリッ
ク感を発生し、座屈したメタルスイッチ10bが接点1
0aに接触することで、接点10aにて図示せぬ基板回
路が閉じる。これにより接点入力部5による入力が成さ
れる。このようにクリック感を伴うキー入力が行えるた
め、キー操作が確実に行える。
【0035】次に、本実施形態の構成を図4の機能ブロ
ック図を参照しつつ説明する。
【0036】本実施形態の操作装置1は、前述した構造
の接点入力部5が、CPUにて構成される「スクロール
制御手段」をなすスクロール制御装置11と、メモリ1
2と、液晶ディスプレイ3とに接続されている。このう
ちスクロール制御装置11は前述した操作部材4と接点
入力部5と共に本実施形態における操作装置1を構成す
る。そして、接点入力部5で入力がなされると、コマン
ドがスクロール制御装置11に入力され、各制御動作を
行うための所定のプログラムをメモリ12から読み出し
て演算処理を行い、液晶ディスプレイ3に対する表示制
御を行う。こうして、液晶ディスプレイ3に表示されて
いる表示画面をスクロールさせることが可能である。
【0037】そして、スクロール制御装置11には、
「スクロール実行手段」としてのスクロール実行部1
3、「方向設定手段」としての方向設定部14、「速度
制御手段」としての速度制御部15、「操作モード切替
手段」としての操作モード切替部16が含まれている。
【0038】スクロール実行部13は、スクロール操作
時に、各接点入力部5の入力を検知して、その接点入力
部5について設定されている所定のスクロール方向へ表
示画面をスクロールさせる表示制御を液晶ディスプレイ
3に対して行う。また、後述する方向設定部14、速度
制御部15、操作モード切替部16からの制御信号にし
たがって所定の表示制御を実行する。
【0039】方向設定部14は、スクロール操作時に、
各接点入力部5の入力に対して表示画面のスクロール方
向を設定し、方向設定信号をスクロール実行部13に供
給する。
【0040】表示画面のスクロール量が長大な場合に
は、まずスクロールを高速に行ってから表示目標に近づ
いた時点で低速にスクロールできると、大変効率的であ
り好ましい。速度制御部15は、スクロール操作時に、
順次入力される接点入力部5の時間間隔に応じて表示画
面のスクロール速度を可変制御するもので、生成した速
度制御信号をスクロール実行部13に出力する。この場
合の可変制御としては、例えば、図外のタイマを利用し
て当該時間間隔を計測し、それが短くなればなるほどス
クロール速度を高速化し、逆に長くなればなるほどスク
ロール速度を低速化するような制御を行う。
【0041】操作モード切替部16は、接点入力部5に
よる入力を、項目選択用のキー入力や、文字、数字、記
号、図形等の入力要素を入力するためのキー入力とする
ものである。したがって、この操作モード切替部16に
操作モードの変更を命令が入力されると、スクロール実
行部13の動作を有効化または無効化する所定の切替信
号をスクロール実行部13に出力し、スクロールモード
とキー入力モードの切替が行われることになる。
【0042】次に、本実施形態により行う各種の動作を
説明する。
【0043】I.キー入力モード
【0044】操作入力キー9の操作面9aに表示されて
いる入力要素すなわち文字、数字、記号を入力するキー
入力モードは、操作モード切替部16に操作モードをキ
ー入力モードとする切替命令が入力され、操作モード切
替部16によってスクロール実行部13の動作が無効化
された状態で行える。なお、本実施形態では、キー入力
モードのときには操作入力キー9を使って行う表示画面
のスクロールは行えない。そして、例えば携帯電話機2
で電子メールを作成する場合に、スクロール実行部13
の動作が無効化されると、各操作面9aに表示された文
字等の入力要素を入力することができる。なお、確定キ
ー7、項目選択キー8は、このキー入力モードで使用で
きるほか、次に説明するスクロールモードでも使用可能
としてよいし使用不能としてもよい。
【0045】II.スクロールモード
【0046】i.方向設定 ; 操作入力キー9に対応
する接点入力部5の入力をキー入力モードからスクロー
ルモードへ移行させるには、スクロール実行部13の動
作を有効化する。このスクロールモードに切替わると、
計12個の操作入力キー9に対応する接点入力部5の入
力に対して、方向設定部14がスクロール方向の設定を
行う。なおここでは、図5で示すように、液晶ディスプ
レイ3の表示領域W1よりも上下左右の全方向で表示画
面W2の方が大きい場合の設定を説明する。
【0047】こうした場合には、表示領域W1に対して
表示画面W2を上・下・左・右の全方向にスクロールし
なければ全体を表示させることができない。そのため方
向設定部14は、図6で示すようなスクロール方向の設
定を行う。
【0048】すなわち方向設定部14は、環状形態に配
置した操作面9aを四半領域つまり右上領域Ru、右下
領域Rd、左上領域Lu、左下領域Ldに区分する。そ
して、右上領域Ruに対応する接点入力部5の入力につ
いては、“右”“上”という分割位置に対応して右方向
Drと上方向Duをスクロール方向として設定する。こ
れと同様に、右下領域Rdには右方向Drか下方向Dd
を、左上領域Luには左方向Dlか上方向Duを、左下
領域Ldには左方向Dlか下方向Ddを、それぞれ表示
画面W2のスクロール方向として設定する。ただし、隣
接する領域どうしを跨ぐように配置した操作入力キー9
iii,9vi,9ix,9xii(本明細書では単に「境界キー
9iii,9vi,9ix,9xii」と称呼する。)について
は、スクロール方向を設定しない。このためスクロール
の開始時にまずスクロール実行部13によって操作開始
点として検知されるのは、境界キー9iii,9vi,9i
x,9xiiではなく、境界キー9iii,9vi,9ix,9xii
の次に入力される操作入力キー9i,9ii,9iv,9v,
9vii,9viii,9x,9xiの何れかであり、それに応じ
てスクロール方向の設定がなされる。
【0049】ii.スクロール ; 次に、表示画面W2
のスクロールは、以下のステップで行われる(図7参
照)。なおここでは図5で示すように、画面部分pの全
体を表示させるために、表示画面W2を下方向Ddへス
クロールし、次に右方向Drへスクロールする操作方法
を具体例として説明する。
【0050】まず始めにスクロール実行部13は、操作
入力キー9に対応する接点入力部5からの入力待機の状
態とされ(s101)、キー入力が無ければそのまま待
機を継続する(s103)。そして、キー入力を検出す
ると、それが境界キー9iii,9vi,9ix,9xiiか否か
を判断する(s105)。ここで境界キー9iii,9v
i,9ix,9xiiの場合には、前述のようにスクロールの
操作開始点とはならないので、再びキー入力待ちの状態
になる(s101)。一方、境界キー9iii,9vi,9i
x,9xiiでなく、操作入力キー9i,9ii,9iv,9v,
9vii,9viii,9x,9xiの何れかである場合には、そ
の接点入力部5の入力に予め設定した二つのスクロール
方向がここで特定される(s107)。
【0051】具体的には、図5で示すように、画面部分
pを画面部分p1で示す位置へ下方向Ddへのスクロー
ル行う。したがって、図6で示す右下領域Rdか左下領
域Ldの何れかに含まれる操作入力キー9を押下して入
力する。なおここでは右下領域Rdの操作入力キー9iv
が押下されたとする。これにより右方向Drと下方向D
dの二つの方向がスクロール方向として特定される。
【0052】次に、スクロール実行部13は、次のキー
入力の待機状態となる(s109)。そして、スクロー
ル実行部13が次のキー入力を検知すると、最初に操作
された操作入力キー9を基準とする隣接方向によって、
スクロール方向として特定された二方向のうちの一方向
を選択して、スクロール方向として確定する(s11
1)。
【0053】具体的には、操作入力キー9ivの次に押下
されたのが時計回りの隣接位置にある操作入力キー9v
であれば、下方向Ddがスクロール方向として確定す
る。一方、次入力が反時計回りの隣接位置にある境界キ
ー9iiiであれば、右方向Drがスクロール方向として
確定する。なお、ここでは操作入力キー9vの入力がな
されて下方向Ddがスクロール方向として確定したもの
とする。
【0054】このようにスクロール方向が確定すると、
方向設定部13は、全ての操作入力キー9i〜9xiiの接
点入力部5の入力によりなされるスクロール方向を、確
定したスクロール方向と同一方向に設定する(s11
3)。具体的には、全ての操作入力キー9i〜9xiiのス
クロール方向が下方向Ddとして設定される。
【0055】すると再びキー入力の待機状態となり(s
115)、次のキー入力がなされた場合にはそれが順方
向キーであるか逆方向キーであるかを判断する(s11
7)。具体的には、操作入力キー9vの次に入力された
のが、時計回りの隣接位置にある境界キー9viである場
合には順方向キーと判断して、表示画面W2を下方向D
dへスクロールさせる(s119)。一方、反時計回り
の隣接位置にある操作入力キー9ivである場合には逆方
向キーと判断して、後述する逆スクロールを行う操作に
移行する(s121,s123)。なお、ここでは境界
キー9viの入力がなされたとする。
【0056】以上のようにして、操作入力キー9ivから
時計回り(順方向)に9iv→9v→9vi→9vii→9viii
→9ix→9x→9xi→9xii→…といったように次々に押
圧する周回的な操作を行うと、スクロール実行部13が
接点入力部5の入力を検知して表示画面W2を下方向D
dへスクロールさせる(s119)。これによって画面
部分pは、まず画面部分p1のところまで送ることがで
きる。
【0057】次に、画面部分p1を画面部分p2の位置
へスクロールさせるが、この場合の操作も前述の操作方
法と同様である。即ち、下方向Ddへのスクロールを行
った操作の指を離して、今度は右方向Drへのスクロー
ルが可能な右上領域Ruか右下領域Rdの何れかに含ま
れる操作入力キー9を押下して入力する。ここでは、右
上領域Ruの操作入力キー9iが押下されたとする。こ
れによって、右方向Drと上方向Duの二つの方向がス
クロール方向として特定される。
【0058】そして、次入力が反時計回りの隣接位置に
ある境界キー9xiiであれば、上方向Duがスクロール
方向として確定するが、ここでは時計回りの隣接位置に
ある操作入力キー9iiを押下して、目的の右方向Drを
スクロール方向として確定させる。すると、前述と同様
に方向設定部13が全操作入力キー9i〜9xiiのスクロ
ール方向を右方向Drとして設定し、操作入力キー9ii
からそのまま反時計回り方向へ周回的な操作を行えば、
目的の位置に画面部分p2をスクロールできる。
【0059】iii.逆スクロール ; 前述の説明で例
えば画面部分pを画面部分p1の位置まで下方向Ddへ
スクロールさせるときに、操作ミスで画面部分p3の位
置までオーバースクロールさせてしまうことがある。こ
の場合に、画面部分p1の位置まで上方向Duへ表示画
面W2の逆スクロールを行うには次のようにする。
【0060】前述の説明では、下方向Ddへのスクロー
ルの操作開始点として、操作入力キー9ivが入力され
て、そこから時計回りで下方向Ddへスクロールさせて
いる。そして、操作入力キー9xiiの入力で画面部分p
1の位置に停止することができたにも拘わらず、それを
越えて操作入力キー9i、操作入力キー9iiまで入力し
て画面部分p3の位置までオーバースクロールしてしま
ったと仮定する。この場合には、そこから反時計回りに
戻って逆方向キーとなる操作入力キー9iを押下する
(s117)。この戻り方向へのキー入力をスクロール
実行部13が検知すると、方向設定部14は、全ての操
作入力キー9に設定した下方向Ddのスクロール方向
を、それとは反対の上方向Duに設定し直す(s12
1)。そして、操作入力キー9xiiまで戻るように周回
的な操作が行われると、目的の画面部分p1の位置まで
表示画面W2を逆スクロールできる(s123)。
【0061】iv.二方向スクロール ; 以上の説明で
は、方向設定部14が、図5で示すように、右上領域R
u、右下領域Rd、左上領域Lu、左下領域Ldに区分
して、四方向スクロールが可能な例を示したが、表示画
面によっては、表示領域内にぴったりと収まる場合もあ
る。この場合には、上下方向または左右方向だけスクロ
ールできればよい。そのため、方向設定部14は、表示
領域に表示する表示画面ごとに、両者のサイズの大小を
比較して、二方向スクロールと四方向スクロールの何れ
を適用するかの判別を行う。そして、上下の二方向スク
ロールである場合には、図6で示す右上領域Ruと左上
領域Luとを一体化した上側領域と、右下領域Rdと左
下領域Ldとを一体化した下側領域とに分割し、上側領
域の接点入力部5の入力については上方向をスクロール
方向として設定し、下側領域の接点入力部5については
下方向をスクロール方向として設定する。また、この上
下の場合と同様に左右の二方向スクロールである場合
も、右側領域と左側領域を設定し、右側領域については
右方向を、左側領域については左方向を各々スクロール
方向として設定する。インターネットのWebページな
どでは、次々とリンクにより展開される個々のWebペ
ージごとに(表示画面ごとに)、サイズに大小差がある
ことが間々ある。このような場合でも、方向設定部14
が必要なスクロール方向を判別して、どのような表示画
面でも操作性良くスクロールが行える。
【0062】以上説明した第1実施形態の操作装置1の
変形例を例示すると、操作入力キー9の数は計12であ
るがそれを増減させてもよく、また操作面9aの形状も
円形でなく多角形や他の形状であってもよい。各領域の
境界については、図5で示すように十字形として設定し
たがX字形であってもよい。更に、項目選択キー8を内
側に、操作入力キー9を外側に配置したが、逆の配置で
もよい。そして、携帯電話機2に搭載した例を示した
が、PDAやカーナビゲーションシステム、ノートブッ
クタイプのパーソナルコンピュータなどに搭載してもよ
い。
【0063】第2実施形態
【0064】第2実施形態の操作装置21は、図8と図
9で示すように、操作部材22と接点入力部23を第1
実施形態と異ならせたものである。なお、この操作装置
21で行うキー入力モードとスクロールモードの説明
は、第1実施形態と同様であるため詳細な説明を省略す
る。
【0065】本実施形態の操作部材22は、第1実施形
態と同じような形状のとした樹脂キートップ24,2
5,26が形成されている。これらはポリエチレンテレ
フタレートのような平らな樹脂フィルムに絞り成形を加
えて、内部が空洞の内側凸部24a、中間環状凸部25
a、外側凸部26aを形成した後、金型内で液状樹脂を
流込んで硬化させて樹脂キートップ24,25,26の
骨格をなす本体部24b,25b,26bを各々形成し
構成したものである。そして各本体24b,25b,2
6bは、下向き円柱形状とした押し子部24c,25
c,26cを凸設したものとなっている。
【0066】本実施形態の接点入力部24は、メンブレ
ンスイッチ27として構成されている。メンブレンスイ
ッチ27は、絶縁性の上フィルム28と下フィルム29
との間に絶縁性のスペーサ30を介在させ、これらを一
体化した積層構造をなしている。上フィルム28には導
電性インクにて接点28aが、また下フィルム29にも
同様の接点29aが形成されており、これらはスペーサ
30によって離間状態で対面配置されている。そして、
各樹脂キートップ24,25,26を押下すると、上フ
ィルム28が撓んで接点28a,29aどうしが接触
し、表示画面のスクロールを始めとする各種の入力を行
えるようになっている。したがって、樹脂キートップ2
6の下方位置にあり上下で対を成すメンブレンスイッチ
27の接点29a,30aが本実施形態における接点入
力部23を構成している。接点入力部23をメンブレン
スイッチ27にて構成したことで、本実施形態では接点
入力部23の入力がなされるときに第1実施形態のメタ
ルスイッチ10bのようなクリック感がないため、順次
接点入力部23を入力していく周回的な操作を大変スム
ーズに行えるメリットがある。また、メンブレンスイッ
チ27は非常に薄く軽く構成できるため、この操作装置
21を搭載する機器の薄厚化、軽量化に大きく貢献する
ことができる。
【0067】また、スクロール操作を行う樹脂キートッ
プ26に注目すると、第1実施形態のものとは異なり、
操作面26dが無端環状で一連のドーナツ板形操作面で
ある。したがって、この操作面26dを指Fでなぞるよ
うにして行う周回的な操作をスムーズに行うことができ
る。更に、操作面26dの内周側で隣接位置する樹脂キ
ートップ25の操作面25dに着目すると、その操作面
25dは操作面26dよりも一段高くしてある。したが
って、図11で示すように、操作する指Fの腹を面差の
ある操作面25dの縁部に当ててそのガイドを受けつ
つ、操作面26dをなぞるように周回的な操作を行える
ので、操作の安定性も得ることができる。
【0068】第3実施形態
【0069】第1実施形態や第2実施形態の操作装置
1,21は、操作入力キー9、樹脂キートップ26につ
いて、文字等の入力要素を入力するキー入力モードと、
表示画面のスクロールモードの双方を行えるようにし
た。第3実施形態の操作装置31では、それらの実施形
態で主として項目選択を行うだけであった樹脂キートッ
プ8,25についてスクロール操作を実現するものであ
る。
【0070】即ち、本実施形態の操作装置31は、操作
部材32と接点入力部33の構成が前記各実施形態とは
異なっている。まず操作部材32は、シリコーンゴムな
どのゴム状弾性体にて形成されており、中央凸部34と
環状凸部35とが形成されており、これらが樹脂キート
ップとして機能する。このうちの中央凸部34の天面に
は硬質樹脂部34aが貼着されており、これは主として
確定キーとして機能させるものである。一方、環状凸部
35には上・下・左・右の三角印を表示した表示部35
aが設けてあり、項目選択を行う際には各々の三角印を
押下する。すると、三角印の両側に位置する接点入力部
33が共に入力され、これにより項目選択を行うことが
できる。この項目選択は、第1実施形態で説明したキー
入力モードと同様にして行う。そして、スクロールモー
ドに切替えると、前記実施形態と同様に周回的な操作を
行うことで表示画面のスクロールが行える。
【0071】また、本実施形態の接点入力部33は、操
作部材32の裏面に下向き円柱状として凸設した押し子
部36の下端部に、導電性インクを塗布して形成した接
点36aと、プリント基板37の接点37aと、によっ
て構成される。また、その接点入力部33は、環状凸部
35の下方位置には4つだけしか設けていないが、第1
実施形態で示したような四方向スクロールや二方向スク
ロールを行うための、各接点入力部9の入力に対するス
クロール方向の設定は、この実施形態で4つしかない各
接点入力部33についても同様に行える。したがって、
このように接点入力部33の数が少なくても、操作性良
く四方向スクロールや二方向スクロールが可能であり、
しかも接点入力部33の数が少ない分、製造コストの面
でも大変有利である。
【0072】
【発明の効果】本発明によれば、表示画面のスクロール
を操作性良く行うことができる。また、機器の高機能化
とダウンサイジング化の要請に応えることができる。よ
り具体的には以下の優れた効果を発揮できる。
【0073】環状形態の操作面を有する操作部材の下方
位置に複数の接点入力部が配置してあり、該環状形態の
操作面がなす環状軌道にそって複数の接点入力部を順次
入力する操作を加えると、スクロール制御手段が、操作
開始点として検知した接点入力部について設定されたス
クロール方向にしたがって表示画面のスクロールを行う
本発明によれば、環状軌道の全周または部分にそって複
数の接点入力部を順次入力していく動きのある周回的な
操作によって表示画面をスクロール可能である。
【0074】環状形態の操作面がなす環状軌道にそって
複数の接点入力部が順次入力されてから戻り方向へ接点
入力部の入力がなされると、スクロール制御手段が、前
記スクロール方向とは反対の逆方向へ表示画面のスクロ
ールを行う本発明によれば、逆方向へのスクロールを切
れ目の無い連続的な操作で行うことが可能である。
【0075】順次入力される接点入力部の入力時間間隔
に応じて速度制御手段が表示画面のスクロール速度を可
変制御する本発明によれば、スクロールを可変速とする
ことで表示画面のスクロールを効率化が可能である。
【0076】環状形態の操作面をドーナツ板形操作面と
した本発明によれば、ドーナツ板形操作面がなす環状軌
道にそって複数の接点入力部を順次入力する周回的な操
作をスムーズに行える。
【0077】スクロール制御手段が各領域ごとの接点入
力部の入力について、その分割位置と表示画面のスクロ
ール方向とを合致して設定する本発明によれば、二方向
スクロールや四方向スクロールを操作性良く行える。
【0078】前記接点入力部の入力を項目選択用のキー
入力として利用する操作モード切替手段を更に備える本
発明によれば、表示画面のスクロール操作だけでなく項
目選択用のキー入力としても利用可能であるから、項目
選択用の入力キーを機器に備える必要がなく、機器に求
められる高機能化とダウンサイジング化の要請に一括し
て応えることができる。
【0079】環状形態の操作面の内側または外側におけ
る近接位置に、該操作面に対して高さ方向で面差を有す
る段差面を設けた本発明によれば、表示画面をスクロー
ルさせる周回的な操作を行う際に、段差面との面差が環
状形態の操作面にそって操作を行うガイドとして機能す
るので、安定性のある操作が行える。
【0080】複数の接点入力部をメンブレンスイッチで
構成する本発明によれば、クリック感を伴わずに表示画
面のスクロールを行うための周回的な操作をスムーズに
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態による操作装置を適用した携帯電
話機の外観正面図。
【図2】図1に示す操作部材の平面図。
【図3】プリント基板を含む図2SA−SA線相当の断
面図。
【図4】第1実施形態の操作装置の機能ブロック図。
【図5】図1の携帯電話機の液晶ディスプレイの表示領
域と表示画面との位置関係と表示画面のスクロールを示
す説明図。
【図6】図1で示す環状形態の操作面についてスクロー
ル方向の設定状態を示す説明図。
【図7】第1実施形態のスクロール操作のフローチャー
ト図。
【図8】第2実施形態による操作部材の平面図。
【図9】メンブレンスイッチを含む図8SB−SB線相
当の断面図。
【図10】樹脂キートップの操作面を指でなぞる操作を
模式的に示す操作説明図。
【図11】第3実施形態による操作部材の平面図。
【図12】プリント基板を含む図11のSC−SC線相
当の断面図。
【符号の説明】
1 操作装置(第1実施形態) 2 携帯電話機 2a 筐体 2b,2c 窓孔 3 液晶ディスプレイ 4 操作部材 5 接点入力部 6 キーパッド 6a 押し子部 7 樹脂キートップ(確定キー) 8 樹脂キートップ(項目選択キー) 9 樹脂キートップ(操作入力キー) 9a 操作面(操作小面) 10 プリント基板 10a 接点 10b メタルスイッチ 11 スクロール制御装置(スクロール制御手段) 12 メモリ 13 スクロール実行部(スクロール実行手段) 14 方向設定部(方向設定手段) 15 速度制御部(速度制御手段) 16 操作モード切替部(操作モード切替手段) 21 操作装置(第2実施形態) 22 操作部材 23 接点入力部 24 樹脂キートップ 24a 内側凸部 24b 本体部 24c 押し子部 25 樹脂キートップ 25a 中間環状凸部 25b 本体部 25c 押し子部 25d 操作面 26 樹脂キートップ 26a 外側凸部 26b 本体部 26c 押し子部 26d 操作面 27 メンブレンスイッチ 28 上フィルム 28a 接点 29 下フィルム 29a 接点 30 スペーサ 31 操作装置(第3実施形態) 32 操作部材 33 接点入力部 34 中央凸部 34a 硬質樹脂部 35 環状凸部 35a 表示部 36 押し子部 36a 接点 37 プリント基板 37a 接点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 1/21 H04M 1/21 L

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状形態の操作面を有する操作部材の下
    方位置に配置した複数の接点入力部と、該環状形態の操
    作面がなす環状軌道にそって複数の接点入力部を順次入
    力する操作を加えると、操作開始点として検知した接点
    入力部について設定されたスクロール方向にしたがって
    表示画面のスクロールを行うスクロール制御手段と、を
    備える表示画面の操作装置。
  2. 【請求項2】 前記スクロール制御手段は、環状形態の
    操作面がなす環状軌道にそって複数の接点入力部が順次
    入力されてから戻り方向へ接点入力部の入力がなされる
    と、前記スクロール方向とは反対の逆方向へ表示画面の
    スクロールを行う請求項1記載の操作装置。
  3. 【請求項3】 前記スクロール制御手段は、 各接点入力部の入力に対して表示画面のスクロール方向
    を設定する方向設定手段と、 各接点入力部の入力を検知すると当該接点入力部につい
    て設定した所定のスクロール方向へ表示画面をスクロー
    ルさせるスクロール実行手段と、を備えており、 更に前記方向設定手段は、スクロール実行手段が操作開
    始点となる接点入力部の入力を検知すると、その接点入
    力部に設定したスクロール方向と同一方向を他の接点入
    力部のスクロール方向として設定するようになっている
    請求項1または請求項2記載の操作装置。
  4. 【請求項4】 前記スクロール制御手段の方向設定手段
    は更に、スクロール実行手段が戻り方向への接点入力部
    の入力を検知すると、前記設定したスクロール方向とは
    反対の逆方向をスクロール方向として設定するようにな
    っている請求項3記載の操作装置。
  5. 【請求項5】 前記スクロール制御手段は、順次入力さ
    れる接点入力部の入力時間間隔に応じて表示画面のスク
    ロール速度を可変制御する速度制御手段を備える請求項
    1〜請求項4何れか1項記載の操作装置。
  6. 【請求項6】 環状形態の操作面をドーナツ板形操作面
    としてある請求項1〜請求項5何れか1項記載の操作装
    置。
  7. 【請求項7】 環状形態の操作面が複数の操作小面を環
    状に配置した操作面としてある請求項1〜請求項5何れ
    か1項記載の操作装置。
  8. 【請求項8】 環状形態の操作面を面方向で複数に分割
    した各領域の下方位置に接点入力部を配置してあり、前
    記スクロール制御手段は、各領域ごとの接点入力部の入
    力について、その分割位置と表示画面のスクロール方向
    とを合致して設定する請求項1〜7何れか1項記載の操
    作装置。
  9. 【請求項9】 環状形態の操作面を面方向で上側領域と
    下側領域または右側領域と左側領域に二分割した各領域
    の下方位置に接点入力部を配置してあり、前記スクロー
    ル制御手段は、該上側領域における接点入力部の入力に
    は上方向を、該下側領域における接点入力部の入力につ
    いては下方向を、該右側領域における接点入力部の入力
    については右方向を、該左側領域における接点入力部の
    入力については左方向を、各々スクロール方向として設
    定する請求項8記載の操作装置。
  10. 【請求項10】 環状形態の操作面を面方向で右上領
    域、右下領域、左上領域、左下領域に四分割した各領域
    の下方位置に接点入力部を配置してあり、前記スクロー
    ル制御手段は、右上領域における接点入力部の入力につ
    いては右方向および上方向を、右下領域における接点入
    力部の入力については右方向および下方向を、左上領域
    における接点入力部の入力については左方向および上方
    向を、左下領域における接点入力部の入力については左
    方向および下方向を、各々スクロール方向として設定す
    る請求項8記載の操作装置。
  11. 【請求項11】 前記領域どうしが隣接する境界に接点
    入力部を配置してあり、スクロール制御手段は、当該境
    界接点入力部については操作開始点としてスクロール方
    向を設定せず、次入力された接点入力部を操作開始点と
    して検知するようになっている請求項8〜請求項10何
    れか1項記載の操作装置。
  12. 【請求項12】 前記接点入力部の入力を項目選択用の
    キー入力とする操作モード切替手段を更に備える請求項
    1〜請求項11何れか1項記載の操作装置。
  13. 【請求項13】 環状形態の操作面に、文字、数字、記
    号、図形などの入力要素のうち少なくとも何れかを表示
    した表示部を設けるとともに各入力要素の下方位置に接
    点入力部を配置し、接点入力部の入力を前記入力要素の
    キー入力とする操作モード切替手段を更に備える請求項
    1〜請求項11何れか1項記載の操作装置。
  14. 【請求項14】 環状形態の操作面の内側または外側に
    おける近接位置に、該操作面に対して高さ方向で面差を
    有する段差面を設けた請求項1〜請求項13何れか1項
    記載の操作装置。
  15. 【請求項15】 環状形態の操作面の内側または外側に
    入力キーを設け、該入力キーの天面部を前記段差面とし
    た請求項14記載の操作装置。
  16. 【請求項16】 前記複数の接点入力部がメンブレンス
    イッチである請求項1〜請求項15何れか1項記載の操
    作装置。
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