JP2003302638A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP2003302638A
JP2003302638A JP2002108665A JP2002108665A JP2003302638A JP 2003302638 A JP2003302638 A JP 2003302638A JP 2002108665 A JP2002108665 A JP 2002108665A JP 2002108665 A JP2002108665 A JP 2002108665A JP 2003302638 A JP2003302638 A JP 2003302638A
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Yukinobu Konishi
幸信 小西
Yoshiro Okawa
善郎 大川
Masayuki Iida
正幸 飯田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラビングむらやスペーサ倒れを防止しつつ視
認むらによる画質低下を防止した液晶表示装置の提供。 【解決手段】 薄膜スイッチング素子基板1と、液晶3
を挟んで対向側に位置する対向基板2とのギャップを柱
状のスペーサ4aで支え、隣り合うスペーサ4aの間
に、通常配置するスペーサ4aに代えて、スペーサ4a
よりも背の低いダミースペーサ4bを薄膜スイッチング
素子基板1上に配置する。ダミースペーサ4bは背が低
いためラビングによる倒れが生じにくい。また、ダミー
スペーサ4bの周囲でも、スペーサ4aの周囲と同様、
配向材料10の液溜まりによる液晶3の配向不良が発生
し、スペーサ4aを配置した部分とダミースペーサ4b
を配置した部分とで均一な配向不良による光抜けが発生
するため、これらの部分間でコントラストを生じること
がなく、視認むらによる画質低下を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2枚の基板間に液
晶を挟んだ構造の液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、2枚の基板間に液晶を挟んだ構
造の液晶表示装置においては、液晶を注入するための基
板間のギャップを均一にするために、図9に示すよう
に、駆動用の薄膜スイッチング素子基板1と、液晶3を
挟んで対向側に位置する対向基板2とのギャップを柱状
のスペーサ4aで支える構造としている。このような液
晶表示装置の場合、スペーサ4aは、表示エリア内にお
いて薄膜スイッチング素子基板1のバスライン6上に形
成される。あるいは、対向基板2側であれば、ブラック
マトリクス上もしくは薄膜スイッチング素子基板1のバ
スライン6に相当する位置に形成される。
【0003】このスペーサ4aには、薄膜スイッチング
素子基板1と対向基板2との間のギャップを支えるため
の強度が必要である。そのため、スペーサ4aは、ある
程度の外径を必要とし、通常2μm以上の外径を有す
る。ところが、近年、薄膜スイッチング素子の微細化が
進むにつれて、スペーサ4aの周囲で発生する液晶の配
向不良が表示エリアに現れ、画質が悪化するという問題
が発生している。
【0004】配向不良は、スペーサ4a形成後に塗布す
る配向材料10が、このスペーサ4aの根元で液溜まり
を起こして均一に成膜されず、スペーサ4aの周囲でア
ンカリング強度に乱れを生じるために発生する。そし
て、微細化が進んだ薄膜スイッチング素子では、スペー
サ4aがある程度の外径を有するため、この配向不良が
表示エリアに現れることになる。
【0005】図10はバスライン6上に形成したスペー
サ4a周辺の液晶配向状態を示す図であって、(a)は
白表示状態を示す断面図、(b)は黒またはグレイ表示
状態を示す断面図である。図11はバスライン6上のス
ペーサを形成しない部分の液晶配向状態を示す図であっ
て、(a)は白表示状態を示す断面図、(b)は黒また
はグレイ表示状態を示す断面図である。
【0006】図10(a)に示すように、液晶表示装置
のスペーサ4aの周囲には、配向材料10の塗布により
液溜まり部11が形成される。通常、図11(a)に示
すようにスペーサがない場合、液晶3に電界を印加する
と、同図(b)に示すようにバスライン6上を除いて液
晶3が立ち並ぶ。このとき、バスライン6上の液晶3は
寝たままでもバスライン6の陰にあるため、光の抜けは
発生しない。
【0007】ところが、図10(a)に示すように配向
材料10の液溜まり部11が形成されている場合、液晶
3に電界を印加すると、この液溜まり部11の影響によ
って同図(b)に示すように液晶3の配向不良が発生す
る。この配向不良の発生部分は、バスライン6上にスペ
ーサ4aが配置されているため、バスライン6の陰内に
収まらず、光の抜けが発生する。特に微細化が進んだ薄
膜スイッチング素子では、バスライン6が細くなること
から、この光抜け領域が発生しやすくなる。
【0008】現在の技術では、このスペーサ6aの周囲
に光抜け領域が発生することを防止することができな
い。しかしながら、表示エリアの全画素間にスペーサ4
aを形成し、全画素間に配向不良が発生するようにすれ
ば、光抜け領域が表示エリア全体に一様に現れるため、
見かけ上問題はない。ところが、スペーサ4aを表示エ
リアの全画素間に形成すると、配向材料10塗布後のラ
ビング工程において、ラビングむらやスペーサ倒れの多
発といった別の問題が発生する。
【0009】そこで、スペーサ4aの配置数を減らすこ
とによって、ラビングむらやスペーサ倒れを抑制する解
決策が取られている。図12(a)にスペーサ4aの配
置を、図12(b)に同図(a)のスペーサ配置とした
場合の視認イメージをそれぞれ示す。図12(a)の例
では、スペーサ4aを4画素毎に1スペーサの割合で形
成している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図12
(a)に示すように、4画素に1個の割合でスペーサ4
aを配置した場合、同図(b)に示すように表示エリア
内に表示むらが視認される。これは、前述のように、ス
ペーサ4aを配置した部分と配置していない部分とで
は、光の抜け方が異なり、画素間の見え方が異なるから
である。
【0011】すなわち、スペーサ4a周囲に形成された
配向材料10の液溜まりによる液晶配向不良により、こ
のスペーサ4a周囲は光りが抜けて白く視認されるが、
対照的にスペーサが形成されていない部分ではこの光抜
けが生じない。結果として、スペーサ4aを配置した部
分と配置していない部分とでコントラストを生じ、マク
ロ的には図12(b)に示すように格子状のむらとして
視認されてしまう。
【0012】そこで、本発明においては、ラビングむら
やスペーサ倒れを防止しつつ視認むらによる画質低下を
防止した液晶表示装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の液晶表示装置
は、液晶を挟んだ2枚の基板間のギャップをスペーサで
支える構造を有する液晶表示装置において、スペーサの
配置位置の一部に、スペーサに代えて、スペーサよりも
背の低いダミースペーサを配置したことを特徴とするも
のである。ここで、ダミースペーサとは、通常のスペー
サとは異なり液晶を挟んだ2枚の基板間のギャップを支
えるものではなく、その周囲に配向材料の液溜まりを形
成するためのものである。
【0014】本発明によれば、スペーサの周囲だけでな
く、スペーサに代えて配置されたダミースペーサの周囲
にも配向材料の液溜まりが形成されるため、ダミースペ
ーサの周囲でもスペーサの周囲と同様な配向不良による
光抜けが発生するようになる。したがって、スペーサを
配置した部分とダミースペーサを配置した部分とでコン
トラストを生じることがなく、視認むらを防止すること
ができる。
【0015】また、ダミースペーサは背が低いことか
ら、このダミースペーサの周囲ではラビングむらが発生
しにくい。さらに、背が低いダミースペーサでは、ラビ
ングによる倒れが生じにくい。すなわち、本発明の液晶
表示装置では、スペーサに代えて背の低いダミースペー
サを配置したことで、ラビングむらやスペーサ倒れを防
止しつつ、視認むらの発生を防止することができる。
【0016】また、スペーサとダミースペーサは、交互
に配置することが望ましい。これにより、隣り合うスペ
ーサ間に背の低いダミースペーサが配置されるため、ラ
ビング工程を行いやすくなり、ラビングむらをさらに防
止することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態におけ
る液晶表示装置の断面図、図2は平面図である。図1お
よび図2に示すように、本発明の実施の形態における液
晶表示装置は、アクティブマトリクス駆動方式の液晶表
示装置(TFT;Thin FilmTransist
or)であって、薄膜スイッチング素子基板1と、液晶
3を挟んで対向側に位置する対向基板2との間のギャッ
プを柱状のスペーサ4aで支えたものである。また、隣
り合うスペーサ4aの間には、通常配置するスペーサ4
aに代えて、スペーサ4aよりも背の低いダミースペー
サ4bを薄膜スイッチング素子基板1上に配置してい
る。
【0018】薄膜スイッチング素子基板1は、アクティ
ブマトリクス基板5上にバスライン6としてのゲート配
線6aおよびソース配線6bをマトリクス状配置となる
ように形成し、さらにこの上に平坦化膜7を形成したも
のである。また、ゲート配線6aおよびソース配線6b
により囲まれた矩形部分に形成される各セルには画素電
極8が形成されている。ゲート配線6aには、この画素
電極8の駆動用の薄膜スイッチング素子9が形成されて
いる。
【0019】スペーサ4aおよびダミースペーサ4b
は、薄膜スイッチング素子基板1の平坦化膜7上に交互
に配置して形成されている。さらに平坦化膜7上には配
向材料10が塗布されることにより、図1に示すように
スペーサ4aおよびダミースペーサ4bの根元周囲に液
溜まり部11が形成されている。また、配向材料10の
塗布後にはラビングが行われるが、ダミースペーサ4b
は背が低いためラビングによる倒れが生じにくい。さら
に、スペーサ4aおよびダミースペーサ4bが交互に配
置されていることから、隣り合うスペーサ4a間に背の
低いダミースペーサ4bが配置されていることになるた
め、ラビング工程を行いやすく、ラビングによるむらは
発生しにくい。
【0020】図3はダミースペーサ4b周辺の液晶配向
状態を示す図であって、(a)は白表示状態を示す断面
図、(b)は黒またはグレイ表示状態を示す断面図であ
る。ダミースペーサ4bの根元周囲には液溜まり部11
が形成されているため、液晶3への電界印加により図3
(a)に示す状態から同図(b)に示す状態へ変化させ
ても、この液溜まり部11の影響によって液晶3の配向
不良が発生する。この状態は、図10(a),(b)に
示すようにスペーサ4aの周辺で発生する配向不良と同
じ現象である。すなわち、ダミースペーサ4bは、スペ
ーサ4aと同様の配向不良を引き起こし、かつラビング
工程に影響しないように最適化された高さを有する。
【0021】図4(a)はスペーサ4aおよびダミース
ペーサ4bの配置図、図4(b)は視認イメージを示す
図である。図4(a)に示すように、ギャップ制御用の
スペーサ4aは、4画素に1個の割合で配置されてい
る。また、配向乱し用のダミースペーサ4bは、4画素
に1個の割合で各スペーサ4a間の中心に配置されてい
る。すなわち、2画素に1個の割合でスペーサ4aまた
はダミースペーサ4bのいずれか一方のスペーサが配置
されている。
【0022】図4(b)は、このような液晶表示装置に
おいて、中間調表示した場合に視認されるイメージを示
している。同図に示すように、スペーサ4aの周囲で
は、従来と同様、配向材料10の液溜まりによる液晶3
の配向不良が発生し、光が抜けて白く視認される。一
方、ダミースペーサ4bの周囲でも、スペーサ4aの周
囲と同様、配向材料10の液溜まりによる液晶3の配向
不良が発生し、光が抜けて白く視認される。
【0023】この光抜けはギャップ制御用のスペーサ4
aの周囲と配向乱し用のダミースペーサ4bの周囲との
両方に発生するため、光抜けが起こるピッチは従来の4
画素毎に比べて2画素毎となり短い。したがって、スペ
ーサ4aの有無により生じるコントラストパターンも図
12(b)に示す従来例に比べて半分となり(図4
(b)参照)、マクロ的に見ると従来の液晶表示装置よ
りも目立たなくなる。
【0024】すなわち、本実施形態における液晶表示装
置では、スペーサ4aの周囲だけでなく、スペーサ4a
に代えて配置されたダミースペーサ4bの周囲にも配向
材料の液溜まり部11が形成されるため、図3(b)に
示すようにダミースペーサ4bの周囲でも図10(b)
に示すようにスペーサ4aの周囲と同様な配向不良によ
る光抜けが発生するようになる。その結果、スペーサ4
aを配置した部分とダミースペーサ4bを配置した部分
とで均一な配向不良による光抜けが発生するため、これ
らの部分間でコントラストを生じることがなく、視認む
らによる画質低下を防止できる。
【0025】次に、図5から図8を用いて、上記スペー
サ4aおよびダミースペーサ4bの形成方法について説
明する。
【0026】スペーサ4aおよびダミースペーサ4bの
形成方法としては、印刷による方法や、フォトリソグラ
フィ技術を用いる方法などがある。ここでは、光感度を
持ったフォトレジストなどの材料を用いてスペーサ4a
およびダミースペーサ4bを形成する方法について説明
する。
【0027】図5は光感度を持った材料によるスペーサ
4aおよびダミースペーサ4bの形成方法を示す工程図
である。図5に示す例では、材料の塗布、露光、現像の
一連の作業を2回に分けて行い、高さの異なるスペーサ
を形成する。すなわち、始めにギャップ制御用のスペー
サ4aを形成するための材料塗布を行い、スペーサ4a
を形成した後、配向乱し用のダミースペーサ4bを形成
するための材料塗布を行い、再度スペーサ4bを形成す
るというものである。
【0028】具体的には、(a)アクティブマトリクス
基板5上に駆動用薄膜スイッチング素子を形成する。
(b)その上にスペーサ4aの材料となるフォトレジス
ト21を塗布し、スペーサ4a形成用のマスク22を用
いて露光する。(c)その後、フォトレジスト21を除
去することで、ギャップ制御用のスペーサ4aが形成さ
れる。(d)次に、ダミースペーサ4bの材料となるフ
ォトレジスト23を塗布し、ダミースペーサ4b形成用
のマスク24を用いて露光する。(e)その後、フォト
レジスト23を除去することで、配向乱し用のダミース
ペーサ4bが形成される。(f)そして、配向材料10
を塗布し、(g)配向材料10を塗布した対向基板3を
貼り合わせて、液晶3の注入を行う。
【0029】上の例では、ギャップ制御用のスペーサ4
aを先に形成する方法について説明したが、配向乱し用
のダミースペーサ4bを先に形成しても良い。図6は光
感度を持った材料によるスペーサ4aおよびダミースペ
ーサ4bの別の形成方法を示す工程図である。
【0030】図6の場合、(a)アクティブマトリクス
基板5上に駆動用薄膜スイッチング素子を形成する。
(b)その上にダミースペーサ4bの材料となるフォト
レジスト23を塗布し、ダミースペーサ4b形成用のマ
スク24を用いて露光する。(c)その後、フォトレジ
スト23を除去することで、配向乱し用のダミースペー
サ4bが形成される。(d)次に、スペーサ4aの材料
となるフォトレジスト21を塗布し、スペーサ4a形成
用のマスク22を用いて露光する。(e)その後、フォ
トレジスト21を除去することで、ギャップ制御用のス
ペーサ4aが形成される。(f)そして、配向材料10
を塗布し、(g)配向材料10を塗布した対向基板2を
貼り合わせて、液晶3の注入を行う。
【0031】なお、図5および図6に示すように、2度
に分けてスペーサ4aおよびダミースペーサ4bを形成
する場合、先のスペーサ4aまたはダミースペーサ4b
の形成プロセスにおいて材料の焼成処理などを行い、次
のダミースペーサ4bまたはスペーサ4aの形成におい
て先に形成したスペーサ4aまたはダミースペーサ4b
の形状が変化しないようにしておく必要がある。
【0032】また、スペーサ4aおよびダミースペーサ
4bは、写真製版工程における露光量を変えることで形
成することも可能である。図7はポジ型材料を用いたス
ペーサ4aおよびダミースペーサ4bの形成方法を示す
工程図である。図7に示すように、ポジ型(光の当った
部分が除去できるものに変質する)材料を用いる場合、
ギャップ制御用のスペーサ4aに相当する部分のマスク
は、光透過率を0に抑え、配向乱し用のダミースペーサ
4bに相当する部分のマスクは、露光量を制御してダミ
ースペーサ4bの高さが最適となるようにする。
【0033】具体的には、(a)アクティブマトリクス
基板5上に駆動用薄膜スイッチング素子を形成する。
(b)その上にスペーサ4aおよびダミースペーサ4b
の材料となるフォトレジスト25を塗布し、ポジレジス
ト用ハーフトーンマスク26を用いて露光する。(c)
その後、フォトレジスト25を除去すると、露光量の違
いによって、高さの異なるスペーサ4aおよびダミース
ペーサ4bが形成される。(d)そして、配向材料10
を塗布し、(e)配向材料10を塗布した対向基板2を
貼り合わせて、液晶3の注入を行う。
【0034】一方、ネガ型材料を用いた場合は逆に、ギ
ャップ制御用のスペーサ4aに相当する部分のマスク
は、光透過率を最大にし、配向乱し用のダミースペーサ
4bに相当する部分のマスクは、露光量を制御してダミ
ースペーサ4bの高さが最適となるようにする。図8は
ネガ型材料を用いたスペーサ4aおよびダミースペーサ
4bの形成方法を示す工程図である。
【0035】図8の場合、(a)アクティブマトリクス
基板5上に駆動用薄膜スイッチング素子を形成する。
(b)その上にスペーサ4aおよびダミースペーサ4b
の材料となるフォトレジスト25を塗布し、ネガレジス
ト用ハーフトーンマスク27を用いて露光する。(c)
その後。フォトレジスト25を除去すると、露光量の違
いによって、高さの異なるスペーサ4aおよびダミース
ペーサ4bが形成される。(d)そして、配向材料10
を塗布し、(e)配向材料10を塗布した対向基板2を
貼り合わせて、液晶3の注入を行う。
【0036】なお、ハーフトーンマスクを用いた露光量
の制御方法としては、フォトマスク遮光帯自体の透過率
を制御する方法や、露光量を抑える部分をスリット状、
メッシュ状またはドット状等にパターニングし、光の回
折を利用して露光量を抑制する方法などがある。これら
の方法により、スペーサパターニング時の露光量を制御
することで、スペーサの高さを制御することが可能であ
る。
【0037】なお、本実施形態においては、スペーサ4
aおよびダミースペーサ4bを柱状としているが、これ
らのスペーサの形状は、球状でもよい。要するに、ダミ
ースペーサをスペーサよりも背の低いものとすることに
よって、ダミースペーサの周囲とスペーサの周囲とで均
一な配向不良による光抜けを発生させ、ダミースペーサ
がラビング工程に影響しないような高さであればよい。
【0038】また、本実施形態においては、アクティブ
マトリクス駆動方式の液晶表示装置(TFT)を例にと
って説明したが、単純マトリクス駆動方式の液晶表示装
置(STN;Super Twisted Nemat
ic)でもよく、要するに2枚の基板間のギャップを柱
状のスペーサで支えた構造の液晶表示装置であれば本発
明は適用可能である。
【0039】
【発明の効果】本発明により、以下の効果を奏すること
ができる。
【0040】(1)スペーサの配置位置の一部に、スペ
ーサに代えて、スペーサよりも背の低いダミースペーサ
を配置したことにより、スペーサを配置した部分とダミ
ースペーサを配置した部分とで均一な配向不良による光
抜けが発生するため、これらの部分間でコントラストを
生じることがなく、視認むらによる画質低下が防止でき
る。また、ダミースペーサがスペーサよりも背が低いこ
とからラビング工程を行いやすく、ラビングむらやスペ
ーサ倒れを防止することができる。
【0041】(2)スペーサとダミースペーサを交互に
配置したことにより、隣り合うスペーサ間に背の低いダ
ミースペーサが配置されるため、ラビング工程を行いや
すくなり、ラビングむらをさらに防止して画質のよい液
晶表示装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態における液晶表示装置の
断面図である。
【図2】 図1の液晶表示装置の平面透視図である。
【図3】 ダミースペーサ周辺の液晶配向状態を示す図
であって、(a)は白表示状態を示す断面図、(b)は
黒またはグレイ表示状態を示す断面図である。
【図4】 (a)はスペーサとダミースペーサの配置
図、(b)は視認イメージを示す図である。
【図5】 光感度を持った材料によるスペーサおよびダ
ミースペーサの形成方法を示す工程図である。
【図6】 光感度を持った材料によるスペーサおよびダ
ミースペーサの別の形成方法を示す工程図である。
【図7】 ポジ型材料を用いたスペーサおよびダミース
ペーサの形成方法を示す工程図である。
【図8】 ネガ型材料を用いたスペーサおよびダミース
ペーサの形成方法を示す工程図である。
【図9】 従来の液晶表示装置の断面図である。
【図10】 スペーサ周辺の液晶配向状態を示す図であ
って、(a)は白表示状態を示す断面図、(b)は黒ま
たはグレイ表示状態を示す断面図である。
【図11】 スペーサを形成しない部分の液晶配向状態
を示す図であって、(a)は白表示状態を示す断面図、
(b)は黒またはグレイ表示状態を示す断面図である。
【図12】 (a)は表示エリア内のスペーサの配置
図、(b)は(a)のスペーサ配置とした場合の表示エ
リアの視認イメージを示す図である。
【符号の説明】
1 薄膜スイッチング素子基板 2 対向基板 3 液晶 4a スペーサ 4b ダミースペーサ 5 アクティブマトリクス基板 6 バスライン 6a ゲート配線 6b ソース配線 7 平坦化膜 8 画素電極 9 薄膜スイッチング素子 10 配向材料 11 液溜まり部 21,23,25 フォトレジスト 22,24 マスク 26 ポジレジスト用ハーフトーンマスク 27 ネガレジスト用ハーフトーンマスク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H089 LA01 LA09 NA24 QA16 RA10 TA04 TA09

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶を挟んだ2枚の基板間のギャップを
    スペーサで支える構造を有する液晶表示装置において、 前記スペーサの配置位置の一部に、前記スペーサに代え
    て、前記スペーサよりも背の低いダミースペーサを配置
    したことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 前記スペーサとダミースペーサを、交互
    に配置した請求項1記載の液晶表示装置。
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