JP2003302533A - 光ファイバ収納トレイの支持部材及びそれを用いた成端箱 - Google Patents
光ファイバ収納トレイの支持部材及びそれを用いた成端箱Info
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- JP2003302533A JP2003302533A JP2002110377A JP2002110377A JP2003302533A JP 2003302533 A JP2003302533 A JP 2003302533A JP 2002110377 A JP2002110377 A JP 2002110377A JP 2002110377 A JP2002110377 A JP 2002110377A JP 2003302533 A JP2003302533 A JP 2003302533A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 開けるトレイの位置及びトレイのサイズに関
係なく、任意のトレイを開ける時に動かしたトレイを支
持することができる光ファイバ収納トレイの支持部材及
びそれを用いた成端箱を提供するものである。 【解決手段】 本発明に係る光ファイバ収納トレイの支
持部材10は、トレイ取付け板32に光ファイバ収納ト
レイ33a〜33pを積層すると共に、隣接するトレイ
33同士を連結部材34により固定して各トレイ33が
開閉自在な成端箱30を形成し、その成端箱30の任意
のトレイ33dを開ける時に動かしたトレイ33a〜3
3cを支持するためのものであって、長片状の連結板1
1の長手方向両端に、それぞれ、長片状の第1支持板1
2と第2支持板14とを回転自在に接続して設け、第1
支持板12に幅方向に延びるスリット13を所定間隔で
複数個形成し、第2支持板14の非接続側端部18を第
1支持板12のスリット13に挿通できるよう第2支持
板14の非接続側端部18の幅を第1支持板12のスリ
ット13の幅よりも狭く形成したものである。
係なく、任意のトレイを開ける時に動かしたトレイを支
持することができる光ファイバ収納トレイの支持部材及
びそれを用いた成端箱を提供するものである。 【解決手段】 本発明に係る光ファイバ収納トレイの支
持部材10は、トレイ取付け板32に光ファイバ収納ト
レイ33a〜33pを積層すると共に、隣接するトレイ
33同士を連結部材34により固定して各トレイ33が
開閉自在な成端箱30を形成し、その成端箱30の任意
のトレイ33dを開ける時に動かしたトレイ33a〜3
3cを支持するためのものであって、長片状の連結板1
1の長手方向両端に、それぞれ、長片状の第1支持板1
2と第2支持板14とを回転自在に接続して設け、第1
支持板12に幅方向に延びるスリット13を所定間隔で
複数個形成し、第2支持板14の非接続側端部18を第
1支持板12のスリット13に挿通できるよう第2支持
板14の非接続側端部18の幅を第1支持板12のスリ
ット13の幅よりも狭く形成したものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバ収納ト
レイの支持部材及びそれを用いた成端箱に係り、特に、
光ファイバの成端接続を行うための光ファイバ収納トレ
イの支持部材及びそれを用いた成端箱に関するものであ
る。
レイの支持部材及びそれを用いた成端箱に係り、特に、
光ファイバの成端接続を行うための光ファイバ収納トレ
イの支持部材及びそれを用いた成端箱に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図14に示すように、伝送装置間を接続
する光ファイバケーブル141は、フリーアクセス床下
(又は室内壁面)などに取付けられた成端箱140内で
終端される。成端箱140と伝送装置(図示せず)と
は、光コネクタ付き光ファイバコード(図示せず)で接
続される。成端箱140は、トレイ取付け板142に光
ファイバ収納トレイ143a〜143lを積層すると共
に、隣接するトレイ143をヒンジなどの連結部材14
4により固定して全トレイ143a〜143lを開閉自
在に形成したものである。
する光ファイバケーブル141は、フリーアクセス床下
(又は室内壁面)などに取付けられた成端箱140内で
終端される。成端箱140と伝送装置(図示せず)と
は、光コネクタ付き光ファイバコード(図示せず)で接
続される。成端箱140は、トレイ取付け板142に光
ファイバ収納トレイ143a〜143lを積層すると共
に、隣接するトレイ143をヒンジなどの連結部材14
4により固定して全トレイ143a〜143lを開閉自
在に形成したものである。
【0003】成端箱140の最下段のトレイ143lに
は、引き出し式の板部材(支持部材)145が収納され
ている。この板部材145により、図15に示すよう
に、任意のトレイ(図15中ではトレイ143j)を開
く際、その際に動かすトレイ(図15中ではトレイ14
3a〜143i)が過度に開かないように支持を行って
いる。
は、引き出し式の板部材(支持部材)145が収納され
ている。この板部材145により、図15に示すよう
に、任意のトレイ(図15中ではトレイ143j)を開
く際、その際に動かすトレイ(図15中ではトレイ14
3a〜143i)が過度に開かないように支持を行って
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図15に示
したように、成端箱140の中央部から下方に位置する
トレイ143jを開く際は、支持部材145によりトレ
イ143a〜143iの支持を行うことができる。しか
し、図16に示すように、成端箱140の中央部から上
方に位置するトレイ(図16中ではトレイ143d)を
開く際は、支持部材145によりトレイ143a〜14
3cの支持を行うことは不可能である。ここで、トレイ
として収納容量が小さい小型トレイを用いている場合
は、トレイ自身でトレイの支持を行うことができるた
め、支持部材145による外部からの支持は不要である
が、収納容量が大きい大型トレイを用いている場合、ト
レイの自重で連結部材144が破損するおそれがあるた
め、支持部材145による外部からの支持が不可欠とな
る。
したように、成端箱140の中央部から下方に位置する
トレイ143jを開く際は、支持部材145によりトレ
イ143a〜143iの支持を行うことができる。しか
し、図16に示すように、成端箱140の中央部から上
方に位置するトレイ(図16中ではトレイ143d)を
開く際は、支持部材145によりトレイ143a〜14
3cの支持を行うことは不可能である。ここで、トレイ
として収納容量が小さい小型トレイを用いている場合
は、トレイ自身でトレイの支持を行うことができるた
め、支持部材145による外部からの支持は不要である
が、収納容量が大きい大型トレイを用いている場合、ト
レイの自重で連結部材144が破損するおそれがあるた
め、支持部材145による外部からの支持が不可欠とな
る。
【0005】以上の事情を考慮して創案された本発明の
目的は、開けるトレイの位置及びトレイのサイズに関係
なく、任意のトレイを開ける時に動かしたトレイを支持
することができる光ファイバ収納トレイの支持部材及び
それを用いた成端箱を提供することにある。
目的は、開けるトレイの位置及びトレイのサイズに関係
なく、任意のトレイを開ける時に動かしたトレイを支持
することができる光ファイバ収納トレイの支持部材及び
それを用いた成端箱を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明に係る光ファイバ収納トレイの支持部材は、トレイ
取付け板に光ファイバ収納トレイを積層すると共に、隣
接するトレイ同士を連結部材により固定して各トレイが
開閉自在な成端箱を形成し、その成端箱の任意のトレイ
を開ける時に動かしたトレイを支持するための支持部材
において、長片状の連結板の長手方向両端に、それぞ
れ、長片状の第1支持板と第2支持板とを回転自在に接
続して設け、第1支持板に幅方向に延びるスリットを所
定間隔で複数個形成し、第2支持板の非接続側端部を第
1支持板のスリットに挿通できるよう第2支持板の非接
続側端部の幅を第1支持板のスリット幅よりも狭く形成
したものである。
発明に係る光ファイバ収納トレイの支持部材は、トレイ
取付け板に光ファイバ収納トレイを積層すると共に、隣
接するトレイ同士を連結部材により固定して各トレイが
開閉自在な成端箱を形成し、その成端箱の任意のトレイ
を開ける時に動かしたトレイを支持するための支持部材
において、長片状の連結板の長手方向両端に、それぞ
れ、長片状の第1支持板と第2支持板とを回転自在に接
続して設け、第1支持板に幅方向に延びるスリットを所
定間隔で複数個形成し、第2支持板の非接続側端部を第
1支持板のスリットに挿通できるよう第2支持板の非接
続側端部の幅を第1支持板のスリット幅よりも狭く形成
したものである。
【0007】また、第2支持板の長手方向のある部分
に、第1支持板を支えるための段差部を形成してもよ
い。
に、第1支持板を支えるための段差部を形成してもよ
い。
【0008】また、第1支持板の回転軸から任意のスリ
ットまでの長さcが、
ットまでの長さcが、
【0009】
【数2】
【0010】(a:連結板の長手方向両端の回転軸の軸
間距離、b:第2支持板の回転軸から非接続端までの長
さ、kb(0<k<1):第2支持板の回転軸から段差
部までの長さ、h:連結板と第2支持板の非接続端との
垂直離間距離)を満たすように、第1支持板にスリット
を形成することが好ましい。
間距離、b:第2支持板の回転軸から非接続端までの長
さ、kb(0<k<1):第2支持板の回転軸から段差
部までの長さ、h:連結板と第2支持板の非接続端との
垂直離間距離)を満たすように、第1支持板にスリット
を形成することが好ましい。
【0011】また、上記連結板の幅方向一端を、連結部
材により上記トレイ取付け板に回転自在に接続し、トレ
イ取付け板に対して連結板を収納自在に設けてもよい。
材により上記トレイ取付け板に回転自在に接続し、トレ
イ取付け板に対して連結板を収納自在に設けてもよい。
【0012】以上の構成によれば、開けるトレイの位置
及びトレイのサイズに関係なく、任意のトレイを開ける
時に動かしたトレイを支持することができる。
及びトレイのサイズに関係なく、任意のトレイを開ける
時に動かしたトレイを支持することができる。
【0013】一方、本発明に係る光ファイバ収納トレイ
の支持部材を用いた成端箱は、上述した光ファイバ収納
トレイの支持部材をトレイ取付け板に設け、そのトレイ
取付け板上に光ファイバ収納トレイを積層して設け、隣
接する光ファイバ収納トレイ同士を連結部材で固定した
ものである。
の支持部材を用いた成端箱は、上述した光ファイバ収納
トレイの支持部材をトレイ取付け板に設け、そのトレイ
取付け板上に光ファイバ収納トレイを積層して設け、隣
接する光ファイバ収納トレイ同士を連結部材で固定した
ものである。
【0014】以上の構成によれば、任意のトレイを開け
る時に動かしたトレイを支持することが可能で、かつ、
その支持高さを自在に調整可能な成端箱を得ることがで
きる。
る時に動かしたトレイを支持することが可能で、かつ、
その支持高さを自在に調整可能な成端箱を得ることがで
きる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適一実施の形態
を添付図面に基いて説明する。
を添付図面に基いて説明する。
【0016】第1の実施の形態に係る光ファイバ収納ト
レイの支持部材の斜視外観図を図1に、図1の支持部材
における第2支持板を第1支持板のスリットに挿通した
時の斜視外観図を図2に、図1及び図2の支持部材にお
ける第1支持板のスリットの第1〜第3形成例をそれぞ
れ図7、図9、図11に、図1及び図2の支持部材にお
ける第2支持板の第1〜第3形成例をそれぞれ図8、図
10、図12に示す。
レイの支持部材の斜視外観図を図1に、図1の支持部材
における第2支持板を第1支持板のスリットに挿通した
時の斜視外観図を図2に、図1及び図2の支持部材にお
ける第1支持板のスリットの第1〜第3形成例をそれぞ
れ図7、図9、図11に、図1及び図2の支持部材にお
ける第2支持板の第1〜第3形成例をそれぞれ図8、図
10、図12に示す。
【0017】図1、図2に示すように、第1の実施の形
態に係る光ファイバ収納トレイの支持部材10は、長片
薄板状の連結板11の長手方向両端に、それぞれ、長片
薄板状の第1支持板12と第2支持板14とを回転自在
に接続して設け、第1支持板12に幅方向に延びるスリ
ット13を所定間隔で複数個(図1、図2中では7個)
形成し、第2支持板14の挿通部(非接続側端部)18
を第1支持板12のスリット13に挿通できるよう、第
2支持板14の挿通部18の幅を第1支持板12のスリ
ット13の幅よりも狭く形成したものである。
態に係る光ファイバ収納トレイの支持部材10は、長片
薄板状の連結板11の長手方向両端に、それぞれ、長片
薄板状の第1支持板12と第2支持板14とを回転自在
に接続して設け、第1支持板12に幅方向に延びるスリ
ット13を所定間隔で複数個(図1、図2中では7個)
形成し、第2支持板14の挿通部(非接続側端部)18
を第1支持板12のスリット13に挿通できるよう、第
2支持板14の挿通部18の幅を第1支持板12のスリ
ット13の幅よりも狭く形成したものである。
【0018】連結板11の長手方向両端と第1支持板1
2及び第2支持板14とは、ヒンジなどの連結部材(図
示せず)によりそれぞれ接続されており、連結板11と
第1支持板12とは回転軸22により、連結板11と第
2支持板14とは回転軸24により回転自在である。こ
の連結部材としては、連結板11と第1支持板12とが
回転軸22を中心に、また、連結板11と第2支持板1
4とが回転軸24を中心にして回転自在な構成であれば
特に限定するものではなく、ヒンジの他に、ゴムや樹脂
などの弾性体を用いてもよい。
2及び第2支持板14とは、ヒンジなどの連結部材(図
示せず)によりそれぞれ接続されており、連結板11と
第1支持板12とは回転軸22により、連結板11と第
2支持板14とは回転軸24により回転自在である。こ
の連結部材としては、連結板11と第1支持板12とが
回転軸22を中心に、また、連結板11と第2支持板1
4とが回転軸24を中心にして回転自在な構成であれば
特に限定するものではなく、ヒンジの他に、ゴムや樹脂
などの弾性体を用いてもよい。
【0019】第2支持板14の長手方向における非接続
端15からある一定距離の部分には、第1支持板12を
支えるための段差部16が形成されており、第2支持板
14の回転軸から段差部16までが基部17、段差部1
6から非接続端15までが挿通部18を形成している。
この挿通部18をスリット13に挿通した際、段差部1
6に第1支持板12が着座することで、第1支持板12
を支えることができる。
端15からある一定距離の部分には、第1支持板12を
支えるための段差部16が形成されており、第2支持板
14の回転軸から段差部16までが基部17、段差部1
6から非接続端15までが挿通部18を形成している。
この挿通部18をスリット13に挿通した際、段差部1
6に第1支持板12が着座することで、第1支持板12
を支えることができる。
【0020】第1支持板12の回転軸22から任意のス
リット13までの長さcは、
リット13までの長さcは、
【0021】
【数3】
【0022】(a:連結板11の長手方向両端の回転軸
22,24の軸間距離、b:第2支持板14の回転軸2
4から非接続端15までの長さ、kb(0<k<1):
第2支持板14の回転軸24から段差部16までの長
さ、h:連結板11と第2支持板14の非接続端15と
の垂直離間距離)の式により規定される。つまり、a、
b、kbが所定の値に規定された支持部材10におい
て、第2支持板14の挿通部18を、第1支持板12の
あるスリット13に挿通して所定距離hを確保したい場
合、上式に基づいて所定長さcが規定されるので、この
値に基づいて、回転軸22から長さcの位置にスリット
13を形成すればよい。
22,24の軸間距離、b:第2支持板14の回転軸2
4から非接続端15までの長さ、kb(0<k<1):
第2支持板14の回転軸24から段差部16までの長
さ、h:連結板11と第2支持板14の非接続端15と
の垂直離間距離)の式により規定される。つまり、a、
b、kbが所定の値に規定された支持部材10におい
て、第2支持板14の挿通部18を、第1支持板12の
あるスリット13に挿通して所定距離hを確保したい場
合、上式に基づいて所定長さcが規定されるので、この
値に基づいて、回転軸22から長さcの位置にスリット
13を形成すればよい。
【0023】第1支持板12のスリット13及び第2支
持板14の挿通部18の形状は、適宜選択されるもので
あって特に限定するものではないが、例えば、図7(図
8)に示すように、第1支持板12(第2支持板14)
の幅方向中央部にスリット13(挿通部18)を形成し
たもの、図9(図10)に示すように、第1支持板12
(第2支持板14)の幅方向一方側(図9、図10中で
は左側)にスリット13(挿通部18)を形成したも
の、図11(図12)に示すように、第1支持板12
(第2支持板14)の幅方向に複数列(図11、図12
中では2列)のスリット13(挿通部18)を形成した
もの等が挙げられる。
持板14の挿通部18の形状は、適宜選択されるもので
あって特に限定するものではないが、例えば、図7(図
8)に示すように、第1支持板12(第2支持板14)
の幅方向中央部にスリット13(挿通部18)を形成し
たもの、図9(図10)に示すように、第1支持板12
(第2支持板14)の幅方向一方側(図9、図10中で
は左側)にスリット13(挿通部18)を形成したも
の、図11(図12)に示すように、第1支持板12
(第2支持板14)の幅方向に複数列(図11、図12
中では2列)のスリット13(挿通部18)を形成した
もの等が挙げられる。
【0024】次に、本実施の形態に係る支持部材を成端
箱に適用した場合の作用を、添付図面に基づいて説明す
る。
箱に適用した場合の作用を、添付図面に基づいて説明す
る。
【0025】図2の支持部材を成端箱に適用し、光ファ
イバ収納トレイを開いた時の斜視外観図を図3、図4
に、図1の支持部材とトレイ取付け板との取付け状態を
図5に、図5の支持部材を収納した状態を図6に示す。
イバ収納トレイを開いた時の斜視外観図を図3、図4
に、図1の支持部材とトレイ取付け板との取付け状態を
図5に、図5の支持部材を収納した状態を図6に示す。
【0026】図3、図4に示すように、伝送装置間を接
続する各光ファイバケーブル31は、フリーアクセス床
下(又は室内壁面)などに取付けられた成端箱30内で
終端される。また、成端箱30と伝送装置(図示せず)
とは、光コネクタ付き光ファイバコード(図示せず)で
接続される。各光ファイバケーブル31は、成端箱30
の各トレイ(後述)内で複数心(図3、図4中では4
心)の光ファイバ31aに分岐され、各光ファイバ31
aは、前述した光ファイバコードの光コネクタに接続さ
れる。
続する各光ファイバケーブル31は、フリーアクセス床
下(又は室内壁面)などに取付けられた成端箱30内で
終端される。また、成端箱30と伝送装置(図示せず)
とは、光コネクタ付き光ファイバコード(図示せず)で
接続される。各光ファイバケーブル31は、成端箱30
の各トレイ(後述)内で複数心(図3、図4中では4
心)の光ファイバ31aに分岐され、各光ファイバ31
aは、前述した光ファイバコードの光コネクタに接続さ
れる。
【0027】成端箱30は、トレイ取付け板32に光フ
ァイバ収納トレイ33a〜33pを積層すると共に、隣
接するトレイ33をヒンジなどの連結部材34により固
定して全トレイ33a〜33pを開閉自在に形成したも
のである。各トレイ33には、それぞれ光ファイバケー
ブル31が接続されており、その内部にはケーブル31
から分岐した光ファイバ31aが収納される。
ァイバ収納トレイ33a〜33pを積層すると共に、隣
接するトレイ33をヒンジなどの連結部材34により固
定して全トレイ33a〜33pを開閉自在に形成したも
のである。各トレイ33には、それぞれ光ファイバケー
ブル31が接続されており、その内部にはケーブル31
から分岐した光ファイバ31aが収納される。
【0028】この成端箱30における任意のトレイ(図
3中ではトレイ33d、図4中ではトレイ33g)を開
ける際、その際に動かすトレイ(図3中ではトレイ33
a〜33c、図4中ではトレイ33a〜33f)の枚数
は、1〜15枚の間で変化する。ここで、動かすトレイ
の枚数が少ない(即ち、上方のトレイを開ける)場合
は、動かすトレイ群(以下、開トレイ群と示す)を高い
位置で支持する必要があり、また、動かすトレイの枚数
が多い(即ち、下方のトレイを開ける)場合は、開トレ
イ群を低い位置で支持する必要がある。本実施の形態に
係る支持部材10は、第2支持板14の挿通部18を挿
通させるスリット13の位置を適宜選択することで、第
2支持板14の非接続端15における連結板11からの
垂直離間距離hを調整することができる。よって、支持
部材10を用いることで、トレイを開ける位置に応じ
て、開トレイ群を支持する位置を、高い位置又は低い位
置のいずれにも調整することができ、開トレイ群を確実
に支持することができる。
3中ではトレイ33d、図4中ではトレイ33g)を開
ける際、その際に動かすトレイ(図3中ではトレイ33
a〜33c、図4中ではトレイ33a〜33f)の枚数
は、1〜15枚の間で変化する。ここで、動かすトレイ
の枚数が少ない(即ち、上方のトレイを開ける)場合
は、動かすトレイ群(以下、開トレイ群と示す)を高い
位置で支持する必要があり、また、動かすトレイの枚数
が多い(即ち、下方のトレイを開ける)場合は、開トレ
イ群を低い位置で支持する必要がある。本実施の形態に
係る支持部材10は、第2支持板14の挿通部18を挿
通させるスリット13の位置を適宜選択することで、第
2支持板14の非接続端15における連結板11からの
垂直離間距離hを調整することができる。よって、支持
部材10を用いることで、トレイを開ける位置に応じ
て、開トレイ群を支持する位置を、高い位置又は低い位
置のいずれにも調整することができ、開トレイ群を確実
に支持することができる。
【0029】また、開トレイ群の開き角度は、従来(図
15参照)のように大きく開く(例えば、約180°の
角度で開く)必要はなく、開トレイ群が閉じない程度
(例えば、約100°)に開けばよいことから、トレイ
を開く際に必要とする作業スペースの省スペース化を図
ることができる。
15参照)のように大きく開く(例えば、約180°の
角度で開く)必要はなく、開トレイ群が閉じない程度
(例えば、約100°)に開けばよいことから、トレイ
を開く際に必要とする作業スペースの省スペース化を図
ることができる。
【0030】さらに、トレイ33として収納容量が大き
い大型トレイを用いる際は、支持部材10における第1
支持部材12及び第2支持板14の強度を高めたもの
(例えば、高強度材で構成したり、厚肉に形成したも
の)等を用いることで、開トレイ群を、第2支持部材1
4の非接続端15で確実に支持することができる。よっ
て、トレイ33として大型トレイを用いたとしても、開
トレイ群の自重で連結部材34が破損するおそれはな
い。
い大型トレイを用いる際は、支持部材10における第1
支持部材12及び第2支持板14の強度を高めたもの
(例えば、高強度材で構成したり、厚肉に形成したも
の)等を用いることで、開トレイ群を、第2支持部材1
4の非接続端15で確実に支持することができる。よっ
て、トレイ33として大型トレイを用いたとしても、開
トレイ群の自重で連結部材34が破損するおそれはな
い。
【0031】また、図5に示すように、ヒンジなどの連
結部材51を用いて、支持部材10における連結板11
の幅方向一辺(図5中では左右方向の左辺)を、トレイ
取付け板32の一辺に回転自在に接続してもよい。この
場合、支持部材10における第1支持部材12及び第2
支持部材14を折り畳んだ後、図6に示すように、連結
板11とトレイ取付け板32とが直角(又は略直角)と
なるように支持部材10を折り曲げることで、成端箱3
0における任意のトレイ33を開ける時(例えば、メン
テナンス作業等の時)以外は、支持部材10をコンパク
トに収納することができる。
結部材51を用いて、支持部材10における連結板11
の幅方向一辺(図5中では左右方向の左辺)を、トレイ
取付け板32の一辺に回転自在に接続してもよい。この
場合、支持部材10における第1支持部材12及び第2
支持部材14を折り畳んだ後、図6に示すように、連結
板11とトレイ取付け板32とが直角(又は略直角)と
なるように支持部材10を折り曲げることで、成端箱3
0における任意のトレイ33を開ける時(例えば、メン
テナンス作業等の時)以外は、支持部材10をコンパク
トに収納することができる。
【0032】さらに、開トレイ群を支持部材10で支持
する際、開トレイ群の自重によって第2支持板14の非
接続端15が下方に押し付けられる。これによって、第
2支持板14の全体が下方に押さえ付けられ、それに伴
って、第2支持板14の段差部16が第1支持板12に
押し付けられる。その結果、開トレイ群を支持部材10
で支持する際に、支持部材10の第1支持板12と第2
支持板14とを固定部材などを用いて固定しなくても、
第1支持板12と第2支持板14とは強固に固定され、
スリット13から挿通部18が容易に外れることはな
い。
する際、開トレイ群の自重によって第2支持板14の非
接続端15が下方に押し付けられる。これによって、第
2支持板14の全体が下方に押さえ付けられ、それに伴
って、第2支持板14の段差部16が第1支持板12に
押し付けられる。その結果、開トレイ群を支持部材10
で支持する際に、支持部材10の第1支持板12と第2
支持板14とを固定部材などを用いて固定しなくても、
第1支持板12と第2支持板14とは強固に固定され、
スリット13から挿通部18が容易に外れることはな
い。
【0033】また、本実施の形態の支持部材10の適用
は、成端箱のみに限定するものではなく、支持部材を配
置・収納するスペースが限られており、かつ、スペース
内に配置されたある構造物を支持部材を用いて支持する
際に、その支持高さを自在に調整することが要求される
もの、例えば、光ファイバケーブル接続用クロージャの
内部構造物などにも適用することができる。
は、成端箱のみに限定するものではなく、支持部材を配
置・収納するスペースが限られており、かつ、スペース
内に配置されたある構造物を支持部材を用いて支持する
際に、その支持高さを自在に調整することが要求される
もの、例えば、光ファイバケーブル接続用クロージャの
内部構造物などにも適用することができる。
【0034】以上、本発明の実施の形態は、上述した実
施の形態に限定されるものではなく、他にも種々のもの
が想定されることは言うまでもない。
施の形態に限定されるものではなく、他にも種々のもの
が想定されることは言うまでもない。
【0035】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を発揮する。 (1) トレイを開ける位置及びトレイのサイズに関係
なく、任意のトレイを開ける時に動かしたトレイを、確
実に支持することができる光ファイバ収納トレイの支持
部材を得ることができる。 (2) (1)の支持部材を成端箱に適用することで、
任意のトレイを開ける時に動かしたトレイを支持するこ
とができ、かつ、その支持高さを自在に調整することが
できる。
な優れた効果を発揮する。 (1) トレイを開ける位置及びトレイのサイズに関係
なく、任意のトレイを開ける時に動かしたトレイを、確
実に支持することができる光ファイバ収納トレイの支持
部材を得ることができる。 (2) (1)の支持部材を成端箱に適用することで、
任意のトレイを開ける時に動かしたトレイを支持するこ
とができ、かつ、その支持高さを自在に調整することが
できる。
【図1】第1の実施の形態に係る光ファイバ収納トレイ
の支持部材の斜視外観図である。
の支持部材の斜視外観図である。
【図2】図1の支持部材における第2支持板を第1支持
板のスリットに挿通した時の斜視外観図である。
板のスリットに挿通した時の斜視外観図である。
【図3】図2の支持部材を成端箱に適用し、光ファイバ
収納トレイを開いた時の斜視外観図である。
収納トレイを開いた時の斜視外観図である。
【図4】図2の支持部材を成端箱に適用し、光ファイバ
収納トレイを開いた時の斜視外観図である。
収納トレイを開いた時の斜視外観図である。
【図5】図1の支持部材とトレイ取付け板との取付け状
態を示す斜視図である。
態を示す斜視図である。
【図6】図5の支持部材を収納した状態を示す斜視図で
ある。
ある。
【図7】図1及び図2の支持部材における第1支持板の
スリットの第1形成例を示す平面図である。
スリットの第1形成例を示す平面図である。
【図8】図1及び図2の支持部材における第2支持板の
第1形成例を示す平面図である。
第1形成例を示す平面図である。
【図9】図1及び図2の支持部材における第1支持板の
スリットの第2形成例を示す平面図である。
スリットの第2形成例を示す平面図である。
【図10】図1及び図2の支持部材における第2支持板
の第2形成例を示す平面図である。
の第2形成例を示す平面図である。
【図11】図1及び図2の支持部材における第1支持板
のスリットの第3形成例を示す平面図である。
のスリットの第3形成例を示す平面図である。
【図12】図1及び図2の支持部材における第2支持板
の第3形成例を示す平面図である。
の第3形成例を示す平面図である。
【図13】従来の光ファイバ収納トレイの支持部材を、
成端箱に適用した場合の斜視外観図である。
成端箱に適用した場合の斜視外観図である。
【図14】図13の成端箱における下方の光ファイバ収
納トレイを開けた時の斜視外観図である。
納トレイを開けた時の斜視外観図である。
【図15】図13の成端箱における上方の光ファイバ収
納トレイを開けた時の斜視外観図である。
納トレイを開けた時の斜視外観図である。
10 支持部材
11 連結板
12 第1支持板
13 スリット
14 第2支持板
16 段差部
18 挿入部(非接続側端部)
30 成端箱
32 トレイ取付け板
33a〜33p 光ファイバ収納トレイ
34,51 連結部材
Claims (5)
- 【請求項1】 トレイ取付け板に光ファイバ収納トレイ
を積層すると共に、隣接するトレイ同士を連結部材によ
り固定して各トレイが開閉自在な成端箱を形成し、その
成端箱の任意のトレイを開ける時に動かしたトレイを支
持するための支持部材において、長片状の連結板の長手
方向両端に、それぞれ、長片状の第1支持板と第2支持
板とを回転自在に接続して設け、第1支持板に幅方向に
延びるスリットを所定間隔で複数個形成し、第2支持板
の非接続側端部を第1支持板のスリットに挿通できるよ
う第2支持板の非接続側端部の幅を第1支持板のスリッ
ト幅よりも狭く形成したことを特徴とする光ファイバ収
納トレイの支持部材。 - 【請求項2】 第2支持板の長手方向のある部分に、第
1支持板を支えるための段差部を形成した請求項1記載
の光ファイバ収納トレイの支持部材。 - 【請求項3】 第1支持板の回転軸から任意のスリット
までの長さcが、 【数1】 (a:連結板の長手方向両端の回転軸の軸間距離、b:
第2支持板の回転軸から非接続端までの長さ、kb(0
<k<1):第2支持板の回転軸から段差部までの長
さ、h:連結板と第2支持板の非接続端との垂直離間距
離)を満たすように、第1支持板にスリットを形成した
請求項2記載の光ファイバ収納トレイの支持部材。 - 【請求項4】 上記連結板の幅方向一端を、連結部材に
より上記トレイ取付け板に回転自在に接続し、トレイ取
付け板に対して連結板を収納自在に設けた請求項1から
3いずれかに記載の光ファイバ収納トレイの支持部材。 - 【請求項5】 請求項1から4いずれかに記載の光ファ
イバ収納トレイの支持部材をトレイ取付け板に設け、そ
のトレイ取付け板上に光ファイバ収納トレイを積層して
設け、隣接する光ファイバ収納トレイ同士を連結部材で
固定したことを特徴とする成端箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002110377A JP2003302533A (ja) | 2002-04-12 | 2002-04-12 | 光ファイバ収納トレイの支持部材及びそれを用いた成端箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002110377A JP2003302533A (ja) | 2002-04-12 | 2002-04-12 | 光ファイバ収納トレイの支持部材及びそれを用いた成端箱 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003302533A true JP2003302533A (ja) | 2003-10-24 |
Family
ID=29393530
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002110377A Pending JP2003302533A (ja) | 2002-04-12 | 2002-04-12 | 光ファイバ収納トレイの支持部材及びそれを用いた成端箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003302533A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
RU2528849C2 (ru) * | 2008-12-15 | 2014-09-20 | Нитиа Корпорейшн | Термоотверждающаяся композиция эпоксидной смолы и полупроводниковое устройство |
-
2002
- 2002-04-12 JP JP2002110377A patent/JP2003302533A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
RU2528849C2 (ru) * | 2008-12-15 | 2014-09-20 | Нитиа Корпорейшн | Термоотверждающаяся композиция эпоксидной смолы и полупроводниковое устройство |
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