JP2003299350A - 電源回路 - Google Patents

電源回路

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JP2003299350A
JP2003299350A JP2002094751A JP2002094751A JP2003299350A JP 2003299350 A JP2003299350 A JP 2003299350A JP 2002094751 A JP2002094751 A JP 2002094751A JP 2002094751 A JP2002094751 A JP 2002094751A JP 2003299350 A JP2003299350 A JP 2003299350A
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Fumihiro Sasaki
文博 佐々木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 DC−DCコンバータの制御回路において、
ラジオ受信へのノイズ妨害を抑え、且つ、昇圧電圧量を
最適化した制御回路を提供することを目的とする。 【解決手段】 基準電圧VR1と昇圧電圧VDCとを比
較するコンパレータCMP2の出力に応じてアップ又は
ダウンカウントするカウンタ回路51と、チューナから
のローカル周波数を利用した第1のクロック信号CLK
を遅延する複数の遅延素子DLから成る遅延回路52
と、カウンタ回路51のカウント値に応じて遅延回路5
2から出力される遅延クロック信号を択一選択出力する
デコード回路53とを備え、デコード回路53から選択
出力される遅延クロック信号DLCLKと第1のクロッ
ク信号CLKとをゲートANDで論理積することにより
デューティが変更された制御信号TGに基づいて昇圧動
作を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基準電圧を用いて
所定の昇圧電圧を発生する電源回路に関し、特に、基準
電圧を利用して所定の昇圧電圧を発生する昇圧型DC−
DCコンバータの制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】電池を使用する携帯機器において、例え
ば、マイクロコンピュータやETR(Electric Tuning
Radio)コントローラは、一部の回路に対し昇圧型DC
−DCコンバータを用いて昇圧電圧を電源としている。
また、乾電池などを使用した携帯ラジオなどにおいて
は、液晶パネルが備えられており、乾電池などの電圧を
そのまま印加すると電池の電圧変動に応じて表示の明暗
が変動する。そこで、昇圧型DC−DCコンバータを利
用して一定の昇圧電圧を発生し、その昇圧電圧を液晶パ
ネルとのインターフェース回路や液晶パネルの電源とし
ている。
【0003】図3は、従来の電源回路の構成を示す図で
ある。1は基準電圧発生回路である。電源VDCに抵抗
R1の一端が接続され、抵抗R1の他端にダイオードD
1のアノードが接続され、ダイオードD1のカソードが
グランドに接続されている。これより、電源VDCから
抵抗R1及びダイオードD1を介してグランドに電流が
流れる。このダイオードD1において順方向電流による
0.6V程度の電流降下が発生する。よって、ダイオー
ドD1のアノードでは、電源VDCの電圧に依らず、電
圧V1の0.6Vが発生される。
【0004】また、抵抗R1とダイオードD1との接続
点には、コンパレータCMP1の正入力端が接続されて
いる。コンパレータCMP1の出力は、Nチャンネルト
ランジスタTR1のゲートが接続されている。このトラ
ンジスタTR1のドレインは電源VDCが接続され、ソ
ースは抵抗R2及びR3を介してグランドに接続されて
いる。また、抵抗R2とR3との接続点は、コンパレー
タCMP1の負入力に接続されている。
【0005】ここで、抵抗R2とR3との接続点の電圧
をV2とすると、コンパレータCMP1では、電圧V1
とV2とを比較し両者の電圧が等しくなるように、トラ
ンジスタTR1を制御する。例えば、電圧V1より電圧
V2の方が低いとコンパレータCMP1の出力がHレベ
ルとなり、トランジスタTR1がオンする。これより、
トランジスタTR1でのVCE(ドレイン−ソース間電
圧)、抵抗R2、R3での電圧降下に応じて電圧V2が
発生される。そして、トランジスタTR1のソースと抵
抗R2との接続点から基準電圧VR1が出力される。な
お、電圧V2がダイオードD1における電圧降下の0.
6Vである電圧V1と等しい場合に、基準電圧VR1が
所定の基準電圧となるように抵抗R2及びR3の抵抗値
を設定してある。また、この基準電圧の出力端VR1に
は、他端がグランドに接続されたコンデンサC1などが
接続され、基準電圧VR1の変動を防止している。な
お、半導体集積回路において、ダイオードの順方向電圧
降下は一定であり、この一定電圧に基づいて基準電圧を
発生している。
【0006】2は制御回路であって、抵抗R4の一端に
は電源VDCが接続され、抵抗R4の他端は抵抗R5介
してグランドに接続されている。抵抗R4とR5との接
続点は、コンパレータCMP2の負入力に接続されてい
る。ここで、抵抗R4とR5との接続点の電圧をV3と
する。また、コンパレータCMP2の正入力には、基準
電圧VR1が印加される。コンパレータCMP2の出力
は、ゲートANDの一方の入力に接続される。ゲートA
NDの他方の入力には、昇圧動作に用いられるクロック
信号CLKが入力される。
【0007】コンパレータCMP2では、電圧V3と基
準電圧VR1とを比較し、例えば、基準電圧VR1より
電圧V3の方が低いとコンパレータCMP2の出力信号
ENがHレベルとして出力される。そして、ゲートAN
Dでは、信号ENのHレベルになると、クロック信号C
LKが制御信号TGとして出力される。また、基準電圧
VR1より電圧V3の方が高いとコンパレータCMP2
の出力信号ENがLレベルとして出力される。そして、
ゲートANDでは、信号ENのLレベルになると、クロ
ック信号CLKが遮断される。
【0008】3は昇圧回路であって、例えば、電池から
供給される0.9V〜1.8V程度の電池電圧である入
力電圧VDDがコイルL1の入力端に印加され、他端が
グランドに接続されたスイッチング素子TR2がコイル
L1の出力端に接続され、そのスイッチング素子TR2
を制御信号TGによってオンオフすることによって、コ
イルL1に生じる逆起電力がダイオードD2を介してコ
ンデンサC2に蓄えられることにより、所定の昇圧電圧
である電圧VDCを得る。
【0009】この図3に示す従来のDC−DCコンバー
タにおいて、クロック信号CLKは、例えば、ETRコ
ントローラのシステムクロック、又は、そのシステムク
ロックを分周した分周クロックを用いていた。このシス
テムクロック信号は、ラジオ受信周波数とは非同期であ
るが、システムクロックの基本波、又は、高調波が、特
定のラジオ周波数と同じ周波数となる場合が生じ、ラジ
オ受信機の受信周波数にノイズとして妨害を与えてしま
う問題が生じた。このため、ローカル周波数fc、又
は、ローカル周波数を分周した分周信号をクロック信号
CLKに用いることで、クロック信号CLKの基本波ま
たは高調波がラジオの受信周波数と常に異なるようにな
り、ラジオ受信機の受信周波数と同じ周波数のノイズが
発生するのを防止した。なお、ローカル周波数は、受信
周波数と中間周波数IF(AMの場合、450kHz)
を加算した周波数である。具体的には、例えば、AMラ
ジオの1000KHzの周波数を受信中の場合、ローカ
ル周波数fcは、1000KHz+450KHz=14
50KHzとなる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した昇圧
型DC−DCコンバータにおいては、クロック信号に起
因するノイズの問題が解決できたが、昇圧電圧VDCが
印加される負荷の変動によりコンパレータCMP2から
出力される出力信号ENの遷移するタイミングが、例え
ば、AMラジオの中間周波数IFの450KHzと同じ
か、または、可聴周波数帯域内となると、ラジオのノイ
ズ妨害となる問題が残っている。
【0011】また、スイッチング素子TR2をオンオフ
するクロック信号CLKのデューティが50%固定のた
め、常に一定量の昇圧動作が行われるので、昇圧動作に
必要以上の電流量がコイルL1に流される場合があり、
消費電流上効率が悪いという問題があった。
【0012】このため、本発明の課題は、ラジオ受信機
の受信周波数及び中間周波数に対するノイズ妨害を抑え
て、昇圧動作における、スイッチング素子TR2のオン
時間を制御して昇圧動作の電流量を最適化するDC−D
Cコンバータの制御回路を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題に鑑
みてなされたものであり、その特徴とするところは、入
力電圧を所定の電圧に昇圧する昇圧回路と、前記入力電
圧又は前記昇圧回路から発生される昇圧電圧を用いて所
定の基準電圧を発生する基準電圧発生回路と、前記昇圧
回路の昇圧電圧出力に応じた比較電圧と前記基準電圧と
を比較し、その比較結果に応じて前記昇圧回路の昇圧動
作を制御する制御手段とを有する電源回路において、前
記制御手段は、第1のクロック信号を所定量遅延する遅
延素子を複数個備える遅延手段と、前記比較結果に応じ
て第2のクロック信号によってアップ又はダウンカウン
トするカウンタと、前記カウンタのカウント値に応じて
前記遅延手段から出力されるそれぞれの遅延クロック信
号の何れか一つを選択出力する選択手段と、前記第1ク
ロック信号と前記遅延クロック信号とに応じてデューテ
ィが変更された制御信号を出力する出力手段とを有し、
前記制御信号によって前記昇圧回路が昇圧動作を行うこ
とを特徴とする。
【0014】また、前記第1のクロック信号はラジオの
受信周波数と中間周波数が加算されたローカル周波数で
あることを特徴とする。
【0015】さらに、前記カウンタは前記昇圧回路から
発生される前記昇圧電圧が所定の電圧より低いときアッ
プカウントし、また、前記昇圧電圧が所定の電圧より高
いときダウンカウントすることを特徴とする。
【0016】このように、本発明によれば、基準電圧V
R1と比較電圧V3とを比較する比較手段と、比較結果
に応じてアップ又はダウンカウントするカウンタと、カ
ウント値に応じてチューナからのローカル周波数の第1
クロック信号を遅延する複数の遅延素子を有する遅延手
段の遅延クロック信号の何れか一つの遅延クロック信号
を出力するデコーダ回路と、第1クロック信号と遅延ク
ロック信号とを論理積するゲートとを備え、昇圧電圧V
DCの電圧に応じて昇圧回路のスイッチング素子のオン
時間を可変するようにしたので、ラジオ受信時の受信周
波数及び中間周波数に対して、受信妨害となる周期のノ
イズ発生を防ぐことができる。
【0017】さらに、昇圧動作パルスのデューティを必
要昇圧電圧量に応じて可変するので、従来のディーティ
が50%固定時の昇圧動作パルスによる昇圧電圧量対し
て必要以上に流していた電流量を確実に低減することが
できる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の詳細を図面に従って具体
的に説明する。図1は、DC−DCコンバータの構成を
示す図である、図1において、基準電圧発生回路1と昇
圧回路3とは、従来と同じ構成であり、同一の符号を付
して、その説明を省略する。
【0019】図1において、5は本発明に係る制御回路
であって、抵抗R4の一端には昇圧電圧VDCが印加さ
れ、抵抗R4の他端は抵抗R5を介してグランドに接続
される。ここで、抵抗R4とR5との接続点の電圧を比
較電圧V3とする。なお、基準電圧VR1と比較電圧V
3とが等しくなると、昇圧電圧VDCは、所定の昇圧電
圧値となる。そして、比較電圧V3は、コンパレータC
MP2の反転入力に印加される。また、コンパレータC
MP2の非反転入力には、基準電圧VR1が印加され
る。よって、コンパレータCMP2では、電圧V3と基
準電圧VR1とが比較される。昇圧電圧VDCが所定の
昇圧電圧より高くなると、比較電圧V3は基準電圧VR
1より高い電圧となり、コンパレータCMP2では出力
信号UPがLレベルとして出力される。また、昇圧電圧
VDCが所定の昇圧電圧より低くなると、比較電圧V3
は基準電圧VR1より低い電圧となり、コンパレータC
MP2では出力信号UPがHレベルとして出力される。
51はnビットのアップ/ダウンカウンタ回路であっ
て、コンパレータCMP2から出力される出力信号UP
に応じて、クロック信号CLK2がアップ又はダウンカ
ウントされる。詳しくは、信号UPがHレベルである
と、カウンタ回路51は、クロック信号CLK2によっ
てアップカウントされる。また、信号UPがLレベルで
あると、カウンタ回路51では、クロック信号CLK2
によってダウンカウントされる。なお、クロック信号C
LK2は、昇圧電圧の電圧状態をモニターする周期を定
めるサンプリングクロックであり、クロック信号CLK
1より低い周波数である。なお、クロック信号CLK1
は、チューナからのローカル周波数または、ローカル周
波数を分周したクロック信号とする。
【0020】52は遅延回路であって、クロック信号C
LK1が入力され、そのクロック信号CLK1が所定量
遅延されるm個の遅延素子DLで構成され、そのそれぞ
れの遅延素子DLの出力から遅延信号DL1〜DLmが
出力される。なお、遅延信号DL1は、図2に示すよう
にクロック信号CLK1が遅延素子DLのm個分遅延さ
れた信号である。なお、遅延信号DL1は、クロック信
号CLK1のデューティ50%のパルス幅分の時間より
短い時間となるように一つの遅延素子DLの遅延量が設
定されている。また、遅延信号DL2は、クロック信号
CLK1が遅延素子DLの(m−1)個分遅延された信
号であり、遅延信号DL3、DL4、・・・となるに従
って遅延量が減り、そして、遅延信号DLmは、クロッ
ク信号CLK1が一つの遅延素子DLの遅延量分遅延さ
れた信号である。
【0021】53はデコーダ回路であって、nビットの
デコーダから成り、カウンタ回路51から出力されるカ
ウント信号CT1〜CTnがデコードされるとともに、
そのデコード値が大きくなると、遅延信号DL1〜DL
mのうち、より遅延量の小さい遅延信号が遅延クロック
信号DLCLKとして選択出力されるように構成され
る。そして、ゲートANDでは、遅延クロック信号DL
CLKとクロック信号CLK1とが論理積され、その論
理積されることによってクロック信号CLK1のデュー
ティが可変された制御信号TGが出力される。このデュ
ーティが可変された制御信号TGのパルスのHレベル期
間、昇圧回路3では、コイルL1に電流が流れ、その電
流量に応じた逆起電力が発生することにより、最適な昇
圧量の昇圧電圧VDCが得られる。
【0022】次に、図1のDC−DCコンバータの動作
を具体的に説明する。まず、例えば、1.8Vの電池4
の電圧が、昇圧回路3に投入印加されると、コイルL1
及びダイオードD2を介して昇圧電圧VDCが電池電圧
まで上昇する。すると、基準電圧発生回路1では、基準
電圧VR1が発生出力される。昇圧動作を開始する前の
初期状態では、昇圧電圧VDCは、電池4の電圧と同じ
電圧であるので、基準電圧VR1より電圧V3の方が低
い電圧となる。よって、コンパレータCMP2の出力信
号UPがHレベルとして出力される。信号UPのHレベ
ルによって、カウンタ回路51では、アップカウントモ
ードとなる。これより、カウンタ回路51では、クロッ
クCLK2によってカウントアップされ、nビット分の
カウンタ出力信号CT1〜CTnが出力される。なお、
初期状態でのカウンタ回路51の出力信号CT1〜CT
nの値は、全て”0”とする。なお、デコーダ回路53
では、信号CT1〜CTnの値が、全て”0”である
と、遅延量が最も大きい遅延信号DL1を選択すると共
に、遅延信号DL1が遅延クロック信号DLCLKとし
て出力される。これより、ゲートANDでは、遅延クロ
ックDLCLKとクロック信号CLK1とが論理積さ
れ、遅延素子DLの遅延量がm個分短くなったパルス幅
のパルス信号が制御信号TGとして出力される。そし
て、制御信号TGに応じて昇圧回路3のスイッチング素
子TR2がオンし、そのオン期間でコイルL1に流れる
電流量分に応じて、コイルL1に発生する逆起電力量分
の昇圧された昇圧電圧VDCが出力される。
【0023】そして、基準電圧VR1より電圧V3の方
が高くなり、昇圧電圧VDCが所定の昇圧電圧まで昇圧
されるまで、コンパレータCMP2では、出力信号UP
がHレベルとして出力される。信号UPがHレベルであ
ると、カウンタ回路51はカウントアップ動作を行う。
よって、デコーダ回路53では、昇圧電圧が所定の昇圧
電圧まで上昇するまで、遅延信号DL1からDL2とい
うように順次遅延量が小さい遅延信号が遅延クロック信
号DLCLKとして選択出力される。よって、ゲートA
NDでは、クロック信号CLK1と遅延クロック信号D
LCLKとが論理積され、遅延量が小さくなった分のパ
ルスのデューティが増加した制御信号TGが出力され
る。そして、制御信号TGに応じて昇圧回路3のスイッ
チング素子TR2がオンし、そのオンした期間コイルL
1に流れた電流量に応じて、スイッチング素子TR2が
オフしたときにコイルL1に逆起電力が生じ、上昇した
昇圧電圧が得られる。
【0024】次に、昇圧電圧VDCが所定の昇圧電圧よ
り高い電圧に達すると、基準電圧VR1より電圧V3の
方が高い電圧となり、コンパレータCMP2では、出力
信号UPがLレベルとして出力される。すると、カウン
タ回路51は、信号UPのLレベルに応じて、ダウンカ
ウントされたカウント値のカウント信号CT1〜CTn
が出力される。そして、デコーダ回路53では、それま
で選択出力していた遅延信号DLy(1<y<m)より
遅延素子DLの一つ分の遅延量少ない遅延信号DLx
(x=y−1)が遅延クロックDLCLKとして選択出
力される。これにより、遅延信号DLxとクロック信号
CLK1とを論理積された制御信号TGのパルス長が短
くなり、昇圧回路3のスイッチング素子TR2のオン時
間も短くなり、コイルL1に流れる電流量も減り、逆起
電力量も減る。よって、昇圧電圧VDCの昇圧量も減
り、昇圧電圧VDCの昇圧電圧が下がる。
【0025】このように、昇圧電圧VDCが所定の昇圧
電圧より低い電圧であると、昇圧回路3のスイッチング
素子TR2のオンする時間を長くすることにより、逆起
電力が大きくなり、昇圧電圧VDCの電圧が上昇され、
また、昇圧電圧VDCが所定の昇圧電圧より高い電圧と
なると、昇圧回路3のスイッチング素子TR2のオンす
る時間を短くし、逆起電力が小さくなるので、昇圧電圧
VDCが所定の昇圧電圧を維持できる。
【0026】なお、カウンタ51は、カウント値がオー
バーフロー又はアンダーフローすることを防止する機能
を備えている。これにより、昇圧電圧VDCの電圧が下
がりすぎて、所定の所圧電圧が得られなくなった場合で
も、カウンタ51は、カウント値が全て”1”となって
も、その値を保持し、オーバーフローしてカウント値が
全て”0”となるのを防止しているので、カウント値全
てが”0”となって昇圧動作がより昇圧量の少ない昇圧
動作となることを防いでいる。
【0027】また、実施例では、カウンタ51の初期値
が全て”0”で説明したが、初期値が全て”1”でも良
く、その場合、昇圧量が最初から最大量となり、昇圧電
圧が所定の昇圧電圧に達してから、昇圧量を減じるの
で、初期状態における、昇圧動作による昇圧電圧は所定
の昇圧電圧より相当量高い電圧となるので、昇圧動作は
徐々に増加させる方が有利である。
【0028】このように、昇圧回路3の昇圧動作を制御
する制御信号TGにローカルクロックfcの分周したク
ロックを用いてので、ラジオの受信周波数と確実に異な
る周期で昇圧動作が行われ、受信機への妨害を防ぐこと
ができる。また、制御信号TGのデューティを変更する
制御としたので、ラジオの中間周波数と同じとなる制御
信号とがなく、ラジオ受信時の中間周波数に対する妨害
が起きなくなる。
【0029】さらに、昇圧電圧VDCの電圧に応じて、
昇圧回路3のスイッチング素子TR2のオン時間を制御
するので、コイルL1に流される電流が最適化され、必
要以上の電流が流されないという消費電流に対して効率
が良いという有利な効果が得られる。
【0030】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、昇圧回路
3の昇圧動作を制御する制御信号TGにローカルクロッ
クfcの分周したクロック信号CLK1を用いて、制御
信号TGのデューティを可変して昇圧動作を行うように
したので、ラジオの受信周波数と確実に異なる周期で昇
圧動作が行われ、受信機への妨害を防ぐことができる。
また、制御信号TGのデューティを変更する制御とした
ので、制御信号TGの遷移はクロック信号CLK1の連
続したサイクルとなり、従来の制御回路のように制御信
号TGを通過/遮断するタイミングが発生せず、即ち、
ラジオの中間周波数と同じとなる制御タイミングがな
く、ラジオ受信時の中間周波数に対する妨害が起きなく
なる。
【0031】さらに、昇圧電圧VDCの電圧に応じて、
昇圧回路3のスイッチング素子TR2のオン時間を制御
するので、コイルL1に流される電流が最適化され、必
要以上の電流が流されないという消費電流に対して効率
が良いという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のDC−DCコンバータの
構成例を示す図である。
【図2】図1の遅延クロックDLCLKと昇圧動作との
タイミングを説明する図である。
【図3】従来のDC−DCコンバータの構成例を示す図
である。
【符号の説明】
1 基準電圧発生回路 3 昇圧回路 4 電池 5 制御回路 51 カウンタ回路 52 遅延回路 53 デコーダ回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力電圧を所定の電圧に昇圧する昇圧回
    路と、 前記入力電圧又は前記昇圧回路から発生される昇圧電圧
    を用いて所定の基準電圧を発生する基準電圧発生回路
    と、前記昇圧回路の昇圧電圧出力に応じた比較電圧と前
    記基準電圧とを比較し、その比較結果に応じて前記昇圧
    回路の昇圧動作を制御する制御手段とを有する電源回路
    において、 前記制御手段は、第1のクロック信号を所定量遅延する
    遅延素子を複数個備える遅延手段と、 前記比較結果に応じて第2のクロック信号によってアッ
    プ又はダウンカウントするカウンタと、 前記カウンタのカウント値に応じて前記遅延手段から出
    力されるそれぞれの遅延クロック信号の何れか一つを選
    択出力する選択手段と、 前記第1クロック信号と前記遅延クロック信号とに応じ
    てデューティが変更された制御信号を出力する出力手段
    とを有し、 前記制御信号によって前記昇圧回路が昇圧動作を行うこ
    とを特徴とする電源回路。
  2. 【請求項2】 前記第1のクロック信号はラジオの受信
    周波数と中間周波数が加算されたローカル周波数である
    ことを特徴とする請求項1記載の電源回路。
  3. 【請求項3】 前記カウンタは前記昇圧回路から発生さ
    れる前記昇圧電圧が所定の電圧より低いときアップカウ
    ントし、また、前記昇圧電圧が所定の電圧より高いとき
    ダウンカウントすることを特徴とする請求項1または2
    記載の電源回路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8643352B2 (en) 2009-12-28 2014-02-04 Kabushiki Kaisha Toshiba Switching power supply control with reduced harmonic frequency fluctuations

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US8643352B2 (en) 2009-12-28 2014-02-04 Kabushiki Kaisha Toshiba Switching power supply control with reduced harmonic frequency fluctuations

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