JP2003299036A - 映像復号装置、映像復号方法、プログラム、および媒体 - Google Patents

映像復号装置、映像復号方法、プログラム、および媒体

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JP2003299036A
JP2003299036A JP2002103734A JP2002103734A JP2003299036A JP 2003299036 A JP2003299036 A JP 2003299036A JP 2002103734 A JP2002103734 A JP 2002103734A JP 2002103734 A JP2002103734 A JP 2002103734A JP 2003299036 A JP2003299036 A JP 2003299036A
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Takaharu Matsuura
隆治 松浦
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インタレース走査映像を符号化したビットス
トリームに対して、480iから480pへの順次走査
変換を行った場合に、ぼけた映像が生成されてしまうこ
とがあった。 【解決手段】 インタレース走査方式を利用して符号化
されたビットストリームに含まれるピクチャが順次走査
映像によるピクチャであるかインタレース走査映像によ
るピクチャであるかを解析するヘッダ解析手段10と、
解析の結果に基づき、(1)インタレース走査映像によ
るピクチャに対しては復号の結果を利用して補間走査線
を生成し、(2)順次走査映像によるピクチャに対して
は補間走査線を生成せずに、映像信号の出力を行うタイ
ミング生成手段31とを備えた映像復号装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルの符号化
された映像データを用いて動画像を再生するセットトッ
プボックスなどに利用される映像復号装置、映像復号方
法、プログラム、および媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の映像復号装置として、動画をMP
EG2等の画像圧縮方式で圧縮して得られるビデオスト
リームを入力とし、このビデオストリームを復号して4
80i信号の場合には動き検出を行い、動画と判定した
部分はフィールド内補間を行い、静止画と判定した部分
は前フィールドの値をそのまま使用し、順次走査映像と
して出力する映像復号装置がある。
【0003】なお、放送システムとして、ビデオストリ
ームとオーディオストリームを多重化した番組を多くの
チャネル数多重化して伝送するシステムがある。この放
送システムに用いる映像復号装置においては、多重化さ
れたストリームを多重分離部で分離し、分離されたビデ
オストリームをビデオデコーダで復号し、復号された映
像信号を出力していた。
【0004】映像信号の圧縮方式としてMPEG2が利
用される場合、MPEG2符号化データは、様々なデー
タをヘッダとしてビットストリームの中に多重化され、
伝送される。そして、MPEG2に対応した映像復号装
置は、このようにして伝送されてくるMPEG2符号化
データを復号することができる。
【0005】ここで、従来の映像復号装置のブロック図
である図4を参照しながら、従来の映像復号装置の構成
について説明する。
【0006】1は入力ビットストリーム、2はバッファ
メモリ、3は可変長符号復号手段、4は逆量子化手段、
5は逆DCT手段、6は加算手段、7は動き補償手段、
8はフレームバッファ、9は表示用バッファ、10はヘ
ッダ解析手段、11は量子化DCT係数、12は動きベ
クトルデータ、13はヘッダ解析手段10、可変長符号
復号手段3、逆量子化手段4、逆DCT手段5に対して
復号を指示するシーケンサ、14は第1のタイミング信
号15、垂直同期信号16を生成するタイミング生成手
段、17は第1の出力信号、18、19はフィールドバ
ッファ、20は動き検出手段、21はフィールド内補間
手段、22はスイッチ、23は第2の出力信号、24は
第2の出力信号23に対する補間信号である。
【0007】つぎに、従来の映像復号装置の動作につい
て説明する。
【0008】入力されたビットストリーム1は、一旦バ
ッファメモリ2に蓄積された後、可変長符号復号手段3
に入力される。可変長符号復号手段3は可変長符号化さ
れたストリームデータをもとの符号に戻し、量子化DC
T係数データを逆量子化手段4に入力すると共に、必要
な情報をヘッダ解析手段10に入力する。
【0009】逆量子化手段4に入力された量子化DCT
係数11は、逆量子化手段4で逆量子化され、逆DCT
手段5で逆DCT処理され、さらに加算手段6で動き予
測データと加算されて復号映像データとなる。この復号
映像データは、表示メモリ9を介して、タイミング発生
手段14からの表示に同期した水平・垂直同期信号16
に同期したタイミングで第1の映像信号17が出力され
ると共に、フレームバッファ8に蓄積され、動き補償手
段7に入力されて、動き予測データに変換される。
【0010】ヘッダ解析手段10は、ビデオストリーム
に多重されたヘッダ情報から、動き予測モード、DCT
モード、動きベクトルなどの付加情報を解析する。そし
て、その解析結果は、逆DCT手段5および動き補償手
段7に入力される。
【0011】さらに、入力ビットストリームが例えば4
80i信号であり、表示を480pで表示したい場合
に、復号映像データは、第1の映像信号17がそのまま
出力23として出力されると共に、フィールドバッファ
18およびフィールド内補間手段21に入力される。
【0012】フィールドバッファ18の出力はフィール
ドバッファ19に入力され、その出力と映像信号17は
動き検出手段20に入力される。
【0013】動き検出手段20の出力は動きの有無であ
って、動き有りの場合は選択手段22によりフィールド
内補間手段21の出力を選択し、動き無しすなわち静止
の場合は選択手段22によりフィールドバッファ18の
出力を選択して補間信号24が出力される。
【0014】ヘッダの構成を示す図である図5に示され
ているように、ビデオストリームのヘッダは、順にシー
ケンス層、GOP層、ピクチャ層、スライス層、マクロ
ブロック層、ブロック層から構成されている。
【0015】シーケンス層には、入力サイズやフレーム
レート、progressiveシーケンス情報が多重
化されている。ピクチャ層には、ピクチャが順次走査映
像によるのか、2−3プルダウン方式などを利用したイ
ンタレース走査映像によるのかの情報が多重化されてい
る。
【0016】ここで、従来の映像復号装置の動作を説明
するためのタイミング図である図6を参照しながら、従
来の映像復号装置の動作タイミングについてより具体的
に説明する。
【0017】入力信号(b)は、毎秒24フレームの動
画像データであるフィルム(a)を、テレシネ装置を用
い、2−3プルダウン方式によって毎秒60フィールド
の480iインタレース方式に走査変換した動画像デー
タである(tはtop fieldを示し,bはbot
tom fieldを示す)。
【0018】符号化されたデータ(c)は、入力信号
(b)を動画像符号化圧縮装置に入力して符号化したデ
ータである。
【0019】従来の映像復号装置は、符号化されたデー
タ(c)を入力すると、第1のタイミング信号(d)
(第1のタイミング信号15(図4参照)に対応する)
を利用して復号を開始し、入力サイズ、フレームレー
ト、progressive シーケンス情報,top
_field_first/repeat_first
_fieldなどのヘッダ情報に基づいて復号後の信号
(e)を得る。
【0020】復号された480iの信号である復号後の
信号(e)は、表示バッファ9(図4参照)を介して、
表示に同期した垂直同期信号(f)(水平・垂直同期信
号16(図4参照)に対応する)に同期させられる。
【0021】そして、現ライン信号である表示用信号
(g)(出力23(図4参照)に対応する)が、映像信
号17(図4参照)として読み出され、出力される。
【0022】この際、映像信号動き検出手段20(図4
参照)により(フィールドバッファ19からの出力との
比較で)動画であると判断された場合には、フィールド
内補間された補間信号(h)が出力22(図4参照)と
して出力されて、表示の際にフィールド内補間が行われ
る。また、動画ではなく静止画であると判断された場合
には、表示の際にフィールド間補間が行われる。
【0023】かくして、最終順次走査変換された最終表
示信号(i)は、すべて補間が行われた信号となる(な
お、たとえばA(t)は、Aのtop fieldデー
タに対して順次走査変換が行われたことを示す)。
【0024】このように、従来の画像復号装置において
は、インタレース走査映像を符号化したビットストリー
ムが入力されたのか、順次走査映像を符号化したビット
ストリームが入力されたのかにかかわらず、補間走査線
の生成が行われていた。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
画像復号装置においては、インタレース走査映像を符号
化したビットストリームが入力された場合に、符号化さ
れた信号(c)(図6参照)に対して480iから48
0pへの順次走査変換が行われると、動画時には低解像
度のぼけた映像が生成されてしまうことがあった。
【0026】より具体的に述べると、符号化された信号
(c)(図6参照)のように、テレシネ装置を用い毎秒
24フレームの動画像データを2−3プルダウン方式に
よって毎秒60フィールドのインタレース方式の動画像
データ480iに走査変換し、動画像符号化圧縮装置に
入力して符号化した動画像データに対しては、高解像度
な480iから480pへの順次走査変換画像を生成す
ることができなかった。
【0027】本発明は、上記従来のこのような課題を考
慮し、たとえば、インタレース走査映像を符号化したビ
ットストリームに対して、480iから480pへの順
次走査変換を行った場合にも、より鮮明な映像を生成す
ることができる映像復号装置、映像復号方法、プログラ
ム、および媒体を提供することを目的とするものであ
る。
【0028】
【課題を解決するための手段】第一の本発明(請求項1
に対応)は、インタレース走査方式を利用して符号化さ
れたビットストリームを入力して復号するための映像復
号装置であって、前記ビットストリームに含まれるピク
チャが順次走査映像によるピクチャであるかインタレー
ス走査映像によるピクチャであるかを解析する解析手段
と、前記解析の結果に基づき、(1)前記インタレース
走査映像によるピクチャに対しては前記復号の結果を利
用して補間走査線を生成し、(2)前記順次走査映像に
よるピクチャに対しては補間走査線を生成せずに、映像
信号の出力を行う出力手段とを備えた映像復号装置であ
る。
【0029】第二の本発明(請求項2に対応)は、前記
補間走査線を生成せずに映像信号の出力を行うとは、前
記インタレース走査方式におけるtop fieldと
bottom fieldとを合成して映像信号の出力
を行うことである第一の本発明の映像復号装置である。
【0030】第三の本発明(請求項3に対応)は、前記
解析手段は、前記入力したビットストリームが、(a)
前記インタレース走査方式を利用して符号化されたビッ
トストリームであるか、(b)順次走査方式を利用して
符号化されたビットストリームであるかの解析をも行
い、前記出力手段は、前記解析の結果に基づき、前記順
次走査方式を利用して符号化されたビットストリームに
含まれるピクチャに対しては補間走査線を生成せずに、
そのまま映像信号の出力を行う第二の本発明の映像復号
装置である。
【0031】第四の本発明(請求項4に対応)は、前記
補間走査線の生成に利用するための動き検出を行う動き
検出手段をさらに備えた第三の本発明の映像復号装置で
ある。
【0032】第五の本発明(請求項5に対応)は、前記
符号化は、MPEG方式を利用して行われ、前記ビット
ストリームに含まれるピクチャが順次走査映像によるピ
クチャであるかインタレース走査映像によるピクチャで
あるかの解析は、Progressive_frame
が1であるか0であるかを調べることにより行われる第
四の本発明の映像復号装置である。
【0033】第六の本発明(請求項6に対応)は、イン
タレース走査方式を利用して符号化されたビットストリ
ームを入力して復号するための映像復号方法であって、
前記ビットストリームに含まれるピクチャが順次走査映
像によるピクチャであるかインタレース走査映像による
ピクチャであるかを解析する解析ステップと、前記解析
の結果に基づき、(1)前記インタレース走査映像によ
るピクチャに対しては前記復号の結果を利用して補間走
査線を生成し、(2)前記順次走査映像によるピクチャ
に対しては補間走査線を生成せずに、映像信号の出力を
行う出力ステップとを備えた映像復号方法である。
【0034】第七の本発明(請求項7に対応)は、第六
の本発明の映像復号方法の、前記ビットストリームに含
まれるピクチャが順次走査映像によるピクチャであるか
インタレース走査映像によるピクチャであるかを解析す
る解析ステップと、前記解析の結果に基づき、(1)前
記インタレース走査映像によるピクチャに対しては前記
復号の結果を利用して補間走査線を生成し、(2)前記
順次走査映像によるピクチャに対しては補間走査線を生
成せずに、映像信号の出力を行う出力ステップとの全部
または一部をコンピュータに実行させるためのプログラ
ムである。
【0035】第八の本発明(請求項8に対応)は、第七
の本発明のプログラムを担持した媒体であって、コンピ
ュータにより処理可能な媒体である。
【0036】なお、飛び越し走査映像(インタレース走
査映像)を符号化した第1のビットストリームと、順次
走査映像を符号化した第2のビットストリームと、入力
映像が第2のビットストリームであるか否かを示す符号
化モード情報とを入力して復号する映像復号装置であっ
て、入力符号化モードを解析して符号化モード解析情報
を出力するヘッダ解析手段を備え、上述の符号化モード
解析情報にもとづき、(1)第1のビットストリームを
復号する場合には、映像信号の動きを検出し、動きに応
じて補間走査線を生成してインタレース走査映像を順次
走査映像として出力するか、top fieldとbo
ttom fieldをそのまま合成して順次走査映像
として出力するかし、(2)第2のビットストリームを
復号する場合には、順次走査映像を順次走査映像として
出力するための制御を行う制御手段をさらに備えた映像
復号装置も、発明に含まれる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下に、本発明にかかる実施の形
態について、図面を参照しつつ説明を行う。
【0038】(実施の形態1)はじめに、本発明の実施
の形態1の映像復号装置のブロック図である図1を参照
しながら、本実施の形態の映像復号装置の構成について
説明する。
【0039】なお、2−3プルダウン方式で走査変換さ
れ、インタレース走査方式を利用して符号化されたビッ
トストリームにおいては、インタレース走査映像による
ピクチャ(インタレース走査ピクチャ)よりも順次走査
映像によるピクチャ(順次走査ピクチャ)が多く含まれ
る場合が多い。本実施の形態の映像復号装置の特徴は、
このようなデータが入力された場合にも鮮明な映像を生
成できるという点にあるが、これに関しては後に詳述す
る。
【0040】図1において、1は入力ビットストリー
ム、2はバッファメモリ、3は可変長符号復号手段、4
は逆量子化手段、5は逆DCT手段、6は加算手段、7
は動き補償手段、30はフレームバッファ、38は表示
用バッファ、10はヘッダ解析手段、11は量子化DC
T係数、12は動きベクトルデータ、13はヘッダ解析
手段10、可変長符号復号手段3、逆量子化手段4、逆
DCT手段5に対して復号を指示するシーケンサ、31
は第1のタイミング信号15、第2のタイミング信号3
2、水平・垂直垂直同期信号33を生成するタイミング
生成手段、34は1フレーム遅延映像データ、35は映
像データ、36は1フィールド遅延データ、20は動き
検出手段、21はフィールド内補間手段、22はスイッ
チ、24は補間信号出力、38は表示用バッファ、39
は出力信号である。
【0041】なお、ヘッダ解析手段10を含む手段は本
発明の解析手段に対応し、タイミング生成手段31を含
む手段は本発明の出力手段に対応し、動き補償手段7を
含む手段は本発明の動き検出手段に対応する。
【0042】つぎに、本実施の形態の映像復号装置の動
作について説明する。なお、本実施の形態の映像復号装
置の動作について説明しながら、本発明の映像復号方法
の一実施の形態についても説明する。
【0043】入力されたビットストリーム1は、一旦バ
ッファメモリ2に蓄積された後、可変長符号復号手段3
に入力される。可変長符号復号手段3は可変長符号化さ
れたストリームデータをもとの符号に戻し、量子化DC
T係数データを逆量子化手段4に入力すると共に、必要
な情報をヘッダ解析手段10に入力する。
【0044】逆量子化手段4に入力された量子化DCT
係数11は、逆量子化手段4で逆量子化され、逆DCT
手段5で逆DCT処理され、さらに加算手段6で動き予
測データと加算されて復号映像データとなり、フレーム
バッファ30に蓄積され、さらに動き補償手段7に入力
されて、動き予測データに変換される。
【0045】ヘッダ解析手段10では、ビデオストリー
ムに多重されたヘッダ情報から、動き予測モード、DC
Tモード、動きベクトルなどの付加情報を解析する。そ
して、その解析結果は、逆DCT手段5および動き補償
手段7のみならず、本実施の形態においては、タイミン
グ生成手段31にも入力される。
【0046】つぎに、本実施の形態の映像復号装置の特
徴を明らかにするために、入力ビットストリームが48
0i信号であって表示を480pで表示したい場合につ
いて、本発明の実施の形態1の映像復号装置の動作を説
明するためのタイミング図(その1)である図2を参照
しながらより具体的に述べる。
【0047】デコードされた信号(a)は、Ipict
ureはフレームバッファY0に、P3picture
はフレームバッファY1に、B1pictureはフレ
ームバッファY2に、B2pictureはフレームバ
ッファY3に、P6pictureはフレームバッファ
Y0に、B4pictureはフレームバッファY1
に、B5pictureはフレームバッファY2に、と
いうように書き込まれていく。ここでは、バッファメモ
リ2(図1参照)におけるデコード用バッファを4フレ
ーム分としている。
【0048】また、デコードされた信号(a)から少し
遅れた現信号(b)に関しては、Ipicture の
top field信号をフレームバッファY4のto
pfieldに、Ipicture のbottom
field信号をフレームバッファY5のbottom
fieldに、B1picture のtopfie
ld信号をフレームバッファY6のtop field
に、B1pictureのbottom field信
号をフレームバッファY4のbottomfield
に、B2pictureのtop field信号をフ
レームバッファY5のtop fieldに、B2pi
ctureのbottom field信号をフレーム
バッファY6のbottom fieldに、というよ
うに書き込んでいく。
【0049】なお、信号に対するデコードの順序とデコ
ードされた信号の書き込みの順序とは、必ずしも一致し
ない。このため、たとえば、現信号書き込み(b)の先
頭に現れるItop、IbotのデコードはP3to
p、P3botのデコードよりも以前に行われており、
Itop、Ibotはデコード(a)に図示されていな
い。
【0050】さて、たとえば、フレームバッファY6の
top fieldに書き込まれた信号と、1フレーム
(つまり2フィールド)前の遅延信号34に対応するフ
レームバッファY4のtop fieldに書き込まれ
た信号とは、動き検出手段20に入力されて、フレーム
差(c)を調べることで動き情報の有無を検出される。
【0051】フレームバッファY6のtop fiel
dに書き込まれた信号はフィールド内補間手段21にも
入力され、フィールド内情報のみでフィールド内補間信
号(d)が生成される。
【0052】そして、フレーム差(c)を調べることで
検出された動き情報が、(1)有り(動画)の場合に
は、フィールド内補間手段21の出力であるフィールド
内補間信号(d)として、フレームバッファY6のto
p fieldから生成された補間信号が出力されるよ
うに、(2)無し(静止画)の場合には、フィールド間
補間を行うためのフィールド間補間信号(e)としてフ
レームバッファY5のbottom fieldに書き
込まれた信号がそのまま出力されるように、適応的に選
択回路22を切り替えて、補間信号37をフレームバッ
ファY6 bottom fieldに書き込む。
【0053】つぎに述べるように、ピクチャ層のpro
gressive frame情報によってピクチャが
順次走査ピクチャではないと判断された場合には、この
ようにしてフレームバッファY6 bottom fi
eldに書き込まれた信号が、表示バッファ38を介し
て表示に同期した垂直同期信号33に同期して読み出さ
れる。
【0054】本発明の実施の形態1の映像復号装置の動
作を説明するためのタイミング図(その2)である図3
を参照しながら、より具体的に説明すると、つぎのよう
になる。
【0055】図3に示されているように、毎秒24フレ
ームの動画像データであるフィルム(a)を、テレシネ
装置を用い、2−3プルダウン方式によって毎秒60フ
ィールドのインタレース方式の動画像データ480i
(b)に走査変換する(tはtop fieldを示
し,bはbottom fieldを示す)。そして、
動画像符号化圧縮装置に入力して、符号化したデータ
(c)を得る。
【0056】本実施の形態の映像復号装置は、符号化さ
れたデータ(c)を入力すると、第1のタイミング信号
15(d)で復号を開始し、ヘッダ情報(入力サイズや
フレームレート、progressive シーケンス
情報,top_field_first/repeat
_first_field)に基づいて、復号後の信号
(e)を得る。
【0057】復号された信号は480i信号であるた
め、動き検出等によって順次走査変換の表示用信号
(g)、補間信号(h)が生成されるが、前述したよう
に、これらの内で選択回路22によって選択された信号
は、フレームバッファ30上に書き込まれる。
【0058】そして、ヘッダ解析手段10(図1参照に
よって、ピクチャ層のprogressive fra
me情報により、ピクチャが順次走査でできているか否
かが調べられる。
【0059】たとえば、順次走査でできている順次走査
ピクチャAは、At(top field)、Ab(b
ottom field)を1フレームとし、フレーム
バッファ30から、表示バッファ38を介して、表示に
同期した垂直同期信号33に同期して読み出され、最終
表示(i)として出力39(図1参照)として外部出力
される。
【0060】なお、順次走査でできておらずインタレー
ス走査でできているインタレース走査ピクチャ(たとえ
ばピクチャD)は、表示用信号(g)または補間信号
(h)を利用して生成された最終表示(i)として外部
出力される。
【0061】よって、最終表示(i)は、(1)順次走
査ピクチャに対しては、元々オリジナルである毎秒24
フレームの動画像データであるフレーム情報で生成され
た高解像度の信号となり、(2)順次走査ピクチャでは
ないインタレース走査ピクチャに対しては、動きに応じ
て補間信号が生成され順次走査映像に変換された高解像
度の信号となる。
【0062】本実施の形態においては、インタレース走
査映像を符号化した第1のビットストリームと、順次走
査映像を符号化した第2のビットストリームと、入力映
像が第2のビットストリームであるか否かを示す符号化
モード情報とを入力し、その符号化モード情報を解析し
て符号化モード解析情報を出力するヘッダ解析手段とを
備え、(1)復号後映像信号がprogressive
_frame=0であるピクチャD(図3参照)のよう
にインタレース走査ピクチャの場合には、映像信号の動
きを検出し、動きに応じて補間走査線を生成して順次走
査映像を出力し、(2)復号後映像信号がprogre
ssive_frame=1であるピクチャA〜C、E
(図3参照)のように順次走査ピクチャの場合には、補
間走査線を使用せずに順次走査映像を出力する(もちろ
ん、以上において詳細に説明されたのは、本実施の形態
の特徴が顕著に現れる第1のビットストリームが入力さ
れた場合であった)。
【0063】要するに、符号化モード解析情報であるP
rogressive frame情報を見て、第1の
ビットストリームを復号しなければならない場合(前者
の場合)には、(a)映像信号の動きを検出し、その検
出した動きに応じて補間走査線を生成して順次走査映像
として出力するか、(b)top fieldとbot
tom fieldとをそのまま合成して順次走査映像
として出力するかする。
【0064】かくして、毎秒24フレームの動画像デー
タをテレシネ装置を用い、2−3プルダウン方式によっ
て毎秒60フィールドのインタレース方式の動画像デー
タ480iに走査変換し、動画像符号化圧縮装置に入力
して符号化したデータで、動画像データであっても、高
解像度な480iから480pへの順次走査変換画像を
実現できる。
【0065】なお、本実施の形態では、480iから4
80pへの変換の場合について説明したが、例えば10
80iから1080pへの変換であっても、インタレー
スからプログレッシブへの変換であれば、同様の効果が
期待できる。
【0066】また、本実施の形態で述べたフレームバッ
ファの容量は、任意の容量で可能である。
【0067】このようにして、毎秒24フレームの動画
像データを、テレシネ装置を用い、2−3プルダウン方
式によって、毎秒60フィールドのインタレース方式の
動画像データ480iに走査変換し、動画像符号化圧縮
装置に入力して符号化したデータで動画像であっても、
高解像度な480iから480pへの順次走査変換画像
を実現することができる。
【0068】なお、発明には、上述した本発明の映像復
号装置の全部または一部の手段(または、装置、素子、
回路、部など)の機能をコンピュータにより実行させる
ためのプログラムであって、コンピュータと協働して動
作するプログラムが含まれる。もちろん、コンピュータ
は、CPUなどの純然たるハードウェアに限らず、ファ
ームウェアやOS、さらに周辺機器を含むものであって
も良い。
【0069】また、本発明には、上述した本発明の映像
復号方法の全部または一部のステップ(または、工程、
動作、作用など)の動作をコンピュータにより実行させ
るためのプログラムであって、コンピュータと協働して
動作するプログラムが含まれる。
【0070】なお、本発明の一部の手段(または、装
置、素子、回路、部など)、本発明の一部のステップ
(または、工程、動作、作用など)は、それらの複数の
手段またはステップの内の幾つかの手段またはステップ
を意味する、あるいは一つの手段またはステップの内の
一部の機能または一部の動作を意味するものである。
【0071】また、本発明の一部の装置(または、素
子、回路、部など)は、それら複数の装置の内の幾つか
の装置を意味する、あるいは一つの装置の内の一部の手
段(または、素子、回路、部など)を意味する、あるい
は一つの手段の内の一部の機能を意味するものである。
【0072】また、発明のプログラムを記録した、コン
ピュータに読みとり可能な記録媒体も発明に含まれる。
また、発明のプログラムの一利用形態は、コンピュータ
により読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュー
タと協働して動作する態様であっても良い。また、発明
のプログラムの一利用形態は、伝送媒体中を伝送し、コ
ンピュータにより読みとられ、コンピュータと協働して
動作する態様であっても良い。また、記録媒体として
は、ROM等が含まれ、伝送媒体としては、インターネ
ット等の伝送媒体、光・電波・音波等が含まれる。
【0073】なお、発明の構成は、ソフトウェア的に実
現しても良いし、ハードウェア的に実現しても良い。
【0074】また、発明には、上述した本発明の映像復
号装置の全部または一部の手段の全部または一部の機能
をコンピュータにより実行させるためのプログラムを担
持した媒体であり、コンピュータにより読み取り可能か
つ読み取られた前記プログラムが前記コンピュータと協
動して前記機能を実行する媒体が含まれる。
【0075】また、本発明には、上述した本発明の映像
復号方法の全部または一部のステップの全部または一部
の動作をコンピュータにより実行させるためのプログラ
ムを担持した媒体であり、コンピュータにより読み取り
可能かつ読み取られた前記プログラムが前記コンピュー
タと協動して前記動作を実行する媒体が含まれる。
【0076】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように、
本発明は、インタレース走査映像を符号化したビットス
トリームに対して、480iから480pへの順次走査
変換を行った場合にも、より鮮明な映像を生成すること
ができるという長所を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の映像復号装置のブロッ
ク図
【図2】本発明の実施の形態1の映像復号装置の動作を
説明するためのタイミング図(その1)
【図3】本発明の実施の形態1の映像復号装置の動作を
説明するためのタイミング図(その2)
【図4】従来の映像復号装置のブロック図
【図5】ヘッダの構成を示す図
【図6】従来の映像復号装置の動作を説明するためのタ
イミング図
【符号の説明】
1 入力端子 2 バッファメモリ 3 可変長符号復号手段 4 逆量子化手段 5 逆DCT手段 6 加算手段 7 動き補償手段 8,30 フレームバッファ 9,38 表示用バッファ 10 ヘッダ解析手段 13 シーケンサ 14 タイミング生成手段 18,19 フィールドバッファ 20 動き検出手段 21 フィールド内補間 22 選択手段

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インタレース走査方式を利用して符号化
    されたビットストリームを入力して復号するための映像
    復号装置であって、 前記ビットストリームに含まれるピクチャが順次走査映
    像によるピクチャであるかインタレース走査映像による
    ピクチャであるかを解析する解析手段と、 前記解析の結果に基づき、(1)前記インタレース走査
    映像によるピクチャに対しては前記復号の結果を利用し
    て補間走査線を生成し、(2)前記順次走査映像による
    ピクチャに対しては補間走査線を生成せずに、映像信号
    の出力を行う出力手段とを備えた映像復号装置。
  2. 【請求項2】 前記補間走査線を生成せずに映像信号の
    出力を行うとは、前記インタレース走査方式におけるt
    op fieldとbottom fieldとを合成
    して映像信号の出力を行うことである請求項1記載の映
    像復号装置。
  3. 【請求項3】 前記解析手段は、前記入力したビットス
    トリームが、(a)前記インタレース走査方式を利用し
    て符号化されたビットストリームであるか、(b)順次
    走査方式を利用して符号化されたビットストリームであ
    るかの解析をも行い、 前記出力手段は、前記解析の結果に基づき、前記順次走
    査方式を利用して符号化されたビットストリームに含ま
    れるピクチャに対しては補間走査線を生成せずに、その
    まま映像信号の出力を行う請求項2記載の映像復号装
    置。
  4. 【請求項4】 前記補間走査線の生成に利用するための
    動き検出を行う動き検出手段をさらに備えた請求項3記
    載の映像復号装置。
  5. 【請求項5】 前記符号化は、MPEG方式を利用して
    行われ、 前記ビットストリームに含まれるピクチャが順次走査映
    像によるピクチャであるかインタレース走査映像による
    ピクチャであるかの解析は、Progressive_
    frameが1であるか0であるかを調べることにより
    行われる請求項4記載の映像復号装置。
  6. 【請求項6】 インタレース走査方式を利用して符号化
    されたビットストリームを入力して復号するための映像
    復号方法であって、 前記ビットストリームに含まれるピクチャが順次走査映
    像によるピクチャであるかインタレース走査映像による
    ピクチャであるかを解析する解析ステップと、 前記解析の結果に基づき、(1)前記インタレース走査
    映像によるピクチャに対しては前記復号の結果を利用し
    て補間走査線を生成し、(2)前記順次走査映像による
    ピクチャに対しては補間走査線を生成せずに、映像信号
    の出力を行う出力ステップとを備えた映像復号方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の映像復号方法の、前記ビ
    ットストリームに含まれるピクチャが順次走査映像によ
    るピクチャであるかインタレース走査映像によるピクチ
    ャであるかを解析する解析ステップと、前記解析の結果
    に基づき、(1)前記インタレース走査映像によるピク
    チャに対しては前記復号の結果を利用して補間走査線を
    生成し、(2)前記順次走査映像によるピクチャに対し
    ては補間走査線を生成せずに、映像信号の出力を行う出
    力ステップとの全部または一部をコンピュータに実行さ
    せるためのプログラム。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のプログラムを担持した媒
    体であって、コンピュータにより処理可能な媒体。
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