JP2003298935A - 映像信号処理装置および方法、並びにカメラコントロールユニット - Google Patents

映像信号処理装置および方法、並びにカメラコントロールユニット

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JP2003298935A
JP2003298935A JP2002104350A JP2002104350A JP2003298935A JP 2003298935 A JP2003298935 A JP 2003298935A JP 2002104350 A JP2002104350 A JP 2002104350A JP 2002104350 A JP2002104350 A JP 2002104350A JP 2003298935 A JP2003298935 A JP 2003298935A
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video signal
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錦一 大津
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 HD−SDI信号、SD−SDI信号、およ
びアナログ信号の何れかの信号が同一の端子から入力さ
れても、適宜分岐させて、入力された信号に応じて最適
な処理を施す。 【解決手段】 SPDTスイッチ2において、入力され
たHD−SDI信号、SD−SDI信号、またはアナロ
グ信号は、適宜分岐される。減衰器3、7は、反射特性
の改善のために設けられている。補正回路4は、入力さ
れたHD−SDI信号の増幅と劣化した周波数特性の補
正とを行い、PECL等の論理レベルに変換する。バッ
ファ8、13は、補正回路10に対してビデオアンプ1
6の入力容量の影響を少なくしつつ、入力信号をそれぞ
れの回路に分岐する。補正回路10は、入力されたSD
−SDI信号の増幅と劣化した周波数特性の補正とを行
い、PECL等の論理レベルに変換する。ビデオアンプ
16は、アナログ信号用の直線性の良い増幅回路であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、周波数帯域の大
きく異なる2種類のシリアルデジタル映像信号とアナロ
グ映像信号との3つの映像信号が同一の入力端子を介し
て入力され、映像信号に応じて適宜分岐する映像信号処
理装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】マルチフォーマットと称する映像処理装
置は、標準方式のシリアルデジタル映像信号(以下、
「SD−SDI(Standard Definition Serial Digital
Interface)信号」と称する)と、HD方式のシリアル
デジタル映像信号(以下、「HD−SDI(High Defin
ition Serial Digital Interface)信号」と称する)
と、NTSC(National Television System Committe
e)やPAL(Phase Alternation by Line)などのアナ
ログコンポジット映像信号(以下、「アナログ信号」と
称する)とを混在させて扱うことができるものであっ
た。従って、マルチフォーマットの映像処理装置には、
HD−SDI信号と、SD−SDI信号と、アナログ信
号との入力端子がそれぞれチャンネル毎に必要とされて
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、端子の
配置面積が十分に取れない小型の装置では、入力端子を
兼用して配置面積を有効利用することが望まれている。
【0004】従来、SD−SDI信号とHD−SDI信
号とを兼用する端子を有する装置や、SD−SDI信号
とアナログ信号とを兼用する端子を有する装置はあった
が、これら3種類を兼用する端子を有する装置は存在し
なかった。これは、HD−SDI信号とアナログ信号と
で、要求されるインピーダンス整合の帯域や増幅装置の
特性が大きく違い、特に、直流付近からの低歪みを必要
とする5MHz前後の帯域幅のアナログ信号の特性を保ち
つつ、SMPTE(Society of Motion Picture and Te
levision)292Mで定められているHD−SDI信号
の1.485GHzまでのインピーダンス整合を保つとい
うことが難しい。
【0005】これは、HD−SDI信号は、直流付近か
ら周波数成分を持っているがデジタル信号であるために
回路の特性としてはある程度の歪みは許容されているの
で、増幅回路の直線性を重視するアナログ信号の増幅に
は適していない。逆に、アナログ信号の増幅に適した直
線性の良い増幅回路への直接入力やバッファによる分岐
もそのデバイスの入力容量の影響を受け、SMPTE2
92Mで定められている広帯域(0Hz〜1.485GH
z)に渡るインピーダンス整合が困難であるため、HD
−SDI信号とアナログ信号との単純な入力端子の共用
は極めて難しいものであった。
【0006】同様に、SD−SDI信号も、HD−SD
I信号と同様デジタル信号であるために回路の特性とし
てはある程度の歪みは許容されているので、増幅回路の
直線性を重視するアナログ信号の増幅には適していな
い。逆に、アナログ信号の増幅に適した直線性の良い増
幅回路への直接入力や入力端子同士の直接接続も、その
デバイスの入力容量の影響を受け、SMPTE292M
で定められている0Hz〜270MHzに渡るインピーダン
ス整合が困難である。
【0007】従来のSD−SDI信号とHD−SDI信
号の兼用入力用のケーブル補正装置では、大概、上位に
合わせHD−SDI信号用に作られている。HD−SD
I信号では、広帯域に渡って増幅する必要があるため、
大電流が必要であった。そのため、本来低消費電力で済
むSD−SDI信号入力時でも、HD−SDI入力時並
みの高い電力を消費してしまう問題があった。また、S
D−SDI信号入力時であってもHD−SDI信号入力
時並に発熱してしまう問題があった。
【0008】また、同じく従来のSD−SDI信号とH
D−SDI信号の兼用入力用のケーブル補正装置では、
補正するケーブル長も、指定された特性のケーブルにお
いてSD−SDI信号では200mの補正が必要なのだ
が、HD−SDI信号用に合わせているため、HD−S
DI信号並みの100mまでの補正しかできなかった。
【0009】従って、この発明の目的は、HD−SDI
信号と、SD−SDI信号と、アナログ信号との何れか
の信号が同一の端子から入力されても、適宜分岐させ
て、入力された信号に応じて最適な処理を施すことがで
きる映像信号処理装置および方法を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した課題を達成する
ために請求項1の発明は、アナログ映像信号と、アナロ
グ映像信号と共通で処理が可能な第1の周波数帯域を有
する第1のシリアルデジタル映像信号と、アナログ映像
信号と共通での処理が困難な、第1の周波数帯域より広
い第2の周波数帯域を有する第2のシリアルデジタル映
像信号とを入力可能な映像信号処理装置において、アナ
ログ映像信号と、アナログ映像信号と共通で処理が可能
な第1の周波数帯域を有する第1のシリアルデジタル映
像信号と、アナログ映像信号と共通で処理が困難な、第
1の周波数帯域より広い第2の周波数帯域を有する第2
のシリアルデジタル映像信号とを共通して入力可能な入
力端子と、少なくとも直流成分から第2の周波数帯域ま
で、十分な低挿入損と所定の特性インピーダンスでの低
反射特性を有し、入力端子に入力された信号の分岐先を
選択するスイッチ手段と、アナログ映像信号に適合した
信号処理を行う第1の信号処理手段と、第1のシリアル
デジタル映像信号に適合した信号処理を行う第2の信号
処理手段と、第2のシリアルデジタル映像信号に適合し
た信号処理を行う第3の信号処理手段とを有し、少なく
ともスイッチ手段の一方の分岐先が第1の信号処理手段
または第2の信号処理手段に接続され、スイッチ手段の
他方の分岐先が第3の信号処理手段に接続されることを
特徴とする映像信号処理装置である。
【0011】請求項6に記載の発明は、アナログ映像信
号と、アナログ映像信号と共通で処理が可能な第1の周
波数帯域を有する第1のシリアルデジタル映像信号と、
アナログ映像信号と共通での処理が困難な、第1の周波
数帯域より広い第2の周波数帯域を有する第2のシリア
ルデジタル映像信号とを入力可能な映像信号処理方法に
おいて、少なくとも直流成分から第2の周波数帯域ま
で、十分な低挿入損と所定の特性インピーダンスでの低
反射特性を有し、アナログ映像信号と、アナログ映像信
号と共通で処理が可能な第1の周波数帯域を有する第1
のシリアルデジタル映像信号と、アナログ映像信号と共
通で処理が困難な、第1の周波数帯域より広い第2の周
波数帯域を有する第2のシリアルデジタル映像信号とを
共通して入力可能な入力端子に入力された信号の分岐先
をスイッチ手段で選択するステップと、アナログ映像信
号に適合した信号処理を第1の信号処理手段で行うステ
ップと、第1のシリアルデジタル映像信号に適合した信
号処理を第2の信号処理手段で行うステップと、第2の
シリアルデジタル映像信号に適合した信号処理を第3の
信号処理手段で行うステップとを有し、少なくともスイ
ッチ手段の一方の分岐先が第1の信号処理手段または第
2の信号処理手段に接続され、スイッチ手段の他方の分
岐先が第3の信号処理手段に接続されることを特徴とす
る映像信号処理方法である。
【0012】請求項7に記載の発明は、アナログ映像信
号と、アナログ映像信号と共通で処理が可能な第1の周
波数帯域を有する第1のシリアルデジタル映像信号と、
アナログ映像信号と共通での処理が困難な、第1の周波
数帯域より広い第2の周波数帯域を有する第2のシリア
ルデジタル映像信号とを入力可能で、入力された映像信
号をカメラヘッドユニットに送信するカメラコントロー
ルユニットにおいて、アナログ映像信号と、アナログ映
像信号と共通で処理が可能な第1の周波数帯域を有する
第1のシリアルデジタル映像信号と、アナログ映像信号
と共通で処理が困難な、第1の周波数帯域より広い第2
の周波数帯域を有する第2のシリアルデジタル映像信号
とを共通して入力可能な入力端子と、少なくとも直流成
分から第2の周波数帯域まで、十分な低挿入損と所定の
特性インピーダンスでの低反射特性を有し、入力端子に
入力された信号の分岐先を選択するスイッチ手段と、ア
ナログ映像信号に適合した信号処理を行う第1の信号処
理手段と、第1のシリアルデジタル映像信号に適合した
信号処理を行う第2の信号処理手段と、第2のシリアル
デジタル映像信号に適合した信号処理を行う第3の信号
処理手段と、第1、第2および第3の信号処理手段から
出力された映像信号を所定のフォーマットの映像信号に
変換し、カメラヘッドユニットに送信する映像信号送信
手段と、カメラヘッドユニットから送信された映像信号
を受信し、所定の信号処理を施して出力する手段とを有
し、少なくともスイッチ手段の一方の分岐先が第1の信
号処理手段または第2の信号処理手段に接続され、スイ
ッチ手段の他方の分岐先が第3の信号処理手段に接続さ
れることを特徴とするカメラコントロールユニットであ
る。
【0013】このように、同一の端子に、HD−SDI
信号、SD−SDI信号、およびアナログ信号の何れか
1つの信号を入力することができ、入力された1つの信
号に対して最適な帯域のインピーダンス整合や信号処理
を施すことができるように、その入力された1つの信号
を分岐させることができる。従って、帯域の異なる3種
類の信号を、同一の端子で兼用できるため、入力端子の
数を削減することができ、機器の小型化や端子の配置面
積を抑えることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態につ
いて図面を参照して説明する。まず、図1にこの発明の
一実施形態のブロック図を示す。参照符号1で示す入力
端子には、HD−SDI信号(第2のシリアルデジタル
映像信号)、SD−SDI信号(第1のシリアルデジタ
ル映像信号)、およびアナログ信号の何れかの信号が入
力される。HD−SDI信号は、図2Aに示すように最
大0.8Vppの1.485Gbps(bit per second)の映像
信号であり、SD−SDI信号は、図2Bに示すように
最大0.8Vppの270Mbps(bit per second)の映像信
号であり、アナログ信号は、図2Cに示すように1Vppの
アナログコンポジット映像信号である。
【0015】入力端子1を介して供給された信号は、S
PDT(単極双投)スイッチ2(分岐手段)へ供給され
る。SPDTスイッチ2は、直流からHD−SDI信号
の伝送周波数帯域以上において十分な低挿入損と、特性
インピーダンス75Ωにおいて低反射特性とを持つ広帯
域のスイッチである。この実施形態では、SPDTスイ
ッチ2の一例として、Mini−Circuits社の
型番MSW−2−20のものを用いることができる。
【0016】減衰器(Attenuator)3は、反射特性の改
善のために、SPDTスイッチ2とHD−SDIケーブ
ル補正回路(Equalizer)4のとの間に設けられてい
る。なお、この減衰器3は、HD−SDIケーブル補正
回路4の入力点において、反射が少なければ必要としな
い。
【0017】HD−SDIケーブル補正回路4は、HD
−SDI信号用のケーブル補正回路であり、入力された
HD−SDI信号の増幅と劣化した周波数特性の補正と
を行い、HD−SDI信号を後段の処理装置との接続の
ためにPECL(Positive Emitter Coupled Logic)等
の論理レベルに変換する。
【0018】減衰器7は、反射特性の改善のために、S
PDTスイッチ2とバッファ8との間に設けられてい
る。なお、この減衰器7は、バッファ8の入力点におい
て、反射が少なければ必要としない。
【0019】バッファ8および13は、SD−SDIケ
ーブル補正回路10に対してビデオアンプ16の入力容
量の影響を少なくしつつ、共通の入力信号をそれぞれの
回路に分岐する低入力容量のトランジスタによるバッフ
ァである。一例として、このバッファ8および13は、
エミッタホロワで構成される。
【0020】SD−SDIケーブル補正回路10は、S
D−SDI信号用のケーブル補正回路であり、入力され
たSD−SDI信号の増幅と劣化した周波数特性の補正
とを行い、SD−SDI信号を後段の処理装置との接続
のためにPECL等の論理レベルに変換する。
【0021】ビデオアンプ16は、アナログ信号用の直
線性の良い増幅回路である。
【0022】スイッチ回路5、9、11、および15
は、入力された信号の種類によって必要な回路にのみ電
源を供給するためのスイッチである。スイッチ回路5は
HD−SDIケーブル補正回路4に、スイッチ回路9は
バッファ8および13に、スイッチ回路11はSD−S
DIケーブル補正回路10に、スイッチ回路15はビデ
オアンプ16に供給される電源をそれぞれ制御するもの
である。入力端子1に入力される信号の種類によってこ
れらのスイッチ回路5、9、11、および15を適宜制
御することによって、必要な回路にのみ電源を供給し、
消費電力を低減させることができる。
【0023】スイッチ回路14は、SD−SDI信号入
力時もバッファ13は動作しているので、バッファ13
から電源OFF状態のビデオアンプ16の帰還抵抗等に
信号電流が流れ込まないように、信号経路を接続または
遮断するためのアナログスイッチである。スイッチ回路
5、9、11、14、および15の動作は入力された信
号に応じて、選択装置(図示なし)によって図3に示す
ようにそのオン/オフが制御される。
【0024】ここで、入力端子1に供給された入力信号
がHD−SDI信号のときの第1の例を説明する。入力
信号がHD−SDI信号の場合、図3に示すように、S
PDTスイッチ2が端子Hを選択するため、HD−SD
I信号は減衰器3に供給される。スイッチ回路5はオン
とされ、HD−SDIケーブル補正回路4に対して電源
が供給され、スイッチ回路9はオフとされ、バッファ8
および13に対して電源の供給が停止され、スイッチ回
路11はオフとされ、SD−SDIケーブル補正回路1
0に対して電源の供給が停止され、スイッチ回路14は
オフとされ、バッファ13とビデオアンプ16との間の
信号経路が遮断され、スイッチ回路15はオフとされ、
ビデオアンプ16に対して電源の供給が停止される。
【0025】そして、HD−SDI信号は、HD−SD
Iケーブル補正回路4によって最大限(100m)のケ
ーブル補正が施される。このとき、SPDTスイッチ2
は、直流(0Hz)からHD−SDI信号の伝送周波数帯
域を超える2GHzの間において低反射特性とチャンネル
間のアイソレーションが良い特性を示すため、入力容量
の多いSD−SDI信号やアナログ信号系の回路の影響
は受けず、伝送帯域(0Hz〜1.485GHz)まで十分
なインピーダンス整合が可能である。またこのとき、上
述したようにHD−SDI信号系の回路と、SD−SD
I信号系の回路やアナログ信号系の回路とは、SPDT
スイッチ2によって電気的に分離されるので、単純にそ
れらの回路に対して電源の供給を停止することができ
る。そのため、消費電力を必要最小限に抑えることがで
きる。
【0026】次に、入力端子1に供給された入力信号が
SD−SDI信号のときの第2の例を説明する。入力信
号がSD−SDI信号の場合、図3に示すように、SP
DTスイッチ2が端子Sを選択するため、SD−SDI
信号は減衰器7に供給される。スイッチ回路5はオフと
され、HD−SDIケーブル補正回路4に対して電源の
供給が停止され、スイッチ回路9はオンとされ、バッフ
ァ8および13に対して電源が供給され、スイッチ回路
11はオンとされ、SD−SDIケーブル補正回路10
に対して電源が供給され、スイッチ回路14はオフとさ
れ、バッファ13とビデオアンプ16との間の信号経路
が遮断され、スイッチ回路15はオフとされ、ビデオア
ンプ16に対して電源の供給が停止される。
【0027】そして、SD−SDI信号は、バッファ8
を通過して、SD−SDIケーブル補正回路10によっ
て最大限(200m)のケーブル補正が施される。この
とき、アナログ信号系の回路へ分岐するためのバッファ
13は、適当なバイアスを加えていないとベース・コレ
クタ容量が大きくなり、SD−SDI信号の周波数特性
に影響を受けてしまうため、バッファ8と同時に電源が
供給される。またこのとき、HD−SDI信号系の回路
と、このSD−SDI信号系の回路やアナログ信号系の
回路とは、SPDTスイッチ2によって電気的に分離さ
れるので、消費電力の大きいその回路に対して電源の供
給を停止することができる。そのため、消費電力を必要
最小限に抑えることができる。
【0028】さらに、入力端子1に供給された入力信号
がアナログ信号のときの第3の例を説明する。入力信号
がアナログ信号の場合、図3に示すように、SPDTス
イッチ2が端子Sを選択するため、アナログ信号は減衰
器7に供給される。スイッチ回路5はオフとされ、HD
−SDIケーブル補正回路4に対して電源の供給が停止
され、スイッチ回路9はオンとされ、バッファ8および
13に対して電源が供給され、スイッチ回路11はオフ
とされ、SD−SDIケーブル補正回路10に対して電
源の供給が停止され、スイッチ回路14はオンとされ、
バッファ13とビデオアンプ16との間の信号経路が接
続され、スイッチ回路15はオンとされ、ビデオアンプ
16に対して電源が供給される。
【0029】そして、アナログ信号は、バッファ8、1
3、およびスイッチ回路14を通過して、ビデオアンプ
16によって直線性良く増幅される。またこのとき、H
D−SDI信号系の回路およびSD−SDIケーブル補
正回路10に対して電源の供給を停止することができる
ので、必要最低限の消費電力に抑えることができる。
【0030】なお、入力端子1から供給される信号は、
HD−SDI信号、SD−SDI信号、およびアナログ
信号の何れであるかをユーザによって設定され、設定さ
れた信号に応じてSPDTスイッチ2、スイッチ回路
5、9、11、14、および15を制御するようにして
も良い。
【0031】このように、HD−SDI信号、SD−S
DI信号、およびアナログ信号を同一の入力端子で兼用
しても、それぞれ適正なインピーダンス整合とケーブル
補正をすることができる。そのため、それぞれ周波数帯
域が異なるSMPTE292M、259Mなどのシリア
ルデジタル映像信号、並びにアナログ信号の規格を満足
することができる。
【0032】ここで、この一実施形態を、放送業務用カ
メラコントロールユニット(CameraControl Unit)(以
下、「CCU」と称する)のリターンビデオ信号の入力
回路に適用した他の実施形態を図4を参照して説明す
る。この図4は、CCUを用いた放送業務用マルチフォ
ーマットビデオカメラのリターンビデオシステムの一例
のブロック図である。
【0033】放送業務用ビデオカメラ(Camera Head Un
it)(以下、「CHU」と称する)61の場合、カメラ
マンが見るビューファインダ(View Finder)67に
は、CHU61で撮影している映像の他に、他のCHU
の映像やオンエアーされた映像などのリターンビデオと
いう回線の映像を切り替えて表示することができるよう
になっている。この一例では、説明を容易とするため
に、CCU21に入力できるリターンビデオ信号の制御
可能なチャンネル数を3チャンネルとし、信号源もHD
−SDI信号、SD−SDI信号、およびアナログ信号
の3種類とし、それぞれ入力端子23a、23b、およ
び23cに供給されることとした。従って、後述するS
PDTスイッチ24aは、端子Haと接続され、SPD
Tスイッチ24bおよび24cは、端子SbおよびSc
と接続される。
【0034】なお、入力端子23aはリターンビデオ信
号のチャンネル1(以下、「RET1」と称する)の入
力端子であり、入力端子23bはリターンビデオ信号の
チャンネル2(以下、「RET2」と称する)の入力端
子であり、入力端子23cはリターンビデオ信号のチャ
ンネル3(以下、「RET3」と称する)の入力端子で
ある。
【0035】このCCU21には、リターンビデオ信号
の制御可能なチャンネル数を3チャンネルとするので、
3つの入力部22a、22b、および22cが設けられ
ている。入力部22aは、SPDTスイッチ24a、減
衰器25a、27a、HD−SDIケーブル補正回路2
6a、バッファ28a、29aから構成される。入力部
22bは、SPDTスイッチ24b、減衰器25b、2
7b、HD−SDIケーブル補正回路26b、バッファ
28b、29bから構成される。入力部22cは、SP
DTスイッチ24c、減衰器25c、27c、HD−S
DIケーブル補正回路26c、バッファ28c、29c
から構成される。この入力部22a、22b、および2
2cは、その構成が全く同一であるため、入力部22b
および22cの図示を省略する。
【0036】入力端子23aに供給されるHD−SDI
信号は、SPDTスイッチ24aに供給される。SPD
Tスイッチ24aでは、HD−SDI信号が供給されて
いるので端子Haが選択される。そして、HD−SDI
信号は、減衰器25aを通過してHD−SDIケーブル
補正回路26aに供給される。HD−SDIケーブル補
正回路26aは、HD−SDI信号用のケーブル補正回
路であり、入力されたHD−SDI信号の増幅と劣化し
た周波数特性の補正とを行い、後段の処理装置との接続
のためにPECL等の論理レベルに変換する。
【0037】HD−SDIケーブル補正回路26aから
出力されるHD−SDI信号は、スイッチ部33のスイ
ッチ回路33aが端子33a1に接続されることによっ
て、端子30aからシリアル/パラレル変換器(Serial
/ Parallel Converter)34へ供給される。
【0038】このスイッチ部33のスイッチ回路33
a、33b、および33cは、互いに電気的には絶縁さ
れているが、その動作は連動するものである。また、入
力端子23aにSD−SDI信号が供給された場合、S
D−SDI信号は端子31aからスイッチ回路33bの
端子33b1に供給され、入力端子23aにアナログ信
号が供給された場合、アナログ信号は端子32aからス
イッチ回路33cの端子33c1に供給される。
【0039】シリアル/パラレル変換器34において、
HD−SDI信号がパラレル信号へ変換される。このよ
うに、HD−SDI信号から変換したパラレル信号を、
HDパラレル信号と称する。変換されたHDパラレル信
号は、スイッチ回路35が端子HDに接続されることに
よって、フレーム変換器(Frame Converter)36へ供
給される。
【0040】フレーム変換器36では、例えばCHU6
1が24Psf(24フレームプログレッシブ)モードで
動作していた場合、ビューファインダ67も同じフレー
ムレートで動作するため、60i(60フィールドイン
ターレース)などのリターンビデオ信号はそのままのフ
レームレートではビューファインダ67に表示すること
ができないので、24Psfのフレームレートに変換する
フレームコンバータである。ただし、CHU61とリタ
ーンビデオ信号が同一フレームレートの場合、すなわち
フレーム変換器36に供給された信号が同一フレームレ
ートのHDパラレル信号の場合、フレーム変換は施され
ない。また一例として、このフレーム変換器36では、
59.94iのリターンビデオ信号は、23.98Psf
に変換される。
【0041】パラレル/シリアル変換器(Parallel / S
erial Converter)37では、フレーム変換器36にお
いてフレームレートが変換されたHDパラレル信号がH
D−SDI信号へ変換される。
【0042】そして、CCU21とCHU61との間の
伝送路59が光ファイバであれば、出力端子39と結合
するCCU21の出力部の回路38は、電気信号/光信
号変換器(Electric signal / Optical signal Convert
er)となり、伝送路59が同軸ケーブルであれば、出力
端子39と結合するCCU21の出力部の回路38は、
ケーブルドライバとなる。この他の実施形態では、伝送
路59を光ファイバとして説明する。従って、出力部の
回路38は、電気信号/光信号変換器38とする。後述
する回路77も同様であり、この他の実施形態では、伝
送路59を光ファイバとするので、この回路77は、電
気信号/光信号変換器77とする。なお、CCU21と
CHU61との間の伝送路59は、往復2本で構成され
る。
【0043】また、CCU21とCHU61との間の伝
送路59が光ファイバであれば、入力端子51と結合す
るCCU21の入力部の回路52は、光信号/電気信号
変換器(Optical signal / Electric signal Converte
r)となり、伝送路59が同軸ケーブルであれば、入力
端子51と結合するCCU21の入力部の回路52は、
ケーブル補正回路、例えばイコライザ(Equalizer)と
なる。この他の実施形態では、伝送路59を光ファイバ
とするので、入力部の回路52は、光信号/電気信号変
換器52とする。後述する回路63も同様であり、この
他の実施形態では、伝送路59を光ファイバとするの
で、この回路63は、光信号/電気信号変換器63とす
る。
【0044】電気信号/光信号変換器38では、パラレ
ル/シリアル変換器37から供給されるHD−SDI信
号、すなわち電気信号が光信号へ変換される。変換され
た光信号は、出力端子39と接続されている伝送路59
を介してCHU61へ供給される。
【0045】入力端子23bに供給されるSD−SDI
信号は、SPDTスイッチ24bに供給される。SPD
Tスイッチ24bでは、SD−SDI信号が供給されて
いるので端子Sbが選択される。そして、SD−SDI
信号は、減衰器27b、バッファ28b、および端子3
1bを通過してスイッチ回路33bの端子33b2へ供
給される。スイッチ回路33bが端子33b2に接続さ
れることによって、SD−SDI信号は、SD−SDI
ケーブル補正回路41へ供給される。
【0046】なお、入力端子23bにHD−SDI信号
が供給された場合、HD−SDI信号は端子30bから
スイッチ回路33aの端子33a2に供給され、入力端
子23bにアナログ信号が供給された場合、アナログ信
号は端子32bからスイッチ回路33cの端子33c2
に供給される。
【0047】SD−SDIケーブル補正回路41は、S
D−SDI信号用のケーブル補正回路であり、入力され
たSD−SDI信号の増幅と劣化した周波数特性の補正
とを行い、後段の処理装置との接続のためにPECL等
の論理レベルに変換する。
【0048】SD−SDIケーブル補正回路41から出
力されるSD−SDI信号は、シリアル/パラレル変換
器42へ供給される。シリアル/パラレル変換器42に
おいて、SD−SDI信号がD1(デジタル・コンポー
ネント)方式のパラレル信号(以下、「D1パラレル信
号」と称する)へ変換される。変換されたD1パラレル
信号は、スイッチ回路43が端子D1に接続されること
によって、アップコンバータ(Up Converter)44へ供
給される。
【0049】アップコンバータ44では、CCU21と
CHU61との間の伝送フォーマットがHD−SDI信
号なので、それに合わせるために、D1パラレル信号が
HDパラレル信号へ変換される。このように、D1パラ
レル信号をアップコンバートして、HDパラレル信号に
変換した信号を、HD−SDI信号から変換されたHD
パラレル信号と区別するために、HD(D1)パラレル
信号と称する。アップコンバータ44でアップコンバー
トされたHD(D1)パラレル信号は、スイッチ回路3
5が端子HD(D1)に接続されることによって、フレ
ーム変換器36へ供給される。
【0050】入力端子23cに供給されるアナログ信号
は、SPDTスイッチ24cに供給される。SPDTス
イッチ24cでは、アナログ信号が供給されているので
端子Scが選択される。そして、アナログ信号は、減衰
器27c、バッファ28c、29cおよび端子32cを
通過してスイッチ回路33cの端子33c3へ供給され
る。スイッチ回路33cが端子33c3に接続されるこ
とによって、アナログ信号は、ビデオアンプ45へ供給
される。
【0051】なお、入力端子23cにHD−SDI信号
が供給された場合、HD−SDI信号は端子30cから
スイッチ回路33aの端子33a3に供給され、入力端
子23cにSD−SDI信号が供給された場合、SD−
SDI信号は端子31cからスイッチ回路33bの端子
33b3に供給される。
【0052】ビデオアンプ45は、アナログ信号用の直
線性の良い増幅回路である。A/D変換器(Analog / D
igital Converter)46は、ビデオアンプ45からのア
ナログ信号をA/D変換し、さらにD1パラレル信号に
変換するD1エンコーダである。このように、アナログ
信号(VBS:Video Burst and Sync signal)をA/
D変換してD1パラレル信号に変換した信号を、SD−
SDI信号から変換したD1パラレル信号と区別するた
めに、D1(VBS)パラレル信号と称する。A/D変
換器46によって変換されたD1(VBS)パラレル信
号は、スイッチ回路43が端子D1(VBS)に接続さ
れることによって、アップコンバータ44へ供給され
る。
【0053】このように、スイッチ部33のスイッチ回
路33aには、入力端子23a、23b、および23c
から供給されるHD−SDI信号が供給され、スイッチ
回路33bには、入力端子23a、23b、および23
cから供給されるSD−SDI信号が供給され、スイッ
チ回路33cには、入力端子23a、23b、および2
3cから供給されるアナログ信号が供給される。
【0054】CCU21から供給された光信号は、CH
U61の端子62へ供給される。端子62へ供給された
光信号は、光信号/電気信号変換器63へ供給され、電
気信号、すなわちHD−SDI信号へ変換される。シリ
アル/パラレル変換器64では、光信号/電気信号変換
器63からのHD−SDI信号がHDパラレル信号へ変
換される。D/A変換器(Digital / Analog Converte
r)65では、シリアル/パラレル変換器64から供給
されるHDパラレル信号がアナログ信号へ変換される。
変換されたアナログ信号は、スイッチ回路66が端子R
ETに接続されることによって、ビューファインダ67
に供給され、ビューファインダ67に表示される。この
とき、ビューファインダ67には、CCU21から供給
されるリターンビデオ信号の映像が表示される。
【0055】レンズブロック71から被写体の像が照射
される。照射された被写体の像は、CCD(Charge Cou
pled Device)ブロック72で露光され、電荷として蓄
積される。蓄積された電荷は、所定のタイミングで転送
され、アナログ信号の映像信号に変換される。変換され
たアナログ信号は、CCDブロック72からA/D変換
器73へ供給される。A/D変換器73では、供給され
たアナログ信号がデジタル信号のHDパラレル信号へ変
換される。プロセッサ部74では、供給されたHDパラ
レル信号に対して輝度信号補正、色信号補正、信号変換
などの処理が施される。処理が施されたHDパラレル信
号は、D/A変換器75およびパラレル/シリアル変換
器76へ供給される。
【0056】D/A変換器75では、供給されたHDパ
ラレル信号がアナログ信号へ変換される。変換されたア
ナログ信号は、スイッチ回路66が端子CAMに接続さ
れることによって、ビューファインダ67へ供給され
る。このとき、ビューファインダ67には、CHU61
で撮影されている映像が表示される。
【0057】パラレル/シリアル変換器76では、供給
されたHDパラレル信号がHD−SDI信号へ変換され
る。電気信号/光信号変換器77では、変換されたHD
−SDI信号が電気信号から光信号へ変換される。変換
された光信号は、出力端子78と接続されている伝送路
59を介してCCU21の端子51へ供給される。
【0058】端子51へ供給された光信号は、光信号/
電気信号変換器52へ供給され、光信号からHD−SD
I信号の電気信号へ変換される。シリアル/パラレル変
換器53では、光信号/電気信号変換器63からのHD
−SDI信号がHDパラレル信号へ変換される。プロセ
ッサ部54では、シリアル/パラレル変換器53からの
HDパラレル信号に対して信号変換や補正処理が施され
る。パラレル/シリアル変換器55では、プロセッサ部
54からのHDパラレル信号がHD−SDI信号へ変換
される。変換されたHD−SDI信号は、出力端子56
からカメラ信号CAM OUTとして出力される。
【0059】ここで、CHU61において、例えばRE
T1、RET2、およびRET3の何れかを選択するこ
とによって、ビューファインダ67でリターンビデオ信
号を確認することができる。例えば、CHU61におい
て、RET1が選択された場合、スイッチ部33では、
端子33a1、33b1、および33c1が選択され、
RET1の入力端子23aから供給される信号がHD−
SDI信号であるので、スイッチ回路35では、端子H
Dが選択される。従って、入力されたHD−SDI信号
は、端子30aを通過し、シリアル/パラレル変換器3
4でHDパラレル信号に変換され、フレーム変換器36
へ供給される。そして、上述したように、選択されたR
ET1の入力端子23aから供給されるHD−SDI信
号のリターンビデオ信号は、ビューファインダ67に表
示される。
【0060】また、CHU61において、RET2が選
択された場合、スイッチ部33では、端子33a2、3
3b2、および33c2が選択され、RET2の入力端
子23bから供給される信号がSD−SDI信号である
ので、スイッチ回路43では、端子D1が選択され、ス
イッチ回路35では、端子HD(D1)が選択される。
従って、入力されたSD−SDI信号は、端子31bを
通過し、シリアル/パラレル変換器42でD1パラレル
信号に変換され、アップコンバータ44へ供給される。
そして、上述したように、選択されたRET2の入力端
子23bから供給されるSD−SDI信号のリターンビ
デオ信号は、ビューファインダ67に表示される。
【0061】そして、CHU61において、RET3が
選択された場合、スイッチ部33では、端子33a3、
33b3、および33c3が選択され、RET3の入力
端子23cから供給される信号がアナログ信号であるの
で、スイッチ回路43では、端子D1(VBS)が選択
され、スイッチ回路35では、端子HD(D1)が選択
される。従って、入力されたアナログ信号は、端子32
cを通過し、A/D変換器46でD1(VBS)パラレ
ル信号に変換される。そして、上述したように、選択さ
れたRET3の入力端子23cから供給されるアナログ
信号のリターンビデオ信号は、ビューファインダ67に
表示される。
【0062】このように、CCUは一般的にチャンネル
数が2チャンネル〜4チャンネルと多いため、この発明
を適用することに依り、それら異種信号の入力端子を1
端子で兼用でき、機器の端子面積の節約が可能となる。
【0063】従来、このようなリターンビデオ信号の入
力が3チャンネルで、3種類の信号が混在するシステム
では、入力端子が9個(=3×3)必要であったが、こ
の他の実施形態に示すように、3個のみで実現でき、機
器の端子面積の節約が可能である。また、同様にして、
nチャンネルで3種類の信号混在のリターンビデオシス
テムの場合、n個の端子で実現することができる。
【0064】この他の実施形態では、HD−SDIケー
ブル補正回路26a、26b、および26cは、それぞ
れ入力部22a、22b、および22cに設けている
が、入力部22a、22b、および22cからHD−S
DIケーブル補正回路26a、26b、および26cを
取り除き、スイッチ部33のスイッチ回路33aとシリ
アル/パラレル変換器34との間に、HD−SDIケー
ブル補正回路を設けるようにしても良い。また、入力部
22a、22b、および22cから減衰器25a、25
b、および25c並びにHD−SDIケーブル補正回路
26a、26b、および26cを取り除き、スイッチ部
33のスイッチ回路33aとシリアル/パラレル変換器
34との間に、減衰器およびHD−SDIケーブル補正
回路を設けるようにしても良い。さらに、SPDTスイ
ッチ24a、24b、および24cの直ぐ後段にスイッ
チ回路33を設けるようにしても良い。
【0065】この他の実施形態では、上述の一実施形態
に示したスイッチ回路5、9、11、14、および15
に該当するスイッチ回路を省略しているが、入力された
信号に応じてスイッチ回路は、上述と同様の制御が行わ
れる。
【0066】この発明は、上述したこの発明の一実施形
態等に限定されるものでは無く、この発明の要旨を逸脱
しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。
【0067】この実施形態では、SD−SDI信号の一
例としてD1方式のシリアル信号を用いているが、D2
方式のシリアル信号を用いるようにしても良い。
【0068】
【発明の効果】この発明に依れば、マルチフォーマット
の映像処理装置において、同時に使用することがないS
D−SDI信号やHD−SDI信号などの2種類のシリ
アルデジタル映像信号とアナログ信号との3種類の入力
を、同一の端子で兼用できるため、入力端子の数を削減
でき、機器の小型化や端子の配置面積の有効利用が可能
となる。
【0069】この発明に依れば、マルチフォーマットの
映像処理装置において、SD−SDI信号やHD−SD
I信号などの2種類のシリアルデジタル映像信号とアナ
ログ信号との3種類の映像信号を、同一の端子で入力し
た後、適正なケーブル補正回路等の信号処理装置に分岐
し、それ以外の回路に対して電源の供給を停止するた
め、消費電力の最適化が可能である。従って、発熱も信
号に応じた発熱量に抑えることができる。
【0070】この発明に依れば、マルチフォーマットの
映像処理装置において、SD−SDI信号やHD−SD
I信号などの2種類のシリアルデジタル映像信号とアナ
ログ信号との3種類の映像信号を、同一の端子で入力し
た後、それぞれ適正な帯域のインピーダンス整合を保ち
つつ、それぞれ適正なケーブル補正回路等の信号処理装
置に分岐するため、それぞれ本来満たすべき最大限のケ
ーブルの延長が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態を説明するためのブロッ
ク図である。
【図2】この発明の一実施形態に用いる信号を説明する
ための略線図である。
【図3】この発明の一実施形態を説明するための略線図
である。
【図4】この発明の他の実施形態の全体的な構成につい
て説明するためのブロック図である。
【符号の説明】
2・・・SPDTスイッチ、3、7・・・減衰器、4・
・・HD−SDIケーブル補正回路、5、9、11、1
4、15・・・スイッチ回路、8、13・・・バッフ
ァ、10・・・SD−SDIケーブル補正回路、16・
・・ビデオアンプ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログ映像信号と、上記アナログ映像
    信号と共通で処理が可能な第1の周波数帯域を有する第
    1のシリアルデジタル映像信号と、上記アナログ映像信
    号と共通での処理が困難な、上記第1の周波数帯域より
    広い第2の周波数帯域を有する第2のシリアルデジタル
    映像信号とを入力可能な映像信号処理装置において、 アナログ映像信号と、上記アナログ映像信号と共通で処
    理が可能な第1の周波数帯域を有する第1のシリアルデ
    ジタル映像信号と、上記アナログ映像信号と共通で処理
    が困難な、上記第1の周波数帯域より広い第2の周波数
    帯域を有する第2のシリアルデジタル映像信号とを共通
    して入力可能な入力端子と、 少なくとも直流成分から上記第2の周波数帯域まで、十
    分な低挿入損と所定の特性インピーダンスでの低反射特
    性を有し、上記入力端子に入力された信号の分岐先を選
    択するスイッチ手段と、 上記アナログ映像信号に適合した信号処理を行う第1の
    信号処理手段と、 上記第1のシリアルデジタル映像信号に適合した信号処
    理を行う第2の信号処理手段と、 上記第2のシリアルデジタル映像信号に適合した信号処
    理を行う第3の信号処理手段とを有し、 少なくとも上記スイッチ手段の一方の分岐先が上記第1
    の信号処理手段または上記第2の信号処理手段に接続さ
    れ、上記スイッチ手段の他方の分岐先が上記第3の信号
    処理手段に接続されることを特徴とする映像信号処理装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の映像信号処理装置にお
    いて、 上記スイッチ手段の上記一方の分岐先は、上記第1の信
    号処理手段および上記第2の信号処理手段に共に接続さ
    れることを特徴とする映像信号処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の映像信号処理装置にお
    いて、 上記第1、第2、および第3の信号処理手段のうち、上
    記スイッチ手段により上記分岐先として選択されていな
    い信号処理手段に対する電源の供給を停止するように制
    御することを特徴とする映像信号処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の映像信号処理装置にお
    いて、 上記第2の信号処理手段は、上記第1のシリアルデジタ
    ル映像信号に適合したケーブル補正処理を行うことを特
    徴とする映像信号処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の映像信号処理装置にお
    いて、 上記第3の信号処理手段は、上記第2のシリアルデジタ
    ル映像信号に適合したケーブル補正処理を行うことを特
    徴とする映像信号処理装置。
  6. 【請求項6】 アナログ映像信号と、上記アナログ映像
    信号と共通で処理が可能な第1の周波数帯域を有する第
    1のシリアルデジタル映像信号と、上記アナログ映像信
    号と共通での処理が困難な、上記第1の周波数帯域より
    広い第2の周波数帯域を有する第2のシリアルデジタル
    映像信号とを入力可能な映像信号処理方法において、 少なくとも直流成分から上記第2の周波数帯域まで、十
    分な低挿入損と所定の特性インピーダンスでの低反射特
    性を有し、アナログ映像信号と、上記アナログ映像信号
    と共通で処理が可能な第1の周波数帯域を有する第1の
    シリアルデジタル映像信号と、上記アナログ映像信号と
    共通で処理が困難な、上記第1の周波数帯域より広い第
    2の周波数帯域を有する第2のシリアルデジタル映像信
    号とを共通して入力可能な入力端子に入力された信号の
    分岐先をスイッチ手段で選択するステップと、 上記アナログ映像信号に適合した信号処理を第1の信号
    処理手段で行うステップと、 上記第1のシリアルデジタル映像信号に適合した信号処
    理を第2の信号処理手段で行うステップと、 上記第2のシリアルデジタル映像信号に適合した信号処
    理を第3の信号処理手段で行うステップとを有し、 少なくとも上記スイッチ手段の一方の分岐先が上記第1
    の信号処理手段または上記第2の信号処理手段に接続さ
    れ、上記スイッチ手段の他方の分岐先が上記第3の信号
    処理手段に接続されることを特徴とする映像信号処理方
    法。
  7. 【請求項7】 アナログ映像信号と、上記アナログ映像
    信号と共通で処理が可能な第1の周波数帯域を有する第
    1のシリアルデジタル映像信号と、上記アナログ映像信
    号と共通での処理が困難な、上記第1の周波数帯域より
    広い第2の周波数帯域を有する第2のシリアルデジタル
    映像信号とを入力可能で、入力された映像信号をカメラ
    ヘッドユニットに送信するカメラコントロールユニット
    において、 アナログ映像信号と、上記アナログ映像信号と共通で処
    理が可能な第1の周波数帯域を有する第1のシリアルデ
    ジタル映像信号と、上記アナログ映像信号と共通で処理
    が困難な、上記第1の周波数帯域より広い第2の周波数
    帯域を有する第2のシリアルデジタル映像信号とを共通
    して入力可能な入力端子と、 少なくとも直流成分から上記第2の周波数帯域まで、十
    分な低挿入損と所定の特性インピーダンスでの低反射特
    性を有し、上記入力端子に入力された信号の分岐先を選
    択するスイッチ手段と、 上記アナログ映像信号に適合した信号処理を行う第1の
    信号処理手段と、 上記第1のシリアルデジタル映像信号に適合した信号処
    理を行う第2の信号処理手段と、 上記第2のシリアルデジタル映像信号に適合した信号処
    理を行う第3の信号処理手段と、 上記第1、第2および第3の信号処理手段から出力され
    た映像信号を所定のフォーマットの映像信号に変換し、
    カメラヘッドユニットに送信する映像信号送信手段と、 上記カメラヘッドユニットから送信された映像信号を受
    信し、所定の信号処理を施して出力する手段とを有し、 少なくとも上記スイッチ手段の一方の分岐先が上記第1
    の信号処理手段または上記第2の信号処理手段に接続さ
    れ、上記スイッチ手段の他方の分岐先が上記第3の信号
    処理手段に接続されることを特徴とするカメラコントロ
    ールユニット。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のカメラコントロールユ
    ニットにおいて、 上記スイッチ手段の上記一方の分岐先は、上記第1の信
    号処理手段および上記第2の信号処理手段に共に接続さ
    れることを特徴とするカメラコントロールユニット。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載のカメラコントロールユ
    ニットにおいて、 上記第1、第2および第3の信号処理手段のうち、上記
    スイッチ手段により上記分岐先として選択されていない
    信号処理手段に対する電源の供給を停止するように制御
    することを特徴とするカメラコントロールユニット。
  10. 【請求項10】 請求項7に記載のカメラコントロール
    ユニットにおいて、 上記第2の信号処理手段は、上記第1のシリアルデジタ
    ル映像信号に適合したケーブル補正処理を行うことを特
    徴とするカメラコントロールユニット。
  11. 【請求項11】 請求項7に記載のカメラコントロール
    ユニットにおいて、 上記第3の信号処理手段は、上記第2のシリアルデジタ
    ル映像信号に適合したケーブル補正処理を行うことを特
    徴とするカメラコントロールユニット。
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