JP2003298620A - 仮想ドメインシステム - Google Patents

仮想ドメインシステム

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JP2003298620A
JP2003298620A JP2002100703A JP2002100703A JP2003298620A JP 2003298620 A JP2003298620 A JP 2003298620A JP 2002100703 A JP2002100703 A JP 2002100703A JP 2002100703 A JP2002100703 A JP 2002100703A JP 2003298620 A JP2003298620 A JP 2003298620A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 仮想的なドメイン名を設定することにより、
簡易な手続きで仮想ドメイン名を取得でき、インターネ
ット上で仮想ドメイン名を用いた情報の提供・取得を含
む運用を行うことのできる仮想ドメインシステムに関す
る技術を提供する点にある。 【解決手段】 図1に示すように、本実施の形態に係る
仮想ドメインシステムは、インターネット100に接続
された仮想ドメインシステム(仮想DNSシステム)1
0と、情報提供者側端末Aと、情報利用者側端末Dとで
概略構成され、仮想ドメインシステム10は、仮想ドメ
イン登録サーバBと仮想ドメインサーバCとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はドメインシステムに
関し、特にインターネットにアクセスできる仮想ドメイ
ン名が登録された仮想ドメインシステムに関する技術に
属する。
【0002】
【従来の技術】従来、ネットワーク環境において、ひと
まとまりの管理対象となるドメインを構成するドメイン
名はNIC(NetworkInformationC
enter)により一元的に管理されている。
【0003】特開2000−22757号公報には、ア
ドレスが重複しているネットワークシステムを相互に接
続するデータ通信システムにおいて、端末からの名前問
合せに対してネットワークシステム間接続装置がシステ
ム内で一意に変換したアドレスを回答することにより通
信を可能にする技術が公開されている。この技術は、通
信時に通信端末がネットワークシステム間接続装置に名
前問合せを行い、変換後のアドレスを回答し、ネットワ
ークシステムを越える際に、ネットワークシステム間接
続装置で実アドレスに変換することにより、他ネットワ
ークシステム内の端末と通信を可能にするものである。
【0004】特開2001−352344号公報には、
1つのプライベートネットワーク上にある複数のVPN
クライアントから1つのアドレス変換装置経由でインタ
ーネットに接続し、同時に1つ又は複数のVPNゲート
ウェイとの間でVPNセッションを構築可能とする技術
が公開されている。この技術は、パケットをプライベー
トネットワークとグローバルネットワークとの間で送受
信する際にネットワークアドレスを変換する方法におい
て、受信したパケットがESP(Encapsulat
ing Security Payload)か否かを
判断するステップと、ESPと判断された場合にセキュ
リテイーパラメータインデックスと前記プライベートネ
ットワーク上の端末のIPアドレスとを対応付けた内部
テーブルを参照することにより、ESPのパケットにア
ドレス変換を施すステップとを有するものである。
【0005】特開平09−233112号公報には、イ
ンターネットワーク上の接続先の公式IPアドレスとプ
ライベートネットワーク上の端末の非公式IPアドレス
とが重複している場合でも、上記接続先との接続を正常
に行うことができるように、IPアドレスの変換制御を
行う技術が公開されている。この技術は、アドレス変換
装置は、接続先のドメイン名から取得した公式IPアド
レスをプライベートネットワーク内で使用されていない
非公式IPアドレスに変換すると共に、プライベートネ
ットワーク側の端末の非公式アドレスを公式アドレスに
変換し、変換データをアドレス変換データベース部に登
録する。そして、プライベートネットワーク側からパケ
ットを受信した場合は、IPヘッダ内アドレスを公式I
Pアドレスに変換し、インターネットワーク側からの返
信の際には、IPヘッダ内アドレスを非公式IPアドレ
スに変換するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術には以下に掲げる問題点があった。
【0007】規制が厳しく取得の手続きが煩雑となるド
メインの種類がある。また、ドメイン名は数にも制限が
あり、ユニークなドメイン名を取得することが難しい。
更に、独自でドメイン名を取得していない場合、プロバ
イダの変更やレンタルサーバ業者の変更などにより情報
格納場所が変更になった場合、ドメイン名も同時に変更
されてしまうことがあった。
【0008】また、従来技術で利用されるVPN(Vi
rtualPrivateNetwork)で設定され
たプライベートなドメイン名はインターネットへのアク
セスに直接利用することができないという問題点があっ
た。
【0009】本発明は斯かる問題点を鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、仮想的なドメイン
を設定することにより、簡易な手続きで仮想ドメイン名
を取得でき、インターネット上で仮想ドメイン名を用い
た情報の提供・取得を含む運用を行うことのできる仮想
ドメインシステムに関する技術を提供する点にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
要旨は、インターネット上で利用される仮想ドメインシ
ステムであって、トップレベル・ドメインが付加された
公式ドメイン名を含む仮想ドメイン名の登録・管理を行
う仮想ドメイン登録サーバと、前記仮想ドメイン名と前
記インターネットで利用できるように予め登録された実
ドメイン名とをひも付けする仮想ドメインサーバとを備
え、前記仮想ドメイン登録サーバは、前記インターネッ
トに接続された情報格納先に対応して設定された前記仮
想ドメイン名を、前記インターネットから隔離された仮
想ドメイン名データベースに登録し、前記仮想ドメイン
サーバは、前記インターネットを介して情報利用者側端
末から問合せのあった前記仮想ドメイン名を含む仮想ア
ドレスに対して、前記実ドメイン名に対応するIPアド
レスを返すことを特徴とする仮想ドメインシステムに存
する。請求項2記載の本発明の要旨は、前記仮想ドメイ
ンサーバは、前記トップレベル・ドメインの種類毎に対
応して設定されたサーバを管理し、前記トップレベル・
ドメインの種類毎に設定された前記サーバは、該当する
仮想ドメイン名と前記実ドメイン名から変換可能な前記
IPアドレスとをひも付けして登録することを特徴とす
る請求項1に記載の仮想ドメインシステムに存する。請
求項3記載の本発明の要旨は、前記仮想ドメインサーバ
は、前記情報利用者側端末からの前記仮想アドレスを前
記仮想ドメイン名データベースにおいて照合し、照合さ
れた前記仮想アドレスを前記サーバの登録に基づき前記
実ドメイン名が含まれる実アドレスに変換する第1のD
NS部と、変換された前記実アドレスを該当するIPア
ドレスに変換する第2のDNS部とを有することを特徴
とする請求項2に記載の仮想ドメインシステムに存す
る。請求項4記載の本発明の要旨は、前記仮想ドメイン
名は、前記情報格納先を管理する情報提供者により、情
報提供者側端末から前記インターネットを含むネットワ
ークを介して、登録されることを特徴とする請求項1乃
至3のいずれかに記載の仮想ドメインシステムに存す
る。請求項5記載の本発明の要旨は、インターネットに
おける仮想ドメインシステムの運用方法であって、情報
提供者側端末からの指示に基づき、トップレベル・ドメ
インが付加された公式ドメイン名を含む仮想ドメイン名
を登録する第1のステップと、前記インターネットを介
して情報利用者側端末から問合せのあった前記仮想ドメ
イン名を含む仮想アドレスに対して、前記インターネッ
トで利用できるIPアドレスを返す第2のステップとを
有し、前記第1のステップは、前記仮想ドメイン名の登
録を情報提供者が管理する情報格納先に対応して行い、
前記仮想ドメイン名と前記IPアドレスへの変換可能な
実ドメイン名とをひも付けして管理するステップを含む
ことを特徴とする仮想ドメインシステムの運用方法に存
する。請求項6記載の本発明の要旨は、前記第1のステ
ップは、前記仮想ドメイン名に含まれるトップレベル・
ドメインの種類毎に対応して設定された各々のサーバに
おいて、前記仮想ドメイン名と前記IPアドレスへの変
換が可能な前記実ドメイン名とをひも付けして記憶する
ステップを含むことを特徴とする請求項5に記載の仮想
ドメインシステムの運用方法に存する。請求項7記載の
本発明の要旨は、前記第2のステップは、前記仮想ドメ
イン名を含む前記仮想アドレスを、前記仮想ドメイン名
に対応する実ドメイン名が含まれる実アドレスに変換す
るステップと、変換された実アドレスを該当するIPア
ドレスに変換するステップとを含むことを特徴とする請
求項5又は6に記載の仮想ドメインシステムの運用方法
に存する。請求項8記載の本発明の要旨は、車両に積載
されてデータを収集できる機器を利用したデータ収集方
法であって、請求項5乃至7のいずれかに記載の仮想ド
メインシステムの運用方法において登録された所定数の
仮想ドメイン名を所定数の前記機器に割当て、各々車両
の位置情報、速度情報、ワイパーの稼動情報などのデー
タを前記機器にて収集し、インターネットを介して送信
させることを特徴とするデータ収集方法に存する。請求
項9記載の本発明の要旨は、請求項5乃至7のいずれか
に記載の仮想ドメインシステム運用方法における仮想ド
メインシステムの動作を実現可能なコンピュータプログ
ラムであって、請求項5乃至7のいずれかに記載の各ス
テップがコード化されたことを特徴とするコンピュータ
プログラムに存する。請求項10記載の本発明の要旨
は、請求項5乃至7のいずれかに記載の仮想ドメインシ
ステムの運用方法を実行可能なプログラムが記録された
記憶媒体に存する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0012】図1は、本実施の形態に係る仮想ドメイン
システムの概略構成を示す図である。
【0013】図1に示すように、本実施の形態に係る仮
想ドメインシステムは、インターネット100に接続さ
れた仮想ドメインシステム(仮想DNSシステム)10
と、情報提供者側端末Aと、情報利用者側端末Dとで概
略構成され、仮想ドメインシステム10は、仮想ドメイ
ン登録サーバBと仮想ドメインサーバCとを備える。
【0014】仮想ドメイン登録サーバBは仮想のドメイ
ン名(以下、仮想ドメイン名と称す。)の登録・管理を
行う。仮想ドメインサーバCは仮想ドメイン名とインタ
ーネット100上で利用できるように予め登録された本
来のドメイン名(実ドメイン名)とをひも付けするDN
S(DomainNameSystem)サーバであ
る。
【0015】情報提供者(仮想ドメイン名の取得者)は
情報提供者側端末Aを介し、仮想ドメインシステム10
にアクセスして仮想的に設定される仮想ドメイン名の登
録作業を行う。仮想ドメインシステム10は、仮想ドメ
イン名の登録を、仮想ドメインシステム10が管理する
仮想ドメイン名データベース(図示せず。以下、仮想ド
メイン名DBと称す。)においてのみ行う。
【0016】該当する仮想ドメイン名の情報源に対して
アクセスする情報利用者は情報提供者側端末Aを操作
し、仮想ドメイン名を含む仮想のアドレス(以下、仮想
アドレスと称す。)にインターネット100を介してア
クセスすると仮想ドメインシステム10に接続される。
【0017】仮想アドレスでの要求(図1の仮想アド
レス名で要求)は、インターネット100上の一般のD
NSサーバには該当する仮想アドレスが存在しないの
で、仮想ドメイン名に含まれる、正規に取得されたTo
pLevelDomain(トップレベル・ドメイン、
以下、TLDと称す。)を有するドメイン名(公式ドメ
イン名)を管理する仮想ドメインサーバCに問合せがく
る。
【0018】仮想ドメインシステム10では仮想アドレ
スを、インターネット100で利用できるように予め登
録されている本来のアドレス(以下、実アドレスと称
す。)に変換し、実アドレスに対応するIPアドレスを
情報利用者側端末Dに返す(図1のIPアドレスを返
す)。
【0019】情報利用者側端末Dは、返されたIPアド
レスを使用して目的の情報格納先(情報格納先サーバ)
Eにアクセスして情報を取得することができる(図3の
IPアドレスでアクセス)。即ち、情報利用者は、情
報利用者側端末Dを操作し、目的とする情報を正規のI
Pアドレスを指定しなくても、仮想ドメイン名を含む仮
想アドレスを指定するだけで呼出すことができる。
【0020】図2は、図1の情報提供者側端末Aからみ
た仮想ドメインシステム10を示す図である。
【0021】仮想ドメインサーバCはサーバC−aサー
バC−bサーバC−cサーバC−dサーバC−eを管理
する。サーバC−a〜C−eは、仮想ドメインシステム
10の提供者(運営者)が、各々異なるTopLeve
lDomain(以下、TLDと称す。)の種類(分
類)で独自にドメイン名を取得したサーバである。
【0022】図2においては、一例としてサーバC−a
のドメイン名を「aa.com」、サーバC−bを「b
b.net」、サーバC−cを「cc.org」、サー
バC−dを「dd.biz」、サーバC−eを「ee.
arts」というようにGenericTLDが各々設
定される。
【0023】情報提供者側端末Aから仮想ドメインシス
テム10にアクセスして仮想的に設定される仮想ドメイ
ン名を登録する(図2の)。
【0024】仮想ドメイン登録サーバBは、仮想ドメイ
ン名及び対応する実ドメイン名を仮想ドメインサーバC
に対して渡す(図2の)。
【0025】仮想ドメインサーバCは、仮想ドメイン名
及び対応する実ドメイン名をひも付けして書込み、正常
に書込みが完了後、書込み完了通知を仮想ドメイン登録
サーバBに返す(図の)。仮想ドメイン名に含まれる
TLDに応じて、サーバC−a〜C−eがひも付けされ
た仮想ドメイン名及び対応する実ドメイン名に関する情
報を登録する。
【0026】図3は、図1の情報利用者側端末Dからみ
た仮想ドメインシステム10を示す図である。
【0027】仮想ドメインサーバCは、第1のDNS部
(仮想DNS機能)C−1と第2のDNS部(DNS機
能)C−2とを備える。
【0028】第1のDNS部C−1は、仮想DNSサー
バとしての機能を有する。この仮想DNSサーバの機能
は通常のDNSのようにドメイン名を含むアドレスをI
Pアドレスに変換するのではなく、仮想アドレスを、実
ドメイン名を含む実アドレスに変換する機能である。第
2のDNS部C−2は、通常のDNSサーバと同様に、
第1のDNS部C−1により変換された実ドメイン名を
含む実アドレスをIPアドレスに変換する機能を有す
る。
【0029】次に、仮想ドメインシステムを用いた動作
の流れを説明する。
【0030】図4は、図1の情報提供者端末(情報提供
者側端末)Aと仮想ドメインシステム10との動作の流
れを示す図である。
【0031】情報提供者は、インターネット100上で
利用されるドメイン名を、希望する仮想ドメイン名で使
用するために情報提供者端末Aからインターネット10
0を介して仮想ドメイン登録サーバBにアクセスする
(ステップA1)。ここで情報提供者端末Aと仮想ドメ
イン登録サーバBとはインターネット100だけでな
く、プライベートネットワークを利用して接続されてい
てもよい。
【0032】次に、仮想ドメイン登録サーバBは情報提
供者端末Aに仮想ドメイン登録画面データを送信する
(ステップA2)。
【0033】情報提供者は、仮想ドメイン登録画面にお
いて、情報利用者に提供できる情報格納先Eのドメイン
名と、使用したいTLDとを選択することで、仮想ドメ
イン名が入力され、仮想ドメイン登録サーバBに送信す
る(ステップA3)。ここでは仮にTLD名としてbi
zを選択し、仮想ドメイン名に含まれるドメイン名とし
てはXと入力する。
【0034】bizは仮想ドメインシステム10におい
て、dd.bizとして取得しているため、この場合の
仮想ドメイン名を「X.dd.biz」として仮想ドメ
イン登録サーバBが受信すると、受信した仮想ドメイン
名が仮想ドメインシステム10の中で重複していないか
を仮想ドメイン登録サーバBの中にある仮想ドメイン名
DBと照合する(ステップA4)。
【0035】重複している場合(図中、データ有り)、
登録不可のメッセージを情報提供者端末Aに返す(ステ
ップA5)。
【0036】情報提供者端末Aが登録不可のメッセージ
を受信すると登録不可のメッセージを表示し(ステップ
A9)、仮想ドメイン名における入力のやり直しのため
ステップA3に戻る。
【0037】ステップA4において、重複していなけれ
ば(図中、データ無し)、仮想ドメイン登録サーバBは
仮想ドメインサーバCに対して次の式を渡す(ステップ
A6)。
【0038】 「×.dd.biz=対応する実ドメイン名」・・(イ) 仮想ドメインサーバCは、仮想ドメイン名DBに、式
(イ)を仮想ドメイン名と実ドメイン名をひも付けする
ため書込み、正常に書込みが完了後、書込み完了通知を
仮想ドメイン登録サーバBに返す(ステップA7)。
【0039】仮想ドメイン登録サーバBは、書込み完了
通知を受けて正常に登録されたとのメッセージを情報提
供者端末Aに返す(ステップA8)。
【0040】情報提供者端末Aは登録完了のメッセージ
を表示して終了する(ステップA10)。
【0041】図5は、図1の情報利用者端末(情報利用
者側端末)Dと仮想ドメインシステム10との動作の流
れを示す図である。
【0042】情報利用者は、情報利用者端末Dから仮想
ドメイン名を含む仮想アドレスにて、ネットワーク上に
対して情報を要求する(ステップB1)。
【0043】仮想アドレスで要求するとインターネット
100上のDNSサーバに該当する仮想アドレスは存在
しないので、「dd.biz」のドメイン名を管理する
仮想ドメインサーバCに問合せがくる。仮想ドメインサ
ーバCは、まず第1のDNS部C−1で、仮想ドメイン
名を仮想ドメイン名DBと照合する(ステップB2)。
【0044】仮想ドメイン名DB上に仮想ドメイン名の
データがない場合(図中、データ無し)、エラーメッセ
ージを情報利用者端末Dに送信する(ステップB3)。
【0045】情報利用者端末Dはエラーメッセージを表
示して終了する(ステップB4)。
【0046】第1のDNS部C−1は仮想ドメイン名D
B上に仮想ドメイン名のデータがある場合(図中、デー
タ有り)、仮想アドレスについて、対応する実ドメイン
名を含む実アドレスに変換する(ステップB5)。
【0047】その後、第2のDNS部C−2を使い、実
アドレスをIPアドレスに変換し(ステップB6)、情
報利用者端末DにIPアドレスを送信する(ステップB
7)。
【0048】情報利用者端末Dは受信したIPアドレス
を利用して、情報格納先Eにアクセスし(ステップB
8)、情報を取得し終了する(ステップB9)。
【0049】以上のように、情報提供者は、取得が困難
なドメイン名を、仮想ドメイン名として柔軟に設定する
ことができ、一方、利用者も複雑で長くなりがちなアド
レスを簡潔なものに変更できることから、分りやすいア
ドレス名を利用したサイト運用が可能となる。即ち、仮
想ドメインシステム10自体が公式に独自のTLDを取
得する(例えば、「仮想.com」のように取得し、仮
想アドレスは「××.仮想.com」のように設定され
る。××については、ユーザーが自由に設定できる。)
ことで、該当する仮想アドレスへのアクセスに対して、
他の通常のDNSサーバには、該当する仮想アドレスに
対応するアドレスは存在しないので、必然的に仮想DN
Sサーバに問合せがくることになる。この命名規則はイ
ンターネット上でのドメイン名管理機構であるNICが
認めていないのでインターネット上でこの命名規則で作
られたものは存在せず、インターネット上で該当する仮
想アドレスは一意ということになる。
【0050】また、IPv6のシステムを利用した交通
システムのデータ収集などが計画されているが、本実施
の形態を利用することで、データ収集を容易に行うこと
がきる。例えば、所定数の仮想ドメイン名を登録して、
各々の仮想ドメイン名をタクシー会社や運送会社で使用
される車両のGPS、速度計、ワイパーなどからデータ
を収集できる機器に割当て、全ての機器からの情報をリ
アルタイムに収集することで、交通情報、天気情報をき
め細かく分析できる。
【0051】なお、本実施の形態においては、本発明は
それに限定されず、本発明を適用する上で好適な仮想ド
メインシステムに関する技術に適用することができる。
【0052】また、上記構成部材の数、位置、形状等は
上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好
適な数、位置、形状等にすることができる。
【0053】なお、各図において、同一構成要素には同
一符号を付している。
【0054】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、以下に掲げる効果を奏する。
【0055】利用者はより、短く覚えやすいアドレスで
サイト運用することができるようになる。情報提供者側
は、規制が厳しく、取得が困難であったドメイン名を簡
単に取得でき、且つ、ユニークなドメイン名も簡単に取
得できる。更に、レンタルサーバの変更、プロバイダの
変更などにより情報格納場所が変更になってもわざわざ
ドメイン名を変える煩わしさがなくなる。
【0056】また、予め登録してある正規のドメイン名
に新たな仮想ドメイン名をひも付けできるので、インタ
ーネットに接続できるコンピュータや機器類にと新しい
仮想ドメイン名を割振り、各々のコンピュータや機器類
からリアルタイムに情報やデータを収集するシステムの
利用に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る仮想ドメインシステ
ムの概略構成を示す図である。
【図2】図1の情報提供者側端末からみた仮想ドメイン
システムを示す図である。
【図3】図1の情報利用者側端末からみた仮想ドメイン
システムを示す図である。
【図4】図1の情報提供者側端末端末と仮想ドメインシ
ステムとの動作の流れを示す図である。
【図5】図1の情報利用者側端末と仮想ドメインシステ
ムとの動作の流れを示す図である。
【符号の説明】
10 仮想ドメインシステム(仮想DNSシステム) 100 インターネット A 情報提供者端末(情報提供者側端末) B 仮想ドメイン登録サーバ C 仮想ドメインサーバ C−1 第1のDNS部(仮想DNS機能) C−2 第2のDNS部(DNS機能) C−a〜C−e サーバ D 情報利用者端末(情報利用者側端末) E 情報格納先(情報格納先サーバ)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インターネット上で利用される仮想ドメ
    インシステムであって、 トップレベル・ドメインが付加された公式ドメイン名を
    含む仮想ドメイン名の登録・管理を行う仮想ドメイン登
    録サーバと、 前記仮想ドメイン名と前記インターネットで利用できる
    ように予め登録された実ドメイン名とをひも付けする仮
    想ドメインサーバとを備え、 前記仮想ドメイン登録サーバは、前記インターネットに
    接続された情報格納先に対応して設定された前記仮想ド
    メイン名を、前記インターネットから隔離された仮想ド
    メイン名データベースに登録し、 前記仮想ドメインサーバは、前記インターネットを介し
    て情報利用者側端末から問合せのあった前記仮想ドメイ
    ン名を含む仮想アドレスに対して、前記実ドメイン名に
    対応するIPアドレスを返すことを特徴とする仮想ドメ
    インシステム。
  2. 【請求項2】 前記仮想ドメインサーバは、前記トップ
    レベル・ドメインの種類毎に対応して設定されたサーバ
    を管理し、 前記トップレベル・ドメインの種類毎に設定された前記
    サーバは、該当する仮想ドメイン名と前記実ドメイン名
    から変換可能な前記IPアドレスとをひも付けして登録
    することを特徴とする請求項1に記載の仮想ドメインシ
    ステム。
  3. 【請求項3】 前記仮想ドメインサーバは、前記情報利
    用者側端末からの前記仮想アドレスを前記仮想ドメイン
    名データベースにおいて照合し、照合された前記仮想ア
    ドレスを前記サーバの登録に基づき前記実ドメイン名が
    含まれる実アドレスに変換する第1のDNS部と、 変換された前記実アドレスを該当するIPアドレスに変
    換する第2のDNS部とを有することを特徴とする請求
    項2に記載の仮想ドメインシステム。
  4. 【請求項4】 前記仮想ドメイン名は、前記情報格納先
    を管理する情報提供者により、情報提供者側端末から前
    記インターネットを含むネットワークを介して、登録さ
    れることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載
    の仮想ドメインシステム。
  5. 【請求項5】 インターネットにおける仮想ドメインシ
    ステムの運用方法であって、 情報提供者側端末からの指示に基づき、トップレベル・
    ドメインが付加された公式ドメイン名を含む仮想ドメイ
    ン名を登録する第1のステップと、 前記インターネットを介して情報利用者側端末から問合
    せのあった前記仮想ドメイン名を含む仮想アドレスに対
    して、前記インターネットで利用できるIPアドレスを
    返す第2のステップとを有し、 前記第1のステップは、前記仮想ドメイン名の登録を情
    報提供者が管理する情報格納先に対応して行い、前記仮
    想ドメイン名と前記IPアドレスへの変換可能な実ドメ
    イン名とをひも付けして管理するステップを含むことを
    特徴とする仮想ドメインシステムの運用方法。
  6. 【請求項6】 前記第1のステップは、前記仮想ドメイ
    ン名に含まれるトップレベル・ドメインの種類毎に対応
    して設定された各々のサーバにおいて、前記仮想ドメイ
    ン名と前記IPアドレスへの変換が可能な前記実ドメイ
    ン名とをひも付けして記憶するステップを含むことを特
    徴とする請求項5に記載の仮想ドメインシステムの運用
    方法。
  7. 【請求項7】 前記第2のステップは、 前記仮想ドメイン名を含む前記仮想アドレスを、前記仮
    想ドメイン名に対応する実ドメイン名が含まれる実アド
    レスに変換するステップと、 変換された実アドレスを該当するIPアドレスに変換す
    るステップとを含むことを特徴とする請求項5又は6に
    記載の仮想ドメインシステムの運用方法。
  8. 【請求項8】 車両に積載されてデータを収集できる機
    器を利用したデータ収集方法であって、 請求項5乃至7のいずれかに記載の仮想ドメインシステ
    ムの運用方法において登録された所定数の仮想ドメイン
    名を所定数の前記機器に割当て、各々車両の位置情報、
    速度情報、ワイパーの稼動情報などのデータを前記機器
    にて収集し、インターネットを介して送信させることを
    特徴とするデータ収集方法。
  9. 【請求項9】 請求項5乃至7のいずれかに記載の仮想
    ドメインシステム運用方法における仮想ドメインシステ
    ムの動作を実現可能なコンピュータプログラムであっ
    て、請求項5乃至7のいずれかに記載の各ステップがコ
    ード化されたことを特徴とするコンピュータプログラ
    ム。
  10. 【請求項10】 請求項5乃至7のいずれかに記載の仮
    想ドメインシステムの運用方法を実行可能なプログラム
    が記録された記憶媒体。
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