JP2003298493A - 間欠受信制御システム - Google Patents

間欠受信制御システム

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JP2003298493A
JP2003298493A JP2002093743A JP2002093743A JP2003298493A JP 2003298493 A JP2003298493 A JP 2003298493A JP 2002093743 A JP2002093743 A JP 2002093743A JP 2002093743 A JP2002093743 A JP 2002093743A JP 2003298493 A JP2003298493 A JP 2003298493A
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Kazutaka Sato
和隆 佐藤
Yoshihiro Ando
嘉浩 安藤
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は間欠受信制御システムに関し、更な
る低消費電力化を図ることができる間欠受信制御システ
ムを提供することを目的としている。 【解決手段】 間欠受信クロックを入力してカウントす
るカウンタ11と、間欠受信間隔の倍数を設定する倍数
設定値レジスタ12と、該倍数値設定レジスタ12に設
定された値を前記カウンタの最大カウント値とするよう
に制御するモデム/LSI10と、該モデム/LSI1
0と接続され、前記カウンタ11からの割り込みを受け
て周期制御を行なう周期動作制御部20と、CPU21
を具備して構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は間欠受信制御システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、盛んに使用されている携帯電話や
携帯端末(ページャ等)においては、内蔵の電源(電
池)での連続使用可能時間をできるだけ長くする目的
で、間欠受信と呼ばれる方法を採用している。この間欠
受信とは、受信待ち受け中に電源を頻繁にオン/オフす
るものである。即ち、自分宛のメッセージが送られてく
る可能性のない場合は、電源をオフにして電力消費を抑
え、自分宛のメッセージが送られてくる可能性のある場
合には、電源をオンにしてデータの受信を行なってい
る。
【0003】図16は、間欠受信動作の説明図である。
(a)は電源のオン/オフを示し、(b)は自分宛のメ
ッセージを受信し、或いは送信する状態を示している。
図では、オン期間T3で自分宛のメッセージを受信し、
相手方とメッセージのやりとりを行なっている状態を示
す。
【0004】例えば、携帯電話では、送信されるデータ
の属するフレームを監視し、信号同期がとれた段階で電
源を間欠するモードに移行する。この間欠受信モードで
は、電源がオフとなっている間はデータ受信を行なわな
いで、信号同期に沿ったタイミングのみを計っており、
このタイミングに基づいて有効フレーム(自分宛のメッ
セージが入っている可能性のあるフレーム)を認識し
て、これを受信する段階(図のT3)で電源をオンにし
ている。また、有効フレーム中に自分宛のメッセージが
なかった場合、又は有効フレーム中に自分宛のメッセー
ジがあり、これを受信処理等した後、再び電源をオフに
する制御を行なっている。
【0005】図17は無線機の構成例を示すブロック図
である。携帯電話等の無線機部分は、搬送周波数に合わ
せて変調されたデータを送信し、アンテナ1を介して受
信した周波数を中間周波数に変換するRF部2、ディジ
タルデータを変復調するモデム3、誤り訂正やモデム3
を制御するコントロール回路4、操作部及び表示部より
なるLCD/KEY部5、モデム3、コントロール回路
4を制御するCPU6、及びパソコン等へユーザデータ
を送受信する通信INT(インタフェース)7から構成
されている。
【0006】最近の携帯電話等は、アプリケーション
(例えばウオッチドッグタイマのクリア、複数CPU構
成時のCPU間ヘルスチェック、電池電圧の計測、カー
ド等の挿抜検出等)の量が増加する傾向にあり、その中
で周期的に動作しなければならないアプリケーションが
必ず複数存在する。それらのアプリケーションは、互い
に独立している場合が多く、各アプリケーションが周期
動作のため、それぞれハードウェアタイマ若しくはソフ
トウェアタイマを起動する。
【0007】個々のアプリケーションが動作するタイミ
ングは別々であるため、タイムアウトも独立して発生す
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このため、低消費電力
を目的として間欠受信を行なっても、間欠受信の間にC
PUが何度も動作を行なってしまうために、ただ間欠受
信を行なうだけでは十分な低消費電力の効果は得られな
い。
【0009】実際、周期的に動作を必要とする周期監視
等のアプリケーションの中には、その周期動作のための
タイマに、高い精度のタイマを必要としないものが多数
存在している。そのため、待ち受け動作中の間欠受信間
隔を用いたソフトウェアタイマを構成し、そのCPUへ
の通知方法を具備することで周期的に動作するアプリケ
ーションが起動するタイマの代わりとすることで、CP
Uの動作比率を減らし、更なる低消費電力化が可能なシ
ステムを組み込む。
【0010】本発明はこのような課題に鑑みてなされた
ものであって、更なる低消費電力化を図ることができる
間欠受信制御システムを提供することを目的としてい
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】(1)図1は本発明の原
理ブロック図である。図において、11は間欠受信クロ
ックを入力してカウントするカウンタ、12は間欠受信
間隔の倍数を設定する倍数値設定レジスタ、10は該倍
数値設定レジスタ12に設定された値を前記カウンタ1
1の最大カウント値とするように制御するモデム/LS
I、20は該モデム/LSI10と接続され、前記カウ
ンタ11からの割り込みを受けて周期制御を行なう周期
動作制御手段である。
【0012】前記カウンタ11と倍数値設定レジスタ1
2はモデム/LSI10内に含まれが、必ずしもモデム
/LSI10に含まれなければならないというものでも
ない。また、周期動作制御手段20は、ハードウェアで
もソフトウェアでも実現することができる。また、周期
動作制御手段20には、CPU21も含まれるものとす
る。なお、周期動作制御手段20は、ハードウェアでも
実現することができるが、制御の容易さの点でソフトウ
ェアで実現することが好ましい。
【0013】このように構成すれば、間欠受信間隔毎の
クロックを入力とし、周期動作制御手段20が設定した
倍数に達したら、CPU21に対して割り込み信号を通
知することで、間欠受信サイクルを最小サイズとする周
期タイマを実現することができる。 (2)請求項2記載の発明は、前記周期動作制御部20
は、前記間欠受信間隔を最小サイクルとする周期タイマ
としてのソフトウェアタイマを構成することを特徴とす
る。
【0014】このように構成すれば、間欠受信間隔を最
小サイクルとする周期タイマを実現することができる。 (3)請求項3記載の発明は、前記周期動作制御部20
は、前記ソフトウェアタイマで、間欠受信間隔が変更に
なった場合においても、変更後の間欠受信間隔を最小サ
イクルとした周期タイマとして動作することを特徴とす
る。
【0015】このように構成すれば、間欠受信間隔が変
更になった場合においても、変更後の間欠受信間隔を最
小とした周期タイマとして動作させることができる。こ
の発明において、前記周期動作制御部は、受信待ち受け
動作中に周期動作を必要とする全てのアプリケーション
の周期起動タイミングを一括管理するタスクを設け、か
つそのタスクで前記ソフトウェアタイマを使用すること
を特徴とする。
【0016】このように構成すれば、待ち受け動作中に
周期動作を必要とする全てのアプリケーションの周期起
動タイミングを一括管理するタスクを設けることによ
り、このタスクを用いて前記ソフトウェアタイマを使用
することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態例を詳細に説明する。図2は本発明の一実施の
形態例を示すブロック図である。ここでの実施の形態例
では、モデム/LSI10に相当する部分がDSP(デ
ィジタル・シグナル・プロセッサ)で構成されているも
のである。図において、30はディスプレイ回路であ
り、その内部にH/W(ハードウェア)31、H/W
(ハードウェア)タイマ32及びDSP33を含む。H
/Wタイマ32は間欠受信間隔を作成する。34はDP
RAM、35は該DPRAM34と接続されるCPUで
ある。
【0018】この実施の形態例では、間欠受信間隔の倍
数をCPU35からDSP33に対してシリアル信号や
DPRAM34といったインタフェースを介して通知す
る。DSP33では、間欠受信の割り込みや無線フレー
ミング、間欠受信間隔に同期したタイマを使用し、CP
U35が指定した倍数に達したらCPU35に対してシ
リアル信号、DPRAM34への書き込み通知、割り込
み信号を使用し通知することで、間欠受信間隔を最小サ
イクルとする周期タイマを実現することができる。
【0019】図3は周期動作制御手段20のソフトウェ
ア構成を示す図である。図において、21は複数のアプ
リケーションの動作を一括して管理する周期監視タス
ク、22は該周期監視タスク21と接続され無線ハード
ウェアを制御する無線制御タスク、23は周期監視タス
ク21に間欠通知を行なう間欠通知割り込みハンドラ、
24は周期監視タスク21と接続されるタイマ、25は
アプリケーションA、26はアプリケーションBで、そ
れぞれ周期監視タスク21と接続されている。それぞれ
の間にはインタフェース(INT)が用意されていて、
要求、通知は全てメッセージの送受信で行なわれる。こ
こでは、これら機能はソフトウェアで実現しているが、
ハードウェアで実現することもできる。
【0020】この実施の形態例では、最適な間欠制御を
実現するための制御タスクとして、周期監視タスク21
を設ける。この周期監視タスク21は、アプリケーショ
ン25、26からの周期通知要求を受付けるインタフェ
ースをもつ。図では、アプリケーションはアプリケーシ
ョンA(25)とアプリケーションB(26)の2個の
場合を示しているが、任意の数だけ設けることができ
る。アプリケーションAとBは、それぞれの周期動作を
開始する前に周期監視タスク21に対してタイムアウト
通知時間(周期報告を行なう間隔)を指定する。
【0021】周期監視タスク21は、各アプリケーショ
ン指定のタイムアウト通知時間が間欠受信間隔の何倍で
あるかを計算し、それら倍数の最大公約数を求め、それ
を間欠受信間隔の倍数を指定する倍数値設定レジスタ1
2(図1参照)に設定し、DSPに通知する。周期監視
タスク21は、ハードウェア又はDSPからの割り込み
を受けて、(間欠受信)×(倍数値設定レジスタに設定
した倍数)の時間が経過したことを認識し、登録されて
いるアプリケーションの要求時間と比較し、要求時間に
達していれば、そのアプリケーションへ通知を行なう。
このようにして、周期ソフトウェアタイマを実現する。
このように構成すれば、間欠受信サイクルを最小サイク
ルとする周期タイマを実現することができる。
【0022】また、間欠受信間隔は、無線状態に応じて
変更可能となっている場合がある。そのような場合に
は、周期監視タスク21において間欠受信間隔の変更を
認識して、変更後の間欠受信間隔を最小サイクルにし
て、各アプリケーション指定のタイムアウト通知時間が
変更後の間欠受信間隔の倍数であるかを求め、それら倍
数の最大公約数から、再度、レジスタに設定し、DSP
に通知することで、周期ソフトウェアタイマを更新する
ことができる。このように構成すれば、間欠受信間隔が
変更になった場合においても、変更後の間欠受信間隔を
最小サイクルとした周期タイマとして動作させることが
できる。
【0023】また、本発明によれば、全てのアプリケー
ションの周期起動タイミングを一括管理するタスク(周
期監視タスク)を設け、かつそのタスクでソフトウェア
タイマを使用する。このようにすることで、割り込み待
ち受け動作中に周期動作を必要とする全てのアプリケー
ションの周期起動タイミングを一管理し、このタスクを
用いてソフトウェアタイマを使用することができる。
【0024】しかしながら、間欠受信を行なっていない
場合には、間欠受信通知がCPU21(図1参照)に通
知されない。この場合、周期的にアプリケーションへタ
イムアウトを通知することができない。これを補うため
に、無線制御タスク22からの情報を利用する。無線制
御タスク22は、無線機がどのような状態にあるかを知
っている。この状態とは、待ち受け/通話/圏外があ
る。
【0025】周期監視タスク21は、無線制御タスク2
2からの情報を取得し、間欠受信を行なっていない待ち
受け状態以外の場合には、従来の手法通りに通常使用す
るハードウェアタイマ若しくはソフトウェアタイマを使
用することで、周期ソフトウェアタイマを実現する。更
には、通話/圏外を認識することで、ハードウェアタイ
マ/ソフトウェアタイマに設定するタイマ値を細かく制
御することが可能である。例えば、圏外の場合には、電
池の消費を抑えるため、長めの時間を指定する等であ
る。圏外や通話から待ち受けに復旧した時は、再度ハー
ドウェア/DSPからの間欠通知をクロックとした制御
に切り替える。
【0026】このような待ち受け動作時に、周期動作が
必要なアプリケーションには、ウオッチドッグタイマの
クリア、複数CPU構成時のCPU間ヘルスチェック、
電池電圧の計測、カード等の挿抜検出等がある。
【0027】以下に、本発明の実施の形態例について説
明する。図1を用いて説明する。ハードウェア構成とし
ては、ここではモデム/LSI10がハードウェアで構
成されている場合を考える。モデム/LSI10には、
間欠受信間隔やタイミングを指定するレジスタに加え
て、間欠受信間隔の倍数を指定する倍数値設定レジスタ
12と、CPU21に通知する割り込み信号を新たに追
加し、また、モデム/LSIからの間欠受信タイミング
を入力とするカウンタ11をモデム若しくはLSIに新
たに設ける。
【0028】カウンタ11では、ソフトウェアから倍数
値設定レジスタ12に設定された間欠受信間隔の倍数を
認識している。この間欠受信間隔の指定される倍数値設
定レジスタ12の初期値はゼロになっている。カウンタ
11では、モデム/LSI10の外部/内部からの間欠
受信間隔毎のクロック入力があると、間欠受信間隔の倍
数が指定される倍数値設定レジスタ12を参照する。こ
のレジスタの値が初期値のままである場合には、カウン
タ11は何の動作もしない。
【0029】倍数値設定レジスタ12の値に初期値以外
の値が設定されている場合には、モデム/LSI10の
外部/内部からの間欠受信間隔毎のクロック入力契機
で、カウンタをインクリメントしていく。間欠受信間隔
毎のクロックの入力がある度に、この動作を繰り返し、
倍数値設定レジスタ12に設定されている倍数に達した
ら、カウンタ11をクリアし、CPU21に対して割り
込み信号を使用して通知する。こうすることで、間欠受
信間隔を最小サイクルとする周期タイマを実現すること
ができる。また、このカウンタ11を設けることで、間
欠受信間隔毎にCPU21に対して割り込みを上げるこ
とはなくなるので、割り込み回数を必要最小限に抑える
ことが可能となる。
【0030】周期監視のための一連の動作を説明する。
図4は本発明の動作シーケンスを示す図である。アプリ
ケーションA、アプリケーションB、周期監視タスク2
1、無線制御タスク22、割り込みハンドラ23、モデ
ム/LSI10間での信号のやりとりを示す。 (間欠制御中の周期監視動作)間欠制御が開始されると
(S1)、無線制御タスク22から周期監視タスク21
に対して、間欠制御開始通知(S2)によって間欠受信
間隔(=1秒)が通知される。このメッセージを受けた
周期監視タスク21では、間欠受信間隔(=1秒)と、
間欠制御が行われている状態を認識する。ここで、アプ
リケーションAから周期監視タスク21に対して、周期
監視開始要求が出される(S3)。そして、要求元で識
別可能なオペレーションID(=1)、周期報告を行な
う間隔(=10秒)と、周期報告メッセージの通知先の
メールボックスID(=1)を通知し、周期監視を要求
する。
【0031】この要求を受けた周期監視タスク21で
は、周期監視(A)を開始し(S4)、周期監視開始要
求のパラメータを周期監視管理テーブルに新規登録する
(S5)。ここで、周期監視管理テーブルは、CPU2
1内に設けられる。
【0032】図5は周期監視管理テーブルの構成例を示
す図である。周期監視管理テーブルは、各アプリケーシ
ョンの周期監視開始要求毎に、要求元のアプリケーショ
ンのメールボックスID、周期監視開始要求に設定され
たオペレーションID、周期報告間隔、周期報告間隔の
間欠受信間隔に対する倍数、割り込みハンドラの間欠通
知を受けて、周期報告メッセージを送信する際の判定値
となる周期報告判定値、割り込みハンドラの間欠通知受
信回数の計6項目より構成されている。
【0033】次に、周期監視タスク21では、間欠制御
が行われている状態であるか否かを判定し、間欠受信が
行われている場合には、周期監視開始要求中の周期報告
間隔が、先に記憶してある間欠受信間隔の何倍になるか
を計算し、その結果を周期監視管理テーブルに設定す
る。今、この状態では、間欠受信間隔が1秒、アプリケ
ーションAからの周期報告間隔が10秒なので、倍数は
10となる。この計算結果をモデム/LSI10の間欠
受信間隔の倍数を指定する倍数値設定レジスタ12に設
定する。
【0034】なお、この値は周期監視タスク21でも記
憶しておく。同時に、周期監視管理テーブルの周期報告
判定値にも値を設定するが、周期監視管理テーブルに1
件しか登録されていないので、この値は必ず1になる。
また、間欠通知受信回数を0で初期化しておく。その
後、周期監視開始応答をアプリケーションAにメッセー
ジで通知して(S6)、アプリケーションAの周期監視
を開始する。
【0035】間欠受信間隔の倍数が設定されたモデム/
LSI10では、間欠受信があるたびにその回数をカウ
ントし、10回目の間欠受信があった時に設定された倍
数に達したので、カウンタ11をクリアしてCPU21
に対して割り込み信号を使用して通知する(S7)。割
り込みハンドラ23では、CPU21からの割り込みを
監視しており、CPU21からの割り込みがあった場合
には、周期監視タスク21に対して間欠通知をメッセー
ジにて報告する(S8)。
【0036】この間欠通知を受けた周期監視タスク21
では、周期監視管理テーブルに登録してある全ての要求
の間欠通知受信回数をインクリメントする。今、監視中
の要求は1つしかなく、周期報告判定値は1になってい
るので、間欠通知を受ける毎にアプリケーションAの周
期報告間隔に達しているとみなすことができる。そのた
め、周期監視タスク21では、アプリケーションAの間
欠通知受信回数をクリアして、アプリケーションAに対
して周期監視管理テーブルに設定されているメールボッ
クスIDを送信先にして、周期報告メッセージを送信す
る(S9)。この周期報告メッセージには、該当するオ
ペレーションIDを周期監視管理テーブルから取得して
パラメータとして設定している。こうすることで、間欠
受信間隔を最小サイクルとする周期タイマを実現するこ
とができる。
【0037】以上の説明の場合では、アプリケーション
から要求された周期報告間隔が間欠受信間隔の整数倍と
なっているが、整数倍にならない場合について以下に説
明する。
【0038】今、間欠制御開始通知によって、間欠受信
間隔(=2秒)が通知されているとする。この時、アプ
リケーションAから周期監視タスク21に対して、周期
報告間隔(=5秒)の周期監視開始要求があったものと
する。図6はこの時の、周期監視管理テーブルの構成例
を示す図である。周期報告期間は5秒になっていること
が分かる。この場合、周期報告間隔が間欠受信間隔の
2.5倍になる。これをそのままモデム/LSI10の
間欠受信間隔の倍数を設定する倍数値設定レジスタ12
に設定するわけにはいかない。このため、周期監視タス
ク21では、小数点以下を四捨五入して整数値3倍とし
て当該レジスタ12に設定する。以下の動作は、上記し
た動作と同じである。
【0039】しかしながら、間欠受信間隔との倍数が整
数倍になるように切り上げられているため、アプリケー
ションから要求された周期報告間隔よりも長い間隔で周
期報告が上がり、周期報告に誤差が生じる場合がある。
これは、周期監視そのものがそれほど精度を求められる
ものではないということを前提に処理を行なっているか
らである。従って、毎回正確な周期報告が必要な場合に
は、周期監視タスク21による周期監視処理は行わない
ようにする必要がある。 (アプリケーションAの周期監視が行われている状態
で、アプリケーションBが周期監視動作を行なう場合の
処理)間欠受信間隔1秒の時、アプリケーションAが1
0秒の周期報告要求を行なっているものとする。この状
態で、アプリケーションBがオペレーションID(=
1)、周期報告間隔(=20秒)、周期報告メッセージ
の通知先のメールボックスID(=2)で周期監視を要
求したものとする。周期監視開始要求を受けた周期監視
タスク21では、周期監視開始要求のパラメータを周期
監視管理テーブルに追加登録する。
【0040】図7はこの時の周期監視管理テーブルの構
成例を示す図である。周期報告間隔が20秒になってい
ることが分かる。間欠受信間隔との倍数は、間欠受信間
隔が1秒であるので、その倍数は20である。
【0041】周期監視タスク21では、複数個の周期監
視の要求がある場合、間欠受信間隔の倍数を設定する倍
数値設定レジスタ12には、複数の要求元アプリケーシ
ョンの周期報告間隔に適切なタイミングで割り込みを上
げるように調整した値を設定する必要がある。その計算
方法は、以下の通りである。
【0042】間欠受信間隔をm(秒)とする。アプリケ
ーションAの周期報告間隔がa(秒)、アプリケーショ
ンBの周期報告間隔がb(秒)とした時、アプリケーシ
ョンAの周期報告間隔は、間欠受信間隔のr=(a/
m)倍である。また、アプリケーションBの周期報告間
隔は、間欠受信間隔のs=(b/m)倍となる。ここ
で、rとsの最大公約数をnとすると、間欠受信間隔の
倍数を設定する倍数値設定レジスタに12にはnを設定
する。
【0043】この時、アプリケーションAの周期報告判
定値は(r/n)で、アプリケーションBの周期報告判
定値は(s/n)となっている。以上の設定により、割
り込みは(m×n)秒毎に通知され、アプリケーション
Aには、(r/n)×(m×n)=r×m=a(秒)、
アプリケーションBには、(s/n)×(m×n)=s
×m=b(秒)毎に周期報告が送信されることになる。
【0044】上記の計算を当てはめると、間欠受信間隔
1秒で、アプリケーションAの周期報告間隔は10秒、
アプリケーションBは20秒の場合、アプリケーション
Aの周期報告間隔は10倍で、アプリケーションBは2
0倍である。これら倍数の最大公約数は10で、これが
間欠受信間隔の倍数を指定する倍数値設定レジスタ12
に設定されることになる。
【0045】しかしながら、この値はアプリケーション
Aが登録された時と同じ値のため、改めて倍数値設定レ
ジスタ12に設定し直すことはない。このため、アプリ
ケーションAの周期報告判定値は1のままであり、アプ
リケーションBの周期報告判定値はこの最大公約数から
2と求めることができる。周期監視タスク21では、周
期監視管理テーブルのアプリケーションBの要求に対す
る周期報告判定値に2を設定し、間欠通知受信回数を0
で初期化し、アプリケーションBに対して周期監視開始
応答を通知する。アプリケーションAに関する部分には
何もしない。この場合において、モデム/LSI10の
ハードウェアでは、間欠受信間隔の倍数は変更されてい
ないので、CPU21に対して割り込み信号は、元のタ
イミングで通知する。
【0046】割り込みハンドラ23からの間欠通知を受
けた周期監視タスク21では、周期監視管理テーブルに
登録してある全ての要求の間欠通知受信回数をインクリ
メントする。その後、全ての周期報告判定値が間欠通知
受信回数と一致しているか否かを判定する。今、アプリ
ケーションAの周期報告判定値は1、アプリケーション
Bの周期報告判定値は2である。そのため、アプリケー
ションBが登録された後、最初の間欠通知を受けた周期
監視タスク21では、アプリケーションAに対してのみ
周期報告メッセージを送信する。
【0047】次に、割り込みハンドラ23からの間欠通
知を受けた場合、アプリケーションBの間欠通知受信回
数が周期報告値に達するので、アプリケーションAとア
プリケーションBに対して周期報告メッセージを送信す
る。この場合、アプリケーションBに対する報告メッセ
ージが、アプリケーションBが要求している間隔より短
い場合がありうる。しかしながら、この誤差は初回報告
時のみで、2回目以降の報告は、要求元が指定した間隔
で正しく行なわれる。
【0048】ここまでは、複数のアプリケーションから
の追加要求によっても、間欠受信間隔の倍数が以前に設
定した倍数と異ならない場合について説明したが、これ
が複数のアプリケーションからの追加要求によって異な
る場合について説明する。 (間欠受信間隔の倍数が以前に設定した倍数と異なる場
合)間欠受信間隔1秒の時、アプリケーションAが10
秒の周期報告要求を行なっているとする。この時の間欠
受信間隔の倍数を指定する倍数値設定レジスタ12の値
は10で、アプリケーションAの周期報告判定値は1で
ある。この状態で、アプリケーションBが周期報告期間
15秒で周期監視を要求したものとする(S10)。図
8はこの時の周期監視管理テーブルの構成例を示す図で
ある。アプリケーションAの間欠受信間隔との倍数は1
0、アプリケーションBの間欠受信間隔との倍数は15
となる。周期監視タスク21は、周期監視(B)を開始
する(S11)。
【0049】アプリケーションAの周期報告間隔(10
秒)とアプリケーションBの周期報告間隔(15秒)の
間欠受信間隔(1秒)に対する倍数を求めると、それぞ
れ10倍、15倍になる。これら倍数の最大公約数は5
となり、間欠受信間隔の倍数を指定する倍数値設定レジ
スタ12は、これまでの10倍から5に変更されること
になる(S12)。この最大公約数から、アプリケーシ
ョンAの周期報告判定値は2、アプリケーションBの周
期報告判定値は3となる(図8参照)。周期監視タスク
21は、これらの値を周期監視管理テーブルに再設定す
る。また、それぞれの間欠通知受信回数を0で初期化す
る(図8参照)。
【0050】周期監視タスク21では、更にこの求めら
れた新たな倍数値をモデム/LSI10の間欠受信間隔
の倍数を指定する倍数値設定レジスタ12に設定して、
その後、アプリケーションBに対して周期監視開始応答
を通知する(S13)。
【0051】間欠受信間隔の倍数値設定レジスタ12の
ハードウェアでは、これまでのカウント回数をクリアす
る。そして、次に間欠受信がある契機で新たにカウント
を開始し、設定された倍数に達した時に、CPU21に
対して割り込み信号を使用して通知する(S14)。
今、倍数値設定レジスタ12には5が設定されているの
で、変更後、5回目の間欠受信の契機でCPU21に対
して割り込み信号を使用して通知することになる。その
後、CPU21への割り込みは割り込みハンドラ23を
介して、間欠通知として周期監視タスク21へ通知され
る(S15)。
【0052】割り込みハンドラ23からの間欠通知を受
けた周期監視タスク21では、周期監視管理テーブルに
登録してある全ての要求の間欠通知受信回数をインクリ
メントする。その後、全ての周期報告判定値が間欠通知
受信受信回数と一致しているか否かを判定する。今、ア
プリケーションAの周期判定値は2、アプリケーション
Bの周期判定値は3である。そのため、アプリケーショ
ンBが登録された後、最初の間欠通知を受けた周期監視
タスク21では、経過時間を判定し(S16)、どのア
プリケーションに対しても周期監視報告を行なわない。
【0053】次に、カウント数5でモデム/LSI10
からの割り込みを受けると(S17)、この割り込みは
割り込みハンドラ23から周期監視タスク21に通知さ
れる(S18)。該周期監視タスク21は、アプリケー
ションAに対して経過時間を判定し、周期報告を行なう
(S19)。
【0054】次に、モデム/LSI10からの間欠通知
を受けた場合(S20)、割り込みハンドラ23は周期
監視タスク21に対して間欠通知を出す(S21)。ア
プリケーションBの間欠通知受信回数が周期報告判定値
に達するので、アプリケーションBに対してのみ周期報
告メッセージを送信する(S22)。
【0055】5回カウントして、モデム/LSI10か
ら割り込みが上がると、この割り込みはCPU21に通
知される(S23)。割り込みハンドラ23は、この割
り込みを受けて周期監視タスク21に通知する(S2
4)。該周期監視タスク21では、経過時間を判定し、
アプリケーションAに周期報告を行なう(S25)。次
に、モデム/LSI10から割り込みが上がると、この
割り込みはCPU21に通知される(S26)。割り込
みハンドラ23は、この割り込みを受けて周期監視タス
ク21に通知する(S27)。周期監視タスク21は、
経過時間判定を行なう(S28)。
【0056】この場合でも、アプリケーションBから要
求追加直後のアプリケーションA、Bそれぞれへの報告
がそれぞれの要求報告間隔とは異なってくる可能性があ
る。特に、アプリケーションAに関しては大きくずれる
可能性があるが、これも誤差があるのは初回報告時のみ
で、2回目以降の報告は要求元が指定した報告間隔で正
しく行なわれる。
【0057】このようにして、更に複数のアプリケーシ
ョンからの周期監視要求にも対応することが可能とな
る。また、アプリケーションからの要求には、オペレー
ションIDを設定することになっているので、同一アプ
リケーションからの複数の要求に対しても対応可能であ
る。
【0058】アプリケーションが周期動作を停止する場
合には、周期監視タスク21に対して周期監視停止要求
を出す。このメッセージには、要求時に設定したオペレ
ーションIDをパラメータとして通知る。周期監視停止
要求を受けた周期監視タスク21は、タスクとオペレー
ションIDが一致する要求に関する周期監視管理テーブ
ルの情報を全て削除する。
【0059】この時、他に周期報告を要求しているアプ
リケーションがない場合には、モデム/LSI10の間
欠受信間隔の倍数を設定する倍数値設定レジスタ12に
対して0を設定する。また、他に周期報告を要求してい
るアプリケーションがある場合には、間欠制御が行われ
ている状態であるか否かを 判定し、再度、最適な間欠
受信間隔の倍数値及び、周期報告判定値を計算し、間欠
受信間隔の倍数値に変更がある場合には、モデム/LS
I10の倍数値設定レジスタ12に対して新たな値を設
定する。
【0060】また、間欠受信間隔が変更になった場合、
無線制御タスク22から周期監視タスク21に対して、
間欠受信間隔変更通知が送信される。間欠受信間隔変更
通知を受けた周期監視タスク21は、周期監視管理テー
ブルに登録してある全ての要求に対して、再度、周期報
告間隔の新しい間欠受信間隔に対する倍数を計算し直
す。次に、それらの最大公約数を求めることで、間欠受
信間隔変更後の最適な間欠受信間隔の倍数値及び、各要
求の周期報告判定値を求め、モデム/LSI10の倍数
値設定レジスタ12に対して、新しい間欠受信間隔の倍
数値を設定する。このようにして、間欠受信間隔が変更
後でも引き続き周期監視制御を行なうことが可能とな
る。
【0061】図9は周期監視タスクにおける処理フロー
を示す図である。先ず、メッセージを受信すると(S
1)、メッセージのチェックを行なう(S2)。そし
て、チェック結果により、以下の6通りに分かれる。無
線制御タスクでは、間欠制御開始通知(S3)、間欠制
御停止通知(S4)、間欠受信間隔変更通知(S5)に
分かれる。各アプリケーションでは、周期監視開始要求
(S6)と周期監視停止要求(S7)に分かれる。割り
込みハンドラは、間欠通知(S8)を行なう。
【0062】図10は間欠制御開始フローを示す図であ
る。間欠制御開始通知があると(S1)、間欠受信間隔
を記憶する(S2)。次に、状態設定(間欠制御中)を
行なう(S3)。次に、周期要求中アプリケーションが
存在するか否かチェックする(S4)。アプリケーショ
ンが存在しない場合には、処理を終了する。
【0063】アプリケーションが存在する場合には、発
行中タイマーを停止し(S5)、全ての要求に対して周
期報告を行なう(S6)。次に、全ての周期報告間隔の
間欠受信間隔に対する倍数を計算する(S7)。この結
果、周期報告間隔は間欠受信間隔の整数倍であるかどう
かチェックする(S8)。整数倍でない場合には、整数
倍になるように小数点以下を四捨五入し(S9)、それ
ぞれの倍数を周期監視管理テーブルに設定し、最大公約
数を計算する(S10)。ステップS8において、整数
倍である場合には、そのままステップS10を実行す
る。
【0064】次に、周期監視管理テーブル全ての周期報
告判定値(倍数/最大公約数)を初期化する(S1
1)。次に、周期監視管理テーブルの全ての間欠通知受
信回数を周期する(S12)。そして、倍数値設定レジ
スタに間欠受信間隔の倍数を設定する(S13)。
【0065】図11は間欠制御停止フローを示す図であ
る。先ず、間欠制御停止通知がくると(S1)、間欠制
御停止中に状態設定する(S2)。次に、周期監視要求
中アプリケーションが存在するか否かをチェックする
(S3)。存在しない場合には、処理を終了する。存在
する場合には、レジスタを初期化する(S4)。そし
て、全ての要求に対して周期報告を行なう(S5)。そ
して、全ての周期報告間隔の最大公約数を計算する(S
6)。
【0066】次に、周期監視管理テーブルの全ての周期
報告判定値を再設定し(S7)、周期監視管理テーブル
の全ての間欠通知受信回数を初期化し(S8)、最大公
約数の時間でタイマーを発行し(S9)、処理を終了す
る。
【0067】図12は間欠受信間隔変更フローを示す図
である。先ず、間欠受信間隔変更通知があると(S
1)、記憶している間欠受信間隔を更新する(S2)。
次に、間欠受信中状態であるかどうかチェックする(S
3)。間欠受信中状態でない場合には、処理は終了す
る。間欠受信中である場合には、全ての周期報告間隔の
間欠受信間隔に対する倍数を計算する(S4)。
【0068】次に、周期報告間隔は間欠受信間隔の整数
倍であるかどうかチェックする(S5)。整数倍でない
場合には、整数倍になるように小数点以下を四捨五入し
た後(S6)、それぞれの倍数を周期監視管理テーブル
に設定し、最大公約数を計算する(S7)。ステップS
5において整数倍である場合もステップS7を行なう。
次に、間欠受信間隔の倍数値設定レジスタに設定されて
いる最大公約数に変更があるかどうかチェックする(S
8)。
【0069】変更がある場合には、周期監視管理テーブ
ルの全ての周期報告判定値を設定する(S9)。この場
合の周期報告判定値=倍数/最大公約数で表される。次
に、周期監視管理テーブルの全ての間欠通知受信回数を
初期化し(S10)、倍数値設定レジスタに間欠受信間
隔の倍数を設定し(S11)、処理を終了する。
【0070】ステップS8において、最大公約数に変更
がない場合には、間欠受信間隔との倍数が変わった要求
のみに対して、周期監視管理テーブル周期報告判定値を
再設定し(S12)、周期監視管理テーブルの該当する
間欠通知受信回数を初期化し(S13)、処理を終了す
る。
【0071】図13は周期監視開始フローを示す図であ
る。先ず、周期監視開始要求があると(S1)、周期監
視管理テーブルに登録する(S2)。そして、間欠受信
状態であるか否かをチェックする(S3)。間欠受信中
でない場合には、全ての周期報告間隔の最大公約数を計
算する(S4)。次に、最大公約数の時間に変更がない
かどうかチェックする(S5)。
【0072】変更がある場合には、周期監視管理テーブ
ルの全ての周期報告判定値を再設定し(S6)、周期監
視管理テーブルの全ての間欠通知受信回数を初期化する
(S7)。そして、最大公約数の時間でタイマーを発行
し(S8)、周期監視開始応答に入る(S21)。
【0073】ステップS5において、最大公約数の時間
に変更がない場合には、周期監視管理テーブルの該当す
る周期報告判定値を設定し(S9)、周期監視管理テー
ブルの該当する間欠通知受信回数を初期化する(S1
0)。ステップS3において、間欠受信中状態である場
合には、周期報告間隔の間欠受信間隔に対する倍数を計
算する(S11)。次に、周期報告間隔は間欠受信間隔
の整数倍であるか否かチェックする(S12)。
【0074】整数倍でない場合には、整数倍になるよう
に小数点以下を四捨五入し(S13)、それぞれの倍数
を周期監視管理テーブルに設定し、最大公約数を計算す
る(S14)。ステップS12において整数倍である場
合には、そのままステップS14に入る。次に、間欠受
信間隔の倍数値設定レジスタに変更がないかどうかをチ
ェックする(S15)。
【0075】変更がある場合には、周期監視管理テーブ
ルの全ての周期報告判定値(=倍数/最大公約数)を設
定し(S16)、周期監視管理テーブルの全ての間欠通
知受信回数を初期化する(S17)。そして、倍数値設
定レジスタに間欠受信間隔の倍数を設定し(S18)、
ステップS21に進む。
【0076】ステップS15において、倍数レジスタ設
定値に変更がない場合には、周期監視管理テーブルの該
当する周期報告判定値を設定し(S19)、周期監視管
理テーブルの該当する間欠通知受信回数を初期化し(S
20)、ステップS21に進む。
【0077】図14は周期監視停止フローを示す図であ
る。先ず、周期監視停止要求があると(S1)、周期監
視管理テーブルの該当部を削除する(S2)。そして、
残りの要求があるかどうかチェックする(S3)。ない
場合には、レジスタを初期化し(S4)、周期監視停止
応答を行なう(S16)。ステップS3において、残り
の要求がある場合には、間欠受信中状態であるかどうか
チェックする(S5)。
【0078】間欠受信中状態でない場合には、残りの周
期報告間隔の最大公約数を計算する(S6)。そして、
最大公約数の時間に変更がないかどうかチェックする
(S7)。変更がある場合には、周期監視管理テーブル
の全ての周期報告判定値を再設定し(S8)、周期監視
管理テーブル全ての間欠通知受信回数を初期化し(S
9)、最大公約数の時間でタイマーを発行する(S1
0)。そして、周期監視停止応答に入る(S16)。
【0079】ステップS7で最大公約数の時間に変更が
ない場合には、周期監視停止応答に入る(S16)。ス
テップS5で、間欠受信中状態である場合には、残りの
倍数の最大公約数を計算し(S11)、間欠受信間隔の
倍数値設定レジスタの設定値に変更がないかどうかチェ
ックする(S12)。変更がある場合には、周期監視管
理テーブルの全ての周期報告判定値を設定する(S1
3)。次に、周期監視管理テーブルの全ての間欠通知受
信回数を初期化し(S14)、倍数値設定レジスタに間
欠受信間隔の倍数を設定し(S15)、周期監視停止応
答に入る。ステップS12で変更がない場合には、ステ
ップS16に入る。
【0080】図15は間欠通知フローを示す図である。
先ず間欠通知がなされると(S1)、周期監視管理テー
ブルの登録件数分繰り返し(S2)、間欠監視管理テー
ブルの間欠通知受信回数をインクリメントし(S3)、
間欠通知受信回数が周期報告判定値設定に達しているか
どうかチェックする(S4)。達していない場合には、
処理を終了する。達している場合には、間欠通知受信回
数を初期化し(S5)、周期報告を行なう(S6)。そ
の後、処理を終了する。
【0081】以上、説明したように、本発明によれば、
携帯電話、PHS、ノートパソコン等、間欠的に基地局
の電波を受信する無線機を搭載する装置において、間欠
受信を行なっている待ち受け動作中のウオッチドッグタ
イマのクリア、複数CPU構成時のCPU間ヘルスチェ
ック、電池電圧の計測、カード等の挿抜検出等の周期動
作する周期監視系アプリケーションが使用するタイマ
を、検出受信間隔を 用いたソフトウェアタイマに統一
することにより、余計なCPUの動作比率を減らし、更
なる低消費電力化が可能な間欠受信制御システムが可能
となる。
【0082】(付記1)間欠受信クロックを入力してカ
ウントするカウンタと、間欠受信間隔の倍数を設定する
レジスタと、該レジスタに設定された値を前記カウンタ
の最大カウント値とするように制御するモデム/LSI
と、該モデム/LSIと接続され、前記カウンタからの
割り込みを受けて周期制御を行なう周期動作制御部と、
を具備して構成される間欠受信制御システム。
【0083】(付記2)前記周期動作制御部は、前記間
欠受信間隔を最小サイクルとする周期タイマとしてのソ
フトウェアタイマを構成することを特徴とする付記1記
載の間欠受信制御システム。
【0084】(付記3)前記周期動作制御部は、前記ソ
フトウェアタイマで、間欠受信間隔が変更になった場合
においても、変更後の間欠受信間隔を最小サイクルとし
た周期タイマとして動作することを特徴とする付記2記
載の間欠受信制御システム。
【0085】(付記4)前記周期動作制御部は、受信待
ち受け動作中に周期動作を必要とする全てのアプリケー
ションの周期起動タイミングを一括管理するタスクを設
け、かつそのタスクで前記ソフトウェアタイマを使用す
ることを特徴とする付記2記載の間欠受信制御システ
ム。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば以
下の効果が得られる。 (1)請求項1記載の発明によれば、間欠受信間隔毎の
クロックを入力とし、周期動作制御手段20が設定した
倍数に達したら、CPU21に対して割り込み信号を通
知することで、間欠受信サイクルを最小サイズとする周
期タイマを実現することができる。 (2)請求項2記載の発明によれば、間欠受信間隔を最
小サイクルとする周期タイマを実現することができる。 (3)請求項3記載の発明によれば、間欠受信間隔が変
更になった場合においても、変更後の間欠受信間隔を最
小とした周期タイマとして動作させることができる。
【0087】このように、本発明によれば、更なる低消
費電力化を図ることができる間欠受信制御システムを提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態例を示すブロック図であ
る。
【図3】周期動作制御手段のソフトウェア構成を示す図
である。
【図4】本発明の動作シーケンスを示す図である。
【図5】周期監視管理テーブルの構成例を示す図であ
る。
【図6】周期監視管理テーブルの構成例を示す図であ
る。
【図7】周期監視管理テーブルの構成例を示す図であ
る。
【図8】周期監視管理テーブルの構成例を示す図であ
る。
【図9】周期監視タスクにおける処理フローを示す図で
ある。
【図10】間欠制御開始フローを示す図である。
【図11】間欠制御停止フローを示す図である。
【図12】間欠受信間隔変更フローを示す図である。
【図13】周期監視開始フローを示す図である。
【図14】周期監視停止フローを示す図である。
【図15】間欠通知フローを示す図である。
【図16】間欠受信の説明図である。
【図17】無線機の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 モデム/LSI 11 カウンタ 12 倍数値設定レジスタ 20 周期動作制御手段 21 CPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安藤 嘉浩 宮城県仙台市青葉区一番町3丁目3番5号 富士通東日本コミュニケーション・シス テムズ株式会社内 Fターム(参考) 5K047 BB01 JJ02 MM11 MM23 MM27 MM56 5K067 AA43 BB04 CC22 DD30

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 間欠受信クロックを入力してカウントす
    るカウンタと、間欠受信間隔の倍数を設定する倍数値設
    定レジスタと、該レジスタに設定された値を前記カウン
    タの最大カウント値とするように制御するモデム/LS
    Iと、 該モデム/LSIと接続され、前記カウンタからの割り
    込みを受けて周期制御を行なう周期動作制御部と、を具
    備して構成される間欠受信制御システム。
  2. 【請求項2】 前記周期動作制御部は、前記間欠受信間
    隔を最小サイクルとする周期タイマとしてのソフトウェ
    アタイマを構成することを特徴とする請求項1記載の間
    欠受信制御システム。
  3. 【請求項3】 前記周期動作制御部は、前記ソフトウェ
    アタイマで、間欠受信間隔が変更になった場合において
    も、変更後の間欠受信間隔を最小サイクルとした周期タ
    イマとして動作することを特徴とする請求項2記載の間
    欠受信制御システム。
JP2002093743A 2002-03-29 2002-03-29 間欠受信制御システム Withdrawn JP2003298493A (ja)

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