JP2003298443A - 低雑音コンバータ - Google Patents

低雑音コンバータ

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JP2003298443A
JP2003298443A JP2002103719A JP2002103719A JP2003298443A JP 2003298443 A JP2003298443 A JP 2003298443A JP 2002103719 A JP2002103719 A JP 2002103719A JP 2002103719 A JP2002103719 A JP 2002103719A JP 2003298443 A JP2003298443 A JP 2003298443A
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JP
Japan
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polarization
band
frequency
low noise
frequency band
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JP2002103719A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Fujimoto
和広 藤本
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Superheterodyne Receivers (AREA)
  • Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 狭帯域偏波側の受信帯域以外の周波数帯の利
得を低減することにより、信号ラインを伝わる交差偏波
成分を低減できる低雑音コンバータを提供する。 【解決手段】 L偏波,R偏波(またはH偏波,V偏
波)の受信周波数信号を中間周波信号に周波数変換する
衛星放送用低雑音コンバータにおいて、一方側の偏波の
受信周波数帯域が、他方側の偏波の受信周波数帯域にお
ける高域の周波数帯のみとなるように選ばれていて、各
偏波の受信信号を低雑音増幅するLNA20のうち、受
信周波数帯域が高域の周波数帯に選ばれているアンプ2
1,22に関連して周波数の低域の利得を低減するため
のトラップ回路をLNA部に挿入することにより、狭帯
域側の信号ラインを伝わる低域の交差偏波成分を抑制す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は高周波回路および
それを備えた低雑音コンバータに関し、特に、衛星放送
用低雑音ダウンコンバータ(Low Noise Bl
ockdownConverter:LNB))の低雑
音高周波増幅部等に用いられる高周波回路に関し、特に
複数の偏波を受信する高周波回路に関する。
【0002】
【従来の技術】まず、代表的な衛星放送システムについ
て説明する。LNBは、衛星放送受信用アンテナに取り
付けられるもので、衛星から到来する周波数が12GH
z帯の微弱電波を1GHz帯の中間周波数(IF周波
数)に周波数変換し、かつ、低雑音増幅し、次に接続さ
れるいわゆるDBSチューナに低雑音でかつ十分なレベ
ルの信号を供給する。DBSチューナは同軸ケーブルか
ら与えられるこの信号を内部回路によって処理し、テレ
ビジョン受像機に与える。
【0003】次に、図6を参照して、一般的なLNBに
ついて説明する。衛星から到来する12GHz帯の信号
は、導波管などから構成されるRF入力部内のアンテナ
プローブ1で受信され、低雑音増幅器(Low Noi
se Amprifier:LNA)2で低雑音増幅さ
れた後、必要な周波数帯域を通過させ帯域外の信号を除
去する役目を持つBPF(Band Pass Fil
ter)3を通過する。
【0004】その後、局部発振器5からの発振信号が注
入されたミキサ(Mixer)4に入力され、ここで1
GHz帯のIF(中間周波)帯域のIF信号に周波数変
換される。そして、適切な雑音特性と利得特性を持つよ
うにIFアンプ6に伝達・増幅され、IF出力端子7か
らIF信号が出力され、後段の図示しないテレビジョン
受像機に受信映像が映し出される。テレビジョン受像機
からはIF出力端子7に直流電圧が供給されており、こ
の直流電圧はLNB内のレギュレータ8によって抽出さ
れ、電源回路9により各回路に直流電圧が供給される。
【0005】また、衛星からの到来電波には、R偏波・
L偏波(またはH偏波・V偏波)という2種類の偏波が
ある。この場合、LNA2はR偏波・L偏波それぞれに
対応して設けられており、LNA2の後でR偏波・L偏
波の信号ラインが結合される。また、R偏波・L偏波ど
ちらかの信号を受信するため、R偏波側LNAが動作し
ているときはL偏波側LNAは動作せず、逆に、L偏波
側LNAが動作しているときはR偏波側LNAは動作し
ないようになっている。次に、信号ラインが結合された
後、LPF3を通過し、ミキサ4にて局部発振器5から
の局部発振信号と混合され、IF信号に周波数変換が行
われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の技術で
は、LNA2では狭帯域偏波側の受信帯域以外における
周波数帯の信号も通過してしまっていた。このために交
差偏波特性が劣化するという問題があった。
【0007】それゆえに、この発明の主たる目的は、L
NA部へのトラップ挿入や、両偏波共通で使用していた
LPFを別々にし、遮断周波数を変更することで、狭帯
域偏波側の受信帯域以外の周波数帯の利得を低減するこ
とにより、信号ラインを伝わる交差偏波成分を低減でき
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、L偏波,R
偏波(またはH偏波,V偏波)の受信周波数信号を中間
周波信号に周波数変換する衛星放送用低雑音コンバータ
において、一方側の偏波の受信周波数帯域が、他方側の
偏波の受信周波数帯域における高域の周波数帯のみとな
るように選ばれていて、各偏波の受信信号を低雑音増幅
する低雑音増幅回路を含み、低雑音増幅回路のうち、受
信周波数帯域が高域の周波数帯に選ばれている低雑音増
幅回路に関連して周波数の低域の利得を低減するための
トラップ回路を挿入したことを特徴とする。
【0009】これにより、狭帯域側の信号ラインを伝わ
る低域の交差偏波成分を抑制できる。
【0010】他の発明は、L偏波,R偏波(またはH偏
波,V偏波)の受信周波数信号を中間周波信号に周波数
変換する衛星放送用低雑音コンバータにおいて、一方側
の偏波の受信周波数帯域が、他方側の偏波の受信周波数
帯域における高域の周波数帯のみとなるように選ばれて
いて、各偏波の受信信号を低雑音増幅する低雑音増幅回
路と、各低雑音増幅回路の出力に接続されるフィルタ回
路を含み、フィルタのうち、受信周波数帯域が高域の周
波数帯に選ばれている一方側のフィルタの遮断周波数を
高く選んだことを特徴とする。
【0011】これにより、狭帯域側の信号ラインを伝わ
る低域の交差偏波成分を抑制できる。
【0012】また、他の発明は、L偏波,R偏波(また
はH偏波,V偏波)の受信周波数信号を中間周波信号に
周波数変換する衛星放送用低雑音コンバータにおいて、
一方側の偏波の受信周波数帯域が、他方側の偏波の受信
周波数帯域における低域の周波数帯のみとなるように選
ばれていて、各偏波の受信信号を低雑音増幅する低雑音
増幅回路と、各低雑音増幅回路の出力に接続されるフィ
ルタ回路とを含み、フィルタのうち、受信周波数帯域が
低域の周波数帯に選ばれている一方側のフィルタをバン
ドパスフィルタとすることを特徴とする。
【0013】これにより、狭帯域側の信号ラインを伝わ
る高域の交差偏波成分を抑制できる。
【0014】さらに、他の発明は、L偏波,R偏波(ま
たはH偏波,V偏波)の受信周波数信号を中間周波信号
に周波数変換する衛星放送用低雑音コンバータにおい
て、一方側の偏波の受信周波数帯域が、他方側の偏波の
受信周波数帯域における中央部の周波数帯のみとなるよ
うに選ばれていて、各偏波の受信信号を低雑音増幅する
低雑音増幅回路と、各低雑音増幅器の出力に接続される
フィルタ回路を含み、フィルタのうち、受信周波数帯域
が高域の周波数帯に選ばれている一方側のフィルタをバ
ンドパスフィルタとすることを特徴とする。
【0015】これにより、狭帯域側の信号ラインを伝わ
る低域および高域の交差偏波成分を抑制できる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の一実施形態にお
けるLNBのブロック図である。図1において、LNB
は図5と同様にして、アンテナプローブ1と、LNA2
0と、BPF3と、ミキサ4と、局部発振器5と、IF
アンプ6と、IF出力端子7と、レギュレータ8と、電
源回路9とから構成されている。
【0017】LNA20は低雑音のアンプ21,22,
23および24と、コンデンサC1,C2およびC3
と、電源IC25とから構成されている。そして、アン
プ21とコンデンサC1とアンプ22とコンデンサC2
とが直列接続され、アンテナプローブ1から狭帯域偏波
(L偏波)側の受信信号が与えられる。また、アンプ2
3とコンデンサC3とアンプ24とが直列接続され、ア
ンテナプローブ1から広帯域偏波(R偏波)側の受信信
号が与えられる。
【0018】コンデンサC1,C2は狭帯域偏波(L偏
波)側のアンプ21,22に広帯域偏波(R偏波)側の
受信周波数における低域の利得を低減するためのトラッ
プ回路を構成している。これにより狭帯域(L偏波)側
の信号ラインを伝わる低域の交差偏波成分を抑制でき
る。コンデンサC3は広帯域偏波(R偏波)側のアンプ
23における狭帯域偏波(L偏波)側の信号ラインに伝
わる低域の交差偏波成分を抑制する。それ以外の動作は
従来例の図6と同じである。
【0019】このように、一方の偏波の受信帯域が他方
の偏波の受信帯域の一部であるようなLNA20におい
て狭帯域側のアンプ21,22のコンデンサC1,C2
からなるトラップ回路を挿入することにより、信号ライ
ンに伝送する低域の交差偏波成分を抑制できる。
【0020】図2はこの発明の他の実施形態におけるL
NBのブロック図である。図6の従来例のLNBでは、
LNA2の出力に狭帯域偏波(L偏波)側の受信信号
と、広帯域偏波(R偏波)側受信信号とを共通のBPF
3に入力していたのに対して、この実施形態は、LNA
2の出力とミキサ4との間にイメージ周波数を遮断する
ためのLPF31,32を個別に挿入したものである。
【0021】図3は図2に示した実施形態の動作を説明
するための周波数分布図である。LNBの受信周波数が
図3に示すようにたとえば広帯域側で11.71GHz
〜12.75GHzであり、狭帯域側で12.20GH
z〜12.75GHzであるとすると、イメージ周波数
は、広帯域側で8.606GHz〜9.646GHzと
なり、狭帯域側で8.606GHz〜9.156GHz
となる。
【0022】したがって、狭帯域偏波側のLPF31と
して広帯域偏波側のイメージ周波数8.606GHz〜
9.646GHzを除去するために遮断周波数が9.6
46GHzのものを用い、広帯域偏波側のLPF32と
して狭帯域偏波側のイメージ周波数8.606GHz〜
9.156GHzを除去するために遮断周波数が9.1
56GHzのものを用いればよいことが分かる。このよ
うに狭帯域偏波(L偏波)側のLPF31の遮断周波数
を高くすることにより、狭帯域偏波(L偏波)側の信号
ラインを伝わる低域の交差偏波成分を抑制することがで
きる。
【0023】図4はこの発明のさらに他の実施形態を説
明するための周波数分布図である。この実施形態では、
LNBの受信周波数が図4に示すようにたとえば広帯域
側で11.71GHz〜12.75GHzであり、狭帯
域側が広帯域側の低域側であって11.71GHz〜1
2.20GHzであるとすると、イメージ周波数は、広
帯域側で8.606GHz〜9.646GHzとなり、
狭帯域側で9.156GHz〜9.648GHzとな
る。
【0024】この実施形態の場合には、図2に示した狭
帯域偏波(L偏波)側のLPF31をBPFにして、遮
断周波数を9.156GHz〜9.646GHzに選べ
ば、広帯域偏波(R偏波)側のイメージ周波数成分を除
去することができ、狭帯域偏波(L偏波)側の信号ライ
ンを伝わる高域の交差偏波成分を抑制できる。
【0025】図5はこの発明のさらにその他の実施形態
を説明するための周波数分布図である。この実施形態で
は、LNBの受信周波数が図5に示すようにたとえば広
帯域側で11.71GHz〜12.75GHzであり、
狭帯域側が広帯域側の中央のみであって12.00GH
z〜12.50GHzであるとすると、イメージ周波数
は、広帯域側で8.606GHz〜9.646GHzと
なり、狭帯域側で8.816GHz〜9.356GHz
となる。
【0026】この実施形態の場合には、図2に示した狭
帯域偏波(L偏波)側のLPF31をBPFにして、遮
断周波数を8.816GHz〜9.356GHzに選べ
ば、広帯域偏波(R偏波)側のイメージ周波数成分を除
去することができ、狭帯域偏波(L偏波)側の信号ライ
ンを伝わる低域および高域の交差偏波成分を抑制でき
る。
【0027】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0028】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、一方
側の偏波の受信周波数帯域が、他方の偏波の受信周波数
帯域の一部であるような低雑音増幅回路において、狭帯
域側のLNA部にトラップを挿入したり、狭帯域偏波側
と広帯域偏波側共通で使用しているフィルタを、各々別
にして必要な帯域以外の周波数の利得を低減することに
より、信号ラインを伝送する交差偏波成分を抑制するこ
とができる。これにより、交差偏波特性を改善すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態におけるLNBのブロ
ック図である。
【図2】 この発明の他の実施形態におけるLNBのブ
ロック図である。
【図3】 図2に示した実施形態の動作を説明するため
の周波数分布図である。
【図4】 この発明のさらに他の実施形態を説明するた
めの周波数分布図である。
【図5】 この発明のさらにその他の実施形態を説明す
るための周波数分布図である。
【図6】 従来のLNBの回路ブロック図である。
【符号の説明】
1 アンテナプローブ、2,20 LNA、31,32
LPF、4 ミキサ、5 局部発振器、6 IFアン
プ、7 IF出力端子、8 レギュレータ、9電源回
路、21〜24 アンプ、25 電源IC、C1〜C3
コンデンサ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 L偏波,R偏波(またはH偏波,V偏
    波)の受信周波数信号を中間周波信号に周波数変換する
    衛星放送用低雑音コンバータにおいて、 一方側の偏波の受信周波数帯域が、他方側の偏波の受信
    周波数帯域における高域の周波数帯のみとなるように選
    ばれていて、 前記各偏波の受信信号を低雑音増幅する低雑音増幅回路
    を含み、前記低雑音増幅回路のうち、前記受信周波数帯
    域が高域の周波数帯に選ばれている低雑音増幅回路に関
    連して周波数の低域の利得を低減するためのトラップ回
    路を挿入したことを特徴とする、低雑音コンバータ。
  2. 【請求項2】 L偏波,R偏波(またはH偏波,V偏
    波)の受信周波数信号を中間周波信号に周波数変換する
    衛星放送用低雑音コンバータにおいて、 一方側の偏波の受信周波数帯域が、他方側の偏波の受信
    周波数帯域における高域の周波数帯のみとなるように選
    ばれていて、 前記各偏波の受信信号を低雑音増幅する低雑音増幅回路
    と、 前記各低雑音増幅回路の出力に接続されるフィルタ回路
    を含み、 前記フィルタのうち、前記受信周波数帯域が高域の周波
    数帯に選ばれている一方側のフィルタの遮断周波数を高
    く選んだことを特徴とする、低雑音コンバータ。
  3. 【請求項3】 L偏波,R偏波(またはH偏波,V偏
    波)の受信周波数信号を中間周波信号に周波数変換する
    衛星放送用低雑音コンバータにおいて、 一方側の偏波の受信周波数帯域が、他方側の偏波の受信
    周波数帯域における低域の周波数帯のみとなるように選
    ばれていて、 前記各偏波の受信信号を低雑音増幅する低雑音増幅回路
    と、 前記各低雑音増幅回路の出力に接続されるフィルタ回路
    とを含み、 前記フィルタのうち、前記受信周波数帯域が低域の周波
    数帯に選ばれている一方側のフィルタをバンドパスフィ
    ルタとすることを特徴とする、低雑音コンバータ。
  4. 【請求項4】 L偏波,R偏波(またはH偏波,V偏
    波)の受信周波数信号を中間周波信号に周波数変換する
    衛星放送用低雑音コンバータにおいて、 一方側の偏波の受信周波数帯域が、他方側の偏波の受信
    周波数帯域における中央部の周波数帯のみとなるように
    選ばれていて、 前記各偏波の受信信号を低雑音増幅する低雑音増幅回路
    と、 前記各低雑音増幅器の出力に接続されるフィルタ回路を
    含み、 前記フィルタのうち、前記受信周波数帯域が高域の周波
    数帯に選ばれている一方側のフィルタをバンドパスフィ
    ルタとすることを特徴とする、低雑音コンバータ。
JP2002103719A 2002-04-05 2002-04-05 低雑音コンバータ Withdrawn JP2003298443A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100867075B1 (ko) 2006-08-31 2008-11-04 가부시키가이샤 히다치 고쿠사이 덴키 교차 편파 대응의 전송 방법

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Effective date: 20050607