JP2003298267A - 筐体放熱構造 - Google Patents

筐体放熱構造

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JP2003298267A
JP2003298267A JP2002098470A JP2002098470A JP2003298267A JP 2003298267 A JP2003298267 A JP 2003298267A JP 2002098470 A JP2002098470 A JP 2002098470A JP 2002098470 A JP2002098470 A JP 2002098470A JP 2003298267 A JP2003298267 A JP 2003298267A
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JP
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heat dissipation
heat
heating element
built
housing
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JP2002098470A
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Shinichi Kitago
伸一 北郷
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FDK Corp
Original Assignee
FDK Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 LSIチップなどの発熱体を内蔵するスイッ
チング・ハブにおいて、騒音や寿命の問題がなく、しか
も放熱効率に優れた筐体放熱構造を提供する。 【解決手段】 ダボ加工または絞り加工によって内蔵ユ
ニット筐体3に発熱体当接部7を凹設し、発熱体当接部
7に熱伝導性ゴムシート9を介して発熱体5を当接させ
る。そして、この内蔵ユニット筐体3を本体装置筐体2
に内接させる。これにより、発熱体5の熱が熱伝導性ゴ
ムシート9を通じて内蔵ユニット筐体3に効率よく伝わ
り、さらに熱伝導で本体装置筐体2の外に放熱される。
排気ファンが要らないため、騒音や寿命の問題が発生し
ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LSIチップなど
の発熱体を内蔵するスイッチング・ハブ(スイッチング
機能を有する集線装置)その他の箱形装置に適用するに
好適な筐体放熱構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の筐体放熱構造の代表例を示
す模式図である。
【0003】従来この種の箱形装置においては、図3に
示すように、本体装置筐体2に内蔵ユニット筐体3が格
納され、この内蔵ユニット筐体3に発熱体5が内蔵され
ることが多く、その放熱構造としては主に次の3つが採
用されていた。
【0004】第1の放熱構造は、図3(a)に示すよう
に、本体装置筐体2および内蔵ユニット筐体3にできる
だけ多くの通気孔2a、3aを開けることにより、この
通気孔2a、3aを通じて発熱体5の熱を自然対流で本
体装置筐体2の外に逃がすものである。
【0005】第2の放熱構造は、図3(b)に示すよう
に、本体装置筐体2および内蔵ユニット筐体3に通気孔
2a、3aを開けておき、排気ファン4を用いて発熱体
5の熱を強制的に本体装置筐体2の外に逃がすものであ
る。
【0006】第3の放熱構造は、図3(c)に示すよう
に、内蔵ユニット筐体3を本体装置筐体2に内接させる
ことにより、発熱体5の熱を熱伝導で本体装置筐体2の
外に逃がすものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これでは次の
ような不都合があった。
【0008】第1の放熱構造では、通気孔2a、3aの
総面積が大きいほど放熱効率が向上するが、実際には通
気孔2a、3aの大きさや数に限りがあるので、所望の
放熱効率を達成できるとは限らない。
【0009】第2の放熱構造では、排気ファン4の使用
に伴って騒音や寿命(メンテナンス)の問題が発生す
る。
【0010】第3の放熱構造では、内蔵ユニット筐体3
の内部で分散している発熱体の熱を効率よく逃がすこと
ができない。
【0011】本発明は、このような事情に鑑み、騒音や
寿命の問題がなく、しかも放熱効率に優れた筐体放熱構
造を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】まず、本発明のうち請求
項1に係る発明は、本体装置筐体(2)に内蔵ユニット
筐体(3)が格納され、この内蔵ユニット筐体に発熱体
(5)が内蔵された箱形装置(1)の筐体放熱構造にお
いて、前記内蔵ユニット筐体に発熱体当接部(7)を凹
設し、この発熱体当接部に熱伝導性部材(9)を介して
前記発熱体を当接させて構成される。ここで、箱形装置
の代表例としてはスイッチング・ハブを挙げることがで
き、熱伝導性部材の代表例としては熱伝導性ゴムシー
ト、グリス、コンパウンドを挙げることができる。
【0013】また、本発明のうち請求項2に係る発明
は、上記発熱体当接部(7)をダボ加工または絞り加工
によって凹設して構成される。
【0014】これらの構成を採用することにより、発熱
体の熱が熱伝導性部材を通じて内蔵ユニット筐体に効率
よく逃げるように作用する。
【0015】さらに、本発明のうち請求項3に係る発明
は、上記内蔵ユニット筐体(3)を本体装置筐体(2)
に内接させて構成される。かかる構成により、内蔵ユニ
ット筐体に伝わった発熱体の熱が熱伝導で本体装置筐体
の外に逃げるように作用する。
【0016】なお、括弧内の符号は図面において対応す
る要素を表す便宜的なものであり、したがって、本発明
は図面上の記載に限定拘束されるものではない。このこ
とは「特許請求の範囲」の欄についても同様である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明に係る筐体放熱構造が
適用されたスイッチング・ハブの一実施形態を示す図で
あって、(a)はその正面図、(b)はその内蔵ユニッ
ト筐体の拡大図、図2は図1(b)に示すスイッチング
・ハブの内蔵ユニット筐体を示す図であって、(a)は
その平面図、(b)はその発熱体当接部の拡大図、
(c)は(b)のC−C線による断面図である。
【0018】この筐体放熱構造が適用されたスイッチン
グ・ハブ1は、図1(a)に示すように、アルミニウム
からなる六面体状の本体装置筐体2を有しており、本体
装置筐体2内には、その内面に当接するようにアルミニ
ウム製の六面体状の内蔵ユニット筐体3が格納されてい
る。内蔵ユニット筐体3内には、図1(b)に示すよう
に、複数個のLSIチップなどの発熱体5が2枚の回路
基板6に搭載された形で内蔵されており、各発熱体5に
対向する形で内蔵ユニット筐体3の一部にはそれぞれ発
熱体当接部7がダボ加工または絞り加工によって凹設さ
れている。
【0019】すなわち、内蔵ユニット筐体3には、図2
(b)、(c)に示すように、一対の長孔8、8が互い
に平行となる形で貫通して穿設されており、これら長孔
8、8間には、ダボ加工または絞り加工によって内蔵ユ
ニット筐体3の一部を正方形状に凹ませ、さらにその中
央部を円形状に凹ませた発熱体当接部7が形成されてい
る。
【0020】そして、発熱体5と発熱体当接部7との間
には、図1(b)に示すように、所定の熱抵抗(例え
ば、0.8℃/W)を有する熱伝導性ゴムシート9が介
在しており、この熱伝導性ゴムシート9は発熱体5およ
び発熱体当接部7に押圧されて少し縮んだ形で発熱体5
のほぼ全面に当接した状態となっている。
【0021】スイッチング・ハブ1は以上のような構成
を有するので、このスイッチング・ハブ1の使用に伴っ
て発熱体5が発熱すると、その熱は熱伝導性ゴムシート
9を通じて内蔵ユニット筐体3に効率よく伝わり、さら
に熱伝導で本体装置筐体2の外に放熱されるので、スイ
ッチング・ハブ1は放熱効率に優れる。また、排気ファ
ンを使わないため、騒音や寿命の問題が発生する恐れも
ない。
【0022】上述した効果を確認するため、屋外設置仕
様の密閉型スイッチング・ハブについて、図3(c)に
示す従来品と本発明品の放熱性能を比較したところ、従
来品と比べて本発明品では発熱体の昇温を10℃以上抑
えることができた。
【0023】なお、上述の実施形態においては、箱形装
置としてスイッチング・ハブ1を採用し、熱伝導性部材
として熱伝導性ゴムシート9を用いた場合について説明
したが、スイッチング・ハブ1以外の箱形装置や熱伝導
性ゴムシート9以外の熱伝導性部材(例えば、グリス、
コンパウンド)を代用することも可能である。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1、2に係る発明によれば、発熱体の熱が熱伝導性部
材を通じて内蔵ユニット筐体に効率よく逃げることか
ら、騒音や寿命の問題がなく、しかも放熱効率に優れた
筐体放熱構造を提供することができる。
【0025】さらに、本発明のうち請求項3に係る発明
によれば、内蔵ユニット筐体に伝わった発熱体の熱が熱
伝導で本体装置筐体の外に逃げるため、上述した効果が
一層顕著なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る筐体放熱構造が適用されたスイッ
チング・ハブの一実施形態を示す図であって、(a)は
その正面図、(b)はその内蔵ユニット筐体の拡大図で
ある。
【図2】図1(b)に示すスイッチング・ハブの内蔵ユ
ニット筐体を示す図であって、(a)はその平面図、
(b)はその発熱体当接部の拡大図、(c)は(b)の
C−C線による断面図である。
【図3】従来の筐体放熱構造の代表例を示す模式図であ
る。
【符号の説明】
1……スイッチング・ハブ(箱形装置) 2……本体装置筐体 3……内蔵ユニット筐体 5……発熱体 7……発熱体当接部 9……熱伝導性ゴムシート(熱伝導性部材)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体装置筐体(2)に内蔵ユニット筐体
    (3)が格納され、この内蔵ユニット筐体に発熱体
    (5)が内蔵された箱形装置(1)の筐体放熱構造にお
    いて、 前記内蔵ユニット筐体に発熱体当接部(7)を凹設し、 この発熱体当接部に熱伝導性部材(9)を介して前記発
    熱体を当接させたことを特徴とする筐体放熱構造。
  2. 【請求項2】 発熱体当接部(7)をダボ加工または絞
    り加工によって凹設したことを特徴とする請求項1に記
    載の筐体放熱構造。
  3. 【請求項3】 内蔵ユニット筐体(3)を本体装置筐体
    (2)に内接させたことを特徴とする請求項1または請
    求項2に記載の筐体放熱構造。
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