JP2003297321A - 二次電池の放充電装置 - Google Patents
二次電池の放充電装置Info
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Abstract
を速やかに排気することができる二次電池の放充電装置
を提供すること。 【解決手段】 二次電池収容室21を備え、該二次電池
収容室21に収容された二次電池10の放電または充電
を行う二次電池の放充電装置20において、前記二次電
池10からのガス発生を検出するガス発生検出手段22
と、前記二次電池収容室21内の気体を外部に排気する
換気扇(排気手段)23と、前記該ガス発生検出手段2
2によって前記二次電池10からガスが発生したことが
検出された場合に換気扇23を駆動させる排気手段起動
部24とを備えていることを特徴とする。
Description
充電する、または二次電池を放電させるための放充電装
置に関する。
る。ここで、図中の符号1はケース、2は正極、3は負
極、4はセパレータ、5は正極端子、6は負極端子、7
は安全弁、10はリチウム二次電池を示しており、ケー
ス1内には電解液(図示省略)が充填されている。この
リチウム二次電池10では、ケース1内において正極
2、セパレータ4、負極3、セパレータ4、正極2、セ
パレータ4、負極3・・・の順に多数積層され、全ての
正極2及び負極3がそれぞれ並列に接続されている。ま
た、各正極2はその上端2aにおいて正極端子5に接続
され、同じく各負極3はその上端3aにおいて負極端子
6にそれぞれ接続されている。すなわち、正極2、セパ
レータ4及び負極3により構成された多数の単位電池
が、ケース1内に全て並列に接続された構成となってい
る。
二次電池では、何らかの原因で短絡したり加熱された場
合、電解液である有機溶媒が蒸発して電池の内圧が上昇
する。そこで一定圧力で安全弁7が開き、有機ガスを容
器外へ逃がす仕組みになっている。しかしながら、放充
電装置を用いて二次電池を放充電している場合に有機ガ
スが排出された場合は、二次電池外であって放充電装置
内に有機ガスが溜まるおそれがある。一般的に有機ガス
は空気と混合すると引火しやすく、放充電装置の回路を
焼くおそれがある。放充電装置には回路冷却用に冷却フ
ァンが設けられているものもあるが、このような小さな
ファンでは有機ガスを装置外に排気する速度が遅いだけ
ではなく、空気とより混合して引火しやすくなるという
問題があった。
あり、二次電池から発生する可能性のある有機ガスを速
やかに排気することができる二次電池の放充電装置を提
供することを目的とする。
は、二次電池収容室を備え、該二次電池収容室に収容さ
れた二次電池の放電または充電を行う二次電池の放充電
装置において、前記二次電池からのガス発生を検出する
ガス発生検出手段と、前記二次電池収容室内の気体を外
部に排気する排気手段と、前記該ガス発生検出手段によ
って前記二次電池からガスが発生したことが検出された
場合に前記排気手段を駆動させる排気手段起動部とを備
えていることを特徴とする。
発生した場合に、排気手段が起動されてガスを排気する
ことができる。排気手段は排気速度を速いものを採用す
ることができる。また、排気手段は通常時には停止させ
ておくことができる。
の二次電池の放充電装置において、前記排気手段は、前
記二次電池収容室内のガス中の可燃ガス濃度を爆発限界
濃度以下に保つように,ガスを排気できる能力を備えて
いることを特徴とする。
電池が有する電解液が蒸発しても,前記二次電池収容室
内が爆発限界濃度以下になるように排気することができ
る能力を備えている。
2に記載の二次電池の放充電装置において、前記ガス排
気手段として、ガスを前記二次電池収容室内に送り込む
装置を備えていることを特徴とする。
スボンベ等からガスなどを供給する能力を備えているこ
とにより、二次電池収容室内の可燃ガスが爆発限界濃度
に達する前に速やかに外部に排気される。
いずれかに記載の二次電池の放充電装置において、前記
排気手段は、防爆仕様の換気扇であることを特徴とす
る。
ガスを排気させる際に、ガスに引火することが防止され
る。
に記載の二次電池の放充電装置において、前記ガス発生
検出手段は、有機ガスセンサであることを特徴とする。
た有機ガスを直接検出することによって排気手段を起動
する。
に記載の二次電池の放充電装置において、前記ガス発生
検出手段は、二次電池の温度を検出する温度センサであ
ることを特徴とする。
くなったことに基づいて、間接的に有機ガスの発生を検
出して排気手段を起動する。
て、図面を参照して説明する。図1に示したものは、本
実施形態の二次電池の放充電装置である。図において、
符号20は二次電池の放充電装置、21は放充電装置2
0に設けられた二次電池10を収容するための二次電池
収容室、22は二次電池10からのガス発生を検出する
ガス発生検出手段、23は二次電池収容室21内の気体
を外部に排気する換気扇(排気手段)あるいはガスの供
給装置、24はガス発生検出手段22によって二次電池
10からガスが発生したことが検出された場合に換気扇
23を駆動させる排気手段起動部である。また、符号2
5は放充電装置20を制御する電子回路、26は吸気口
である。
する有機ガスセンサであるが、このほかに二次電池10
の温度を検出する温度センサ(熱電対、赤外線センサな
ど)であってもよい。なお、熱電対を採用する場合に
は、二次電池10に触れさせておく。
なお、変形例として、換気扇23の換わりに二次電池収
容室21内にガスを送り込むガス供給装置を設けてもよ
い。この場合、ガス供給装置は防爆仕様のものを採用す
る。供給ガスとしてはボンベから供給される不燃性ガス
(アルゴンや窒素など)が望ましいが,爆発限界濃度以下
を保つ供給量があれば,コンプレッサやボンベから供給
される空気でも良い。
池の放充電装置は、以下のように動作する。放充電装置
20の二次電池収容室21内に二次電池10を収容し、
放充電作業を行う。その過程において、何らかの原因で
短絡したり加熱された場合、電解液である有機溶媒が蒸
発して電池の内圧が上昇する。そこで一定圧力で安全弁
7が開き、有機ガスを容器外へ逃がす。二次電池10外
であって二次電池収容室21内に逃がされた有機ガス
は、ガス発生検出手段22により検出される。そして、
排気手段起動部24が有機ガスの検出に基づいて換気扇
23を起動する。換気扇23は、有機ガスが引火濃度に
達するより速く排気するのに十分な能力を有しているた
め、有機ガスは速やかに排気される。また、防爆仕様で
あるため、排気に際しての引火も防ぐことができる。こ
のように、本実施形態の二次電池の放充電装置において
は、二次電池から発生する有機ガスを速やかに排気する
ことができ、電子回路25を保護することができる。ま
た、ガスが発生していないときには換気扇23またはガ
ス供給装置を停止しておくことができる。
ンサを用いる場合には、二次電池10の温度または二次
電池収容室21内の温度が所定(例えば100度)以上
に高まった場合に、排気手段起動部24が換気扇23ま
たはガス供給装置を起動する。この場合には、実際に有
機ガスが二次電池10から漏れていなくても未然に排気
を開始することができる。
以下の効果を得ることができる。請求項1に記載の発明
によれば、二次電池からガスが発生した場合に、排気手
段が起動されてガスを速やかに排気することができる。
請求項2に記載の発明によれば、二次電池収容室内のガ
スが爆発限界濃度に達する前に速やかにガスを外部に排
気することができる。請求項3に記載の発明によれば、
二次電池収容室内のガスが爆発限界濃度に達する前に速
やかに可燃ガスを外部に排気することができる。請求項
4に記載の発明によれば、二次電池収容室内のガスを排
気させる際に、ガスに引火してしまうことを防止するこ
とができる。請求項5に記載の発明によれば、二次電池
から発生した有機ガスを直接検出することによって排気
手段を起動することができる。請求項6に記載の発明に
よれば、二次電池の温度が高くなったことに基づいて、
間接的に有機ガスの発生を検出して排気手段を起動する
ことができる。
放充電装置の全体構成を示した概略図である。
る。
Claims (6)
- 【請求項1】 二次電池収容室を備え、該二次電池収容
室に収容された二次電池の放電または充電を行う二次電
池の放充電装置において、 前記二次電池からのガス発生を検出するガス発生検出手
段と、 前記二次電池収容室内の気体を外部に排気する排気手段
と、 前記該ガス発生検出手段によって前記二次電池からガス
が発生したことが検出された場合に前記排気手段を駆動
させる排気手段起動部とを備えていることを特徴とする
二次電池の放充電装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の二次電池の放充電装置
において、 前記排気手段は、前記二次電池収容室内のガス中の可燃
ガス濃度を爆発限界濃度以下に保つように,ガスを排気
できる能力を備えていることを特徴とする二次電池の放
充電装置。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の二次電池の放
充電装置において、 前記ガス排気手段として、ガスを前記二次電池収容室内
に送り込む装置を備えていることを特徴とする二次電池
の放充電装置。 - 【請求項4】 請求項1から3いずれかに記載の二次電
池の放充電装置において、 前記排気手段は、防爆仕様の換気扇であることを特徴と
する二次電池の放充電装置。 - 【請求項5】 請求項1から4に記載の二次電池の放充
電装置において、 前記ガス発生検出手段は、有機ガスセンサであることを
特徴とする二次電池の放充電装置。 - 【請求項6】 請求項1から4に記載の二次電池の放充
電装置において、 前記ガス発生検出手段は、二次電池の温度を検出する温
度センサであることを特徴とする二次電池の放充電装
置。
Priority Applications (1)
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Applications Claiming Priority (1)
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Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003297321A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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KR20140144996A (ko) * | 2013-06-12 | 2014-12-22 | 주식회사 엘지화학 | 가스 검지관을 구비한 이차전지 |
-
2002
- 2002-04-01 JP JP2002099266A patent/JP2003297321A/ja active Pending
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