JP2003295994A - 情報機器、制御プログラム、及び制御方法 - Google Patents

情報機器、制御プログラム、及び制御方法

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JP2003295994A
JP2003295994A JP2002097613A JP2002097613A JP2003295994A JP 2003295994 A JP2003295994 A JP 2003295994A JP 2002097613 A JP2002097613 A JP 2002097613A JP 2002097613 A JP2002097613 A JP 2002097613A JP 2003295994 A JP2003295994 A JP 2003295994A
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JP2002097613A
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English (en)
Inventor
Kazunori Kita
一記 喜多
Takaomi Yonekura
孝臣 米倉
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯情報機器などの限られた表示画面におい
て、現在通信中の情報機器やその種別、動作状状況など
を解り易く表示する。 【解決手段】 情報機器毎に、その種別や内蔵機能、所
有者等に応じたアイコンを対応付けて記憶しておく。そ
して、他の情報機器との無線リンクを確立すると、その
情報機器に対応するアイコンを選択し、表示画面に表示
させる。また、情報機器の動作状況の変化に応じて、ア
イコンを変化させて表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信機能を有
する情報機器、制御プログラム、及び制御方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話機やPHS(Personal
Handy-phone System)などの移動体通信端末は、その
小型化且つ軽量化が著しく、例えば60gを切る端末が
市販されている。また、携帯電話機への着信を知らせる
腕時計型の着信報知装置や、呼び出し、或いはメッセー
ジを受信する腕時計型ページャ端末装置も一般的になっ
てきている。
【0003】一方、移動体通信においても、高速データ
通信やパケット通信といったサービスが開始され、音声
以外のデータ通信の利用が急増している。例えば、PD
A(Personal Digital Assistant)やノート型PC
(Personal Computer)といった携帯情報機器を携帯電
話機に接続し、移動体通信網やインターネットを介して
オフィスや家庭のPCとリモート接続し、ファックス転
送や電子メール、WWW(World Wide Web)の利用と
いったモバイルコンピューティングも普及してきてい
る。更に、携帯情報機器と携帯電話機との接続を、専用
ケーブルなどの有線接続で実現するのではなく、赤外線
通信(IrDA/IrMC)やBluetooth(R)といったワ
イヤレス接続で実現するための規格標準化も進んできて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
Bluetoothについていえば、物理層(2.4GHz無線
部)やベースバンド部、リンクマネージャを含むBlueto
othモジュールのプロトコルについては規格標準化され
ている。また、アプリケーション層でも、電話接続、ダ
イアルアップネットワーク接続、ワイヤレスヘッドホ
ン、オブジェクト交換といった特定用途のプロファイル
なども定められている。だが、その操作方法やGUIな
どについては、標準化されているものではなく、単にハ
ードウェアやソフトウェアを実装するだけでは、PCの
操作に慣れていないユーザにとっては使い勝手が悪いと
いう問題があった。
【0005】更に、例えば携帯電話機や腕時計型情報機
器、ウェアラブルコンピュータなどの小型化された情報
機器では、表示部や操作部などの制約が大きく、表示画
面が見づらい、操作性が悪いという問題があった。
【0006】そのため、 ・現在、近傍のどの情報機器と通信できる状態なのか? ・それは、どのような情報機器であるのか? ・現在、どの情報機器と通信中なのか? ・その実行中の通信はどのような状況なのか? といったことを、限られた表示画面にて解り易く表示す
ることが求められている。本発明は、上記課題を解決す
る為になされるものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、所定範囲の通信領域内に存
する他の情報機器を自動検出するとともに、当該他の情
報機器との無線通信を行う通信手段(例えば、図3のBl
uetooth通信部400)を備える情報機器(例えば、実
施の形態の電子ウォッチ10)であって、複数の画像
(例えば、実施の形態のアイコン20a1―20d5)
それぞれを、情報機器毎に対応付けて記憶する記憶手段
(例えば、図3のROM600、620)と、前記通信
手段による前記他の情報機器との通信データに基づき、
前記記憶手段に記憶されている画像の中から、当該他の
情報機器に対応する画像を選択する選択手段(例えば、
図3のCPU100;S143,S145)と、前記選択手段に
より選択された画像を表示する表示手段(例えば、図3
の表示部300;S146)と、を備えることを特徴とす
る。
【0008】また、請求項12記載の発明は、所定範囲
の通信領域内に存する他の情報機器を自動検出するとと
もに、当該他の情報機器との無線通信を行う通信手段
(例えば、図3のBluetooth通信部400)を備える情
報機器(例えば、実施の形態の電子ウォッチ10)に対
して、複数の画像(例えば、実施の形態のアイコン20
a1―20d5)それぞれを、情報機器毎に対応付けて
記憶する記憶手段(例えば、図3のROM600、62
0)と、前記通信手段による前記他の情報機器との通信
データに基づき、前記記憶手段に記憶されている画像の
中から、当該他の情報機器に対応する画像を選択する選
択手段(例えば、図3のCPU100;S143,S145)
と、前記選択手段により選択された画像を表示する表示
手段(例えば、図3の表示部300;S146)と、を機能
させるための制御プログラムである。
【0009】また、請求項13記載の発明は、所定範囲
の通信領域内に存する他の情報機器を自動検出するとと
もに、当該他の情報機器との無線通信を行う通信手段
(例えば、図3のBluetooth通信部400)を備える情
報機器(例えば、実施の形態の電子ウォッチ10)にお
ける制御方法であって、複数の画像(例えば、実施の形
態のアイコン20a1―20d5)それぞれを、情報機
器毎に対応付けて記憶する記憶工程と、前記通信手段に
よる前記他の情報機器との通信データに基づき、前記記
憶されている画像の中から、当該他の情報機器に対応す
る画像を選択する選択工程と、前記選択された画像を表
示する表示工程と、を含むことを特徴とする制御方法で
ある。
【0010】この請求項1、12、または13の何れか
記載の発明によれば、他の情報機器との通信データに基
づき、該他の情報機器に対応する画像を選択・表示する
ことができる。このことにより、例えば現在通信を行っ
ている他の情報機器がどういった機器か、通信状態はど
うなのかといったことを、その情報機器や通信状態に応
じた画像により、限られた表示画面であっても解り易く
表示させることができる。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の情
報機器において、前記記憶手段は、前記複数の画像を、
情報機器の種別に区分して記憶し、前記通信データに
は、情報機器の種別を示す情報が含まれ、前記選択手段
は、前記他の情報機器の種別に基づいて、対応する画像
を選択する、ことを特徴とする。
【0012】この請求項2記載の発明によれば、情報機
器の種別に応じた画像を表示することで、現在通信を行
っている他の情報機器の種別を解り易く表示させること
ができる。また、この情報機器の種別として、例えば
「コンピュータ」や「電話機」、「オーディオ装置」な
どに区分できる。加えて、これらの種別を更に詳細に区
分し、階層構造をなすものとしても良い。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の情報機器において、前記記憶手段は、前記複数の画
像を、情報機器の内蔵機能に区分して記憶し、前記通信
データには、情報機器の内蔵機能を示す情報が含まれ、
前記選択手段は、前記他の情報機器の内蔵機能に基づい
て、対応する画像を選択する、ことを特徴とする。
【0014】この請求項3記載の発明によれば、情報機
器の内蔵機能に応じた画像を表示することで、現在通信
を行っている他の情報機器の内蔵機能を解り易く表示さ
せることができる。この内蔵機能としては、例えば「カ
メラ機能」や「プリンタ機能」、「ネットワーク接続機
能」などに区分できる。加えて、これらの内蔵機能を更
に詳細に区分し、階層構造をなすものとしても良い。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何
れか記載の情報機器において、前記表示手段は、前記他
の情報機器との通信状況を表示する通信状況表示手段を
有する、ことを特徴とする。
【0016】この請求項4記載の発明によれば、情報機
器と他の情報機器との通信状況を表示させることができ
る。この通信状況としては、例えば、現在通信中である
か否か、通信中である場合には、通信データの転送方向
や転送速度などがある。また、通信状況の表示形態とし
ては、例えば情報機器に対応する画像を該通信状況に対
応する画像に変更する、画像とともに通信状況を表す画
像や記号を表示する、或いはこれらを組み合わせるとい
った方法がある。
【0017】請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何
れか記載の情報機器において、前記記憶手段は、前記複
数の画像を、情報機器の動作状況に区分して記憶し、前
記通信データには、情報機器の動作状況を示す情報が含
まれ、前記選択手段は、前記他の情報機器の動作状況に
基づいて、対応する画像を選択する、ことを特徴とす
る。
【0018】この請求項5記載の発明によれば、情報機
器の動作状況に応じた画像を表示することで、現在通信
を行っている情報機器の動作状況を解り易く表示させる
ことができる。この動作状況には、例えば「動作中」や
「待機中」といった実行中の処理を示すもの、「バッテ
リ残量が少ない」といった状態を示すものが含まれる。
また、動作状況は、前記種別や内蔵機能に応じて詳細に
区分されるものであっても良い。例えば、内蔵機能が
「印刷機能」である場合、「印刷データ受信中」や「印
刷中」、「紙詰まり発生」などに動作状況を区分するこ
とができる。
【0019】請求項6記載の発明は、請求項1〜5の何
れか記載の情報機器において、前記表示手段は、前記通
信データに基づいて、前記他の情報機器が所定条件を満
たすか否かを判定する判定手段と、前記判定手段による
判定結果に応じて、前記選択された画像の表示/非表
示、或いは表示形態の変更を制御する制御手段と、を有
することを特徴とする。
【0020】この請求項6記載の発明によれば、所定条
件を満たすか否かの判定結果に応じて、画像の表示/非
表示、或いは表示形態を変更して表示できる。この表示
形態の変更としては、色を変更する、濃く(又は薄く)
表示する、その周囲を囲む、反転表示させる、更に画像
そのものを変更するといった方法がある。また、この所
定条件を、例えば上述した「種別」、「内蔵機能」、
「動作状況」とすることで、所望の種別、内蔵機能、或
いは動作状況にある情報機器のみを表示する、或いは表
示形態を変更することができる。このことにより、現在
通信中の機器はどれなのか、所望の機能を有する情報機
器はどれなのかといったことを、より解り易く表示させ
ることが可能となる。
【0021】請求項7記載の発明は、請求項1〜6の何
れか記載の情報機器において、前記記憶手段は、前記複
数の画像それぞれと情報機器との対応付けを変更する対
応付け変更手段(例えば、図3のCPU100)、を有
することを特徴とする。
【0022】この請求項7記載の発明によれば、複数の
画像それぞれと、情報機器との対応付けを変更すること
ができる。このことにより、例えば情報機器に対応付け
る画像を、情報機器の種別、内蔵機能、動作状況、又は
所有者等の条件に応じた画像に変更する、或いはユーザ
の所望する画像に変更するといったことが可能となる。
【0023】請求項8記載の発明は、請求項7記載の情
報機器において、新たな画像と当該画像に対応付ける情
報機器とを入力する入力手段(例えば、図3の入力部2
00)を備え、前記対応付け変更手段は、前記入力手段
により入力された画像を、前記入力手段により入力され
た情報機器に対応付ける、ことを特徴とする。
【0024】この請求項8記載の発明によれば、入力手
段により入力された新たな画像と情報機器とを対応付け
て記憶させることができる。この新たな画像の入力方法
としては、予め用意されている画像の中から一の画像を
選択する、画像作成画面において新たに画像を作成する
といった方法がある。このことにより、例えばユーザに
より選択/作成された画像を、当該ユーザが所望する情
報機器に対応付けることができ、情報機器のユーザそれ
ぞれに合わせた、より解り易い表示を行うことが可能と
なる。
【0025】請求項9記載の発明は、請求項1〜8の何
れか記載の情報機器において、情報機器毎に、当該情報
機器に関する関連情報を対応付けて記憶する関連情報記
憶手段(例えば、図3のROM600)と、前記通信手
段による前記他の情報機器との通信データに基づき、前
記関連情報記憶手段に記憶されている関連情報の中か
ら、当該他の情報機器に対応する関連情報を表示する関
連情報表示手段(例えば、図3の表示部300)と、を
備えることを特徴とする。
【0026】この請求項9記載の発明によれば、情報機
器に対応する画像とともに、該情報機器に関する関連情
報を表示させることで、例えばユーザに所望される様々
な情報を提供し、より解り易い表示とすることができ
る。この関連情報としては、例えば情報機器の名称や、
対応する画像を指定する情報、更に製造企業名や製品
名、型番、機器ID、仕様などがある。また、前記関連
情報記憶手段が、入力された関連情報と情報機器とを関
連付けて記憶する構成とすることで、情報機器の名称等
の設定を、ユーザに任意に設定させることが可能とな
る。更に、この関連情報に基づいて、画像の表示/非表
示、或いは表示形態の変更を制御する構成とすること
で、複数の情報機器を、関連情報に基づいてグループ分
けするとともに、所望のグループに属する情報機器に対
応する画像のみを表示させる、或いは表示形態を変更さ
せることも可能となる。
【0027】請求項10記載の発明は、請求項9記載の
情報機器において、前記関連情報は、情報機器の所有者
に関する情報であることを特徴とする。
【0028】この請求項10記載の発明によれば、情報
機器に対応する画像とともに、該情報機器の所有者に関
する情報を表示することができ、より解り易い表示を行
うことが可能となる。この所有者に関する情報として、
例えば所有者の名前、所有者を表す似顔絵画像などがあ
る。更に、この所有者に関連する情報に基づき、情報機
器に対応する画像の表示/非表示、或いは表示示形態の
変更を制御することとしても良い。
【0029】請求項11記載の発明は、請求項1〜10
の何れか記載の情報機器において、前記各画像は動画で
あることを特徴とする。
【0030】この請求項11記載の発明によれば、情報
機器に対応する画像をアニメーション表示させることが
できる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、図面を参照して説明する。尚、以下において
は、本発明を腕時計型のウェアラブル電子情報機器(以
下、電子ウォッチ10という。)に適用した場合につい
て説明するが、本発明はこれに限定されるものではな
い。
【0032】図1は、本実施の形態の概略を説明する図
である。同図において、電子ウォッチ10は、無線通信
機能としてBluetooth規格を搭載しており、機器単体で
所定のアプリケーションを実行するとともに、近傍の他
の電子情報機器または情報機器(以下、「デバイス」と
いう。)との無線リンクを確立し、相互にデータ通信を
行う。尚、ここでデータ通信を行うデバイスは、勿論、
Bluetooth規格に準拠したデバイスである。
【0033】即ち、電子ウォッチ10は、Bluetoothア
タッチメントを接続した携帯電話機やセルラー端末、Bl
uetooth機能を内蔵したデジタルカメラやAV(Audio
Visual)機器、Bluetoothカードを挿入したPCやPD
A機器、Bluetooth機能を内蔵した携帯電話機、Bluetoo
thカードを挿入したオフィスPCやLAN(Local Are
a Network)接続PC、Bluetooth対応プリンタ、Bluet
ooth機能を内蔵した電子ウォッチ等との無線リンクを確
立し、これらのデバイスとのデータのやり取りを行う。
【0034】そして、例えばインターネット接続機能を
有する携帯電話機との無線リンクを確立することで、電
子ウォッチ10は、該携帯電話機と接続する移動体通信
網或いは公衆網を経由し、インターネットに接続する。
また、Bluetooth対応プリンタとの通信リンクを確立す
ることで、電子ウォッチ10が有する印刷データを、プ
リンタに印刷・出力させるといったことを行う。
【0035】このように、他のデバイスとの通信リンク
を確立し、相互にデータ通信を行う際には、通信相手の
デバイスやその通信状況等に応じて、電子ウォッチ10
には、例えば図16〜図24に示す表示画面が表示され
る。尚、これらの表示画面の詳細については、後述す
る。
【0036】ここで、Bluetoothにおける通信につい
て、説明する。Bluetooth機能を搭載した情報機器(以
下、Bluetooth端末という。)間の通信は、1台のマス
タ(Master)と、1乃至複数台のスレーブ(Slave)と
を含む、最大8台のBluetooth端末から構成されるネッ
トワークを最小単位として行われる。この通信ネットワ
ークはピコネット(PicoNet)と呼ばれ、マスタを中心
とするスター状のネットワークである。そして、ピコネ
ットにおける通信の一切は、マスタにより制御される。
そして、図1においては、電子ウォッチ10がマスタで
あり、電子ウォッチ10の近傍に存在する他のデバイス
がスレーブであるとして、以下の説明を行うこととす
る。
【0037】次に、Bluetooth端末(マスタ、及びスレ
ーブの両方を含む。)の遷移状態について説明する。図
2は、Bluetooth端末の遷移状態を示す図である。同図
に示すように、Bluetooth端末の遷移状態は、通信に関
わる3段階のフェーズ、即ち(1)待ち受けフェーズ、
(2)同期確立フェーズ、及び(3)通信接続フェーズ
と、Bluetooth端末の消費電力に関わる(4)低消費電
力モードと、から構成される。そして、上記(1)〜
(3)の各フェーズは、それぞれ1乃至2つの処理状態
から構成される。また、(4)の低消費電力モードは、
通信のために必須の処理ではなく、必要に応じて状態遷
移するモードである。
【0038】(1)待ち受けフェーズ(Standby Phas
e) 待ち受けフェーズは、1つの処理状態、即ち、待ち受け
状態(Standby Mode)から構成され、いかなるパケッ
ト(Bluetoothにおける通信は、パケットにより実施さ
れる。)の送受信も行われていないフェーズである。こ
の状態は、Bluetooth端末の電源を入れた直後や、通信
リンクを切断している場合に相当する。そして、他のBl
uetooth端末との通信リンクを確立する場合には、続い
て、(2)同期確立フェーズへ遷移する。
【0039】(2)同期確立フェーズ(Synchronizatio
n Phase) 同期確立フェーズは、2つの処理状態、即ち、問い合わ
せ状態、及び呼び出し状態から構成される。
【0040】(2−1)問い合わせ状態(Inquiry Mod
e) 問い合わせ状態は、ピコネット内同期を確立するための
第1段階の処理状態であり、待ち受け状態から遷移す
る。問い合わせ状態において、マスタとなるBluetooth
端末は、周囲に向けて、連続的にIQパケット(問い合
わせパケット)を一定期間ブロードキャスト(同報通
信)する。そして、このIQパケットを受信した他のBl
uetooth端末は、マスタに対してFHSパケットを送信
し、スレーブとして機能することになる。
【0041】FHSパケットとは、詳細は後述するが、
ピコネット内同期を図るための制御パケットであり、Bl
uetoothアドレスとBuluetoothクロックとを含んでい
る。つまり、マスタは、FHSパケットによって、スレ
ーブとの間で同期を確立するための必須パラメータであ
るスレーブのBluetoothアドレス、及びBluetoothクロッ
クを取得し、各スレーブを識別することになる。そし
て、IQパケットに応答したFHSパケットを受信する
と、続いて、(2−2)呼び出し状態に遷移する。
【0042】(2−2)呼び出し状態(Paging Mode) 呼び出し状態は、ピコネット内同期を確立するための第
2段階の処理状態であり、問い合わせ状態から遷移す
る。呼び出し状態において、マスタとなるBluetooth端
末は、問い合わせ状態にて受信したFHSパケットをも
とに、通信を行うスレーブに対して、IDパケット、続
いてFHSパケットを送信し、ピコネット内同期を確立
する。
【0043】このように、同期確立フェーズにてマスタ
とスレーブとのピコネット内同期を確立すると、続い
て、(3)通信接続フェーズに遷移する。
【0044】(3)通信接続フェーズ(Communication
Phase) 通信接続フェーズは、2つの処理状態、即ち、接続状
態、及びデータ転送状態、から構成される。
【0045】(3−1)接続状態(Connection Mode) 接続状態は、マスタとスレーブとの通信リンクを確立す
るための処理状態であり、接続認証、及び暗号化の設定
に関する処理を含む。そして、マスタとスレーブとの間
の通信リンクを確立すると、続いて、(3−2)データ
転送状態に遷移する。
【0046】(3−2)データ転送状態(Data Transm
ission Mode) データ転送状態は、通信リンクが確立されたマスタとス
レーブとの間でデータパケットの送受信が許容され、デ
ータ通信が実行されている状態である。そして、マスタ
とスレーブとの間のデータ通信を終了すると、確立中の
通信リンクを切断して(1)待ち受け状態に遷移する
か、或いは、通信リンクを確立したまま、(4)低消費
電力モードへ遷移する。
【0047】(4)低消費電力モード(Low Power Mo
de) 低消費電力モードには、パークモード(Park Mode)、
ホールドモード(HoldMode)、スニフモード(Sniff M
ode)の3つのモードが含まれる。低消費電力にあるBlu
etooth端末は、電力消費の低減のため、パケットの送受
信を、各モード毎に一定の規則に従って実行する。
【0048】次に、電子ウォッチ10の内部構成につい
て説明する。図3は、電子ウォッチ10の内部構成の一
例を示すブロック図である。同図に示すように、電子ウ
ォッチ10は、CPU100、入力部200、表示部3
00、Bluetooth通信部400、RAM500、及びR
OM600より構成される。
【0049】CPU100は、ROM600に記憶され
ている各種アプリケーションプログラムの中から指定さ
れたアプリケーションプログラム、入力部200から入
力される各種指示、或いはデータをRAM500内の所
定のワークメモリ510に格納し、この入力指示、及び
入力データに応じて、RAM500に格納したアプリケ
ーションプログラムに従って各種処理を実行し、その処
理結果をRAM500内のワークメモリ510に格納す
るとともに、表示部300に表示させる。そして、ワー
クメモリ510に格納した処理結果を、ROM600内
の所定の保存先に保存する。
【0050】また、CPU100は、電子ウォッチ10
を構成する各部を集中制御するとともに、例えば、アイ
コン表示プログラム650に従うアイコン表示処理(図
10、図11参照)、問合せプログラム660に従う問
合せ処理(図12参照)、詳細表示プログラム670に
従う詳細表示処理(図13参照)、持主表示プログラム
680に従う持主表示処理(図14参照)、設定プログ
ラム690に従う設定処理(図15参照)を実行する。
【0051】入力部200は、電子ウォッチ10自身に
備えられたキーやボタンの他、電子ウォッチ10外部か
らデータを入力するためのもの、例えば各種操作キーを
備えるキーボードや操作ボタン、タッチパネル、マウ
ス、更にマイク等の音声入力装置により外部入力される
ものである。そして、キーやボタンの押下等の操作がな
された場合には、操作に応じた入力信号をCPU100
に出力する。また、音声入力がなされた場合には、入力
された音声信号(アナログ信号)をA/D変換器により
デジタル信号に変換し、所定の符号化方式で符号化し
て、CPU100に出力する。
【0052】表示部300は、例えばLCD(Liquid
Crystal Display)により構成され、表示ドライバ(図
示省略)から入力される駆動信号に基づいて、各種表示
を行う。
【0053】RAM500は、CPU100の作業領域
として使用されるものであり、指定されたアプリケーシ
ョンプログラム、入力指示、入力データ、及び処理結果
等を一時的に格納するワークメモリ510、遷移状態メ
モリ520、Bluetoothアドレスメモリ530、種別メ
モリ540、アイコンNo.メモリ550、名称メモリ
560、プロパティデータメモリ570、持主データメ
モリ580などを形成する。
【0054】ROM600は、例えばフラッシュメモリ
等の、データの読み出し/書き込みが可能な不揮発性の
半導体記憶素子により構成される記憶媒体である。そし
て、ROM600は、当該電子ウォッチ10に対応した
システムプログラムや各種アプリケーションプログラ
ム、各種データ等、具体的には、登録デバイステーブル
610、アイコンテーブル620、プロパティデータ6
30、持主データ640、アイコン表示プログラム65
0、問合せプログラム660、詳細表示プログラム67
0、持主表示プログラム680、設定プログラム690
などを記憶する。
【0055】Bluetooth通信部400は、Bluetooth規格
に準じた無線通信方式に基づいて、電子ウォッチ10外
部のデバイスとの無線信号をやり取りするためのもので
あり、主に、ベースバンド処理部、及びRF/変復調部
から構成される。
【0056】ベースバンド処理部は、周期的な時間スロ
ットにより接続される通信路(通信リンク)を提供する
ためのものである。具体的には、通信リンクの提供とと
もに、周波数ホッピングを管理するための送受信周波数
の指定・切替処理、時間軸スロットの管理処理、パケッ
トの生成処理、暗号化処理、誤り訂正処理等を行う。そ
して、このような処理を経て生成したデジタル信号を、
RF/変復調部に出力する。
【0057】RF/変復調部は、無線による物理リンク
を提供するためのものであり、主に、変調部、送信部、
復調部、受信部、及び送受信兼用のアンテナから構成さ
れる。変調部は、ベースバンド処理部から入力されるデ
ジタル信号を、ガウス変調方式(GFSK)により1次
変調(情報変調)する。そして、この1次変調波を特定
のホッピングパターンにて拡散変調した2次変調波を、
送信部に出力する。送信部は、例えばパワーアンプ、周
波数変換器(ミキサ)、周波数シンセサイザにより構成
され、変調されたIF(Intermediate Frequency:中
間波)帯信号をRF(Radio Frequency)帯に周波数変
換し、所望のアンテナ電力までの増幅を行い、アンテナ
を介して他のデバイスに送信する。
【0058】また、受信部は、例えばLNA、ミキサ、
周波数シンセサイザ、リミッタ、IFアンプ等により構
成され、アンテナにて受信したRF信号を増幅し、IF
帯への周波数変換、復調可能なレベルまでの増幅を行
い、復調部に出力する。そして、復調部は、入力された
受信信号を、上記特定のホッピングパターンで拡散復調
し、GFSK方式にて復調したデジタル信号を、ベース
バンド処理部に出力する。
【0059】図4は、登録デバイステーブル610の一
例を示す図である。この登録デバイステーブル610
は、デバイス毎に、Bluetoothアドレス、デバイスの種
別、アイコンNo.、及び名称をBluetoothアドレスエリ
ア15a、種別エリア15b、アイコンNo.エリア15
c、及び名称エリア15dに対応付けて記憶する。
【0060】アイコンNo.とは、そのデバイスを表す
アイコンを指定する番号であり、図5に示すアイコンテ
ーブル620にて定められている。つまり、このアイコ
ンNo.で指定される複数のアイコン20a1,2,・・
・等が、図16〜図24に示す表示画面において、デバ
イスを表すアイコンとして表示されることになる。
【0061】また、アイコンNo.、及び名称は、電子
ウォッチ10の持主により、任意に変更・設定され得る
ものであり、具体的には、図21に示す設定画面にて行
われる。
【0062】図4によれば、例えばBluetoothアドレス
が「ADR5」であるデバイスには、種別が「デジタル
カメラ」、アイコンNo.が「610」、そして、名称
が「My Cam」として、それぞれ対応付けられて記
憶されており、また、このデバイスは、各アイコン20
e1,2,・・・が表すデバイスeに相当する。
【0063】同様に、Bluetoothアドレスが「ADR
2」であるデバイスは、アイコン20d1,2,・・・
が表すデバイスdに相当し、種別が「携帯電話」、アイ
コンNo.が「212」、名称が「My Phone」
として対応付けて記憶されている。また、Bluetoothア
ドレスが「ADR3」であるデバイスは、アイコン20
cが表すデバイスcに相当し、種別が「ラップトップコ
ンピュータ」、アイコンNo.が「130」、名称が
「Ken’ PC」として対応付けて記憶されている。
また、Bluetoothアドレスが「ADR4」であるデバイ
スは、アイコン20b1,2,・・・が表すデバイスb
に相当し、種別が「腕時計型ウェアラブルPC」、アイ
コンNo.が「161」、名称が「Tom’s Wat
ch」として対応付けて記憶されている。
【0064】図5は、アイコンテーブル620の一例を
示す図である。このアイコンテーブル620は、デバイ
スの「種別」毎に、異なる「アイコンNo.」を対応付
けて記憶する。更に、各「アイコンNo.」毎に、デバ
イス(Bluetooth端末)の遷移状態、即ち「待ち受け状
態」、「問合せ状態」、「呼び出し状態」、「接続状
態」、そして「データ転送状態」の合計5つの遷移状態
を表すアイコン20a1―20e5・・・を対応付けて記
憶している。そして、電子ウォッチ10及びデバイスの
遷移状態に応じて、対応するアイコン20a1―20e5
・・・が、該電子ウォッチ10或いはデバイスを表すア
イコンとして、例えば図16〜図24に示すように表示
されることになる。
【0065】図5によれば、例えば種別が「腕時計型ウ
ェアラブルPC」には、アイコンNo.160〜No.
162を割り当てた、合計3種類のアイコン20a1−
20b5が対応付けられている。同様に、種別が「携帯
電話機」にはアイコンNo.210〜No.212を、種
別が「デジタルカメラ」にはアイコンNo.610〜N
o.612を、それぞれ割り当てたアイコン20d1−
20e5が対応付けられている。
【0066】尚、図5においては、種別毎に3種類のア
イコンを対応付けているが、勿論これは2種類でもまた
3種類以上対応付けても構わない。
【0067】図6は、プロパティデータ630の一例を
示す図である。このプロパティデータ630とは、電子
ウォッチ10に関する詳細な情報であり、例えば、Blue
toothアドレス、デバイスコード、種別、名称、アイコ
ンNo.、製造企業名、製品名や型番、製造年といった
情報である。また、これらの情報の内、名称、及びアイ
コンNo.は、電子ウォッチ10の持主により、任意に
変更・設定され得るものであり、具体的には、図21に
示す設定画面にて行われる。
【0068】図7は、持主データ640の一例を示す図
である。この持主データ640とは、電子ウォッチ10
の持主に関する詳細な情報であり、例えば、名前、その
持主を表す似顔絵アイコン、その他に所有するデバイス
といった情報である。また、これらの情報は、持主によ
り任意に変更・設定され得る。具体的には、持主データ
を変更するための持主情報変更画面(図示省略)にて変
更・設定が行われる。
【0069】ここで、(2−1)問合せ状態において、
スレーブである他のデバイスから、マスタである電子ウ
ォッチ10に送信されるFHSパケットの詳細につい
て、説明する。
【0070】図8は、FHSパケットの構成を示す図で
ある。同図(a)に示すように、FHSパケットは、ア
クセスコード(72ビット)、ヘッダ(54ビット)、
及びFHSペイロード(0〜2745ビット)より構成
される。
【0071】アクセスコードは、パケットの送信先であ
るピコネットを示すものであり、FHSパケットにおい
ては、問い合わせアクセスコード(IAC:Inquiry A
ccess Code)が用いられる。ヘッダは、ピコネット内
でのパケットの送信先、送信元を特定するものであり、
ベースバンド層における通信リンクを管理するためのパ
ラメータを含んでいる。また、FHSペイロードは、図
8(b)に示すように構成される。
【0072】図8(b)は、FHSペイロードの構成を
示す図である。同図(b)に示すように、FHSペイロ
ードは、LAP(24ビット)、UAP(8ビット)、
NAP(16ビット)、及びデバイスクラス(24ビッ
ト)を含む、合計11のフィールドより構成される。
【0073】LAPは、FHSパケットの送信元である
Bluetooth端末のBluetoothアドレスの下位24ビットで
あり、UAPは中位8ビット、そしてNAPは下位16
ビットである。即ち、このLAP、UAP、そしてNA
Pにより、FHSパケットの送信元であるデバイスのBl
uetoothアドレス(48ビット)が、マスタである電子
ウォッチ10に取得されることになる。
【0074】また、デバイスクラスは、FHSパケット
の送信元であるBluetooth端末(デバイス)の種別を示
すものであり、図8(c)に示すように構成される。
【0075】図8(c)は、デバイスクラスの構成を示
す図である。同図(c)に示すように、デバイスクラス
は、サービスクラス(11ビット)、メジャーデバイス
クラス(5ビット)、及びマイナーデバイスクラス(6
ビット)の3つのサブフィールドに、2ビットの‘0
0’が付加された構成である。サービスクラスは、Blue
tooth端末のサービスカテゴリを、図9(a)に示すよ
うに規定する。
【0076】図9(a)は、サービスクラスで規定され
るサービスカテゴリを示す図である。同図(a)に示す
ように、サービスクラスは、ビット番号13〜23をセ
ットすることで、Bluetooth端末のサービスカテゴリを
規定する。
【0077】例えば、サービスクラスのビット番号13
をセットすることで、サービスカテゴリとして「制限デ
ィスカバルモード」を規定する。同様に、ビット番号1
7をセットすることで「ネットワーク系」を、ビット番
号18をセットすることで「出力装置系」を、ビット番
号19をセットすることで「入力装置系」を、それぞ
れ、サービスカテゴリとして規定する。
【0078】サービスカテゴリに続く2つのデバイスク
ラス(メジャーデバイスクラス及びマイナーデバイスク
ラスである。また、双方を合わせて“デバイスコード”
と呼ぶ。)は、サービスクラスで規定されたサービスカ
テゴリに応じて、Bluetooth端末の種別を、図9(b)
に示すように規定する。
【0079】図9(b)は、メジャーデバイスクラスで
規定される種別を示す図である。同図(b)に示すよう
に、メジャーデバイスクラスは、ビット番号8〜12を
セットすることで、Bluetooth端末の種別を規定する。
【0080】例えば、メジャーデバイスクラスとして
“00001”をセットすることで、Bluetooth端末の
種別として「コンピュータ」を規定する。同様に、“0
0010”で「電話」を、“00011”で「LANア
クセスポイント」を、“00100”で「オーディオ」
を、“00101”で「周辺機器」を、それぞれ規定す
る。また、“00000”で上記以外の機器を、そして
“11111”でコード未設定(特定のデバイスクラス
を割り当てない)の機器を、それぞれ規定する。
【0081】マイナーデバイスクラスは、上記メジャー
デバイスクラスで規定された種別を、図9(c)に示す
ように、更に詳細に規定する。
【0082】図9(c)は、マイナーデバイスクラスで
規定される種別を示す図である。同図(c)に示すよう
に、マイナーデバイスクラスは、ビット番号2〜7をセ
ットすることで、メジャーデバイスクラスで規定された
Bluetooth端末の種別を、更に詳細に規定する。
【0083】例えば、メジャーデバイスクラスで「コン
ピュータ」が規定された場合、マイナーデバイスクラス
として“000001”をセットすることで、Bluetoot
h端末の種別として「デスクトップワークステーショ
ン」を規定する。同様に、“000010”で「サーバ
ークラスコンピュータ」を、“000011”で「ラッ
プトップコンピュータ」を、“000100”で「ハン
ドヘルドPC/PDA」を、“0001010”で「パ
ームサイズPC/PDA」を、“000110”で「腕
時計型ウェアラブルPC」を、それぞれ規定する。
【0084】また、メジャーデバイスクラスで「電
話」、「LANアクセスポイント」、「オーディオ」、
或いは「周辺機器」を規定された場合も同様に、マイナ
ーデバイスクラスにて、Bluetooth端末の種別を、それ
ぞれ、更に詳細に規定する。
【0085】即ち、このデバイスクラス(デバイスコー
ド)により、FHSパケットの送信元であるデバイスの
種別が、マスタである電子ウォッチ10に識別されるこ
とになる。そして、上述したBluetooth端末の「種別」
とは、このように、デバイスクラス(デバイスコード)
にて規定される種別のことである。
【0086】次に、図10〜24を参照し、電子ウォッ
チ10の動作を説明する。
【0087】図10、図11は、CPU100が実行す
るアイコン表示処理の流れを説明するためのフローチャ
ートである。図10において、自己の使用しているデバ
イスである電子ウォッチ10の種別が「腕時計型ウェア
ラブルPC」である場合において、先ず、当該デバイス
のBluetooth機能がONとなった直後の状態では、その
電子ウォッチ10は、他のデバイスの何れとも通信リン
クを確立していない状態、即ち待ち受け状態である。
【0088】このため、CPU100は、「待ち受け状
態」に相当する待ち受け画面であるアイコン20a1
を、例えば図16に示すように、表示部300に表示さ
せる。即ち、プロパティデータ630、及びアイコンテ
ーブル620を参照し、アイコンNo.160にて指定
されるアイコン20a1―20a5の内、「待ち受け状
態」に対応するアイコン20a1を表示させる。また、
それとともに、名称“My Watch”を表示させる
(ステップS12)。
【0089】次いで、電子ウォッチ10は、自らマスタ
となってピコネットを形成するため、近傍に存在するデ
バイスの検索の開始、即ち周囲に向けてIQパケットの
送信を開始する。つまり、「問合せ状態」に遷移する
(ステップS13:YES)。この時、CPU100
は、後述する問合せ処理(図12参照)を実行し、問合
せ状態に対応するアイコン20a2を含む検索中画面、
及び発見画面を、例えば図17、図18(a)に示すよ
うに、表示部300に表示させる(ステップS14)。
【0090】そして、表示された発見画面において、カ
ーソル30により何れかのアイコン20e2が選択され
ると(ステップS15;YES)、例えば図18(b)
に示すように、選択されたアイコン20e2の近傍に、
サブメニュー40を重ねて表示させる。
【0091】詳細には、電子ウォッチ10を表すアイコ
ン20b2が選択された場合には、「詳細をみる」、
「持主をみる」、そして「設定する」の、合計3つの処理
項目を表示したサブメニュー40を、それ以外のアイコ
ン20d2,20x2,20e2が選択された場合に
は、「詳細をみる」、「持主をみる」、「設定する」、そ
して「接続する」の、合計4つの処理項目を表示したサブ
メニュー40を、それぞれ表示させることになる(ステ
ップS16)。
【0092】サブメニュー40において「詳細をみる」
が選択されると(ステップS17:YES)、CPU1
00は、後述する詳細表示処理(図13参照)を実行
し、選択されているデバイスに関する詳細画面を、例え
ば図19に示すように、表示部300に表示させる(ス
テップS18)。
【0093】また、サブメニュー40において「持主を
みる」が選択されると(ステップS19:YES)、C
PU100は、後述する持主表示処理(図14参照)を実
行し、選択されているデバイスの持主に関する持主画面
を、例えば図20に示すように、表示部300に表示さ
せる(ステップS20)。
【0094】続いて、図11において、サブメニュー4
0において「設定する」が選択されると(ステップS2
1:YES)、CPU100は、後述する設定処理(図
15参照)を実行し、選択されているアイコンに対応す
る設定画面を、例えば図21に示すように、表示部30
0に表示させる(ステップS22)。
【0095】また、サブメニュー40において「接続す
る」が選択されると(ステップS12:YES)、CP
U100は、カーソル30にて選択されているアイコン
20eに対応するデバイスの呼び出しを開始する。つま
り、電子ウォッチ10は、呼び出し状態に遷移すること
になる。
【0096】この時、CPU100は、呼び出し状態に
相当する呼び出し画面を、例えば図22に示すように、
表示部300に表示させる。尚、ここで表示させるアイ
コンは、アイコンテーブル620において「呼び出し状
態」に対応するアイコンである。
【0097】そして、呼び出し対象のデバイスからの呼
び出し応答を受信し、呼び出し状態から接続状態に遷移
すると、CPU100は、接続状態に相当する接続中画
面を、例えば図23に示すように、表示部300に表示
させる。尚、ここで表示させるアイコンは、アイコンテ
ーブル620において「接続状態」に対応するアイコン
である。
【0098】接続状態に遷移し、接続認証、暗号化の処
理等を完了すると、続いて、電子ウォッチ10は、デー
タ通信が可能な状態、即ちデータ転送状態に遷移する。
この時、CPU100は、データ転送状態に相当するデ
ータ転送中画面を、例えば図24に示すように、表示部
300に表示させる。尚、ここで表示させるアイコン
は、アイコンテーブル620において「データ転送状
態」に相当するアイコンである(ステップS24)。
【0099】そして、接続中のデバイスとのデータ通信
の終了が指示されると(ステップS25:YES)、C
PU100は、通信リンクを切断させ、再度待ち受け状
態に遷移し、ステップS11に処理を移行する。
【0100】また、Bluetooth機能がOFFにされると
(ステップS11:YES)、CPU100は、表示画
面の終了とともに、本処理を終了する。
【0101】次に、図10のステップS14において実
行される問合せ処理について、説明する。
【0102】図12は、問合せ処理を説明するためのフ
ローチャートである。同図において、電子ウォッチ10
が問合せ状態に遷移すると、CPU100は、問合せ状
態に対応するアイコン20a2を含む検索中画面を、例
えば図17に示すように、表示部300に表示させる。
【0103】即ち、プロパティデータ630、及びアイ
コンテーブル620を参照し、アイコンNo.160に
て指定されるアイコンアイコン20a1−20a5の内、
「問合せ状態」に対応するアイコンアイコン20a2を
表示させるとともに、名称“My Watch”を表示
させる(ステップS141)。
【0104】そして、IQパケットに応答するFHSパ
ケットが受信されると、受信されたFHSパケットに基
づく発見画面を、例えば図18(a)に示すように、表
示部300に表示させる。
【0105】具体的には、CPU100は、Bluetooth
通信装置にて受信されたFHSパケットに含まれるBlue
toothアドレスを取得する(ステップS142)。そし
て、登録デバイステーブル610を参照し、このBlueto
othアドレスが記憶されているか否かを判断する(ステ
ップS143)。
【0106】そして、記憶されていると判断した場合
(ステップS143:YES)、CPU100は、アイ
コンテーブル620を参照し、取得したBluetoothアド
レスに対応するアイコンNo.にて指定されるアイコン
を、名称とともに表示させる(ステップS144)。
【0107】また、記憶されていないと判断した場合
(ステップS144:NO)、CPU100は、更に、
FHSパケットに含まれるデバイスコードを取得し、デ
バイスの種別を識別する(ステップS145)。そし
て、アイコンテーブル620を参照し、識別した種別に
対応するアイコンを表示させる(ステップS146)。
【0108】尚、ここで表示させるアイコンは、何れも
「問合せ状態」に対応するアイコンである。このよう
に、発見したデバイスを表すアイコン、及び名称を表示
させた発見画面を、表示部300に表示させる。
【0109】また、続いて受信されるFHSパケットに
ついても同様の処理を行い、全てのFHSパケットに対
する処理を行うと(ステップS147:YES)、CP
U100は、本処理を終了し、図10のステップS15
に処理を移行する。
【0110】次に、図10のステップS18において実
行される詳細表示処理について、説明する。
【0111】図13は、詳細表示処理を説明するための
フローチャートである。同図において、先ず、CPU1
00は、選択されたデバイスと接続し(ステップS18
1)、該接続したデバイスに対して、プロパティデータ
630の送信要求を行う(ステップS182)。そし
て、この要求に応じて送信されるプロパティデータ63
0を受信すると(ステップS183)、該デバイスとの
接続を切断する(ステップS184)。
【0112】その後、CPU100は、受信したプロパ
ティデータ630に基づく詳細画面を、例えば図19に
示すように、表示部300に表示させる(ステップS1
85)。
【0113】そして、詳細画面の表示中、「もどる」が選
択されると(ステップS186:YES)、CPU10
0は、詳細画面の表示を終了し、図10のステップS1
8に処理を移行する。尚、「もどる」が選択されない間
は(ステップS186:NO)、詳細画面の表示を継続
させる。
【0114】次に、図10のステップS20において実
行される持主表示処理について、説明する。
【0115】図14は、持主表示処理を説明するための
フローチャートである。同図において、先ず、CPU1
00は、選択されたデバイスと接続し(ステップS20
1)、該接続したデバイスに対して、持主データ640
の送信要求を行う(ステップS202)。そして、この
要求に応じて送信される持主データ640を受信すると
(ステップS203)、デバイスとの接続を切断する
(ステップS204)。
【0116】その後、CPU100は、受信した持主デ
ータ640に基づく持主画面を、例えば図20に示すよ
うに、表示部300に表示させる(ステップS20
5)。
【0117】そして、持主画面の表示中、「もどる」が選
択されると(ステップS206:YES)、CPU10
0は、持主画面の表示を終了し、図11のステップS2
1に処理を移行する。尚、「もどる」が選択されない間は
(ステップS206:NO)、持主画面の表示を継続さ
せる。
【0118】次に、図11のステップS22において実
行される設定処理について、説明する。
【0119】図15は、設定処理を説明するためのフロ
ーチャートである。同図において、先ず、CPU100
は、登録デバイステーブル610を参照し、選択された
デバイスに対応する設定画面を、例えば図21に示すよ
うに、表示部300に表示させる(ステップS22
1)。尚、ここで表示させるアイコンは、アイコンN
o.にて指定されるアイコンの内、「問合せ状態」に対
応するアイコンである。
【0120】そして、名称の変更が選択されると(ステ
ップS223:YES)、CPU100は、名称の項目
を、入力部200からの入力指示に従った名称に置き換
えて表示させる(ステップS224)。
【0121】また、アイコンの変更が選択されると(ス
テップS225:YES)、CPU100は、矢印カー
ソルの選択に従い、候補となるアイコンを順に表示させ
る。具体的には、アイコンテーブル620を参照し、設
定されているデバイスの種別に対応する3種類のアイコ
ンを順に表示させる。尚、ここで表示させるアイコン
は、それぞれの「問合せ状態」に対応するアイコンであ
る。それとともに、CPU100は、アイコンNo.の
項目を、現在表示させているアイコンを指定するアイコ
ンNo.に置き換えて表示させる(ステップS22
6)。
【0122】そして、「決定」が選択されると(ステップ
S227:YES)、CPU100は、入力、或いは選
択された内容に基づき、登録デバイステーブル610の
内容を更新する(ステップS228)。
【0123】また、「やめる」が選択されると(ステッ
プS222:YES)、CPU100は、設定画面の表
示を終了し、更新後の登録デバイステーブル610の内
容に基づく発見画面を、例えば図18(a)に示すよう
に、表示部300に表示させる。そして、本処理を終了
し、図11のステップS23に処理を移行する。
【0124】次に、電子ウォッチ10に表示される表示
画面について、説明する。図16は、表示画面の一例で
ある待ち受け画面を示す図である。この待ち受け画面
は、電子ウォッチ10の待ち受け状態に相当し、他のデ
バイスの何れとも通信リンクを確立していない様子を表
示する。
【0125】即ち、図16において、待ち受け画面は、
電子ウォッチ10を表すアイコン20aとともに、電子
ウォッチ10の名称“My Watch”を表示する。
このアイコン20aは、電子ウォッチ10の種別「腕時
計型ウェアラブルPC」に対応するアイコンであり、
「待ち受け状態」を表すアイコンである。尚、ここでい
うBluetooth端末の「種別」とその規定については、後
述する。そして、近傍のデバイスの検索を開始すると、
電子ウォッチ10には、続いて、検索中画面が表示され
る。
【0126】図17は、検索中画面の一例を示す図であ
る。この検索中画面は、電子ウォッチ10の問合せ状
態、特に、マスタである電子ウォッチ10が、その周囲
に向けてIQパケットをブロードキャストしている状態
に相当する。
【0127】即ち、同図において、検索中画面は、アイ
コン20aがその近傍を検索している様子を表示する。
また、アイコン20aは、図16のアイコン20aから
変化し、「問合せ状態」を表すアイコンとなっている。
そして、近傍に存在する他のデバイスを発見すると、続
いて、発見画面が表示される。
【0128】図18(a)は、発見画面の一例を示す図
である。この発見画面は、電子ウォッチ10の問合せ状
態、特に、電子ウォッチ10が、先に送信したIQパケ
ットに応答するFHSパケットを受信し、近傍に存在す
るデバイスを検出している状態に相当する。
【0129】即ち、図18(a)において、発見画面
は、アイコン20aとともに、アイコン20b〜20
e、及びその名称を表示する。このアイコン20b〜2
0eは、電子ウォッチ10が発見した4台のデバイスb
〜eを表すアイコンであり、アイコン20aと同様に、
デバイスb〜eそれぞれの種別に応じたアイコンであ
る。
【0130】具体的には、アイコン20bが表すデバイ
スbは、種別が「携帯電話」であり、名称は“My P
hone”である。また、アイコン20cが表すデバイ
スcは、種別が「ラップトップコンピュータ」であり、
名称は“Ken’s PC”である。また、アイコン2
0dが表すデバイスdは、種別が「腕時計型ウェアラブ
ルPC」であり、名称は“Tom’s Watch”で
ある。そして、アイコン20eが表すデバイスeは、種
別が「デジタルカメラ」であり、名称は“MyCam”
である。
【0131】また、アイコン20aは、図17のアイコ
ン20aから変化し、「問い合わせ状態」を表すアイコ
ンとなっている。更に、発見画面には、アイコン20a
〜20eの何れかを指し示すカーソル30が表示され
る。そして、カーソル30により、アイコン20a〜2
0eの何れかが選択されると、図18(b)に示すよう
に、サブメニュー40が重ねて表示される。
【0132】図18(b)は、サブメニュー40が重ね
て表示された発見画面の一例を示す図である。このサブ
メニュー40は、カーソル30にて選択されたアイコン
が表すデバイス(以下、単に「選択されたデバイス」と
いう。)に対する処理項目を表示する。
【0133】即ち、同図(b)によれば、デバイス20
eが選択されており、サブメニュー40は、「詳細をみ
る」、「持主をみる」、「設定する」、「接続する」
の、合計4つの処理項目を表示する。但し、アイコン2
0aが選択された場合には、サブメニュー40は、「詳
細をみる」、「持主をみる」、そして「設定する」の、
合計3つの処理項目を表示する。そして、サブメニュー
40において「詳細をみる」が選択されると、続いて、
詳細画面が表示される。
【0134】図19は、詳細画面の一例を示す図であ
る。この詳細画面は、選択されたデバイスに関する詳細
な情報を表示する。詳細な情報としては、例えばデバイ
スの製造企業名、製品名、仕様、現在の動作状況等があ
る。尚、仕様や現在の動作状況は、デバイスの種別に応
じた情報となる。
【0135】即ち、図19においては、デバイスeに対
応する詳細画面が示されており、種別や製造企業名、製
品、製造年とともに、仕様として、サイズや質量、記録
画素数、最大記録容量、記録フォーマット、最大電池持
続時間などを、また、現在の動作状況として、メモリ残
量やバッテリ残量などを表示する。そして、図中右下の
「もどる」が選択されると、再度、図18(a)に示す
発見画面が表示される。
【0136】また、サブメニュー40において「持主を
みる」が選択されると、続いて、持主画面が表示され
る。図20は、持主画面の一例を示す図である。この持
主画面は、選択されたデバイスの持主に関する情報を表
示する。持主に関する情報としては、例えば名前、持主
を表す似顔絵アイコンなどがある。
【0137】即ち、図20においては、デバイスeに対
応する持主画面が表示されており、デバイスeの持主の
名前「○○さん」とともに、この「○○さん」を表す似
顔絵アイコン50を表示する。そして、図中右下の「も
どる」が選択されると、再度、図18(a)に示す発見
画面が表示される。
【0138】また、サブメニュー40において「設定す
る」が選択されると、続いて、設定画面が表示される。
【0139】図21は、設定画面の一例を示す図であ
る。この設定画面は、選択されたデバイスに関する情報
の設定を行うための画面である。また、設定を行う情報
は、デバイスの名称、及びそのデバイスを表すアイコン
である。
【0140】即ち、図21においては、デバイスeに対
応する設定画面が表示されており、選択されたデバイス
eを表すアイコン50とともに、名称、デバイスコー
ド、種別、アイコンNo.を表示する。また、名称“M
y Cam”は反転表示されており、新たな名称を入力
可能となっている。そして、アイコン50には、左右に
矢印カーソル50a、50bが表示されており、この矢
印カーソル50a、50bが選択されることで、候補と
して予め用意されている複数のアイコンを順に表示す
る。それとともに、アイコンNo.を、表示しているア
イコン50を指定するアイコンNo.に変更して表示す
る。
【0141】そして、図中右下の「決定」が選択される
と、ここで設定されている内容(名称、及びアイコン)
に更新された発見画面が、再度表示される。また、「や
める」が選択されると、ここでの設定内容はキャンセル
され、図18(a)に示す発見画面が再度表示されるこ
とになる。
【0142】尚、これらの詳細表示画面、持主表示画
面、及び設定画面において表示されるアイコンは、何れ
も「問合せ状態」を表すアイコンである(即ち、発見画
面において表示されるアイコンと同一である。)が、こ
れは、何れの状態に対応するアイコンでも構わない。
【0143】また、サブメニュー40において「接続す
る」が選択されると、続いて、呼出し中画面が表示され
る。
【0144】図22は、呼び出し中画面の一例を示す図
である。この呼び出し画面は、電子ウォッチ10の呼び
出し状態に相当し、カーソル30にて選択されたデバイ
スを呼び出している様子を表示する。
【0145】即ち、図22によれば、呼び出し中画面
は、呼び出し対象であるデバイスeを表すアイコン20
eを色濃く強調して表示するとともに、アイコン20a
からアイコン20eに向かう矢印を表示する。また、ア
イコン20a、20eは、図18(a)のアイコン20
a、20eから変化し、「呼び出し状態」を表すアイコ
ンとなっている。そして、デバイスeからの呼び出し応
答が得られると、続いて、接続中画面が表示される。
【0146】図23は、接続中画面の一例を示す図であ
る。この接続中画面は、電子ウォッチ10の接続状態に
相当し、カーソルにて選択されたデバイスと接続中であ
る様子を表示する。
【0147】即ち、図24によれば、接続中画面は、ア
イコン20aと、接続対象であるデバイスeを表すアイ
コン20eとともに、アイコン20aからアイコン20
eに向かう矢印を表示する。また、アイコン20a、2
0eは、図22のアイコン20a、20eから変化し、
「接続状態」を表すアイコンとなっている。そして、デ
バイスeとの接続を確立すると、続いて、データ通信中
画面が表示される。
【0148】図24は、データ通信中画面の一例を示す
図である。このデータ通信中画面は、電子ウォッチ10
のデータ転送状態に相当し、カーソル30にて選択され
たデバイスとデータ通信中である様子を表示する。
【0149】即ち、図24によれば、データ通信中画面
は、アイコン20aと、データ通信中であるデバイスe
を表すアイコン20eとともに、アイコン20aからア
イコン20eに向かう矢印を表示する。この矢印は、デ
ータ転送の方向を示すものであり、電子ウォッチ10か
らデバイスeに対してデータ転送が行われている場合に
は、逆方向、即ちアイコン20eからアイコン20aに
向かう矢印を表示する。また、アイコン20a、20e
は、図23のアイコン20a、20eから変化し、「デ
ータ転送状態」を表すアイコンとなっている。
【0150】このように、電子ウォッチ10の表示画面
には、電子ウォッチ10、及び他のデバイスの種別や遷
移状態に応じて変化したアイコンが表示される。
【0151】尚、本発明は、上記実施の形態に限ること
なく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能で
ある。例えば、デバイスに対応して表示させるアイコン
を、該デバイスの遷移状態に応じて変化させることとし
たが、デバイスの動作状況、或いはデバイスの内蔵機能
に応じて、アイコンを変化させることとしても良い。
【0152】具体的には、デバイスの動作状況に応じて
変化させる場合には、それぞれのデバイスと対応付ける
アイコンを指定するアイコンテーブルを、動作状況毎
に、該動作状況を表すアイコンを対応付ける構成とす
る。例えば、種別「デジタルカメラ」に対しては「撮影
中」、「空メモリ容量が20%以下」などの動作状況
を、また、種別「携帯電話」に対しては、「通話中」、
「充電中」などの動作状況をそれぞれ対応付けるといっ
た具合である。
【0153】また、デバイスの内蔵機能に応じて表示さ
せるアイコンを変化させる場合についても同様に、アイ
コンテーブルを、内蔵機能毎に、該内蔵機能を表すアイ
コンを対応付ける構成とする。
【0154】また、表示画面におけるアイコンの表示形
態を、所定条件に基づいて変更することとしても良い。
この所定条件としては、例えばデバイスの種別や遷移状
態、更に、それぞれのデバイスから取得するプロパティ
データや持主データに基づく条件が考えられる。また、
表示形態の変更としては、アイコンを濃く(或いは、薄
く)表示する、反転表示する、色を変更する、表示する
アイコンそのものを変更するといったことが考えられ
る。更に、表示形態の一つとして、条件を満たさないデ
バイスに対応するアイコンを表示しないといったことも
考えられる。
【0155】
【発明の効果】本発明によれば、情報機器の種別や内蔵
機能、動作状況、所有者といったことを、対応する画像
により、限られた表示画面においても解り易く表示させ
ることが可能となる。更に、種々の条件に応じて、表示
形態や、表示する画像そのものを変更することで、所望
する種別や機能のアイコンを強調して表示させるなど、
より解り易い表示が可能となる。また、上記情報機器と
画像との対応付けを変更する手段を有することで、例え
ばユーザにより選択/作成された画像を、所望の画像と
対応付けて記憶/表示させることが可能となり、それぞ
れのユーザに合わせて、より解り易い、相応しい表示を
行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の概略を示す図である。
【図2】Bluetooth端末の遷移状態を示す図である。
【図3】電子ウォッチの内部構成の一例を示すブロック
図である。
【図4】登録デバイステーブルの一例を示す図である。
【図5】アイコンテーブルの一例を示す図である。
【図6】プロパティデータの一例を示す図である。
【図7】持主データの一例を示す図である。
【図8】FHSパケットの構成を示す図である。
【図9】デバイスクラスで規定されるサービスクラス、
及び種別を示す図である。
【図10】本実施の形態に係る処理を説明するためのフ
ローチャートである。
【図11】図10のフローチャートの続きである。
【図12】問合せ処理を説明するためのフローチャート
である。
【図13】詳細表示処理を説明するためのフローチャー
トである。
【図14】持主表示処理を説明するためのフローチャー
トである。
【図15】設定処理を説明するためのフローチャートで
ある。
【図16】待ち受け画面の一例を示す図である。
【図17】検索中画面の一例を示す図である。
【図18】発見画面の一例を示す図である。
【図19】詳細画面の一例を示す図である。
【図20】持主画面の一例を示す図である。
【図21】設定画面の一例を示す図である。
【図22】呼び出し中画面の一例を示す図である。
【図23】接続中画面の一例を示す図である。
【図24】データ通信中画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
10 電子ウォッチ 100 CPU 200 入力部 300 表示部 400 Bluetooth通信部 500 RAM 600 ROM 610 登録デバイステーブル 620 アイコンテーブル 630 プロパティデータ 640 持主データ 650 アイコン表示プログラム 660 問合せプログラム 670 詳細表示プログラム 680 持主表示プログラム 690 設定プログラム

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定範囲の通信領域内に存する他の情報機
    器を自動検出するとともに、当該他の情報機器との無線
    通信を行う通信手段を備える情報機器であって、 複数の画像それぞれを、情報機器毎に対応付けて記憶す
    る記憶手段と、 前記通信手段による前記他の情報機器との通信データに
    基づき、前記記憶手段に記憶されている画像の中から、
    当該他の情報機器に対応する画像を選択する選択手段
    と、 前記選択手段により選択された画像を表示する表示手段
    と、 を備えることを特徴とする情報機器。
  2. 【請求項2】請求項1記載の情報機器において、 前記記憶手段は、前記複数の画像を、情報機器の種別に
    区分して記憶し、 前記通信データには、情報機器の種別を示す情報が含ま
    れ、 前記選択手段は、前記他の情報機器の種別に基づいて、
    対応する画像を選択する、ことを特徴とする情報機器。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の情報機器において、 前記記憶手段は、前記複数の画像を、情報機器の内蔵機
    能に区分して記憶し、 前記通信データには、情報機器の内蔵機能を示す情報が
    含まれ、 前記選択手段は、前記他の情報機器の内蔵機能に基づい
    て、対応する画像を選択する、 ことを特徴とする情報機器。
  4. 【請求項4】請求項1〜3の何れか記載の情報機器にお
    いて、 前記表示手段は、前記他の情報機器との通信状況を表示
    する通信状況表示手段を有する、 ことを特徴とする情報機器。
  5. 【請求項5】請求項1〜4の何れか記載の情報機器にお
    いて、 前記記憶手段は、前記複数の画像を、情報機器の動作状
    況に区分して記憶し、 前記通信データには、情報機器の動作状況を示す情報が
    含まれ、 前記選択手段は、前記他の情報機器の動作状況に基づい
    て、対応する画像を選択する、 ことを特徴とする情報機器。
  6. 【請求項6】請求項1〜5の何れか記載の情報機器にお
    いて、 前記表示手段は、 前記通信データに基づいて、前記他の情報機器が所定条
    件を満たすか否かを判定する判定手段と、 前記判定手段による判定結果に応じて、前記選択された
    画像の表示/非表示、或いは表示形態の変更を制御する
    制御手段と、 を有することを特徴とする情報機器。
  7. 【請求項7】請求項1〜6の何れか記載の情報機器にお
    いて、 前記記憶手段は、 前記複数の画像それぞれと情報機器との対応付けを変更
    する対応付け変更手段、 を有することを特徴とする情報機器。
  8. 【請求項8】請求項7記載の情報機器において、 新たな画像と当該画像に対応付ける情報機器とを入力す
    る入力手段を備え、 前記対応付け変更手段は、前記入力手段により入力され
    た画像を、前記入力手段により入力された情報機器に対
    応付ける、 ことを特徴とする情報機器。
  9. 【請求項9】請求項1〜8の何れか記載の情報機器にお
    いて、 情報機器毎に、当該情報機器に関する関連情報を対応付
    けて記憶する関連情報記憶手段と、 前記通信手段による前記他の情報機器との通信データに
    基づき、前記関連情報記憶手段に記憶されている関連情
    報の中から、当該他の情報機器に対応する関連情報を表
    示する関連情報表示手段と、 を備えることを特徴とする情報機器。
  10. 【請求項10】請求項9記載の情報機器において、 前記関連情報は、情報機器の所有者に関する情報である
    ことを特徴とする情報機器。
  11. 【請求項11】請求項1〜10の何れか記載の情報機器
    において、 前記画像それぞれは動画であることを特徴とする情報機
    器。
  12. 【請求項12】所定範囲の通信領域内に存する他の情報
    機器を自動検出するとともに、当該他の情報機器との無
    線通信を行う通信手段を備える情報機器に対して、 複数の画像それぞれを、情報機器毎に対応付けて記憶す
    る記憶手段と、 前記通信手段による前記他の情報機器との通信データに
    基づき、前記記憶手段に記憶されている画像の中から、
    当該他の情報機器に対応する画像を選択する選択手段
    と、 前記選択手段により選択された画像を表示する表示手段
    と、を機能させるための制御プログラム。
  13. 【請求項13】所定範囲の通信領域内に存する他の情報
    機器を自動検出するとともに、当該他の情報機器との無
    線通信を行う通信手段を備える情報機器における制御方
    法であって、 複数の画像それぞれを、情報機器毎に対応付けて記憶す
    る記憶工程と、 前記通信手段による前記他の情報機器との通信データに
    基づき、前記記憶されている画像の中から、当該他の情
    報機器に対応する画像を選択する選択工程と、 前記選択された画像を表示する表示工程と、 を含むことを特徴とする制御方法。
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