JP2003295922A - 加工生産指示方法およびその装置 - Google Patents

加工生産指示方法およびその装置

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JP2003295922A
JP2003295922A JP2002094526A JP2002094526A JP2003295922A JP 2003295922 A JP2003295922 A JP 2003295922A JP 2002094526 A JP2002094526 A JP 2002094526A JP 2002094526 A JP2002094526 A JP 2002094526A JP 2003295922 A JP2003295922 A JP 2003295922A
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Shinichi Kawakami
真一 川上
Takashi Otani
崇 大谷
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Mazda Motor Corp
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  • General Factory Administration (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】加工ラインの生産効率確保と加工部品の在庫数
減少とを図る。 【解決手段】例えばエンジンの組立ライン1の前工程と
しての加工ライン2が、複数種のエンジン用部品を加工
するが、加工部品の種類変更によっては段替えが必要と
される。加工部品の完成在庫数と加工ライン2内の加工
部品の数とが加工在庫数(43)として把握される。加
工在庫数(43)と、組立ライン1での生産順序を含む
生産計画(52)とから、加工在庫数が0となるまでの
余裕時間となる在庫リードタイム(44)が決定され
る。投入指示制御部21は、複数種の加工部品(の素
材)のうち、原則として在庫リードタイムがもっとも小
さい種類の加工部品を加工ライン2へ投入するよう指示
する一方、段替えが必要とされない段替え不要グループ
を構成する加工部品については所定数だけ連続して投入
が行われるように指示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加工生産指示方法
およびその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】生産ラインにおいては、加工ライン(サ
ブ生産ライン)で加工された加工部品を、その後行程と
なる組立ライン(メイン生産ライン)での組立に用いる
ということが行われている。例えば、自動車のエンジン
を組み立てる組立ラインでは、その前行程としての加工
ラインが、例えばシリンダブロック用の加工ライン、シ
リンダヘッド用の加工ライン、カムシャフト用の加工ラ
イン等、複数の加工ラインが設定されるのが通常であ
る。
【0003】加工ラインの中には、組立ラインでの多品
種生産に対応すべく、複数種の加工部品を加工すること
も行われている。例えば、直列4気筒エンジンのシリン
ダブロックを加工する加工ラインの場合、その排気量の
相違や仕向地の相違等によって、複数種のシリンダブロ
ックを加工することが行われている。そして、1つの加
工ラインで複数種の加工部品を加工する場合に、加工部
品の種類変更に応じて工具や治具の交換を行う段替え作
業を必要とすることも多くなっている。
【0004】上述した加工ラインでの生産数は、複数種
の加工部品毎にそれぞれ、その在庫数が多くなり過ぎな
いように、また在庫数が少なすぎないようにすることが
望まれる。特開平8−309646号公報には、メイン
の生産ラインでのワークの完成予定時刻に基づいて、サ
ブの生産ラインでのワーク投入時刻を決定することが開
示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、加工
ラインにおいて加工部品を過不足なく加工つまり生産す
るには、複数種の加工部品毎にその在庫リードタイム
(例えば組立ラインの生産において加工部品の欠品発生
の直前状態となる在庫数が0になるまでの余裕時間)を
求めて、この在庫リードタイムが小さい順に加工部品を
加工ラインへ投入すればよいことになる。これにより、
加工部品の在庫数(完成在庫数)の減少を図ることがで
きる。
【0006】しかしながら、加工部品の種類変更に伴っ
て段替えを行う必要が生じる場合に、在庫リードタイム
に基づいてのみ加工部品の加工ラインへの投入を決定し
ていたのでは、加工ラインでの生産効率が極めて悪くな
ってしまう事態の発生が考えられる。すなわち、段替え
には相当の時間を有する一方、この段替えの間は加工が
行われないので、段替えの回数が多くなるとその分生産
効率の悪化になってしまうことになる。なお、加工部品
の在庫数を多くすれば、段替えの回数を少なくすること
も可能であるが、この場合は、在庫数減少という点にお
いて満足のいかないものとなる。
【0007】本発明は以上のような事情を勘案してなさ
れたもので、その目的は、加工部品の在庫数減少と加工
ラインの生産効率の確保とを共に高い次元で満足できる
ようにした加工生産指示方法およびその装置を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明方法にあっては次のような解決手法を採択し
てある。すなわち、特許請求の範囲における請求項1に
記載のように、組立ラインの前行程となる加工ラインに
対して、複数種の加工部品についての投入順序を指示す
る加工生産指示方法であって、加工部品の種類毎に、そ
れぞれ、完成在庫数と前記加工ラインに存在するライン
内個数とを含む在庫数を検出するステップと、前記組立
ラインでの生産計画条件と前記在庫数とに基づいて、加
工部品の種類毎に在庫リードタイムを決定するステップ
と、前記複数種の加工部品についてその在庫リードタイ
ムの小さい順に前記加工ラインへの投入を指示すると共
に、複数種の加工部品のうち段替えが不要である段替え
不要グループとなる加工部品を所定数だけ連続的に該加
工ラインへの投入を指示するステップと、を備えている
ようにしてある。これにより、基本的には在庫リードタ
イムに基づいて加工部品の投入を指示することによって
在庫数の減少となる。また、段替え不用グループの加工
部品については、所定数だけ連続的に加工ラインに投入
されるので、段替えの回数を減少させて、生産効率も確
保されることになる。
【0009】上記解決手法を前提とした好ましい態様
は、次のとおりである。前記複数種の加工部品について
それぞれ、前記加工ライン内に投入されている投入比率
を検出するステップをさらに備え、前記検出された投入
比率が所定の基準比率を超えたときは、該基準比率を超
えた加工部品の前記加工ラインへの投入指示が停止され
る、ようにすることができる(請求項2対応)。この場
合、加工時間の長い加工部品の投入比率が大きい際に
は、その加工部品の加工に時間を要して、加工ステーシ
ョン間に加工部品が滞留して次に投入される加工部品が
加工できないという問題、および全体として加工部品投
入からその完成までの時間が長くなり過ぎてしまうとい
う問題が発生するが、加工時間の長くなる加工部品につ
いての投入比率を小さくすることにより、上述の問題を
解消することができる。
【0010】前記複数種の加工部品についてそれぞれ、
前記在庫リードタイムが所定の上限タイムよりも大きく
なる加工部品を検出するステップと、前記複数種の加工
部品についてそれぞれ、前記在庫リードタイムが前記上
限タイムよりも短い時間に設定された所定の下限タイム
よりも小さくなる加工部品を検出するステップと、をさ
らに備え、前記在庫リードタイムが前記上限タイムより
も大きい加工部品については前記加工ラインへの投入指
示が停止されると共に、該在庫リードタイムが前記下限
タイムよりも小さい加工部品については他の加工部品に
最優先して該加工ラインへの投入が指示される、ように
することができる(請求項3対応)。この場合、在庫リ
ードタイムが下限タイムよりも小さい加工部品について
は、優先的に加工ラインに投入されるので、加工部品の
欠品という危険を避けることができる。また、在庫リー
ドタイムが上限タイムよりも大きい加工部品について
は、加工ラインへの投入指示が停止されるので、ある加
工部品のみを作り過ぎてしまうという事態を防止するこ
とができる。
【0011】本発明装置は、前述した本発明方法に対応
したもので、請求項1の方法に対応した装置が請求項4
に記載され、請求項2に方法に対応した装置が請求項5
に記載され、請求項3の方法に対応した装置が請求項6
に記載されている。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、在庫数減少と加工ライ
ンの生産効率の確保とを、共に高い次元で満足させるこ
とができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1において、1は組立ラインで
あり、例えばエンジンの組立用とされている。2は加工
ラインであり、組立ライン1で用いる部品を加工するた
めのものとなっている。図1では、加工ラインがシリン
ダブロックの加工用とされているが、加工ラインとして
はこの他、カムシャフトの加工用、シリンダヘッドの加
工用、コンロッドの加工用等、複数の加工ラインが1つ
の組立ラインに対して設けられている。
【0014】各加工ラインでの加工部品の投入の手法は
同じなので、シリンダブロックを加工する加工ライン2
に着目して本発明について説明することとする。まず、
加工ライン2は、複数の加工ステーションS1、S2・
・・・SNを有し、各ステーションにおいてあらかじめ
設定された所定の加工作業が行われる。そして、最後の
加工ステーションSNを通過した加工部品は、プール場
3に完成在庫として移送される。勿論、プール場3に在
庫されている完成加工部品が、組立ライン1へ供給され
ることになる。
【0015】加工ライン2へ投入される加工部品は、複
数種存在する。例えば、加工部品としては、直列4気筒
エンジンのシリンダブロックのうち、排気量が1600
ccのものと、1800ccのものと、2000ccの
ものというように複数種とされている。そして、複数種
の加工部品を加工するに際して、用いる工具や治具の変
更を要するものとなっている。例えば、1600cc用
のシリンダブロックと1800cc用のシリンダブロッ
クとは用いる工具や治具が共通であって段替え不用であ
るが、2000cc用のシリンダブロックについては、
別の工具や治具を用いる必要がある。したがって、16
00cc用シリンダブロック、1800cc用シリンダ
ブロックと、2000cc用シリンダブロックとの間で
は、段替えが必要になる。つまり、1600cc用シリ
ンダブロックと1800cc用シリンダブロックとは、
互いに段替えが不用ということで、同一段替えグループ
を構成することになる。
【0016】加工ライン2への加工部品への投入は、投
入装置としてのピッキング装置10によって行われる。
このピッキング装置10は、例えば、加工部品の加工前
の状態である素材(ワーク)をパレット11aに収納し
た状態で提供する供給ステーション11と、供給ステー
ション11にある素材を加工ライン2へ供給するための
搬送ロボット12と、ロボットコントローラ13と、通
信制御部14とを有する。通信制御部14は、後述する
投入指示制御部21との間で通信を行う。すなわち、通
信制御部14は、投入指示制御部21から次に投入すべ
き加工部品の情報を受信してロボット12を作動させる
一方、投入指示制御部21に対しては、加工部品の加工
ライン2への投入実績と素材の有無とを送信する。勿
論、投入指示制御部21から投入指示された加工部品
が、ロボット13によって加工ライン2へ供給されるも
のである。
【0017】上述した投入指示制御部21は、加工部品
の投入順序等を表示する表示画面22を有する。表示画
面22の表示内容の一例が図2に示される。この図2に
示すように、表示画面22は、メイン表示面22aと、
複数のサブ表示部22b〜22eを有する。メイン表示
部22aに表示される内容は、図2の例では、加工部品
の投入順序を後述する在庫リードタイムが小さい方か大
きい方へとソートして示すものである。すなわち、表示
内容としては、例えば、複数種の加工部品毎にそれぞ
れ、加工部品(種類で、番号表示)、素材(種類で、番
号表示)、進度、在庫リードタイム、段替えグループの
識別符号、加工ライン2への投入比率、ライン内仕掛け
数(加工ライン2内にある数で、加工中の数となる)、
プール場3に在庫されている完成在庫数、投入ロット数
(1回あたりの加工ライン2への投入個数)、パレット
収納数(供給ステーション11にある1つのパレット内
に収納されている素材数)とされる。
【0018】上述したうち、進度は、組立ライン1での
生産計画通りに加工部品を消費したときに、現時点での
加工ライン2での在庫数(加工ライン2内にある個数と
プール場3にある完成在庫数との合計数)が0になると
きの時刻(日、時、分)を示す。また、在庫リードタイ
ムは、実施形態では上記進度が0になるまでに要する時
間であり、進度0になるまでの余裕時間ということがで
きる。つまり、在庫リードタイムは、あらたに加工を開
始すべき(加工ライン2に投入すべき)要求度合いを示
す指標で、在庫リードタイムが小さいほど加工開始の要
求度合いが強いということになる。なお、在庫リードタ
イムを、進度0よりも大きい時点(例えば在庫数が0以
外の最低在庫数Xとなるまでの時点)までの余裕時間と
いうように設定することも可能である。
【0019】段替えグループは、加工ライン2において
用いる工具や治具に関する共通性を示すもので、段替え
の必要性を判断するときの指標となる。すなわち、図2
に示す例では、段替えグループとしてD1、D2、D3
の3種類が設定されているが、加工部品の種類が異なっ
ても段替えグループが例えばD1というように同じであ
れば、加工部品の種類を変更しても段替えを必要としな
いということになる。逆に、D1とD2との間、D1と
D3ととの間、さらにはD2とD3との間では、段替え
が必要になることを示す。この段替えグループ毎に、連
続して加工ライン2へ投入すべき個数があらかじめ設定
されている。サブ表示部22bに例示するように、段替
えグループD1についての連続投入数は16個、D2に
ついての連続投入数は8個、D3についての連続投入数
は4個というように設定されている。なお、この連続投
入数は、極力段替えをしないで加工ライン2の生産効率
を上げるという観点から設定されている。
【0020】前記投入比率は、加工ライン2内にある全
加工部品数に対して、加工ライン2内にある同じ種類の
加工部品の個数の割合を示すもので、同じ種類の加工部
品が加工ライン2内に存在する割合(個数)の上限値を
示す。この投入比率は、加工部品の種類毎に、サブ表示
部22cに例示するようにH1(例えば9%)、H2
(例えば25%)というように設定される。なお、投入
比率が設定されていない加工部品については、その投入
制限のないことを示す。この投入比率の設定は、主とし
て、加工時間が長い加工部品ばかりが加工ライン2内に
多く存在し過ぎることのないようにするためである。つ
まり、加工ライン2から排出される完成加工部品の数
が、単位時間あたり所定の下限値を下回らないようにす
るために設定されている。
【0021】図2のサブ表示部22dには、上限タイム
と下限タイムとが表示される。上限タイムは、例えば7
時間というように大きい値に設定されて、後述するよう
に在庫リードタイムがこの上限タイムよりも大きくなる
加工部品については、加工ライン2への投入が停止され
る(同じ加工部品の完成在庫数の増大防止)。逆に、下
限タイムは、例えば3時間というように上限タイムより
も十分小さい値に設定されて、完成在庫数が少なくなり
過ぎのを防止するために設定される。すなわち、後述す
るように、在庫リードタイムが下限タイムよりも小さく
なる加工部品については、欠品防止のために、他の加工
部品に優先して、加工ライン2への投入指示がなされ
る。
【0022】サブ表示部22eには、複数のモードの中
から任意の1つのモードを選択するための操作スイッチ
(タッチパネル式)が表示される。操作スイッチとして
は、加工部品の加工ライン2への投入指示を自動で行う
か手動で行うかのメイン選択スイッチ23aと23bを
有する。手動スイッチ23bを選択、操作したときは、
サブ選択スイッチとして、メイン画面21aに表示され
る加工部品の表示順が選択可能とされる。すなわち、部
品番号順、リードタイム順、指定条件順、段替えグルー
プ順、素材グループ順、投入比率順のいずれか1つの表
示が、サブ選択スイッチ24a〜24fのいずれかを選
択、操作することにより行われる。自動スイッチ23a
を選択、操作したときは、メイン表示部22aに表示さ
れているように在庫リードタイムが小さい順に表示され
るが、在庫リードタイムがもっとも小さい加工部品につ
いてのみ表示することもできる。
【0023】スイッチ23aを選択、操作して自動モー
ドを選択したとき、投入指示制御部21は、通信制御部
14に対して、在庫リードタイムがもっとも小さい加工
部品を加工ライン2へ投入するように指示し、この指示
に基づいて、ロボット13が投入指示された加工部品に
対応した素材を加工ライン2へ供給する。
【0024】再び図1において、前述した在庫リードタ
イムを決定する手法に着目して説明するが、以下に述べ
る数の集計や在庫リードタイムの計算等は、複数種の加
工部品毎に個々独立して行われる。まず、加工ライン2
に設けた設備ネットワーク31を介して、加工ライン2
内での加工部品の加工実績(加工ライン2内での加工部
品の数)が検出され、この検出結果が設備稼働実績を集
計する集計部32に出力される。また、プール場3にあ
る完成在庫数が、集計部32に出力される。集計部32
で集計された加工ライン2での加工実績数と完成在庫数
とが、それぞれ個別に、生産実績としてサーバ33に蓄
積される。
【0025】図1のメインサーバ41の管理部42は、
上記サーバ33からの生産実績と、投入指示部21から
の投入情報(投入実績)と、組立ライン1への加工部品
の引き取り情報に基づいて、プール場3に収納されてい
る完成在庫数と加工ライン2内にある加工部品数(仕掛
け数)とに分けて集計する。この場合、完成在庫数につ
いては、組立ライン1へ引き取られた加工部品の数だけ
減少させる。加工ライン2内の仕掛け数については、良
品完成実績となる完成在庫数が1つ増加する毎に、この
分仕掛け数を1だけ減少させ、また投入指示制御部21
からの投入指示の送信を受けると、この投入指示された
加工部品の数だけ仕掛け数を増加させる。集計部42で
の集計結果は、サーバ43に加工実績として蓄積され
る。
【0026】メインサーバ41は、在庫リードタイム決
定部44を有する。この決定部44は、組立ライン1の
生産計画をつかさどるサーバ(制御部)からの生産計画
情報を、生産計画把握部51、サーバ52を介して受け
とる。この生産計画情報には、加工ライン2で加工され
る複数種の加工部品のそれぞれについて、個別に、組立
ライン1での生産順序等を含むものとなっている。すな
わち、この生産計画情報に基づいて、加工部品の組立ラ
イン1での消費情報が時間(日、時、分)をパラメータ
として決定部44が知り得るようになっている。
【0027】上記決定部44には、サーバ43からの加
工実績が入力される。この加工実績と、組立ライン1で
の生産順序を含む生産計画情報とに基づいて、前述した
進度が0になる時点(日、時、分)が、複数種の加工部
品のそれぞれについて個別に決定(予測)される。決定
部44では、加工ライン2内の加工部品が完成在庫にな
るまでに要する現時点からの加工時間と、現時点での完
成在庫数が全て組立ライン1に引き取られてしまうまで
の時間との合計時間を、複数種の加工部品毎に個別に在
庫リードタイムとして算出する。この在庫リードタイム
は、あらたに加工ライン2で加工部品の生産を開始する
時点から上記進度0になるまでの余裕時間となる。
【0028】決定部44で決定された複数種の加工部品
毎の在庫リードタイムは、サーバ45を介して、前述し
た投入指示制御部21に入力される。投入指示制御部2
1は、前述したとおり、図2に示すような表示を行うと
共に、自動モードが選択されていることを条件として、
複数種の加工部品の中から次にどの加工部品を加工ライ
ン2へ投入指示するかを決定して、投入実行を制御する
通信手段制御部14へ出力することになる。
【0029】次に、複数種の加工部品のうちどの加工部
品を次に加工ライン2へ投入するかの投入順序の決定の
手法について、投入指示制御部部21の制御例となる図
3のフローチャートを参照しつつ説明するが、このフロ
ーチャートは、指定時間毎(例えば30秒毎)に起動さ
れるようになっている。また、このフローチャートは、
自動モードによる加工部品の投入指示を行う場合に着目
したものとなっている。勿論、投入順序は、基本的には
在庫リードタイムが小さい順とされるが、後述のように
この基本原則に優先して投入順序が変更される場合もあ
る。なお、加工ライン2へ投入すべき加工部品の種類の
指令は、投入指示制御部21から通信制御部14に対し
て加工部品の種類(に対応した素材)を指示することに
より行われる。
【0030】まず、図3のQ(ステップ−以下同じ)1
において、データ入力されて、複数種の加工部品につい
て、在庫リードタイム等が読み込まれる(在庫リードタ
イムの決定そのものはメインサーバ41で決定され
る)。次に、Q2において、読み込まれた複数種の加工
部品についてのそれぞれの在庫リードタイムのうち、も
っとも小さい在庫リードタイム(MLT)を示す加工部
品が、次に加工ライン2へ投入される候補として決定さ
れる。
【0031】Q3では、最小在庫リードタイムMLT
が、下限タイム以上であるか否かが判別される。このQ
3の判別でYESのときは、Q5において、最小在庫リ
ードタイムMLTが、上限タイム以下であるか否かが判
別される。このQ5の判別でYESのときは、Q6にお
いて、最小在庫リードタイムMLTを示す投入候補とな
っている加工部品の素材が、供給ステーション10に存
在するか否かが判別される。Q6の判別でYESのとき
は、Q7において、今回の投入候補の加工部品が、前回
投入された加工部品と同一段替えグループであるか否か
が判別される。このQ7の判別でYESのときは、Q8
において、今回の投入候補の加工部品の投入比率が、所
定の基準比率(図2のH1、H2)以内であるか否かが
判別される。このQ8の判別でYESのときは、Q9に
おいて、投入候補となっていた加工部品についての投入
指示がなされる。
【0032】前記Q7の判別でNOのときは、Q10に
おいて、前回に投入された加工部品と同一段替えグルー
プの加工部品が所定数連続して投入済みであるか否かが
判別される。このQ10の判別でYESのときは、Q8
へ移行される。また、Q10の判別でNOのときは、同
一段替えグループの加工部品を、在庫リードタイムより
も優先して加工ライン2へ供給させるべく、Q11にお
いて投入候補の更新が行われた後、Q4へ戻る。なお、
Q11での投入候補の更新は、今回の投入候補の加工部
品についての在庫リードタイムの次に小さい在庫リード
タイムを示す加工部品を、今回の投入候補の加工部品と
して設定することになる。
【0033】前記Q8の判別でNOのときは、Q11へ
移行して、投入候補の更新が行われた後、Q4へ戻る。
前記Q5の判別でNOのときは、Q12において、今回
の投入候補についての情報がクリアされた後(今回の投
入候補の加工部品が実際には投入されていない状態に戻
す処理)、Q11へ移行される。前記Q4の判別でNO
のときは、欠品を防止すべく、ただちにQ9へ移行し
て、今回投入候補の加工部品を加工ライン2へ投入すべ
き指示が行われる。
【0034】ここで、Q6の判別でNOのとき、すなわ
ち、次に投入すべき加工部品が供給ステーション11に
存在しないときは、Q11の処理の他に、例えば次のよ
うな処理を行えばよい。まず、通信制御部14から投入
指示制御部部21に対して、素材が存在しないという情
報が送信される。素材なしの情報を受けた投入指示制御
部部21は、素材が存在しない間は、その素材の投入指
示を行わないことになる。そして、供給ステーション1
1に素材が供給されたときに、通信制御部14から投入
指示制御部部21に対して素材が存在するという素材セ
ット情報の送信が行われる。この後は、投入指示制御部
部21は、いままで投入指示を停止していた素材につい
ての投入指示を再開する。
【0035】図4、図5は、供給ステーション11にお
いて、素材(加工前の加工部品)を収納したパレットの
補充手法を示すものである。なお、図4、図5におい
て、ピッキングエリアは、ロボット13によってピッキ
ングが可能な供給位置にパレットがある場合を示す。ま
ず、図4の例は、ピッキングエリアに存在するある1つ
のパレット内の素材が全て加工ライン2に供給された後
は、素材のなくなった空パレットがその直後方(図中左
方)の待機位置に戻される。待機位置に戻された空のパ
レット内に素材が充填された後、パレットは再びピッキ
ングエリアに戻されることになる。
【0036】図5の例では、ピッキングエリアにおいて
素材がなくなった空パレットは、一旦空レーンに移動さ
れた後、素材の補充ステーションに移送されて、素材が
充填される。ピッキングエリアの後方(図中左方)の待
機位置には、常時、素材が充填された次のパレットが待
機されており、この待機しているパレットが、ピッキン
グエリアのうち空レーンに移送されたパレットがあった
位置にすみやかに移動される。これにより、加工部品の
すみやかな補充が可能となる。なお、待機位置にあるパ
レット内の素材は、後工程での加工部品の必要度合いに
応じたものとされいる(ピッキングエリアにあるパレッ
ト内の素材と、その直後方に待機しているパレット内の
素材とは、同一種の場合もあれば、異種の場合もあ
る)。
【0037】以上実施形態について説明したが、組立ラ
インで組み立てらる製品および加工ラインで加工される
加工部品は、適宜のものとすることができる。例えば、
組立ラインが自動車の最終組立ラインであり、加工ライ
ンが自動車ボディの塗装ラインとすることができる(加
工ラインでの塗装色の変更のための段替え有り)。フロ
−チャ−トに示す各ステップは、その機能の上位表現に
手段の名称を付して表現することができる。また、本発
明の目的は、明記されたものに限らず、実質的に好まし
いあるいは利点として表現されたものを提供することを
も暗黙的に含むものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す全体システム図。
【図2】図1の投入指示制御部の表示画面に表示される
内容の一例を示す図。
【図3】投入指示制御部の制御例を示すフローチャー
ト。
【図4】素材の補充例を示す簡略平面図。
【図5】素材の別の補充例を示す簡略平面図。
【符号の説明】
1:組立ライン 2:加工ライン S1〜SN:加工ステーション 10:ピッキング装置(加工部品の投入装置) 11:素材の供給ステーション 21:投入指示制御部 22:表示画面 32:集計部(生産実績) 42:集計管理部(加工在庫数) 44:在庫リードタイム決定部 51:生産計画情報の把握部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】組立ラインの前行程となる加工ラインに対
    して、複数種の加工部品についての投入順序を指示する
    加工生産指示方法であって、 加工部品の種類毎に、それぞれ、完成在庫数と前記加工
    ラインに存在するライン内個数とを含む在庫数を検出す
    るステップと、 前記組立ラインでの生産計画条件と前記在庫数とに基づ
    いて、加工部品の種類毎に在庫リードタイムを決定する
    ステップと、 前記複数種の加工部品についてその在庫リードタイムの
    小さい順に前記加工ラインへの投入を指示すると共に、
    複数種の加工部品のうち段替えが不要である段替え不要
    グループとなる加工部品を所定数だけ連続的に該加工ラ
    インへの投入を指示するステップと、を備えていること
    を特徴とする加工生産指示方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記複数種の加工部品についてそれぞれ、前記加工ライ
    ン内に投入されている投入比率を検出するステップをさ
    らに備え、 前記検出された投入比率が所定の基準比率を超えたとき
    は、該基準比率を超えた加工部品の前記加工ラインへの
    投入指示が停止される、ことを特徴とする加工生産指示
    方法。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2において、 前記複数種の加工部品についてそれぞれ、前記在庫リー
    ドタイムが所定の上限タイムよりも大きくなる加工部品
    を検出するステップと、 前記複数種の加工部品についてそれぞれ、前記在庫リー
    ドタイムが前記上限タイムよりも短い時間に設定された
    所定の下限タイムよりも小さくなる加工部品を検出する
    ステップと、をさらに備え、 前記在庫リードタイムが前記上限タイムよりも大きい加
    工部品については前記加工ラインへの投入指示が停止さ
    れると共に、該在庫リードタイムが前記下限タイムより
    も小さい加工部品については他の加工部品に最優先して
    該加工ラインへの投入が指示される、ことを特徴とする
    加工生産指示方法。
  4. 【請求項4】組立ラインの前行程となる加工ラインに対
    して、複数種の加工部品についての投入順序を指示する
    加工生産指示装置であって、 加工部品の種類毎に、それぞれ、完成在庫数と前記加工
    ラインに存在するライン内個数とを含む在庫数を検出す
    る在庫数検出手段と、 前記組立ラインでの生産計画条件と前記在庫数とに基づ
    いて、加工部品の種類毎に在庫リードタイムを決定する
    在庫リードタイム決定手段と、 前記複数種の加工部品についてその在庫リードタイムの
    小さい順に前記加工ラインへの投入を指示すると共に、
    複数種の加工部品のうち段替えが不要である段替え不要
    グループとなる加工部品を所定数だけ連続的に該加工ラ
    インへの投入を指示する投入指示手段と、を備えている
    ことを特徴とする加工生産指示装置。
  5. 【請求項5】請求項4において、 前記複数種の加工部品についてそれぞれ、前記加工ライ
    ン内に投入されている投入比率を検出する投入比率決定
    手段をさらに備え、 前記投入指示手段が、前記検出された投入比率が所定の
    基準比率を超えている加工部品については前記加工ライ
    ンへの投入指示を停止するように設定されている、こと
    を特徴とする加工生産指示装置。
  6. 【請求項6】請求項4または請求項5において、 前記複数種の加工部品についてそれぞれ、前記在庫リー
    ドタイムが所定の上限タイムよりも大きくなる加工部品
    を検出する第1加工部品検出手段と、 前記複数種の加工部品についてそれぞれ、前記在庫リー
    ドタイムが前記上限タイムよりも短い時間に設定された
    所定の下限タイムよりも小さくなる加工部品を検出する
    第2加工部品検出手段と、 をさらに備え、 前記投入指示手段が、前記第1加工部品検出手段によっ
    て検出された加工部品については前記加工ラインへの投
    入指示を停止すると共に、前記第2加工部品検出手段に
    よって検出された加工部品については他の加工部品に最
    優先して該加工ラインへの投入を指示するように設定さ
    れている、ことを特徴とする加工生産指示装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009142914A (ja) * 2007-12-12 2009-07-02 Mazda Motor Corp 加工ラインの混流生産システムおよび加工ラインの混流生産方法
CN103123486A (zh) * 2013-01-19 2013-05-29 渤海大学 初始工件带有释放时间的返工工件重调度的分段插入算法

Cited By (3)

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