JP2003294853A - 空中地下構造探査方法 - Google Patents

空中地下構造探査方法

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JP2003294853A
JP2003294853A JP2002102900A JP2002102900A JP2003294853A JP 2003294853 A JP2003294853 A JP 2003294853A JP 2002102900 A JP2002102900 A JP 2002102900A JP 2002102900 A JP2002102900 A JP 2002102900A JP 2003294853 A JP2003294853 A JP 2003294853A
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underground
magnetic field
ground
aerial
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JP2002102900A
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Kazutaka Ikeda
和隆 池田
Kouyo Hatakeyama
晃陽 畠山
Fumiya Nakayama
文也 中山
Hiroshi Hara
弘 原
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Oyo Corp
Original Assignee
Oyo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空中からの物理探査によって広域測定対象エ
リアの均質且つ精密な計測を行い膨大な量のデータを取
得し、3次元的な地下構造を客観的に且つ定量的に解析
し3次元ビジュアル化する。 【解決手段】 航空機で電磁探査用バードを調査対象エ
リアをカバーするように曳航し、上空の無数の位置で異
なる複数種類の周波数の1次磁場を発生させ、それによ
る地下の電磁誘導作用を利用して調査対象エリアの2次
磁場情報を収集する。調査対象エリアの地形図を処理し
た地理情報に、取得した2次磁場情報を合わせて地下の
3次元的な電気的特性分布に基づく3次元地質構造モデ
ルを構築する。それに基づきコンピュータ上で稼働する
3次元可視化手段により、地上及び地中を含む任意の位
置から任意の方向に見える2次元もしくは3次元のイメ
ージを、観察位置あるいは観察方向を変化させて連続的
に画面上に表示可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空中電磁法と3次
元地質解析支援システムを組み合わせることにより、地
下の3次元的な電気的特性分布を、地上及び地中を含む
任意の位置から任意の方向に見た3次元的な映像として
表示可能とした空中地下構造探査方法に関するものであ
る。この技術は、地下構造の地質的解釈を客観的に且つ
定量的に行うのに有用であり、解釈精度を高めることが
できる。
【0002】
【従来の技術】広域に及ぶ調査対象エリアの地盤情報
を、短時間内に効率よく入手する技術として、空中地下
探査法がある。これは、航空機を用いて上空から地表あ
るいは地中の各種物理量を計測する方法で、空中磁気
法、空中放射能法、空中電磁法などがあり、それぞれ用
途に応じて実施されている。
【0003】空中磁気法は、地球磁場の強さを測定し、
地質構造、岩質、資源の賦存を調査する方法である。空
中放射能法は、岩石に微量に含まれている天然放射性同
位元素が放出するガンマ線を、ガンマ線スペクトロメー
タでエネルギー準位毎に測定する方法であり、ウラン資
源探査の他に、地質調査、断層・破砕帯調査、温泉調査
などに利用されている。これらは地表面における各種の
地盤情報を得る技術である。
【0004】それらに対して空中電磁法は、人工的に発
生させた磁場により引き起こされる地下の電磁誘導作用
を利用して、地下の鉱体、変質帯などの高電導体(低比
抵抗体)を検出したり、地下の電気的特性(比抵抗)の
分布を調査する手法である。
【0005】このような空中地下探査法は、地上から行
う各種の探査法と異なり、地形や人工構造物、土地利用
の制約などを受けず、広域に及ぶ調査対象エリアの計測
が行える利点がある。そのため、建設基盤の調査、温泉
・地下水調査、地滑りなどの防災調査、地熱資源調査、
鉱物資源調査などに利用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来技術におけ
る地質解析は、取得したデータに基づく2次元の平面処
理か、せいぜい地形を考慮した3次元処理にとどまって
いた。具体的には、例えば、ある深度での見掛け比抵抗
分布平面図、ある位置での見掛け比抵抗分布断面図、空
中電磁解析図など、利用者の要求に合致した調査結果図
を必要に応じて地形図上に個別に描かせ、それに基づき
定性的な地質解釈が行われていた。
【0007】もし3次元的な地下構造を解析しようとす
ると、平面図・断面図上などで解釈作業を行って地質構
造モデルを作成し、平面図や各鉛直・水平断面図間で整
合性をチェックしながら該モデルの3次元的な精度を上
げていくという方法が採られる。このような作業は、経
験豊富な熟練した地盤工学の専門家であれば、ある程度
は可能であるが、その場合でも得られる3次元モデルは
解析者の頭の中にしか存在しない(頭の中にイメージと
して形成されるのみ)というのが実情である。
【0008】そのため、このような地質解析では、・図
面の図学的整合性のチェックにかなりの時間と労力が必
要となる。・新規にデータが加わった場合あるいは解釈
を変更する場合などに、モデルの修正・再構築が容易で
はない。・2次元図面から3次元モデルへの組み立て
を、各個人が頭の中で行わねばならず、地質構造の理解
が解析者とその他の関係者間で異なったものとなり易
い。などの問題がある。
【0009】本発明の目的は、空中からの物理探査によ
って広域調査対象エリアの地下の均質且つ緻密な計測を
行い、膨大な量のデータを取得し、それに基づき3次元
的な地下構造を客観的に且つ定量的に解析できるように
した空中地下構造探査方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、調査対象エリ
アをカバーするように電磁探査機器を航空機で曳航する
ことにより、該調査対象エリアの上空の無数の位置で異
なる複数種類の周波数の1次磁場を人工的に発生させ
て、それにより引き起こされる地下の電磁誘導作用を利
用して調査対象エリアの2次磁場情報を収集し、調査対
象エリアの地形図を処理した地理情報に取得した2次磁
場情報を合わせることで地下の3次元的な電気的特性分
布に基づく3次元地質構造モデルを構築し、コンピュー
タ上で稼働する3次元可視化手段により、地上及び地中
を含む任意の位置から任意の方向に見る2次元もしくは
3次元のイメージを、観察位置あるいは観察方向を自由
に変化させて連続的に画面上に表示可能としたことを特
徴とする空中地下構造探査方法である。
【0011】例えば、調査対象エリアの地質構造にほぼ
直交するように多数の探査測線を所定間隔で平行に設定
し、その測線に沿って飛行するヘリコプターで電磁探査
機器を曳航し、搭載されている電磁測定センサの対地高
度を30〜60m、測線間隔を50〜200mとし、3
〜7種類の周波数の1次磁場を発信コイルから発生させ
て0.05〜1秒間隔で受信コイルで同時測定を行って
調査対象エリア全体にわたる2次磁場情報を収集する。
その際、航空機に搭載してあるGPSナビゲーションシ
ステム及び電波高度計で、測定点の位置・高度情報を採
取する。このようにして得られる情報は膨大なものであ
り、地表面から地下深くにまで及ぶ3次元的な緻密な情
報である。本発明は、このような地下の3次元的な緻密
な情報を容易に取得できることに着目し、3次元地質解
析支援システムと組み合わせることで地下構造の3次元
可視化を図っているのである。
【0012】特にヘリコプターの使用は、地形に沿った
低高度・低速での測定を可能とし、目的に応じた最も効
果的な測線設定が可能で測線間隔も狭く設定できるため
に、広域に及ぶ調査対象エリア全体にわたって精密な計
測を行うことができる。また同一の測線上で同時に測定
するために、データ間の時間的、空間的なばらつきが無
く、全く同一の条件で比較検討できるので、質的にも均
質である。このようにして、3次元的に見て十分に緻密
な高精度の地下データが取得できる。
【0013】上記の空中電磁法による2次磁場情報の取
得と共に、航空機で曳航する磁気探査機器の磁力計セン
サによって地球磁場強度情報を収集して地表面の磁気的
特性分布を求めることもできる。また、航空機に搭載し
たガンマ線検出器によって空中ガンマ線強度情報を収集
して地表面の放射能強度分布を求めることもできる。こ
れらは電磁探査と同時に実施できるために探査費用の増
加はごく僅かで済み、地表面における地盤情報として利
用できる。このようにして求めた地表面の磁気的特性分
布あるいは地表面の放射能強度分布を、地下の3次元的
な電気的特性分布による3次元地質構造モデルに加える
ことで、地下構造の解析精度はより一層向上する。
【0014】
【実施例】図1は、本発明に係る空中地下構造探査方法
において、必要な地盤情報を効率よく入手するための空
中探査法の一例を示している。ヘリコプター10から曳
航型の電磁探査用バード(電磁探査機器)12及び磁気
探査用バード(磁気探査機器)14を吊り下げる。電磁
探査用バード12は、5種類の周波数の発信コイルと受
信コイルなどからなる電磁測定センサ及びレーザ高度計
を装備している。磁気探査用バード14は、セシウム磁
力計及び傾度計を装備している。また、ヘリコプター1
0は、GPSナビゲーションシステム、電波高度計、及
びガンマ線スペクトロメータなどを搭載している。電磁
探査用バード12は、ヘリコプターから約30mの位置
で曳航し、対地高度を30〜60mとする。磁気探査用
バード14は、ヘリコプター10と電磁探査用バード1
2の間に固定され、地上から45〜75mの高度で電磁
探査用バード12と同時に曳航される。GPSナビゲー
ションシステムと電波高度計によって、ヘリコプター1
0の位置と高度に関する情報が取得され、記録される。
【0015】電磁探査機器による空中電磁法は、発信コ
イルを用いて人工的に発生させた1次磁場により引き起
こされる地下の電磁誘導作用を利用して、地表下100
m〜150mまでの鉱体、変質帯などの高電導体(低比
抵抗体)を検出すると共に、大地の3次元的な電気的特
性(比抵抗)の分布を調査する手法である。例えば、3
85/900/5000/7200/56000Hzの
5種類の周波数について、連続的に0.1秒間隔で同時
測定を行って2次磁場データを収集する。発信コイルに
通電することで1次磁場が発生し、その1次磁場が地盤
に作用する。地盤が導電性を有するとそれに応じて渦電
流が流れ、2次磁場が発生する。この2次磁場を受信コ
イルで検出する。低周波数側ほど深部の、高周波側ほど
浅部の地盤情報(電気的特性;比抵抗)が得られる。測
定結果は3次元データベース処理される。深度方向の探
査精度は最大で10m程度である。このようにして、地
下の3次元比抵抗構造の膨大なデータが得られる。な
お、電磁探査用バード12に装備されているレーザ高度
計は、探査高度の測定にとっては補助的なものである
が、電磁探査用バード12の実際の高度を直接的にリア
ルタイムで表示記録できるために、航空機の飛行の安全
性を高める上では有効なものである。
【0016】磁気探査機器による空中磁気法は、高感度
のセシウム磁力計で地球磁場の強さを測定し、地質構
造、岩質、資源の賦存を調査する方法である。対地高度
をできる限り低くできることから(対地高度45〜75
m)、小規模な磁性岩体に起因する微小な磁気異常群を
抽出でき、また密な測線間隔での測定が可能であること
から、微弱な磁気異常の分布形態、すなわち極めて小規
模な異常源の分布形態を詳細に把握することが可能であ
る。取得データの分解能は、約0.001nTである。
また、0.1秒間隔で測定するため、高分解能である。
【0017】ガンマ線スペクトロメータによる空中放射
能法は、岩石に微量に含まれている天然放射性同位元素
が放出するガンマ線をエネルギー準位毎に測定する方法
であり、これらは地表面における地盤情報を得るのに利
用できる。測定には、大型の(16.8〜33.6リッ
トル)のヨウ化ナトリウムシンチレータを使用し、測定
チャンネルは256チャンネルで、1秒間隔で行う。解
析は、全ガンマ線、核種別強度、核種別強度比を求めて
行う。
【0018】探査手順を図2に示す。まず、計画を策定
し、必要に応じて地質踏査・文献調査を行う。飛行する
探査測線を、調査対象エリアの地質状況等から予め設定
し、探査飛行計画を作成する。設定する探査測線は、対
象とする地質構造に直交するように平行に設定する。測
線間隔は、100〜200mを標準とする。精査が必要
な場合は、測線間隔を50mとして設定してもよい。ま
た、測線をグリッド状に設定する場合もある。
【0019】次に、空中探査作業を実施する。設定した
測線に沿ってヘリコプターを飛行させ、前述した探査機
器を使用して、空中電磁探査、空中磁気探査、空中放射
能探査を行い、調査対象エリア全般にわたる各種のデー
タを取得する。電磁探査用バードでは、その対地高度を
30〜60m、所定の測線間隔(100〜200m)と
し、5種類の周波数の1次磁場を発信コイルから発生さ
せ0.1秒間隔で受信コイルで同時測定を行って2次磁
場情報を収集する。ヘリコプターの位置と高度はGPS
ナビゲーションシステムと電波高度計で求める。磁気探
査機器のセシウム磁力計によって2次磁場情報と共に地
球磁場強度情報を収集する。ガンマ線スペクトロメータ
によって、2次磁場情報及び地球磁場強度情報と共に空
中ガンマ線強度情報を収集する。
【0020】また同時に、地上で基礎データを取得す
る。磁気データは時間によって変化するため、磁気デー
タの日変化補正のために地上にプロトン磁力計を設置
し、測定中の磁気データを1秒間隔で取得する。ヘリコ
プターの位置情報にGPSナビゲーションシステムを使
用しているが、GPSデータの補正のために地上にベー
スステーションを設置し、地上におけるGPSデータを
取得する。
【0021】測定した各データを解析処理し、探査項目
毎の強度分布を求める。また、調査対象エリアの地理情
報(詳細な地形データや地質図などの地質データ)とデ
ータ処理・解析された各種空中探査結果を3次元地質解
析支援システムで処理し3次元の地質構造モデルを構築
する。そして、パーソナルコンピュータ上で稼働する3
次元可視化システムで地下構造を様々な角度から立体的
に表示させる。
【0022】この3次元地質解析支援システムによるデ
ータ処理は、次のように行う(図3にその流れを示
す)。空中電磁探査により取得した地下の3次元的な電
気的特性(比抵抗)の膨大なデータが基本情報となり、
システムに入力される。不規則に分布する地形データ
(XY座標、標高)から、規則正しく並ぶ格子点での標
高値を数学的に計算し、地形面を生成する。これを「グ
リッディング」と呼び、作成した面は簡単に3次元表示
できる。この時点で、比抵抗データが地表面から地下に
至る3次元空間中に十分緻密に分布しているために(例
えば縦横深さそれぞれ10mのグリッドに対応して比抵
抗データが存在しているために)、任意の位置及び方向
での断面の切り出しも容易に行える。このように基本的
な地質構造を、最初の段階から実測の3次元モデルとし
て作成する点に特徴がある。
【0023】このようにして基本的な地質構造が確定し
たら、更に層境界点、層境界線データなどを加えて、よ
り詳細な3次元面モデル(詳細地質構造)を作成する。
断層面や地層境界面もグリッディングで作成する。入力
データとしては、空中磁気法で取得した地球磁場強度情
報による地表面の磁気的特性分布、及び空中放射能法で
取得した空中ガンマ線強度情報による地表面の放射能強
度分布等を用いる。岩石固有の磁性の違いから、あるい
は岩石に微量に含まれている天然放射性同位元素の違い
から、岩石・地層の分布が分かるし、断層・破砕帯を含
む地質構造を推定できるからである。地質境界の位置情
報をコントロールポイント(面がその点を通るという拘
束条件)として、数学的に3次元曲面を計算して詳細地
質構造を解析する。必要なデータを断面図上に並列また
はオーバーレイ表示し、これらを参照しながらの、地層
・岩級・物性などの対比を画面上で行う。作成された複
数の断面図は、各種データ等と共に3次元空間上に表示
でき、地層対比などを3次元上で確認・検討することが
できる。この際に、断層、不整合、アバットといった地
質現象を考慮し、詳細構造モデルに反映させる。
【0024】上記のように、取得した大地の3次元的な
電気的特性(比抵抗)の膨大なデータが基本情報となっ
ており、地下の3次元的な極めて緻密なデータであるた
め、コンピュータによって任意断面の切り出し表示・印
刷を自由自在に行うことができる。そして、コンピュー
タ上で稼働する3次元可視化手法により、地上及び地中
を含む任意の位置から任意の方向に見える3次元地質構
造モデルの2次元もしくは3次元のイメージを、観察位
置あるいは観察方向を変化させて連続的に画面上に表示
することが可能となる。そのため、コンピュータの画面
上で、作成した地層境界面モデル、地形面などを視覚的
に表示し、解析結果を確認することができるし、また例
えば等深度で、あるいは標高に応じてスライスして表示
するというような操作も自由自在に行うことができる。
また、3次元空間上で、地形図、作成された層境界など
を選択的に表示し、解析結果の確認や地質構造について
の検討を行うこともできる。そのために、地質構造の理
解が、解析者とその他の関係者間で異なったものとなる
恐れもない。地下の任意の面を自由にイメージ化でき、
地質解釈の精度が向上する。
【0025】以下、コンピュータの画面上に表示される
具体的な画像のいくつかの例について説明する。図4
は、観察方向(視線Eの方向)及び距離を一定に維持す
る関係を保ったまま観察位置を一方向(視線Eの方向)
に移動させて2次元の表示対象面を連続的に表示する場
合を示している。図示のような座標軸で、xy面は地表
面に平行な水平面を、z軸は深さ方向(鉛直方向)を表
している。図4のAは、観察位置e1から見た水平面イ
メージp1、観察位置e2から見た水平面イメージp
2、観察位置e3から見た水平面イメージp3、観察位
置e4から見た水平面イメージp4を表している。水平
面イメージp1〜p4は比抵抗分布平面図であり、例え
ば比抵抗に応じて色分けされた画像である。観察位置の
移動方向Mzは深さ方向(鉛直方向)であり、各観察位
置から見た水平面イメージ(p1〜p4)がコンピュー
タの画面上に連続的に表示される。図4のBは、観察位
置e1から見た鉛直断面イメージp1、観察位置e2か
ら見た鉛直断面イメージp2、観察位置e3から見た鉛
直断面イメージp3、観察位置e4から見た鉛直断面イ
メージp4を表している。鉛直断面イメージp1〜p4
も比抵抗分布断面図であり比抵抗に応じて色分けされた
画像である。観察位置の移動方向Mxは水平方向(x方
向)であり各観察位置から見た鉛直断面イメージ(p1
〜p4)がコンピュータの画面上に連続的に表示され
る。実際には、多数の観察位置から見た多数の水平面イ
メージあるいは鉛直断面イメージが任意の時間間隔で次
々と表示されるために、実質的には動的な3次元表示と
なる。これらの例は、水平面あるいは鉛直断面の表示対
象面であるが、地中における任意の向きの表示対象面を
3次元表示できることは言うまでもない。また表示対象
面は、平面のみならず任意の曲面や複雑な3次元の面
(例えば地形面や等深度面など)であってもよい。
【0026】図5は、観察位置から2次元表示対象面ま
での距離と角度を一定に維持する関係を保ったまま観察
方向(視線Eの方向)を回転させて2次元イメージを連
続的に動かして表示する場合を示している。図5のA
は、観察位置e1から−x方向に見た鉛直断面イメージ
p1、観察位置e2から−y方向に見た水平面イメージ
p2を表している。鉛直断面イメージp1,p2は比抵
抗分布断面図(例えば比抵抗に応じて色分けされた画
像)である。観察位置の移動方向Mhは水平面内での円
周方向であり、多数の観察位置から見た多数の鉛直断面
イメージ(代表例がp1やp2)が、軸a−aを中心と
して回転するようにコンピュータの画面上に連続的に表
示される。図5のBは、観察位置e1から見た水平面イ
メージp1、観察位置e2から見た鉛直断面イメージp
2を表している。これらのイメージp1,p2も比抵抗
分布図(比抵抗に応じて色分けされた画像)である。観
察位置の移動方向Mvは鉛直面内の円周方向であり、多
数の観察位置から様々な角度で見た多数のイメージ(例
えばp1やp2)が、軸a−aを中心として回転するよ
うにコンピュータの画面上に連続的に表示される。実際
には、多数の観察位置から様々な角度で見た多数のイメ
ージが任意の時間間隔で次々に表示されるため、実質的
には動的な3次元表示となる。これらの場合も、表示対
象面は地中における任意の向きのイメージであってよ
く、平面のみならず任意の曲面であってもよい。
【0027】図6は、観察方向(視線Eの方向)を一定
に維持する関係を保ったまま観察位置を一方向(視線E
の方向)に移動させて距離を変化させ、2次元の表示対
象面を連続的に表示する場合を示している。観察位置e
1から見た水平面イメージp1、観察位置e2から見た
水平面イメージp2、観察位置e3から見た水平面イメ
ージp3を表している。これら水平面イメージp1〜p
3は比抵抗分布平面図(比抵抗に応じて色分けされた画
像)である。観察位置の移動方向Mzは深さ方向(鉛直
方向)であり、各観察位置から見た水平面イメージ(p
1〜p3)がコンピュータの画面上に連続的に表示され
る。水平面イメージとの距離を変えることで視野角が変
化するので、同じ表示対象面を連続的に拡大・縮小した
画像が任意の時間間隔で順次表示される。この例は、水
平面のイメージであるが、地中における任意の向きの表
示対象面を3次元表示できることは言うまでもない。ま
た表示対象面は、平面のみならず任意の曲面や複雑な3
次元の面(例えば地形面や等深度面など)であってもよ
い。
【0028】図7は、同じ表示対象に関して観察方向
(視線Eの方向)及び観察位置を変化させ、3次元イメ
ージを連続的に表示する場合を示している。ここで表示
対象としているのは、地表面イメージphと鉛直断面イ
メージpvとの組み合わせである。地表面イメージph
は磁気的特性分布図(例えば磁力に応じて色分けされた
画像)や放射能強度分布図(放射能強度に応じて色分け
された画像)、あるいは地形図(高さや深さを考慮して
3次元的に表現した画像)、それらを重ね合わせた図な
どであり、鉛直断面イメージpvは比抵抗分布断面図
(比抵抗に応じて色分けされた画像)である。ここで観
察位置の移動方向M1は鉛直面内の円周方向であり、各
観察位置(e1〜e6)から見たイメージがコンピュー
タの画面上に連続的に表示される。観察位置は空中から
地下へと自由自在に変化できるので、同じ表示対象を様
々な向きから見た画像となって任意の時間間隔で順次表
示される。地表面が3次元のイメージであってもよい
し、地中のイメージも任意の曲面であってもよい。観察
位置の移動方向M2は、水平面内など任意の方向の面内
の円周方向であってもよい。
【0029】本発明では、調査対象エリアにおいて、地
表面全体から地中に向かって3次元グリッドが設定さ
れ、その各セルには実測した電気的特性値(比抵抗)が
与えられているために、任意の方向及び任意の位置での
断面の電気的特性分布を瞬時に表示でき、上記のように
観察位置や観察方向(視線の方向)を様々に動かすこと
で、平面や曲面あるいはもっと複雑な面をスムーズに変
化させるように3次元での画像表示が可能となるのであ
る。
【0030】
【発明の効果】本発明は上記のように、空中からの物理
探査によって広域調査対象エリアの均質且つ緻密な計測
を行い、膨大な量のデータを取得し、それに基づき3次
元的な地下構造を客観的に且つ定量的に解析することが
可能となる。本発明は、基本的に空中からの探査である
ために、短時間で探査が完了し、コストパフォーマンス
が非常に高く、エリア内の環境を破壊することもない。
また複数の調査を同時に行うために、データが均質且つ
緻密で、多角的な地質解析が可能となる。
【0031】本発明では、取得した膨大なデータを、精
密な地形図を処理した地理情報と合わせて処理すること
により、正確で精密な解析図面を提供することができ
る。その3次元の強度分布図により地質解釈が飛躍的に
向上し、データベース化したデータは他の地質データや
様々な地理情報と融合することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で用いる空中探査法の一例を示す説明
図。
【図2】探査手順の一例を示すフロー図。
【図3】地質解析手法の説明図。
【図4】表示対象イメージの一例を示す説明図。
【図5】表示対象イメージの他の例を示す説明図。
【図6】表示対象イメージの他の例を示す説明図。
【図7】表示対象イメージの他の例を示す説明図。
【符号の説明】
10 ヘリコプター 12 電磁探査用バード 14 磁気探査用バード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中山 文也 東京都千代田区九段北4丁目2番6号 応 用地質株式会社内 (72)発明者 原 弘 東京都千代田区九段北4丁目2番6号 応 用地質株式会社内 Fターム(参考) 5J070 AB06 AC01 AD01 AE11 AF06 AH33 AK13 AK22 AK29 AK39 BE01 BG11

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調査対象エリアをカバーするように電磁
    探査機器を航空機で曳航することにより、該調査対象エ
    リアの上空の無数の位置で異なる複数種類の周波数の1
    次磁場を人工的に発生させ、それにより引き起こされる
    地下の電磁誘導作用を利用して調査対象エリアの2次磁
    場情報を収集し、調査対象エリアの地形図を処理した地
    理情報に取得した2次磁場情報を合わせることで地下の
    3次元的な電気的特性分布に基づく3次元地質構造モデ
    ルを構築し、コンピュータ上で稼働する3次元可視化手
    段により、地上及び地中を含む任意の位置から任意の方
    向に見る前記3次元地質構造モデルの2次元もしくは3
    次元のイメージを、観察位置あるいは観察方向を自由に
    変化させて連続的に画面上に表示可能としたことを特徴
    とする空中地下構造探査方法。
  2. 【請求項2】 調査対象エリアの地質構造にほぼ直交す
    るように多数の探査測線を所定間隔で平行に設定し、そ
    の測線に沿って飛行するヘリコプターで電磁探査機器を
    曳航し、搭載されている電磁測定センサの対地高度を3
    0〜60m、測線間隔を50〜200mとし、3〜7種
    類の周波数の1次磁場を発信コイルから発生させ0.0
    5〜1秒間隔で受信コイルで同時測定を行って2次磁場
    情報を収集する請求項1記載の空中地下構造探査方法。
  3. 【請求項3】 航空機に搭載してあるGPSナビゲーシ
    ョンシステム及び電波高度計で測定点の位置・高度情報
    を採取する請求項1又は2記載の空中地下構造探査方
    法。
  4. 【請求項4】 航空機で磁気探査機器を曳航し、それに
    搭載されている磁力計センサにより地球磁場強度情報を
    収集して地表面の磁気的特性分布を求め、地下の3次元
    的な電気的特性分布と地表面の磁気的特性分布に基づく
    3次元地質構造モデルを構築する請求項3記載の空中地
    下構造探査方法。
  5. 【請求項5】 航空機にガンマ線検出器を搭載して空中
    ガンマ線強度情報を収集して地表面の放射能強度分布を
    求め、地下の3次元的な電気的特性分布と地表面の放射
    能強度分布に基づく3次元地質構造モデルを構築する請
    求項3記載の空中地下構造探査方法。
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