JP2003294721A - コラム充填方法及び装置 - Google Patents

コラム充填方法及び装置

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JP2003294721A JP2003059489A JP2003059489A JP2003294721A JP 2003294721 A JP2003294721 A JP 2003294721A JP 2003059489 A JP2003059489 A JP 2003059489A JP 2003059489 A JP2003059489 A JP 2003059489A JP 2003294721 A JP2003294721 A JP 2003294721A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 柱の均質な充填を容易で有効に行える、柱を
充填する装置及び方法を提供する。 【解決手段】 装置(1)及び方法は柱(20)を充填
材料(T)で充填するために使用される。柱(20)は
その2つの端部に充填開口又は吸入開口を具備する。柱
は保持装置(12)により保持される。保持装置(1
2)を使用して、充填材料(T)を収容したタンク(1
1)内へ柱(20)を挿入することができる。柱(2
0)は接続ライン(13)を介して負圧源(14)に接
続される。柱(20)の内部に負圧を発生させることに
より、充填材料(T)を柱(20)の内部内へ均質に吸
引できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は、2つの端部で開いた柱を充填
材で充填するための、特にクロマトグラフィー用の分離
柱を分離媒体で充填する形式の、柱を充填材で充填する
方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】クロマトグラフィーにおいては、いわゆ
る分離コラム即ち分離柱が使用される。分離柱はサンプ
ル内に含まれる物質を選択的に保持することを意図する
分離材料を備える。例えば予備クロマトグラフィーに使
用される分離柱の分離材料は典型的にはシリカゲル又は
改質シリカゲルである。
【0003】使用されるシリカゲルは典型的には数十ミ
クロンの寸法を有する。定性的に十分な結果を得るため
には、分離柱の全長及び全横断面にわたって分離媒体例
えばシリカゲルを均質に分布させる必要がある。これら
の分離柱は現在分離媒体で完全に詰め物された状態でユ
ーザーに送給され、ユーザーはクロマトグラフィー装置
内でこれらを使用する。しかし、この試みにおいては、
輸送中の振動の結果、分離柱内の分離媒体の不均質分布
が発生するという欠点がある。シリカゲルはある寸法分
布に対応する異なる寸法の粒子を有する。振動は異なる
粒子寸法の粒子の分離につながることがあり、その結
果、例えば一層大きな粒子が振動のため底へ沈降してし
まう。輸送中の分離の問題はユーザーによって直接柱を
チューブの形をした分離媒体で充填することにより解決
することができる。例えば下記特許文献1は、例えば液
体クロマトグラフィーのための分離柱に詰め物できる方
法を開示している。柱は柱の一端に真空を発生させるこ
とにより充填される。粉末分離媒体は弁を開くことによ
り柱内へ吸引される。吸入と同時に、ノッキングが生じ
る。
【0004】
【特許文献1】 特開平8−094603号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この構成の1つの欠点
は、分離柱が分離材料で充填されているときにパイプラ
インを通しての送りの結果、不均質が生じることがある
ことである。更に、そこに教示された方法は比較的複雑
である。その理由は、充填及び真空排気のための接続部
を両側に具備しなければならないからである。それ故、
有効な充填は不可能である。
【0006】それ故、本発明の目的は既知の欠点を回避
すること、特に、それ故、分離柱の均質な充填が容易で
有効に可能となるような、柱を充填及び再充填する装置
及び方法を工夫することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的は、充填
材を保持するタンクと、柱を保持する保持装置と、柱の
一端の吸入開口を負圧源に気密接続するための接続ライ
ンとを備え、柱が少なくとも柱の他端の1つの充填開口
で保持装置によりタンク内へ挿入でき、充填材をタンク
から柱内へ吸引するために、負圧源で負圧を発生させる
ことができることを特徴とする装置、及び、充填材を備
えたタンク内へ柱を挿入する、特に浸漬させる工程と、
柱の一端の充填開口を通して柱内へ充填材を吸引するた
めの負圧を柱の内部に発生させる工程と、タンクから充
填された柱を取り除く工程とを有することを特徴とする
方法により達成される。
【0008】装置は2つの端部に開口を有する柱を充填
するために使用される。この明細書では、柱という用語
は任意の横断面形状を有する細長い形状の容器として定
義される。柱は充填材で充填すべきである。特に、柱は
クロマトグラフィーのための分離柱として使用され、分
離媒体で充填される。装置は充填材料を保持するための
タンクを有する。装置は更に保持装置を具備する。保持
装置は柱を保持するために使用される。更に、装置は負
圧源への柱の一端の吸入開口の気密接続を許容する接続
ラインを有する。本発明のように、柱は少なくとも柱の
他端の1つの充填開口から保持装置によりタンク内へ挿
入できる。充填材料をタンクから柱内へ吸引するため、
負圧源で負圧を発生させることができる。
【0009】本発明におけるような装置は種々の利点を
有する。多くの実験室においては、負圧源が既に存在す
る。研究室の職員はこのような装置の作動に精通してい
る。負圧源はこの地点で分離柱を充填するために容易に
使用される。分離材料はタンク内に容易に保つことがで
きる。タンクは移動しないので、分離の危険性は殆ど又
は全くない。保持装置により柱をタンク内へ挿入できる
ため、柱を極めて迅速に充填することができる。柱の充
填開口への充填媒体用の送りラインの接続はこの目的の
ために必ずしも必要ではない。更に、タンク内に収容さ
れた充填材料内への柱の浸漬により、柱は極めて迅速か
つ直線的に充填される。これはまた、充填中に分離又は
不均質が生じないことを保証する。
【0010】第1の好ましい実施の形態によれば、タン
クは充填材料を流動化する手段を有する。極めて小さな
粒子からなる充填材料の流動化は、充填材料がタンク自
体内で均質に分布維持されることを保証する。例えば、
流動化手段は、例えば底からタンク内へ空気を吹き込む
ことのできる圧縮空気源により形成することができる。
圧縮空気は一般に研究室内で利用できる。それ故、流動
化はたいした努力もなく行うことができる。
【0011】1つの好ましい実施の形態によれば、本発
明におけるような装置は充填ステーション、シールステ
ーション及び好ましくは清掃ステーションを有する。柱
はステーション間を移動できる。特に、運動は好ましく
はステーションが位置する円形経路に沿って柱を旋回さ
せることにより生じる。
【0012】別の好ましい実施の形態によれば、清掃ス
テーションは充填開口の領域で過剰な充填材料を除去す
るために使用される手段を有する。過剰な充填材料を除
去する手段は例えば回転ドクターブレードを有すること
ができる。ドクターブレードは円筒形状の柱の自由内側
直径におよそ対応する幅を有することができる。ドクタ
ーブレードの高さは充填されるべきではない柱の端部の
区分の長さにおよそ対応する。柱の端部の充填されない
区分は、例えば柱をシールできるようにするのが望まし
い。
【0013】シールステーションは典型的には柱の充填
開口内へシール本体を挿入する手段を有する。例えば、
シール本体は例えばポリエチレン、PTFE又はガラス
の多孔性材料の板状体(化学的装置の分野では「フリッ
ト」の用語で周知である)とすることができる。
【0014】別の好ましい実施の形態によれば、保持装
置は上下方向に調整可能にされる。このため、保持装置
を下降させることにより、柱をタンク内の充填材料内へ
浸漬させることができる。同時に、充填された柱は、過
剰な材料を除去する手段(例えば、上述した形の回転ド
クターブレード)上に下降させることにより、清掃する
ことができる。最後に、柱の上下方向に調整可能な構成
はまた、1つのこのようなシール本体を担持する支持手
段上に柱を下降させることにより、シール本体(例えば
フリット)の簡単な挿入を可能にする。典型的には、負
圧源は10ミリバールから1ミリバールまでの範囲(い
ずれにしても400ミリバール以下)の負圧を発生させ
るように設計される。この負圧により、充填材料をかな
り迅速に柱内へ吸引することができ、発生した負圧の結
果、充填材料が重力に抗して分離柱内に保持されること
が分かった。充填、清掃又はシールステーション内へ上
下方向に下降させることにより柱を移動させる場合に、
これは特に有利である。
【0015】有利には、接続ラインは負圧源を柱に接続
するための弁構造を有することができる。接続ラインは
弁構造により閉じることができる。このため、柱が所望
の位置にある場合にのみ、柱内に負圧を発生させるため
に、負圧源を最初に始動し、次いで柱をタンク内へ挿入
することが容易に可能となる。
【0016】保持装置は更に、タンク内への柱の浸漬深
さを正確に画定するストッパを具備することができる。
本発明におけるような方法によれば、2つの端部で開い
た柱は充填材料で充填される。柱はクロマトグラフィー
のための分離柱として特に使用される。それ故、典型的
には、柱は分離媒体で充填される。第1の工程において
は、充填材料を収納したタンク内へ柱を挿入する。次の
工程においては、柱内に負圧を発生させる。負圧は柱の
一端の充填開口を通して柱内へ充填材料を吸引するため
に使用される。柱が充填材料で充填された直後に、柱を
タンクから取り外す。
【0017】1つの好ましい実施の形態によれば、その
底端に充填開口を備えた柱がタンク内へ下降される。充
填及びタンクからの柱の取り外し後に、充填開口をシー
ルすることができる。これは、特に多孔性材料のフリッ
トを挿入することにより行うことができる。1つのこの
ようなシールの利点は、フリットがクロマトグラフィー
中の分離方法に悪影響を及ぼさないことである。柱をシ
ールする前に、フリットを容易に挿入できるように、少
なくともその内部の充填開口の領域で柱を清掃すること
ができる。
【0018】柱を充填する前又は柱を負圧源に接続する
前に、同様に、空気透過性のシール素子特に多孔性材料
のフリットを柱の吸入開口に取り付けることが更に考え
られ、好ましい。これは種々の利点を与える。一方で
は、柱はまた吸入開口においてこのようにシールされ
る。シール素子が充填前に取り付けられた場合、空気透
過性のシール素子は、充填材料が負圧源の方向に接続ラ
インを通して吸引されるのを阻止する保持素子としてあ
る程度作用する。
【0019】好ましくは、タンク内の充填材料は柱の充
填前又は充填中さえ流動化される。振動又は撹拌により
充填材料を流動化することが考えられる。しかし、特
に、空気又はその他の例えば不活性ガスのタンク内への
吹き込みによる流動化が好ましい。
【0020】本発明のように保持装置により柱をタンク
内へ挿入することができる。ここでは、保持装置で柱を
下降させるか又は代わりにタンクを持ち上げることの両
方が考えられる。他の運動もまた考えられる。例えば、
水平位置から上下方向位置へ旋回させることにより、タ
ンク内に位置する充填材料内へ柱を浸漬させることがで
きる。
【0021】円形経路に沿ったステーション間の運動の
代わりに、柱を静止状態に配置させるために柱を直線的
に又は随意に移動させること、または、例えば清掃ステ
ーション、シールステーション及び充填ステーションを
押すためにこれらのステーションを移動させることも考
えられる。本発明の要旨から逸脱することなく、柱の充
填開口を清掃又はシールするための別の機械的な試みも
考えられる。清掃はまたブラシで払拭することにより行
うことができる。
【0022】
【実施の形態】図1は分離媒体Tで充填される分離柱2
0を示す。分離柱20はプラスチック材料、例えばポリ
エチレン又はガラスの精確に加工されたチューブからな
る。チューブは典型的には1ないし2mmの壁厚(及び
任意の内側直径D)を有する。分離柱20は分離材料T
で均質に充填される内部24を有する。分離柱20はそ
の頂端21aに第1の開口22aを具備し、その底端2
1bに第2の開口22bを具備する。頂端21aの開口
22aはフリット23aでシールされる。フリット23
aは例えばポリエチレンからなり、分離柱20のチュー
ブの内側直径Dにおよそ対応する直径のディスク形状を
有し、そのため、フリットはチューブ内で不確実に保持
される。分離柱20の底端21bの開口22bはフリッ
ト23bによりシールされる。分離柱20は、その端部
21a、21bに、普通のクロマトグラフィー装置内へ
の柱の挿入を許容する適当に形成された接続手段(図示
せず)を有する。詳説しないこれらの接続手段はまた、
分離柱20を接続ライン13(図2)に接続するために
使用することができる。典型的には、40ないし65ミ
クロンの平均粒子寸法を有するシリカゲルが分離材料T
として使用される。これらの分離材料は例えば予備液体
クロマトグラフィーのために使用される。 図2は図1
の分離柱20を充填するために使用される本発明におけ
るような装置1を概略的に示す。装置1は本質的にベー
ス板5を有し、この上に、充填ステーション2、シール
ステーション3及び清掃ステーション4が位置する。
【0023】充填ステーション2は本質的にタンク11
を含む。タンクはいくつかの柱を充填するために使用さ
れるある量の充填材料を保持するように設計される。柱
20は保持装置12により保持される。保持装置12は
支持ロッド28に沿って軸方向に移動及び旋回できるよ
うに保持される。保持装置12の1つのアーム29は支
持ロッド28に沿って摺動するスリーブに取り付けられ
る。レバー27は保持装置12を軸方向及び旋回方向に
関し固定するために使用される。タンク11は圧縮空気
ライン15を具備し、このラインを通して、コンプレッ
サ16により圧縮空気Lをタンク11内へ吹き込むこと
ができる。このようにして、タンク内に収容された分離
媒体Tを流動化できる。装置は更に、柱20を負圧源1
4に接続できる接続ライン13を有する。柱20を充填
媒体Tで充填するために、柱は、保持装置12を下降さ
せることによりタンク11内へ浸漬される(図3をも参
照)。柱20がタンク11内へ十分深くまで浸漬された
直後に、負圧源14により柱20内に真空が発生され
る。このようにして、分離媒体Tは柱20の内部24内
へ迅速かつ均一に吸入される。分離柱20が充填された
直後に、保持装置12をタンク11から持ち上げること
により、柱が取り外される。
【0024】次の工程においては、円形経路Kに沿って
保持装置12を旋回させることにより、分離柱20が清
掃ステーション4へ旋回される。清掃ステーション4は
回転ドクターブレード17を有し、このブレードによ
り、過剰な分離材料Tを分離柱の底端21bからふき取
ることができる。
【0025】過剰な分離材料を除去してしまった直後、
円形経路Kに沿って旋回させることにより、分離柱20
をシールステーション3へ再度移動させる。シールステ
ーション3は、柱20の底端21bをシールするための
フリット23bを保持する保持部18を有する。
【0026】柱20を充填する前に、柱又は装置は次の
ように準備される。頂端21aにおいて、フリット23
aが吸入開口22a内へ挿入される。次いで、柱20の
頂端21a又は吸入開口22aが結合片25(図3)に
より接続ライン13従って負圧源14に接続される。
【0027】図3は充填ステーション2における柱20
を拡大して示す。柱20は、その頂端21aにおいて、
結合片25により接続ライン13に接続される。頂端2
1aの領域において、第1のフリット23aが吸入開口
22aへ挿入される。負圧Pは負圧源14により接続ラ
イン13を介して柱20の内部24に発生させることが
できる。このようにして、分離媒体Tは柱20の底端2
1bの充填開口22bを通して柱20の内部24内へ吸
入される。柱の内部24はフリット23aまで分離媒体
Tによりこのようにして均質に充填される。
【0028】分離媒体Tは圧力ライン15を通してタン
ク11内へ空気Lを吹き込むことにより流動化される。
分離柱20は保持装置12に取り付けられる。この取り
付けは詳述しない。取り付けは例えば当業者にとって既
知の方法でクランプにより行うことができる。
【0029】保持装置は軸方向Aにおいて上下方向に調
整可能である。ストッパ26は軸方向の下方運動を制限
し、従って、容器(タンク)11内への柱20の最大浸
漬深さを画定する。
【0030】図4a及び4bは側面図(図4a)及び頂
面図(図4b)として清掃ステーション4の概略を示
す。清掃ステーションは装着部30を有し、その上に、
回転ドクターブレード17が位置する。ドクターブレー
ド17は分離柱の自由内側表面に沿って延びる半径方向
外側の側部を備えたブレードと実質的にみなせるもので
ある。分離柱20の底端21bの充填開口22bの領域
における過剰な分離材料Tを除去するため、底端21b
が装着部30上にほぼ載るまで、柱は保持装置12によ
り軸方向Aで下降される。ドクターブレード17は柱2
0の底端21bの開口22b内へ侵入する。ドクターブ
レードの高さHは分離材料Tを取り除くべき区分の高さ
hにほぼ対応する。図4bはドクターブレード17の上
面図を示す。ドクターブレード17の外側直径dは柱2
0の自由内側直径Dに実質上対応する。ドクターブレー
ド17を回転させることにより、過剰な材料は底端21
b上から除去される。同時に、分離材料Tの完全に真っ
すぐな水平終端表面が形成される。
【0031】過剰な分離材料Tが除去されてしまった
後、分離柱20が軸方向Aで再度持ち上げられる。分離
柱20が負圧源14にまだ接続されているため、分離材
料Tはまた重力に抗して分離柱20内に保持される。
【0032】図5はシールステーション3を概略的に示
す。シールステーション3は保持領域18を有する。第
2のフリット23bは保持領域18上に配置される。分
離柱20をシールステーション3上へ下降させることに
より、フリット23bを柱20の底端21bの開口22
b内へ挿入することができる。柱20は、その底端21
bが保持領域18のための装着部31上に載るまで、下
降される。フリット23bの寸法は、摺動摩擦の結果フ
リットが柱20内で静止状態に維持されるように、選択
される。柱20を軸方向Aで持ち上げることにより、柱
はシールステーション3から取り外される。柱20は分
離媒体Tで均質に充填され、フリット23a、23bに
より両側で閉じられる。充填方法を終わらせるため、接
続ライン13が弁構造19(図6)により遮断され、そ
のため、充填開口22bを介して柱20の内部24に通
常の圧力を再確立させることができる。通常の圧力が確
立されてしまった直後、例えば、数秒待った後に、結合
片25を柱20の頂端21aから取り外すことができ、
柱を保持装置12から取り外すことができる。
【0033】図6は、結合片25、接続ライン13及び
この接続ライン13内へ挿入された弁16による、柱2
0と負圧源14との間の接続を概略的に示す。図7は本
発明に使用される結合片25の拡大図を示す。結合片は
実質上接続ライン13への接続のためのクランプスリー
ブ32を有する。平坦なシール36がクランプスリーブ
32に挿入されており、柱20の頂端21aがこのシー
ルに当接できる。クランプリング35はクランプスリー
ブ32とカバー33との間でクランプされる。カバー3
3はネジ31を介して取り扱いスリーブ34に接続さ
れ、このスリーブは圧縮バネ37によりクランプスリー
ブ32に対し予め張力付加される。結合片25内で使用
される間柱20は平坦なシール36に緊密に接し、クラ
ンプリング35により保持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における充填された分離柱の概略を示す
図である。
【図2】本発明における装置の概略斜視図である。
【図3】本発明における充填方法の概略を示す図であ
る。
【図4a】本発明における清掃工程又は清掃ステーショ
ンの概略を示す図である。
【図4b】本発明における清掃工程又は清掃ステーショ
ンの概略を示す図である。
【図5】本発明におけるシールステーションの概略を示
す図である。
【図6】本発明における柱と負圧源との間の接続の概略
を示す図である。
【図7】結合パイプの拡大図である。
【符号の説明】
1 充填装置 2 充填ステーション 3 シールステーション 4 清掃ステーション 11 タンク 12 保持装置 13 接続ライン 14 負圧源 15 圧縮空気ライン 16 コンプレッサ 17 ドクターブレード 18 保持部 19 弁構造 20 柱 21a、21b 柱の端部 22a 吸入開口 22b 充填開口 23a、23b フリット 24 柱の内部 26 ストッパ T 充填材料(分離媒体) P 負圧 L 空気 K 円形経路

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの端部(21a、21b)で開いた
    柱(20)を充填材(T)で充填するための、特にクロ
    マトグラフィー用の分離柱(20)を分離媒体(T)で
    充填するための装置(1)において、 充填材(T)を保持するタンク(11)と;上記柱(2
    0)を保持する保持装置(12)と;上記柱(20)の
    一端(21a)の吸入開口(22a)を負圧源(14)
    に気密接続するための接続ライン(13)と;を備え、
    上記柱(20)が同柱(20)の他端(21b)の少な
    くとも1つの充填開口(22b)で上記保持装置(1
    2)により上記タンク(11)内へ挿入でき、充填材
    (T)を当該タンク(11)から当該柱(20)内へ吸
    引するために、上記負圧源(14)で負圧(P)を発生
    させることができることを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 上記タンク(11)が充填材(T)を流
    動化するための流動化手段(15)を有することを特徴
    とする請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 上記流動化手段がガス特に空気(L)を
    上記タンク(11)内へ吹き込むことのできる圧縮空気
    源(15、16)により形成されることを特徴とする請
    求項2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 上記柱(20)が充填ステーション
    (2)とシールステーション(3)と好ましくは清掃ス
    テーション(4)との間で上記保持装置(12)により
    移動、特に旋回できることを特徴とする請求項1ないし
    3のいずれかに記載の装置。
  5. 【請求項5】 上記柱(20)が上記充填ステーション
    (2)と上記清掃ステーション(4)と上記シールステ
    ーション(3)との間で円形経路(K)に沿って旋回で
    きることを特徴とする請求項4に記載の装置。
  6. 【請求項6】 上記清掃ステーション(4)が上記充填
    開口(22b)の領域内で過剰な充填材(T)を除去す
    るための除去手段(17)を有することを特徴とする請
    求項4又は5に記載の装置。
  7. 【請求項7】 上記除去手段が回転ドクターブレード
    (17)を有することを特徴とする請求項6に記載の装
    置。
  8. 【請求項8】 上記シールステーション(3)が典型的
    にはシール本体(23b)特に充填材(T)のフリット
    を上記柱(20)の上記他端(21b)の上記充填開口
    (22b)内へ挿入するための手段(18)を有するこ
    とを特徴とする請求項4ないし7のいずれかに記載の装
    置。
  9. 【請求項9】 上記保持装置(12)は、上記柱(2
    0)が1つの軸線(A)に沿って当該保持装置(12)
    を下降させることにより充填材(T)内に浸漬できるよ
    うに、上下方向に調整可能とされることを特徴とする請
    求項1ないし8のいずれかに記載の装置。
  10. 【請求項10】 上記負圧源(14)が1ミリバールか
    ら400ミリバールまで、特に10ミリバール以下の負
    圧(P)を発生させるように設計されることを特徴とす
    る請求項1ないし9のいずれかに記載の装置。
  11. 【請求項11】 上記接続ライン(13)が同接続ライ
    ン(13)を閉じるための弁構造(19)を有すること
    を特徴とする請求項1ないし10のいずれかに記載の装
    置。
  12. 【請求項12】 上記保持装置が充填材(T)内への上
    記柱(20)の浸漬深さを制限するためのストッパ(2
    6)を有することを特徴とする請求項1ないし11のい
    ずれかに記載の装置。
  13. 【請求項13】 2つの端部(21a、21b)で開い
    た柱(20)を充填材(T)で充填するための、特にク
    ロマトグラフィー用の分離柱(20)を分離媒体(T)
    で充填するための方法において、 充填材(T)を備えたタンク(11)内へ上記柱(2
    0)を挿入する、特に浸漬させる工程と;上記柱(2
    0)の一端(21b)の充填開口(22b)を通して当
    該柱(20)内へ充填材(T)を吸引するための負圧を
    該柱(20)の内部(24)に発生させる工程と;上記
    タンク(11)から充填された上記柱(20)を取り除
    く工程と;を有することを特徴とする方法。
  14. 【請求項14】 上記柱(20)がその底端(21b)
    の上記充填開口(22)から上記タンク(11)内へ下
    降されることを特徴とする請求項13に記載の方法。
  15. 【請求項15】 上記充填開口(22b)が、充填材
    (T)で充填された後に、特に充填材のフリット(23
    b)を挿入することにより、シールされることを特徴と
    する請求項13又は14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 上記柱(20)が少なくとも上記充填
    開口(22b)の領域でシールされる前に清掃され、当
    該充填開口(22b)の領域内に存在する特に過剰の分
    離材料(T)が除去されることを特徴とする請求項15
    に記載の方法。
  17. 【請求項17】 上記柱(20)を充填する前に、同柱
    が空気透過性のシール素子(23a)特に充填材のフリ
    ットにより当該柱(20)の他端(21a)の吸入開口
    (22a)でシールされることを特徴とする請求項13
    ないし16のいずれかに記載の方法。
  18. 【請求項18】 充填材(T)が、上記柱(20)の充
    填前又は充填中に、ガス特に空気(L)を上記タンク
    (11)内へ吹き込むことにより、当該タンク(11)
    内で流動化されることを特徴とする請求項13ないし1
    7のいずれかに記載の方法。
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