JP2003293198A - ゴルフクラブヘッドの表面処理方法 - Google Patents

ゴルフクラブヘッドの表面処理方法

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JP2003293198A
JP2003293198A JP2002096034A JP2002096034A JP2003293198A JP 2003293198 A JP2003293198 A JP 2003293198A JP 2002096034 A JP2002096034 A JP 2002096034A JP 2002096034 A JP2002096034 A JP 2002096034A JP 2003293198 A JP2003293198 A JP 2003293198A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴルフクラブヘッド表面に形成されためっき
層の最上層にクロムめっき層が形成されたゴルフクラブ
ヘッドにおいて、めっき層の表面に均一な艶消し状態を
確保し、かつ、従来方法と比べ耐食性の向上を図ること
ができるようにしたゴルフラブヘッドを供給するための
表面処理方法を提供する。 【解決手段】 形成されためっき層を形成したヘッド本
体1を陽極12として、陰極13と共に浴10の電解液
11中に浸し、直流電源から前記陰極13と陽極12の
両者間に所定の電流を所定時間流し、前記電解液11
が、陽極12であるめっき層の表面と反応する電解処理
を施す工程を行うことで、前記めっき層の最上層に電着
されたクロムめっき層の表面を均一に多孔化し、艶消し
表面層を形成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、めっき処理がなさ
れた金属製のゴルフクラブヘッドの表面処理方法に関す
るものであり、特に、めっき層の最上層にクロムめっき
層を形成したゴルフクラブヘッドの表面処理方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ゴルフクラブヘッドの表面に
は、防錆、表面硬化、傷防止、美観などの目的のため
に、めっき層が形成されている。そして、前記ゴルフク
ラブヘッドの表面に形成された前記めっき層の最上層に
は、特に、耐食性、耐磨耗性に優れたクロムめっき層が
形成される場合が多い。このような場合の前記クロムめ
っき層の外観の表面処理としては、表面の平滑性を高
め、光沢性のある鏡面方法と、表面に微細な小孔、細か
な溝等を設けて光沢を抑えた艶消し方法が一般的に行わ
れている。
【0003】前記艶消し方法としては、ペーパー、羽布
等の研磨材料を用いて、機械的にヘッド表面に細かい研
磨溝を設ける方法や、サンドブラストやショットブラス
ト等のブラスト加工で表面に微細な孔、起状を設ける方
法、更に、ヘッド表面に艶消し状態が得られるめっき、
例えば、艶消しクロムめっきを施す方法などが挙げられ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記した艶消
し方法において、前記ペーパー、羽布等の研磨材料を用
いて機械的に前記表面に細かい研磨溝を設ける方法にあ
っては、クロムめっき層を形成した表面が、高強度(H
v約1000)である影響で、表面全面に均一な細かい
研磨溝を設けるには熟練要し、研磨圧力の大きさの程度
により、艶のムラや、下地金属の露出が生じるといった
問題がある。そのためには、必要以上にクロムめっき層
の厚みを厚くする必要が生じる。
【0005】また、前記サンドブラストやショットブラ
スト等によるブラスト加工方法にあっては、例えば、ア
ランダム球、ガラスビーズ球、セラミック球等といった
硬い投射材を高速で噴出し、クロムめっき層の表面に衝
突させる方法であるが、前記と同様にクロムめっき層を
形成した表面が、高強度である影響で容易に変形を起こ
し難く、ヘッド全面にわたり艶消し表面とする場合には
強い圧力で表面を叩くために、クロムめっき層及び下層
のめっきや下地金属に割れ、クラックが発生し、めっき
の耐食性を減少させる原因となる。
【0006】また、前記めっき方法により艶消し表面を
得るものにあっては、上記のような後工程を伴わないた
め、クロムめっき層の厚みを厚くしたり、下地金属の露
出等の問題は発生しないが、前記艶消しめっきを施すに
は、特殊なめっき浴が必要になる。すなわち、前記めっ
き浴に特殊な添加剤を必要とし、かつ、浴内の組成管理
を適正に行わないと表面の艶消し状態に差が生じてしま
う問題が発生する。また、特殊な添加剤の入った浴のた
め、通常のろ過が常時実施できず、不良が増加すること
になる欠点もある。
【0007】そこで、本発明の目的は、前記問題点を解
決し、ゴルフクラブヘッド表面に形成されためっき層の
最上層にクロムめっき層が形成されたゴルフクラブヘッ
ドにおいて、めっき層の表面に均一な艶消し状態を確保
し、かつ、従来方法と比べ耐食性の向上を図ることがで
きるようにしたゴルフラブヘッドを供給するための表面
処理方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明は以下のような構成とした。本発明の請求項
1に係るゴルフクラブヘッドの表面処理法は、金属製の
ヘッド本体の表面にめっき層が形成されたゴルフクラブ
ヘッドの表面処理方法であって、前記めっき層の最上層
に2〜15μmの厚さでクロムめっき層を形成させる工
程と、次いで、前記ヘッド本体に該ヘッド本体を陽極と
する電解処理を施す工程とからなることを特徴とするゴ
ルフクラブヘッドの表面処理方法である。
【0009】本発明の請求項2に係るゴルフクラブヘッ
ドの表面処理法は、請求項1に係るゴルフクラブヘッド
の表面処理方法であって、前記電解処理を施す工程の後
に、前記めっき層の表面に機械研磨もしくは、ブラスト
加工を施す工程を加えることを特徴とするゴルフクラブ
ヘッドの表面処理方法である。
【0010】本発明の請求項3に係るゴルフクラブヘッ
ドの表面処理法は、請求項1または請求項2に係るゴル
フクラブヘッドの表面処理方法であって、前記めっき層
の最上層に2〜15μmの厚さでクロムめっき層を形成
する工程の後に、前記めっき層の表面に、ブラスト加工
を施す工程を加え、その後に、前記電解処理を施す工程
とすることを特徴とするゴルフクラブヘッドの表面処理
方法である。
【0011】本発明の請求項4に係るゴルフクラブヘッ
ドの表面処理法は、請求項1、請求項2又は請求項3に
係るゴルフクラブヘッドの表面処理方法であって、前記
電解処理は、浴温度を28〜58℃、電流密度を0.5
〜40A/dm2、電流処理時間を1〜5分とすること
を特徴とするゴルフクラブヘッドの表面処理方法であ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明を図面に示す実施
の形態に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の表
面処理方法で得られたゴルフクラブヘッド20を示す外
観図であり、図2は、図1に示すヘッド本体1のめっき
層9の積層状態を示す断面図、また、図3は、本発明の
電解処理を施す工程を示す説明図である。
【0013】図1は、例として、アイアン型のゴルフク
ラブヘッド20として示したもので、前記ゴルフクラブ
ヘッド20は、例えば、軟鉄、ステンレス等の金属材料
で鍛造または鋳造によって形成され、前面にフェース部
2を有し、一側にはシャフトを連結するホーゼル部3が
形成された構造を有している。また、前記ゴルフクラブ
ヘッド20の表面の構造は、図2に示すように、ヘッド
本体1の素地4の表面8には、該素地4の表面8上の全
面に渡ってめっき層9が、公知の電気めっき方法によっ
て重ねて形成されている。また、前記めっき層9の最上
層には、クロムめっき層6が形成されており、前記めっ
き層9の表面7は、艶消し表面層7aが形成されてい
る。
【0014】以上のように構成されたゴルフクラブヘッ
ド20は、以下に説明する製造工程を経ることによって
製造される。即ち、まず、図2に示すように、クロムめ
っき層形成工程では、本実施例では、前記ヘッド本体1
の素地4の表面8上に下地めっき層としてニッケルめっ
き層5を形成し、その後、前記ニッケルめっき層5の表
面に最上層としてクロムめっき層6を形成する。また、
前記クロムめっき層6の厚さは、2〜15μm程度が好
ましく、更に好ましくは、4〜7μmが好ましい。前記
クロムめっき層6の厚さは、2μm未満であると、厚み
が薄くなる分、下層のめっきや下地金属の露出や、めっ
きの耐食性を減少させる原因となる可能性があり、一
方、15μmを超えると厚みが厚い分、表面が硬くなっ
てしまうことや、質量が増加するといった問題が発生す
る。
【0015】次に、図3に示すように、電解処理を施す
工程では、前記クロムめっき層形成工程で形成されため
っき層9を形成した前記ヘッド本体1を陽極12とし
て、陰極13と共に浴10の電解液11中に浸し、直流
電源から前記陰極13と陽極12の両者間に所定の電流
を所定時間流し、前記電解液11が、陽極12であるめ
っき層9の表面7と反応する電解処理を施す。前記電解
処理を施す工程を行うことで、めっき層9の最上層であ
る前記クロムめっき層6から表面7のクロムが部分的に
溶出して、前記めっき層9の表面7に微細な小孔、溝が
形成され、いわゆる割れ目模様が得られる。
【0016】前記の電解処理を施す工程によれば、前記
めっき層9の最上層に電着されたクロムめっき層6の表
面7を均一に多孔化し、艶消し表面層7aを形成するこ
とができる。従って、従来の機械研磨やブラスト加工の
みにより艶消し表面を得る方法では、前記機械研磨やブ
ラスト加工の圧力が大きいため形成される微細な小孔、
溝が深くなりすぎることによる、下地金属の露出、クラ
ック等の発生の問題や、前記機械研磨やブラスト加工の
圧力をヘッド本体の前面にわたり均一に付加することが
難しいために艶むらが発生しやすいといった問題が発生
しない。
【0017】また、前記電解液11としては、1〜2%
の硫酸液が好適に用いられる。1%未満の硫酸液である
と、クロムめっき層6の表面7に形成される微細な小
孔、溝が浅くなりすぎて、艶消し状態が得られなくなっ
ていまい、一方、2%を越えるとクロムめっき層6の表
面7に形成される微細な小孔、溝が深くなってしまう。
【0018】また、処理条件としては、浴温度28〜5
8℃、電流密度0.5〜40A/dm2、電流処理時間
1〜5分が好ましい。前記浴温度が53℃、電流密度
が、0.5A/dm2、電流処理時間が1分未満である
と、微細な小孔、割れ目を十分に効率よく表面に形成す
ることができず、一方、前記浴の温度が58℃、電流密
度が、40A/dm2、電流処理時間が5分を超える
と、表面に形成される微細な小孔、割れ目の大きさ及び
分布が不均一になる。
【0019】また、本実施例において、ヘッド本体1の
下地めっき層としてニッケルめっき層5を形成された状
態を基に説明したが、これに限定されることなく、例え
ば、クロムめっき単体、または、銅、ニッケルめっき等
の所望の下地めっき層を形成すればよい。
【0020】また、本実施例のめっき層9の表面7に艶
消し表面層7aを形成する工程で、前記表面7の一部を
艶消し表面層7aにする方法の例としては、マスキング
シールを貼付し、この貼付状態で前記電解処理を施すこ
とにより、マスキングした部分は従来のままのクロムめ
っきの光沢を有する表面で、かつ、マスキングされてい
ない部分の表面を艶消し状態とすることもできる。従っ
て、めっき層9の表面7の光沢と艶消しのそれぞれの表
面が異なって仕上がり、光沢と艶消しとの境界が明確に
識別できる意匠となる。
【0021】また、本発明は、前記したように、めっき
層9の最上層にクロムめっき層6を形成する工程の後
に、前記電解処理を施す工程によって、前記めっき層9
の表面7に美麗な艶消し表面層7aを得た後、前記表面
7にペーパー、羽布等の研磨材料を用いる機械研磨また
は、サンドブラストやショットブラスト等のブラスト加
工の工程を加えることもできる。前記工程を加えた方法
とすることで、電解処理を施す工程によって、めっき層
9の表面7は、すでに艶消し状態となっているので、軽
度に前記機械研磨やブラスト加工を施すことによって、
前記艶消しの度合いを部分的に変化させることができ、
所望の艶消し表面層7aを容易に得ることができる。
【0022】前記機械研磨用の材料としては、#250
番手から#2000番手の研磨ペーパー、#200番手
から#200番手の羽布等があげられ、また、前記ブラ
スト加工としては、アランダム球、ガラスビーズ球、セ
ラミック球等といった粒子が挙げられる。
【0023】さらに、前記めっき層9の最上層にクロム
めっき層6を形成する工程の後に、前記めっき層9の表
面7に軽度にサンドブラストやショットブラスト等のブ
ラスト加工を施した後、前記電解処理を施す工程によっ
て、前記めっき層9の表面7に艶消し表面層7aを形成
してもよく、さらにその後、ペーパー、羽布等の研磨材
料を用いて、機械研磨を施す工程を加えることもでき
る。前記工程を加えた方法とすることで、めっき層9の
表面7をブラスト加工によって、軽度に粗面化した後、
電解処理工程を施せば、また、この後の、機械研磨を施
す工程によって、めっき層9の表面7の艶消し度合いを
変化させることができ、所望の艶消し表面層7aを容易
に得ることができる。
【0024】また、本実施の形態および図面において、
アイアンクラブヘッドを基に説明したが、これに限定さ
れることなく、ウッドクラブヘッド、パターヘッド等に
施しても良い。
【0025】
【実施例1】以下に、本発明の具体的実施例を説明す
る。
【0026】図1に示す、ヘッド本体をS25Cで形成
した。図2に示す、前記ヘッド本体1の素地4の表面8
には、ニッケルめっき層5の厚さが20μm、その上に
クロムめっき層6の厚さが5μmからなるめっき層9を
形成した。図3に示す電解液を2%の硫酸液とした。こ
の前記電解液の中に陽極としてヘッド本体1と陰極を浸
し、浴温度32℃で、電流密度30A/dm2で3分
間、電解処理を施す工程を行った。結果、めっき層9の
表面7に美麗な艶消し表面層7aが得られた。
【0027】
【実施例2】実施例1と同様の素材からなるヘッド本体
1に同様のめっき層9を形成した後、実施例1と同様の
電解処理を施す工程を行い、その後、前記めっき層9の
表面7に#600番手の研磨ペーパーで機械研磨を施す
工程を行った。結果、実施例1の艶消し表面層7aより
も変化した艶消し表面層7aが得られた。
【0028】
【実施例3】実施例1と同様の素材からなるヘッド本体
1に同様のめっき層9を形成した後、前記めっき層9の
表面7にセラミック球でブラスト加工を施す工程を行っ
た後、実施例1と同様の電解処理を施す工程行った。そ
の後、電解処理後のめっき層9の表面7にさらに#60
0番手の研磨ペーパーで機械研磨を行った。結果、実施
例2の艶消し表面層7aよりも変化した艶消し表面層7
aが得られた。
【0029】
【発明の効果】以上のように、本発明のゴルフクラブヘ
ッドの表面処理方法によれば、ヘッド本体に該ヘッド本
体を陽極とする電解処理を施す工程によって、めっき層
の最上層に電着されたクロムめっき層の表面を均一に多
孔化し、艶消し表面層を形成することができ、従来の機
械研磨やブラスト加工のみにより艶消し表面を得る方法
では、前記機械研磨やブラスト加工の圧力が大きいため
形成される微細な小孔、溝が深くなりすぎることによ
る、下地金属の露出、クラック等の発生の問題や、前記
機械研磨やブラスト加工の圧力をヘッド本体の前面にわ
たり均一に付加することが難しいために艶むらが発生し
やすいといった問題が発生しない。
【0030】また、本発明は、めっき層の最上層にクロ
ムめっき層が形成されたヘッド本体に、前記電解処理を
施す工程によって、前記めっき層の表面に艶消し表面層
を得た後、前記表面にペーパー、羽布等の研磨材料を用
いる機械研磨または、サンドブラストやショットブラス
ト等のブラスト加工の工程を加えることにより、前記電
解処理を施す工程によって、めっき層の表面は、すでに
艶消し状態となっているので、軽度に前記機械研磨やブ
ラスト加工を施すことによって、前記艶消しの度合いを
部分的に変化させることができ、所望の艶消し表面層を
容易に得ることができる。
【0031】更に、本発明は、めっき層の最上層にクロ
ムめっき層が形成されたヘッド本体の前記めっき層の表
面に軽度にサンドブラストやショットブラスト等のブラ
スト加工を施した後、電解処理を施す工程を行い、前記
めっき層の表面に艶消し表面層を形成し、その後、さら
にペーパー、羽布等の研磨材料を用いて、機械研磨を施
す工程を加えることにより、前記めっき層の表面をブラ
スト加工によって、軽度に粗面化した後、電解処理を施
す工程を行い、また、この後の、機械研磨を施す工程に
よって、めっき層の表面の艶消し度合いを変化させるこ
とができ、所望の艶消し表面層を容易に得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の表面処理方法で得られたゴルフクラブ
ヘッドを示す外観図。
【図2】図1に示すヘッド本体のめっき層の積層状態を
示す断面図。
【図3】本発明の電解処理を施す工程を示す説明図。
【符号の説明】
1 ヘッド本体 2 フェース部 3 ホーゼル部 4 素地 5 ニッケルメッキ層 6 クロムメッキ層 7 表面 7a 艶消し表面層 8 表面 9 めっき層 10 浴 11 電解液 12 陽極 13 陰極 20 ゴルフクラブヘッド

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製のヘッド本体の表面にめっき層が
    形成されたゴルフクラブヘッドの表面処理方法であっ
    て、前記めっき層の最上層に2〜15μmの厚さでクロ
    ムめっき層を形成させる工程と、次いで、前記ヘッド本
    体に該ヘッド本体を陽極とする電解処理を施す工程とか
    らなることを特徴とするゴルフクラブヘッドの表面処理
    方法。
  2. 【請求項2】 前記電解処理を施す工程の後に、前記め
    っき層の表面に機械研磨もしくは、ブラスト加工を施す
    工程を加えることを特徴とする請求項1記載のゴルフク
    ラブヘッドの表面処理方法。
  3. 【請求項3】 前記めっき層の最上層に2〜15μmの
    厚さでクロムめっき層を形成する工程の後に、前記めっ
    き層の表面に、ブラスト加工を施す工程を加え、その後
    に、前記電解処理を施す工程とすることを特徴とする請
    求項1または請求項2記載のゴルフクラブヘッドの表面
    処理方法。
  4. 【請求項4】 前記電解処理は、浴温度を28〜58
    ℃、電流密度を0.5〜40A/dm2、電流処理時間
    を1〜5分とすることを特徴とする請求項1、請求項2
    又は請求項3記載のゴルフクラブヘッドの表面処理方
    法。
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