JP2003292447A - 抗糖尿病剤および糖尿病予防食品 - Google Patents

抗糖尿病剤および糖尿病予防食品

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JP2003292447A
JP2003292447A JP2002100848A JP2002100848A JP2003292447A JP 2003292447 A JP2003292447 A JP 2003292447A JP 2002100848 A JP2002100848 A JP 2002100848A JP 2002100848 A JP2002100848 A JP 2002100848A JP 2003292447 A JP2003292447 A JP 2003292447A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 糖尿病あるいは糖尿病とまではいかないが血
糖値が高い人に優れた抗糖尿病作用を示す。 【解決手段】 抗糖尿病剤は、核抜きした真珠粉末、核
抜きした真珠粉末の水抽出物、および核抜きした真珠粉
末の低級アルコール水抽出物から選ばれた少なくとも1
つを配合し、また、それを用いた糖尿病予防食品は、食
品中に上記抗糖尿病剤が配合されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は真珠粉末等からなる
糖尿病に対して抗糖尿病作用を示す抗糖尿病剤およびそ
の抗糖尿病剤が配合された予防食品に関する。
【0002】
【従来の技術】経済の発達に伴い、食生活が向上し、ま
た、清涼飲料をはじめ、甘味料や炭水化物の摂取が必要
な量を越えており、インスリン非依存型糖尿病あるいは
糖尿病とはいえないまでも、血糖値が正常の範囲を逸脱
しつつある人が多い。糖尿病は多くの合併症(網膜症、
腎症、神経症、脳梗塞、心筋梗塞、白内障)を誘発し、
社会的損失は重大な問題である。しかしながら、食生活
を改善することは現代の環境下では困難である。また、
抗糖尿病剤は各種存在するが一般に化学合成品は、効果
は高いものの副作用もあるため、長期の投与には問題が
多い。
【0003】一方、天然物である真珠粉末やその粉末を
加工した薬剤については既に知られている。例えば、比
較的短期間内に顕著な血糖値降下をもたらす血糖値降下
組成物として黄耆、黄精、天花粉、麦門冬等とともに真
珠粉末が配合されている(特開平7−33676)。ま
た、活性酸素が過剰に発生したとき、あるいは活性酸素
の消去機能が低下したときに投与することにより、活性
酸素を抑制する働きを有する漢方薬真珠または真珠抽出
液を有効成分とする活性酸素抑制剤および農薬被毒治療
剤(特開平7−82161)、真珠を加熱することによ
り得られる医薬として有用な物質(特開平1−1999
12)が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、核抜き
した真珠を用いて真珠層自体の抗糖尿病作用は不明であ
るという問題がある。例えば、特開平7−33676に
開示されている薬剤は、真珠など13種類の漢方薬を含
む組成物であり、真珠がどのような薬理効果を示すかに
ついては知られていない。また、特開平7−82161
は抗糖尿病剤との関係が不明であり、特開平1−199
912は焼成した粉末を用いている。本発明は、このよ
うな問題に対処するためになされたもので、糖尿病ある
いは糖尿病とまではいかないが血糖値が高い人に優れた
抗糖尿病作用を示す、または既に高血糖値を示す場合に
おいても血糖値を下げる作用を示す核抜きした真珠より
得られる抗糖尿病剤、あるいはこれらを配合した糖尿病
予防食品を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の抗糖尿病剤は、
核抜きした真珠粉末、核抜きした真珠粉末の水抽出物、
および核抜きした真珠粉末の低級アルコール水抽出物か
ら選ばれた少なくとも1つを配合したことを特徴とす
る。また、本発明の糖尿病予防食品は、食品中に上記抗
糖尿病剤が配合されていることを特徴とする。
【0006】本願発明者は、すでに多年にわたって健康
食材として供され、人体に対する安全性が確認されてい
る天然物をスクリーニングして調べた結果、核抜きした
純度の高い真珠から得られる材料が抗糖尿病作用を有す
ることを見出した。本発明はこれらの知見に基づくもの
である。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明で使用できる真珠粉末は核
抜きした真珠の粉末である。真珠は真珠核の周囲に真珠
袋が形成され真珠質が分泌されて生成する。真珠核は天
然真珠にあってはあこや貝に取り込まれた異物であり、
養殖真珠にあってはドブ貝などを利用した人工核であ
る。本発明は、真珠を粗砕して内部の真珠核を除去し、
この粗片を純水で洗浄後、約 100 ℃で乾燥し、粉末状
に粉砕した真珠粉末を用いる。
【0008】また、この真珠粉末の水抽出物、または低
級アルコール水抽出物を用いる。水抽出物は粉砕した真
珠粉末を純水で抽出したものであり、抽出温度は室温よ
りも高い温度が効率的に抽出できるため好ましく、好ま
しい抽出温度は 50〜100℃、より好ましくは沸騰水によ
る抽出である。抽出時間は温度などによって異なるが、
30 分から 5 時間程度が効率的に抽出できるため好ま
しい。抽出するために加える水の量は上記抽出の条件な
どによって異なるが、真珠粉末 1 重量部に対して 5 〜
100 重量部の抽出水量が好ましい。 5 重量部未満であ
ると、有効成分の抽出が不十分であり、 100 重量部を
こえると抽出物の濃縮や乾燥が困難となる。なお、抽出
は撹拌下に行なうのが好ましい。抽出物は、公知の方法
で分離、濃縮あるいは乾燥物にして抗糖尿病剤あるいは
その予防食品に利用できる。
【0009】低級アルコール水抽出物は、低級アルコー
ルと水の混合物で抽出して得られる。低級アルコールと
しては、メタノール、エタノール、プロパノール等が挙
げられ、特にエタノールが安全性に優れ好ましい。エタ
ノール水としては、特に制限がないが、抽出効率を上げ
られるエタノール 50 容量%程度が好ましい。抽出温度
は室温でもよく、高い抽出効率を得るために室温より高
温で抽出することもできる。抽出時間は 30 分から 96
時間程度が効率的に抽出できるため好ましい。抽出する
ために加えるエタノール水の量は上記抽出の条件などに
よって異なるが、真珠粉末 1 重量部に対して 5 〜100
重量部の量が好ましい。 5 重量部未満であると、有効
成分の抽出が不十分であり、 100 重量部をこえると抽
出物の濃縮や乾燥が困難となる。なお、抽出は撹拌下に
行なうのが好ましい。抽出物は、公知の方法で分離、濃
縮あるいは乾燥物にして抗糖尿病剤あるいはその予防食
品に利用できる。
【0010】上記の真珠粉末、水抽出物、および低級ア
ルコール水抽出物は、それぞれ単独で、あるいは混合し
て抗糖尿病剤に利用できる。また、上記の真珠粉末等
は、必要な他の原料を配合して抗糖尿病剤予防食品が得
られる。本発明の抗糖尿病剤は、食品に含まれる炭水化
物の吸収を抑制し、急激な血糖の上昇を防止する作用が
あるので、これらを配合しても味や食感に差が生じなけ
れば、健康食品として有用である。健康食品としては、
錠剤、顆粒、あるいは粉末スープ、お茶などの嗜好品に
好適に配合できる。
【0011】
【実施例】実施例1 養殖真珠を粗砕して内部の真珠核を除去し、この粗片を
純水で洗浄後、約 100℃で 3 時間乾燥し、乳鉢内で粉
末状に粉砕した。この真珠粉末を以下に示す抗糖尿病作
用試験に供した。インスリン非依存型糖尿病モデル動物
として、KK−Ay/TaJclマウス(以下、KK−
Ayマウスという)を用いた。KK−Ayマウスは、ヒ
トのインスリン非依存型糖尿病に似た病態を示す自然発
症インスリン非依存型糖尿病モデル動物である。このマ
ウスは通常の飼料を与えるだけで、正常なマウスと比較
してインスリン抵抗性を有し、肥満、過食、多飲、高血
糖、高尿糖など特徴ある諸症状の現れることが知られて
いる。4 週令の雄性KK−Ayマウス(日本クレア
(株)、以下同じ)に基本飼料を与えて 1 週間予備飼
育した後、試験に用いた。基本飼料の配合は、カゼイン
20.0 重量%、DL−メチオニン 0.3 重量%、α−コー
ン澱粉 45.0重量%、シュークロース 20.0 重量%、ミ
ネラル混合物(AIN76) 3.5 重量%、ビタミン混
合物(AIN76) 1.0 重量%、重酒石酸コリン 0.2
重量%、コーン油5.0 重量%、およびセルロース 5.0
重量%である。
【0012】マウスを体重および血糖値を基準に 1 群
6 匹として 2 群(実施例1で得られた真珠粉末投与
群、投与しない対照群)に分け、試験飼料でそれぞれ 5
6 日間飼育した。投与群の試験飼料は、基本飼料中のセ
ルロースの配合割合を 5.0 重量%から 2.4 重量%に減
らし、代わりに実施例1で得られた真珠粉末を 2.6 重
量%添加した飼料であり、対照群の試験飼料は基本飼料
そのままである。飼育環境は、室温 23〜25℃、相対湿
度 50〜60 %、 12 時間の明暗周期の条件下、底が網目
のステンレス製懸垂ケ−ジ内で個別飼育した。試験期間
中に、餌と飲料水は自由に摂取させた。ただし、以下に
記載する測定時には各測定方法に記載のあるように飼料
摂取を制限した。
【0013】試験期間中に、マウスの体重、飼料摂取
量、水摂取量、空腹時血糖値、食後血糖値および尿糖値
を測定した。測定結果は各群の 5 匹の平均値と標準誤
差を用いて、[平均値±標準誤差]で表す。表中、星印
[*]を付した数値は、Student−t検定で対照
に対し、p< 0.05 の有意差をそれぞれ示すものであ
る。
【0014】(1)体重、飼料摂取量、水摂取量の測定 マウスの体重を毎週 1 回測定し、飼料摂取量および水
摂取量を毎日測定した。試験開始時体重、試験終了時体
重、平均飼料摂取量、平均水摂取量を表1に示す。
【0015】(2)尿糖値の測定 マウスを試験飼料で 7 週間飼育した後、 24 時間尿を
採取し、尿中へ排泄されたグルコ−ス量を求めた。尿中
のグルコ−ス量(尿糖値)をグルコースCII−テストワ
コーを用いて測定した。その結果を表1に示す。
【0016】(3)空腹時血糖値の測定 試験飼料投与前日( 0 日)および投与 8 週後に、マウ
スを 6 時間絶食させて、無麻酔下で、尾静脈より採血
し、直ちに遠心分離して血漿を分取した。血漿中のグル
コ−ス濃度(血糖値)をグルコースCII−テストワコー
を用いて測定した。その結果を表1に示す。
【0017】
【表1】
【0018】表1の試験結果をまとめると、真珠粉末は
糖尿病に対して、過食、多飲の改善効果、空腹時血糖の
上昇抑制効果、尿糖排泄の減少効果を有することが分か
った。
【0019】実施例2 実施例1で得られた真珠粉末に 10 重量倍の純水を加
え、沸騰水浴を用いた加熱下に撹拌しながら 2 時間抽
出処理してろ過した後、遠心分離して抽出液を得た。こ
の抽出液を真空凍結乾燥することにより真珠粉末の水抽
出物を得た。乾燥粉末として得られた水抽出物の収率は
真珠粉末に対して 0.41 重量%であった。この乾燥粉末
を以下に示す抗糖尿病作用試験に供した。各試験群(投
与群、対照群)で、投与直前の非空腹時血糖値が 640〜
950mg/dlと高い値を示すKK−Ay雄性マウスを 5 匹
づつ試験に供した。投与群では、真珠水抽出物の乾燥粉
末を純水に 100mg/ml の濃度で溶解し、これを 350mg/k
g(体重)の投与量で各マウスに経口投与し、また対照
群では純水のみを等量投与して、室温 23〜25℃、相対
湿度 50〜60 %の動物室で非絶食下に飼育した。投与直
前および投与 3 時間後に無麻酔下で尾静脈より採血
し、直ちに遠心分離して血漿を分取した。血漿中のグル
コ−ス濃度(血糖値)をグルコースCII−テストワコー
を用いて測定した。その結果を表2に示す。投与直前
( 0 時間)の血糖値に対する投与 3 時間後の血糖値の
割合を百分率で表す。表中、星印[*]を付した数値
は、Student−t検定で対照に対し、p< 0.05
の有意差をそれぞれ示すものである。
【0020】
【表2】
【0021】表2の試験結果をまとめると、真珠水抽出
物は既に血糖値が高い値を示す糖尿病に対して、血糖降
下作用を有することが分かった。
【0022】実施例3 実施例1で得られた真珠粉末に 10 重量倍の 50 容量%
エタノール水を加え、室温下に撹拌しながら 48 時間抽
出処理してろ過した後、遠心分離して抽出液を得た。こ
の抽出液を真空凍結乾燥することにより真珠粉末のエタ
ノール水抽出物を得た。乾燥粉末として得られたエタノ
ール水抽出物の収率は真珠粉末に対して0.30 重量%で
あった。この乾燥粉末を以下に示す抗糖尿病作用試験に
供した。各試験群(投与群、対照群)で、投与直前の非
空腹時血糖値が 640〜950mg/dlと高い値を示すKK−A
y雄性マウスを 5 匹づつ試験に供した。投与群では、
真珠エタノール水抽出物の乾燥粉末を純水に 50mg/ml
の濃度で溶解し、これを 250mg/kg(体重)の投与量で
各マウスに経口投与し、また対照群では純水のみを等量
投与して、室温 23〜25℃、相対湿度 50〜60 %の動物
室で非絶食下に飼育した。投与直前および投与 3 時間
後に無麻酔下で尾静脈より採血し、直ちに遠心分離して
血漿を分取した。血漿中のグルコ−ス濃度(血糖値)を
グルコースCII−テストワコーを用いて測定した。その
結果を表3に示す。投与直前( 0 時間)の血糖値に対
する投与 3 時間後の血糖値の割合を百分率で表す。表
中、星印[*]を付した数値は、Student−t検
定で対照に対し、p< 0.05 の有意差をそれぞれ示すも
のである。
【0023】
【表3】
【0024】表2の試験結果をまとめると、真珠エタノ
ール水抽出物は既に血糖値が高い糖尿病に対して、血糖
降下作用を有することが分かった。
【0025】核抜きした真珠粉末、核抜きした真珠粉末
の水抽出物、または核抜きした真珠粉末のエタノール水
抽出物をそれぞれ単独で、または混合物として食品類に
配合することで、糖尿病予防食品が得られる。以下、糖
尿病予防食品の具体例について説明する。
【0026】 実施例4 健康食品1(錠剤)の配合割合 A:実施例1で得られた真珠粉末 50 重量% B:デキストリン 25 重量% C:結晶セルロース 22.5 重量% D:ショ糖脂肪酸エステル 2 重量% E:デンプン 0.5 重量% A〜Cの各成分を秤量し、流動層造粒機でE成分を結合
剤溶液として顆粒化する。その後D成分を加え均一に混
合し打錠機で錠剤とする。
【0027】 実施例5 健康食品2(顆粒)の配合割合 A:実施例2で得られた真珠粉末の水抽出物 5.5 重量% B:エリスリトール 50 重量% C:結晶セルロース 42 重量% D:ショ糖脂肪酸エステル 2 重量% E:デンプン 0.5 重量% A〜Cの各成分を秤量し、流動層造粒機でE成分を結合
剤溶液として顆粒化する。その後D成分を加え均一に混
合し顆粒とする。
【0028】 実施例6 スープ1(粉末スープ)の配合割合 A:実施例3で得られた真珠粉末のエタノール水抽出物 10 重量% B:大豆タンパク 35 重量% C:粉末油脂 23 重量% D:ブイヨン 11 重量% E:食塩 6 重量% F:増粘剤(グァーガム) 5 重量% G:乳タンパク 5 重量% H:調味料(アミノ酸等) 3 重量% I:香料 2 重量% A〜Iの各成分を秤量し均一に混合して粉末スープとす
る。
【0029】 実施例7 お茶1(粉末タイプ)の配合割合 A:実施例1で得られた真珠粉末 30 重量% B:バナバ茶 25 重量% C:ハト麦茶 25 重量% D:紅茶 20 重量% A〜Dの各成分を秤量し均一に混合して粉末とする。
【0030】 実施例8 健康食品3(錠剤)の配合割合 A:実施例1で得られた真珠粉末 50 重量% B:デキストリン 25 重量% C:結晶セルロース 22.5 重量% D:ショ糖脂肪酸エステル 2 重量% E:デンプン 0.5 重量% A〜Cの各成分を秤量し、流動層造粒機でE成分を結合
剤溶液として顆粒化する。その後D成分を加え均一に混
合し打錠機で錠剤とする。
【0031】 実施例9 健康食品4(顆粒)の配合割合 A:実施例1で得られた真珠粉末 50 重量% B:エリスリトール 30 重量% C:結晶セルロース 17.5 重量% D:ショ糖脂肪酸エステル 2 重量% E:デンプン 0.5 重量% A〜Cの各成分を秤量し、流動層造粒機でE成分を結合
剤溶液として顆粒化する。その後D成分を加え均一に混
合し顆粒とする。
【0032】 実施例10 スープ2(粉末スープ)の配合割合 A:実施例1で得られた真珠粉末 30 重量% B:大豆タンパク 25 重量% C:粉末油脂 13 重量% D:ブイヨン 11 重量% E:食塩 6 重量% F:増粘剤(グァーガム) 5 重量% G:乳タンパク 5 重量% H:調味料(アミノ酸等) 3 重量% I:香料 2 重量% A〜Iの各成分を秤量し均一に混合して粉末スープとす
る。
【0033】 実施例11 お茶2(粉末タイプ)の配合割合 A:実施例1で得られた真珠粉末 30 重量% B:バナバ茶 25 重量% C:ハト麦茶 25 重量% D:紅茶 20 重量% A〜Dの各成分を秤量し均一に混合して粉末とする。
【0034】 実施例12 健康食品5(錠剤)の配合割合 A:実施例2で得られた真珠粉末の水抽出物 25 重量% B:アコヤ貝貝殻粉末 25 重量% C:デキストリン 25 重量% D:結晶セルロース 22.5 重量% E:ショ糖脂肪酸エステル 2 重量% F:デンプン 0.5 重量% A〜Dの各成分を秤量し、流動層造粒機でF成分を結合
剤溶液として顆粒化する。その後E成分を加え均一に混
合し打錠機で錠剤とする。
【0035】 実施例13 健康食品6(顆粒)の配合割合 A:実施例3で得られた真珠粉末のエタノール水抽出物 25 重量% B:アコヤ貝貝殻粉末 25 重量% C:エリスリトール 30 重量% D:結晶セルロース 17.5 重量% E:ショ糖脂肪酸エステル 2 重量% F:デンプン 0.5 重量% A〜Dの各成分を秤量し、流動層造粒機でF成分を結合
剤溶液として顆粒化する。その後E成分を加え均一に混
合し顆粒とする。
【0036】 実施例14 スープ3(粉末スープ)の配合割合 A:実施例2で得られた真珠粉末の水抽出物 2 重量% B:アコヤ貝貝殻粉末 20 重量% C:大豆タンパク 30 重量% D:粉末油脂 16 重量% E:ブイヨン 11 重量% F:食塩 6 重量% G:増粘剤(グァーガム) 5 重量% H:乳タンパク 5 重量% I:調味料(アミノ酸等) 3 重量% J:香料 2 重量% A〜Jの各成分を秤量し均一に混合して粉末スープとす
る。
【0037】 実施例15 お茶3(粉末タイプ)の配合割合 A:実施例3で得られた真珠粉末のエタノール水抽出物 2 重量% B:アコヤ貝貝殻粉末 20 重量% C:バナバ茶 30 重量% D:ハト麦茶 28 重量% E:紅茶 20 重量% A〜Eの各成分を秤量し均一に混合して粉末とする。
【0038】実施例4から実施例15の各糖尿病予防食
品は、味および食感も実施例1から実施例3で得られた
粉末を配合しない食品と同一であった。また、実施例1
から実施例3の試験結果から、これらを配合した食品は
糖尿病予防食品として優れている。
【0039】
【発明の効果】本発明に係わる核抜きした真珠粉末ある
いはその抽出物を配合した抗糖尿病剤は、糖尿病に対し
て、過食、多飲の改善効果、空腹時血糖の上昇抑制効
果、食後高血糖の抑制効果、尿糖排泄の減少効果を有し
ているので、糖尿病の治療のみならず発症防止、又は抑
制に用いることができる。糖尿病患者および糖尿病予備
軍の人にとって非常に有用である。また、既に血糖値が
高い値を示す糖尿病の血糖降下作用を示すので、糖尿病
患者の治療にも有用である。また、原料が食糧となって
いる天然物質由来の粉末、または抽出物であるため、人
体への安全性が高い。
【0040】本発明の糖尿病予防食品は、上記抗糖尿病
剤が食品中に単独であるいは混合物として配合されてい
るので、人体への安全性が高く、かつ糖尿病の治療のみ
ならず発症防止、または抑制に有用である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 核抜きした真珠粉末、核抜きした真珠粉
    末の水抽出物、および核抜きした真珠粉末の低級アルコ
    ール水抽出物から選ばれた少なくとも1つを配合した抗
    糖尿病剤。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の抗糖尿病剤が食品中に配
    合された糖尿病予防食品。
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