JP2003291915A - 三角柱状物の包装体及び包装方法 - Google Patents

三角柱状物の包装体及び包装方法

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JP2003291915A JP2002099445A JP2002099445A JP2003291915A JP 2003291915 A JP2003291915 A JP 2003291915A JP 2002099445 A JP2002099445 A JP 2002099445A JP 2002099445 A JP2002099445 A JP 2002099445A JP 2003291915 A JP2003291915 A JP 2003291915A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 三角柱状物の表面を覆う包装シートのどの部
分も表面が平坦な状態として、液体、小さい虫、塵挨等
の異物が侵入するような襞を面内に形成することのない
三角柱状物を包装した包装体及び包装方法を提供する。 【解決手段】 筒状包装シート10で取り囲んだ状態
で、三角柱状物1の斜面2と両底面3,4とは筒状包装
シート10で覆われる状態となる。三角柱状物1を覆わ
れないで残される余剰部15を、両側方より折込み具3
0,30によって側面5(6)上に折り込まれるガゼッ
ト部20,20を形成し、両ガゼット部20,20に接
続して残る部分が側面5(6)に沿って表面側に沿って
置かれた襞のない平坦な側面部25(26)となり、そ
の結果、三角柱状物1のすべての面で襞が外側に出るこ
となく平坦な面の包装シートで覆われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、包装物としてサ
ンドイッチ等の三角柱状物を包装シートで包装する三角
柱状物の包装体及び包装方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、サンドイッチ、パンケーキ等の三
角柱状物の包装としては、種々の包装形態の包装体が提
案されており、包装形態に対応して包装方法もそれぞれ
提案されている。そうした包装のうち最も一般的なもの
としては、予め製作した専用の袋を用いる包装であっ
て、この方法では、サンドイッチ等の三角柱状物を個別
に専用袋に挿入し、三角柱状物を挿入した袋の開口を閉
じ、開口を閉鎖するフラップを粘着テープ片で止めてい
る。
【0003】図7は、専用袋を用いた従来の包装形態の
一例を示す斜視図である。図7に示すように、専用袋7
0は、一端が楔状に先細となって封止されたシール部7
1となり、他端に向かって次第に広がりつつ開口72と
なった袋である。開口72からサンドイッチのような三
角柱状物78が挿入されると、開口72の臨む三角柱状
物78の一方の側面79を除く4つの面が専用袋によっ
て覆われる。開口部の周囲4辺から延びる四つのフラッ
プのうち、先ず、三角柱状物78の他方の側面を覆う専
用袋70の部分から延びるフラップ73が折り込まれ、
次に、三角柱状物の一対の底面を覆う専用袋70の部分
から延びる2片のフラップ74,75が先に折り込まれ
たフラップ73の上に順次折り込まれ、更に、三角柱状
物78の斜面を覆う専用袋70の部分から延びるフラッ
プ76が折り込まれ、最後に、重ね合わせたフラップが
粘着テープ77によって封止される。このように、既成
の専用袋70に三角柱状物78を挿入し、各フラップ7
3〜76を折り畳み、粘着テープ77によって封止する
ことで袋包装体80が得られていた。
【0004】しかしながら、専用袋70を用いた三角柱
状物78の包装は、専用袋70を用意する必要があって
コスト高となり、専用袋70に備わるフラップ73〜7
6を折り畳んで袋の開口72を閉鎖し、折り畳んだフラ
ップ73〜76同士を粘着テープ77片で貼着している
だけであるので、折り畳んだフラップ73〜76の間に
残される隙間から小さい虫等の異物が包装体80の内部
へ入り込む可能性が皆無ではなく、完全な密封包装が得
られないという問題点がある。
【0005】そうした問題点に対する改善要請に応える
ため、三角柱状物品の代表例であるサンドイッチを1枚
のシートによって、密封包装することが、従来から提案
されており、本出願人も、既に、包装シートによって可
及的に使用包材量を少なくした三角柱状物の包装を提案
している(特開平10−236524号公報)。この方
法によれば、三角柱状物の側面のうち一つの矩形面(例
えば、斜面に相当する面)と三角柱状の両底面とをシー
ト状包装材の本体部で覆い、一つの矩形面以外の側面上
で、三角柱状の両底面側から折り返したシートを合わせ
て第2シールを形成し、三角柱状物品の側面の稜線に沿
って第1シールを形成することにより、包材の使用量を
可及的に少なくしつつ、外部からの異物の侵入を防止し
たシート包装体が得られている。
【0006】また、サンドイッチ包装体及びその製造方
法として、筒状包装材を用い、筒状包装材をサンドイッ
チの周りに折り込んでサンドイッチを包装したものが提
案されている(一例として、特開平6−24466号公
報、特開平7−291348号公報)。包装物としての
三角柱状物1は、例えば、サンドイッチがその代表的な
例であるが、図5の斜視図に示すように、斜面2と、一
対の三角形状の底面3,4と、斜面2及び底面3,4の
接続する側面5,6とを有している。斜面2と側面5,
6とはそれぞれ稜線7,8で交わり、側面5,6同士は
稜線9で交わっている。三角柱状物1がサンドイッチで
ある場合、通常、具Aを中央部分に置いた状態で挟む矩
形の食パンを対角線に沿って二つに切断して形成される
ので、具Aは側面5,6には表に出ることはないが切断
して形成される斜面2において表に出る。
【0007】図6はこのサンドイッチ包装体の製造途中
を示す斜視図であり、斜面部を下面としてフィルム上に
山形状に置かれたサンドイッチ1aの周りに厚み方向に
フィルム50を筒状に巻き付け、山形状のサンドイッチ
1aの傾斜して置かれた側面5,6と対向する位置に厚
み方向と交差する溶断シール線51を形成して、フィル
ム50が筒状に形成される。サンドイッチ1aの側面
5,6と対向するフィルムの対向部位52は側面5,6
に沿うように折り曲げられ、サンドイッチ1aの各短辺
5aに接して折り重ねた状態に延びるフィルム50の側
方延出部53が、短辺5a,6aを基準として、側面
5,6に向かって折り曲げられる。更に、図示の状態か
ら、サンドイッチ1aの側面5,6と底面2との交差す
る辺7,8から外方に延出するフィルム50の少なくと
も一方の下方延出部54,54(一方のみ図示)が辺
7,8に対応した線を基準として側面6に沿って折り上
げられ、下方延出部は既に折り曲げられている側方延出
部53上に接着テープによって貼着される。なお、フィ
ルムの部位52と下方延出部54とは、側方延出部53
の折曲げ前に溶着による仮シール56で仮止めされ、側
方延出部53の折曲げ後に、密封用のシールが施され
る。
【0008】更に、上記のサンドイッチ包装体60にお
いて、サンドイッチ1aの開封の容易化を図るため、フ
ィルム50の対向部位52と下方延出部54とを溶着し
て形成された密封用シールの外側にV字状の開封用の切
込み55が形成される。サンドイッチ包装体60を開封
するときには、切込み55を起こして形成した摘み片を
摘んでフィルム50を引き裂くと、サンドイッチ1aの
底面2(包装体60の製造に際して底面となっていた最
も広い面)に沿って包装体60を開封することができ
る。
【0009】しかしながら、上記サンドイッチ包装体に
おいては、三角柱状物の各表面に表れる包装フィルム
は、必ずしも襞部分のない、平坦なフィルム面とはなっ
ていない。即ち、山形状の置かれたサンドイッチの傾斜
した両側面を筒状包装フィルムで覆う場合には、先にサ
ンドイッチの両側面に沿ったフィルム面を形成し、その
ときに生じる両脇の折重ねられて形成された側方延出部
を、両側面に沿ったフィルム面上に折り返している。従
って、両側面上では、側方延出部を折り返したときに襞
部分が表面側に表れる。この包装態様では、両側面は店
頭での陳列状態では裏側又は底側の面になるが、側方延
出部が必ずしも折り目を明確にして折り返されず、スマ
ートな包装体とならない。また、包装体の内部までは侵
入しないとしても、僅かに開いた折重ね部の襞の中に、
冷蔵庫中での水蒸気の凝結や、小さな虫、塵填等の異物
が入り込み易く、消費者が手に取って見たときに異物が
商品価値が低下する虞がある。包装体の製造、即ち、当
然のことながら、サンドイッチの包装方法についても、
そうした配慮はなされていない。
【0010】更に、上記のサンドイッチ包装体では、開
封用切込み等が底面(三角柱の斜面)に相当する包装フ
ィルムの延長部分に形成されているので、開封用切込み
に従って開封するとき、フィルムの引裂きは三角柱の斜
面に沿った包装フィルム上で行われることになる。従っ
て、サンドイッチを斜面部側から、即ち、食パンに挟ま
れた具が表に表れており且つ具のために厚みが増した側
から取り出さなくてはならず、包装体からのサンドイッ
チの取出しが困難になる。特に、具が卵やペースト、タ
レ等を含む場合、手を汚さずにサンドイッチを取り出す
のが難しい。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】そこで、三角柱状物を
取り囲む筒状包装シートを折り込んで、三角柱状物を包
装した包装体及び包装方法において、折重ね部を折り返
したときに生じるような襞を三角柱状物の各表面を覆う
包装シートに形成することなく、いずれの各表面を覆う
包装シートの部分も表面が平坦な状態とする点で解決す
べき課題がある。
【0012】この発明の目的は、上記課題を解決するこ
とであり、筒状包装シートを折り込んでの三角柱状物の
包装において、三角柱状物のいずれの面を覆う包装シー
トの部分も表面が平坦な状態とすることにより、三角柱
状物の包装シートに襞を形成することを回避して、外部
から液体、小さい虫、塵挨等の異物が包装シートの襞内
に侵入するのを防止することができる三角柱状物を包装
した包装体及び包装方法を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を解決するため、以下のように構成されている。即ち、
この発明による三角柱状物の包装体は、三角柱状物と、
前記三角柱状物の斜面に沿う斜面部及び一対の底面にそ
れぞれ沿う一対の底面部を有して前記三角柱状物の周囲
を覆う筒状包装シートとから成り、前記三角柱状物の前
記斜面と前記両底面とに連なる各側面に対応した前記筒
状包装シートの各余剰部が、両側方より折り込んだガゼ
ット部と前記両ガゼット部に接続すると共に前記各側面
に沿って表面側に置かれた側面部とに成形され、前記斜
面部の延長部分と前記側面部の延長部分とが互いにシー
ルされて前記三角柱状物を密封包装したことから成って
いる。
【0014】この三角柱状物の包装体によれば、三角柱
状物の各側面に対応した筒状包装シートの各余剰部が、
一部は、両側方より折り込んだガゼット部とされ、残る
部分が両ガゼット部に接続すると共に各側面に沿って表
面側に置かれた側面部とに成形され、更に、斜面部の三
角柱状物からはみ出す延長部分と、側面部の三角柱状物
からはみ出す延長部分とが互いにシールされて三角柱状
物を密封包装しているので、筒状包装シートは、外側か
ら見た状態では、三角柱状物の5つの面に沿う部分では
すべて平坦な面で覆われている。両ガゼット部の折込み
による折込み口が残るが、折込み口は、両底面と各側面
との稜線に対応して現れるのみであり、事実上、外観に
影響はない。従って、三角柱状物の包装体は、外側に現
れる襞等の凹凸が実質的に無くなり、見栄えが良くなっ
て、商品として陳列されるとき、或いは消費者が手に取
ってみた時の感触が良化する。また、襞等の凹凸が外側
に現れることが実質的に無いので、水分、虫、異物等が
襞の中に入り込む等の事態も事実上、回避される。
【0015】また、この発明による三角柱状物の包装方
法は、三角柱状物を前記三角柱状物の斜面に接する斜面
部と一対の底面にそれぞれ接する底面部とを有する筒状
包装シートで覆い、前記三角柱状物の前記斜面と前記両
底面とに連なる各側面に対応した前記筒状包装シートの
各余剰部を、両側方より折り込んだガゼット部と前記両
ガゼット部に接続すると共に前記各側面に沿って表面側
に置かれた側面部とに成形し、前記斜面部の延長部分と
前記側面部の延長部分とを互いにシールして前記三角柱
状物を密封包装することから成っている。
【0016】この三角柱状物の包装方法によれば、筒状
包装フィルムで取り囲んだ状態においては、三角柱状物
の斜面と両底面とは筒状包装フィルムで覆われる。この
段階では、三角柱状物の斜面と両底面とに稜線を介して
接続する両側面を覆わない筒状包装フィルムの部分は、
余剰部として残されている。余剰部は、先ず両側方より
折り込まれて、両側面上に折り込まれるガゼット部が形
成され、そうすることで両ガゼット部に接続して残る部
分が各側面に沿って表面側に沿って置かれた側面部とな
り、その結果、三角柱状物のすべての面を襞が外側に出
ることなく平坦な面の包装フィルムで覆われる。
【0017】この三角柱状物の包装体及び包装方法にお
いて、前記ガゼット部は、前記両側面が互いに交差する
稜線側から前記各側面が前記斜面と交差する稜線に向か
う程、前記筒状包装シートの前記各余剰部を深く折り込
んで形成することが好ましい。筒状包装シートの各余剰
部を次第に深い折込みにより、両側面に沿って包装シー
トを弛みなく折ることができ、三角柱状物の周りに包装
シートをタイトに包装して、スマートな三角柱状物の包
装体を得ることが可能である。
【0018】この三角柱状物の包装体及び包装方法にお
いて、切込み、ノッチ等の易開封用手段が、前記斜面部
の延長部分、又は矩形包装シートを丸めてセンターシー
ルを施して前記筒状包装シートを形成するときの前記セ
ンターシールに形成することができる。斜面部の延長部
分に形成した切込み、ノッチ等の易開封用手段によって
包装シートを引き裂くことで、包装体を斜面部において
開封することができる。また、三角柱状物がサンドイッ
チのような食品である場合には、包装体においては、食
パンに挟まれた具が斜面側に見えるように置かれて斜面
側の厚みが膨らんでいるので、斜面部に位置する包装シ
ートの部分を引き裂いても、手を具に触れないように三
角柱状物を取り出すのは困難である。しかしながら、セ
ンターシールに形成した切込み、ノッチ等の易開封用手
段を用いて包装体を側面部において開封することによ
り、具に手を触れることなく、厚みが膨らんでいない側
を挟んで包装シートから引き出すことが容易になる。筒
状シートに三角柱状物を載置したときに、既に、又はそ
の直後に、側面部の延長部分となる部位に切込み、ノッ
チ等の易開封用手段を形成することができる。また、セ
ンターシールを係止するときに、切込み、ノッチ等の易
開封用手段を形成することにより、そうしたした易開封
用手段を用いて包装体を側面部において開封するとき
に、具に手を触れることなく包装シートから引き出すこ
とが容易になる。
【0019】この三角柱状物の包装体及び包装方法にお
いて、前記三角柱状物は、サンドイッチ等の食品とする
ことができる。サンドイッチ以外のものとしては、蒸し
パンや、はんぺん、厚揚げ等が考えられるが、これらに
限らず、三角柱状物であれば、どのようなものにも適用
可能である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しつつ、こ
の発明の実施例を説明する。図1はこの発明による三角
柱状物の包装方法による包装工程の折込み工程までを段
階的に示す斜視図、図2は図1に示す包装工程の後の密
封から包装完了までの工程を段階的に示す図、図3はこ
の発明による完成した三角柱状物の包装体を示す斜視
図、図4はこの発明による三角柱状物の包装体の開封の
様子を示す斜視図である。三角柱状物は、図5に示した
ものと同様でよく、再度の説明を省略する。
【0021】図1に示す三角柱状物の包装方法による包
装工程については、(a)が筒状包装フィルム内に三角
柱状物を置いた状態を示す図、(b)が余剰部の折込み
工程を示す図,及び(c)が要部を拡大して示す斜視図
である。図1(a)に示すように、三角柱状物1は、斜
面2を下にした状態で筒状包装フィルム10の内部に置
かれる。筒状包装シート10は、三角柱状物1の大きさ
に応じて予め筒状に形成した継ぎ目なしのものであって
もよいが、三角柱状物1の大きさに合わせて変更を容易
にするため、矩形の包装シートをセンターシール11を
施して筒状に成形する方が好ましい。筒状包装シート1
0については、ヒートシールによって内部を密封可能と
なるように、少なくとも内側面が熱溶着性である合成樹
脂製のフィルムが用いられる。三角柱状物1がサンドイ
ッチである場合、具Aが筒状包装シート10に付着する
ので、三角柱状物1を載置するときに、三角柱状物1と
筒状包装シート10との間に予め具当てシート19を斜
面2に当てておくか、又は具当てシート19を置いた筒
状包装シート10に三角柱状物1を載置する。
【0022】三角柱状物1を筒状包装シート10内に載
置した状態では、三角柱状物1の斜面2は筒状包装シー
ト10の斜面部12で覆われ、底面3,4もそれぞれ筒
状包装シート10の互いに平行となった底面部13,1
4で覆われている。斜面部12、及び底面部13,14
以外の筒状包装シート10の部分は、図1(a)の段階
では余剰部15,15となっている。三角柱状物1は筒
状包装シート10内において長手方向の中央位置に置か
れるので、斜面部12の各端に接続して三角柱状物1か
らはみ出る延長部分16,16は長手方向に略同じ長さ
で延びている。なお、図1(a)の段階で、各延長部分
16には、予め、斜面部12に向かって筒状包装シート
10を引き裂くための開封用ノッチ17が形成されてい
る。また、センターシール11にも、筒状包装シート1
0の端縁から僅かに内寄りの位置に、開封用のノッチ1
8が形成されている。
【0023】次に、図1(b)に示すように、各余剰部
15は、各余剰部15に対して両側方から進退する一対
の折込み板30によってガゼット状に折り込まれる。各
折込み板30は、概して、三角柱状物1の側面5に平行
に延びる斜板部31と、斜板部31の下端側に一体的に
接続する平板部32とから成っている。平板部32は、
斜板部31から屈曲して接続し、斜面2と平行に延びて
いる。余剰部15は稜線9側よりも稜線7側で多く存在
しているので、折込み板30による折込み量は稜線7側
ほど多くなる。平板部32の前縁33は、この折込み量
の多少に応じて、稜線7側ほど前方に進出した形状を有
している。以下の折込み等の工程は、三角柱状物1の側
面6についても側面5の場合と同様であるので、側面5
についてのみ説明する。
【0024】図1(c)に示すように、一対の折込み板
30,30が進出して筒状包装シート10の余剰部1
5,15を折り込むとき、平板部32,32の前縁3
3,33が下側の一部が互いに重なる位置まで進出す
る。それに応じて、余剰部15,15からガゼット部2
0,20形成される。ガゼット部20,20は、側面5
上で一部が重なる。各ガゼット部20の最深折込み点2
1は、稜線7を越えて、延長部分16上に位置してい
る。折込み板30,30による折込みに従って、延長部
分16も両サイドが折られて斜めの折返し線22を形成
し、全体として台形の形状になる。開封ノッチ17が形
成されている部分は重ねられず、一枚フィルム状態とな
って、ノッチ17が摘み易くなっている。なお、この段
階では両ガゼット部20,20の繋ぎ部分23は、稜線
7を越え延びる長さを備えているが、まだ弛んだ部分と
して残されている。
【0025】次に、図2(a)に示すように、一対のヒ
ータブロック36,36から成るヒートシーラ35が作
動し、筒状包装シート10の開口部をヒートシールす
る。即ち、一対のヒータブロック36,36が、稜線7
の僅かに外側の位置において、延長部分16、ガゼット
部20,20及び両ガゼット部20,20を繋ぎ部分2
3を重ね合わせた状態で挟み込み、熱溶着してヒートシ
ールをする。このヒートシールによって、三角柱状物1
は、密封された状態で包装される。両ガゼット部20,
20の繋ぎ部分23は、平坦な側面部25として側面5
を覆う(側面6については側面部26となる)。底面部
13,14と側面部25,26との間には、折込みに伴
って不連続な溝27,28が形成されるが、側縁部分に
開口するだけであり、且つ包装体の内部には通じない溝
であるので、衛生上は問題ない。
【0026】図2(b)は、(a)に示す包装工程でヒ
ートシールが終了した中間包装体の一方の延長部分(こ
の例の場合、延長部分6)の側面部(この例の場合、側
面部26)側への折返しを示している。(c)に示すよ
うに、延長部分16はポイントシール29にて、側面部
26に溶着される。延長部分16は、折り返されること
なくそのままの状態であり、製品の表示や印刷面として
利用される。
【0027】完成した三角柱状物の包装体Pが、図3に
示されている。図3に示す状態は、商品としての陳列状
態を示す図であり、折り返してポイントシール29が施
された一方の延長部分16を下にして、斜面部12が前
面に向けられている。他方の延長部分16は、上端に位
置しており、印刷面として、及び商品の取出しの際に摘
んで引き上げるのに利用される。この包装体Pによれ
ば、三角柱状物1のどの面も、それに沿った平坦な面を
持つ包装材もで覆われ、薄いや虫は入り込みやすい折込
みの溝や凹凸が表面側に表れることがない。
【0028】一方の延長部分16に形成される開封ノッ
チ17を摘んで包装体Pの包材を引き裂くときには、包
材の斜面部12を引き裂くことになる。また、センター
シール11に形成される開封ノッチ18を摘んで包装体
Pの包材を引き裂くときには、包材のセンターシール1
1から側面部26を引き裂くことになる。図4は、開封
ノッチ18から側面部26を開封するときによる包装体
Pの開封の様子を示す斜視図である。このとき、サンド
イッチの取出しは、サンドイッチの具Aが通常表れない
側である側面5側から行うことができるので、指にサン
ドイッチの具A(図5参照)が触れず、衛生上も優れて
いる。
【0029】
【発明の効果】この発明は、上記のように構成されてい
るので、次のような効果を奏する。即ち、この発明によ
る三角柱状物の包装体及び包装方法によれば、三角柱状
物の各側面に対応した筒状包装シートの各余剰部が、一
部は、両側方より折り込んだガゼット部とされ、残る部
分が両ガゼット部に接続すると共に各側面に沿って表面
側に置かれた側面部とに成形され、更に、斜面部の延長
部分と側面部の延長部分とが互いにシールされて三角柱
状物を密封包装しているので、筒状包装シートによっ
て、外側から見た状態では、三角柱状物の5つのどの面
についてもその面に沿った平坦な面で覆うことができ、
面上には凹凸等の襞が存在しない。従って、外観がスマ
ートで清潔感に優れ、手に取って見たときも感触が良好
である。また、水分や異物が侵入しづらい構造となり、
取り扱いも便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による三角柱状物の包装方法による包
装工程の折込み工程までを示す斜視図である。
【図2】図1に示す包装工程の後の密封から包装完了ま
での工程を示す斜視図である。
【図3】この発明による完成した三角柱状物の包装体を
示す斜視図である。
【図4】この発明による三角柱状物の包装体の開封の様
子を示す斜視図である。
【図5】包装物としての三角柱状物を示す斜視図であ
る。
【図6】従来のサンドイッチの包装の一例を示す斜視図
である。
【図7】従来の専用袋によるサンドイッチの包装の一例
を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 三角柱状物 2 斜面 3,4 三角形状の底面 5,6 側面 7,8,9 稜線 10 筒状包装シート 11 センターシ
ール 12 斜面部 13,14 底面
部 15 余剰部 16 延長部分 17,18 開封用ノッチ 19 具当てシー
ト 20 ガゼット部 21 最深折込み
点 22 折返し線 23 繋ぎ部分 25,26 側面部 27,28 溝 29 ポイントシール 30 折込み板 31 斜板部 32 平板部 33 前縁 35 ヒートシーラ 36 ヒータブロ
ック
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65D 75/12 B65D 75/12 75/62 75/62 A 85/50 85/50 A Fターム(参考) 3E035 AA20 BA08 BB08 BC02 CA04 3E051 AA03 AB02 BA05 BA07 EA01 FB01 FD01 HA02 HA07 HB02 HB08 HC03 HE01 JA08 3E064 AD22 BA21 BB03 BC18 EA05 EA18 FA01 GA01 HN05 HP01 HP02 3E067 AA11 AB01 AC01 BA21A BB14A CA24 EA06 EB07 FA01 FC01 3E086 AA02 AB01 BA15 BB51 CA02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 三角柱状物と、前記三角柱状物の斜面に
    沿う斜面部及び一対の底面にそれぞれ沿う一対の底面部
    を有して前記三角柱状物の周囲を覆う筒状包装シートと
    から成り、前記三角柱状物の前記斜面と前記両底面とに
    連なる各側面に対応した前記筒状包装シートの各余剰部
    が、両側方より折り込んだガゼット部と前記両ガゼット
    部に接続すると共に前記各側面に沿って表面側に置かれ
    た側面部とに成形され、前記斜面部の延長部分と前記側
    面部の延長部分とが互いにシールされて前記三角柱状物
    を密封包装したことから成る三角柱状物の包装体。
  2. 【請求項2】 前記ガゼット部は、前記両側面が互いに
    交差する稜線側から前記各側面が前記斜面と交差する稜
    線に向かう程、前記筒状包装シートの前記各余剰部を深
    く折り込んで形成されていることから成る請求項1に記
    載の三角柱状物の包装体。
  3. 【請求項3】 切込み、ノッチ等の易開封用手段が、前
    記斜面部の延長部分、又は矩形包装シートを丸めてセン
    ターシールを施して前記筒状包装シートを形成するとき
    の前記センターシールに形成されていることから成る請
    求項1又は2に記載の三角柱状物の包装体。
  4. 【請求項4】 前記三角柱状物は、サンドイッチ等の食
    品であることから成る請求項1〜3のいずれか1項に記
    載の三角柱状物の包装体。
  5. 【請求項5】 三角柱状物を前記三角柱状物の斜面に接
    する斜面部と一対の底面にそれぞれ接する底面部とを有
    する筒状包装シートで覆い、前記三角柱状物の前記斜面
    と前記両底面とに連なる各側面に対応した前記筒状包装
    シートの各余剰部を、両側方より折り込んだガゼット部
    と前記両ガゼット部に接続すると共に前記各側面に沿っ
    て表面側に置かれた側面部とに成形し、前記斜面部の延
    長部分と前記側面部の延長部分とを互いにシールして前
    記三角柱状物を密封包装することから成る三角柱状物の
    包装方法。
  6. 【請求項6】 前記ガゼット部を、前記両側面が互いに
    交差する稜線側から前記各側面が前記斜面と交差する稜
    線に向かう程、前記筒状包装シートの前記各余剰部を深
    く折り込んで形成することから成る請求項5に記載の三
    角柱状物の包装方法。
  7. 【請求項7】 前記側面部の延長部分、又は矩形包装シ
    ートを丸めてセンターシールを施して前記筒状包装シー
    トを形成するときの前記センターシールに、切込み、ノ
    ッチ等の易開封用手段を形成することから成る請求項5
    又は6に記載の三角柱状物の包装方法。
  8. 【請求項8】 前記三角柱状物は、サンドイッチ等の食
    品であることから成る請求項5〜7のいずれか1項に記
    載の三角柱状物の包装方法。
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