JP2003290046A - 加熱装置における加熱安定化装置 - Google Patents

加熱装置における加熱安定化装置

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JP2003290046A JP2002101647A JP2002101647A JP2003290046A JP 2003290046 A JP2003290046 A JP 2003290046A JP 2002101647 A JP2002101647 A JP 2002101647A JP 2002101647 A JP2002101647 A JP 2002101647A JP 2003290046 A JP2003290046 A JP 2003290046A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】発熱体として誘導加熱用コイルにより加熱され
るスチールベルトを用いた加熱装置において、加熱処理
を安定化する。 【解決手段】搬送を兼ねる加熱面であるスチールベルト
コンベアの上部スチールベルトの下部に誘導加熱用コイ
ルを設置した加熱装置において、上部スチールベルト表
面に接するローラーを1個あるいは複数配置し、加熱時
の上部スチールベルトの浮上を防止することを特徴とす
る加熱安定化装置を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、発熱体として誘
導加熱用コイルにより加熱されるスチールベルトを用い
た加熱装置において、加熱処理を安定化する装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】 食品等を連続的に加熱処理する場合、
しばしばスチールベルトコンベアが利用される。クッキ
ーやシュークリーム等の焼き菓子には、ガス加熱による
スチールベルトオーブンが多く用いられている。しか
し、エネルギー効率が悪い、温度面での作業環境の悪
化、安全上の不安等の課題があった。これらの課題を解
決するために、例えば特開平9−215605号公報の
ような、スチールベルトと誘導加熱用コイルを組み合わ
せた加熱装置が考案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 しかし、スチールベ
ルトと誘導加熱用コイルを組み合わせた加熱装置には、
原理的に避けられない課題が存在する。
【0004】 誘導加熱に限らず、スチールベルトが加
熱されると、スチールベルトの材質や温度等に応じてス
チールベルトが膨張する。スチールベルトの膨張は、ス
チールベルトを把持する両端のプーリーに接続されたバ
ネの張力によりある程度吸収されるが、部分的には吸収
しきれず、加熱分布に応じて、スチールベルト全体が浮
き上がる部分や、スチールベルト中央部のみが浮き上が
る部分等が発生することが多い。ここで、「浮き上が
る」と表現したが、一般的なスチールベルトコンベア装
置の構造は、スチールベルトを多数のローラー等により
下方から支持する形態をとっており、このためスチール
ベルトは下方よりも上方へ移動しやすいためである。誘
導加熱用コイルがスチールベルトの下方に設置されてい
る場合には、スチールベルトが下方へ移動する余地がさ
らに少ないため、膨張による移動は専ら上方へと発生す
る。
【0005】 ガスによりスチールベルトを加熱する場
合には、膨張によって部分的にスチールベルトが上方あ
るいは下方へ移動しても、その部分のスチールベルトが
受け取る熱量の変化は小さい。しかし、誘導加熱により
スチールベルトを加熱する場合には、スチールベルトが
上方に移動すると、加熱効率が著しく低下し、加熱不足
になる。さらにスチールベルトと誘導加熱コイルの距離
が、特有の範囲を超えた場合、回路が無負荷となり、加
熱が停止する。これらの現象により、膨張し浮き上がっ
た部分の加熱が不完全となり、そこに載っていた被加熱
物に、所望の加熱処理が出来なくなる。この現象は、コ
ンベア長5m以下では発生しにくく、コンベア長が長く
なるにつれ、発生しやすくなる。
【0006】 また、急激な加熱や冷却によっても発生
しやすい。例えば、食品をコンベア上で加熱調理する場
合には、加熱中、被加熱物からの水分蒸発によって、被
加熱物が載っている部分のスチールベルト温度は上がり
にくい。対して、被加熱物が載っていない部分のスチー
ルベルト温度は上がりやすい。このように食品を加熱す
る場合、被加熱物付近で急激な温度変化が生じやすい。
【0007】 このように、スチールベルトと誘導加熱
用コイルを組み合わせた加熱装置、特にコンベア長が5
mを超える大型装置の場合は、スチールベルトの浮き上
がりによる加熱不足とそれによるスチールベルト温度の
不均衡の増大という現象が発生しやすく、所望の加熱条
件を維持することは困難である。
【0008】 本発明は、上記の課題を解決し、スチー
ルベルトと誘導加熱用コイルを組み合わせた加熱装置に
おいて、安定した加熱を実現する装置を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】 本発明者らは上記の課
題を解決するために鋭意検討を行った結果、搬送を兼ね
る加熱面であるスチールベルトコンベアの上部スチール
ベルトの下部に誘導加熱用コイルを設置した加熱装置に
おいて、上部スチールベルト表面に接するローラーを1
個あるいは複数配置し、加熱時の上部スチールベルトの
浮上を防止することを特徴とする加熱安定化装置を用い
ることにより、加熱処理を安定化できること見いだし、
本発明を完成した。
【0010】 次に本発明を構成する加熱安定化装置に
ついて逐次説明する。スチールベルトコンベアとは、鋼
帯を輪状に加工し、両端をプーリーで引っ張って駆動す
る形式のものをいう。スチールベルトとして用いられる
鋼材の厚みは、一般に用いられている0.8mmないし
1.5mmの鋼帯を用いるのが良いが、実用可能であれ
ば特に限定されない。スチールベルトの材質は、スチー
ルという表現にこだわらず、電磁誘導によって渦電流が
発生する材質のものを広く指す。
【0011】 誘導加熱用コイルは、一般的な材料、例
えば平角銅線を渦巻状に配置したものであり、円形、長
円形または長方形等に巻かれたものであるが、コイルの
材質、巻き数等は、広く一般に誘導加熱用コイルとして
使用される方法に従う。
【0012】 これらを組み合わせた加熱装置、特にコ
ンベア長が5mを超える大型装置の場合は、上部スチー
ルベルトの浮き上がりによる加熱不足と、それによる上
部スチールベルト温度の不均衡の増大という現象が発生
しやすく、所望の加熱条件を維持することは困難であ
る。この浮き上がりは、上部スチールベルト表面にロー
ラーを1個あるいは複数配置し、上部スチールベルトが
非加熱時の位置よりも上に移動しないようにすることに
より防止できた。
【0013】 ローラーの材質は、使用する部分での最
高温度においても剛性を保ち、装置あるいは非加熱物に
悪影響を及ぼさないものであれば特に制限されない。例
えば、食品を加熱する場合には、テトラフロロエチレン
樹脂等が適している。
【0014】 ローラーの厚みは、少なくとも上部スチ
ールベルトの膨張時の応力に耐えられるだけの厚みが必
要である。例えばテトラフロロエチレン樹脂であれば1
0mm以上の厚みが望ましい。また、非加熱物に接触し
たり、押しつぶしたりしない程度の厚みに抑える必要が
ある。ローラー径は、特に限定されない。
【0015】 ローラーの支持方法は特に限定されな
い。一般的には、ローラーの軸を上部スチールベルトの
外側にある装置筐体に接続、固定する。ローラーの鉛直
位置は、上部スチールベルトが非加熱のときの表面に、
ローラーの最下部が接するように設置するのが望ましい
が、加熱時の上部スチールベルトの膨張状態に応じて、
多少上方あるいは下方に設置することができる。ただ
し、下方に設置した場合、上部スチールベルトへ過剰な
応力が掛かることは避けるべきである。
【0016】 ローラーは、上部スチールベルトの幅方
向のどの位置に設置してもよい。上部スチールベルトの
端部に設置してもよいし、それより内側に設置してもよ
い。また、ローラーは、上部スチールベルトの進行方向
のどの位置に設置してもよい。適した設置位置は、装置
形状、装置能力、非加熱物、加熱条件等によって異なる
ため、都度試験によって決定すればよい。ただし、ロー
ラーが非加熱物に接触したり、押しつぶしたりしないよ
うに注意する必要がある。
【0017】 加熱時の上部スチールベルトの蛇行量が
大きい場合、ローラーが上部スチールベルト端部から外
れたり、非加熱物を押しつぶしたりする可能性がある。
その場合、ローラーが上部スチールベルトの蛇行に追従
して移動することにより、ローラーと上部スチールベル
トの相対的な位置関係が保持されるような構造にするの
がよい。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を、図面
を用いて詳細に説明する。図1は本発明の加熱安定化装
置を設置した加熱装置の側面図を描いたものである。こ
こで装置としての種々の詳細部品については、本発明の
範囲内で適宜設計されるものなので、図は装置の全体構
造を原理的に描いてある。図1のように加熱装置1は、
2つの駆動用プーリー2の間に、スチールベルト3が架
け渡され、この上部スチールベルト3の上面が被加熱物
の加熱面かつ搬送面となり、さらに上部スチールベルト
3の下方には、上部スチールベルト3から適切な距離の
位置に、誘導加熱コイル4が設置されている。上部スチ
ールベルト3の上面に接するように、本発明の加熱安定
化装置であるローラー5が設置されている。
【0019】 ローラー5の設置位置は、上部スチール
ベルト3の流れ方向、幅方向のどの位置でもよいが、上
部スチールベルト3の歪みを抑えるための効果的な位置
に設置するのが望ましい。例えば、図1のように誘導加
熱コイル4の下流端上方に設置するのがよい。図1のよ
うにコイルが配置されている場合には、上部スチールベ
ルト3はコイルの上方では加熱されるが、コイル間の隙
間上方では全く加熱されず、上部スチールベルト3はコ
イルの下流端上方で歪みを生じやすい。
【0020】 図2は、上部スチールベルト3の端部に
加熱安定化装置を設置した例の正面図である。上部スチ
ールベルト3の端部上面に接するように設置されたロー
ラー5は、ローラー支持軸7により、加熱装置筐体の一
部6に固定されている。この設置例は、スチールベルト
幅が比較的狭く、具体的には800mm以下で、比較的
蛇行量が少ない場合に適している。スチールベルト幅が
800mmを超えると、上部スチールベルト中央部が盛
り上がり、端部を押さえるだけでは歪みを解消できない
場合がある。また、蛇行量が多い場合には、上部スチー
ルベルト端部がローラーから外れてしまうおそれがあ
る。
【0021】 図3は、上部スチールベルト端部および
上部スチールベルト内側に加熱安定化装置を設置した例
の正面図である。上部スチールベルト端部および上部ス
チールベルト内部の上面に接するように設置されたロー
ラー5は、ローラー支持軸7により、加熱装置筐体の一
部6に固定されている。また、ローラー5は、被加熱物
8と干渉しない位置に設置されている。この設置例は、
例えばスチールベルト幅が800mmを超え、上部スチ
ールベルト中央部が盛り上がりやすい場合で、比較的蛇
行量が少ない場合に適している。ローラー5のスチール
ベルト幅方向の設置数は、スチールベルト幅、被加熱物
の形状、個数、通過位置、ローラーを設置しない場合に
おける上部スチールベルトの歪みの程度、等を考慮し、
適切な数を選ぶのがよい。ただし、蛇行量が多い場合に
は、上部スチールベルト端部がローラーから外れてしま
ったり、被加熱物とローラーが干渉したりするおそれが
ある。
【0022】 図4は、上部スチールベルトの蛇行に追
従する仕組みを持った加熱安定化装置の設置例の正面図
である。二段ローラー9は、直径の異なる2つのローラ
ーを同心で接着したものであるが、削り出して同様の形
状にしてもよい。二段ローラー9は、ローラー支持軸7
により、加熱装置筐体の一部6に固定されている。ロー
ラー支持軸にはばね10が通されており、二段ローラー
が常に上部スチールベルトに沿うような力が掛かるよう
になっている。二段ローラーのうち直径の小さいローラ
ーが、上部スチールベルト端部の上面に接するように、
直径の大きいローラーの側面が上部スチールベルト端部
の外側に横方向から接するように設置されている。この
設置例では、ばねの力により二段ローラーが上部スチー
ルベルト端に接し続けるため、上部スチールベルトの蛇
行に追従し、ローラーが上部スチールベルトから外れる
ことがない。ただし、ばねにより押しつける力が、新た
に上部スチールベルトの蛇行の原因とならないように調
整する必要がある。
【0023】 図5は、上部スチールベルトの蛇行に追
従する仕組みを持った加熱安定化装置(ユニットタイ
プ)の設置例の正面図である。また、図6はその側面図
である。この設置例では、ローラー4本を2列配置し互
いに連結したユニットタイプとなっている。5はローラ
ー支持軸7により支持されたローラー5、上部スチール
ベルト端部に接し、鉛直の回転軸を持つガイドローラー
13、加熱装置筐体の一部6に接続された加熱安定化装
置支持部12に挟まれた加熱安定化装置支持ローラー1
1が接続され、ユニットとなっている。上部スチールベ
ルトが蛇行した場合でも、ガイドローラー9が追従する
ことでユニット全体が追従し、上部スチールベルトとロ
ーラーの相対的な位置関係を常に一定に保つ。ローラー
5の幅方向の個数、流れ方向の個数、ユニットを成す個
数は特に限定されない。
【0024】 また、図5、図6のようなユニットタイ
プにおいて、蛇行検知および追従方法を電気的なものに
することも可能である。例えば、上部スチールベルト端
を認識する位置センサ、ユニットをスチールベルト幅方
向に駆動するモーター等を使用することができる。この
場合の位置センサは、光電センサ、近接センサ、変位セ
ンサ、画像センサ等を使用できる。
【0025】
【実施例】 厚さ1.2mm、幅1m、長さ60mの炭
素焼き入れ鋼スチールベルトをエンドレス加工し、2箇
所の直径800mm、幅800mmのプーリーに掛けて
引っ張り、全長約30mのスチールベルトコンベアとし
た。次に、1m四方のユニット内に納まる誘導加熱用コ
イルを10基作成し、上部スチールベルトの後半11m
部分に、上部スチールベルト下10mmの位置に並べて
配置した。コイル同士の隙間は約100mmとなった。
各コイルユニットは、30kWの誘導加熱用インバータ
に接続した。各コイルユニットの下流50mmの位置
で、上部スチールベルトの幅方向の中央部裏面に、温度
センサを設置した。この温度センサは、ばねによって常
に上部スチールベルトの裏面に接するように設置され、
測定値は温度コントローラーに送られ、上流側に隣接す
るコイルユニットに対応する誘導加熱用インバータの出
力を制御した。これら温度センサ、温度コントローラー
により、任意の温度設定を実現した。
【0026】 この加熱装置を、ベルト速度3m/分、
各コイルユニットの設定温度を、上流側から順に120
℃、120℃、120℃、160℃、160℃、160
℃、200℃、200℃、200℃、220℃として起
動した。加熱開始2分後に、コイルが設置されている1
1mの部分のうち中間部以降で上部スチールベルトの歪
み、約20mmの浮き上がりが観察された。上部スチー
ルベルトが浮き上がることでその部分の誘導加熱回路が
切れて加熱が停止し、加熱が停止して上部スチールベル
ト温度が低下するにつれコイルに接近し再び加熱され
る、という現象が不定期に発生した。そのときの上流側
から7番目のコイルユニットの下流50mm、上部スチ
ールベルト幅方向の中央部裏面の温度変化を図9に示す
(立ち上げから15分後まで)。設定温度200℃に対
し、不定期な温度の振れが発生しているのがわかる。被
加熱物を加熱してみたところ、焼け過ぎたり、焼きが不
足したりするものが不定期に発生し、安定した加熱処理
ができなかった。
【0027】 そこで、図7(平面図)、図8(側面
図)のようなユニットタイプの加熱安定化装置を製作し
た。1m四方の誘導加熱コイル4とほぼ同じ面積を占め
るユニット中には、3本のローラー支持軸7により、1
0個のローラー5が支持される。ローラーの位置は、5
列で流される被加熱物と干渉しない位置に調整され、か
つ製作コスト低減のため、効果的な部分にのみローラー
を配置した。ユニット全体は、加熱装置筐体に接続され
た加熱安定化装置支持棒14により支持され、加熱安定
化装置支持摺動部15によって、スチールベルト幅方向
に動作可能になっている。ガイドローラー13は、上部
スチールベルト端部に追従して動くため、上部スチール
ベルトが蛇行した場合においても、ローラー5と上部ス
チールベルト3の相対的な位置は保持される。
【0028】 この加熱安定化装置を5基用意し、誘導
加熱コイルに対して1個置きに設置して同様に加熱を開
始したところ、開始直後から5時間後の加熱停止まで、
上部スチールベルトの歪み、浮き上がりが抑えられ、安
定した加熱がなされた。そのときの上流側から7番目の
コイルユニットの下流50mm、スチールベルト幅方向
の中央部裏面の温度変化を図10に示す(立ち上げから
15分後まで)。設定温度200℃に対し、温度が安定
して推移しているのがわかる。被加熱物を流し加熱して
みたところ、安定して所望の焼き具合のものが得られ
た。
【0029】
【発明の効果】 本発明によれば、搬送を兼ねる加熱面
であるスチールベルトコンベアの上部スチールベルト下
部に誘導加熱用コイルを設置した加熱装置において、上
部スチールベルト表面に接するローラーを1個あるいは
複数配置し、加熱時の上部スチールベルトの浮き上がり
を防止することで、安定した加熱をすることができる。
更に、ローラーが上部スチールベルトの蛇行に追従して
移動することで、ローラーと上部スチールベルトの相対
的な位置関係が保持され、被加熱物を押しつぶしたりす
ることがなくなる。これらにより、上部スチールベルト
と誘導加熱コイルを組み合わせた加熱装置が持つ原理的
な課題が解決され、長時間運転しても信頼の高い加熱装
置となるという、優れた効果を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加熱安定化装置を設置した加熱装置の
側面図である。
【図2】上部スチールベルト端部に加熱安定化装置を設
置した例の正面図である。
【図3】上部スチールベルト端部に加熱安定化装置を設
置した例の正面図である。
【図4】上部スチールベルトの蛇行に追従する仕組みを
持った加熱安定化装置を設置した例の正面図である。
【図5】上部スチールベルトの蛇行に追従する仕組みを
持った加熱安定化装置(ユニットタイプ)を設置した例
の正面図である。
【図6】上部スチールベルトの蛇行に追従する仕組みを
持った加熱安定化装置(ユニットタイプ)を設置した例
の側面図である。
【図7】上部スチールベルトの蛇行に追従する仕組みを
持った加熱安定化装置(ユニットタイプ)の実施例の平
面図である。
【図8】上部スチールベルトの蛇行に追従する仕組を持
った加熱安定化装置(ユニットタイプ)の実施例の側面
図である。
【図9】加熱安定化装置を設置しない場合の、上部スチ
ールベルト裏面温度の推移の例である。
【図10】加熱安定化装置を設置した場合の、上部スチ
ールベルト裏面温度の推移の例である。
【符号の説明】
1 加熱装置 2 駆動用プーリー 3 スチールベルト 4 誘導加熱コイル 5 ローラー 6 加熱装置筐体の一部 7 ローラー支持軸 8 被加熱物 9 二段ローラー 10 ばね 11 加熱安定化装置支持ローラー 12 加熱安定化装置支持部 13 ガイドローラー 14 加熱安定化装置支持棒 15 加熱安定化装置支持摺動部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年5月27日(2002.5.2
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】 ローラーの材質は、使用する部分での最
高温度においても剛性を保ち、装置あるいは被加熱物に
悪影響を及ぼさないものであれば特に制限されない。例
えば、食品を加熱する場合には、テトラフロロエチレン
樹脂等が適している。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】 ローラーは、上部スチールベルトの幅方
向のどの位置に設置してもよい。上部スチールベルトの
端部に設置してもよいし、それより内側に設置してもよ
い。また、ローラーは、上部スチールベルトの進行方向
のどの位置に設置してもよい。適した設置位置は、装置
形状、装置能力、被加熱物、加熱条件等によって異なる
ため、都度試験によって決定すればよい。ただし、ロー
ラーが被加熱物に接触したり、押しつぶしたりしないよ
うに注意する必要がある。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】 ローラー5の設置位置は、上部スチール
ベルト3の流れ方向、幅方向のどの位置でもよいが、上
部スチールベルト3の歪みを抑えるための効果的な位置
に設置するのが望ましい。例えば、図1のように誘導加
熱コイル4の下流端上方に設置するのがよい。図1のよ
うにコイル4が配置されている場合には、上部スチール
ベルト3はコイル4の上方では加熱されるが、コイル間
4の隙間上方では全く加熱されず、上部スチールベルト
3はコイル4の下流端上方で歪みを生じやすい。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】 図2は、上部スチールベルト3の幅方向
の端部に加熱安定化装置を設置した加熱装置の正面図で
ある。上部スチールベルト3の端部上面に接するように
設置されたローラー5は、ローラー支持軸7により、加
熱装置筐体の一部6に固定されている。この設置例は、
スチールベルト幅が比較的狭く、具体的には800mm
以下で、比較的蛇行量が少ない場合に適している。スチ
ールベルト幅が800mmを超えると、上部スチールベ
ルト3の幅方向の中央部が盛り上がり、端部を押さえる
だけでは歪みを解消できない場合がある。また、蛇行量
が多い場合には、上部スチールベルト3端部がローラー
5から外れてしまうおそれがある。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】 図3は、上部スチールベルト3端部およ
び上部スチールベルト3内側に加熱安定化装置を設置し
た加熱装置の正面図である。上部スチールベルト3端部
および上部スチールベルト3内部の上面に接するように
設置されたローラー5は、ローラー支持軸7により、加
熱装置筐体の一部6に固定されている。また、ローラー
5は、被加熱物8と干渉しない位置に設置されている。
この設置例は、例えばスチールベルト幅が800mmを
超え、上部スチールベルト3中央部が盛り上がりやすい
場合で、比較的蛇行量が少ない場合に適している。ロー
ラー5のスチールベルト幅方向の設置数は、スチールベ
ルト幅、被加熱物8の形状、個数、通過位置、ローラー
5を設置しない場合における上部スチールベルト3の歪
みの程度、等を考慮し、適切な数を選ぶのがよい。ただ
し、蛇行量が多い場合には、上部スチールベルト3端部
がローラー5から外れてしまったり、被加熱物8とロー
ラー5が干渉したりするおそれがある。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】 図4は、上部スチールベルト3の蛇行に
追従する仕組みを持った加熱安定化装置の設置例の正面
図である。二段ローラー9は、直径の異なる2つのロー
ラーを同心で接着したものであるが、削り出して同様の
形状にしてもよい。二段ローラー9は、ローラー支持軸
7により、加熱装置筐体の一部6に固定されている。ロ
ーラー支持軸7にはばね10が通されており、二段ロー
ラー9が常に上部スチールベルト3に沿うような力が掛
かるようになっている。二段ローラー9のうち直径の小
さいローラーが、上部スチールベルト3端部の上面に接
するように、直径の大きいローラーの側面が上部スチー
ルベルト3端部の外側に横方向から接するように設置さ
れている。この設置例では、ばね10の力により二段ロ
ーラー9が上部スチールベルト3端に接し続けるため、
上部スチールベルト3の蛇行に追従し、二段ローラー9
が上部スチールベルト3から外れることがない。ただ
し、ばね10により押しつける力が、新たに上部スチー
ルベルト3の蛇行の原因とならないように調整する必要
がある。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】 図5は、上部スチールベルト3の蛇行に
追従する仕組みを持った加熱安定化装置(ユニットタイ
プ)の設置例の正面図である。また、図6はその側面図
である。この設置例では、ローラー4本を2列配置し互
いに連結したユニットタイプとなっている。5はローラ
ー支持軸7により支持されたローラー5、上部スチール
ベルト3端部に接し、鉛直の回転軸を持つガイドローラ
ー13、加熱装置筐体の一部6に接続された加熱安定化
装置支持部12に挟まれた加熱安定化装置支持ローラー
11が接続され、ユニットとなっている。上部スチール
ベルト3が蛇行した場合でも、ガイドローラー13が追
従することでユニット全体が追従し、上部スチールベル
ト3とローラー5の相対的な位置関係を常に一定に保
つ。ローラー5の幅方向の個数、流れ方向の個数、ユニ
ットを成す個数は特に限定されない。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】 また、図5、図6のようなユニットタイ
プにおいて、蛇行検知および追従方法を電気的なものに
することも可能である。例えば、上部スチールベルト3
端を認識する位置センサ、ユニットをスチールベルト3
幅方向に駆動するモーター等を使用することができる。
この場合の位置センサは、光電センサ、近接センサ、変
位センサ、画像センサ等を使用できる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】 そこで、図7(平面図)、図8(側面
図)のようなユニットタイプの加熱安定化装置を製作し
た。1m四方の誘導加熱コイル4とほぼ同じ面積を占め
るユニット中には、3本のローラー支持軸7により、1
0個のローラー5が支持される。ローラー5の位置は、
5列で流される被加熱物8と干渉しない位置に調整さ
れ、かつ製作コスト低減のため、効果的な部分にのみロ
ーラー5を配置した。ユニット全体は、加熱装置筐体に
接続された加熱安定化装置支持棒14により支持され、
加熱安定化装置支持摺動部15によって、スチールベル
ト幅方向に動作可能になっている。ガイドローラー13
は、上部スチールベルト3端部に追従して動くため、上
部スチールベルト3が蛇行した場合においても、ローラ
ー5と上部スチールベルト3の相対的な位置は保持され
る。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】 この加熱安定化装置を5基用意し、誘導
加熱コイルに対して1個置きに設置して同様に加熱を開
始したところ、開始直後から5時間後の加熱停止まで、
上部スチールベルトの歪み、浮き上がりが抑えられ、安
定した加熱がなされた。そのときの上流側から7番目の
コイルユニットの下流50mm、上部スチールベルト幅
方向の中央部裏面の温度変化を図10に示す(立ち上げ
から15分後まで)。設定温度200℃に対し、温度が
安定して推移しているのがわかる。被加熱物を流し加熱
してみたところ、安定して所望の焼き具合のものが得ら
れた。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加熱安定化装置を設置した加熱装置の
側面図である。
【図2】上部スチールベルトの幅方向の端部に加熱安定
化装置を設置した加熱装置の正面図である。
【図3】上部スチールベルトの幅方向の端部及び内側に
加熱安定化装置を設置した加熱装置の正面図である。
【図4】上部スチールベルトの蛇行に追従する仕組みを
持った加熱安定化装置を設置した例の正面図である。
【図5】上部スチールベルトの蛇行に追従する仕組みを
持った加熱安定化装置(ユニットタイプ)を設置した例
の正面図である。
【図6】上部スチールベルトの蛇行に追従する仕組みを
持った加熱安定化装置(ユニットタイプ)を設置した例
の側面図である。
【図7】上部スチールベルトの蛇行に追従する仕組みを
持った加熱安定化装置(ユニットタイプ)の実施例の平
面図である。
【図8】上部スチールベルトの蛇行に追従する仕組みを
持った加熱安定化装置(ユニットタイプ)の実施例の側
面図である。
【図9】加熱安定化装置を設置しない場合の、上部スチ
ールベルト裏面温度の推移の例である。
【図10】図7および図8の加熱安定化装置を設置した
場合の、上部スチールベルト裏面温度の推移の例であ
る。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送を兼ねる加熱面であるスチールベル
    トコンベアの上部スチールベルトの下部に誘導加熱用コ
    イルを設置した加熱装置において、上部スチールベルト
    表面に接するローラーを1個あるいは複数配置し、加熱
    時の上部スチールベルトの浮上を防止することを特徴と
    する加熱安定化装置。
  2. 【請求項2】 ローラーが、スチールベルトコンベアの
    蛇行に追従して移動することにより、ローラーと上部ス
    チールベルトの相対的な位置関係を保持することを特徴
    とする請求項1に記載の加熱安定化装置。
  3. 【請求項3】 ローラーが、直径の異なる2つのローラ
    ーを同心で接着した形状の二段ローラーであり、直径の
    小さいローラーが、上部スチールベルト端部の上面に接
    するように、直径の大きいローラーの側面が上部スチー
    ルベルト端部の外側に横方向から接するように設置され
    ていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    の加熱安定化装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2012152655A1 (de) * 2011-05-11 2012-11-15 Haas Food Equipment Gmbh Backofen mit einem endlosen backband
JP2013000009A (ja) * 2011-06-13 2013-01-07 S & B Foods Inc 包装容器入り加熱調理食品の製造方法および包装容器入り加熱調理食品
JP5319008B1 (ja) * 2012-11-05 2013-10-16 株式会社飯田製作所 食品焼成機

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