JP2003289915A - 樹脂製ブレスレットとその製造方法 - Google Patents

樹脂製ブレスレットとその製造方法

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JP2003289915A
JP2003289915A JP2002104327A JP2002104327A JP2003289915A JP 2003289915 A JP2003289915 A JP 2003289915A JP 2002104327 A JP2002104327 A JP 2002104327A JP 2002104327 A JP2002104327 A JP 2002104327A JP 2003289915 A JP2003289915 A JP 2003289915A
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resin
layer
bracelet
design
design layer
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JP2002104327A
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English (en)
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Shizue Takada
静江 高田
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Fikusu Kk
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Fikusu Kk
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の樹脂製品に比べて強度、付加価値を高め
られ、より高級感を出せるような樹脂製ブレスレットの
構造とその製法を提案する。 【解決手段】樹脂製ブレスレット1は半円状部材2,3
から構成され、半円状部材は一端がコイルスプリング5
を通したヒンジピン4によりヒンジ接続されて他端側を
開閉することができ、その開閉端部に時計6が取り付け
られている。半円状部材は基層A、デザイン層B、表面
層Cからなる3層構造を有している。中間層となるデザ
イン層Bがデザイン性を決定する主要部であり、多色の
ストライプ模様が形成されている。外側の表面層Cは、
デザイン層Bの模様が透けるように透明とされ、これに
よりデザイン層Bの保護とつや出し感を得られるように
なっている。3層構造により板厚を厚くできるので、抜
群に耐久性能が高まり、不良発生を心配せずともすむ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂製のブレスレ
ット(腕輪)に関する。
【0002】
【従来の技術】市販品のブレスレットは樹脂製と金属製
とに大別され、樹脂製ブレスレットは表面ペイントでカ
ラーデザインしたもの、金属製ブレスレットは宝飾を施
したものが主流をなしている。
【0003】また、樹脂製と金属製とではその材質上、
腕へはめるときの拡開方式が分かれている。すなわち、
樹脂製ブレスレットは全体形状をC形とし、樹脂の弾性
を利用して広げられるようになったものが主流である。
一方、金属製ブレスレットは、2つの半円状部材を一端
でヒンジ接続し、そのヒンジ軸にばねを設けて該ばねの
弾性で他端側を開閉できるようにした分割形態のものが
多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような材質の違
うブレスレットを比べると、当然ながら樹脂製のほうが
安価で手に入れやすいが、表面ペイントのため安っぽさ
を隠しきれない。また、拡開方式についても、金属製の
ように分割形態としたほうが高級感が出るが、樹脂製の
場合に同じ方式とすると、ヒンジ軸に通したばねの端部
を保持する部分が脆弱となりやすいため、採用は難し
い。この理由から、現在出回っている樹脂製ブレスレッ
トで分割形態をとっている製品は見受けられない。
【0005】本発明はこのような課題を解決するもの
で、従来に比べより高級感を出せるような樹脂製ブレス
レットの構造とその製法を提案する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の樹脂製ブレスレ
ットは、樹脂製基層と、この基層上に所定の模様を構成
する樹脂製デザイン層と、このデザイン層を覆う透明の
樹脂製表面層とからなる3層構造とすることを特徴とす
る。この構造によると、表面のペイントではなく、内部
に埋め込まれたデザイン層とこれを覆う透明の表面層に
より、表面ペイントとは比べものにならないほどの色つ
や、重厚感など格段に高級感のあるデザインが得られ
る。
【0007】このような樹脂製ブレスレットでは、従来
のようなC形拡開方式を採用することもできるが、より
高級感を出すために、金属製で採用されているような分
割形態を採用するのが好ましい。すなわち、上記3層構
造とした2個の樹脂製半円状部材を一端でヒンジ接続
し、そのヒンジ軸に設けたばねによる弾性で他端側を開
閉できるようにした分割形態の拡開方式とすることがで
きる。この場合、3層構造としたことにより厚みをかせ
げるので、ヒンジ軸に通したばね端部を保持する部分の
強度が大きく向上し、従来のような強度的問題を回避す
ることができる。つまり、本発明のように3層構造とす
ることで金属製ブレスレット同様の拡開方式を採用する
ことが可能となったものである。
【0008】このように分割形態の拡開方式を採用する
ことにより、その開閉する他端部に時計を取り付け、時
計を見たいときにはブレスレットを広げて時間を見るよ
うな構造とすることもできる。
【0009】以上の樹脂製ブレスレットの製造方法とし
て本発明では、長尺板状とした樹脂製基層上に、所定の
模様を構成するように樹脂製デザイン層を載置し、そし
てそのデザイン層を覆うようにして透明な樹脂製表面層
を載置することで3層の原料体を形成する過程と、その
原料体を熱しつつ上下から圧力を加え、3層を熱圧着し
て一体化する過程と、該熱圧着後の原料体を湾曲させ、
ブレスレット状に加工する過程と、を実施することを特
徴とした製造方法を提案する。
【0010】このときに使用する長尺板状の基層は、そ
の長辺縁部分に土手部を延設して断面コ字状とし、その
両辺の土手部間にデザイン層を載置できる形状としてお
くと、デザイン層のはみ出し防止に役立つ。また、デザ
イン層としては、色の異なる樹脂製線状体を基層の土手
部間に複数配列するものとしておくと、あたかも虹のよ
うなデザインを仕上げることが簡単にできる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1〜図3に、時計付きブレスレ
ットとした具体例を示している。
【0012】この樹脂製ブレスレット1は、2個の樹脂
製半円状部材2,3から構成された分割形態の拡開方式
のものである。これら半円状部材2,3は、その一端が
ヒンジピン4によりヒンジ接続され、そのヒンジピン4
にコイルスプリング5を通してある。このコイルスプリ
ング5の端部(点線で示す)は、半円状部材2,3にそ
れぞれ埋め込まれて保持されており、これにより半円状
部材2,3が閉方向へ付勢されている。このコイルスプ
リング5による弾性で、図3に示すように、他端側を開
閉することができるようになっている。
【0013】このヒンジ構造において、従来の1層構造
品の場合では板厚が薄いことから、コイルスプリングの
端部を保持する保持部が脆弱で付勢力に耐えられずにひ
び割れを発生する。一方、後述のような3層構造とした
本例の場合は板厚を厚くできるので、抜群に耐久性能が
高まり、不良発生を心配せずともすむこととなった。
【0014】本例のブレスレット1は、その開閉端部に
時計6が取り付けられており、開いたときに時間を見ら
れるようになっている。時計6は、半円状部材2,3の
どちらかに接着剤で接着したり、半円状部材2,3のど
ちらかに形成した肉厚部に差し込むなどの適宜手法で取
り付け可能である。
【0015】各半円状部材2,3は、それぞれ樹脂製基
層A、樹脂製デザイン層B、樹脂製表面層Cからなる3
層構造を有している。腕に接触することになる内側の基
層Aは、白色等の適当な色を付けてある。その上の中間
層(埋め込み層)となるデザイン層Bは、ブレスレット
1のデザイン性を決定する主要部であり、本例では多色
のストライプ模様(虹色等)が形成されている。そし
て、外側の表面層Cは、デザイン層Bの模様が透けるよ
うに透明とされ、これによりデザイン層Bの保護とつや
出し感を得られるようになっている。デザイン層Bの模
様はストライプ以外にも、花柄や動物など、樹脂形状を
工夫することで様々な模様を形成することができる。
【0016】このような3層構造の半円状部材2,3
は、図4及び図5に示す手法にて製造されている。
【0017】まず、図4に示すように、基層Aは、ブレ
スレット1の半円分の長さをもつ長尺板状の樹脂製で、
その長辺縁部分に沿って土手部A1,A2が延設され、
断面コ字状を有している。この基層Aの土手部A1と土
手部A2とに挟まれた土手部間A3の窪みに、複数の樹
脂製線状体B1,B1,…を配列してなるデザイン層B
が載置される。その線状体B1,B1,…は一歩一本色
が異なり、虹のような模様が構成されるようになってい
る。そして、デザイン層Bを載置した上から、透明樹脂
製の表面層Cが載置され、3層が積み重ねられた原料体
がつくられる。
【0018】この原料体を、3層がずれないように位置
決めしつつ上下から型で挟み込み、熱しつつ徐々にプレ
スすることで、3層が互いに熱圧着され一体化する。こ
の一体化した原材料を、弱い熱を加えながら湾曲させる
と、図5に示す3層構造の半円状部材が製造される。こ
れにヒンジ接続部や時計を接着等で取り付け、ばね端部
差し込み用の穴を開ければ、図1〜図3に示すようなブ
レスレット1を作成することができる。あるいは、基層
Aの端部を予めヒンジ接続や時計取り付け用の形状に型
形成しておく手法でもよい。
【0019】
【発明の効果】本発明の樹脂製ブレスレットは、基層、
デザイン層、表面層の3層構造としたことで、デザイン
的にも強度的にも優れ、従来樹脂品とは比べものになら
ないような高級感を発揮させられる。また、金属製品と
同じような分割形態の拡開方式を採用することができる
ので、必要な時だけ開いて見られる腕時計とするなど、
付加価値を付けることも容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るブレスレットを閉じた状態で示し
た斜視図。
【図2】本発明に係るブレスレットを閉じた状態で示し
た側面図。
【図3】本発明に係るブレスレットを開いた状態で示し
た斜視図。
【図4】本発明に係る3層構造の製法についての説明
図。
【図5】図4の後続工程についての説明図。
【符号の説明】
1 ブレスレット 2,3 半円状部材 4 ヒンジピン 5 ばね 6 時計 A 基層 A1,A2 土手部 A3 土手部間 B デザイン層 B1 線状体 C 表面層

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂製基層と、この基層上に所定の模様
    を構成する樹脂製デザイン層と、このデザイン層を覆う
    透明の樹脂製表面層と、からなることを特徴とする樹脂
    製ブレスレット。
  2. 【請求項2】 基層、デザイン層及び表面層からなる2
    個の樹脂製半円状部材を一端でヒンジ接続し、そのヒン
    ジ軸に設けたばねによる弾性で前記半円状部材の他端側
    を開閉できるようにした請求項1記載の樹脂製ブレスレ
    ット。
  3. 【請求項3】 半円状部材の他端部に時計を取り付けた
    請求項2記載の樹脂製ブレスレット。
  4. 【請求項4】 長尺板状とした樹脂製基層上に、所定の
    模様を構成するように樹脂製デザイン層を載置し、そし
    てそのデザイン層を覆うようにして透明な樹脂製表面層
    を載置することで3層の原料体を形成する過程と、その
    原料体を熱しつつ上下から圧力を加え、前記3層を熱圧
    着して一体化する過程と、該熱圧着後の原料体を湾曲さ
    せ、ブレスレット状に加工する過程と、を実施すること
    を特徴とする樹脂製ブレスレットの製造方法。
  5. 【請求項5】 基層は、その長辺縁部分に土手部を延設
    した断面コ字状とされ、当該両辺の土手部間にデザイン
    層を載置できる形状としてある請求項4記載の樹脂製ブ
    レスレットの製造方法。
  6. 【請求項6】 デザイン層として、色の異なる樹脂製線
    状体を基層の土手部間に複数配列する請求項5記載の樹
    脂製ブレスレットの製造方法。
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CN104970497A (zh) * 2014-04-01 2015-10-14 宏达国际电子股份有限公司 穿戴式装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104970497A (zh) * 2014-04-01 2015-10-14 宏达国际电子股份有限公司 穿戴式装置
CN104970497B (zh) * 2014-04-01 2017-07-04 宏达国际电子股份有限公司 穿戴式装置

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