JP2003289344A - 通信端末およびシステム - Google Patents

通信端末およびシステム

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JP2003289344A
JP2003289344A JP2002091871A JP2002091871A JP2003289344A JP 2003289344 A JP2003289344 A JP 2003289344A JP 2002091871 A JP2002091871 A JP 2002091871A JP 2002091871 A JP2002091871 A JP 2002091871A JP 2003289344 A JP2003289344 A JP 2003289344A
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JP2002091871A
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English (en)
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Takashi Matsumoto
崇司 松本
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御局の処理負担が小さく、かつ、通信端末
が他の通信端末から受ける影響が小さい無線通信システ
ムを提供する。 【解決手段】 AP1の質問部11は、送信するデータ
があるか否かを問い合わせるためのポーリング信号を通
信端末2に対して送信する。ポーリング信号は、送受信
部12を介して通信端末2の送受信部21に受信され
る。送受信部21がポーリング信号を受信したことに応
じて、送信データ量決定部22は、データ格納部23に
格納されているパケットの状態に基づいて、送信パケッ
ト数を決定する。データ格納部23は、送信データ量決
定部22によって決定された送信パケット数だけ、送受
信部21を介してAP1にパケットを送信する。以上の
動作によって、AP1から通信端末2に対してポーリン
グが行われ、通信端末2はポーリングに応じてパケット
を送信することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信システムに関
し、より特定的には、制御局がポーリング方式によって
各通信端末の送信権管理を行う通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、制御局と通信端末との間の通
信における伝送経路上のデータの衝突を防止するための
方法として、ポーリング方式がある。ポーリング方式と
は、制御局が通信端末をポーリング(選定)することに
よって、通信端末に送信権を与える方式である。以下、
従来のポーリング方式の手順を説明する。
【0003】図10は、従来のポーリング方式による一
般的な送信手順を示すタイミングチャートである。ポー
リング方式においては、制御局は、各通信端末に対し
て、送信するデータがあるかどうかを順次問い合わせ
る。図10において、制御局は、まず通信端末aに対し
て問い合わせを行う。制御局からの問い合わせに応じ
て、通信端末aは、送信するデータがあれば制御局に対
してデータ送信を行う。通信端末aからのデータを受信
した後、制御局は、別の通信端末bに対して問い合わせ
を行う。通信端末aと同様、通信端末bは、送信するデ
ータがあれば制御局に対してデータ送信を行う。上記の
処理が各通信端末ごとに繰り返し行われる。このよう
に、ポーリング方式では、制御局が各通信端末に送信す
るデータがあるか否かを順次問い合わせることによって
送信権を順次与えていくので、データの衝突が起こらな
い。
【0004】ここで、上記の方法では、伝送経路のトラ
フィックの増減によって、通信端末が非常に大きな影響
を受けることになる。例えば、図10において、通信端
末aがデータを送信している間、通信端末bは、通信端
末aがデータ送信を終了するまでデータ送信を待たなけ
ればならない。従って、通信端末aが送信するデータ量
が大きくなると、通信端末bの送信待ちの時間も大きく
なり、その結果、通信端末bでは、送信すべきデータが
バッファの容量を超えてしまい、データが消失してしま
うことが考えられる。このように、上記の方法では、他
の通信端末のデータ送信の状況に通信端末が大きな影響
を受けてしまうという問題点があった。
【0005】上記の問題を解決するため、特開平11−
74886号公報においては、各通信端末が送信可能な
領域を制御局側において割り当てる方法が開示されてい
る。図11は、上記公報に記載されている送信手順を示
す図である。図11のように、上記公報に開示の発明で
は、時間領域が1フレームを単位として区切られる。さ
らに、1つのフレーム内は、制御データ領域と情報デー
タ領域とに分けられる。情報データ領域は、各通信端末
からのデータ送信を受け付ける領域である。制御データ
領域は、各通信端末ごとの情報データ領域の割り当てを
決定する領域である。
【0006】図11を用いて詳細を説明すると、制御デ
ータ領域において、制御局は、まず、各通信端末に対し
てポーリングを行い、各通信端末からはACKとして送
信データの有無、送信データの量、レート等の情報が送
信される。当該情報に基づいて、制御局は、情報データ
領域における各通信端末についての領域を割り当てる。
情報データ領域では、制御局は、制御データ領域におい
て割り当てた領域に従って、各通信端末ごとにデータ送
信を受け付ける。以上の制御データ領域および情報デー
タ領域における処理を1フレームとして、制御局はフレ
ームの処理を繰り返す。このように、上記公報に開示さ
れている方法によれば、各通信端末は1フレームごとに
必ずデータを送信することができるので、他の通信端末
のデータ送信の状況によって通信端末が受ける影響を小
さくすることができる。また、フレームごとに送信され
るデータ量が大きく変動することは少ないので、通信端
末はある程度安定した伝送速度でデータ送信を行うこと
ができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の方法で
は、1フレームごとに制御局がデータ送信の割り当てを
行わなければならず、制御局の処理負荷が大きくなる。
また、上記の方法では、1フレーム中に、ポーリングを
行う時間領域とデータ送信を行う時間領域との他に、制
御局が各通信端末から伝送データについての情報を受信
する時間領域とデータ送信の割り当てを行う時間領域が
必要となるので、システム全体としてデータ送信の効率
が悪くなる。
【0008】それ故に、本発明の目的は、制御局の処理
負担が小さく、かつ、通信端末が他の通信端末から受け
る影響が小さい無線通信システムを提供することであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、制御局と
の間で通信を行い、制御局から送信権を付与される通信
端末であって、制御局から送信されてくる、送信するデ
ータがあるか否かの問い合わせを受信する受信部と、制
御局に対して送信すべきデータを格納する格納部と、受
信部が制御局からの問い合わせを受信するごとに、格納
部に格納されているデータ量の変化状態に基づいて、制
御局へ送信するデータ量を決定する送信データ量決定部
と、制御局からの問い合わせに応じて、格納部に格納さ
れているデータの内、送信データ量決定部によって決定
されたデータ量を、制御局に対して送信する送信部とを
備えている。
【0010】上記第1の発明の構成によれば、制御局に
対して送信するデータ量を、通信端末自らが決定する。
従って、制御局は各通信端末に対して問い合わせを行う
だけでよい。また、通信端末は、送信すべきデータ量の
変化状態に基づいて、送信するデータ量を決定するの
で、自機の送信したいデータ量等を考慮して、必要に応
じて送信データ量を変化させることができる。従って、
送信データを一度にすべて送信するわけではないので、
他の端末に与える影響を少なくすることができる。ここ
で、送信すべきデータ量の変化状態には、格納部に格納
されているデータ量や、当該データ量の変化量、単位時
間あたりの当該データ量の変化率、前回データを送信し
てからの次にデータを送信するまでの時間間隔、前回デ
ータを送信したデータ量等が含まれる。
【0011】第2の発明は、第1の発明に従属する発明
であって、データ量決定部は、格納部に格納されている
データの量に基づいて、制御局へ送信するデータ量を決
定する。
【0012】上記第2の発明の構成によれば、例えば、
格納部に格納されているデータの量が多い場合、制御局
により多くのデータを送信し、格納部に格納されている
データの量が少ない場合、制御局に送信するデータを少
なくするというように、格納部に格納されているデータ
量に応じて、送信するデータを制御することができる。
【0013】第3の発明は、第2の発明に従属する発明
であって、データ量決定部は、格納部に格納されている
データの量と、前回制御局へ送信したデータの量とに基
づいて、格納部に格納されているデータの量が所定値よ
りも大きいか否かを判定し、それによって、制御局へ送
信するデータ量を、前回送信したデータの量から所定量
だけ増加するか減少するかを決定する。
【0014】上記第3の発明の構成によれば、制御局に
送信するデータの量は、前回送信したデータ量から所定
量の範囲内で増減するので、送信するデータ量が急に大
きくなったり小さくなったりすることがない。
【0015】第4の発明は、第1の発明に従属する発明
であって、データ量決定部は、前回制御局へデータを送
信してから今回制御局からの問い合わせを受信するまで
の間に格納部に格納されているデータが変化した量を示
す格納データ変化量に基づいて、制御局へ送信するデー
タ量を決定する。
【0016】上記第4の発明の構成によれば、例えば、
格納データ変化量が大きい場合、制御局により多くのデ
ータを送信し、格納データ変化量が小さい場合、制御局
に送信するデータを少なくするというように、格納デー
タ変化量に応じて、送信するデータを制御することがで
きる。
【0017】第5の発明は、第4の発明に従属する発明
であって、データ量決定部は、格納データ変化量と、前
回制御局へ送信したデータの量とに基づいて、前回制御
局へデータを送信したときよりも格納データ変化量が増
加しているか否かを判定し、それによって、制御局へ送
信するデータ量を、前回送信したデータの量から所定量
だけ増加するか減少するかを決定する。
【0018】上記第5の発明の構成によれば、格納デー
タ変化量が増加しているか否か、すなわち、格納データ
量の変化に基づいて、制御局に送信するデータ量を決定
する。従って、設定の困難なしきい値を用いることなく
制御局に送信するデータ量を決定することができる。ま
た、制御局に送信するデータの量は、前回送信したデー
タの量から所定量の範囲内で決定されるので、送信する
データ量が急に大きくなったり小さくなったりすること
がない。
【0019】第6の発明は、第5の発明に従属する発明
であって、データ量決定部は、単位時間あたりの格納デ
ータ変化量に基づいて、制御局へ送信するデータ量を決
定し、単位時間あたりの格納データ変化量は、前回制御
局へデータを送信してから今回制御局からの問い合わせ
を受信するまでの間に格納部に格納されているデータが
変化した量を、前回制御局からの問い合わせを受信して
から今回問い合わせを受信するまでの時間で割ることに
よって、算出される。
【0020】上記第6の発明の構成によれば、例えば、
単位時間あたりの格納データ変化量が大きい場合、制御
局により多くのデータを送信し、単位時間あたりの格納
データ変化量が小さい場合、制御局に送信するデータを
少なくするというように、単位時間あたりの格納データ
変化量に応じて、送信するデータを制御することができ
る。
【0021】ここで、単位時間あたりの格納データ変化
量は、前回制御局へデータを送信してから今回制御局か
らの問い合わせを受信するまでの間に格納部に格納され
ているデータが変化した量と、前回制御局からの問い合
わせを受信してから今回問い合わせを受信するまでの時
間とから算出される。従って、通信端末は、単位時間あ
たりの格納データ変化量に基づいて制御局へ送信するデ
ータ量を決定することによって、自機の送信したいデー
タ量と、他の通信端末の送信するデータ量とを反映した
結果を得ることができる。
【0022】第7の発明は、第6の発明に従属する発明
であって、データ量決定部は、単位時間あたりの格納デ
ータ変化量と、前回制御局へ送信したデータの量とに基
づいて、前回制御局へデータを送信したときよりも単位
時間あたりの格納データ変化量が増加しているか否かを
判定し、それによって、制御局へ送信するデータ量を、
前回送信したデータの量から所定量だけ増加するか減少
するかを決定する。
【0023】上記第7の発明の構成によれば、単位時間
あたりの格納データ変化量が増加しているか否かに基づ
いて、制御局に送信するデータ量を決定するので、設定
の困難なしきい値を用いることなく制御局に送信するデ
ータ量を決定することができる。また、制御局に送信す
るデータの量は、前回送信したデータの量から所定量の
範囲内で決定されるので、送信するデータ量が急に大き
くなったり小さくなったりすることがない。
【0024】第8の発明は、第1の発明に従属する発明
であって、データ量決定部は、制御局へ送信するデータ
量を、前回送信したデータ量から所定量の範囲内に決定
する。
【0025】上記第8の発明の構成によれば、制御局に
送信するデータの量は、前回送信したデータの量から所
定量の範囲内で決定されるので、送信するデータ量が急
に大きくなったり小さくなったりすることがない。
【0026】第9の発明は、制御局と通信を行う複数の
通信端末と、当該複数の通信端末に対して順番に送信権
を付与する制御局とを含む通信システムであって、制御
局は、送信するデータがあるか否かを各端末に対して順
番に問い合わせを行う質問部と、問い合わせに応じて端
末から送信されてくるデータを受信するデータ受信部と
を備え、端末は、制御局から送信されてくる、送信する
データがあるか否かの問い合わせを受信する受信部と、
制御局に対して送信すべきデータを格納する格納部と、
受信部が制御局からの問い合わせを受信するごとに、格
納部に格納されているデータ量の変化状態に基づいて、
制御局に対して送信するデータ量を決定する送信データ
量決定部と、制御局からの問い合わせに応じて、格納部
に格納されているデータの内、送信データ量決定部によ
って決定されたデータ量を、制御局に対して送信する送
信部とを備える、通信システム。
【0027】第10の発明は、複数の端末に対して順番
に送信権を付与する制御局と、制御局と通信を行う通信
端末とを含む通信システムであって、制御局は、送信す
るデータがあるか否かを各端末に対して順番に問い合わ
せを行う質問部と、問い合わせに応じて端末から送信さ
れてくるデータを受信するデータ受信部とを備え、端末
は、制御局から送信されてくる、送信するデータがある
か否かの問い合わせを受信する受信部と、制御局に対し
て送信すべきデータを格納する格納部と、受信部が制御
局からの問い合わせを受信するごとに、少なくとも、前
回制御局からの問い合わせを受信してから今回問い合わ
せを受信するまでの時間に基づいて、制御局に対して送
信するデータ量を決定する送信データ量決定部と、制御
局からの問い合わせに応じて、格納部に格納されている
データの内、送信データ量決定部によって決定されたデ
ータ量を、制御局に対して送信する送信部とを備える、
通信システム。
【0028】
【発明の実施の形態】最初に、図1および図2を用いて
本発明の概要を説明する。図1は、本発明に係る通信シ
ステム全体の概要を示す図である。図1のように、通信
システムは、制御局であるアクセスポイント(以下、
「AP」と呼ぶ。)1と、複数の通信端末2〜5とから
構成される無線LANである。AP1は、通信端末2〜
5に対してラウンドロビン方式によって送信権を与え
る。ここで、ラウンドロビン方式とは、AP1が、各通
信端末2〜5に対して予め定められた順番でポーリング
を行う方式である。すなわち、AP1は、各通信端末2
〜5に対して順番に、送信すべきデータ(パケット)が
あるか否かを問い合わせていく。なお、ここでは、AP
1は、通信端末2、3、4、5の順に問い合わせを行う
ものとする。また、問い合わせを行うためAP1から各
通信端末2〜5に対して送信される信号を、ポーリング
信号と呼ぶ。
【0029】AP1からのポーリング信号を受信した通
信端末2は、送信すべきパケットがある場合、後述する
送信パケット数決定方法に基づいて決定されたパケット
の数だけ、パケットを送信する。通信端末2からパケッ
トを受信したAP1は、通信端末3に対して、通信端末
2の場合と同様の処理を行う。すなわち、AP1は、通
信端末3に対してポーリング信号を送信し、ポーリング
信号を受信した通信端末3は、パケットの送信処理を行
う。AP1は、すべての通信端末に対して上記と同様の
処理を繰り返した後、最初に問い合わせを行った通信端
末2に戻って再び問い合わせを行う。以上の処理を繰り
返すことにより、各通信端末2〜5からAP1に対する
データの送信が行われる。
【0030】なお、図1においては、AP1と各通信端
末2〜5との間のデータ通信は、無線により行われる
が、通信の方法は有線であってもよい。
【0031】図2は、本発明に係る通信システムの機能
的な構成を示すブロック図である。なお、図2において
は、AP1および通信端末2のみの構成を示し、他の通
信端末3〜5については省略するが、通信端末3〜5の
構成は通信端末2と同様の構成である。図2において、
AP1は、質問部11と、送受信部12とを備えてい
る。また、通信端末2は、送受信部21と、送信データ
量決定部22と、データ格納部23とを備えている。以
下、AP1と通信端末2との間で行われる動作を説明す
る。
【0032】質問部11は、通信端末2に対して、送信
するデータがあるか否かを問い合わせる。具体的には、
送信するデータがあるか否かを問い合わせるためのポー
リング信号を通信端末2に対して送信する。なお、質問
部11は、通信端末2との処理が終了後、他の通信端末
に対しても上記と同様の動作を行う。質問部11から送
信されたポーリング信号は、送受信部12を介して通信
端末2の送受信部21に受信される。
【0033】送受信部21がポーリング信号を受信した
ことに応じて、送信データ量決定部22は、データ格納
部23に格納されているデータ量の状態に基づいて、A
P1へ送信するデータ量を決定する。本実施形態におい
ては、送信されるデータはパケットを単位として送信さ
れ、送信データ量決定部22は、AP1へ送信するデー
タ量をパケット数で決定するものとする。従って、送信
データ量決定部22は、データ格納部23に格納されて
いるパケットの状態に基づいて、送信パケット数を決定
する。ここで、送信パケット数とは、データ格納部23
に格納されているパケットの中からAP1に対して送信
されるパケットの数をいう。また、送信パケット数の決
定処理については、後に詳細を説明する。
【0034】データ格納部23は、AP1に対して送信
すべきパケットを格納しており、送信データ量決定部2
2によって決定された送信パケット数だけ、送受信部2
1を介してAP1に対してパケットを送信する。AP1
の送受信部12は、通信端末2から送信されてくるパケ
ットを受信する。以上の動作によって、AP1から通信
端末2に対してポーリングが行われ、通信端末2はポー
リング信号に応じてパケットを送信することができる。
なお、他の通信端末3〜5についても、上記と同様の動
作が行われる。
【0035】なお、上記の図1〜2を用いた説明は、本
願の概念を理解しやすくするために用いられるべきであ
って、本願の請求範囲を不当に狭くするものではないこ
とを予め指摘しておく。
【0036】以下、本発明の第1の実施形態について説
明する。図3は、第1の実施形態における送信パケット
数の決定方法を説明する図である。図3において、横軸
は時間軸であり、poll(m−2)、poll(m−
1)、poll(m)は、それぞれ、ポーリング開始か
らm−2、m−1、m回目におけるAP1からのポーリ
ング信号の受信タイミングを示す。つまり、nを任意の
自然数とすると、poll(n)は、ポーリング開始か
らn回目におけるAP1からのポーリング信号の受信タ
イミングを示す。例えば、poll(5)は、ポーリン
グ開始から5回目のポーリング信号を受信したタイミン
グを示す。また、パケットの送信処理は、ポーリング信
号を受信することにより行われるので、poll(n)
の直後に行われることになる。
【0037】また、図3において、poll(n)の下
に記載されている変数PxnおよびP ynは、poll
(n)の時点においてデータ格納部23に格納されてい
るパケットの数を示す。より具体的には、Pxnは、po
ll(n)におけるポーリング信号に応答するパケット
送信が行われる前のパケット数を示し、Pynは、pol
l(n)におけるポーリング信号に応答するパケット送
信が行われた後のパケット数を示す。従って、poll
(n)におけるポーリング信号に応答するパケット送信
処理による送信パケットの数をRn で示すと、Pxnから
n を引いた数が、Pynとなる。なお、以下の説明にお
いて、データ格納部23に格納されているパケットを、
格納パケットと呼び、その数を格納パケット数と呼ぶ。
【0038】また、Qn は、ポーリング信号を受信して
から次にポーリング信号を受信するまでの間、すなわ
ち、poll(n)からpoll(n+1)の間におけ
る、格納パケットの増加数を示す。従って、poll
(n)におけるポーリング信号に応答するパケット送信
が行われた後の格納パケット数Pynに、Qn を足した数
が、poll(n+1)におけるポーリング信号に応答
するパケット送信が行われる前の格納パケット数Pxn+1
となる。なお、以下において、poll(n)からpo
ll(n+1)までの時間を、ポーリング周期と呼び、
n で示す。
【0039】第1の実施形態において、送信パケットの
数Rn は、前回のパケット送信における送信パケット数
と、ポーリング信号を受信してから次にポーリング信号
を受信するまでの間に増加した格納パケット数の増減と
に基づいて決定される。具体的には、送信パケットの数
n は、前回のパケット送信における送信パケット数R
n-1 と、Tn-2 の間における格納パケットの増加数Q
n-2 と、Tn-1 の間における格納パケットの増加数Q
n-1 とに基づいて決定される。より具体的には、R
n は、以下の送信パケット数決定条件に基づいて決定さ
れる。 送信パケット数決定条件1:Qn-2 <Qn-1 ならば、R
n =Rn-1 +1 送信パケット数決定条件2:Qn-2 >Qn-1 ならば、R
n =Rn-1 −1 送信パケット数決定条件3:Qn-2 =Qn-1 ならば、R
n =Rn-1 なお、本実施形態における送信パケット数の決定方法に
よれば、n=1および2の場合、上記条件が適用できな
い。そこで、本実施形態においては、n=1または2の
場合、Rn =1としておき、nが3以上の場合、すなわ
ち、3回目のポーリング信号受信時以降について、上記
条件を適用する。また、Rn の下限値は1とする。すな
わち、送信パケット決定条件2が適用される場合であっ
て、前回の送信パケット数Rn-1 が1である場合、送信
制御部223は、Rn =0とせずに、Rn =1として送
信パケット数を決定する。これは、通信端末2がポーリ
ング信号を受信するごとに必ず1パケットのデータを送
信するためである。以下、本実施形態における送信パケ
ット数の決定処理の詳細を説明する。
【0040】図4は、図2に示す送信データ量決定部2
2の具体的な構成を示すブロック図である。図4におい
て、送信データ量決定部22は、ポーリング処理部22
1と、受信回数計数器222と、送信制御部223と、
演算部224とを備えている。以下、各部の動作を説明
する。
【0041】ポーリング処理部221は、送受信部21
がAP1から受信したポーリング信号を入力し、そのた
びに送信制御部223に対してパケット送信処理の開始
命令を出力する。また、ポーリング処理部221は、当
該開始命令を受信回数計数器222に対しても出力す
る。受信回数計数器222は、通信端末2がポーリング
信号を受信した回数、すなわち、受信回数計数器222
に開始命令が入力される回数を計数し、当該回数をポー
リング処理部221へ返す。受信回数計数器222によ
って計数された回数は、ポーリング処理部221を介し
て送信制御部223に送られる。
【0042】送信制御部223は、ポーリング処理部2
21からの上記開始命令を入力するたびに、データ格納
部23に格納されているパケットの数(格納パケット
数)の変化状態に基づいて、送信パケット数を決定す
る。また、この際、送信制御部223は、受信回数計数
器222によって計数された回数を用いる。なお、送信
制御部223は、送信パケット数の決定処理に際して、
演算部224を用いて所定の演算を行う。
【0043】データ格納部23は、通信端末2内部のデ
ータ処理部(図示しない)からAP1へ送信すべきパケ
ットを入力し、格納しておく。さらに、データ格納部2
3は、送信制御部223によって決定された送信パケッ
ト数に従い、格納しているパケットを送信パケットとし
て送受信部21に出力する。送受信部21が送信パケッ
トをAP1に対して送信することによって、通信端末2
におけるパケットの送信処理が完了する。通信端末2
は、以上の処理をAP1からポーリング信号を受信する
たびに行う。
【0044】次に、本実施形態における送信パケット数
の決定処理を行うために実現される演算部224のより
詳細な構成を説明する。図4のように、演算部224
は、第1〜第4メモリ2241〜2244と、第1およ
び第2差分回路2245および2246とから構成され
ている。第1メモリ2241には、poll(n−2)
の時点におけるパケットの送信処理が行われる前の格納
パケット数、すなわちP yn-2が格納される。なお、第1
〜第4メモリ2241〜2244における格納動作は、
送信制御部223からの指示信号によって制御される。
第2メモリ2242には、第1メモリ2241にPyn-2
が格納されている場合において、poll(n−1)の
時点における送信処理が行われた後の格納パケット数、
すなわち、Pxn-1が格納される。ここで、上記のPxn-2
およびPyn-1は、データ格納部23から入力される。
【0045】第1差分回路2245は、第2メモリに格
納されているPxn-1と第1メモリに格納されているP
yn-2との差分値を算出し、第3メモリに出力する。従っ
て、第3メモリ2243には、Pxn-1とPyn-2との差分
値であるQn-2 が格納される。なお、Qn-2 は、前述の
ポーリング周期Tn-2 における格納パケット数の増加量
を表す。また、第2差分回路2245は、第2メモリに
xnが格納されており、第1メモリにPyn-1が格納され
ている場合において、PxnとPyn-1との差分値を算出
し、第4メモリに出力する。従って、第4メモリ224
4には、PxnとPyn -1との差分値であるQn-1 が格納さ
れる。なお、Qn-1 は、ポーリング周期Tn- 1 における
格納パケット数の増加量を表す。上記のQn-1 およびQ
n-2 は、送信制御部223に出力され、送信パケット数
の決定に用いられる。
【0046】なお、上記の各ブロックは、専用の回路や
チップによって実現される。また、送信制御部223に
おける処理は、ソフトウェアを含んでいてもよい。すな
わち、送信制御部223は、所定のプログラム動作を行
うCPUによって実現されてもよい。
【0047】図5は、図4に示す送信制御部223にお
ける送信パケット数の決定処理の流れを示すフローチャ
ートである。本実施形態に係る通信システムにおけるポ
ーリングは、AP1から送信されるポーリング開始信号
によって開始される。まず、送信制御部223は、送受
信部21からポーリング処理部221を介して、ポーリ
ング開始信号を受信する(ステップS1)。次に、送信
制御部223は、nの値を初期化する(ステップS
2)。具体的には、送信制御部223は、n=0に設定
する。ここで、nは、前述のように、ポーリング信号を
受信した回数を示すものであり、回数計数器222から
の回数の情報が用いられる。
【0048】ステップS2の後、送信制御部223は、
AP1からのポーリング信号を受信する(ステップS
3)。前述のように、ポーリング信号は、送受信部21
からポーリング処理部221を介して受信される。次
に、送信制御部223は、回数計数器222からポーリ
ング信号の受信回数を入力する(ステップS4)。さら
に、送信制御部223は、ステップS4において入力し
た受信回数の情報に従い、n=1であるか否かを判定す
る(ステップS5)。
【0049】ステップS5の判定において、n=1であ
る場合、送信制御部223は、データ格納部23に格納
されているパケットから、1パケットを送信パケットと
して送信させる(ステップS6)。ステップS6の処理
は、前述したように、送信パケット数決定条件1〜3が
適用できない場合について、送信パケット数R1 =1と
したものである。なお、データ格納部23は、FIFO
であり、パケットが格納された順に送信パケットとして
送信する。さらに、ステップS6の後、送信制御部22
3は、パケット送信後の格納パケット数Pyn(n=1で
あるので、Py1)を検出する(ステップS7)。具体的
には、送信制御部223は、データ格納部23に格納さ
れているパケットの数を、第1メモリ2241に格納さ
せる。ステップS7の後、送信制御部223は、ステッ
プS3に戻ってAP1からのポーリング信号を待つ。
【0050】一方、ステップS5の判定において、n=
1でない場合、送信制御部223は、格納パケット数P
xnを検出する(ステップS8)。具体的には、送信制御
部223は、データ格納部23に格納されているパケッ
トの数を、第2メモリ2242に格納させる。さらに、
送信制御部223は、ステップS4において入力した受
信回数の情報に従い、n=2であるか否かを判定する
(ステップS9)。
【0051】ステップS9の判定において、n=2であ
る場合、送信制御部223は、前回ポーリング信号を受
信してから今回ポーリング信号を受信するまでの間、す
なわち、poll(1)からpoll(2)の間におけ
る、格納パケット数の増加量Q1 を算出する(ステップ
S10)。ステップS10の処理は、第2メモリ224
2に格納されているPx2と第1メモリ2241に格納さ
れているPy1との差分値が第1差分回路2245によっ
て算出され、算出された差分値が第3メモリ2243に
格納されることにより行われる。ステップS10の後、
送信制御部223は、データ格納部23に格納されてい
るパケットから、1パケットを送信パケットとして送信
させる(ステップS11)。ステップS11の処理は、
上述したステップS6と同様、送信パケット数決定条件
が適用できない場合について、送信パケット数R2 =1
としたものである。また、ステップS11における送信
処理の際に、送信制御部223は、第1メモリ2241
および第2メモリ2242に格納されている値(Py1
よびPx2)をリセットしておく。これは、以降の処理に
おいて、第1メモリ2241および第2メモリ2242
に新たに別の値(P y2およびPx3)を格納するためであ
る。
【0052】ステップS11の後、送信制御部223
は、パケット送信後の格納パケット数Pyn(n=2であ
るので、Py2)を検出する(ステップS12)。具体的
には、送信制御部223は、データ格納部23に格納さ
れているパケット数を、第1メモリ2241に格納させ
る。ステップS12の後、送信制御部223は、ステッ
プS3に戻ってAP1からのポーリング信号を待つ。
【0053】一方、ステップS9の判定において、n=
2でない場合、送信制御部223は、前回ポーリング信
号を受信してから今回ポーリング信号を受信するまでの
間、すなわち、poll(n−1)からpoll(n)
の間における、格納パケット数の増加量Qn-1 を算出す
る(ステップS13)。ステップS13の処理は、第2
メモリ2242に格納されているPxnと第1メモリ22
41に格納されているPyn-1との差分値が第2差分回路
2246によって算出され、算出された差分値が第4メ
モリ2244に格納されることにより行われる。次に、
送信制御部223は、データ格納部23に格納されてい
るパケットから、前述の送信パケット決定条件に従って
決定される送信パケット数だけ、パケットを送信させる
(ステップS14)。なお、送信パケット決定条件の判
定に必要なQn-1 およびQn-2 は、それぞれ、第4メモ
リ2244および第3メモリ2243に格納されてい
る。また、Qn-1 およびQn-2 と同様に送信パケット決
定条件の判定に必要なRn-1は、送信制御部223にお
いて記憶されている。
【0054】ここで、ステップS14における送信処理
の際に、送信制御部223は、第4メモリ2244に格
納されている内容を第3メモリ2243に格納させる。
この処理は、今回のポーリング信号受信時における格納
パケット数の増加量Qn-1 は、次回のポーリング信号受
信時の処理においては、前回のポーリング信号受信時に
おける格納パケット数の増加量Qn-2 となるため、それ
に対応させるものである。また、ステップS14におけ
る送信処理の際に、送信制御部223は、第1メモリ2
241、第2メモリ2242および第4メモリ2244
に格納されている値(Pyn-1およびPxn)をリセットし
ておく。これは、以降の処理において、各メモリに新た
に別の値(PynおよびPxn+1)を格納するためである。
【0055】ステップS14の後、送信制御部223
は、パケット送信後の格納パケット数Pynを検出する
(ステップS15)。具体的には、送信制御部223
は、データ格納部23に格納されているパケット数を、
第1メモリ2241に格納させる。ステップS15の
後、送信制御部223は、ステップS3に戻ってAP1
からのポーリング信号を待つ。以上の処理により、送信
制御部223における送信パケット数の決定処理が行わ
れる。
【0056】なお、ステップS14において、送信パケ
ット決定条件2が適用される場合であって、前回の送信
パケット数Rn-1 が1である場合、送信制御部223
は、前述したように、Rn =1として送信パケット数を
決定する。これによって、通信端末2は、ポーリング信
号を受信するごとに必ず1パケットはデータを送信する
ことができる。
【0057】また、上記のステップS6、S11および
S14において、データ格納部23に送信すべきパケッ
トが格納されていない場合、データ格納部23はパケッ
トを送信しない。これに対して、AP1は、所定時間端
末2からの応答を待ち、当該所定時間内にデータ送信が
なければ、次の端末3に対してポーリング信号を送信す
る。なお、送信すべきパケットがない場合、端末2は、
送信すべきパケットがない旨をAP1に対して通知する
ようにしてもよい。また、上記のステップS14におい
て、データ格納部23に送信すべきパケットがなくなっ
た場合、送信制御部223は、Rn-1 の値にかかわら
ず、Rn =1とするようにしてもよい。
【0058】次に、本実施形態における送信パケット決
定方法の具体例を説明する。図6は、第1の実施形態に
係る通信端末2の格納パケット数の推移状況および、決
定される送信パケット数の一例を示す図である。ここ
で、ポーリング開始信号の受信時における格納パケット
数は、Px1=5とする。まず、poll(1)(n=
1)においては、前述の送信パケット数決定条件1〜3
を適用できないので、前述したように、poll(1)
におけるパケット送信のパケット数は、R1 =1とす
る。また、poll(2)の場合も同様に、R2 =1と
する。
【0059】次に、poll(3)(n=3)におい
て、前回のパケット送信から今回のポーリング信号受信
までの格納パケット数の増加量Q2 は、Py2=4、Px3
=8であることより、Q2 =4となる。また、前々回の
パケット送信から前回のポーリング信号受信までの格納
パケットの増加量Q1 は、Py1=4、Px2=5であるこ
とより、Q1 =1である。従って、Q2 −Q1 >0とな
る。すなわち、格納パケットの増加量Q1 からQ2 の変
化は、増加していることになる。従って、前述の送信パ
ケット数決定条件1より、poll(3)における送信
パケット数R3 は、R2 の値に1を加算して、R3 =2
となる。また、poll(4)(n=4)の場合も、p
oll(3)の場合と同様に、Q2 からQ3 の変化は、
増加しているので、poll(4)における送信パケッ
ト数R4 は、R3 の値に1を加算して、R4 =3とな
る。また、poll(5)(n=5)の場合、Q3 から
4 の変化は、減少しているので、poll(5)にお
ける送信パケット数R5 は、R 4 の値から1を減算し
て、R5 =2となる。
【0060】以上のように、第1の実施形態によれば、
格納パケット数の変化量の増減に基づいて、送信パケッ
ト数が決定される。格納パケット数の変化量は、自機の
送信したいデータの状態を示す値であり、この値が増加
または減少すれば、単位時間あたりの格納パケット数の
増加量も増加または減少する。従って、上記単位時間あ
たりの格納パケット数の増加量を用いることにより、自
機の送信したいデータ量を反映して、制御局へ送信する
データを決定することができる。
【0061】また、第1の実施形態によれば、格納パケ
ット数の変化量の増減に基づいて送信パケット数が決定
されるので、送信パケット数の決定においてしきい値を
設定する必要がない。しきい値の最適な値は、例えば、
送信するデータ量がどれくらいか、一度に大きなデータ
を送信するのか、小さなデータを何回も送るのか、とい
った通信端末の用途や性質によって変化するので、その
設定が困難である場合が多い。これに対して、第1の実
施形態によれば、設定が困難なしきい値を用いる必要が
ないので、適切な送信パケット数を容易に決定すること
ができる。
【0062】なお、上記の実施形態においては、格納パ
ケット数の変化量(Qn )の増減に基づいて、送信パケ
ット数が決定されたが、他の実施形態においては、格納
パケット数(PxnまたはPyn)の増減に基づいて、送信
パケット数が決定されてもよい。また、上記の実施形態
においては、過去2回の格納パケット数の変化量(Q
n-1 およびQn-2 )を用いたが、他の実施形態において
は、過去3回以上の格納パケットの変化量を用いて、変
化量の増減を判断してもよい。
【0063】また、第1の実施形態によれば、過去の送
信パケット数(Rn-1 )に所定数を加算または減算させ
ることによって、送信パケット数が決定される。従っ
て、送信パケット数は、前回の送信パケット数を中心と
した上記所定数の範囲で変化し、その範囲外の値に決定
されることはない。すなわち、ポーリング信号受信ごと
に決定される送信パケット数の変化が緩やかになる。例
えば、上記の実施例において、前回の送信パケット数が
2であった場合、今回の送信パケット数は、1〜3の範
囲で決定される。以上より、第1の実施形態によれば、
送信パケット数が急に大きく増加することがないので、
パケット送信に要する時間が急に長くなることがない。
従って、他の通信端末からみれば、ポーリング信号を待
つ時間(ポーリング周期)が急に長くなることがないの
で、送信すべきパケットがデータ格納部の容量を超えて
増加してしまい、データが失われる可能性を極力小さく
することができる。
【0064】なお、第1の実施形態においては、上記の
所定数を1として、送信パケットの決定を行ったが、所
定数は1でなくともよい。また、第1の実施形態におい
ては、1回目および2回目のポーリング信号受信時にお
ける送信パケット数を1としたが、他の実施形態におい
ては、送信パケット数は1でなくともよい。
【0065】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。第2の実施形態は、送信パケット数の決定方法
を第1の実施形態とは異なる方法を用いる他は、第1の
実施形態と同様の動作を行う。従って、以下、送信パケ
ット数の決定方法を中心に説明する。
【0066】まず、第2の実施形態における送信パケッ
ト数の決定方法を説明する。第2の実施形態では、n回
目のポーリング信号受信の際における送信パケット数
を、その時点での格納パケット数に基づいて決定する。
具体的には、Pxnが予め定められたしきい値U以上であ
る場合、Rn を前回の送信パケット数Rn-1 より1増加
させる。また、Pxnが予め定められたしきい値U未満で
ある場合、Rn を前回の送信パケット数Rn-1 より1減
少させる。以上より、第2の実施形態においては、送信
パケット数決定条件として、以下を用いる。 送信パケット数決定条件4:Pxn−U>=0ならば、R
n =Rn-1 +1 送信パケット数決定条件5:Pxn−U<0ならば、Rn
=Rn-1 −1 なお、本実施形態における送信パケット数の決定方法に
よれば、n=1の場合、Rn を算出できない。そこで、
n=1の場合、Rn =1として、nが2以上の場合、す
なわち、2回目のポーリング信号受信時以降について、
上記条件を適用する。また、第1の実施形態と同様、R
n の下限値は1とする。
【0067】また、本実施形態に係る通信端末2の送信
制御部223は、図4に示す構成と同様の構成で実現す
ることができる。ここで、本実施形態において、演算部
224はPxnのみを格納することができればよい。すな
わち、演算部224は、メモリを1つ用意すれば足り
る。なお、しきい値Uは、送信制御部223で予め記憶
しておく。
【0068】図7は、第2の実施形態における、送信パ
ケット数の決定処理の流れを示すフローチャートであ
る。第2の実施形態においても、第1の実施形態と同
様、AP1から送信されてくるポーリング開始信号によ
ってポーリングが開始される。まず、送信制御部223
は、送受信部21からポーリング処理部221を介し
て、ポーリング開始信号を受信する(ステップS2
1)。ステップS21の後、送信制御部223は、AP
1からのポーリング信号を受信する(ステップS2
2)。
【0069】ポーリング信号を受信した送信制御部22
3は、格納パケット数Pxnを検出する(ステップS2
3)。ステップS23の処理は、前述の図5のステップ
S8と同様の処理である。次に、送信制御部223は、
ステップS23において検出したPxnの値が、予め定め
られたしきい値U以上であるか否かを判定する(ステッ
プS24)。Pxnの値がU以上である場合、送信制御部
223は、前回の送信パケット数Rn-1 を1増加した数
を送信パケット数として、データ格納部23に格納され
ているパケットを送信させる(ステップS25)。一
方、Pxnの値がU未満である場合、送信制御部223
は、前回の送信パケット数Rn-1 を1減少した数を送信
パケット数として、データ格納部23に格納されている
パケットを送信させる(ステップS26)。ステップS
24またはS25の後、送信制御部223は、ステップ
S22に戻ってAP1からのポーリング信号を待つ。な
お、上記のステップS26において、データ格納部23
に送信すべきパケットが格納されていない場合、第1の
実施形態と同様、データ格納部23はパケットを送信し
ない。
【0070】次に、格納パケット数が図6と同じように
推移する場合における、第2の実施形態の送信パケット
数の決定の仕方を説明する。図8は、第2の実施形態に
係る通信端末2の格納パケット数の推移状況および、決
定される送信パケット数の一例を示す図である。なお、
ここでは、しきい値はU=10に設定されているものと
する。図8のように、poll(1)(n=1)におい
ては、前述の送信パケット数決定条件4および5を適用
できないので、前述したように、送信パケット数R1
1とする。
【0071】次に、poll(2)(n=2)におい
て、ポーリング信号受信時における格納パケット数は、
x2=5である。U=10、Px2=5であることより、
x2−U>0となる。従って、前述の送信パケット数決
定条件5より、poll(2)における送信パケット数
2 は、R1 の値から1を減算して、R5 =0と計算さ
れる。しかし、前述のように、Rn の下限値は1である
ので、R2 =1として送信パケット数を決定する。ま
た、poll(3)(n=3)の場合も同様に、送信パ
ケット数決定条件5を適用するとR3 =0となるため、
3 =1と決定される。
【0072】次に、poll(4)(n=4)の場合、
ポーリング信号受信時における格納パケット数は、Px4
=17である。U=10、Px2=17であることより、
x4−U<0となる。従って、前述の送信パケット数決
定条件4より、poll(4)における送信パケット数
4 は、R3 の値から1を加算して、R4 =2と計算さ
れる。同様に、poll(5)(n=5)の場合におい
ても、Px5−U<0となるので、送信パケット数R
5 は、R4 の値から1を加算して、R5 =3と計算され
る。
【0073】以上のように、第2の実施形態によれば、
ポーリング信号受信時の格納パケット数に基づいて、送
信パケット数が決定される。上記の説明からわかるよう
に、第2の実施形態では送信パケットの決定処理が第1
の実施形態よりも簡単に行うことができ、演算部224
において必要となるメモリも少なくて済む。
【0074】次に、本発明の第3の実施形態について説
明する。第3の実施形態は、送信パケット数の決定方法
を第1の実施形態とは異なる方法を用いる他は、第1の
実施形態と同様の動作を行う。従って、以下、送信パケ
ット数の決定方法を中心に説明する。
【0075】第3の実施形態では、送信パケット数の決
定処理において、第1の実施形態のQn に代えて、単位
時間あたりのパケット増加数Sn を用いる。ここで、S
n は、ポーリング周期Tn における格納パケットの増加
数であるQn を、ポーリング周期Tn で割った値であ
る。すなわち、単位時間あたりのパケット増加数S
n は、Sn =Qn /Tn で算出される。以上より、第3
の実施形態において用いられる送信パケット数決定条件
は、以下のようになる。 送信パケット数決定条件6:Sn-2 <Sn-1 ならば、R
n =Rn-1 +1 送信パケット数決定条件7:Sn-2 >Sn-1 ならば、R
n =Rn-1 −1 送信パケット数決定条件8:Sn-2 =Sn-1 ならば、R
n =Rn-1 なお、本実施形態における送信パケット数の決定方法に
おいても、第1の実施形態と同様、n=1および2の場
合、上記条件が適用できない。そこで、n=1または2
の場合、Rn =1としておき、nが3以上の場合につい
て、上記条件を適用する。また、第1の実施形態と同
様、Rn の下限値は1とする。
【0076】また、本実施形態に係る通信端末2の送信
制御部223は、図4に示す構成と同様の構成で実現す
ることができる。ここで、上記の単位時間あたりのパケ
ット増加数Sn の値は、予め設けられたタイマーによっ
て検出されたポーリング周期Tn と、第1の実施形態と
同様に算出されたQn とに基づいて算出することができ
る。また、Sn は、図5に示すステップS10およびS
13の処理を行う際に算出する。第3の実施形態におい
て、送信制御部223における送信パケット数の決定処
理は、上記の点を除いて図5に示す処理と同様の処理に
よって行われる。
【0077】次に、格納パケット数が図6と同じように
推移する場合における、第2の実施形態の送信パケット
数の決定の仕方を説明する。図9は、第2の実施形態に
係る通信端末2の格納パケット数の推移状況および、決
定される送信パケット数の一例を示す図である。図9の
ように、まず、poll(1)(n=1)においては、
前述の送信パケット数決定条件6〜8を適用できないの
で、前述したように、poll(1)におけるパケット
送信のパケット数は、R1 =1とする。また、poll
(2)の場合も同様に、R2 =1とする。
【0078】次に、poll(3)(n=3)におい
て、前回のパケット送信から今回のポーリング信号受信
までの格納パケット数の増加量Q2 は、Q2 =4であ
る。また、前回のポーリング信号受信から今回のポーリ
ング信号受信までの時間、すなわち、ポーリング周期
は、T2 =2である。従って、単位時間あたりのパケッ
ト増加数Sn は、Sn =4/2=2となる。同様の計算
により、前々回のポーリング信号受信から前回のポーリ
ング信号受信までのポーリング周期における、単位時間
あたりのパケット増加数S1 は、Q1 =1、T1 =であ
ることより、S1 =1となる。以上より、S2 −S1
0となる。すなわち、単位時間あたりの格納パケット数
の増加数S1 からS2 への変化は、増加していることに
なる。従って、前述の送信パケット数決定条件6より、
poll(3)における送信パケット数R3 は、R2
値に1を加算して、R3 =2となる。
【0079】次に、poll(4)(n=4)の場合、
3 =10、T3 =20であることより、S3 =0.5
となる。従って、S3 −S2 >0となる。すなわち、単
位時間あたりの格納パケット数の増加数S2 からS3
の変化は、減少していることになる。従って、前述の送
信パケット数決定条件7より、poll(4)における
送信パケット数R4 は、R3 の値に1を減算して、R3
=1となる。なお、図6においては、R4 の値は、R3
に比べて増加しているのに対して、図9においては、減
少している。これは、ポーリング周期T3 の値が大きい
ことが考慮されているためである。
【0080】次に、poll(5)(n=5)の場合、
4 =1、T4 =5であることより、S3 =0.2とな
る。従って、S4 −S3 >0となる。すなわち、単位時
間あたりの格納パケット数の増加数S2 からS3 への変
化は、減少していることになる。従って、前述の送信パ
ケット数決定条件7によれば、poll(5)における
送信パケット数R5 は、R4 の値に1を減算して、R3
=0となるが、前述のように、Rn の下限値は1とす
る。そこで、送信制御部223は、R2 =1として送信
パケット数を決定する。
【0081】以上のように、第3の実施形態によれば、
単位時間あたりの格納パケット数の増加数に基づいて、
送信パケット数が決定される。第3の実施形態のよう
に、ポーリング周期を用いることによって、他の通信端
末のデータ送信状況を考慮して送信パケット数の決定が
行われることになる。以下にその理由を説明する。
【0082】単位時間あたりの格納パケット数の増加数
は、格納パケット数の変化量と、ポーリング周期とから
算出される。格納パケット数の変化量は、自機の送信し
たいデータの状態を示す値であり、この値が増加または
減少すれば、単位時間あたりの格納パケット数の増加量
も増加または減少する。従って、上記単位時間あたりの
格納パケット数の増加量を用いることにより、自機の送
信したいデータ量を反映して、制御局へ送信するデータ
を決定することができる。
【0083】また、単位時間あたりの格納パケット数の
増加量は、ポーリング周期(前回AP1からの問い合わ
せを受信してから今回問い合わせを受信するまでの時
間)が増加することによって減少し、当該ポーリング周
期が減少することによって増加する。ここで、ポーリン
グ周期は、他の通信端末の送信するデータ量により変化
する量である。すなわち、他の通信端末の送信するデー
タ量が多ければ、ポーリング周期が長くなり、他の通信
端末の送信するデータ量が少なければ、ポーリング周期
が短くなる。従って、単位時間あたりの格納パケット数
の増加量は、他の通信端末の送信するデータ量によって
変化し、他の通信端末の送信するデータ量が多ければ、
その値が減少し、他の通信端末の送信するデータ量が少
なければ、その値が増加する。
【0084】以上より、単位時間あたりの格納パケット
数の増加量に基づいて制御局へ送信するデータ量を決定
する場合、自機の送信したいデータ量と、他の通信端末
の送信するデータ量とを反映した結果を得ることができ
る。
【0085】
【発明の効果】以上のように本発明は、通信端末側にお
いて、データ格納部に格納されているデータ量の変化状
態に基づいて、AP1に対して送信するデータ量を決定
する送信データ量決定部を設けている。このように、通
信端末側で送信するデータ量を決定するので、制御局で
は、各通信端末のデータ送信領域の割り当て処理を行う
必要がなく、制御局の処理負担を小さくすることができ
る。
【0086】また、送信するデータ量は、データ格納部
に格納されているパケット数の状態や、前回制御局から
の問い合わせを受信してから今回問い合わせを受信する
までの時間に基づいて決定される。従って、通信端末
は、自機が送信したいデータ量や、他の通信端末が送信
しているデータ量を考慮しながら、必要に応じて送信デ
ータ量を変化させることができる。従って、本発明に係
る通信端末は、従来のポーリング方式のように、送信デ
ータを一度にすべて送信するわけではない。例えば、あ
る通信端末が送信すべきデータを大量に有する場合であ
っても、一度にすべてのデータが送信されるわけではな
く、他の通信端末にもデータを送信する機会が与えられ
る。以上より、本発明は、1つの通信端末のみがデータ
を送信し続け、他の通信端末がデータを全く送信できな
いといった問題を解消でき、通信端末が他の通信端末か
ら受ける影響を小さくすることができるという効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る通信システム全体の概要を示す図
である。
【図2】本発明に係る通信システムの機能的な構成を示
すブロック図である。
【図3】第1の実施形態における送信パケット数の決定
方法を説明する図である。
【図4】図2に示す送信データ量決定部22の具体的な
構成を示すブロック図である。
【図5】図4に示す送信制御部223における送信パケ
ット数の決定処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】第1の実施形態に係る通信端末2の格納パケッ
ト数の推移状況および、決定される送信パケット数の一
例を示す図である。
【図7】第2の実施形態における、送信パケット数の決
定処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】第2の実施形態に係る通信端末2の格納パケッ
ト数の推移状況および、決定される送信パケット数の一
例を示す図である。
【図9】第2の実施形態に係る通信端末2の格納パケッ
ト数の推移状況および、決定される送信パケット数の一
例を示す図である。
【図10】従来のポーリング方式による一般的な送信手
順を示すタイミングチャートである。
【図11】特開平11−74886号公報に記載されて
いる送信手順を示す図である。
【符号の説明】
1 アクセスポイント(AP) 2〜5 通信端末 11 質問部 12 送受信部 21 送受信部 22 送信データ量決定部 23 データ格納部 221 ポーリング処理部 222 受信回数計数器 223 送信制御部 224 演算部 2241 第1メモリ 2242 第2メモリ 2243 第3メモリ 2244 第4メモリ 2245 第1差分回路 2246 第2差分回路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御局との間で通信を行い、ポーリング
    方式によって当該制御局から送信権を付与される通信端
    末であって、 制御局から送信されてくる、送信するデータがあるか否
    かの問い合わせを受信する受信部と、 制御局に対して送信すべきデータを格納する格納部と、 前記受信部が制御局からの問い合わせを受信するごと
    に、前記格納部に格納されているデータ量の変化状態に
    基づいて、制御局へ送信するデータ量を決定する送信デ
    ータ量決定部と、 制御局からの問い合わせに応じて、前記格納部に格納さ
    れているデータの内、前記送信データ量決定部によって
    決定されたデータ量を、制御局に対して送信する送信部
    とを備える、通信端末。
  2. 【請求項2】 前記データ量決定部は、前記格納部に格
    納されているデータの量に基づいて、制御局へ送信する
    データ量を決定することを特徴とする、請求項1に記載
    の通信端末。
  3. 【請求項3】 前記データ量決定部は、前記格納部に格
    納されているデータの量と、前回制御局へ送信したデー
    タの量とに基づいて、前記格納部に格納されているデー
    タの量が所定値よりも大きいか否かを判定し、それによ
    って、制御局へ送信するデータ量を、前回送信したデー
    タの量から所定量だけ増加するか減少するかを決定する
    ことを特徴とする、請求項2に記載の通信端末。
  4. 【請求項4】 前記データ量決定部は、前回制御局へデ
    ータを送信してから今回制御局からの問い合わせを受信
    するまでの間に前記格納部に格納されているデータが変
    化した量を示す格納データ変化量に基づいて、制御局へ
    送信するデータ量を決定することを特徴とする、請求項
    1に記載の通信端末。
  5. 【請求項5】 前記データ量決定部は、前記格納データ
    変化量と、前回制御局へ送信したデータの量とに基づい
    て、前回制御局へデータを送信したときよりも前記格納
    データ変化量が増加しているか否かを判定し、それによ
    って、制御局へ送信するデータ量を、前回送信したデー
    タの量から所定量だけ増加するか減少するかを決定する
    ことを特徴とする、請求項4に記載の通信端末。
  6. 【請求項6】 前記データ量決定部は、単位時間あたり
    の格納データ変化量に基づいて、前記制御局へ送信する
    データ量を決定し、 前記単位時間あたりの格納データ変化量は、前回制御局
    へデータを送信してから今回制御局からの問い合わせを
    受信するまでの間に前記格納部に格納されているデータ
    が変化した量を、前回制御局からの問い合わせを受信し
    てから今回問い合わせを受信するまでの時間で割ること
    によって、算出されることを特徴とする、請求項1に記
    載の通信端末。
  7. 【請求項7】 前記データ量決定部は、前記単位時間あ
    たりの格納データ変化量と、前回制御局へ送信したデー
    タの量とに基づいて、前回制御局へデータを送信したと
    きよりも前記単位時間あたりの格納データ変化量が増加
    しているか否かを判定し、それによって、制御局へ送信
    するデータ量を、前回送信したデータの量から所定量だ
    け増加するか減少するかを決定することを特徴とする、
    請求項6に記載の通信端末。
  8. 【請求項8】 前記データ量決定部は、制御局へ送信す
    るデータ量を、前回送信したデータ量から所定量の範囲
    内に決定することを特徴とする、請求項1に記載の通信
    端末。
  9. 【請求項9】 制御局と通信を行う複数の通信端末と、
    当該複数の通信端末に対して順番に送信権を付与する制
    御局とを含む通信システムであって、 前記制御局は、 送信するデータがあるか否かを各端末に対して順番に問
    い合わせを行う質問部と、 前記問い合わせに応じて端末から送信されてくるデータ
    を受信するデータ受信部とを備え、 前記端末は、 制御局から送信されてくる、送信するデータがあるか否
    かの問い合わせを受信する受信部と、 制御局に対して送信すべきデータを格納する格納部と、 前記受信部が制御局からの問い合わせを受信するごと
    に、前記格納部に格納されているデータ量の変化状態に
    基づいて、制御局へ送信するデータ量を決定する送信デ
    ータ量決定部と、 制御局からの問い合わせに応じて、前記格納部に格納さ
    れているデータの内、前記送信データ量決定部によって
    決定されたデータ量を、制御局に対して送信する送信部
    とを備える、通信システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008252727A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Saxa Inc 送受信装置、データ量調整方法、データ量調整プログラムおよび通信システム
CN107039757A (zh) * 2015-12-30 2017-08-11 三星电机株式会社 天线间隔离得到改善的天线通信装置

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