JP2003288522A - 拡販支援方法、拡販支援装置、拡販支援プログラム及び記録媒体 - Google Patents

拡販支援方法、拡販支援装置、拡販支援プログラム及び記録媒体

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JP2003288522A
JP2003288522A JP2002092680A JP2002092680A JP2003288522A JP 2003288522 A JP2003288522 A JP 2003288522A JP 2002092680 A JP2002092680 A JP 2002092680A JP 2002092680 A JP2002092680 A JP 2002092680A JP 2003288522 A JP2003288522 A JP 2003288522A
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JP2002092680A
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Takashi Fujiyama
隆志 藤山
Yoko Yoshikata
葉子 吉方
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Fujitsu FIP Corp
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Fujitsu FIP Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 顧客に配られた配布物を用いた拡販支援方
法、拡販支援装置、拡販支援プログラム及び記録媒体を
提供する。 【解決手段】 販売情報の管理を行うコンピュータ10
で、懸賞を用いて拡販を支援する拡販支援方法であっ
て、顧客が購入する商品の情報が入力される商品情報入
力段階と、前記顧客に配られた配布物上から読み取られ
た顧客に関連する顧客情報が入力される顧客情報入力段
階と、前記顧客に対して前記懸賞を決定する懸賞決定段
階とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は拡販の支援に関し、
特に販売情報の管理を行うコンピュータで、懸賞を用い
て拡販を支援する拡販支援方法、拡販支援装置、拡販支
援プログラム及び記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】デパート、百貨店、スーパー等では、中
元や歳暮、ボーナスなどの時期や、商品を新規に扱い始
める時期などは、大幅に販売を拡大させるために、集客
力を高めることに力を入れている。
【0003】一方、顧客を集めたい時期は、中元や歳暮
の時期ばかりではなく、平日の午前中もその時期にあた
る。これは、すいている午前中に売り上げを上げること
が更なる販売拡大へ繋がるためである。
【0004】このように販売を拡大させるための手段と
して、種々の宣伝やキャンペーンなどが行われており、
これら宣伝には、テレビコマーシャルや新聞広告、チラ
シ、DM(Direct Mail)などが用いられている。この
うち、DMは、例えば過去に買い物をした顧客などへ送
られる郵便物であり、最近は、割引クーポン券を貼付し
たり、懸賞をつけたりしたDMも増えてきている。懸賞
の賞品としては、品物や、顧客が来店して購入した商品
の金額割引サービス等が提供される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、DMを送
った顧客が来店したかどうかの情報や、来店した場合
は、何時に来店して、どんな商品を、どれだけ買い物を
したかの情報を把握することが出来ず、DMの効果がどれ
だけあるのかが把握できないという問題がある。
【0006】また、DMの目的の1つは、DMで送った懸
賞をきっかけにして、顧客に来店意欲をわかせ、来店人
数を増大し、さらに販売促進することであるが、DMに
よる割引商品券、スクラッチ商品券等の懸賞方法では、
DMを受け取った顧客は、来店しなくても懸賞に当たっ
たか、外れたかがわかるので、外れた顧客にとっては、
懸賞による来店の魅力がなく、販売拡大に結びつかない
という問題がある。
【0007】そして、現状のDMでは、中元や歳暮、ボ
ーナス後の土日など、人出が多い特定の時期や、平日午
前中などのすいている時間帯に顧客を来店させることが
難しいという問題もある。
【0008】本発明は、このような問題点に鑑み、顧客
に配られた配布物を用いた拡販支援方法、拡販支援装
置、拡販支援プログラム及び記録媒体を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、販売情報の管理を行うコンピュータで、懸賞を用い
て拡販を支援する拡販支援方法であって、顧客が購入す
る商品の情報が入力される商品情報入力段階と、前記顧
客に配られた配布物上から読み取られた前記顧客に関連
する顧客情報が入力される顧客情報入力段階と、前記顧
客に対して前記懸賞を決定する懸賞決定段階とを有する
ことを特徴とする。
【0010】請求項1によれば、配布物上から読み取ら
れた顧客に関連する顧客情報を読み取り、懸賞を決定す
るので、配布物を用いた拡販支援方法を提供することが
できる。なお、この配布物は、郵便物などの物理的に配
布される物に限らず、電子メールなどで配布される物で
も良い。また請求項1によれば、配布物上から読み取ら
れた顧客に関連する顧客情報を読取り、懸賞を決定する
ので、顧客は予め懸賞の当たり外れを知り得ないから来
店の魅力が減ずることがない。なお、上記懸賞には、籤
(くじ)の意味も含む。
【0011】請求項2に記載の発明は、前記商品情報入
力段階で入力された商品情報と、前記顧客情報入力段階
で入力された前記顧客情報とを関連付けて記録すること
を特徴とする。
【0012】請求項2によれば、商品情報と顧客情報と
を関連付けて記録することにより、後に行われる懸賞の
決定に顧客の購入した商品情報を用いることができる。
また請求項2によれば、商品情報と顧客情報とを関連付
けて記録することにより、前記配布物を受取った顧客を
個別に識別し、且つ顧客がどのような商品を購入したか
を把握できる。
【0013】請求項3に記載の発明は、前記顧客情報
は、バーコードで表現されていることを特徴とする。
【0014】請求項3によれば、商品管理に多く用いら
れているバーコードを用いるため、顧客情報の読み取り
や、管理を容易にすることができる。
【0015】請求項4に記載の発明は、前記配布物は、
ダイレクトメールであることを特徴とする。
【0016】請求項4によれば、配布物として、販売を
拡大させるための手段として一般的に用いられているダ
イレクトメールを用いることができる。
【0017】請求項5に記載の発明は、前記懸賞決定段
階は、前記商品情報入力段階で得られた商品情報、現在
の時刻情報、現在の日付情報の何れか1つ以上の情報を
用いて決定することを特徴とする。
【0018】請求項5によれば、懸賞を決定するための
情報として、商品情報、現在の時刻情報、現在の日付情
報の何れか1つ以上の情報を用いて決定するため、特定
の日や時間帯に顧客の来店を誘導することができ、特定
商品の購入を促進することができる。
【0019】請求項6に記載の発明は、販売情報の管理
を行うとともに、懸賞を用いて拡販を支援する拡販支援
装置であって、顧客が購入する商品の情報が入力される
商品情報入力手段と、前記顧客に配られた配布物上から
読み取られた前記顧客に関連する顧客情報が入力される
顧客情報入力手段と、前記顧客に対して前記懸賞を決定
する懸賞決定手段とを有することを特徴とする。
【0020】請求項6によれば、配布物上から読み取ら
れた顧客に関連する顧客情報を読み取り、懸賞を決定す
るので、配布物を用いて拡販の支援を行う拡販支援装置
を提供することができる。なお、この配布物は、郵便物
などの物理的に配布される物に限らず、電子メールなど
で配布される物でも良い。
【0021】なお、上記プログラムを記録する記録媒体
は、CD−ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディ
スク(MO)等のように、情報を光学的、電気的あるい
は磁気的に記録する記録媒体、もしくはROMやフラッ
シュメモリのように情報を電気的に記録する半導体メモ
リ等、様々なタイプの記録媒体を用いることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0023】本発明の実施の形態における拡販支援シス
テムの全体構成を図1に示す。図1に示されるように、
拡販支援システムは、ストアーコントローラー10と、
懸賞サービス窓口端末14と、POS(Point of Sales
System)端末12a、12nを有し、それらはLAN
(Local Area Network)16で接続されている。
【0024】このうち、ストアーコントローラー10
は、商品マスタ18と、売上マスタ20と、後述するD
M(Direct Mail)顧客DB(Data Base)22と、懸賞
DB(Data Base)24とを有する。
【0025】また、POS端末12a、12nは、バー
コードリーダーを備え、商品売り上げ情報など、商品に
関する情報や、後述する懸賞に関する情報をストアーコ
ントローラー10との間でやり取りを行う。
【0026】そして、ストアーコントローラー10、懸
賞サービス窓口端末14はパソコンやワークステーショ
ンなどのコンピュータシステムであり、そのハードウェ
ア構成の一例を図2に示す。
【0027】図2のコンピュータシステムは、それぞれ
バスBで相互に接続されている入力装置28と,表示装
置21と,ドライブ装置23と,記録媒体27と,補助
記憶装置29と,メモリ装置31と,演算処理装置25
と,インターフェース装置26とを含むように構成され
る。
【0028】入力装置28は、コンピュータシステムの
利用者が操作するキーボード及びマウスなどで構成さ
れ、コンピュータシステムに各種操作信号を入力するた
めに用いられる。表示装置21は、コンピュータシステ
ムを操作するのに必要な各種ウインドウやデータ等を表
示する。インターフェース装置26は、コンピュータシ
ステムをネットワークに接続する為のインターフェース
であり、例えばNIC(Network Interface Card)やモ
デム等で構成される。
【0029】そして、上記コンピュータシステムを動作
させるためのプログラムは、CD−ROM等の記録媒体
27によって提供されるか、ネットワーク18を通じて
ダウンロードされる。また、記録媒体27は、ドライブ
装置23にセットされ、データやプログラムが記録媒体
27からドライブ装置23を介して補助記憶装置29に
インストールされる。
【0030】補助記憶装置29は、データやプログラム
を格納すると共に、必要なファイル等を格納する。メモ
リ装置31は、コンピュータシステムの起動時に補助記
憶装置29からプログラムを読み出して格納する。演算
処理装置25は、メモリ装置31に読み出され格納され
たプログラムに従って処理を実行する。
【0031】次に、図3のフローチャートを中心に拡販
支援システムの処理の流れを説明する。また、必要に応
じてデータベース等の説明も行う。なお、本実施の形態
における懸賞は、籤(くじ)の意味も含むが、説明を簡
単にするために、以下の説明では懸賞を用いる。
【0032】図3のフローチャートは、POS端末12
a、12nとストアーコントローラー10との処理を示
している。なお、説明を簡単にするため、今後POS端
末12a、12nのうちの、何れか1台をPOS端末1
2とし、POS端末12とストアーコントローラー10
とのやり取りとして説明する。また、ステップS101
からステップS110までは、POS端末12の処理で
あり、ステップS111からステップS115までは、
ストアーコントローラー10の処理である。
【0033】POS端末12は、ステップS101で、
顧客が購入する商品のバーコードの読み込み処理を行
う。ここでバーコードとは、図4に示されるような通常
の一般的なバーコードである。次に、POS端末12
は、ステップS102で、売上情報をストアーコントロ
ーラー10に送信し、ストアーコントローラー10から
該商品の販売金額情報を受信する。
【0034】ステップS111で、売上情報を受信した
ストアーコントローラー10は、商品マスタ18を参照
して商品の販売金額情報をPOS端末12に送信し、ス
テップS112で売上マスタ20を参照して売上処理を
行う。
【0035】POS端末12は、顧客が持ってきた商品
すべてをストアーコントローラー10に送信するまで、
ステップS101からステップS103まで処理を繰り
返す。そして、ストアーコントローラー10も、売上情
報を受信するたびにステップS112の売上処理を繰り
返す。
【0036】この処理により作成される売上情報は、D
M顧客処理において、DM顧客DBに顧客情報である顧
客識別コードと該売上情報を登録するので、DMを提示
した顧客がわかり、顧客が購入した商品を把握できる。
したがって、DMの効果を正確に判定でき、また、上記
情報を蓄積すれば、顧客の趣味、嗜好の傾向を把握でき
る。
【0037】POS端末12が、商品のバーコードをす
べて読み終えると、次のステップS104で、顧客のD
Mがあるかどうかの判断を行い、ない場合は、ステップ
S109へジャンプして合計金額表示を行い、ステップ
S110でレシートの出力を行い処理は終了する。
【0038】ステップS104で、顧客のDMがある場
合、POS端末12は、DMに記載された顧客識別コー
ドの読み込みを行う。顧客識別コードは、図5に示され
るコードであり、DMには、バーコードで記載されてい
ても良いし、図5のように数字で記載されていても良
い。次に、POS端末12は、ステップS106で、顧
客識別コードと売上情報を、ストアーコントローラー1
0に送信する。
【0039】顧客識別コードと売上情報を受信したスト
アーコントローラー10は、ステップS114で、DM
顧客処理を行う。なお、DM顧客処理は、後に詳しく説
明する。ストアーコントローラー10が、ステップS1
14でDM顧客処理をした結果、懸賞結果が得られるの
で、ストアーコントローラー10は、ステップS115
で、懸賞結果をPOS端末12へ送信する。
【0040】ステップS107で懸賞結果を受信したP
OS端末12は、ステップS108で、懸賞結果を表示
する。そして、POS端末12は、ステップS109で
合計金額表示を行い、ステップS110でレシートの出
力を行い処理は終了する。そして、当選した場合の賞品
は、個々のレジで渡しても良いし、後述するように懸賞
サービス窓口で渡すようにしても良い。
【0041】ここまでで、商品の購入から、当選結果の
通知までの大まかな処理の説明を終え、次に、図3のフ
ローチャートのステップS114の処理について図6を
用いて説明する。
【0042】ストアーコントローラー10は、図3のス
テップS113の後、ステップS201で、後述するD
M顧客DB22に売上情報の登録を行い、ステップS2
02で懸賞決定処理を行い、図3のステップS115の
処理を行う。
【0043】ストアーコントローラー10が、売上の登
録を行うDM顧客DB22の説明を図7を用いて行う。
DM顧客DB22は、「顧客識別コード」、「登録日
時」、「店舗番号」、「POS番号」、「懸賞」、「売
上金額」、「売上情報」の項目を有するデータベースで
ある。「顧客識別コード」は、先ほど説明した図5の通
りである。「登録日時」は、このレコードが登録された
日時を示し、西暦、月、日、時刻を表しており、図7の
場合は、「2002年01月25日11時42分」を表
している。「店舗番号」は、購入した店舗の番号を表
す。POS番号は、例えば購入店舗でPOSに割り振ら
れた番号を表す。「懸賞」は、懸賞の当選結果が記録さ
れる。そして売上情報は、商品の種類により定まる可変
長のレコードであり、商品コードと購入した数量の組
が、購入した商品の種類の数だけ備えられる。
【0044】次に説明する図6のフローチャートのステ
ップS202に先立ち、まず懸賞DB24について説明
する。懸賞DB24は、図8から図14に示される8種
類のデータベースから構成される。以下、図番の順に説
明する。
【0045】図8に示される懸賞基本DB30は、懸賞
に関する基本的なデータである懸賞開始日、懸賞終了
日、予定本数、当選本数カウントが記録される。懸賞開
始日と懸賞終了日は、懸賞を開始する日と懸賞を終了す
る日が示され、西暦、月、日、時刻を表している。予定
本数は、懸賞を行うことが予想されるすべての本数であ
る。当選本数カウントは、現時点で当選件数を表してい
る。
【0046】図9に示される基本当選率DB32は、等
級ごとの基本当選率を記録したデータベースである。例
えば、1等は、0.01の率で発生するということを表
している。
【0047】図10に示される時間帯当選倍率DB34
は、時間帯ごとの当選倍率を変更させるための倍率であ
る。このデータベースは、顧客の少ない時間などの、顧
客を集めたい時間に、当選倍率を変更するための設定を
記録しておくデータベースである。例えば、9―12の
1.5は、9時から12までの午前中の倍率は、基本当
選率DB32に記されたすべての等級の基本当選率に
1.5倍することを意味している。従って、9時から1
2までの1等の当選率は、0.015となる。また、隣
に記された特定日当選倍率DB36は、時間帯ではな
く、日付で当選倍率を変更するための設定を記録してお
くデータベースである。この場合、2002年の1月1
3日の当選率は、すべての等級の基本当選率を1.5倍
した値となる。このように、当選率を時間帯や日付で変
えると共に配布物にて顧客に広告することにより、特定
の時間帯、あるいは日付の集客力を高めることが可能と
なる。
【0048】図11に示される売上金額別当選倍率DB
38は、顧客が買った商品の合計金額で、時間帯当選倍
率DB34などと同様に当選率を変えるために用いられ
る。例えば、15000円から30000円以下の買い
物をした顧客の当選率は、通常の当選率の1.5倍とす
ることである。これは、たくさんの買い物をしたにもか
かわらず、少ない買い物をした人と当選率が同じとなる
不平等を緩和するためのデータベースであり、購入した
金額に応じたサービスを実施することができる。
【0049】図12に示される商品別当選倍率DB40
は、特定の商品を買った人の当選倍率を変更させるため
のデータベースである。このデータベースにより、特定
の商品を購入すれば当選しやすくすることにより、特定
の商品の拡販を支援することができる。
【0050】このように日毎、時間帯毎、売上金額毎、
商品毎の当選率情報を懸賞DBに登録しておくことによ
って、当選率等の制御が可能となる。これにより、店舗
の繁閑時期や、人出の多い特定の時期の当選率等を上げ
ることにより、懸賞に対する期待度を上げ、集客率を上
げることが可能となる。また、店舗の閑散時間帯に懸賞
当選率を上げることにより、店舗の繁閑を調整して、効
率的な販売活動を可能とすることができる。
【0051】図13に示される賞品テーブルDB42
は、等級に対する賞品が何であるか記録したデータベー
スである。この賞品テーブルDB42は、時間ごと、日
ごとに懸賞賞品を換えることにより顧客の期待度を上
げ、懸賞へ期待する顧客が増えることで懸賞の目新しさ
が増すために用いられる。
【0052】図14に示される当選者テーブル44は、
1日ごとに作成するデータベースであり、西暦、月、日
とその日の当選者の顧客識別コード及び、賞品と引き換
えたかどうかを示す引き換えサインで構成される。この
引き換えサインは、0または1で表現され、例えば、引
き換えた場合は、1とし、まだ引き換えていない場合は
0とする。
【0053】以上で懸賞DB24の説明を終え、次に図
15のフローチャートについて説明する。ストアーコン
トローラー10は、ステップS301で懸賞DB24か
ら懸賞情報の読み込みを行う。そして、ストアーコント
ローラー10は、ステップS302で、予め設定されて
いる「1チャンス方式」または「複数チャンス方式」の
何れかのチャンス方式で分岐を行う。
【0054】「1チャンス方式」は、懸賞期間中に、懸
賞に当選しても外れても1回しか懸賞を行うことができ
ないチャンス方式であり、この場合、ストアーコントロ
ーラー10は、ステップS303へ進み、懸賞を既に行
ったことがあるかどうか判断し、既に行っていれば、外
れとして処理し、懸賞決定処理は終了する。懸賞をまだ
行っていない場合、ストアーコントローラー10は、ス
テップS304の処理へ進む。
【0055】また、「複数チャンス方式」は、懸賞期間
中に、懸賞に当選するまで懸賞を行うことができるチャ
ンス方式であり、この場合、ストアーコントローラー1
0は、ステップ312の処理を行う。ステップS312
で、ストアーコントローラー10は、既に懸賞に当選し
ているかどうか判断し、当選している場合は、外れとし
て処理し、懸賞決定処理は終了する。まだ当選していな
い場合、ストアーコントローラー10は、ステップS3
04の処理へ進む。
【0056】ステップS304で、ストアーコントロー
ラー10は、特定日当選倍率DB36から当選倍率を取
得する。次に、ステップS305で、ストアーコントロ
ーラー10は、時間帯当選倍率DB34から当選倍率を
取得する。さらに、ステップS306で、ストアーコン
トローラー10は、売上金額別当選倍率DB38から当
選倍率を取得する。
【0057】ステップS307で、ストアーコントロー
ラー10は、これらの3つの倍率から、今回適用する倍
率を決定する。そして、ステップS308で、ストアー
コントローラー10は、図16に示す当たりテーブルを
作成する。この当たりテーブルは、ステップS307で
求めた当選倍率を示す当選率と当選本数が定められた表
48に基づき作成されるテーブルである。図16の場
合、すべての本数が1000本だとして、表48を基に
当たり番号の範囲を計算する。図16の当たりテーブル
46の場合、1等は、1番から23番まで、2等は、2
4番から113番まで、3等は、114番から248番
まで、4等は、249番から428番まで、五等は、4
29番から653番までであり、それ以外の654番か
ら1000番までは外れとするテーブルとなっている。
【0058】そして、ストアーコントローラー10が、
ステップS309で3桁の乱数を発生させ、発生させた
3桁の乱数が当たりテーブル46のどの範囲の中に位置
するかで、当選かどうかを定めることができる。
【0059】ステップS310で、ストアーコントロー
ラー10は、当たりかどうかを判定し、外れであれば処
理を終了する。当たりであれば、ステップS311で、
ストアーコントローラー10は、懸賞DB24とDM顧
客DB22に対して、更新処理を行い、懸賞決定処理は
終了する。なお、当選によって懸賞DB24で更新され
るのは、懸賞基本DB30の当選本数カウントと、当選
者テーブル44である。また、DM顧客DB22で更新
されるのは、懸賞である。
【0060】この懸賞決定処理の結果、当選した場合、
顧客は懸賞サービス窓口で賞品を受け取る。このとき
の、懸賞サービス窓口端末14の処理を図17のフロー
チャートを用いて説明する。ステップS401で、懸賞
サービス窓口端末14は、DMの顧客コードの読み込み
を行う。次に、ステップS402で、懸賞サービス窓口
端末14は、懸賞DB24から、懸賞情報の読み込みを
行う。この場合、顧客が懸賞に当選したかどうかを確認
するため、ステップS403で、懸賞サービス窓口端末
14は、当選者テーブル44を照合する。そして、ステ
ップS404で、懸賞サービス窓口端末14は、当該顧
客が当選しているかどうかの判定を行う。ステップS4
04での判定の結果、外れであれば、懸賞サービス窓口
端末14は、ステップS412で、外れ用の懸賞通知画
面の編集を行い、ステップS413で、その懸賞通知画
面の表示を行い、処理は終了する。
【0061】ステップS404での判定の結果、当たり
であれば、懸賞サービス窓口端末14は、ステップS4
05で、賞品の引き換えが済んでいるかどうかの判定を
行う。この処理は、重複引き換えを防止するために行わ
れ、ステップS405での判定の結果、引き換え済みで
あれば、懸賞サービス窓口端末14は、ステップS41
0で、引き換え済み用の懸賞通知画面の編集を行い、ス
テップS411で、その懸賞通知画面の表示を行い、処
理は終了する。
【0062】ステップS405での判定の結果、まだ引
き換えが済んでなければ、懸賞サービス窓口端末14
は、ステップS406で、当たり用の懸賞通知画面の編
集を行い、ステップS407で、その懸賞通知画面の表
示を行う。この画面の一例を図18に示す。図18に示
されるように、懸賞通知画面56は、お客様番号50
と、懸賞52と、引き換えたかどうかを確認するための
ボタンである引き換え確認ボタン54が表示される画面
となっている。
【0063】このような画面の表示とともに、賞品の引
き渡しを終えると、次に、懸賞サービス窓口端末14
は、懸賞DB24の当選者テーブル44の引き換えサイ
ンを更新する。そして、懸賞サービス窓口端末14は、
ステップS409で懸賞引き換え完了画面を表示し、懸
賞サービス窓口に関する処理は、終了する。
【0064】このように、顧客に来店させて懸賞を行う
ため、DMを受け取った顧客の中でも、来店して商品を
購入した顧客のみが懸賞の対象となることより、懸賞の
効果が損なわれることがない。これは、従来のように、
DMに同封された割引商品券、スクラッチ商品券等の懸
賞方法では、DMを受け取った顧客は、来店しなくても
懸賞に当たったか、外れたかがわかるので、外れた顧客
にとっては、懸賞による来店の魅力がなく来店しないこ
とがあったが、この懸賞サービスにより、来店する顧客
を増やすことが可能となる。
【0065】また、個々のDMの懸賞実施結果を登録し
ておくため、同じDMが再提示されても、懸賞処理をす
るか否かをチェックすることが可能となり、重複を防ぐ
ために従来行われてきたDMの回収作業が必要なく、顧
客に対しては懸賞の公正さが保たれるとともに、レジ担
当者は、作業負荷を減らすことが可能となる。
【0066】さらに、懸賞を実施するその時点で、懸賞
当選者が決定するので、来店した顧客だけに懸賞当選の
可能性を有し、来店しない顧客への無駄な当たりを考慮
する必要がなくなる。
【0067】また、DMを受け取った顧客が、来店したか
どうかわかるので、これまで、DMによる宣伝が有効でな
い顧客を特定できる。したがって、今後のDM受け取者を
選定することができ、無駄なDMを減らすことができるの
で、DMをより効果的に行うことができる。
【0068】さらに、DMを受け取った顧客が来店して、
宣伝した商品を購入したか、または、別の商品を購入し
たかわかることで、顧客の興味がDMで宣伝した商品かど
うかわかるので、今後のDMに掲載する商品や企画に参考
となる。
【0069】そして、取得した情報をもとに、顧客の趣
味、嗜好、商品購入パターンを予測して、よく購入する
商品について、今後も継続して利用してもらうための、
さらなる販促を実施できる。逆に、あまり利用されない
商品は、なぜ利用してもらえないかを調査分析する材料
となる。
【0070】以上のように継続して情報を取得していく
ことで、顧客の趣味、嗜好がわかってくるので、取得回
数を増すごとに、より効率の良い販促方法を検討でき
る。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、顧客に配られた配
布物を用いた拡販支援方法、拡販支援装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における拡販支援システム
の全体構成図である。
【図2】コンピュータシステムのハードウェアブロック
図である。
【図3】拡販支援システムの処理を示すフローチャート
である。
【図4】バーコードを示す図である。
【図5】顧客識別コードを示す図である。
【図6】DM顧客処理を示すフローチャートである。
【図7】DM顧客DBを示す図である。
【図8】懸賞基本DBを示す図である。
【図9】基本当選率DBを示す図である。
【図10】時間帯当選倍率DBと特定日当選倍率DBを
示す図である。
【図11】売上金額別当選倍率DBを示す図である。
【図12】商品別当選倍率DBを示す図である。
【図13】賞品テーブルを示す図である。
【図14】当選者テーブルを示す図である。
【図15】懸賞決定処理を示すフローチャートである。
【図16】当たりテーブルを示す図である。
【図17】懸賞窓口処理を示すフローチャートである。
【図18】懸賞通知画面を示す図である。
【符号の説明】
10…ストアーコントローラー 12、12a、12n…POS端末 14…懸賞サービス窓口端末 16…LAN 18…商品マスタ 20…売上マスタ 21…表示装置 22…DM顧客DB 23…ドライブ装置 24…懸賞DB 25…演算処理装置 26…インターフェース装置 27…記録媒体 28…入力装置 29…補助記憶装置 30…懸賞基本DB 31…メモリ装置 32…基本当選率DB 34…時間帯当選倍率DB 36…特定日当選倍率DB 38…売上金額別当選倍率DB 40…商品別当選倍率DB 42…賞品テーブル 44…当選者テーブル 46…当たりテーブル 48…表 50…お客様番号 52…懸賞 54…引き換え確認ボタン

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 販売情報の管理を行うコンピュータで、
    懸賞を用いて拡販を支援する拡販支援方法であって、 顧客が購入する商品の情報が入力される商品情報入力段
    階と、 前記顧客に配られた配布物上から読み取られた前記顧客
    に関連する顧客情報が入力される顧客情報入力段階と、 前記顧客に対して前記懸賞を決定する懸賞決定段階とを
    有することを特徴とする拡販支援方法。
  2. 【請求項2】 前記商品情報入力段階で入力された商品
    情報と、前記顧客情報入力段階で入力された前記顧客情
    報とを関連付けて記録することを特徴とする請求項1に
    記載の拡販支援方法。
  3. 【請求項3】 前記顧客情報は、バーコードで表現され
    ていることを特徴とする請求項1に記載の拡販支援方
    法。
  4. 【請求項4】 前記配布物は、ダイレクトメールである
    ことを特徴とする請求項1に記載の拡販支援方法。
  5. 【請求項5】 前記懸賞決定段階は、前記商品情報入力
    段階で得られた商品情報、現在の時刻情報、現在の日付
    情報の何れか1つ以上の情報を用いて決定することを特
    徴とする請求項1に記載の拡販支援方法。
  6. 【請求項6】 販売情報の管理を行うとともに、懸賞を
    用いて拡販を支援する拡販支援装置であって、 顧客が購入する商品の情報が入力される商品情報入力手
    段と、 前記顧客に配られた配布物上から読み取られた前記顧客
    に関連する顧客情報が入力される顧客情報入力手段と、 前記顧客に対して前記懸賞を決定する懸賞決定手段とを
    有することを特徴とする拡販支援装置。
  7. 【請求項7】 コンピュータに、 顧客が購入する商品の情報が入力される商品情報入力手
    順と、 前記顧客に配られた配布物上から読み取られた顧客に関
    連する顧客情報が入力される顧客情報入力手順と、 前記顧客に対して前記懸賞を決定する懸賞決定手順とを
    実行させるための拡販支援プログラム。
  8. 【請求項8】 コンピュータに、 顧客が購入する商品の情報が入力される商品情報入力手
    順と、 前記顧客に配られた配布物上から読み取られた顧客に関
    連する顧客情報が入力される顧客情報入力手順と、 前記顧客に対して前記懸賞を決定する懸賞決定手順とを
    実行させるための拡販支援プログラムを記録したコンピ
    ュータが読み取り可能な記録媒体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014502200A (ja) * 2010-11-30 2014-01-30 マッケンジー、ヌドニー ロッタリーシステム及び方法

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