JP2003288329A - 移動端末及びそのアプリケーション方法 - Google Patents

移動端末及びそのアプリケーション方法

Info

Publication number
JP2003288329A
JP2003288329A JP2002089948A JP2002089948A JP2003288329A JP 2003288329 A JP2003288329 A JP 2003288329A JP 2002089948 A JP2002089948 A JP 2002089948A JP 2002089948 A JP2002089948 A JP 2002089948A JP 2003288329 A JP2003288329 A JP 2003288329A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
application
mobile terminal
operation type
priority
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002089948A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Kataoka
好広 片岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2002089948A priority Critical patent/JP2003288329A/ja
Publication of JP2003288329A publication Critical patent/JP2003288329A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】予め登録したアプリケーションに関する設定情
報を変更することなく、ユーザの所望する動作モードに
合わせた前記アプリケーションの動作内容を実現できる
ようにして、利便性を向上できる移動端末を提供するこ
とにある。 【解決手段】制御部27は、アプリケーション部28に
登録されたアドレス帳アプリケーションを実行して、表
示装置21の画面上にユーザが設定した動作タイプに応
じたアドレス情報のみを表示する。制御部27は、ユー
ザが設定した動作タイプに関連するアドレス帳の属性情
報に対する優先度を設定することにより、優先度の高い
アドレス情報のみを表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的には携帯型
または移動型の通信端末や情報端末である移動端末に関
し、特に、各種の情報アプリケーションの利用可能な移
動端末に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話やPDA(情報端末)等
を代表とする移動端末では、無線通信機能だけでなく、
各種の情報アプリケーションを利用する情報処理機能を
備えたものが開発されている。移動端末は、携帯型また
は移動型の通信端末や情報端末に相当する装置である。
情報アプリケーションとは、ユーザが利用できる有用な
アプリケーションを実現するアプリケーション・ソフト
ウェアであり、具体例としてはアドレス帳を管理するア
ドレス帳アプリケーションなどがある。
【0003】ところで、従来の移動端末では、端末本体
内に実装(内部メモリ等に格納)されるアプリケーショ
ンの設定情報などは、当該本体内で設定されるだけで、
外部である他の端末に転送又はコピーして使用されるこ
とは想定されていない。但し、パーソナルコンピュータ
の専用ツール(ソフトウェア)を利用して、例えばアド
レス帳データなどを、移動端末に転送またはコピーする
ことは可能である。しかし、移動端末において、ユーザ
の所望する動作モードで、当該アドレス帳データの表示
内容を可変するようなことはできない。このようなこと
を実現するためには、表示内容に応じた情報毎に、パー
ソナルコンピュータの専用ツールを利用して移動端末内
に登録する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、次世代移動体通
信分野(主として携帯電話)においては、ユーザID
(ユーザ認証用情報)を有する外部記憶メディア(メモ
リカードの一種)を着脱可能に装着できる移動端末が開
発又は提案されている。外部記憶メディアには、前述し
た各種のアプリケーションに関連する情報が格納され
る。移動端末は、当該メディアが装着されると、アプリ
ケーションに関連する情報を取り込み、例えばアドレス
帳アプリケーションを機能させる。
【0005】このような方式の移動端末であれば、例え
ばユーザは、利用目的に応じた外部記憶メディアを用意
し、当該メディアを装着させることで所望のアプリケー
ションを動作させることが可能となる。また、ユーザ
は、1つのキャリア(通信業者)との契約で、複数種の
移動端末を所有して、利用目的に応じてこれらを使い分
けることも可能である。
【0006】しかしながら、前述したように、移動端末
では、その内部に予め登録された各アプリケーションに
関連する動作(表示など)の設定情報を外部に取り出す
ことは不可能である。パーソナルコンピュータの専用ツ
ールを利用して、当該設定情報を移動端末の内部に登録
(コピー)することは可能であるが、この場合でも、ユ
ーザの所望する移動端末の動作モードに合わせて、アプ
リケーションの動作内容であるアプリケーション情報の
表示内容や表示形態などを可変することはできない。こ
れを実現するためには、前述したように、パーソナルコ
ンピュータの専用ツールを利用して、設定情報を加工し
た後に、移動端末内に登録する必要があるため、実用上
では問題がある。
【0007】そこで、本発明の目的は、予め登録したア
プリケーションに関する設定情報を変更することなく、
ユーザの所望する動作モードに合わせた前記アプリケー
ションの動作内容を実現できるようにして、利便性を向
上できる移動端末を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の観点は、例えば
携帯電話やPDAなどの移動端末において、情報アプリ
ケーションに関連する当該移動端末の動作モードに対応
する動作タイプを可変的に設定する機能を有し、情報ア
プリケーションの設定情報に基づいて当該動作タイプに
対応する情報アプリケーションの動作内容を実現するよ
うに構成された移動端末に関する。
【0009】本発明の観点に従った移動端末は、所定の
情報アプリケーションを実行する機能を有する移動端末
であって、前記情報アプリケーションに関連し、予め用
意された複数種の利用形態に対応する各動作タイプから
任意の動作タイプを設定する動作タイプ設定手段と、前
記情報アプリケーションの動作内容に関連する設定情報
に対応付けて、前記各動作タイプ毎の優先度情報を有す
る優先度情報テーブルを登録するための登録手段と、前
記情報アプリケーションの起動時に、前記優先度情報テ
ーブルを参照し、前記動作タイプ設定手段により設定さ
れた動作タイプに対応する優先度情報に基づいて設定情
報を選択し、当該設定情報に応じた前記情報アプリケー
ションの動作内容を決定するアプリケーション実行手段
とを備えたものである。
【0010】このような構成であれば、情報アプリケー
ション毎に設定される設定情報を変更することなく、ユ
ーザの所望する動作モード(動作タイプ)に合わせた情
報アプリケーションの動作内容を実現できる。換言すれ
ば、ユーザの所望する動作モード(動作タイプ)に応じ
て、情報アプリケーションの動作内容(表示内容等を含
む)を、設定情報の加工などを要することなく変更でき
る。
【0011】具体的には、例えばアドレス帳アプリケー
ション機能を有する移動端末において、所定の動作タイ
プの中でユーザの所望する動作タイプ(例えばプライベ
ート)と、当該アプリケーションの設定情報に含まれる
属性情報(例えば友人や会社などの分類情報)とを関連
付けた優先度情報テーブルを登録する。この優先度情報
テーブルでは、当該属性情報毎に、動作タイプの優先順
位を示す優先度情報が設定される。例えばアドレス帳の
属性情報である「友人」の分類項目には、ユーザが設定
した「プライベート」の動作タイプが第1優先順位とし
て設定される。移動端末は、アドレス帳アプリケーショ
ンの起動時に、設定された動作タイプと、優先度情報テ
ーブルとを参照し、ユーザの所望する動作タイプに合わ
せたアドレス帳データ(アドレスリスト)を作成し、画
面上に表示するように動作する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して、本発明の実
施の形態を説明する。
【0013】(移動端末の構成)図1は、本実施形態に
関する移動端末の要部を示すブロック図である。同実施
形態では、移動端末として、例えばアドレス帳アプリケ
ーションなどの情報アプリケーションを実行する機能を
備えた携帯電話を想定する。
【0014】当該移動端末の本体1は、無線部(RF
部)10と、公衆用アンテナ11と、無線通信制御部1
2と、回線制御部13とを有する。無線部10は、公衆
用アンテナ11を介して公衆基地局との間で無線データ
の送受信を行なう。無線通信制御部12は、無線部10
からの無線データのプロトコル変換や制御チャネルの管
理等を実行し、回線制御部13へのメッセージの中継を
行なう。
【0015】更に、本体1は、キー管理部14と、鳴音
管理16と、LED管理部18と、表示管理部20と、
外部インターフェース(I/F)部23と、端末制御部
26と、メイン制御部27と、アプリケーション部28
とを有する。
【0016】キー管理部14は、本体1に組み込まれた
キー装置15からのキー入力信号を解析し、端末制御部
26に入力メッセージとして通知する。鳴音管理部16
は、マイクやスピーカ等の音声装置17に対する音声信
号の入出力処理を実行する。LED管理部18は、各種
の表示を行なうためのLED(発光ダイオード素子)1
9の点灯/消灯の制御を実行する。表示管理部20は、
カメラ22からの入力信号処理や、制御部27からの指
示に基づいて各アプリケーションの動作に関連する表示
内容を表示装置(LCD)21に表示する処理を実行す
る。
【0017】外部IF部23は、交換可能な外部記憶メ
ディア24や、パーソナルコンピュータまたはカーキッ
ト等の外部情報機器25とのデータ送受信を行なうため
のインターフェースである。外部記憶メディア(以下単
に記憶メディアと略す)24は、一種のメモリカードで
あり、アプリケーションの動作に必要な情報(設定情
報)、ユーザIDや端末ID等の識別情報、及びアプリ
ケーションの記録データ等を保存する。外部IF部23
は、記憶メディア24や外部情報機器25との接続の有
無を検知したり、それらから受信した情報を端末制御部
26へメッセージとして通知する処理を実行する。ま
た、外部IF部23は、制御部27からの指示に基づい
て、それらの各種設定や初期化等の処理を実行する。
【0018】端末制御部26は、前記各管理部14,1
6,18,20からの通知情報を受信し、本体1内の各
種のリソースを管理する。また、端末制御部26は、メ
イン制御部27に対してメッセージ中継処理を実行す
る。更に、端末制御部26は、メイン制御部27からの
指示に基づいて、前記各管理部14,16,18,20
の管理下にある各装置に対しての処理を要求する。
【0019】メイン制御部(単に制御部と表記する場合
がある)27は、回線制御部13、端末制御部26及び
アプリケーション部28と連絡し、かつメインメモリで
あるデータ記憶部29を管理する。制御部27は、アプ
リケーション部28に登録された各種の情報アプリケー
ションの動作を制御する。このとき、制御部27は、デ
ータ記憶部29内に記憶された各アプリケーション毎の
登録設定情報、回線制御部13や端末制御部26からの
要求メッセージ、あるいはアプリケーション間の通信メ
ッセージに基づいた交換処理を含むアプリケーションの
動作制御を実行する。更に、制御部27は、端末制御部
26を介して、鳴音管理部16、LED管理部18、及
び表示管理部20と連絡し、当該アプリケーション動作
の制御を実行する。また、制御部27はは、後述するよ
うに、アプリケーションの起動時には、端末制御部26
を介して、記憶メディア24からの各種の情報を取得し
たり、終了時には動作中に更新された各種情報をデータ
記憶部29から記憶メディア24へ登録するような処理
も実行する。
【0020】(メイン制御部27の構成)図2は、メイ
ン制御部27の構成を示すブロック図である。
【0021】制御部27は、通信管理部270と、分析
処理部271と、リソース管理部272と、データ処理
部273と、アプリケーション管理部274とを有す
る。
【0022】通信管理部270は、回線制御部31間と
で通信メッセージの交換を行なう。リソース管理部27
2は、端末制御部33からのキー入力メッセージを分析
処理部35へ中継したり、アプリケーションの制御する
画面、鳴音、LED、カメラ等の各リソース管理を実行
する。
【0023】アプリケーション管理部274は、アプリ
ケーション部28の各アプリケーション38が管理する
情報や、分析処理部271からの指示に基づいてアプリ
ケーションの動作切替等を実行する。データ処理部27
3は、アプリケーションが動作した結果の情報をデータ
記憶部29に登録したり、または参照する。分析処理部
271は、動作中のアプリケーションを制御するために
必要な情報分析処理を実行する。具体的には、分析処理
部271は、通信管理部207、リソース管理部27
2、アプリケーション管理部274、及びデータ処理部
273間でメッセージを交換し、その内容を分析し処理
を決定する。
【0024】(情報アプリケーションの動作)以上のよ
うな図1と図2に示す移動端末において、図3から図1
1を参照して、同実施形態に関する情報アプリケーショ
ンの動作を説明する。同実施形態では、具体例として、
移動端末のアプリケーション部28に予め登録されたア
ドレス帳アプリケーションを実行する場合を想定する。
【0025】図3は、アプリケーションの利用目的に対
応する用途種別として動作タイプ(動作モード)を想定
し、各移動端末毎に当該動作タイプを設定した場合を想
定する。即ち、各移動端末には、内部情報として、動作
タイプ(Type−A〜Type−D)が設定されてい
る。ここで、移動端末内に設定されている動作タイプ
を、便宜的に端末タイプと呼ぶ場合がある。
【0026】具体的には、図3(A)に示す移動端末
(端末A)は、端末タイプとして、プライベート(Pr
ivate)を意味する動作タイプ(Type−A)が
設定されている。同様に、同図(B)に示す移動端末
(端末B)は、端末タイプとして、ビジネス(Busi
ness)を意味する動作タイプ(Type−B)が設
定されている。また、同図(C)に示す移動端末(端末
C)は、端末タイプとして、家庭(Family)を意
味する動作タイプ(Type−C)が設定されている。
更に、図示しないが、端末タイプとして、一般(Nor
mal)を意味する動作タイプ(Type−D)も用意
されている。これらの端末タイプは、後述するように、
登録設定メニュ(アプリケーションの一種)を起動し
て、ユーザが任意に登録することができる。
【0027】以下図4及び図5のフローチャートを参照
して、動作タイプの登録処理を説明する。
【0028】制御部27は、ユーザが操作するキー装置
15からの入力指示に応じて、アプリケーション部28
に登録されているアプリケーションを起動して、登録設
定メニュを表示する(ステップS4)。
【0029】このとき、制御部27は、正当なユーザ以
外により容易に変更ができないようにするため、ユーザ
に対して予め設定されているユーザIDとパスワードの
入力を要求する(ステップS1)。制御部27は、デー
タ記憶部29に予め格納されている内部データと、ユー
ザにより入力されたデータとを比較する認証処理を実行
する(ステップS2)。この認証処理により、両者が一
致して正当なユーザであると認証されると、制御部27
は、登録設定メニュの表示処理に移行する(ステップS
3のYES)。
【0030】登録設定メニュでは、例えば図4に示すよ
うな動作タイプ(A〜D)と、各タイプに対応する利用
目的(プライベート,ビジネス,家庭,一般)とが表示
される。ここで、登録方法としては、ユーザが当該メニ
ュから利用目的に対応する動作タイプを選択してもよい
し、またはユーザ自身が想定した種別を自由に登録する
方法でもよい。同実施形態では、ユーザ自身が想定した
移動端末の端末タイプ(ここではTypeAとする)を
設定することを想定する(ステップS5)。
【0031】制御部27は、記憶メディア24から動作
タイプ設定情報テーブルを読出して参照し、ユーザによ
り設定された登録タイプが新規登録か否かを判定する
(ステップS6,S7)。即ち、制御部27は、図8に
示すような動作タイプ設定情報テーブルに登録されてい
る動作タイプ(端末タイプ)と、ユーザが要求する動作
タイプ(ここでは端末タイプA)とを比較する。当該テ
ーブルに登録されていなければ、制御部27は、新規登
録としてユーザが設定した動作タイプ(A)を、端末I
Dと共に動作タイプ設定情報テーブルに登録する(ステ
ップS7のYES,S8)。一方、既に登録されている
場合には、ユーザに対して情報の更新を行うか否かを確
認する(ステップS7のNO,S9)。ユーザから更新
の指示があれば、制御部27は、動作タイプ設定情報テ
ーブルを更新して記憶メディア24に再登録する(ステ
ップS10)。
【0032】以上のようにして、移動端末(Aとする)
では、装着された記憶メディア24に保存されている動
作タイプ設定情報テーブルに、ユーザが選択した動作タ
イプが新規に登録されたり、または既に登録されている
端末タイプが維持される。当然ながら、当該登録設定処
理は、移動端末(B),(C)に対しても同様に行なう
ことが可能であり、登録毎に端末IDが異なれば動作タ
イプ設定情報テーブルに新規登録されることになる。
【0033】次に、図6のフローチャートを参照して、
移動端末を起動して、同実施形態のアドレス帳アプリケ
ーションを機能させるための準備動作について説明す
る。
【0034】ユーザが移動端末(A)の電源を投入して
起動させると、制御部27は、端末システムの初期化処
理を実行する(ステップS11)。更に、制御部27
は、端末制御部26及び外部インターフェース部23を
介して、記憶メディア24の実装を確認する(ステップ
S12)。同実施形態では、当該記憶メディア24は、
アプリケーションの起動に不可欠な要素である。従っ
て、実装されていない場合には、制御部27は、起動不
可としてエラー表示を行なう(ステップS13のNO,
S20)。
【0035】当該記憶メディア24が実装されているこ
とを想定し、制御部27は、当該記憶メディア24から
動作タイプ設定情報テーブル(図8を参照)から端末ID
を取得する(ステップS14)。制御部27は、当該テ
ーブルに登録された端末IDと、端末内部(データ記憶
部29)に設定されている端末IDとを照合する(ステ
ップS15)。制御部27は、一致する端末IDが存在
する場合には、動作タイプ設定情報テーブルから当該端
末IDに対応する動作タイプ(ここではA)を有効情報
として取得し、データ処理部273を介してデータ記憶
部29に端末タイプとして設定する(ステップS16の
YES,S17)。一方、当該テーブルに一致する端末
IDが存在しない場合には、制御部27は、デフォルト
設定の動作タイプ(この場合でもA)を有効にする(ス
テップS16のNO,S18)。
【0036】更に、制御部27は、アドレス帳アプリケ
ーションの動作に必要な情報を記憶メディア24から取
得し、データ記憶部29に設定する(ステップS1
9)。当該情報には、図9に示す優先度情報テーブルな
どが含まれる。以上のようにして、本移動端末は、動作
タイプとして、Type−A(プライベート)が有効と
なる。
【0037】(アドレス帳アプリケーションの動作)以
下、図7のフローチャートを参照して、アドレス帳アプ
リケーションの動作を説明する。
【0038】ここで、前述したように、記憶メディア2
4には、図9に示すような優先度情報テーブルが格納さ
れており、移動端末の起動時に本体1内のデータ記憶部
29に転送される。制御部27は、アプリケーション部
28に登録されているアドレス帳アプリケーションを実
行することにより、優先度情報テーブル以外に、図10
に示すようなアドレス帳データを作成して記憶メディア
24に登録する。なお、優先度情報テーブルは、アドレ
ス帳データに基づいて作成された後に、データ記憶部2
9に登録されてよい。このような前提において、アドレ
ス帳アプリケーション(以下単にアプリケーションと呼
ぶ)を主体として説明する。
【0039】アドレス帳データは、図10に示すよう
に、登録項目として「名前」、「読み」、「分類」10
0、「固定電話番号」101、「携帯電話又はPHS番
号」102、及び「メールアドレス」を含む。「分類」
100とは、同実施形態の利用目的に対応する動作タイ
プ(A〜C)に関連する属性情報に相当する。即ち、
「分類」100項目において、例えば「会社同僚」は、
利用目的「ビジネス」に対応する動作タイプ(B)と関
連付けられる。同様に、例えば「家族」は、利用目的
「家庭」に対応する動作タイプ(C)と関連付けられ
る。更に、例えば「友人」または「大学友人」は、利用
目的「プライベート」に対応する動作タイプ(A)と関
連付けられる。
【0040】一方、優先度情報テーブルは、図9に示す
ように、アドレス帳データの「分類」項目(属性情報)
に対応付けして、各動作タイプ(A〜D)毎に優先順位
を規定した優先度情報を有する。なお、同実施形態で
は、動作タイプ(A〜C)に関連する属性情報の一例と
して、アドレス帳の「分類」項目が使用されている。
【0041】アプリケーションは、起動すると、記憶メ
ディア24からアドレス帳データを読出して、端末本体
1内のデータ記憶部29に転送する(ステップS2
1)。更に、アプリケーションは、移動端末の起動時に
設定された動作タイプ(端末タイプA)を使用して、図
9に示す優先度情報テーブルを参照する(ステップS2
2,S23)。
【0042】アプリケーションは、データ処理部273
を介して、登録優先順位の高い方から順に属性情報のソ
ート処理を実行する(ステップS24)。同実施形態で
は、図9に示すように、動作タイプAとしては、属性情
報の「分類」項目の「友人」又は「大学友人」が優先度
1位として選択されることになる。次に、動作タイプA
としては、優先度2位に登録された「会社同僚」が選択
されて、以下優先順位の低いほうへ向かって順にソート
される(ステップS25)。そして、アプリケーション
は、属性情報の抽出処理が完了したら、抽出された属性
情報に基づいてアドレス帳データの「分類」項目をキー
情報として、各属性情報毎にメンバーを抽出してリスト
を作成する(ステップS26,S27)。
【0043】以上のようにしてアプリケーションは、図
11(A)に示すように、動作タイプAとしては、優先
度1位と2位である属性情報「友人」、「大学友人」、
「会社同僚」のみを選択する。そして、アプリケーショ
ンは、これらの属性情報である「分類」項目に対応する
「友人」、「大学友人」、「会社同僚」に対応するアド
レス情報を、図10に示すアドレス帳データから抽出し
て作成したリストを、表示装置(LCD)21の画面上
に表示する(ステップS28)。
【0044】なお、ユーザが利用目的(ビジネス)に応
じた動作タイプ(B)を設定した場合には、図11
(B)に示すように、優先度1位である属性情報「会社
同僚」、「会社上司」、「客先」、及び優先度2位であ
る属性情報「家族」に対応するアドレス情報のみが表示
される。同様に、ユーザが利用目的(家庭)に応じた動
作タイプ(C)を設定した場合には、図11(C)に示
すように、優先度1位である属性情報「家族」、及び優
先度2位である属性情報「友人」、「大学友人」に対応
するアドレス情報のみが表示される。
【0045】要するに、同実施形態によれば、移動端末
の動作タイプとしてType−Aを設定した場合には、
アドレス帳データから属性情報として「分類」項目とし
て登録された「友人」、「大学友人」、「会社同僚」に
対応するアドレス情報のみが表示対象とすることが可能
となる。即ち、ユーザが想定した移動端末の利用目的
(ここではプライベート)に応じたアプリケーション情
報(アドレス帳データ)のみを表示内容とすることがで
きる。換言すれば、他に「家族」、「会社上司」、「客
先」などの分類で、アドレス帳データに登録されている
場合でも、それらのアドレス情報については表示させな
いことが可能となる。
【0046】従って、当該アプリケーションを利用し
て、ユーザが移動端末を使用して電話をかけたり、電子
メールを送信するときに、使用頻度の高いアドレス情報
のみを表示できるため、操作性を向上させることができ
る。また、例えば他人に本移動端末を貸した場合など
に、アドレス帳データに登録されているアドレス情報の
中で、他人に見られては困る情報の表示を禁止して未然
に保護できる一種のセキュリティ機能を実現できる。
【0047】なお、同実施形態では、移動端末の動作タ
イプに応じたアドレス帳アプリケーション動作時の表示
内容について述べたが、これに限らず、例えば音声着信
音の設定、待受け表示画像等のアプリケーションの場合
にも適用できる。具体的には、前者のアプリケーション
では、タイプAとして、「ポップス」、タイプBとして
「クラッシック」、タイプCとして「フォーク」等を対
応付けすれば、当該動作タイプの設定に応じた着信音を
選択できる。同様に、後者のアプリケーションでは、タ
イプAとして、「熱帯魚」、タイプBとして「東京タワ
ー」、タイプCとして「富士山」等を対応付けすれば、
当該動作タイプの設定に応じた待受け表示画像を選択で
きる。また、アドレス帳アプリケーションの場合でも、
各個人情報の表示項目として、タイプAの場合は、「自
宅住所」、「自宅電話番号」、「ニックネーム」等の項
目を対応付けしてもよい。タイプBの場合は、「会社住
所」、「会社電話番号」、「役職」等の項目を対応付け
してもよい。タイプCの場合は、「家族氏名」、「自宅
電話番号」等の項目を対応付けしてもよい。
【0048】さらに、アドレス帳の相手先情報として、
前記の用途種別と一意に対応する識別情報を登録してお
けば、例えば、電話帳検索の際には、その時の動作モー
ドでの検索データベースに変換して検索処理を行うこと
ができる。また、従来の例えば「マナーモード」の動作
にみられるようなアプリケーション単位の動作切替では
なく、使用目的に応じてユーザに提供されるサービス
を、統括的に管理することが可能となる。具体例とし
て、従来では、ユーザは現在の着信モードをLCD表示
内の動作マークにより確認していたが、待受け表示を例
えば「熱帯魚」に設定すれば、容易にタイプAに対応す
るプライベートモードが設定されていることを容易に認
識できる。更に、例えば、週末にプライベートモードに
設定することにより、ビジネスモードでの着信サービス
に対しては、自動的に留守モードとして動作するような
管理も可能となる。
【0049】更に、同実施形態では、移動端末として携
帯電話を想定したが、これに限らず、PDA等のモバイ
ル情報端末にも適用できる。また、必ずしも無線通信機
能が必須要件ではない。
【0050】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、例
えばアドレス帳アプリケーション等の情報アプリケーシ
ョン機能を有する移動端末において、予め登録したアプ
リケーションに関する設定情報を変更することなく、ユ
ーザの所望する動作モード(動作タイプ)に合わせたア
プリケーションの動作内容を実現できるようにして、利
便性を向上できる移動端末を提供することができる。換
言すれば、ユーザの所望する動作モード(動作タイプ)
に応じて、情報アプリケーションの動作内容を設定情報
の加工などを要することなく変更できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に関する移動端末の要部を示
すブロック図。
【図2】同実施形態に関する移動端末のメイン制御部の
構成を示すブロック図。
【図3】同実施形態に関するタイプ別の移動端末の外観
を示す図。
【図4】同実施形態に関する登録設定メニュの一部を示
す図。
【図5】同実施形態に関する動作タイプの登録設定処理
の手順を説明するためのフローチャート。
【図6】同実施形態に関する移動端末の起動時の動作手
順を説明するためのフローチャート。
【図7】同実施形態に関するアドレス帳アプリケーショ
ンの動作手順を説明するためのフローチャート。
【図8】同実施形態に関する動作タイプ設定情報テーブ
ルの一例を示す図。
【図9】同実施形態に関する優先度情報テーブルの一例
を示す図。
【図10】同実施形態に関するアドレス帳データの一例
を示す図。
【図11】同実施形態に関するアドレス帳アプリケーシ
ョンによる表示内容を説明するための図。
【符号の説明】
1…移動端末本体 10…無線部(RF部) 11…アンテナ 12…無線通信制御部 13…回線制御部 14…キー管理部 15…キー装置 16…鳴音管理 17…音声装置 18…LED管理部 19…LED 20…表示管理部 21…表示装置(LCD) 22…カメラ 23…外部インターフェース(I/F)部 24…外部記憶メディア 25…外部情報機器 26…端末制御部 27…メイン制御部 28…アプリケーション部 29…データ記憶部 270…通信管理部 271…分析処理部 272…リソース管理部 273…データ処理部 274…アプリケーション管理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B019 BC04 FA04 HF07 KA01 KA10 5B076 AB17 AB20 5K027 AA11 BB01 FF22 HH26 5K067 AA34 BB04 BB21 DD27 DD51 EE02 EE16 FF02 FF23 FF31 KK13

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の情報アプリケーションを実行する
    機能を有する移動端末であって、 前記情報アプリケーションに関連し、予め用意された複
    数種の利用形態に対応する各動作タイプから任意の動作
    タイプを設定する動作タイプ設定手段と、 前記情報アプリケーションの動作内容に関連する設定情
    報に対応付けて、前記各動作タイプ毎の優先度情報を有
    する優先度情報テーブルを登録するための登録手段と、 前記情報アプリケーションの起動時に、前記優先度情報
    テーブルを参照し、前記動作タイプ設定手段により設定
    された動作タイプに対応する優先度情報に基づいて前記
    設定情報に関連する情報アプリケーションの動作内容を
    選択的に設定するアプリケーション手段とを具備したこ
    とを特徴とする移動端末。
  2. 【請求項2】 前記アプリケーション手段は、起動時に
    前記動作タイプ設定手段により設定された動作タイプに
    応じて、前記情報アプリケーションの動作により設定さ
    れる表示内容を設定するように構成されていることを特
    徴とする請求項1に記載の移動端末。
  3. 【請求項3】 前記優先度情報テーブルまた前記設定情
    報を保存し、前記移動端末に対して着脱可能な外部記憶
    手段を有し、前記アプリケーション手段は、起動時に当
    該外部記憶手段から取得した前記優先度情報テーブルま
    た前記設定情報を使用して、前記情報アプリケーション
    の動作を実行するように構成されていることを特徴とす
    る請求項1に記載の移動端末。
  4. 【請求項4】 前記設定情報には、前記情報アプリケー
    ションの動作内容に対応する前記各動作タイプに関連す
    る属性情報が含まれており、 前記登録手段は、当該属性情報に対応付けして、前記各
    動作タイプ毎に優先順位を規定した優先度情報を有する
    優先度情報テーブルを登録するように構成されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の移動端末。
  5. 【請求項5】 所定の情報アプリケーションを実行する
    機能を有する移動端末に適用するアプリケーション方法
    であって、 前記情報アプリケーションに関連し、予め用意された複
    数種の利用形態に対応する各動作タイプから任意の動作
    タイプを設定するステップと、 前記情報アプリケーションの動作内容に関連する設定情
    報に対応付けて、前記各動作タイプ毎の優先度情報を有
    する優先度情報テーブルを取得するステップと、 前記情報アプリケーションの起動時に、前記優先度情報
    テーブルを参照し、前記動作タイプ設定手段により設定
    された動作タイプに対応する優先度情報に基づいて前記
    設定情報に関連する情報アプリケーションの動作内容を
    選択的に設定するステップとを有する処理を実行するこ
    とを特徴とするアプリケーション方法。
  6. 【請求項6】 アドレス帳アプリケーションを実行する
    機能を有する移動端末に適用するアプリケーション方法
    であって、 前記アドレス帳アプリケーションの複数種の利用形態に
    対応する各動作タイプから任意の動作タイプを設定する
    ステップと、 前記アドレス帳アプリケーションでの表示内容に関連す
    るアドレス帳データに含まれる属性情報に対応付けて、
    前記各動作タイプ毎の優先度情報を有する優先度情報テ
    ーブルを取得するステップと、 前記アドレス帳アプリケーションの起動時に、前記優先
    度情報テーブルを参照し、前記動作タイプ設定手段によ
    り設定された動作タイプに対応する優先度情報に基づい
    て、前記アドレス帳データの中で優先度の高い属性情報
    に対応するアドレス情報のみからなる表示内容を作成す
    るステップとを有する処理を実行することを特徴とする
    アプリケーション方法。
JP2002089948A 2002-03-27 2002-03-27 移動端末及びそのアプリケーション方法 Pending JP2003288329A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002089948A JP2003288329A (ja) 2002-03-27 2002-03-27 移動端末及びそのアプリケーション方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002089948A JP2003288329A (ja) 2002-03-27 2002-03-27 移動端末及びそのアプリケーション方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003288329A true JP2003288329A (ja) 2003-10-10

Family

ID=29235370

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002089948A Pending JP2003288329A (ja) 2002-03-27 2002-03-27 移動端末及びそのアプリケーション方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003288329A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006011343A1 (ja) * 2004-07-28 2006-02-02 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 競合解決装置
JP2006119946A (ja) * 2004-10-22 2006-05-11 Dainippon Printing Co Ltd Icカード処理システム
JP2012039544A (ja) * 2010-08-11 2012-02-23 Kyocera Corp 携帯端末、未通知情報表示制御プログラムおよび未通知情報表示制御方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006011343A1 (ja) * 2004-07-28 2006-02-02 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 競合解決装置
JPWO2006011343A1 (ja) * 2004-07-28 2008-05-01 松下電器産業株式会社 競合解決装置
JP2006119946A (ja) * 2004-10-22 2006-05-11 Dainippon Printing Co Ltd Icカード処理システム
JP2012039544A (ja) * 2010-08-11 2012-02-23 Kyocera Corp 携帯端末、未通知情報表示制御プログラムおよび未通知情報表示制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101292232B (zh) 存在指示性终端设备和存在管理系统
US7299032B2 (en) Communication terminal and program
CN101461221A (zh) 使用联系人信息得到改善的短距离连接可用性
KR20160121375A (ko) 착신 통지 방법 및 장치, 프로그램 및 기록매체
JP2002369260A (ja) モバイル端末におけるイベントの着信を通知する方法、および前記方法を実施するためのモバイル端末
US20140094158A1 (en) Terminal apparatus and method for changing setting thereof
JP2006217081A (ja) 電話機及び発着信履歴プログラム
JP2003116175A (ja) 発呼通知制御装置
CN101521702A (zh) 多媒体个性化呼叫方法及通信终端
JP5078152B2 (ja) 通信端末装置、その制御方法、及びコンピュータプログラム
JP5594087B2 (ja) 画像表示装置及びプログラム
JP2003288329A (ja) 移動端末及びそのアプリケーション方法
JP2000013866A (ja) 通信システム、情報機器、データ通信方法、及びデータ受信方法
JP2017059862A (ja) 通信装置、着信出力方法、及びプログラム
JP3676990B2 (ja) スケジュール通知方法およびスケジュール管理端末装置、並びに、スケジュール受信端末装置
JP2002094612A (ja) 携帯電話機
KR102324391B1 (ko) 발신자 단말기의 등록전화번호정보를 사용해 ip 폰에서 전화 연결하는 시스템 및 방법
US9565539B2 (en) Electronic device and call transfer control method
JP4962866B2 (ja) 通信端末装置及びプログラム
JP6269772B2 (ja) 情報出力装置及びプログラム
JP2009044493A (ja) 携帯通信端末装置及びプログラム
JP2007208916A (ja) 通信端末装置
JP2004054374A (ja) 携帯通信端末装置およびそのメール着信制御方式
JP2002244986A (ja) 通信システム、通信端末およびプログラム
JP6024715B2 (ja) 情報出力装置及びプログラム