JP2003287745A - 半透過型液晶表示装置およびその製造方法 - Google Patents
半透過型液晶表示装置およびその製造方法Info
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Abstract
上させた半透過型の液晶表示装置およびその製造方法を
提供することを目的とする。 【解決手段】 透過領域26と反射領域27を有する半
透過型液晶パネル1のカラーフィルタ基板30に形成さ
れた層厚の異なるカラーフィルタ層33の第1層部34
と第2層部35の間に、第1層部34から第2層部35
へ向かって傾斜する第3層部36を設ける。これによっ
て、第1層部34と第2層部35との間で透明電極37
の段切れが生じ難くなり、また配向膜38が溜まり難く
なる。
Description
装置およびその製造方法に関し、さらに詳しくは透過領
域と反射領域とでカラーフィルタ層の厚さを変えた半透
過型液晶表示装置およびその製造方法に関する。
の応用が急速に普及している。特に携帯型のものについ
ては反射型の液晶表示装置が多く用いられている。この
反射型の液晶表示装置は外光を光源として表示を行うた
め、室内などの暗い場所では見えにくくなってしまう。
そこで透過型と反射型の性質を併せ持った半透過型の液
晶表示装置が知られている。
を備えており、画素には透過領域と反射領域が形成され
ている。そして透過領域ではバックライトの光を利用
し、反射領域では外光を利用して表示を行っている。し
かしながら外光を利用する反射領域では、カラーフィル
タ基板のカラーフィルタ層を通過してきた外光がアレイ
基板の反射電極で反射して再度カラーフィルタ層を通過
する。つまりカラーフィルタ層を2回通過することにな
る。これに対してバックライトの光を利用する透過領域
では、アレイ基板の透明電極を通過した光がカラーフィ
ルタ層を通過する。つまりカラーフィルタ層を1回だけ
しか通過しない。したがって透過領域の光は反射領域の
光に比べてどうしても淡い色になってしまい、色の再現
性が悪くなっていた。
を略同じにする必要があり、このような技術としては特
開2000-298271等が知られている。これはカ
ラーフィルタ層の厚さを透過領域と反射領域とで変えて
おり、具体的には透過領域のカラーフィルタ層の厚さ
を、反射領域のカラーフィルタ層の厚さの約2倍にし
て、透過領域と反射領域とで色の再現性を略同じにしよ
うとするものである。
フィルタ層の厚さを透過領域と反射領域とで変えただけ
では、カラーフィルタ層の透過領域と反射領域との境に
段差が生じてしまう。そのためカラーフィルタ層の上に
配向膜を形成する際に、この段差部分に配向膜材料が溜
まってしまい、この配向膜材料が溜まった部分では液晶
分子に印加される電圧が高くなってしまう。したがって
この部分と他の部分とで色の再現性が異なってしまう。
さらにはカラーフィルタ層の上面全体には透明電極を形
成し、その上に配向膜を形成するが、カラーフィルタ層
の透過領域と反射領域との境に生じてしまう段差部分に
おいて、透明電極に切れが発生してしまう。
いては、透過領域と反射領域とのカラーフィルタ層の層
厚の差をドライエッチングにより設けている。したがっ
て透過領域と反射領域との境は略垂直な壁のような段差
になってしまうため、上記問題の発生する可能性が非常
に高くなる。
ものであり、色の再現性をよくし、より一層表示品位を
向上させた半透過型の液晶表示装置およびその製造方法
を提供することを目的とする。
カラーフィルタ基板を備えた液晶パネルの1つの画素が
透過領域と反射領域からなる半透過型液晶表示装置であ
って、前記カラーフィルタ基板は、前記透過領域に位置
し表面が平坦な第1層部と、前記反射領域に位置し表面
が平坦であると共に第1層部よりも薄い第2層部と、前
記第1層部と前記第2層部との間に位置し表面が傾斜し
ている第3層部と、を備えるカラーフィルタ層を有して
いることを特徴とするものである。
部の周りを囲んでおり、前記第2層部は前記第3層部の
周りを囲んでいることを特徴とする半透過型液晶表示装
置である。
の占める割合はだいたい10〜20%であることを特徴
とする半透過型液晶表示装置である。
位置していることを特徴とする半透過型液晶表示装置で
ある。
角度はだいたい30度〜60度であることを特徴とする
半透過型液晶表示装置である。
第2層部の層厚の略2倍であることを特徴とする半透過
型液晶表示装置である。
タ基板を備えた液晶パネルの1つの画素が透過領域と反
射領域からなる半透過型液晶表示装置の製造方法であっ
て、前記カラーフィルタ基板の製造工程には、透明な基
板上のブラックマトリクスにより形成されている開口部
を覆うようにカラーレジストを塗布する工程と、前記カ
ラーレジストに、前記透過領域に位置し表面が平坦な第
1層部と、前記反射領域に位置し表面が平坦であると共
に第1層部よりも薄い第2層部と、前記第1層部と前記
第2層部との間に位置し表面が傾斜している第3層部と
に対応する形状を一度の露光で形成する露光工程と、前
記第1層部と前記第2層部と前記第3層部とを残してカ
ラーレジストを取り除く現像工程と、が含まれているこ
とを特徴とする。
光に用いるフォトマスクにより露光光の光量の調整を行
って前記第1層部と前記第2層部と前記第3層部とに対
応する形状を形成していることを特徴とする半透過型液
晶表示装置の製造方法である。
を通過させる部分と遮断する部分を設けてカラーフィル
タ層を形成していることを特徴とする半透過型液晶表示
装置の製造方法である。
レイ基板10側の平面図であり、図2は半透過型液晶パ
ネル1の断面図を示す。11はガラスなどの透明な絶縁
性を有している第1基板である。第1基板11上にはア
ルミニウムやクロムなどの金属からなる厚さ約2500
Åの複数の走査線12が略等間隔で平行に形成されてい
る。走査線12からはゲート電極13が分かれて伸びて
いる。また走査線12やゲート電極13を覆うようにし
て窒化シリコンや酸化シリコンなどから成るゲート絶縁
膜14が約4000Åの厚さで積層されている。ゲート
電極13の上にはゲート絶縁膜14を介して非晶質シリ
コンや多結晶シリコンなどからなる半導体層15が形成
されている。またゲート絶縁膜14上にはアルミニウム
などの金属からなる厚さ約2500Åの複数の映像線1
6が走査線12と直交するようにして形成されている。
走査線12と映像線16で囲まれた領域が1画素に相当
する。映像線16からはソース電極17が分かれて伸び
ており半導体層15と接続している。また映像線16、
ソース電極17と同一の材料で且つ同時形成されたドレ
イン電極18が設けられており半導体層15と接続して
いる。このゲート電極13、ゲート絶縁膜14、半導体
層15、ソース電極17、ドレイン電極18によってス
イッチング素子となるTFT19が構成され、それぞれ
の画素にこのTFT19が形成される。
うにして有機絶縁物から成る膜厚1.5μm程度の保護
膜20が積層されている。保護膜20にはそれぞれのT
FT19のドレイン電極18に対応する部分にコンタク
トホール21が設けられている。さらに保護膜20には
長方形状の溝部22が設けられている。また保護膜20
の表面には複数の凹凸が設けられている。
素電極23が形成されている。この画素電極23は、I
TOなどの透明電極24を一画素の全体に積層して形成
すると共に、透明電極24の上にアルミニウム、銀など
の反射率の高い金属からなる反射電極25を、溝部22
を除いて一画素の全体に積層して形成している。また画
素電極23は隣接する画素電極23と接しないで、且つ
保護膜20を介して走査線22と映像線16と若干重な
るようにして形成されている。
露出した範囲が透過領域26であり、この透過領域26
においてバックライトからの光が通過する。本実施例に
おいては、透過領域26は長方形状をした領域であり、
一画素の略中央に位置している。また反射電極25が表
面に露出した範囲が反射領域27であり、この反射領域
27において外光が反射される。保護膜20表面に設け
られた凹凸によって反射領域27の表面にも凹凸が形成
されることになり、この凹凸により外光の反射特性が向
上する。1つの画素において透過領域26の占める割合
は大体10〜20%となっている。これはあまり透過領
域26の占める割合が多くなってしまうと反射領域27
を設けて光源に外光を利用する意味がなくなってしまう
からであり、少なすぎると光源としての外光の不足をバ
ックライトの光で補うのには不十分となるからである。
なお本実施例では透明電極24を一画素全体に形成して
いるが、溝部22にだけ透明電極34を形成し、他の部
分については反射電極25だけを形成してもよい。そし
て、総ての画素を覆うようにアレイ基板10側の配向膜
28を形成して半透過型液晶パネル1のアレイ基板10
となる。
ルタ基板30とを貼り合せ、両基板間に液晶29を注入
して半透過型液晶パネル1となる。
を有している第2基板31上に各画素の間を仕切るよう
に形成されたブラックマトリクス32を有している。こ
のブラックマトリクス32は隣接する画素間からの光漏
れを防止する等の理由で設けられており、遮光性に優れ
た材料、たとえば金属クロム等により形成されている。
れた開口を埋めるようにして各画素にはカラーフィルタ
層33が形成されている。カラーフィルタ層33はR
(赤)、G(緑)、B(青)の3色あり、RGB3色は
モザイク配列、ストライプ配列、デルタ配列等に配列さ
れている。各カラーフィルタ層33それぞれには、透過
領域26にだけ位置し表面が平坦な第1層部34と、透
過領域26には位置せず反射領域27に位置し表面が平
坦な第2層部35、そして第1層部34と第2層部35
の間に位置する第3層部36とで構成されている。ま
た、第3層部36は第1層部34の周りを取り囲んでお
り、第2層部35はさらにその第3層部36の周りを取
り囲んで形成されている。
O等の透明電極37が全面を覆うようにして積層されて
いる。本実施例においてはカラーフィルタ層33の上に
アクリル樹脂等の透明樹脂材料からなる保護膜を介さな
いで透明電極37を積層しているので、保護膜を積層す
る工程を省略できると共にコストの削減が図れる。透明
電極37上には、カラーフィルタ基板30側の配向膜3
8が全面を覆うようにして積層されている。この配向膜
38はポリイミド等の配向膜材料からなっており、まず
この配向膜材料を滴下し、スピンナーで拡散させて、硬
化処理を行った後、ラビングによる配向処理が施されて
いる。
さが第2層部35の厚さよりも厚くなっている。これは
バックライトからの光を利用する透過領域26と外光を
利用する反射領域27とでカラーフィルタ層33を通過
した光の色の再現性を略同じにするためである。本実施
例では第1層部34の層厚が第2層部35の層厚の約2
倍となっている。
35にかけてその表面が傾斜している。傾斜の角度は配
向膜38の材料が溜まり過ぎない程度に傾斜していれば
よく、好ましくはだいたい30度〜60度の傾斜角を有
していると良い。こうすることで、層厚の異なる第1層
部34と第2層部35との間に配向膜38材料が溜ま
り、その部分で液晶分子に印加される電圧が高くなって
しまうという問題を防止することができる。また第1層
部34と第2層部35との間で表面上の透明電極37が
切れたり、配向膜38の材料が溜まりすぎたりする恐れ
は少なくなる。なお第3層部36は本実施例においては
反射領域27に位置している。透過領域26に比べて広
い反射領域27に第3層部36を設けることで、透過領
域26におけるバックライトからの光をより有効に利用
できる。
透過型液晶パネル1の下方に配置するバックライト(図
示せず)とを備えることにより、本発明の半透過型液晶
表示装置となる。
際に、カラーフィルタ層33を形成するときに用いるフ
ォトマスクの概略平面図を示す。フォトマスク40はた
とえばガラス基板にクロムでパターンを描いたもの等で
ある。フォトマスク40はカラーフィルタ層33の第1
層部34と第2層部35と第3層部36を形成するため
のパターン部にそれぞれ分かれている。このフォトマス
ク40はフォトマスク40を通過した露光光の光量を、
露光する領域によって調整可能となっている。フォトマ
スク40は光を通過させるための窓の大きさ、またその
窓のピッチ等が適切に調整されたものである。これによ
りレジストに照射される光の露光量を適切に調整するこ
とが可能となり、レジストの厚さを任意に調整できる。
トマスク40を示している。第1層部34を形成するた
めに露光する光を遮断しているパターン部34pが透過
領域34の大きさと略同じ形状で描かれている。またパ
ターン部34pの周りを囲んで第3層部36のパターン
部36pが描かれている。そして第3層部36のパター
ン部36pの周りを囲んで第2領域35のパターン部3
5pが描かれている。第3層部36のパターン部36p
はパターン部34pから離れるにしたがって露光量が増
えていくようなパターンが描かれている。つまり第1層
部34から離れるにしたがってカラーフィルタ層33が
徐々に薄くなっていくようなパターンとなっている。ま
た第2層部35のパターン部35pは露光量が第2層部
35全域で略一定になるようなパターンが描かれてい
る。つまり第2層部35全域において、カラーフィルタ
層33が略一定の厚さになるようなパターンとなってい
る。
る遮断部分であり、第1層部34のパターン部34p以
外では光を通過させる通過部分と遮断部分とが交互に配
置されている。通過部分と遮断部分とは第1層部34の
パターン部34pを囲んでいくような枠状をしている。
また第1層部34のパターン部34pから離れるにした
がって、第3層部36のパターン部36pでは通過部分
が遮断部分を挟みながらその枠の大きさを徐々に広げて
いる。これによりレジストに照射される単位面積あたり
の露光量が徐々に増えていく。第2層部35のパターン
部35pでは通過部分と遮断部分との関係が一定のまま
となっている。これによりレジストに照射される単位面
積あたりの露光量は第2層部35全体で見た場合略全域
で同じになる。このようなフォトマスク40を用いてレ
ジストを露光することによって、レジストの厚さを任意
に調整可能となる。
上記の実施例に限定されるものではなく、カラーフィル
タ層33に第1層部34と第2層部35と第3層部36
を形成できるパターンであればいかなるパターンが描か
れていてもよい。たとえば第1層部34のパターン部3
4pを囲んで大小複数の円形や四角形等からなる遮光部
分または通過部分の組合せにより第2層部35のパター
ン部35p、第3層部36のパターン部36pを描いた
ものでも良い。
のフォトマスク40を用いているが、ネガレジスト用の
フォトマスクの場合にはフォトマスク40の通過部分と
遮断部分との関係が逆になる。
めの製造工程を示す。図4(a)では、第2基板31上
に各画素間を仕切るような形状にブラックマトリクス3
2を形成しておく。そして第2基板31上のブラックマ
トリクス32により形成されている開口部分を覆うよう
にR(赤)のカラーレジスト33Rを塗布する。このカ
ラーレジスト33Rは赤の顔料を光可溶化するポジレジ
ストに分散したものである。したがって露光により光が
照射された部分が溶ける。
てカラーフィルタ層33の内、R(赤)に該当する部分
のみを露光する。そしてR(赤)に該当する部分ではフ
ォトマスク40によって、破線で示すような形状にカラ
ーレジスト33Rが露光されることになる。つまりカラ
ーレジスト33Rが第1層部34、第2層部35、第3
層部36を有するように露光される。
う。この現像によって露光部が溶解する。つまり、透過
領域26に形成され、バックライトからの光が透過する
カラーフィルタ層33の第1層部34が現れる。また反
射領域27に形成され、外光が通過する第2層部35が
現れる。第2層部35はカラーフィルタ層33の層厚が
第1層部34の厚さに比べ略2倍になっており、具体的
には第1層部34の層厚がだいたい1.0μm、第2層
部35の層厚がだいたい0.5μmとなっている。この
第1層部34と第2層部35の表面は平坦となってい
る。なお平坦とはカラーフィルタ層33全体で見た場合
に、層の厚さが第1層部34と第2層部35それぞれの
全面で略同じ厚さになっていることであり、露光や現像
によって表面上に微細な凹凸が多少存在していても、こ
こでいう表面が平坦に含まれることは当然である。また
第1層部34と第2層部35の間には、第1層部34か
ら離れるにしたがってカラーフィルタ層33の厚さが徐
々に薄くなるように表面が傾斜している第3層部36が
現れる。
(c)、の工程をG(緑)のカラーレジスト33G、B
(青)のカラーレジスト33Bについても行う。そして
第2基板31上にカラーフィルタ層33が形成される。
ITO等の透明電極37を積層し、透明電極37上に配
向膜38が積層されてカラーフィルタ基板30が完成す
る。このとき本発明ではカラーフィルタ層33に第3層
部36が形成されているため、カラーフィルタ層33の
上に透明電極37を積層してもカラーフィルタ基板30
側で段切れの発生する可能性は極めて低くなる。また第
1層部34から第2層部35にかけて第3層部36が存
在するために配向膜38の材料が溜まってしまうことも
少なくなる。また透過領域26に位置する第1層部34
と反射領域27に位置する第2層部35とカラーフィル
タ層33の厚さが異なっているため、透過領域26と反
射領域27とで色の特性が略同じとなり、色の再現性も
向上する。またフォトマスク40を用いて、層厚の異な
るカラーフィルタ層33を1度に形成してしまうため、
たとえば第1層部34の厚さでカラーフィルタ層33を
形成した後第2層部35、第3層部36をエッチング等
により設けたりする必要がないため、製造工程を削減で
きる。
ポジレジストを用いているが、光硬化するネガレジスト
を用いても構わない。その際フォトマスクとしては、フ
ォトマスク40の光を通過させる部分と光を遮断する部
分との関係が逆になるものを用いる。
3の第1層部34と第2層部35の間に第3層部36を
設けることにより、第1層部34と第2層部35との間
で透明電極37の段切れを防止し、また配向膜38が溜
まってしまうのを防止するものであり、本発明の要旨を
逸脱しない範囲であれば上記実施形態以外の形態も可能
である。たとえば第3層部36を設けない場合の第1層
部34と第2層部35の間にできる段差に比べると非常
に小さい段差であれば、第3層部36の表面はそのよう
な小さな段差をつないだ階段状の傾斜でも良い。また第
3層部36の表面がテーパー状であっても良い。
厚の異なる第1層部と第2層部との間に大きな段差が生
じないため、第1層部と第2層部との間で透明電極に切
れが生じ難くなり、また配向膜材料が溜まり難くなる。
したがって透過領域と反射領域とで色の再現性をよく
し、より一層表示品位を向上させた半透過型液晶表示装
置およびその製造方法を提供することが可能となる。
過型液晶パネルのアレイ基板側平面図である。
過型液晶パネルの断面図である。
するときに用いるフォトマスクの概略平面図である。
するための製造工程である。
Claims (9)
- 【請求項1】 アレイ基板とカラーフィルタ基板を備え
た液晶パネルの1つの画素が透過領域と反射領域からな
る半透過型液晶表示装置であって、 前記カラーフィルタ基板は、前記透過領域に位置し表面
が平坦な第1層部と、前記反射領域に位置し表面が平坦
であると共に第1層部よりも薄い第2層部と、前記第1
層部と前記第2層部との間に位置し表面が傾斜している
第3層部と、を備えるカラーフィルタ層を有しているこ
とを特徴とする半透過型液晶表示装置。 - 【請求項2】 前記第3層部は前記第1層部の周りを囲
んでおり、前記第2層部は前記第3層部の周りを囲んで
いることを特徴とする請求項1記載の半透過型液晶表示
装置。 - 【請求項3】 1つの画素で前記透過領域の占める割合
はだいたい10〜20%であることを特徴とする請求項
1または2記載の半透過型液晶表示装置。 - 【請求項4】 前記第3層部は反射領域に位置している
ことを特徴とする請求項1から3の何れか一項記載の半
透過型液晶表示装置。 - 【請求項5】 前記第3層部の表面の傾斜角度はだいた
い30度〜60度であることを特徴とする請求項1から
4の何れか一項記載の半透過型液晶表示装置。 - 【請求項6】 前記第1層部の層厚は前記第2層部の層
厚の略2倍であることを特徴とする請求項1から5の何
れか一項記載の半透過型液晶表示装置。 - 【請求項7】 アレイ基板とカラーフィルタ基板を備え
た液晶パネルの1つの画素が透過領域と反射領域からな
る半透過型液晶表示装置の製造方法であって、 前記カラーフィルタ基板の製造工程には、透明な基板上
のブラックマトリクスにより形成されている開口部を覆
うようにカラーレジストを塗布する工程と、 前記カラーレジストに、前記透過領域に位置し表面が平
坦な第1層部と、前記反射領域に位置し表面が平坦であ
ると共に第1層部よりも薄い第2層部と、前記第1層部
と前記第2層部との間に位置し表面が傾斜している第3
層部とに対応する形状を一度の露光で形成する露光工程
と、 前記第1層部と前記第2層部と前記第3層部とを残して
カラーレジストを取り除く現像工程と、が含まれている
ことを特徴とする半透過型液晶表示装置の製造方法。 - 【請求項8】 前記露光工程において、露光に用いるフ
ォトマスクにより露光光の光量の調整を行って前記第1
層部と前記第2層部と前記第3層部とに対応する形状を
形成していることを特徴とする請求項7記載の半透過型
液晶表示装置の製造方法。 - 【請求項9】 前記フォトマスクに露光光を通過させる
部分と遮断する部分を設けてカラーフィルタ層を形成し
ていることを特徴とする請求項8記載の半透過型液晶表
示装置の製造方法。
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---|---|---|---|
JP2002088800A JP4145544B2 (ja) | 2002-03-27 | 2002-03-27 | 半透過型液晶表示装置およびその製造方法 |
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