JP2003285789A - スノーモビル - Google Patents

スノーモビル

Info

Publication number
JP2003285789A
JP2003285789A JP2002095439A JP2002095439A JP2003285789A JP 2003285789 A JP2003285789 A JP 2003285789A JP 2002095439 A JP2002095439 A JP 2002095439A JP 2002095439 A JP2002095439 A JP 2002095439A JP 2003285789 A JP2003285789 A JP 2003285789A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
oil
vehicle body
oil tank
snowmobile
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002095439A
Other languages
English (en)
Inventor
Fusao Tachibana
房雄 立花
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Heavy Industries Ltd filed Critical Fuji Heavy Industries Ltd
Priority to JP2002095439A priority Critical patent/JP2003285789A/ja
Publication of JP2003285789A publication Critical patent/JP2003285789A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
    • B62M27/00Propulsion devices for sledges or the like
    • B62M27/02Propulsion devices for sledges or the like power driven
    • B62M2027/023Snow mobiles characterised by engine mounting arrangements

Landscapes

  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】エンジン内部の適切な潤滑を保ちつつ、エンジ
ンの全高を低くして車体の低重心化を図り、高い操縦安
定性を有するスノーモビルを提供する。 【解決手段】スノーモビル100は、エンジン11が、
横置きされるエンジン本体12と、その側面に取り付け
られるオイルタンク70と、オイルタンク70からエン
ジン本体12に潤滑オイルを供給すると共にエンジン本
体12内に溜まった潤滑オイルをオイルタンク70に回
収するオイルポンプ41と、エンジン下面にエンジン本
体12とオイルタンク70との間を車体前後方向に延在
する凹部90とを設け、凹部90にステアリングハンド
ル105と操舵スキー110との間を連結するリンクロ
ッド106を挿通させる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、スノーモビルに関
し、特に車体フレームの上部に沿って車体前後方向に延
在するリンクロッドを用いて車体前部の操舵スキーと車
体中央部のステアリングハンドルとの間を連結し、リン
クロッドの上方位置にエンジンを搭載したスノーモビル
に関する。 【0002】 【従来技術】従来より、スノーモビルの車体前部には、
トラックベルトを駆動するためのエンジンが横置きに搭
載されている。エンジンは、重量物であることから、な
るべく車体の低い位置に配置されることが望ましい。 【0003】特開2001−193559号公報には、
シリンダを前傾させた4サイクルエンジンを車体フレー
ムに搭載した小型雪上車が示されている。該公報によれ
ば、オイルパンの下面中央部に逆U字状の抉りを設け、
その抉りにステアリングシャフトを通すことによって、
かじ取り機構とエンジンとの干渉を回避し、車体のより
低い位置にエンジンを配置して低重心化を図っている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、オイル
パンに抉り部分を設けた場合、その分だけオイルパンの
容積が減少し、潤滑オイルの貯留量が減少する。したが
って、潤滑オイルの供給が困難となる状況が発生するお
それがある。 【0005】また、該公報に示されるエンジンのよう
に、エンジン下部にオイルパンを設けた、いわゆるウエ
ットサンプ方式のエンジンの場合、オイルパンの分だけ
エンジンの全高が高くなり、車体の重心位置が高い位置
に設定され、操縦安定性が損なわれるおそれがある。 【0006】また、オイルパン内の潤滑オイルがクラン
クケース内のクランクシャフトに当接して回転抵抗とな
ったり、オイルパンに潤滑オイルが溜まらず充分な量の
潤滑オイルを供給することが困難となる状況が発生する
おそれがある。特に、該公報ではエンジンの全高を低く
するためにシリンダを前傾させているので、オイルパン
に潤滑オイルが留まりにくく回転抵抗や潤滑オイルの供
給不足となる可能性が高い。 【0007】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、エンジン内部の適切な潤滑を保ち
つつ、エンジンの全高を低くして車体の低重心化を図
り、高い操縦安定性を有するスノーモビルを提供するこ
とにある。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記の点に鑑みなされた
請求項1の発明は、車体フレームの上部に沿って車体前
後方向に延在するリンクロッドを用いて車体前部の操舵
スキーと車体中央部のステアリングハンドルとの間を連
結し、リンクロッドの上方位置にエンジンを配置したス
ノーモビルにおいて、エンジンは、そのクランクシャフ
トが車幅方向に延在する横置き状態で車体フレームに支
持されるエンジン本体と、エンジン本体の車幅方向一方
側面に取り付けられるオイルタンクと、エンジン本体に
潤滑オイルを供給すると共に、エンジン本体の下部に貯
留した潤滑オイルをオイルタンク内に回収するオイルポ
ンプと、エンジン本体とオイルタンクとの協働によりエ
ンジン下面に形成され、エンジン本体とオイルタンクと
の間を車体前後方向に延在してリンクロッドが挿通され
る凹部とを備えたことを特徴とする。 【0009】この発明によると、エンジン本体の側面に
オイルタンクを取り付け、そのオイルタンクに潤滑オイ
ルを貯留して、オイルタンクからエンジンに潤滑オイル
を供給すると共に、エンジン本体内に貯留した潤滑オイ
ルをオイルタンク内に回収する。これにより、オイルタ
ンク内に常に充分な量の潤滑オイルを貯留しておき、潤
滑オイルをエンジン本体に確実に供給する。また、オイ
ルパンを省略することができるので、エンジンの全高を
低くすることができる。 【0010】そして、エンジン本体とオイルタンクとの
協働によりエンジン下面に車体前後方向に延在する凹部
を形成し、その凹部にリンクロッドを挿通する。これに
より、リンクロッドとエンジンとの干渉を防ぎ、車体の
低い位置へのエンジン搭載を可能とし、車体の低重心化
を図り、優れた操縦安定性を確保する。 【0011】 【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図に基づいて説明する。 【0012】図1は、本実施の形態におけるスノーモビ
ル100を側方から示す説明図、図2は、スノーモビル
100を正面から示す説明図である。 【0013】スノーモビル100は、前後方向に延在す
る車体フレーム101(図1ではその一部を示す)を有
しており、その車体フレーム101の後部には、後述す
るエンジン11によって駆動されるトラックベルト10
2と、跨座式の着座シート103が取り付けられてい
る。 【0014】車体フレーム101のほぼ車体中央部に
は、ステアリングシャフト104が上端から下端に移行
するにしたがって漸次前方に移行する一定の傾斜角度を
有して同軸回転自在に支持されている。ステアリングシ
ャフト104は、その上端にステアリングハンドル10
5が取り付けられており、その下端にはリンクロッド1
06が連結されている。リンクロッド106は、ステア
リングシャフト104の下端から車体フレーム101の
上面に沿って一直線状に車体前方に向かって延在し、車
体フレーム101の前部上面で左右方向に揺動自在に支
持されたピボットプレート107に連結されている。 【0015】ピボットプレート107には、タイロッド
108の基端が連結されており、タイロッド108の先
端は、車体前部の左右位置に設けられた一対の操舵スキ
ー110に連結されている。操舵スキー110は、車体
中央から車幅方向に互いに離反する方向に延在する一対
のスイングアーム111の先端に転舵自在に支持されて
おり、ステアリングハンドル105の操作により、操舵
スキー110を左右に動かすことができる構造となって
いる。 【0016】ステアリングハンドル105の前方には、
ウインドシールド112が立設されており、このウイン
ドシールド112の下端部より前部カバー113が車体
前方に向けて漸次前下がりに流線型を描くように取り付
けられている。この前部カバー113の内側には、エン
ジンルームが形成されており、エンジン11が収容され
ている。 【0017】エンジン11は、クランクシャフト16が
車幅方向に延在し、車体後方側から吸気して車体前方側
から排気する横置状態で車体フレーム101に搭載され
ている。エンジン11の前側下部と後側上部には、クッ
ションゴムを有するエンジンマウント114、115が
それぞれ取り付けられており、エンジン11を後方に傾
斜した姿勢状態で車体フレーム101に支持している。
このように、エンジン11を後方に傾斜させて搭載する
ことによって、前方に移行するにしたがって漸次高さが
低くなるエンジンルーム内に無理なく収容し、前部カバ
ー113の高さを下げている。 【0018】図3は、上記スノーモビル100に搭載さ
れるエンジン11の正面図、図4は、図3のA−A線に
沿って断面で示した側面図である。 【0019】エンジン11は、水冷式2気筒4サイクル
エンジンであり、特にエンジン本体12とオイルタンク
70を有し、そのオイルタンク70からエンジン本体1
2の各摺動部に潤滑オイルを供給する、いわゆるドライ
サンプ潤滑式のエンジン11である。 【0020】エンジン本体12は、クランクケース13
とシリンダブロック14とシリンダヘッド15とを備え
ている。クランクケース13は、シリンダブロック14
の下部に一体に形成されたクランクケース上部13A
と、クランクケース上部13Aの下に取付けられること
でクランクケース上部13Aとの協働によりクランクシ
ャフト16を回転自在に支持するクランクケース下部1
3Bと、クランクケース下部13Bの下に取付けられエ
ンジン11の内部を潤滑して流下してきた潤滑オイルを
一時的に貯留するオイル溜まり部13Cとを有してい
る。 【0021】エンジン本体12のシリンダブロック14
は、クランクケース13の上部でクランクシャフト16
に沿って延在する横長のブロック形状を有しており、シ
リンダ穴18が設けられている。 【0022】シリンダブロック14の上部に搭載される
シリンダヘッド15は、シリンダブロック14のシリン
ダ穴18とそのシリンダ穴18に嵌挿されたピストン1
7と協働して燃焼室を形成する燃焼室天井部19をシリ
ンダヘッド15の下面に有している。シリンダヘッド1
5の後部には吸気ポート21が設けられ、シリンダヘッ
ド15の前部には排気ポート22が設けられている。そ
して、シリンダヘッド15の上部には、動弁室24が設
けられており、吸気ポート21と排気ポート22を所定
タイミングで開閉して燃焼室内の吸排気を行う動弁機構
23が収容されている。この動弁室24内には、クラン
クシャフト16と同方向に延在するようにカムシャフト
25が回転自在に支持されている。 【0023】吸気ポート21は、エンジン本体12が後
方に傾斜した姿勢状態で配置されているので、燃焼室天
井部19から車体後方に向かって略水平に一直線状に延
在する、いわゆる吸気ポートのストレート化が図られて
いる。したがって、エンジン本体12の吸気損失を低減
することができ、良好なスロットルレスポンスを有する
エンジンを得ることができる。また、吸気ポートの水平
化により、その上流側に取り付けられるキャブレター3
5も水平に取り付けることができ、キャブレター35の
フロート室内における燃料の液面を水平に保つことがで
きる。 【0024】エンジン本体12の前部には、オイルポン
プ41とウォータポンプ51とが並んで設けられてい
る。オイルポンプ41は、クランクケース上部13Aの
前部に形成されるオイルポンプハウジング42と、クラ
ンクシャフト16と平行に延在しオイルポンプハウジン
グ42に回転自在に支持されるオイルポンプシャフト4
3とを有しており、オイルタンク70内の潤滑オイルを
エンジン本体12に供給するためのフィードポンプ44
と、オイル溜まり部13Cに溜まった潤滑オイルをオイ
ルストレーナ46から吸引してオイルタンク70に回収
するためのスカベンジポンプ45が内部に構成されてい
る。 【0025】ウォータポンプ51は、クランクケース上
部13Aの前部に形成されるウォータポンプハウジング
52と、オイルポンプシャフト43と同軸上に延在しウ
ォータポンプハウジング52に回転自在に支持されたウ
ォータポンプシャフト53とを有しており、ウォータポ
ンプハウジング52内には回転により冷却水を圧送する
インペラ(図示せず)がウォータポンプシャフト53の
端部に固定された状態で設けられている。ウォータポン
プハウジング52には、エンジン本体12のシリンダブ
ロック14及びシリンダヘッド15内に形成されたウォ
ータジャケット55(図4参照)に連通する冷却水通路
56と、ラジエータホース57とが接続されている。こ
のオイルポンプシャフト43とウォータポンプシャフト
53は、いわゆるドグジョイントによって同軸上で回転
可能に連結固定されている。 【0026】図5は、図1のB−B線に沿った断面を矢
視方向から示す縦断面図である。エンジン本体12内に
は、クランクケース13からシリンダヘッド15に亘っ
て上下方向に延在するようにチェーン室61が設けられ
ている。チェーン室61内には、クランクシャフト16
に固定されたクランクスプロケットG1と、オイルポン
プシャフト43に固定されたオイルポンプスプロケット
G2と、カムシャフト25に固定されたカムスプロケッ
トG3が同一平面上に並ぶように配置されており、互い
に連動して回転するように1本の駆動チェーン62が掛
け渡されている。 【0027】カムスプロケットG3とオイルポンプスプ
ロケットG2との間には駆動チェーン62を案内するた
めの第1チェーンガイド63が取り付けられ、オイルポ
ンプスプロケットG2とクランクスプロケットG1との
間には駆動チェーン62を案内する第2チェーンガイド
64が取り付けられ、クランクスプロケットG1とカム
スプロケットG3との間には揺動自在に支持されチェー
ンテンションアジャスタ65によって駆動チェーン62
に押接されるチェーンテンションアジャストレバー66
が取り付けられている。 【0028】したがって、クランクシャフト16の回転
により、カムシャフト25及びオイルポンプシャフト4
3を回転させることができる。オイルポンプシャフト4
3の回転によって、フィードポンプ44により潤滑オイ
ルをエンジン本体12の各摺動部分に供給することがで
き、また、スカベンジポンプ45によりオイル溜まり部
13Cに溜まった潤滑オイルをオイルストレーナ46か
ら吸い上げてエンジン本体12からオイルタンク70に
回収することができる。また、オイルポンプシャフト4
3の回転により、ウォータポンプシャフト53も回転さ
れ、冷却水をウォータジャケット55に供給し、エンジ
ン本体12を冷却することができる。 【0029】エンジン本体12の車幅方向一方側(図3
では左側であり、スノーモビル1の進行方向の右側に相
当する)には、クランクシャフト16の延長線上にマグ
ネットコイル31が配設されている。マグネットコイル
31は、ステータ33の外周囲をロータ32が回転す
る、いわゆるアウターロータ型といわれるものであり、
ロータ32がクランクシャフト16の一端に同軸上に連
結固定され、ステータ33がオイルタンク70に固定さ
れている。 【0030】オイルタンク70は、エンジン本体12の
側面に沿って上下方向に延在する縦長の箱型形状を有し
ており、エンジン本体12の側面に取り付け固定される
タンク基体71と、タンク基体71と協働して内部に潤
滑オイルを貯留可能な閉空間を形成するタンクカバー8
1とによって構成されている。 【0031】タンク基体71は、エンジン本体12に取
り付けられることによって、クランクケース上部13A
とクランクケース下部13Bに開口するチェーン室61
の開口部分を閉塞すると共に、マグネットコイル31を
カバーし、エンジン本体12との間に収容する筐体状の
エンジン取付部72を有している。 【0032】また、タンク基体71は、上部がシリンダ
ブロック14に対向し、下部がオイル溜まり部13Cに
対向する縦長で側面が開放された筐体状のタンクカバー
取付部73を有している。タンクカバー取付部73の上
部後側位置には、ブローバイガスをエンジンの吸気系に
導入するためのブリーザ通路(図示せず)が接続されて
おり、上部前側位置には、スカベンジポンプ45によっ
てオイル溜まり部13Cから吸い出した潤滑オイルをオ
イルタンク70内に回収するための回収ホース48が接
続されている。 【0033】タンクカバー81は、タンク基体71のタ
ンクカバー取付部73を閉塞する蓋形状を有しており、
その下部位置には、フィードポンプ44によってオイル
タンク70内の潤滑オイルをエンジン本体12に供給す
るための供給ホース47が接続されている。 【0034】上記構成を有するエンジン11の下面に
は、エンジン本体12とオイルタンク70との協働によ
り、オイル溜まり部13Cとタンク基体71との間を車
体前後方向に延在する凹部90が形成されており、図1
及び図2に示すように、リンクロッド106が挿通され
ている。また、この凹部90には、図示していないラジ
エータホースや配線ケーブルなども挿通されている。 【0035】上記構成を有するスノーモビル100によ
れば、エンジン本体12の側面にオイルタンク70を取
り付け、オイルポンプ41でオイルタンク70からエン
ジン本体12に潤滑オイルを供給すると共に、エンジン
本体12内に溜まった潤滑オイルをオイルタンク70内
に回収するドライサンプ式のエンジン11を用いてい
る。これにより、オイルタンク70内に常に充分な量の
潤滑オイルを貯留しておき、潤滑オイルをエンジン本体
12に確実に供給することができる。また、従来はエン
ジン下部に設けられていたオイルパンを省略することが
でき、エンジン11の全高を低くすることができる。 【0036】そして、エンジン11の下面に、エンジン
本体12とオイルタンク70との間を車体前後方向に延
在する凹部90を形成し、リンクロッド106を挿通す
るので、リンクロッド106とエンジン11との干渉を
防ぐことができる。したがって、エンジン11を車体の
より低い位置に搭載することができ、車体の低重心化に
よって優れた操縦安定性を得ることができる。 【0037】尚、本発明は、上述の実施の形態に限定さ
れるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種
々の変更が可能である。例えば、上述の実施の形態で
は、操舵手段として一対の操舵スキー110の場合を例
に説明したが、リンクロッド106を介して操作する操
舵手段であれば他のものであってもよい。 【0038】 【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るスノ
ーモビルによれば、エンジン本体の側面にオイルタンク
が取り付けられ、そのオイルタンクからエンジンに潤滑
オイルを供給すると共に、エンジン本体内に貯留した潤
滑オイルをオイルタンク内に回収するエンジンを用いた
ことにより、オイルタンク内に常に充分な量の潤滑オイ
ルを貯留しておくことができ、潤滑オイルをエンジン本
体に確実に供給することができる。また、エンジン下部
のオイルパンを省略することができ、エンジンの全高を
低くすることができる。 【0039】そして、エンジン本体とオイルタンクとの
間の下面に凹部を設け、その凹部にステアリングハンド
ルと操舵スキーとの間を連結するリンクロッドを挿通す
る構成としたので、リンクロッドとエンジンとの干渉を
防ぐことができる。したがって、車体の低い位置にエン
ジンを搭載でき、車体の低重心化によって優れた操縦安
定性を確保できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本実施の形態におけるスノーモビルを側方から
示す説明図である。 【図2】スノーモビルを正面から示す説明図である。 【図3】スノーモビルに搭載されるエンジンの正面図で
ある。 【図4】図3のA−A線に沿って断面で示した側面図で
ある。 【図5】図3のB−B線に沿った断面を矢視方向から示
す縦断面図である。 【符号の説明】 11 エンジン 12 エンジン本体 41 オイルポンプ 70 オイルタンク 90 凹部 100 スノーモビル 105 ステアリングハンドル 106 リンクロッド 110 操舵スキー

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 車体フレームの上部に沿って車体前後方
    向に延在するリンクロッドを用いて車体前部の操舵スキ
    ーと車体中央部のステアリングハンドルとの間を連結
    し、前記リンクロッドの上方位置にエンジンを配置した
    スノーモビルにおいて、 前記エンジンは、 該エンジンのクランクシャフトが車幅方向に延在する横
    置き状態で前記車体フレームに支持されるエンジン本体
    と、 該エンジン本体の車幅方向一方側面に取り付けられるオ
    イルタンクと、 前記エンジン本体に潤滑オイルを供給すると共に、前記
    エンジン本体の下部に貯留した潤滑オイルをオイルタン
    ク内に回収するオイルポンプと、 前記エンジン本体とオイルタンクとの協働によりエンジ
    ン下面に形成され、前記エンジン本体とオイルタンクと
    の間を車体前後方向に延在して前記リンクロッドが挿通
    される凹部と、 を備えたことを特徴とするスノーモビル。
JP2002095439A 2002-03-29 2002-03-29 スノーモビル Pending JP2003285789A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002095439A JP2003285789A (ja) 2002-03-29 2002-03-29 スノーモビル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002095439A JP2003285789A (ja) 2002-03-29 2002-03-29 スノーモビル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003285789A true JP2003285789A (ja) 2003-10-07

Family

ID=29238936

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002095439A Pending JP2003285789A (ja) 2002-03-29 2002-03-29 スノーモビル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003285789A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005193788A (ja) * 2004-01-07 2005-07-21 Suzuki Motor Corp 雪上車の電動パワーステアリング装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005193788A (ja) * 2004-01-07 2005-07-21 Suzuki Motor Corp 雪上車の電動パワーステアリング装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7140463B2 (en) Snowmobile equipped with a four-cycle engine and intake structure for snowmobile engines
US6941924B2 (en) Arrangement and structure of auxiliaries in a snowmobile engine
EP1258424B1 (en) Vehicle, especially snowmobile, with an engine and and oil tank
US7055509B2 (en) Breather device of engine
JP3891756B2 (ja) 内燃機関の潤滑構造
JP2004156486A (ja) 4サイクルエンジンのオイルパン構造
JP2003285789A (ja) スノーモビル
US8091676B2 (en) Arrangement structure of auxiliaries of engine for snow vehicle
JP4622776B2 (ja) オイルポンプ構造
JP2003293720A (ja) ドライサンプ式エンジン
US7281598B2 (en) Snowmobile
JP3912041B2 (ja) 雪上車用エンジンの吸気構造
JP4252808B2 (ja) 4サイクルエンジンにおけるオイル戻し構造
JPH0380963B2 (ja)
JP7362822B1 (ja) 内燃機関の油路構造
JP4055720B2 (ja) 雪上車に搭載される4サイクルエンジン
JP4106962B2 (ja) 内燃機関におけるバランサシャフト周辺構造
JP2003285788A (ja) スノーモビル用4サイクルエンジンの設置構造
JP2001193559A (ja) 小型雪上車のエンジン装置
JP3890868B2 (ja) スノーモービル用4サイクルエンジンの構造
JP4123747B2 (ja) 4サイクルエンジンを搭載した雪上車
JP2001329827A (ja) 自動二輪車の4サイクルエンジンのブリーザ構造
JPH05221375A (ja) 自動二輪車のチェ−ン駆動装置
JP2011047366A (ja) 自動二輪車エンジンの潤滑装置
JP3912388B2 (ja) スノーモービル