JP2003285415A - 現場で塗布される材料を画像形成するためのレーザ記録方法 - Google Patents

現場で塗布される材料を画像形成するためのレーザ記録方法

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JP2003285415A
JP2003285415A JP2003050233A JP2003050233A JP2003285415A JP 2003285415 A JP2003285415 A JP 2003285415A JP 2003050233 A JP2003050233 A JP 2003050233A JP 2003050233 A JP2003050233 A JP 2003050233A JP 2003285415 A JP2003285415 A JP 2003285415A
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lithographic printing
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Bradley J F Palmer
ジェイ.エフ.パーマー ブラッドリー
Lauren Walker
ウォーカー ローレン
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 均質な印刷性能を得ることができる記録方法
を提供する。 【解決手段】 現場で塗布され作製された熱的に画像形
成可能な材料に基づく画像形成要素を整形したレーザ記
録スポットによって画像に従って照射することによっ
て、リソグラフィ印刷面を印刷機上で作製する。整形さ
れたレーザ記録スポットは、書込み及び非書込み領域間
の両寸法において、非常に鋭利な遷移を備えるエネルギ
プロファイルを有する。画像形成要素は、画像形成可能
な材料をリソグラフィ表面にコーティングし、印刷機上
で及び/又は印刷機外印刷版作製装置において、硬化、
画像形成、及び現像の工程を実行することによって現場
で作製される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本出願は、2002年2月2
7日に出願された暫定出願第60/359,703の出
願日の恩典を主張するものである。
【0002】本発明は、リソグラフィの分野に関し、特
に、画像形成材料及び印刷現場で塗布される印刷材料の
画像形成のための方法に関する。
【0003】
【従来の技術】リソグラフィ印刷プロセスでは、印刷機
のシリンダに搭載される印刷版等の印刷マスタが用いら
れる。マスタは、リソグラフィ画像をその表面に有し、
インクを前記画像に塗布した後、そのインクをマスタか
ら通常は紙である受容材に転写することによって印刷物
が得られる。従来のリソグラフィ印刷において、インク
並びに水性の湿し液(湿し水とも呼ぶ)は、親油性(又
は、疎水性、即ち、インク受容性、撥水性)の領域並び
に親水性(又は、疎油性、即ち、水受容性、インクをは
じく性質)の領域から成るリソグラフィ画像に供給され
る。いわゆる乾平版印刷(driographic p
rinting)において、リソグラフィ画像は、イン
ク受容性及びインク粘着領域から成り、この種の印刷の
間、インクのみがマスタに供給される。
【0004】印刷マスタは、従来、コンピュータ・トゥ
・フィルム法によって得てきた。この方法においては、
活字書体選択、走査、色分離、スクリーニング、トラッ
ピング、レイアウト、及び組み付け等の様々な印刷予備
工程がデジタル的に行なわれ、選択した各色が、イメー
ジセッタを用いて、グラフィックアートフィルムに転写
される。処理後、フィルムは、印刷版上の画像形成材料
を露光するためのマスクとして用いられ得る。このフィ
ルムは、印刷版前駆体としても知られている。印刷版前
駆体を処理した後、マスタとして用いられ得る印刷版が
得られる。
【0005】最近になって、コンピュータ・トゥ・プレ
ート(CTP)法が関心の的になっている。直接印刷版
(direct−to―plate)法とも呼ばれるこ
の方法は、デジタルドキュメントが、印刷版セッタ機に
よって、リソグラフィ印刷版前駆体に直接転写されるた
め、フィルムの形成を省略する。このようなコンピュー
タ・トゥ・プレート法の分野においては、現在、次のよ
うな改善が検討されつつある。
【0006】(i)印刷機上(On−press)画像
形成 特別な種類のコンピュータ・トゥ・プレートプロセスに
は、リソグラフィ印刷版前駆体の露光段階が含まれると
ともに、この前駆体は、印刷機の印刷版シリンダ上に搭
載される。これは、印刷機に一体化されたイメージセッ
タによって行なわれる。この方法は、コンピュータ・ト
ゥ・プレスと呼ばれ、一体化された印刷版セッタを有す
る印刷機は、時としてデジタル印刷機と呼ばれる(非特
許文献1参照)。コンピュータ・トゥ・プレス法は、当
業者には、広範に説明されており、良く知られている。
コンピュータ・トゥ・プレス法に用いられる代表的な印
刷版前駆体材料は、アブレーションに基づいている。前
駆体のアブレーションに関連する問題は、屑片の発生で
ある。このような屑片は、除去することが困難であり、
印刷プロセスを阻害したり、あるいは、一体化されたイ
メージセッタの露光光学系を汚染したりすることがあ
る。他の方法は、化学薬品による湿式処理を必要とす
る。このようなプロセスは、電子回路や一体化されたイ
メージセッタの光学系並びに印刷機の他の装置を損傷又
は汚染し得る。
【0007】(ii)印刷機上(オン・プレス)でのコ
ーティング 通常、印刷版前駆体がシート状の支持体及び1つ以上の
機能性コーテティングから成るのに対して、コンピュー
タ・トゥ・プレス法では、画像の露光及び任意選択的な
処理を行うと、リソグラフィ表面を形成し得る組成物が
直接印刷機の印刷版シリンダの表面に提供されると説明
されている。疎水性層のコーティングが、印刷版シリン
ダの親水性表面上に直接塗布される技術も説明されてい
る。アブレーションによる非印刷領域の除去後、マスタ
が得られる。しかしながら、上述した様に、アブレーシ
ョンは、コンピュータ・トゥ・プレス法では回避すべき
である。画像形成可能な媒体が直接印刷版シリンダの表
面に塗布されるコンピュータ・トゥ・プレス法が記載さ
れている(特許文献1参照)。画像形成可能な媒体は、
最初の水に敏感な性質又は油に敏感な性質から、画像に
従った露光によって、反対の水に敏感な性質又は油に敏
感な性質に変換される。
【0008】(iii)サーマル・イメージング 上述した大抵のコンピュータ・トゥ・プレス法は、いわ
ゆるサーマルまたはヒートモード材料、即ち、印刷前駆
体又は印刷機上に塗布可能な、吸収した光を熱に変換す
る化合物を含む組成物を用いる。画像の露光の際に生成
される熱は、アブレーション、重合、ポリマーの架橋に
よる不溶化、分解、熱可塑性ポリマー・ラテックスの粒
子凝固等の(理)化学プロセスの引き金になり、任意選
択的な処理の後、リソグラフィ画像が得られる。
【0009】(iv)特別な機能性コーティングの開発 印刷版製造における他の主な傾向は、特殊な機能性コー
ティングである。このようなコーティングの例には、湿
式処理を必要としないもの、あるいは、普通の水、イン
ク又は湿し液で処理され得るものが含まれる。このよう
な材料は、コンピュータ・トゥ・プレス法において、処
理液との接触による一体化イメージセッタの光学系や電
子回路の損傷又は汚染を回避するために特に望ましい。
しかしながら、殆どのこのような印刷前駆体は、アブレ
ーションされ得るものであり、また、それらの印刷機上
コーティングに対する適性を減ずる多層構造を有する。
しかしながら、普通の水で処理され得る非アブレーショ
ン印刷前駆体も述べられている。このような印刷前駆体
はまた、印刷機に搭載される間、露光された印刷前駆体
を水で拭き取ることによって、又は、印刷ジョブを最初
に実行する際、インク又は湿し液を塗布することによっ
て印刷機上の処理(オン・プレス・プロセッシング)を
可能にする。
【0010】(v)印刷前駆体のオン・サイト・コーテ
ィング 印刷機上でのコーティング及び画像形成による印刷マス
タの調製については、第(ii)節で述べたように、リ
ソグラフィベースから印刷表面を除去又は拭き取ること
によってマスタリソグラフィベースを再使用する。印刷
前駆体マスタの印刷機外コーティングは、可視光感光性
媒体を用いる手拭き印刷版(hand−wiped p
lates)として、1960年代から存在している。
このプロセスは、手動コーティングであるためコーティ
ング品質が劣り、印刷の品質に対する要求が高まると好
まれなくなり、一般的に、予備コーティングしたサーマ
ル印刷版で置き換えられている。しかしながら、手動コ
ーティングによる印刷版の場合、リソグラフィベース
は、再使用されない。このようなリソグラフィベースの
材料や製造には、コストがかかるため、リソグラフィベ
ースを再使用することには価値がある。このことは、リ
ソグラフィベースの機械的な特性が大幅に劣化しない短
時間の印刷の場合、実現がより現実的になる。従って、
印刷機から印刷マスタを除去し、該マスタを別の装置に
取り付けることによって、印刷面が除去され、ベースは
再コーティングされ、任意で画像形成されて、印刷で再
使用される、リソグラフィベースの再使用のプロセスに
は関心が高い。
【0011】親油性物質をレーザ光で局所的に溶解させ
ることによって、該物質をホイルから輪転機のシリンダ
に画像転写させるコンピュータ・トゥ・プレス法も開示
されている。帯状転写ホイルは、シリンダと比較すると
狭い幅を有する。また、帯状転写ホイルは、表面に徐々
に完全な画像を形成するように、シリンダの表面に近接
して保持されつつ、シリンダの軸線に平行な経路に沿っ
て並進する。その結果、このシステムは、やや遅く、印
刷機の長い段取り時間が必要であり、それにより、その
生産性が減少する。
【0012】親水性バインダ、光を熱に変換する能力が
ある化合物、及び疎水性熱可塑性ポリマ粒子を含む水溶
液が、印刷版シリンダ上に均質な連続層を形成するよう
に、該印刷版シリンダにコーティングされる印刷機上コ
ーティング法が述べられている。画像露光の際、コーテ
ィング層の領域は、疎水性相に変換され、それによっ
て、印刷マスタの印刷領域が画定される。この層は、印
刷機の運転中、シリンダに供給される湿し液とインクと
の相互作用によって処理されるため、付加的な処理を必
要とすること無く、露光の後、速やかに印刷機の運転を
開始できる。従って、これらの材料の湿式化学処理は、
ユーザに対しては、“隠されて”おり、印刷機の最初の
運転中に実行される。印刷機の運転後、コーティング
は、印刷機上クリーニングの工程によって、印刷版シリ
ンダから除去され得る。印刷機上コーティング、印刷機
上露光、及びマスタの印刷機上クリーニングのこのよう
な方法は、専用の訓練や経験が無くても実行され得るた
め、従来のリソグラフィ印刷とは対照的に、商業的に魅
力あるものである。このような印刷機は、従来の印刷機
より人間の介入を必要としない。
【0013】上述した内容から分かるように、印刷機上
画像形成及び現場での印刷版作製によって、大幅な進歩
がもたらされ、業界への大きな利益を意味する。しかし
ながら、印刷機上並びに専用印刷機外コーティング及び
画像形成装置の双方において、コーティングリソグラフ
ィベース材料に伴う問題は、この方法により生成される
コーティングは、品質が不充分であり、均質性に乏し
く、また、コーティングの失敗頻度が大きいという特徴
がある。
【0014】ゲルバート(Gelbart)の特許文献
(特許文献2参照)によれば、露光速度は、熱即ち熱モ
ード材料の画像形成を行なう際は、重要である。このよ
うな材料の光学特性は、熱エネルギが吸収される速度を
決め、また、従って、如何に画像が形成されるかを決定
する。光学特性は、リソグラフィベース材料及び表面特
性、熱コーティングの組成と厚さ、並びに熱コーティン
グの表面仕上げのようなパラメータで支配される。熱媒
体が現場外で製造される場合、規模が大きいコーティン
グ装置上では、これらのパラメータは、熱媒体の画像形
成特性が完全に一定に維持されるように、厳密に制御さ
れる。現場コーティング技術において、パラメータのこ
のような厳密な制御は、クリーニングを繰返すことに起
因するリソグラフィベース表面の変化並びに塗布プロセ
スによるコーティングの厚み及び表面感触の変動等の影
響により、実現不可能である。その結果、現場で又は印
刷機上で塗布される熱媒体の露光特性は、本来、均質性
の点で劣る。このことは、現場でのコーティング及びリ
ソグラフィベースの再使用が印刷機上で直接行なわれる
場合、通常の印刷版シリンダ温度は(例えば、印刷機が
冷えているか又は温まっているかによって、摂氏5度か
ら60度と)大きく変動することがあり、熱反応プロセ
スに対する影響が変わりやすいため、更に重要になり得
る。また、印刷機上での処理条件は、例えば、異なる湿
し液、印刷機ローラの種類や数、異なるインク及び印刷
機条件のために極めて変動しやすい。現場での印刷版作
製のこれらの複雑さによって、例えば、印刷面が磨耗を
受けた場合に、耐久性が乏しく、ドット利得が変動しや
すく、また色調がシフトするために、実施された印刷に
おいてリソグラフィ印刷表面を不均質にし得る。
【0015】
【非特許文献1】Proceedings of Imaging Science & T
echnology's 1997 International Conference on Digit
al Printing Technologies (Non-Impact Printing 13)
【特許文献1】米国特許第5,713,287号明細書
【特許文献2】米国特許第6,266,080号明細書
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、画像
形成可能な材料をリソグラフィ表面にコーティングし、
その後、前記リソグラフィ表面を印刷機上又は印刷機外
印刷版作製装置に搭載するとともに、画像形成されるこ
とにによって作製される印刷面によって、均質な印刷性
能を得ることができる記録方法を提供することである。
前記均質な印刷性能は、印刷面が磨耗を受けた場合の、
例えば、耐久性、変動しやすいドット利得、色調シフト
において、もたらされる改善によって実現され得る。こ
のことによって、印刷機上及び印刷機外の双方に基づく
リソグラフィベースの再使用に加えて、完全に一体化さ
れた印刷機上コーティング、画像形成、及び印刷プロセ
スの商業的への適用が可能になる。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、リソグラフィ印刷面を
得るための方法であって、a)熱的に変換可能なリソグ
ラフィ印刷版前駆体を調製する工程であって、前記調製
が、熱的に画像形成可能な材料でリソグラフィベースを
コーティングすることを含む工程と、b)レーザからの
照射に対して、前記熱的に変換可能なリソグラフィ印刷
版前駆体を画像に従って露光する工程とからなり、前記
画像に従って露光する工程は、i)狭いほぼ連続したラ
インのレーザ照射線で、前記熱的に変換可能なリソグラ
フィ印刷版前駆体の表面を照射するように、前記レーザ
を作動させることと、ii)前記熱的に変換可能なリソ
グラフィ印刷版前駆体と、前記ラインのレーザ照射線と
の間において、前記ラインの向きに対してほぼ直交平面
方向に、前記ラインが前記熱的に変換可能なリソグラフ
ィ印刷版前駆体上の領域に渡って掃引して、前記領域に
おける前記熱的に画像形成可能な材料の特性を変化させ
るように、相対的な運動を形成することとを含むことを
要旨とする。
【0018】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の方法において、前記コーティングは、前記リソグラフ
ィベースが印刷機に搭載されている間に実施されること
を要旨とする。
【0019】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の方法において、前記コーティングは、実質的に不均一
な熱曝露特性を有することを要旨とする。
【0020】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
の方法において、前記熱的に画像形成可能な材料は、熱
表面変化媒体、熱アブレーション媒体、及び現像可能な
熱媒体のうちから選択されることを要旨とする。
【0021】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の方法において、前記現像可能な熱媒体は、湿し液を含
む水溶性媒体を用いて、現像可能であることを要旨とす
る。請求項6に記載の発明は、請求項1に記載のリソグ
ラフィ印刷面を得るための方法であって、前記照射線が
光であることを要旨とする。
【0022】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
のリソグラフィ印刷面を得るための方法であって、前記
光は、赤外線であることを要旨とする。請求項8に記載
の発明は、請求項7に記載のリソグラフィ印刷面を得る
ための方法であって、前記光は、赤外線レーザであるこ
とを要旨とする。
【0023】請求項9に記載の発明は、請求項1に記載
の方法において、前記熱的に変換可能なリソグラフィ印
刷版前駆体上の前記領域は、矩形であることを要旨とす
る。請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の方法
において、前記熱的に変換可能なリソグラフィ印刷版前
駆体上の前記領域は、正方形であることを要旨とする。
【0024】請求項11に記載の発明は、請求項9に記
載の方法において、前記ラインは、前記矩形の幅の50
%以下である幅を有することを要旨とする。請求項12
に記載の発明は、請求項11に記載の方法において、前
記ラインは、前記矩形の幅の10%から50%の範囲に
ある幅を有することを要旨とする。
【0025】請求項13に記載の発明は、請求項1に記
載の方法において、前記レーザは線形エミッタを有し、
前記作動工程は、前記線形エミッタを前記表面上に結像
させる工程を備えることを要旨とする。
【0026】請求項14に記載の発明は、請求項1に記
載の方法において、前記作動工程は、前記レーザからレ
ーザ照射ビームを生成することと、前記ビームを整形し
て、前記表面に入射する前記狭いほぼ連続的したライン
のレーザ照射線を提供することとを含むことを要旨とす
る。
【0027】請求項15に記載の発明は、請求項14に
記載の方法において、前記ビームの整形には、矩形コア
を有する光ファイバに前記ビームを通過させることと、
前記矩形コアの照射された矩形端を前記表面上に結像さ
せることを要旨とする。
【0028】請求項16に記載の発明は、請求項15に
記載の方法において、前記レーザには、矩形エミッタが
備えられていることを要旨とする。請求項17に記載の
発明は、請求項14に記載の方法において、前記ビーム
の整形には、ビームで線形光バルブを照射することと、
前記照射された線形光バルブを前記表面上に結像させる
ことを要旨とする。
【0029】請求項18に記載の発明は、請求項14に
記載の方法において、前記ビームの整形には、レーザの
エミッタをレンズで結像して遠視野パターンを形成する
ことと、その遠視野パターンを前記表面に結像させるこ
とを要旨とする。
【0030】請求項19に記載の発明は、平行な第1縁
端部及び第2縁端部を有するピクセルを熱的に変換可能
なリソグラフィ印刷版前駆体に印刷機上で書込むための
方法であって、a)光源と、前記光源からの光を集束さ
せるための光学系とを備える印刷機を提供する工程と、
b)熱的に変換可能なリソグラフィ印刷版前駆体を前記
印刷機上に調製する工程であって、前記リソグラフィベ
ースが前記印刷機に搭載されている間に、熱的に画像形
成可能な材料でリソグラフィベースをコーティングする
ことを含む工程と、c)前記熱的に変換可能なリソグラ
フィ印刷版前駆体の表面上のラインに前記光源を集束さ
せる工程であって、前記ラインは、幅と、それぞれ前記
ピクセルの第1縁端部及び第2縁端部とほぼ一致する第
1端部及び第2端部を有する工程と、d)前記ライン
が、ピクセルの第3縁端部とほぼ一致する場合に、前記
ラインを照射するように、前記光源を作動させる工程
と、e)前記ラインと、前記熱的に変換可能なリソグラ
フィ印刷版前駆体との間において、ピクセルの前記第1
縁端部及び第2縁端部に平行な方向に、相対的な運動を
生成する工程であって、それにより、前記ラインを前記
ピクセルの領域に渡って掃引する工程と、f)前記ライ
ンが、前記ピクセルの第4縁端部とほぼ一致する場合、
前記ラインの照射を停止する工程と、g)前記ラインの
幅は、前記ピクセルの前記第3縁端部と前記第4縁端部
との間の距離の50%以下であることとからなることを
要旨とする。
【0031】請求項20に記載の発明は、請求項19に
記載の方法において、前記ラインは、前記ピクセルの前
記第4縁端部とほぼ一致し、前記ラインは、前記ピクセ
ルの前記第4縁端部に隣接する他のピクセルと実質的に
重なり合わないことを要旨とする。
【0032】請求項21に記載の発明は、請求項19に
記載の方法において、前記ラインは、前記第1縁端部及
び第2縁端部とほぼ直交し、かつ前記ピクセルは矩形で
あることを要旨とする。
【0033】請求項22に記載の発明は、請求項21に
記載の方法において、前記ピクセルは、正方形であるこ
とを要旨とする。請求項23に記載の発明は、平行な第
1縁端部及び第2縁端部を有するピクセルを熱的に変換
可能なリソグラフィ印刷版前駆体に書込むための方法で
あって、 a)熱的に変換可能なリソグラフィ印刷版前駆体を印刷
版セッタ機上に調製する工程であって、前記印刷版セッ
タ機は、光源と、該光源から光を集束させるための光学
系とを備え、前記調製は、実質的に変動する熱曝露特性
を有する熱的に画像形成可能な材料でリソグラフィベー
スをコーティングすることを含む工程と、 b)前記熱的に変換可能なリソグラフィ印刷版前駆体の
表面上のラインに前記光源を集束させる工程であって、
前記ラインは、幅と、それぞれ前記ピクセルの第1縁端
部及び第2縁端部とほぼ一致する第1端部及び第2端部
を有する工程と、 c)前記ラインが、ピクセルの第3縁端部とほぼ一致す
る場合に、前記ラインを照射するように、前記光源を作
動させる工程と、d)前記ラインと、前記熱的に変換可
能なリソグラフィ印刷版前駆体との間において、ピクセ
ルの前記第1縁端部及び第2縁端部に平行な方向に、相
対的な運動を生成する工程であって、それにより、前記
ピクセルの領域に渡って前記ラインを掃引する工程と、
e)前記ラインが、前記ピクセルの第4縁端部とほぼ一
致する場合、前記ラインの照射を停止する工程と、f)
前記ラインの幅は、前記ピクセルの前記第3縁端部と第
4縁端部との間の距離の50%以下であることとからな
ることを要旨とする。
【0034】請求項24に記載の発明は、請求項23に
記載の方法において、前記ラインは、前記ピクセルの前
記第4縁端部とほぼ一致し、前記ラインは、前記ピクセ
ルの前記第4縁端部に隣接する他のピクセルと実質的に
重なり合わないことを要旨とする。
【0035】請求項25に記載の発明は、請求項23に
記載の方法において、前記ラインは、前記第1縁端部及
び第2縁端部にほぼ直交し、かつ、前記ピクセルは矩形
であることを要旨とする。
【0036】請求項26に記載の発明は、請求項25に
記載の方法において、前記ピクセルは、正方形であるこ
とを要旨とする。請求項27に記載の発明は、請求項1
に記載の方法によって調製されたリソグラフィ印刷面に
おいて、ことを要旨とする。
【0037】請求項28に記載の発明は、印刷機上にお
いて、熱的に変換可能なリソグラフィ印刷版前駆体上の
リソグラフィ印刷面を作製するための装置であって、
a)前記熱的に変換可能なリソグラフィ印刷版前駆体の
表面を照射するための光源と、b)前記表面に入射する
狭くほぼ連続的したラインの照射線を提供するために、
前記光源からの照射ビームを整形するための装置と、
c)前記熱的に変換可能なリソグラフィ印刷版前駆体
と、前記ラインの照射線との間において、前記ラインの
向きに対してほぼ直交平面方向に、相対的な運動を形成
するための装置とを備えることを要旨とする。
【0038】請求項29に記載の発明は、請求項28に
記載の装置において、前記光源は、レーザであることを
要旨とする。請求項30に記載の発明は、請求項28に
記載の装置において、照射ビームを整形するための前記
装置は、レンズ、線形光バルブ、専用の光変調器、変形
可能なミラー装置、及び矩形コアを有する光フィルタの
うちから選択されることを要旨とする。
【0039】それ自体が現場で塗布され調製された熱的
に画像形成可能な材料に基づいた画像形成要素を、整形
されたレーザ記録スポットで、画像照射することによっ
て、リソグラフィ印刷面を印刷機上で作製するための方
法を提供する。整形されたレーザ記録スポットは、書込
み及び非書込み領域間の両寸法において、非常に鋭利な
遷移を備えたエネルギプロファイルを有する。また、整
形されたレーザ記録スポットは、レーザエネルギを所望
のスポットサイズより狭いラインに成形し、このライン
を走査して四角形のスポットを生成することによって形
成される。鋭利な遷移は、画像形成要素の露光特性の変
動に対しては感度が低い。画像形成要素は、画像形成可
能な材料をリソグラフィ表面にコーティングし、印刷機
上で及び/又は印刷機外印刷版作製装置において、硬
化、画像形成、及び現像の全ての工程を実行することに
よって、現場(オン・サイト)で作製される。また、リ
ソグラフィベースを再使用するために、印刷面のその後
のクリーニングも同じ装置上で実施してもよい。リソグ
ラフィ表面は、印刷版リソグラフィベース、印刷機の印
刷シリンダ、又は印刷機の印刷シリンダ周辺に搭載され
るスリーブであってよい。このシリンダは、従来のもの
又はシームレスでよい。該リソグラフィ印刷面を用い
て、印刷機室の化学薬品が存在する状態で、低品質の紙
上に長期間印刷を行なうことが可能である。
【0040】また、本発明は、リソグラフィ印刷面を作
製するための装置を提供する。好適にはレーザである光
源が、印刷機上で熱的に変換可能なリソグラフィ印刷版
前駆体の表面を照射するために設けられている。前駆体
表面に入射する狭くほぼ連続的したラインの照射線を提
供するために、線形光源又は他の光学系等の装置が用い
られる。装置は、熱的に変換可能なリソグラフィ印刷版
前駆体と、照射ラインとの間において、相対的な運動を
形成する。
【0041】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施形態は、整形
されたレーザ記録スポットによって、熱的に変換可能
な、印刷機上に調製されるリソグラフィ印刷版前駆体を
画像照射することによって、リソグラフィ印刷面を印刷
機上で作製するための方法である。画像形成可能な材料
を印刷機上でコーティングするという実用性のために、
コーティングされた状態にある熱的に変換可能なリソグ
ラフィ印刷版前駆体の特性は、その表面上で大きく変動
し得る。レーザ記録スポットの形状は、正方形、矩形、
又は平行四辺形でよい。レーザ記録スポットは、書込み
及び非書込み領域間の両寸法において、非常に鋭利な遷
移を備えるエネルギプロファイルを有し得る。レーザエ
ネルギは、所望のスポットサイズより狭いラインに整形
され、このラインを走査させて、整形スポットを形成す
る。米国特許第US6,121,996号(ゲルバー
ト)には、リソグラフィ印刷面上に印刷ドットを形成す
るための整形レーザスポットを確実にするためのプロセ
スが記載されており、その特許明細書の全容を本願中に
援用する。
【0042】本発明によれば、マーキング期間の間、レ
ーザ記録スポットと、マークされている熱的に変換可能
なリソグラフィ印刷版前駆体との間に相対的な運動が存
在する場合でも、その全てのエッジにおいて鋭利な遷移
部分を有するマークを生成するレーザの使用が可能とな
る。該マークは、一般的に、“ピクセル”又は“ペル”
としても知られている最小画像要素である。レーザ記録
スポットは、図2aの形状1”によって示す断面を有す
るラインに整形される。用語“レーザ記録スポット”
は、本願において、レーザ光又は熱的に変換可能なリソ
グラフィ印刷版前駆体のいずれをも一切走査せずにレー
ザにより生成されるレーザスポットを表現するために用
いられる。
【0043】図2aは、本発明によってマーキングされ
る熱的に変換可能なリソグラフィ印刷版前駆体3の断面
図である。該断面図は、レーザ走査スポットと熱的に変
換可能なリソグラフィ印刷版前駆体3との間の相対的な
運動の方向において切断されている。形状1”の幅は、
相対的な運動の方向において、所望のマーク長より小さ
い必要がある。通常、形状1”は、所望のマーク幅の1
0%から50%の幅を有すべきである。レーザライン
は、レンズ2によって、熱的に変換可能なリソグラフィ
印刷版前駆体3上に画像形成される。
【0044】レーザラインの画像は、熱的に変換可能な
リソグラフィ印刷版前駆体3に渡って、(相対的な運動
によって)走査されるので、その画像は、マーク書込み
期間中、位置5”から位置4”へ移動する。露光の総計
が、エネルギプロファイル6”を生成する。形状1”の
幅がゼロである場合、エネルギプロファイル6”の形状
は、完全な四角形となる。物理的な限界のために、形状
1”の幅は有限であり、それによってプロファイル6”
の遷移時間(“光学的な立ち上がり時間”としても知ら
れている)が決定される。幅がプロファイル6”の幅よ
りかなり小さい断面形状1”を有するラインの場合、プ
ロセス変動に耐性のある露光機能が形成される。このこ
とは、図2bに示される。熱的に変換可能なリソグラフ
ィ印刷版前駆体3がマーキングされる閾値が、ライン
7”で示すエネルギ密度からライン8”で示すより小さ
いエネルギ密度に変化する場合、マークのサイズは、
“a”から“b”に変化する。この変化は、従来技術の
方法の場合よりかなり小さく、画像形成プロセスの高度
な制御が可能である。
【0045】本発明は、数多くの異なる方法で実現可能
である。この内の3つを図3、図4、図5に示す。図3
においては、線形光源によって記録材料上に直接描画す
ることによって、狭いラインが生成される。この線形光
源は、マルチモードのレーザダイオード9のエミッタ
(ファセット)10であってよく、その光はレンズ11
によってライン12に結像される。ライン12を熱的に
変換可能なリソグラフィ印刷版前駆体3上で1ピクセル
の期間にわたって走査すると、エネルギプロファイルの
4つ全ての辺において鋭利な遷移を有する四角形のスポ
ット13が形成される。明らかに、線形電球又は線形光
バルブ等の線形光源は、レーザダイオード9の代わりに
用いられ得る。用語“光源”は、線形に成形された光の
供給源を形成するために必要なあらゆる形態の光バル
ブ、空間光変調器、又は変形可能なミラー装置を含む他
の任意の光学サブシステムと組み合わせて、熱的に変換
可能なリソグラフィ印刷版前駆体3の画像形成を行なう
ために用い得る任意の光の供給源を表現するために、本
願において用いられる。
【0046】この方法の1つの不都合な点は、エミッタ
10のあらゆる不均一さがライン12において再現され
るということである。レーザエミッタの不均一さに対す
る耐性が優れた他の方法を図4に示す。直接エミッタ1
0を画像形成する代わりに、集光レンズ14上に形成さ
れた通りのエミッタの遠視野パターン15が、ライン1
2に結像される。
【0047】ライン画像を生成する第3の方法を図5に
示す。レーザダイオード9は、レンズ14等の従来の手
段を用いて、光ファイバ16に接続されている。光ファ
イバ16は、矩形のコア17を有する。コア17の被照
射端からの光は、レンズ11によって材料13に結像さ
れ、ライン12および四角形スポット13が形成され
る。この方法の利点は、レーザ9の照射パターンの不均
一性に対する高度な耐性である。更なる利点は、矩形の
エミッタを円形のコアに結合するための従来技術と比較
した場合、矩形のエミッタを矩形のファイバコアに結合
する際に高い結合効率が実現されることである。矩形コ
アのファイバは、矩形のコアを有するプリフォームを開
始材として円形コアのファイバと同一のプロセスによっ
て製造される。図3乃至5のレーザ9の波長は、如何な
るものでもよいが、本発明は、近IRレーザを用いた熱
記録において特に有用である。
【0048】語句“リソグラフィ印刷版前駆体”は、任
意の印刷版、印刷シリンダ、印刷シリンダスリーブ、又
は、選択的にインクを塗布することができ、リソグラフ
ィ印刷に用いられ得る表面を形成するために、画像に従
って変換又は除去され得る画像形成可能な材料のコーテ
ィングを有する他の任意の表面を表現するために本願に
おいて用いられる。語句“リソグラフィ印刷面” は、
本願において、そのように形成された選択的にインクを
塗布され得る表面を表現するために用いられる。用語
“画像形成可能な材料”は、対応する領域において、画
像の照射又は放射に応じて、画像に従って分布する変化
をその材料の内部又はその表面に表現する能力を有する
材料を表すために用いられる。
【0049】語句“熱的に変換可能なリソグラフィ印刷
版前駆体”は、熱によって変換又は除去が行なわれるリ
ソグラフィ印刷版前駆体を表現するために本願において
用いられる。このような前駆体の例には、熱に暴露する
と媒体の親水性及び/又は親油性を変化させる媒体(本
願において“熱表面変化媒体”と呼ぶ)と、熱によって
アブレーションされる媒体(本願において“熱アブレー
ション媒体”と呼ぶ)と、熱によって画像形成可能であ
り、湿し液等の水性現像液を含む様々な現像液を用いて
現像可能な媒体(本願において“現像可能な熱媒体”と
呼ぶ)がある。
【0050】熱的に変換可能なリソグラフィ印刷版前駆
体はいずれも多数の異なる熱曝露特性を有する。用語
“熱曝露特性”は、スポット的にレーザ照射線によって
前駆体に移送された又はそこに生成された与えられた量
の熱エネルギ分だけ前駆体に含まれる変化、変換又はア
ブレーションの形態での応答の程度に影響を及ぼすあら
ゆる特性を表現するために本願において用いられる。熱
曝露特性には、画像形成可能な材料の厚さ、画像形成可
能な材料表面の粗さ、画像形成可能な材料がコーティン
グされるリソグラフィベース表面の粗さ、画像形成可能
な材料の成分、作製後の画像形成可能な材料の経過時
間、画像形成可能な材料の反射性、画像形成可能な材料
の吸収特性、並びに、レーザにより用いられる照射線に
対するその固有の感度が含まれる。これら全ての因子
は、コーティングされた熱的に変換可能なリソグラフィ
印刷版前駆体の表面に渡って変動し得、前駆体の応答を
変化させる。
【0051】本発明の好適な実施形態において、熱的に
変換可能なリソグラフィ印刷版前駆体は、熱的に画像形
成可能な材料を親水性の表面にコーティングし、印刷機
上において硬化、画像形成、及び現像の全ての工程を実
行することによって、印刷機上で作製される。画像形成
可能なコーティングをリソグラフィベースに塗布する前
に、該リソグラフィベースを処理して画像形成可能なコ
ーティングの現像性又は粘着性を強化してもよい。使用
後、画像形成可能な材料は、次の運転のために、リソグ
ラフィベースから除去され得る。このクリーニング工程
も印刷機上で実行され得る。本発明によるこれらの様々
なプロセス工程は、本願中で全容を援用する米国特許第
5,713,287号(特許文献1)においてゲルバー
トが述べている通りである。
【0052】親水性表面は、印刷版リソグラフィベー
ス、印刷機の印刷シリンダ、又は印刷機の印刷シリンダ
を囲むスリーブであってよい。このシリンダは、従来の
通りのもの又はシームレスでよい。リソグラフィベース
の再使用に加えて、四角に整形されたレーザ記録スポッ
トのエネルギプロファイルにおける鋭利な遷移は、画像
形成可能な材料の現場でのコーティングに起因する画像
形成要素の露光特性の変動に対して感度が低い。リソグ
ラフィベースは、印刷機の一体化された部品であっても
よいし、印刷機上に取り外し可能に取り付けられていて
もよい。特別な用語“リソグラフィベース”は、画像形
成可能な材料がコーティングされるベースを表現するた
めに本願において用いられる。画像形成可能な材料の中
には、画像形成の前に硬化が必要なものもある。画像形
成可能な材料のコーティングは、米国特許第5,71
3,287号においてゲルバートが述べたように、印刷
機と一体化された硬化ユニットによって硬化され得る。
ここで、用語“硬化”は、添合されたポリマの架橋の有
無に関わらず、画像形成可能な材料の硬化、具体的に
は、その乾燥を含むものと理解されたい。
【0053】本発明に基づき用いられるリソグラフィベ
ースは、好適には、アルミニウム、亜鉛、鋼、又は銅か
ら形成される。これらには、銅又はクロム層を有するア
ルミニウム板、クロム層を有する銅板、及び銅又はクロ
ム層を有する鋼板等の既知のバイメタル及びトリメタル
板が含まれる。他の好適なリソグラフィベースには、ポ
リエチレンテレフタレート等のメタライズされたプラス
チックシートが含まれる。これらのリソグラフィベース
材料はいずれも、粘着性、耐久性、及び腐食に対する耐
性等の特性を改善するために、ポリマー被膜又はセラミ
ック被膜で予備被覆され得る。
【0054】特に好適なリソグラフィベースは、しぼ付
けされたアルミニウム板又は、しぼ付けされ、かつ陽極
酸化されたアルミニウム板であり、それらの表面は、機
械的に、化学的に(例えば、電気化学的に)、又は粗面
化処理の組み合わせによって、粗面化(しぼ付け)され
る。陽極酸化は、硫酸又は、硫酸及びリン酸等の酸を組
み合わせたもの等の水溶性酸電解液中で実施され得る。
本発明によれば、リソグラフィベースの陽極酸化された
アルミニウム表面は、その表面の親水性の特性を改善す
るために処理され得る。例えば、無機フッ化物も含み得
るリン酸溶液が、陽極酸化された層の表面に塗布され
る。また、アルミニウム酸化物層は、例えば、90℃の
高温において、ケイ酸ナトリウム溶液で処理され得る。
他の選択肢として、アルミニウム酸化物表面を、室温又
は若干昇温して約30℃乃至50℃において、クエン酸
又はクエン酸塩溶液で濯いでもよい。他の処理は、重炭
酸溶液で、アルミニウム酸化物表面を洗うことによって
実施され得る。
【0055】本発明に関連する他の実施形態によれば、
親水性の表面を有するリソグラフィベースには、架橋し
た親水性層が設けられた、紙又はプラスチックフィルム
等の柔軟性のある支持体が備えられている。使用される
特に好適なリソグラフィベースは、粘着促進層が添加さ
れたポリエステルフィルムである。本発明に基づく用途
に適切な粘着促進層には、欧州特許第EP619524
号及び欧州特許第EP619525号に開示されている
ように、親水性の(コ)ポリマー及びコロイド状のシリ
カが含まれている。好適には、粘着促進層におけるシリ
カの量は、0.2乃至0.7mg/mである。更に、
シリカの親水性バインダに対する比は、好適には、1以
上であり、コロイド状シリカの表面積は、好適には、少
なくとも300m/グラムである。
【0056】現像可能な熱媒体が用いられる場合、熱的
に変換可能なリソグラフィ印刷版前駆体が、露光の後、
適切な現像液を用いて、引き続き現像される。再度、米
国特許第5,713,287号においてゲルバートが述
べたように、このプロセスは、直接印刷機上で行なわれ
る。
【0057】本発明の他の実施形態において、リソグラ
フィ印刷面を形成する全体的なプロセスは、印刷機外
で、別の印刷版セッタ機上で実施され得る。これは、画
像形成可能な材料をリソグラフィベースにコーティング
する工程と、そのように形成される熱的に変換可能なリ
ソグラフィ印刷版前駆体の画像形成を行なう工程とが含
まれる。画像形成可能な材料の中には、硬化工程が必要
なものがあるが、この硬化工程は、画像形成の前に、印
刷版セッタ機上で行なわれる。明らかに、この特定の実
施形態では、印刷機上でのコーティングは伴わない。
【0058】本発明による方法の恩恵は、元来リソグラ
フィ版製造のためには最適ではない印刷室条件下で、印
刷機上で又は印刷版セッタ上で作製された層の熱的に変
換可能なリソグラフィ印刷版前駆体における、整形され
たレーザスポットによる画像形成法を用いることに在
る。
【0059】以上、本発明がより良く理解されるよう
に、また、当分野へのこの貢献がより良く理解されるよ
うに、本発明の重要な特徴に関して概要を述べた。当業
者は、この開示が基づく概念は、本発明の幾つかの目的
を実行するための他の装置及び方法の設計の基礎とし
て、容易に利用し得ることを理解されるであろう。従っ
て、この開示が、本発明の精神及び範囲を逸脱しないこ
のような等価な装置及び方法を含むものであると見なす
ことが最も重要である。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、均質な印刷性能を得る
ことができる記録方法を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)従来技術による画像形成システムによ
って用いられる走査方法を示す図、(b)従来技術によ
るシステムの走査点のエネルギプロファイルを示す図。
【図2】 (a)本発明において用いられる走査方法を
示す図、(b)本発明の方法を用いて生成されたマーク
のエネルギプロファイルを示す図。
【図3】 光源が、非マーク媒体上に直接画像形成され
る本発明の実施形態を示す図。
【図4】 光源の遠視野パターンが、非マーク媒体上に
画像形成される本発明の実施形態を示す図。
【図5】 光ファイバが、光源からの光を成形するため
に用いられる本発明の実施形態を示す図。
【符号の説明】
1”形状、2…レンズ、3…熱的に変換可能なリソグラ
フィ印刷版前駆体、4”…位置、5”…位置、6”…プ
ロファイル、9…レーザダイオード、10…エミッタ、
11…レンズ、12…ライン、13…スポット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ローレン ウォーカー カナダ国 V4N 1V8 ブリティッシ ュ コロンビア州 ノース バンクーバー セント ジョージズ アベニュー 3454 Fターム(参考) 2H025 AA03 AA04 AA12 AB03 AC08 AD01 AD03 BH01 BH03 CC11 FA10 2H084 AA05 AA38 BB16 CC05 2H096 AA06 BA01 BA09 EA04 EA23 2H111 HA00 HA14 HA22 HA31 2H114 AA04 AA23 BA10 EA01

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リソグラフィ印刷面を得るための方法で
    あって、 a)熱的に変換可能なリソグラフィ印刷版前駆体を調製
    する工程であって、前記調製が、熱的に画像形成可能な
    材料でリソグラフィベースをコーティングすることを含
    む工程と、 b)レーザからの照射に対して、前記熱的に変換可能な
    リソグラフィ印刷版前駆体を画像に従って露光する工程
    とからなり、前記画像に従って露光する工程は、 i)狭いほぼ連続したラインのレーザ照射線で、前記熱
    的に変換可能なリソグラフィ印刷版前駆体の表面を照射
    するように、前記レーザを作動させることと、 ii)前記熱的に変換可能なリソグラフィ印刷版前駆体
    と、前記ラインのレーザ照射線との間において、前記ラ
    インの向きに対してほぼ直交平面方向に、前記ラインが
    前記熱的に変換可能なリソグラフィ印刷版前駆体上の領
    域に渡って掃引して、前記領域における前記熱的に画像
    形成可能な材料の特性を変化させるように、相対的な運
    動を形成することとを含む、方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の方法において、 前記コーティングは、前記リソグラフィベースが印刷機
    に搭載されている間に実施される方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の方法において、 前記コーティングは、実質的に不均一な熱曝露特性を有
    する。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の方法において、 前記熱的に画像形成可能な材料は、熱表面変化媒体、熱
    アブレーション媒体、及び現像可能な熱媒体のうちから
    選択される方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の方法において、 前記現像可能な熱媒体は、湿し液を含む水溶性媒体を用
    いて、現像可能である方法。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のリソグラフィ印刷面を
    得るための方法であって、 前記照射線が光である方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のリソグラフィ印刷面を
    得るための方法であって、 前記光は、赤外線である方法。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のリソグラフィ印刷面を
    得るための方法であって、 前記光は、赤外線レーザである方法。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の方法において、 前記熱的に変換可能なリソグラフィ印刷版前駆体上の前
    記領域は、矩形である方法。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の方法において、 前記熱的に変換可能なリソグラフィ印刷版前駆体上の前
    記領域は、正方形である方法。
  11. 【請求項11】 請求項9に記載の方法において、 前記ラインは、前記矩形の幅の50%以下である幅を有
    する方法。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の方法において、 前記ラインは、前記矩形の幅の10%から50%の範囲
    にある幅を有する方法。
  13. 【請求項13】 請求項1に記載の方法において、 前記レーザは線形エミッタを有し、前記作動工程は、前
    記線形エミッタを前記表面上に結像させる工程を備える
    方法。
  14. 【請求項14】 請求項1に記載の方法において、 前記作動工程は、前記レーザからレーザ照射ビームを生
    成することと、前記ビームを整形して、前記表面に入射
    する前記狭いほぼ連続的したラインのレーザ照射線を提
    供することとを含む方法。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の方法において、 前記ビームの整形には、矩形コアを有する光ファイバに
    前記ビームを通過させることと、前記矩形コアの照射さ
    れた矩形端を前記表面上に結像させる工程とが含まれる
    方法。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載の方法において、 前記レーザには、矩形エミッタが備えられている方法。
  17. 【請求項17】 請求項14に記載の方法において、 前記ビームの整形には、ビームで線形光バルブを照射す
    ることと、前記照射された線形光バルブを前記表面上に
    結像させることとが含まれる方法。
  18. 【請求項18】 請求項14に記載の方法において、 前記ビームの整形には、レーザのエミッタをレンズで結
    像して遠視野パターンを形成することと、その遠視野パ
    ターンを前記表面に結像させることとが含まれる方法。
  19. 【請求項19】 平行な第1縁端部及び第2縁端部を有
    するピクセルを熱的に変換可能なリソグラフィ印刷版前
    駆体に印刷機上で書込むための方法であって、 a)光源と、前記光源からの光を集束させるための光学
    系とを備える印刷機を提供する工程と、 b)熱的に変換可能なリソグラフィ印刷版前駆体を前記
    印刷機上に調製する工程であって、前記リソグラフィベ
    ースが前記印刷機に搭載されている間に、熱的に画像形
    成可能な材料でリソグラフィベースをコーティングする
    ことを含む工程と、 c)前記熱的に変換可能なリソグラフィ印刷版前駆体の
    表面上のラインに前記光源を集束させる工程であって、
    前記ラインは、幅と、それぞれ前記ピクセルの第1縁端
    部及び第2縁端部とほぼ一致する第1端部及び第2端部
    を有する工程と、 d)前記ラインが、ピクセルの第3縁端部とほぼ一致す
    る場合に、前記ラインを照射するように、前記光源を作
    動させる工程と、 e)前記ラインと、前記熱的に変換可能なリソグラフィ
    印刷版前駆体との間において、ピクセルの前記第1縁端
    部及び第2縁端部に平行な方向に、相対的な運動を生成
    する工程であって、それにより、前記ラインを前記ピク
    セルの領域に渡って掃引する工程と、 f)前記ラインが、前記ピクセルの第4縁端部とほぼ一
    致する場合、前記ラインの照射を停止する工程と、 g)前記ラインの幅は、前記ピクセルの前記第3縁端部
    と前記第4縁端部との間の距離の50%以下であること
    とからなる方法。
  20. 【請求項20】 請求項19に記載の方法において、 前記ラインは、前記ピクセルの前記第4縁端部とほぼ一
    致し、前記ラインは、前記ピクセルの前記第4縁端部に
    隣接する他のピクセルと実質的に重なり合わない方法。
  21. 【請求項21】 請求項19に記載の方法において、 前記ラインは、前記第1縁端部及び第2縁端部とほぼ直
    交し、かつ前記ピクセルは矩形である方法。
  22. 【請求項22】 請求項21に記載の方法において、 前記ピクセルは、正方形である方法。
  23. 【請求項23】 平行な第1縁端部及び第2縁端部を有
    するピクセルを熱的に変換可能なリソグラフィ印刷版前
    駆体に書込むための方法であって、 a)熱的に変換可能なリソグラフィ印刷版前駆体を印刷
    版セッタ機上に調製する工程であって、前記印刷版セッ
    タ機は、光源と、該光源から光を集束させるための光学
    系とを備え、前記調製は、実質的に変動する熱曝露特性
    を有する熱的に画像形成可能な材料でリソグラフィベー
    スをコーティングすることを含む工程と、 b)前記熱的に変換可能なリソグラフィ印刷版前駆体の
    表面上のラインに前記光源を集束させる工程であって、
    前記ラインは、幅と、それぞれ前記ピクセルの第1縁端
    部及び第2縁端部とほぼ一致する第1端部及び第2端部
    を有する工程と、 c)前記ラインが、ピクセルの第3縁端部とほぼ一致す
    る場合に、前記ラインを照射するように、前記光源を作
    動させる工程と、 d)前記ラインと、前記熱的に変換可能なリソグラフィ
    印刷版前駆体との間において、ピクセルの前記第1縁端
    部及び第2縁端部に平行な方向に、相対的な運動を生成
    する工程であって、それにより、前記ピクセルの領域に
    渡って前記ラインを掃引する工程と、 e)前記ラインが、前記ピクセルの第4縁端部とほぼ一
    致する場合、前記ラインの照射を停止する工程と、 f)前記ラインの幅は、前記ピクセルの前記第3縁端部
    と第4縁端部との間の距離の50%以下であることとか
    らなる方法。
  24. 【請求項24】 請求項23に記載の方法において、 前記ラインは、前記ピクセルの前記第4縁端部とほぼ一
    致し、前記ラインは、前記ピクセルの前記第4縁端部に
    隣接する他のピクセルと実質的に重なり合わない方法。
  25. 【請求項25】 請求項23に記載の方法において、 前記ラインは、前記第1縁端部及び第2縁端部にほぼ直
    交し、かつ、前記ピクセルは矩形である方法。
  26. 【請求項26】 請求項25に記載の方法において、 前記ピクセルは、正方形である方法。
  27. 【請求項27】 請求項1に記載の方法によって調製さ
    れたリソグラフィ印刷面。
  28. 【請求項28】 印刷機上において、熱的に変換可能な
    リソグラフィ印刷版前駆体上のリソグラフィ印刷面を作
    製するための装置であって、 a)前記熱的に変換可能なリソグラフィ印刷版前駆体の
    表面を照射するための光源と、 b)前記表面に入射する狭くほぼ連続的したラインの照
    射線を提供するために、前記光源からの照射ビームを整
    形するための装置と、 c)前記熱的に変換可能なリソグラフィ印刷版前駆体
    と、前記ラインの照射線との間において、前記ラインの
    向きに対してほぼ直交平面方向に、相対的な運動を形成
    するための装置とを備える装置。
  29. 【請求項29】 請求項28に記載の装置において、前
    記光源は、レーザである装置。
  30. 【請求項30】 請求項28に記載の装置において、 照射ビームを整形するための前記装置は、レンズ、線形
    光バルブ、専用の光変調器、変形可能なミラー装置、及
    び矩形コアを有する光フィルタのうちから選択される装
    置。
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