JP2003284802A - ゴルファーに最適なゴルフクラブのためのシャフト選定方法、及びそのシステム。 - Google Patents

ゴルファーに最適なゴルフクラブのためのシャフト選定方法、及びそのシステム。

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JP2003284802A
JP2003284802A JP2002092501A JP2002092501A JP2003284802A JP 2003284802 A JP2003284802 A JP 2003284802A JP 2002092501 A JP2002092501 A JP 2002092501A JP 2002092501 A JP2002092501 A JP 2002092501A JP 2003284802 A JP2003284802 A JP 2003284802A
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deflection
golf club
angle
golfer
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Takeshi Saito
毅 斎藤
Hironori Ashida
蘆田  浩規
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Mizuno Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴルファーに適した剛性分布を有するシャフ
トを選定する方法及びシステムを提供する。 【解決手段】「最大たわみ量」と、「たわみ速度」と、
「シャフト先端角X」と、「トウダウン量」及び、「シ
ャフト先端角Y」の5つの要素を算出し、そのゴルファ
ーにとり理想的なシャフトのたわみ挙動となるように修
正を加えることにより、前記ゴルファーに対してより適
切な、または、最適なシャフトを選択する方法であり、
かつ、そのような方法によりゴルファーに最適なシャフ
トを選択するシステム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴルファーがゴル
フクラブをスイングした時の、前記ゴルフクラブのシャ
フトのたわみ挙動データを解析することで、そのゴルフ
ァーに適した剛性分布を有するシャフトを選定する方法
及び、システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ゴルフクラブに求められる特性
には、打球をより遠くへ狙った位置に正確に飛ばす、と
いった目的を達成できる特性を有することが重要な事項
の1つである。前記目的を達成するのにまず重要なの
は、ゴルファーに適したゴルフクラブを選択することに
ある。この選択する方法にあっては、従来、ゴルファー
にボールを打ってもらい、そのときのヘッドスピードや
ボール打球により得られる、例えば、ボールの打ち出し
角度、打球の初速、ボールのスピン量、飛距離などのデ
ータを検出し、それらの値を理想の値に近づけるために
ゴルフクラブの仕様を選ぶという手法であった。前記の
手法におけるゴルフクラブの仕様とは、ゴルフクラブの
全長、総質量、バランス、ロフト角、ライ角、フェース
角などであった。
【0003】しかし、スイング中のゴルフクラブの動き
をみると、ゴルフクラブにおけるシャフトの特性の影響
は重要であることが分かる。すなわち、打球をより遠く
へ狙った位置に正確に飛ばすためには、インパクト直前
でクラブヘッドがどのように運動し、正確なインパクト
を迎えることができるかであり、これにはシャフトの役
割は最も重要であることは言うまでもない。そこで、ス
イング中のゴルフクラブシャフトの挙動に着目する。ア
ドレスからインパクトまでの間、特にトップ・オブ・ス
イングからインパクトの間にシャフトは各々のゴルファ
ー独特のたわみと捩れ方をしてインパクトを迎え、イン
パクト時はさまざまな形態に変形する。特にシャフト
の、前記したたわみや捩れを複合して現れる、たわみに
関する特性を軽視できない。
【0004】前記たわみに関する特性、すなわち、たわ
み挙動を解析・検出する方法としては、以下の方法が一
般的である。すなわち、ゴルフクラブのシャフトに、長
さ方向のある1箇所に、その飛球線方向およびトウアッ
プ/ダウン方向に双方に歪ゲージを取り付けて、これよ
りこの個所でのスイング中の曲げ歪みを検出し、シャフ
トにかかる曲げモーメントを計測する方法がある。前記
方法においては、ゴルフクラブは、シャフト軸に対して
ヘッドの重心位置がオフセットした位置に存在し、か
つ、スイング中にヘッドに作用する慣性力や遠心力があ
り、更に、バックスイングからダウンスイング、インパ
クトに至る過程で、スイングプレーンに対して、ヘッド
のフェース面の向きが一様でなく、回転しているため、
ゴルフクラブのスイング中のシャフトにかかる曲げモー
メントの値は、シャフト長さ方向の位置により異なり、
分布として検出しなければ正確なインパクトデータとし
て解析ができない。
【0005】また、この曲げモーメント分布はゴルファ
ーによっても異なるものである。特に、トウダウンの向
きの曲げモーメント分布は、インパクト手前で、グリッ
プ側が最大値を示すゴルファーもいれば、ヘッド接合部
付近で最大値を示すゴルファーもおり、分布として求め
る必要があった。また、飛球線の向きにおいても、ゴル
ファーに個人差があり、ヘッドが飛球線の向きに先行す
るようにグリップ側からヘッド側までの全体がたわむゴ
ルファーから、ヘッド側が先行するがグリップ側が後退
する向きに複雑にたわみ、言い換えると、「S字」状に
たわむゴルファーまで存在し、この向きに関しても分布
として求める必要があった。
【0006】その他の方法としては、スイングの映像を
撮影し、その映像からゴルファーがゴルフクラブに発揮
する負荷やトルクを算出し、シャフトのたわみを解析す
る方法がある。前記方法においては、スイング全体を高
速度で撮影する必要があり、スイング全体の傾向をつか
むのには効果的であるが、精度が悪いことが大きな問題
である。
【0007】そこで、本出願人は、特開平11−178
952号、特開平11−178953号公報で、「シャ
フトがどのようにしなり、また変化しているかをフィー
リングとして感じたり、評価したりする官能の指標とし
てスイング中のゴルフシャフトの曲げ、曲率分布、曲率
分布の変化率を含むしなり挙動の解析システム」を提案
した。本システムにより、「ゴルファーがスイング時に
シャフトがどのようにしなり、また変化しているかをフ
ィーリングとして感じたり、評価したりする官能の指標
としてビジュアル化」できた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記シ
ステムでは、ゴルファーがあるゴルフクラブをスイング
した時の、そのシャフトのしなり挙動の結果を検出し、
主に前記シャフトの調子を判定するものであり、求めら
れたデータを基に、ゴルファーにより適切な、または、
最適なシャフトを選択する方法、システムにまで至って
おらず、そのシャフトの選定には、人間の感性と判断に
拠っていた。そこで本発明は、ゴルファーがゴルフクラ
ブをスイングした時の、前記ゴルフクラブのシャフトの
たわみ挙動データを解析することでそのゴルファーに適
した剛性分布を有するシャフトを選定する方法及びシス
テムに関するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に請求項1記載の発明は、ゴルファーに最適なゴルフク
ラブのためのシャフトを選択する方法であって、予め曲
げ剛性が既知のシャフトを装着したサンプル用のゴルフ
クラブをゴルファーがスイングした時の、前記サンプル
用のゴルフクラブのシャフトにかかる曲げモーメント分
布を計測し、その計測されたデータと前記シャフトの曲
げ剛性分布により算出されるスイング中のシャフトのた
わみ挙動を解析する手段と、前記解析によって、前記ス
イング中のトップ・オブ・スイング時または、コック解
放時の前記シャフトの「最大たわみ量」と、インパクト
直前の前記シャフトのたわみによる「たわみ速度」と、
ヘッドのロフト角や飛出し角度に影響が大きい「シャフ
ト先端角X」と、インパクト手前にヘッドのトウ側の下
がる向きへのたわみの「トウダウン量」及び、そのたわ
みにより生じるライ角に影響が大きい「シャフト先端角
Y」の要素を算出する手段と、これら前記要素のうち少
なくとも2つ以上の項目に基づきそのゴルファーに理想
のたわみ挙動を得る手段と、前記得られた理想のたわみ
挙動に基づいてそのゴルファーに適した曲げ剛性分布を
有するシャフトを選定してゴルフクラブとする手段とか
らなることを特徴とするゴルフクラブのためのシャフト
選定方法。
【0010】請求項2の発明は、請求項1記載のゴルフ
クラブのためのシャフト選定方法において、前記要素
は、トップ・オブ・スイング時または、コック解放時の
前記シャフトの「最大たわみ量」と、インパクト直前の
前記シャフトのたわみによる「たわみ速度」または/か
つ、ヘッドのロフト角や飛出し角度に影響が大きい「シ
ャフト先端角X」であることを特徴とする請求項1記載
のゴルフクラブのためのシャフト選定方法。
【0011】請求項3の発明は、請求項1記載のゴルフ
クラブのためのシャフト選定方法において、前記要素
は、トップ・オブ・スイング時または、コック解放時の
「最大たわみ量」と、インパクト手前にヘッドのトウ側
の下がる向きへのたわみの「トウダウン量」または/か
つ、そのたわみにより生じるライ角に影響が大きい「シ
ャフト先端角Y」であることを特徴とする請求項1記載
のゴルフクラブのためのシャフト選定方法。
【0012】請求項4の発明は、請求項1記載のゴルフ
クラブのためのシャフト選定方法において、前記要素
は、トップ・オブ・スイング時または、コック解放時の
前記シャフトの「最大たわみ量」と、インパクト直前の
前記シャフトのたわみによる「たわみ速度」または/か
つ、ヘッドのロフト角や飛出し角度に影響が大きい「シ
ャフト先端角X」と、インパクト手前にヘッドのトウ側
の下がる向きへのたわみの「トウダウン量」または/か
つ、そのたわみにより生じるライ角に影響が大きい「シ
ャフト先端角Y」の3つ乃至5つの項目であることを特
徴とする請求項1記載のゴルフクラブのためのシャフト
選定方法。
【0013】請求項5の発明は、ゴルファーに最適なゴ
ルフクラブのためのシャフトを選択するシステムであっ
て、予め曲げ剛性が既知のシャフトを装着したサンプル
用のゴルフクラブをゴルファーがスイングした時の、前
記サンプル用のゴルフクラブのシャフトにかかる曲げモ
ーメント分布を計測してそのデータを蓄積する工程と、
前記既知の曲げ剛性分布のデータと前記曲げモーメント
分布のデータとでそのゴルファーのスイング中のシャフ
トのたわみ挙動を解析する工程と、前記たわみ挙動の解
析により、前記スイング中のトップ・オブ・スイング時
または、コック解放時の前記シャフトの「最大たわみ
量」と、インパクト直前の前記シャフトのたわみによる
「たわみ速度」と、ヘッドのロフト角や飛出し角度に影
響が大きい「シャフト先端角X」と、インパクト手前に
ヘッドのトウ側の下がる向きへのたわみの「トウダウン
量」及び、そのたわみにより生じるライ角に影響が大き
い「シャフト先端角Y」の要素のうち、前記「最大たわ
み量」とその他の要素の内少なくとも一つの要素のデー
タを基礎データとして検出する工程と、前記基礎データ
を基にそのゴルファーにとって理想のデータを有する構
成のシャフトを設計する工程と、前記設計に基づき成形
されたシャフトを組み付けてゴルフクラブとする工程と
からなることを特徴とするゴルフクラブのためのシャフ
ト選定システムである。
【0014】前記したように、本発明は、たわみ挙動を
解析し、その解析により得られる要素のうち「最大たわ
み量」と、その他の要素のうち少なくとも一つを解析・
検出する。「最大たわみ量」と、その他の要素のうち少
なくとも一つとして、「たわみ速度」、「シャフト先端
角X」、「トウダウン量」、「シャフト先端角Y」から
選ばれる少なくとも一つ、特にこれら全部を解析、検出
するのが好ましい。
【0015】ここでの「最大たわみ量」とは、スイング
中に起こるシャフトの概ねトウアップの向きの最大たわ
み量のことである。この「最大たわみ量」は、トップ・
オブ・スイング(バックスイングからダウンスイングの
切返し時)やダウンスイング中のコック解放時のゴルフ
ァーがゴルフクラブを動かそうとする力やトルクの大小
の要素が支配的である。この「最大たわみ量」とタイミ
ングの取りやすさの相関が高いことは特許第30616
40号公報で述べられている。これによりタイミングの
とりやすいシャフト曲げ剛性を選択することが可能にな
る。最大たわみ量が大きいゴルファーは比較的硬いシャ
フトを好む傾向があり、小さいゴルファーは比較的軟ら
かいシャフトを好む傾向にある。
【0016】ここでの「たわみ速度」とは、インパクト
直前のシャフトのたわみによるヘッドスピードのことで
ある。ヘッドスピードとは、ゴルファーの体の動きによ
るものとシャフトのたわみによって現れる。この「たわ
み速度」は、インパクト手前のゴルファーのグリップ部
(手)の並進・回転運動の負の加速度の要素と、ヘッド
にかかる遠心力による座屈の要素等、様々な影響で生じ
る。シャフトによる「たわみ速度」は速ければ速いほど
ヘッドスピードが上昇するが、ダウンスイングからイン
パクト手前のスイングを変更することでも、シャフトを
変更することでも、多少、変化する。しかしながら、前
記トウダウン量、最大たわみ量との関連があるため、こ
こでは、ある程度の数値の下限値を設ける必要がある。
この量を大きくするほど、同じスイングでもヘッドスピ
ードが上がる。
【0017】ここでの「シャフト先端角X」とは、イン
パクト直前の飛球線方向におけるシャフトのヘッド側と
地面に対する鉛直方向の「ヘッド側の角度」のことで、
この角度が大きいほどボールの飛び出し角度は大きくな
る。これは、インパクト時の実際のロフト角にも影響す
る。「シャフト先端角X」は、前記「たわみ速度」と同
様の要素により生じる。この「シャフト先端角X」があ
る程度以上に大きくなると、シャフトが飛球線方向にた
わみすぎている状態となり、シャフトに蓄積される弾性
エネルギが、曲がっていない状態に戻ろうとする復元力
のエネルギに使われようとするため、ヘッドスピードの
負の加速度を助長しながらインパクトすることになる。
従って、ここでは、上限を決めることにより、この数値
以下になるようにシャフトの選択を薦める。
【0018】ここでの「トウダウン量」とは、インパク
ト手前、若しくは、インパクト直前にシャフトがクラブ
ヘッドのヒール側にたわむ量のことであり、最大値はイ
ンパクト手前に起こる場合が多い。「トウダウン量」は
ゴルフヘッドにおける打点位置に影響を与える。トウダ
ウンという現象は、トップ・オブ・スイング(バックス
イングからダウンスイングの切返し時)やダウンスイン
グ中のコック解放時の反動的な振動の要素と、ヘッドに
かかる遠心力による座屈の要素、インパクト時のゴルフ
ァーの握力の大きさの要素、ゴルファーのグリップ部の
捻転運動の大きさ等、様々な影響で生じる。従って、多
少のスイングの変更で、前記インパクト前トウダウン量
というたわみ挙動を変える事は困難である。それ故に、
この値はゴルファーにとって非常に有益な情報になる。
慣習的に、ゴルファーはある程度の「トウダウン量」を
以ってスイングしてきている為、適度な「トウダウン
量」の存在が必要である。「トウダウン量」が大きい
と、ヘッドのトウ側でインパクトしたり、更に打点がば
らついたりする傾向が多くあり、その結果、「飛び」と
「方向性」に問題が出るという弊害がある。従って、
「トウダウン量」の大きさに上限を設ける必要がある。
【0019】測定方法に関しては、特開平10−433
32に映像によるトウダウン量の測定方法があるが、イ
ンパクト手前に絞った部分での映像撮影であり、比較的
精度が良いと推定される反面、歪計測においては、クラ
ブにコードやゲージが取り付くということもあり、多
少、スイングが変わる等の弊害も明記されている。しか
しながら、本発明に関しては、スイング全体のシャフト
のたわみ挙動の把握が目的であり、前述でも述べたよう
に、スイング全体を高速度で撮影する必要があり、解像
度の問題で、精度が悪いことがあげられる。従って、こ
のスイング全体のシャフトのたわみ挙動の把握には、シ
ャフト全長に渡り少なくとも3箇所以上の歪み計測が比
較的正確に測定できる方法であり、コードも軽量のもの
を使用すれば、問題も小さい。
【0020】「トウダウン量」の大小による「シャフト
先端角Y」はインパクト時のライ角に与える影響が大き
い。前記「シャフト先端角Y」は具体的には、インパク
ト直前のトウダウン方向におけるシャフトのヘッド側と
グリップ側のなす角度の「ヘッド側の角度」のことで、
この値の大小は、一般にヘッドのトウ−ヒール方向の打
点位置の変動に影響すると言われている。
【0021】本発明において、ゴルファーにスイングさ
せるゴルフクラブに装着されるシャフトは、予め曲げ剛
性分布のデータが既知のものを用いる。このようにする
と、前記要素について、ゴルファーのデータ値と理想の
データ値と比較したときに、修正が必要な場合に、修正
のためのシャフトの設計変更を正確に把握することが出
来るので、ゴルファーに最適なシャフトの設計が容易に
なるためである。また、前記要素の理想のデータ値につ
いては、後述する方法により予め設定している。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に、図面に基づき、本発明の
望ましい実施の形態とともに、本発明について詳細に説
明する。本発明は、ゴルファー個々人に対して最適なシ
ャフトの剛性分布を選定する方法であって、サンプル用
のゴルフクラブをスイングした時のシャフトにかかる曲
げモーメント分布を計測し、その計測されたデータと前
記シャフトの曲げ剛性分布により算出される、スイング
中のシャフトのたわみ挙動を解析する手段を使い、トッ
プ・オブ・スイング時または、コック解放時の「最大た
わみ量」と、インパクト直前のシャフトのたわみによる
「たわみ速度」と、ヘッドのロフト角や飛出し角度に影
響が大きい「シャフト先端角X」と、インパクト手前に
ヘッドのトウ側の下がる向きへのたわみの「トウダウン
量」及び、そのたわみにより生じるライ角に影響が大き
い「シャフト先端角Y」の5つの要素を算出し、そのゴ
ルファーにとり理想的なシャフトのたわみ挙動となるよ
うに修正を加えることにより、前記ゴルファーに対して
より適切な、または、最適なシャフトを選択する方法で
あり、かつ、そのような方法によりゴルファーに最適な
シャフトを選択するシステムである。
【0023】以上、前記した5つの要素を考えること
は、ゴルフクラブの「タイミングの取りやすさ」、「飛
び」と「方向性」を考えることに繋がり、前記5つの要
素をもとにゴルファーのスイングの特性に適したシャフ
トを選択し、それをもってゴルフクラブとすれば、ゴル
ファーに最適なゴルフクラブが得られる。
【0024】図1は、前記シャフト選択システムの一実
施形態を示す概略図である。本実施例のシステムは、ゴ
ルファーがサンプル用のゴルフクラブをスイングした時
のシャフトのしなり挙動データを検出するための、予め
シャフトの曲げ剛性分布が既知のシャフト2を組み付け
たゴルフクラブ1、シャフト2に発生する歪み分布のデ
ータ計測装置3(単軸ひずみゲージ付シャフトで、長さ
方向には概ね全長を計測できる3箇所以上、かつ、飛球
線方向とトウアップ/ダウン方向の2方向が計測でき
る)、前記計測装置3によって得られたデータを基にア
ドレスからインパクトまでのスイング中のたわみ挙動を
解析する解析演算装置7及び、表示装置8、選択するた
めの5つの要素を数値データとして検出する解析演算装
置7及び、表示装置8、その要素についてのゴルファー
の検出されたデータ値を、ゴルファーのあるべき理想の
データ値と比較して修正解析する解析演算装置7及び、
表示装置8、前記シャフト2の既知の曲げ剛性分布と、
ゴルファーのあるべき理想のデータ値に修正できるシャ
フトの曲げ剛性分布を解析する解析演算装置7および、
表示装置8、とからなる。
【0025】図1(a)に、シャフトに発生する歪み分
布のデータ計測装置3を示す。歪み分布のデータ計測装
置3はゴルフクラブ1のシャフト2の4ヵ所に、歪みゲ
ージ4を装着されたサンプル用のゴルフクラブと、前記
歪みゲージ4により検出されたデータを解析する解析演
算装置7、それらを表示する装置8からなる。具体的に
は、前記の歪みゲージ4は、図1(b)にシャフト2の
断面図として示すように飛球線方向(x方向)と飛球線
方向に対し垂直な方向(y方向)に歪みゲージ4を装着
し、スイング中のx方向、y方向の歪み量を検出して、
それらのデータは、ブリッジボックス5を介して増幅器
6に入力されて増幅され、CPU7によって解析されシ
ャフトの歪み波形が画面8に出力される。
【0026】前記解析演算装置7であるCPUには、前
記したように各要素を数値データとして検出する解析演
算装置、ゴルファーの検出されたデータ値と理想のデー
タ値と比較して修正解析する解析演算装置、ゴルファー
のあるべき理想データ値に修正できるシャフトの曲げ剛
性分布を解析する解析演算装置を包含している。
【0027】図3、図4、図5および図7に前記計測装
置3によって得られたデータを基にアドレスからインパ
クトまでのスイング中の各特定時刻のたわみ挙動を解析
して表示装置8上に表示した一例を示す。具体的には、
前記表示装置8に表示するまでの動作を図2にフローチ
ャートとして示すように、あらかじめ、解析演算装置7
にサンプル用のゴルフクラブ1のシャフト2の外径、曲
げ剛性分布のデータおよびシャフト2に貼付した歪みゲ
ージ4の位置や前記ゴルフクラブ1のヘッドとシャフト
2の組み付け条件など計測諸条件を入力しておき、これ
らのデータと、サンプル用のゴルフクラブをスイングし
た時に、該ゴルフクラブ1のシャフト2に発生する前記
歪み分布のデータ計測装置3からのデータとにより、ア
ドレスからインパクトまでのスイング中のシャフトの曲
げモーメント分布を測定して表示する。
【0028】このフローチャートによれば、 y:たわみ、x:シャフト長手方向の位置 M(x):曲げモーメント E(x):ヤング率,I(x):断面2次モーメント,E
(X)・I(x):曲げ剛性 σ(x):応力,ε(x):歪み Z(x):断面係数,d(x):外径 としたときに、真直はりのたわみの関係より、次式が成
り立つ。
【0029】
【数1】 d2y/dx2=M(x)/(E(x)・I(x)) … 式1 従って、たわみyは、次式で表される。
【0030】
【数2】 y=∫∫[M(x)/{E(x)/I(x)}]dxdx+C1・x+C2 (C1、C2:積分定数) …式2 また、
【0031】
【数3】σ(x)=E(x)・ε(x) …式3
【0032】
【数4】 σ(x)=M(x)/Z(x)=M(x)/[I(x)/{d(x)/2}] … 式4 の関係式より、
【0033】
【数5】 M(x)/{E(x)・I(x)}=ε(x)/{d(x)/2} …式5 が成り立つ。式2、式5より、外径d(x)と歪みε
(x)、または、曲げモーメントM(x)と曲げ剛性E
(x)・I(x)を解くことにより、たわみyは算出で
きる。
【0034】図3はトップ・オブ・スイング時または、
コック解放時の「最大たわみ量」、図4はインパクト手
前のシャフトのたわみのよる「たわみ速度」と、ヘッド
のロフト角や飛出し角度に影響が大きい「シャフト先端
角X」、図5はインパクト手前にヘッドのトウ側の下が
る向きへのたわみの「トウダウン量」及び、そのたわみ
により生じるライ角に影響が大きい「シャフト先端角
Y」の解析結果を表示装置8に表示した例を示す。ま
た、図6は、ここでのサンプル用のゴルフクラブのシャ
フト曲げ剛性分布を表示装置8に表示し、図7は前記計
測装置3によって得られたデータを基に解析演算装置7
にてアドレスからインパクトまでの曲げモーメントの時
間推移をグラフとして表示したもの。ここで、前記サン
プル用のゴルフクラブの組付け条件に関しては、クラブ
長さが1149mm、シャフトの接着長さが35mm、
歪み計測位置に関しては、クラブソールから、90m
m、350mm、620mm、880mmの位置のシャ
フト表面である。
【0035】前記表示の後、選択するための5つの要素
を数値データとして表示装置8上に表示した一例を図8
の表1に示す。表1は、スイング中のゴルフクラブのシ
ャフトのたわみ挙動データを前記した方法で解析するこ
とで各ゴルファーのサンプル用ゴルフクラブでの「最大
たわみ量」「たわみ速度」「たわみ角度」「最大トウダ
ウン量」を示すものであり、これは、上級〜中級レベル
の一般ゴルファーAの例を計測した結果である。また、
前記表1には理想値の欄があり、各要素についての理想
のデータ値が記載されている。
【0036】前記理想のデータ値は、中級〜上級者の被
験者数十名のゴルファーが、測定用クラブでスイングし
たときのたわみ挙動データを解析することで得た「最大
たわみ量」「たわみ速度」「たわみ角度X」「最大トウ
ダウン量」「たわみ角度Y」の分布のデータから、おの
おのの要素について一般にゴルファーがゴルフクラブを
振りやすい、打ちやすい、あるいは良く飛ぶと体感でき
る数値を示すもので、以下にその詳細を述べる。(被験
者のヘッドスピードの平均:43.9mm/s)
【0037】図9のグラフ1より「最大たわみ量」は、
100mm前後が最適で、70〜130mm程度が適切
であり、この範囲に入ることが、「タイミングが取り易
く」「振りやすい」クラブのシャフト硬さになる。特
に、50mm以下、または、150mm以上になると、
たわまなかったり、たわみすぎたりして、特にスイング
しにくいクラブのシャフト硬さとなる。
【0038】図9のグラフ2より「たわみ速度」は、
2.5m/s前後が最適で、1.5〜3.5m/s程度
の範囲が適切であり、この範囲に入ることが、打球の方
向性も安定する。特に、1.0m/s以下になると、シ
ャフトのたわみを利用できるシャフトに利用できるが、
4.0m/s以上になると、シャフトのたわみが大きす
ぎ、打点がばらついたり、打球の方向性が安定しなかっ
たりする。
【0039】図9のグラフ3より「たわみ角X」は、
2.0°前後が中央値である。適切な範囲は明確でない
が、この値が大きいと、「打球が他人より高い」、この
値が小さいと、「低い」等の官能が得られている。クラ
ブヘッドのロフト角や打球高さの好みに応じて、また、
他のパラメータを比較して、適切な値を見つける必要が
ある。
【0040】図9のグラフ4より「最大トウダウン量」
は、大型ヘッドの登場により、近年増える傾向にある
が、たわみすぎても打点のばらつきに影響を与えるた
め、適度のたわみ必要と考えられる。また、今回の被験
者群においても、ヘッドスピードがやや速い(43.9
m/s)ため、遠心力も大きくなり、たわみ量自身も大
きめになっている。「最大トウダウン量」は、60m以
下が最適で、70mm以下が適切であり、この範囲に入
ることが、「打点・打球の安定」に繋がる。特に、80
mm以上になると、「打点・打球のばらつき」が大き
く、小さくすることを考慮すべきである。
【0041】図9のグラフ5より「たわみ角Y」は、
4.0°前後が中央値である。適切な範囲が明確でない
が、この値はライ角に影響を与え、この値が大きいと、
ライ角がフラットになり、この値が小さいと、ライ角が
アップライになる。ライ角の大小は、一般に打点位置に
与える影響が大きく、クラブヘッドのライ角や打球位置
の好みに応じて、また、他のパラメータを比較して、適
切な値を見つける必要がある。ここでは、参考値とす
る。
【0042】以上のように理想のデータ値に対するゴル
ファーのデータ値を検討して、次にゴルファーの最適シ
ャフト曲げ剛性分布を設計した結果を図10に示すよう
に表示装置8に示すことで選択する。前記表示装置8に
表示されたデータは、表示画面を分割して、同一画面に
表示しても良いし、経過に従って、順次表示しても良
い。
【0043】以下、本発明のシステムを用いた最適なゴ
ルフクラブのためのシャフトの選択方法の一例を図11
に示すフローチャートと共に説明する。これらの結果
(図3、図4、図5、図7、図8、図10)を表示する
画面は、図12にゴルフクラブ用シャフト選定システム
として示すように一画面として表示している。ゴルファ
ーAの場合、 ステップ1:サンプル用のゴルフクラブのシャフトの曲
げ剛性分布、外径、シャフト2に貼付した歪みゲージ4
の位置や前記ゴルフクラブ1のヘッドとシャフト2の組
み付け条件など計測諸条件を解析演算装置7に入力す
る。
【0044】ステップ2:ゴルファーに計測装置3を装
備したサンプル用のゴルフクラブを数回スイングしても
らい、前記計測装置3によってデータを得る。得られた
データを基に解析演算装置7にてアドレスからインパク
トまでの曲げモーメントの時間推移データを得るととも
に、表示装置8に表示する。
【0045】ステップ3:前記アドレスからインパクト
までの曲げモーメントの時間推移データから、選択の基
礎とする要素のデータを図8の表1のように表示し、理
想のデータ値と比較する。
【0046】ステップ4:前記表1から、「最大たわみ
量」を検討すると、サンプル用のゴルフクラブのシャフ
トとほぼ同じ硬さのシャフトで修正の必要はないと判
断。
【0047】ステップ5:「たわみ速度」を検討する
と、これは適切な範囲であり、たわみ角度Xもほぼスト
レートであるため、修正の必要はないと判断。
【0048】システム6:最後に、「最大トウダウン
量」を検討すると、このデータ値は理想値より大きいた
め、トウダウン時の曲げモーメント分布を考慮すると、
ヘッド側の硬さとグリップ部の硬さのみ、硬くするとこ
の要素は抑制できると判断。具体的には、図7のフロー
チャートの(イ)(ロ)の剛性分布の変更はなし。
(ハ)の剛性分布の変更に対して、「最大トウダウン
量」がサンプル用のゴルフクラブで約100mmである
ため、約60mm程度に制御するには、図5ゴルファー
Aのグラフに示すようにグリップ側の剛性の最も高い剛
性分布のシャフトを選択。
【0049】ステップ7:前記選ばれた曲げ剛性分布の
結果に従い最適なシャフト剛性分布のシャフトを成形
し、ゴルフクラブに組み付ける。
【0050】前記の修正を加えて最適な曲げ剛性分布と
なったシャフト付きゴルフクラブの試打を実施した。そ
の結果、ゴルファーAによれば、やや硬いというフィー
リングがあり、飛びもやや落ちたが、打球の方向性が安
定した。(「最大トウダウン量」を抑制することで、打
点の安定を計った。)という試打結果が得られた。
【0051】
【発明の効果】この発明によれば、スイング中のゴルフ
クラブシャフトのたわみ挙動データを解析することで各
ゴルファーに適した剛性分布を有するゴルフシャフトが
選定でき、提案できる。その結果、ゴルファーにとって
「飛び」と「ばらつき」に満足でき、「タイミングの取
りやすい」や「スイングしやすい」等の満足できる官能
の得られるシャフトを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シャフト選択システムの一実施形態を示す概略
【図2】アドレスからインパクトまでのスイング中の各
特定時刻のたわみ挙動を解析して表示するまでの動作を
説明するフローチャート
【図3】「最大たわみ量」の解析結果を表示した説明
図。
【図4】「たわみ速度」および「シャフト先端角X」の
解析結果を表示した説明図。
【図5】「トウダウン量」および「シャフト先端角Y」
の解析結果を表示した説明図。
【図6】サンプル用のゴルフクラブのシャフト曲げ剛性
分布の解析結果を表示した説明図。
【図7】前記計測装置によって得られたデータをアドレ
スからインパクトまでの曲げモーメントの時間推移をグ
ラフ化したもの。
【図8】5つの要素を数値データとして表示したもの。
【図9】理想のデータ値を説明するグラフ。
【図10】ゴルファーの最適シャフト曲げ剛性分布を設
計した結果を示すグラフ。
【図11】本発明のシステムを用いた最適なゴルフクラ
ブのためのシャフトの選択方法の一例を説明するフロー
チャート。
【図12】実施例の選択システムの経過を一画面で示し
た説明図。
【符号の説明】
1 ゴルフクラブ 2 シャフト 3 計測装置 4 歪みゲージ 5 ブリッジボックス 6 増幅器 7 解析演算装置 8 表示装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴルファーに最適なゴルフクラブのため
    のシャフトを選択する方法であって、予め曲げ剛性が既
    知のシャフトを装着したサンプル用のゴルフクラブをゴ
    ルファーがスイングした時の、前記サンプル用のゴルフ
    クラブのシャフトにかかる曲げモーメント分布を計測
    し、その計測されたデータと前記シャフトの曲げ剛性分
    布により算出されるスイング中のシャフトのたわみ挙動
    を解析する手段と、前記解析によって、前記スイング中
    のトップ・オブ・スイング時または、コック解放時の前
    記シャフトの「最大たわみ量」と、インパクト直前の前
    記シャフトのたわみによる「たわみ速度」と、ヘッドの
    ロフト角や飛出し角度に影響が大きい「シャフト先端角
    X」と、インパクト手前にヘッドのトウ側の下がる向き
    へのたわみの「トウダウン量」及び、そのたわみにより
    生じるライ角に影響が大きい「シャフト先端角Y」の要
    素を算出する手段と、これら前記要素のうち少なくとも
    2つ以上の項目に基づきそのゴルファーに理想のたわみ
    挙動を得る手段と、前記得られた理想のたわみ挙動に基
    づいてそのゴルファーに適した曲げ剛性分布を有するシ
    ャフトを選定してゴルフクラブとする手段とからなるこ
    とを特徴とするゴルフクラブのためのシャフト選定方
    法。
  2. 【請求項2】 前記要素は、トップ・オブ・スイング時
    または、コック解放時の前記シャフトの「最大たわみ
    量」と、インパクト直前の前記シャフトのたわみによる
    「たわみ速度」または/かつ、ヘッドのロフト角や飛出
    し角度に影響が大きい「シャフト先端角X」であること
    を特徴とする請求項1記載のゴルフクラブのためのシャ
    フト選定方法。
  3. 【請求項3】 前記要素は、トップ・オブ・スイング時
    または、コック解放時の「最大たわみ量」と、インパク
    ト手前にヘッドのトウ側の下がる向きへのたわみの「ト
    ウダウン量」または/かつ、そのたわみにより生じるラ
    イ角に影響が大きい「シャフト先端角Y」であることを
    特徴とする請求項1記載のゴルフクラブのためのシャフ
    ト選定方法。
  4. 【請求項4】 前記要素は、トップ・オブ・スイング時
    または、コック解放時の前記シャフトの「最大たわみ
    量」と、インパクト直前の前記シャフトのたわみによる
    「たわみ速度」または/かつ、ヘッドのロフト角や飛出
    し角度に影響が大きい「シャフト先端角X」と、インパ
    クト手前にヘッドのトウ側の下がる向きへのたわみの
    「トウダウン量」または/かつ、そのたわみにより生じ
    るライ角に影響が大きい「シャフト先端角Y」の3つ乃
    至5つの項目であることを特徴とする請求項1記載のゴ
    ルフクラブのためのシャフト選定方法。
  5. 【請求項5】 ゴルファーに最適なゴルフクラブのため
    のシャフトを選択するシステムであって、予め曲げ剛性
    が既知のシャフトを装着したサンプル用のゴルフクラブ
    をゴルファーがスイングした時の、前記サンプル用のゴ
    ルフクラブのシャフトにかかる曲げモーメント分布を計
    測してそのデータを蓄積する工程と、前記既知の曲げ剛
    性分布のデータと前記曲げモーメント分布のデータとで
    そのゴルファーのスイング中のシャフトのたわみ挙動を
    解析する工程と、前記たわみ挙動の解析により、前記ス
    イング中のトップ・オブ・スイング時または、コック解
    放時の前記シャフトの「最大たわみ量」と、インパクト
    直前の前記シャフトのたわみによる「たわみ速度」と、
    ヘッドのロフト角や飛出し角度に影響が大きい「シャフ
    ト先端角X」と、インパクト手前にヘッドのトウ側の下
    がる向きへのたわみの「トウダウン量」及び、そのたわ
    みにより生じるライ角に影響が大きい「シャフト先端角
    Y」の要素のうち、前記「最大たわみ量」とその他の要
    素の内少なくとも一つの要素のデータを基礎データとし
    て検出する工程と、前記基礎データを基にそのゴルファ
    ーにとって理想のデータを有する構成のシャフトを設計
    する工程と、前記設計に基づき成形されたシャフトを組
    み付けてゴルフクラブとする工程とからなることを特徴
    とするゴルフクラブのためのシャフト選定システム。
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