JP2003284679A - 内視鏡用案内管 - Google Patents
内視鏡用案内管Info
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Abstract
入可能な管状部材で構成するとともに、案内管の外側
に、刃物等の手術器械を案内するためのガイド部材を設
け、案内管内に体液等の侵入を防止し、筋肉や腱等の皮
下組織の手術を安全に行える内視鏡用案内管を提供する
ことにある。 【解決手段】一端を閉じ、内部に内視鏡を挿入可能な管
状部材で構成し、該管状部材の一部或いは全部を透明に
した内視鏡用案内管において、該案内管の外側に、刃物
等の手術器械を案内するためのガイド部材を設け、上記
案内管の内部に生体内の体液等が侵入しないようにし
て、安全に手術を行えるようにした。
Description
関し、より詳細には、筋肉,腱,神経等皮下に存在する
組織を内視鏡によって直接に観察することができる内視
鏡用案内管の改良に関する。
の生体内に存在する腔間を気体又は液体を媒体として拡
張し、内腔を観察する道具として内視鏡があり、整形外
科,内科,外科,婦人科,泌尿器科などで広く使用され
ている。
態を示し、同図において、対向する一対の骨52,52
の間に腔間53が形成され、該腔間53内に内視鏡51
を挿入し、関節Aの内部を観察するようになっている。
内視鏡51は、細長円筒状に形成され、金属製の案内管
54内に挿入される。内視鏡51の内部には光学系が組
み込まれ、その先端部から前方へ光を射出し、先端部に
設けた透明なレンズを介して関節Aの内部腔間53を観
察するようになっている。
観察可能な場所は、生体内に腔間が存在する箇所に限ら
れてしまい、特に、筋肉,腱,神経等の皮下組織を直接
に観察することができなかった。
特公平4−10328号(特開昭63−49125号)
公報に示すように、図14において、一端を閉じ、内部
に内視鏡51を挿入可能な細長の管体55で構成すると
ともに、管体55の一部或いは全部を透明にした内視鏡
用の案内管54を提案している。すなわち、管体55を
パイレックス(登録商標)等の透明なガラス又はプラス
チック物質で構成することにより、内視鏡51の先端部
56を傾斜させた所謂斜視鏡を使用し、360度の角度
範囲で案内管54に接触する皮下組織を観察するように
なっている。
ように、少なくとも1個のスリット乃至スロット状の開
口57を設け、該開口57を介してメス等の手術器械5
8を外部に突出させるようになっている。これにより、
内視鏡51の先端に組み込まれた光学系によって、皮下
組織の状態を観察しながら、上記開口57から突出した
メス等の手術器械58を操作棒59で適宜操作すること
により、皮下組織の手術を行うようになっている。
4は、スリット又はスロット状の開口57を介して、皮
下組織等と内部を連通する開口状態にあって、内部に体
液等が侵入してしまう。その結果、体液等が、内視鏡の
レンズと接触して、鏡視能が低下してしまい、本来の手
術目的を達成できない等の問題があった。
プラスチック皮膜で覆う手段が講じられていた。この場
合、手術器械としてメス等の刃物を使用すると、この刃
物が、プラスチック皮膜の一部を破って、開口57から
突出してしまう。その結果、プラスチック皮膜の損傷に
より、案内管54内に体液等が侵入してしまい、本質的
な解決策にならなかった。
部に内視鏡を挿入可能な管状部材で構成するとともに、
案内管の外側に、刃物等の手術器械を案内するためのガ
イド部材を設けることにより、案内管内への体液等の侵
入を防止し、筋肉や腱等の皮下組織の手術を安全に行え
る内視鏡用案内管を提供することにある。
端を閉じ、内部に内視鏡を挿入可能な管状部材で構成
し、該管状部材の一部或いは全部を透明にした内視鏡用
案内管において、該案内管の外側に、刃物等の手術器械
を案内するためのガイド部材を設け、上記案内管の内部
に生体内の体液等が侵入しないようにして、安全に手術
を行えるようにしたことにより、効果的に達成される。
外側に、軸方向に沿って陥凹を形成し、該陥凹に沿って
メス等の手術器械を移動自在に装着してガイドするよう
にしたことにより、より効果的に達成される。
外側に、軸方向に沿って出張りを形成し、該出張りにメ
ス等の手術器械を移動自在に装着してガイドするように
したことにより、より効果的に達成される。
の外側に、軸方向に沿って出張りを形成し、該出張りで
形成される溝に沿ってメス等の手術器械を移動自在に装
着してガイドすることにより、より一層効果的に達成さ
れる。
管の実施例を図面に基づいて説明する。
態を示し、内視鏡2は、対向する一対の骨3,3の間に
形成された腔間4内や、筋肉や腱などの皮下組織に挿入
するようになっている。同図では、内視鏡2を案内管5
内に挿入し、関節1内の皮下組織を直接に観察する状態
を示す。すなわち、内視鏡2には、内部に光学系が組み
込まれており、先端部から前方へ光を射出し、先端部に
設けた対物レンズを介して関節1周辺の皮下組織を観察
するようになっている。
よく、その場合、内視鏡2は、図2に示すように、先端
部から前方へ光を射出し、先端部に設けた透明レンズ6
を介して腔間4内の画像データを取り込んで、CCDレ
ンズ7から信号ケーブル8及び信号処理手段9を介して
モニター10に映像を表示して、腔間4内の様子を観察
するようになっている。
内管5の内部に内視鏡2が挿入された状態を示し、図4
は、案内管12を側方から眺めた図である。これらの図
において、案内管5の本体11の外側には、軸方向に沿
って一条の陥凹12が形成されている。この陥凹12内
を、図5に示すように、薄板状のメス等の手術器械13
が軸方向に沿って移動自在に嵌め込まれ、該陥凹12に
沿ってメス等の手術器械13をガイドするようになって
いる。この案内管5の開放端側には、半径方向の外側に
延在する把手部14が一体的に形成されている。なお、
本体11は、好ましくは、透明なガラス又はプラスチッ
クから一体的に形成される。本体11は、略円筒状であ
り、その中空部の内径は内視鏡よりもやや大きく設定さ
れている。これにより、案内管5を、所定の位置に設定
した後に、内視鏡2を挿入し、案内管5を介して生体内
の皮下組織を観察するようになっている。さらに、内視
鏡2は、案内管5内を軸方向に移動可能であるととも
に、軸周りに360度回転することができ、本体11の
一部或いは全部が透明に形成されているので、生体の内
部を観察することができる。
る場合、その大きさ及び切開箇所からの距離などを即座
に判断することができる。そして、案内管5の陥凹12
にメス等の手術器械13を装着すると、エッジ13aが
案内管5の外側に突出させた状態になり、術者は、操作
杆14を把持して、生体の内部を観察しながら、手術器
械13を陥凹12に沿ってスライドさせて手術すること
ができる。なお、上記陥凹12は、案内管5の一部若し
くは全長に渡って形成してもよい。
鏡用案内管の第2実施例を示す。これらの図において、
上記第1実施例と同じ部材は同じ符号を付して、その説
明を省略する。
15を形成し、該出張り15にメス等の手術器械13を
軸方向に移動自在に装着し、手術器械13をガイドする
ようになっている。この場合、図8に示すように、メス
等の手術器械13は、上記出張り15に対して直角ない
し任意の角度に装着され、軸方向に移動自在になってい
る。
術器械13は、案内管5の外側に装着されるので、案内
管5の内部には、生体内の体液等が侵入しない。その結
果、案内管5に、内視鏡2を挿入し、術者は、生体内の
状態を観察しながら、手術器械13によって異常部分の
手術を行うことができる。よって、上記第1実施例と同
様の作用および効果を奏することができる。
内視鏡用案内管の第3実施例を示す。これらの図におい
て、上記第1及び第2実施例と同じ部材は同じ符号を付
して、その説明を省略する。
軸方向に沿って断面逆L字状の出張り16を形成し、図
12に示すように、該出張り16と案内管5によって形
成される溝17に、該溝17に沿ってメス等の手術器械
13を移動自在に装着する。よって、メス等の手術器械
13は、案内管5の外側に装着されるので、案内管5の
内部には、生体内の体液等が侵入しない。その結果、案
内管5に、内視鏡2を挿入し、生体内の状態を観察しな
がら、手術器械13によって異常部分の手術を行うこと
ができる。よって、上記第1及び第2実施例と同様の作
用および効果を奏することができる。
側に、メス等の手術器械13を案内するためのガイド部
材を設けた。すなわち、第1実施例では案内管5の外側
に陥凹12を形成し、第2実施例では案内管5の外側に
出張り15を形成し、第3実施例では案内管5の外側に
断面逆L字状の出張り16を形成した。そして、手術器
械13を、案内管5の外側に装着して、陥凹12,出張
り15,および出張り16によって形成される溝17に
沿って移動させることができる。その結果、案内管5に
は、外部に通じる開口が形成されず、案内管5内に生体
内の体液などが進入することがない。よって、内視鏡2
を用いて手術をする場合でも、体液等が、内視鏡内の対
物レンズやCCDレンズと接触し、鏡視能が低下すると
いう問題が生じない。よって、モニターなどで述部付近
の鮮明な画像をみながら、メス等の手術器械を操作する
ことができ、筋肉や腱等の皮下組織の手術を安全に行う
ことができる。
内管によると、一端を閉じ、内部に内視鏡を挿入可能な
管状部材で構成し、案内管の外側にガイド部材、すなわ
ち、陥凹を形成したり、出張り等を形成し、該陥凹や出
張り等に、メス等の手術器械を装着する。そのため、案
内管に、生体内に連通する開口がなくなるため、生体内
の体液等が、案内管の内部に侵入し、内視鏡の対物レン
ズやCCDレンズなどのレンズ類に接触することがなく
なり、鏡視能が低下することがない。その結果、モニタ
ー等には、常に鮮明な画像で術部付近の様子が写し出さ
れ、手術に習熟していない医師でも、メス等の手術器械
をガイド部材によって案内することにより、安全かつ正
確に手術を行うことができ、神経,血管,腱等の周辺組
織が損傷する危険を回避することができる。
図である。
す斜視図である。
観を示す斜視図である。
観を示す斜視図である。
形成される溝に、メス等の手術器械を挿入した状態を示
す図である。
使用状態を示す図である。
態を示す説明図である。
械を装着した状態を示す斜視図である。
Claims (4)
- 【請求項1】一端を閉じ、内部に内視鏡を挿入可能な管
状部材で構成し、該管状部材の一部或いは全部を透明に
した内視鏡用案内管において、該案内管の外側に、刃物
等の手術器械を案内するためのガイド部材を設け、上記
案内管の内部に生体内の体液等が侵入しないようにし
て、安全に手術を行えるようにしたことを特徴とする内
視鏡用案内管。 - 【請求項2】上記案内管の外側に、軸方向に沿って陥凹
を形成し、該陥凹に沿ってメス等の手術器械を移動自在
に装着してガイドするようにした請求項1に記載の内視
鏡用案内管。 - 【請求項3】上記案内管の外側に、軸方向に沿って出張
りを形成し、該出張りにメス等の手術器械を移動自在に
装着してガイドするようにした請求項1に記載の内視鏡
用案内管。 - 【請求項4】上記案内管の外側に、軸方向に沿って出張
りを形成し、該出張りによって形成される溝に沿ってメ
ス等の手術器械を移動自在に装着してガイドするように
した請求項1に記載の内視鏡用案内管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002091367A JP3704103B2 (ja) | 2002-03-28 | 2002-03-28 | 内視鏡用案内管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002091367A JP3704103B2 (ja) | 2002-03-28 | 2002-03-28 | 内視鏡用案内管 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003284679A true JP2003284679A (ja) | 2003-10-07 |
JP3704103B2 JP3704103B2 (ja) | 2005-10-05 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002091367A Expired - Fee Related JP3704103B2 (ja) | 2002-03-28 | 2002-03-28 | 内視鏡用案内管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3704103B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007209534A (ja) * | 2006-02-09 | 2007-08-23 | Tokyo Medical & Dental Univ | 内視鏡用多目的処置フード及び内視鏡 |
WO2014021513A1 (ko) * | 2012-07-30 | 2014-02-06 | 가톨릭대학교 산학협력단 | 부인과용 탈부착형 내시경 장치 |
-
2002
- 2002-03-28 JP JP2002091367A patent/JP3704103B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JP3704103B2 (ja) | 2005-10-05 |
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