JP2003284453A - 水棲生物の飼育水の浄化方法及びその装置 - Google Patents

水棲生物の飼育水の浄化方法及びその装置

Info

Publication number
JP2003284453A
JP2003284453A JP2002093437A JP2002093437A JP2003284453A JP 2003284453 A JP2003284453 A JP 2003284453A JP 2002093437 A JP2002093437 A JP 2002093437A JP 2002093437 A JP2002093437 A JP 2002093437A JP 2003284453 A JP2003284453 A JP 2003284453A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
breeding water
water
exchange resin
breeding
nitrification
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002093437A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Osuge
康一 大菅
Naoki Ogawa
尚樹 小川
Yasuhiko Shoda
泰彦 荘田
Toru Sakimura
徹 崎村
Tomoko Uchida
智子 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2002093437A priority Critical patent/JP2003284453A/ja
Publication of JP2003284453A publication Critical patent/JP2003284453A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理設備が簡易で小型化でき、外部から物質
やエネルギーの供給を必要とせず、長期的に安定して飼
育水中から水棲生物への毒性があるアンモニア及び亜硝
酸を除去することができる水棲生物の飼育水の浄化方法
及びその装置を提供する。 【解決手段】 水棲生物12の飼育水14を硝化細菌に
より硝化処理する硝化工程40と、該硝化処理後の飼育
水14をイオン交換樹脂54により吸着処理する脱窒工
程50とを含むことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メダカや金魚など
の水棲生物の飼育水の浄化方法及びその装置に関し、詳
しくは、飼育水の入替えが困難な場所、例えば宇宙での
飼育実験等に、特に有利に適用できる水棲生物の飼育水
の浄化方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】水棲生物の排泄物に由来するアンモニア
は、生物に対し毒性を有する。また、アンモニアは、飼
育生物に付着している硝化菌により亜硝酸及び硝酸に酸
化される(硝化反応)が、亜硝酸も毒性が強い。飼育水
中のアンモニア及び亜硝酸の蓄積を防ぐ手段としては、
硝化菌を添加する方法が採用されており、これにより硝
化反応を促進し、毒性が1/100以下に低下する硝酸
へと変換している。しかしながら、硝酸は強酸であるた
め、硝酸が飼育水中に100〜200ppm以上蓄積す
ると、飼育水のpHが低下し、水棲生物に対して悪影響
を与えてしまうという問題があった。そこで、従来、飼
育水中から硝酸を除去する手段としては、飼育水の交換
や、脱窒素菌を利用して硝酸を窒素まで還元する方法が
報告されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、飼育水
の交換には、大量の水を交換するという多大な労力を要
する操作が不可欠であり、作業性の面で問題がある。ま
た、飼育水の交換には多量の水を必要とするため、特に
宇宙で水棲生物を飼育する場合、水資源の確保が困難で
あるという問題がある。
【0004】一方、脱窒素菌は嫌気性細菌であるため、
脱窒素菌を利用して硝酸を窒素に還元する場合、飼育水
を酸素のない嫌気条件に保つ必要がある。しかし、飼育
水には、水棲生物や硝化細菌に不可欠な酸素が大量に溶
解しているので、酸素を除去するための処理槽が必要と
なり、処理設備が複雑かつ大型化するという問題があ
る。また、脱窒反応には、有機物及び水素などの電子又
は電子供与体の供給が必須であるが、これらの供給は飼
育水を汚濁するとともに、水棲生物に悪影響を及ぼすと
いう問題がある。また、これらの供給設備が必要で処理
設備が大型化するという問題がある。
【0005】そこで本発明は、上記の問題点に鑑み、処
理設備が簡易で小型化でき、外部から物質やエネルギー
の供給を必要とせず、長期的に安定して飼育水中から水
棲生物への毒性があるアンモニア及び亜硝酸を除去する
ことができる水棲生物の飼育水の浄化方法及びその装置
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る水棲生物の飼育水の浄化方法は、水
棲生物の飼育水を硝化細菌により硝化処理する硝化工程
と、該硝化処理後の飼育水をイオン交換樹脂により吸着
処理する脱窒工程とを含むことを特徴とする。このよう
な構成によれば、飼育水中のアンモニア及び亜硝酸は硝
化反応により硝酸に変換されるので、飼育水中から毒性
のある物質を除去することができるとともに、硝酸はイ
オン交換樹脂により吸着されるので、簡易で小型の処理
設備により硝酸の蓄積を防止することができる。
【0007】上記イオン交換樹脂としては、陰イオン交
換樹脂と陽イオン交換樹脂との組み合わせを用いること
が好ましい。このような構成によれば、陰イオン交換樹
脂により飼育水中の硝酸イオン(NO3 -)が水酸化物イ
オン(OH-)に交換されるとともに、陽イオン交換樹
脂によりナトリウム(Na+)や、マグネシウム(Mg
2+)、カリウム(K+)、カルシウム(Ca2+)などの
イオンが水素イオン(H+)に交換されるので、長期的
に吸着処理を行っても飼育水中のpHの上昇を防止する
ことができる。
【0008】上記陽イオン交換樹脂としては、マグネシ
ウムイオン又はカルシウムイオンを上記飼育水中に放出
するものを用いることが好ましい。このような構成によ
れば、飼育水中のナトリウムやカリウムなどのイオン
が、水素イオンに交換される代わりに、マグネシウムイ
オン又はカルシウムイオンに交換されるので、飼育水中
に必要なカルシウムやマグネシウム等のミネラル分を添
加することができる。
【0009】上記吸着工程では、上記硝化処理後の飼育
水の一部について吸着処理を行うことが好ましい。この
ような構成によれば、アンモニア及び亜硝酸は硝酸に酸
化されるので、飼育水中から毒性のある物質を除去する
ことができるとともに、イオン交換は一部の飼育水に限
られるので、飼育水中のマグネシウムやカルシウム等の
ミネラル分が全て水素イオンに交換されることを防止で
き、飼育水中のミネラル分を維持することができる。
【0010】また、本発明は、別の側面として、水棲生
物の飼育水の浄化装置であって、水棲生物を飼育するた
めの飼育水槽と、該飼育水槽中の飼育水を硝化処理する
ための硝化細菌を備える硝化槽と、硝化処理後の飼育水
を吸着処理するためのイオン交換樹脂を備える脱窒槽
と、該飼育水槽から取水した飼育水を該硝化槽、該脱窒
槽の順に通水した後、再び該飼育水槽に導入するための
循環ラインとを含むことを特徴とする。このような構成
によれば、硝化槽でアンモニア及び亜硝酸が硝酸に変換
されるので、飼育水中から毒性のある物質を除去するこ
とができるとともに、脱窒槽で硝酸がイオン交換樹脂に
吸着されるので、閉鎖循環系において硝酸の蓄積を防止
することができる。
【0011】上記イオン交換樹脂は、上記飼育水が通水
可能なカラムに充填されており、該カラムは上記脱窒槽
に脱着可能に設けられていることが好ましい。イオン交
換樹脂が長期に使用され、総交換容量を超えると、飼育
水の硝酸濃度が上昇する。このような構成によれば、新
しいイオン交換樹脂を充填したカラムと容易に交換でき
るので、長期的に安定して飼育水中の硝酸を除去するこ
とができる。
【0012】上記イオン交換樹脂としては、陰イオン交
換樹脂と陽イオン交換樹脂との組み合わせを用いること
が好ましい。上記陽イオン交換樹脂のイオン形として
は、マグネシウム型又はカルシウム型を用いることが好
ましい。また、本発明に係る水棲生物の飼育水の浄化装
置は、上記硝化処理後の飼育水を上記脱窒槽に通さずに
上記飼育水槽に導入するためのバイパスラインをさらに
含むことが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面を参照して、
本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明
に係る水棲生物の飼育水の浄化装置の一実施の形態を示
す概略図である。図1に示すように、飼育水槽10は、
飼育対象となるメダカや金魚などの水棲生物12が泳ぐ
ことができる空間を有しており、この空間には飼育水1
4が導入されている。また、飼育水槽10は、飼育水1
4の水温を適切に保つため恒温水槽16内に設けられて
いる。飼育水槽10には、飼育水14を取水して浄化装
置全体に飼育水14を循環させた後、再び飼育水槽10
に飼育水14を導入するための循環ライン18が設けら
れている。
【0014】循環ライン18には、飼育水10を浄化装
置全体に送液するための循環ポンプ20と、飼育水10
の流量を測定するための流量計30と、飼育水10中の
アンモニア及び亜硝酸を硝酸に酸化するための硝化槽4
0と、硝酸を吸着により除去するための脱窒槽50と、
エアポンプ62を用いて飼育水10中に酸素を供給する
ための人口肺60と、飼育水10のpHや溶存酸素(D
O)を測定するためのセンサーボックス70とが、この
記載の順序で設けられている。
【0015】硝化槽40内には、ガラスビーズ等の担体
を用いて硝化菌が固定されている。硝化菌としては、公
知の硝化菌を使用することができ、亜硝酸菌と硝酸菌の
混合物を使用することもできる。亜硝酸菌としてはNitr
osomonas属を使用することが好ましく、硝酸菌としては
Nitrobacter属を使用することが好ましい。
【0016】脱窒槽50には、イオン交換樹脂54が充
填された円筒状のカラムからなるカートリッジ52が着
脱可能に設けられている。脱窒槽50とカートリッジ5
2は、脱窒槽50にカートリッジ52を装着するとカー
トリッジ52内に飼育水14が通水され、離脱すると脱
窒槽50から飼育水14が漏洩するのを防止するように
構成されており、例えば、カプラー式接続などを採用す
ることができる。
【0017】イオン交換樹脂54としては、陰イオン交
換樹脂のみを使用しても良いが、飼育水14のpHの上
昇を防止するため、陰イオン交換樹脂と陽イオン交換樹
脂とを組み合わせたものを使用することが好ましい。陰
イオン交換樹脂と陽イオン交換樹脂の混合割合は、交換
容量比で1:2〜2:1が好ましく、1:1.5〜1.
5:1がより好ましい。イオン交換樹脂54は、表面積
を大きくするために球形に加工されている。
【0018】陰イオン交換樹脂としては、公知のものを
使用することができ、強塩基性及び弱塩基性のものを用
いることができる。具体例として、強塩基性では、スチ
レン系強塩基性陰イオン交換樹脂であって、ゲルI型の
DIAION SA 10A、DIAION SA 11A、DIAION SA 12A(三菱
化学株式会社製)や、ゲルII型のDIAION SA 20A、DIAIO
N SA 21A(同社製)や、ポーラス型のDIAION PA 306、D
IAION PA 308、DIAIONPA 312、DIAION PA 316、DIAION
PA 318(同社製)等を使用することができる。また、弱
塩基性では、ゲルタイプのアクリル系弱塩基性陰イオン
交換樹脂であるDIAION WA 10、DIAION WA 11(同社製)
や、スチレン系弱塩基性陰イオン交換樹脂であって、ポ
ーラスタイプのDIAION WA 20、DIAION WA 21(同社製)
や、ハイポーラスタイプのDIAION WA 30(同社製)等を
使用することができる。
【0019】陽イオン交換樹脂としては、公知のものを
使用することができ、強酸性及び弱酸性のものを用いる
ことができる。具体例として、強酸性では、スチレン系
強酸性陽イオン交換樹脂であって、ゲル型のDIAION SK
1B、DIAION SK 102、DIAIONSK 104、DIAION SK 106、DI
AION SK 110、DIAION SK 112、DIAION SK 116(三菱化
学株式会社製)や、ポーラス型のDIAION PK 208、DIAIO
N PK 212、DIAION PK216、DIAION PK 220、DIAION PK 2
28(同社製)等を使用することができる。また、弱酸性
では、ポーラスタイプのメタクリル系弱酸性陽イオン交
換樹脂であるDIAION WK 10、DIAION WK 11(同社製)
や、ハイポーラスタイプのアクリル系弱酸性陽イオン交
換樹脂であるDIAION WK 20(同社製)等を使用すること
ができる。
【0020】脱窒槽50の飼育水14の入口側と出口側
の循環ライン18には、それぞれバルブ56、58が設
けられている。また、入口側バルブ56の上流側と、出
口側バルブ58の下流側の循環ライン18を直接つなぐ
ようにバイパスライン42が設けられている。なお、本
実施の形態に係る浄化装置は、宇宙などでの使用を想定
し、完全に密閉されている。
【0021】以上の構成によれば、先ず、循環ポンプ2
0を起動して、飼育水槽10中の飼育水14を取水す
る。飼育水14中には、水棲生物12の排泄物などに由
来するアンモニアや、アンモニアが酸化した亜硝酸など
が含有されている。飼育水14は、流量計30により流
量が測定された後、硝化槽40に導入される。硝化槽4
0内では、飼育水14中のアンモニア及び亜硝酸が硝化
菌により硝酸にまで酸化される。そして、硝酸を含有す
ることとなった飼育水14は、一部が脱窒槽50に導入
され、残りはバイパスライン42を通って人口肺60に
導入される。脱窒槽50に導入される飼育水14の量
は、バルブ56により調整することができ、例えば、硝
化処理された飼育水14の約半分の量を脱窒槽50に導
入する。
【0022】脱窒槽50では、飼育水14がカートリッ
ジ52内に通水され、飼育水14中の硝酸イオン(NO
3 -)がイオン交換樹脂54の陰イオン交換樹脂に吸着さ
れて除去されるとともに、水酸化物イオン(OH-)が
飼育水14中に放出される。一方、飼育水14中のナト
リウムイオン(Na+)やカリウムイオン(K+)、マグ
ネシウムイオン(Mg2+)やカルシウムイオン(C
2+)のミネラル分等は、イオン交換樹脂54の陽イオ
ン交換樹脂に吸着され、水素イオン(H+)が放出され
る。これにより、OH-とともにH+も飼育水14中に放
出されるので、飼育水14中のpH上昇を防止すること
ができる。
【0023】一方、バイパスライン42を経た飼育水1
4は、イオン交換樹脂54に通水されないため硝酸を含
有するが、水棲生物12の飼育に必要なミネラル分も含
有する。このような吸着槽50で硝酸が除去された飼育
水14とバイパスライン42を経たミネラル分を含む飼
育水14は、人口肺60に導入される。人口肺60で
は、エアポンプ62から送られてくる空気を飼育水14
中に曝気して、飼育水14に酸素を供給する。そして、
酸素を含有した飼育水14は、センサーボックス70で
pHと溶存酸素が測定された後、再び、飼育水槽10へ
と導入される。
【0024】したがって、飼育水槽10内の飼育水14
中から、毒性を有するアンモニア及び亜硝酸を除去する
ことができるとともに、強酸である硝酸やOH-の蓄積
も防止でき、飼育水14のpHを好適な範囲に維持する
ことができる。また、マグネシウムやカルシウム等のミ
ネラル分も飼育水14中に維持することができる。さら
に、イオン交換樹脂54が長期に使用されて、樹脂54
の総交換容量を超えた場合、新しいイオン交換樹脂54
を充填したカートリッジ52を容易に交換できるので、
長期的に安定して飼育水中の硝酸を除去することができ
る。
【0025】(その他の実施の形態)イオン交換樹脂5
4の陽イオン交換樹脂の放出されるイオン形は、上記の
実施の形態のH型の他に、あらかじめ水素イオンをマグ
ネシウムイオン又はカルシウムイオンと交換したMg型
又はCa型のものを使用することができる。Mg型又は
Ca型の陽イオン交換樹脂を単独で又はH型と併用で使
用することにより、飼育水14中にミネラル分を付与す
ることができるので、水棲生物12をより健全に飼育す
ることができる。
【0026】また、図1において、硝化槽40の出口側
に飼育水14の伝導度を測定するためのセンサを設け、
測定された伝導度によりバルブ56の開閉を制御するよ
うに構成することもできる。伝導度を測定することによ
り、飼育水14中の硝酸濃度が算出できるので、硝酸濃
度に応じて脱窒槽50へ飼育水14を導入する量を変化
させることができる。硝酸濃度が低い場合、脱窒槽50
へ導入される飼育水14の量を減少させることによっ
て、陽イオン交換樹脂によるミネラル分の除去を減少さ
せることができる。
【0027】
【発明の効果】上述してきたように、本発明によれば、
処理設備が簡易で小型化でき、外部から物質やエネルギ
ーの供給を必要とせず、長期的に安定して飼育水中から
水棲生物への毒性があるアンモニア及び亜硝酸を除去す
ることができる水棲生物の飼育水の浄化方法及びその装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る水棲生物の飼育水の浄化装置の一
実施の形態を示す概略図である。
【符号の説明】
10 飼育水槽 12 水棲生物 14 飼育水 16 恒温水槽 18 循環ライン 20 循環ポンプ 30 流量計 40 硝化槽 42 バイパスライン 50 脱窒槽 52 カートリッジ 54 イオン交換樹脂 56、58 バルブ 60 人口肺 62 エアポンプ 70 センサーボックス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荘田 泰彦 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (72)発明者 崎村 徹 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 (72)発明者 内田 智子 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 Fターム(参考) 2B104 CA03 EF09

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水棲生物の飼育水を硝化細菌により硝化
    処理する硝化工程と、該硝化処理後の飼育水をイオン交
    換樹脂により吸着処理する脱窒工程とを含むことを特徴
    とする水棲生物の飼育水の浄化方法。
  2. 【請求項2】 上記イオン交換樹脂が、陰イオン交換樹
    脂と陽イオン交換樹脂との組み合わせであることを特徴
    とする請求項1に記載の水棲生物の飼育水の浄化方法。
  3. 【請求項3】 上記陽イオン交換樹脂が、マグネシウム
    イオン又はカルシウムイオンを上記飼育水中に放出する
    ものであることを特徴とする請求項2に記載の水棲生物
    の飼育水の浄化方法。
  4. 【請求項4】 上記吸着工程が、上記硝化処理後の飼育
    水の一部を吸着処理することを特徴とする請求項1〜3
    のいずれかに記載の水棲生物の飼育水の浄化方法。
  5. 【請求項5】 水棲生物を飼育するための飼育水槽と、
    該飼育水槽中の飼育水を硝化処理するための硝化細菌を
    備える硝化槽と、硝化処理後の飼育水を吸着処理するた
    めのイオン交換樹脂を備える脱窒槽と、該飼育水槽から
    取水した飼育水を該硝化槽、該脱窒槽の順に通水した
    後、再び該飼育水槽に導入するための循環ラインとを含
    むことを特徴とする水棲生物の飼育水の浄化装置。
  6. 【請求項6】 上記イオン交換樹脂は、上記飼育水が通
    水可能なカラムに充填されており、該カラムは上記脱窒
    槽に脱着可能に設けられていることを特徴とする請求項
    5に記載の水棲生物の飼育水の浄化装置。
  7. 【請求項7】 上記イオン交換樹脂が、陰イオン交換樹
    脂と陽イオン交換樹脂との組み合わせであることを特徴
    とする請求項5又は6に記載の水棲生物の飼育水の浄化
    装置。
  8. 【請求項8】 上記陽イオン交換樹脂のイオン形が、マ
    グネシウム型又はカルシウム型であることを特徴とする
    請求項7に記載の水棲生物の飼育水の浄化装置。
  9. 【請求項9】 上記硝化処理後の飼育水を上記脱窒槽に
    通さずに上記飼育水槽に導入するためのバイパスライン
    をさらに含むことを特徴とする請求項5〜8のいずれか
    に記載の水棲生物の飼育水の浄化装置。
JP2002093437A 2002-03-29 2002-03-29 水棲生物の飼育水の浄化方法及びその装置 Withdrawn JP2003284453A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002093437A JP2003284453A (ja) 2002-03-29 2002-03-29 水棲生物の飼育水の浄化方法及びその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002093437A JP2003284453A (ja) 2002-03-29 2002-03-29 水棲生物の飼育水の浄化方法及びその装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003284453A true JP2003284453A (ja) 2003-10-07

Family

ID=29237900

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002093437A Withdrawn JP2003284453A (ja) 2002-03-29 2002-03-29 水棲生物の飼育水の浄化方法及びその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003284453A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014184948A1 (ja) * 2013-05-17 2014-11-20 Takada Shunsuke 水の浄化装置及び方法
US9560839B2 (en) 2010-11-17 2017-02-07 Technion Research And Development Foundation Ltd. Physico-chemical process for removal of nitrogen species from recirculated aquaculture systems
US10980220B2 (en) 2016-03-08 2021-04-20 Technion Research & Development Foundation Limited Disinfection and removal of nitrogen species from saline aquaculture systems

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9560839B2 (en) 2010-11-17 2017-02-07 Technion Research And Development Foundation Ltd. Physico-chemical process for removal of nitrogen species from recirculated aquaculture systems
WO2014184948A1 (ja) * 2013-05-17 2014-11-20 Takada Shunsuke 水の浄化装置及び方法
JPWO2014184948A1 (ja) * 2013-05-17 2017-02-23 俊介 高田 水の浄化装置及び方法
US10980220B2 (en) 2016-03-08 2021-04-20 Technion Research & Development Foundation Limited Disinfection and removal of nitrogen species from saline aquaculture systems

Similar Documents

Publication Publication Date Title
SU1029822A3 (ru) Устройство дл содержани водных животных
US20070039557A1 (en) Filtration apparatus for aquaria
JP6947602B2 (ja) 水処理装置及び水処理方法
CN104071951A (zh) 一种鱼池养殖废水处理工艺及其装置
JP2006239536A (ja) 汚水処理装置及び処理方法
US20180118598A1 (en) Nitrate removal by ion exchange and bioregeneration
Sakalova et al. Perspectives of integration the technology of ion-exchanging ammonium extraction from the system of municipal drain water purification
US20140346125A1 (en) Desalting Salty Sludge System and Method
Rahmani et al. Use of ion exchange for removal of ammonium: a biological regeneration of zeolite
JP2003284453A (ja) 水棲生物の飼育水の浄化方法及びその装置
CN204644026U (zh) 一种采用光电化学技术去除水中氨氮的装置
JP2000126794A (ja) 水棲生物飼育装置及び飼育水浄化法
Park et al. Effects of two different ozone doses on total residual oxidants, nitrogen compounds and nitrification rate in seawater recirculating systems for black seabream Acanthopagrus schlegelii (Bleeker)
JP2008238131A (ja) 水質浄化剤
WO2020255957A1 (ja) 水の浄化材、及びそれを利用した水の浄化方法
US10820579B2 (en) Water quality purification device, water purifier and aquarium using the same
Langa et al. A systematic analysis of metal and metalloid concentrations in eight zebrafish recirculating water systems
CN104445808A (zh) 一种淡水循环水养殖系统中硝酸盐的去除方法
Oakes et al. Ozone disinfection of fish hatchery waters: pilot plant results, prototype design and control considerations
JPH11253931A (ja) 浄化剤及びそれを用いた浄水装置
JP2002223664A (ja) 浄水装置
JP3261033B2 (ja) 水浄化処理装置
KR950013318B1 (ko) 수질 자정 장치
JPH03181391A (ja) アンモニア性窒素を分解する水処理装置
Juárez Ozonation in Advanced Wastewater Treatment: Practical Aspects and Development of a Prediction Tool for Pharmaceutical Removal

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050607