JP2003283626A - 携帯無線端末装置 - Google Patents

携帯無線端末装置

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JP2003283626A
JP2003283626A JP2003016191A JP2003016191A JP2003283626A JP 2003283626 A JP2003283626 A JP 2003283626A JP 2003016191 A JP2003016191 A JP 2003016191A JP 2003016191 A JP2003016191 A JP 2003016191A JP 2003283626 A JP2003283626 A JP 2003283626A
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大造 船矢
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祥史 塚本
Masashi Tomura
昌志 戸村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は携帯無線端末装置に関し、リア側プ
リント基板上の電子回路に対するシールド性能を向上さ
せることを目的とする。 【構成】 携帯無線端末装置本体組立体がケース組立体
の内部に組込まれた状態で、リア側プリント基板45
−1の下面がリアケース本体23−1の内部のリブ23
−1−15〜23−1−25によって押され、プリント
基板の上面がシールドケース40に押し付けられ、リア
側プリント基板45−1のアースパターン45
−1−7−1がシールドケース40の塀部40−3に沿
って設けてあるシールドパッキン部材47に圧着されて
いる。ねじ止め個所以外の部分においてもリア側プリン
ト基板45−1のアースパターンがシールドパッキン部
材47に押し付けられている。これによって、リア側プ
リント基板45−1上の電子回路に対するシールド性能
が向上されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯電話機等の携帯
無線端末装置に関する。
【0002】携帯無線端末装置は、更に普及を図るため
には、低価格であることが一つの条件とされている。従
って、製造者としては、製造コストを安価とすることが
重要である。
【0003】
【従来の技術】本出願人は、先に、特願平6−3871
3号、発明の名称「携帯無線端末装置」を出願した。
【0004】先の出願に係る「携帯無線端末装置」はプ
リント回路基板及びスピーカ及びマイクを備えた携帯無
線端末装置本体組立体が、リアケース組立体とフロント
ケース組立体とを組合わせてなるケース組立体の内部に
組込まれた構成を有する。
【0005】この携帯無線端末装置は、組立作業がし易
い構造を有している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、先の出願に係
る「携帯無線端末装置」は、内部の電子部品に対するシ
ールド性について改良の余地があった。
【0007】そこで、本発明は、低価格化を図りつつ、
内部の電子部品に対するシールド性を向上させた携帯無
線端末装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、携帯
無線端末装置本体組立体が、リアケース組立体とフロン
トケース組立体とが組合わされたケース組立体の内部に
組込まれた構成の携帯無線端末装置において、上記携帯
無線端末装置本体組立体は、平板部と、該平板部の下面
より下方に突設してあり、下端面に溝を有する塀部とよ
りなるシールドケースと、該溝に一部嵌合させて、上記
塀部に沿って設けてある紐状の導電ゴム製のシールドパ
ッキン部材と、上記塀部に対応したアースパターンを有
するリア側プリント基板を有し、該アースパターンを上
記シールドパッキン部材に当接させて、上記シールドケ
ースの下側に配されたリア側プリント基板組立体とより
なり、上記リアケース組立体は、リアケース本体を有
し、該リアケース本体は、内部に、上記リア側プリント
基板の下面を受けるリブとを有し、上記シールドケース
が上記リアケース組立体に固定された状態において、上
記リア側プリント基板の下面が上記リブによって押さ
れ、このプリント基板の上面が上記シールドケースの塀
部の下端面が押し付けられ、上記アースパターンが上記
シールドパッキン部材に圧着した構成としたものであ
る。
【0009】リアケース本体内部のリブは、ねじ止め以
外の個所において、リア側プリント基板のアースパター
ンをシールドパッキン部材に押し付けるように作用す
る。
【0010】請求項2の発明は、請求項1記載の携帯無
線端末装置において、上記リアケース本体のリブは、ア
ンテナ用パイプが圧入され、圧入されたアンテナ用パイ
プを保持するアンテナ用パイプ保持部を有する構成とし
たものである。
【0011】リアケース本体のリブの一部にアンテナ用
パイプ保持部を設けた構成は、アンテナ用パイプを保持
するための両面テープ等の部品及びアンテナ用パイプを
保持するための専用のリブを不要とするように作用す
る。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施例になる携
帯電話機について説明する。
【0013】以下、次の順序で説明する。
【0014】I 第1,第2の機種の携帯電話機の構造 II 電話機本体組立体22 IIIリアケース組立体23 IV 第1の機種の携帯電話機11のフロントケース組立
体25 V 第2の機種の携帯電話機12のフロントケース組立
体28 VI 液晶表示組立体41−2 VII 組み立てた携帯電話機11(12)における電話機
本体組立体22とリアケース組立体23とフロントケー
ス組立体25(28)との関係 VIII 付記 I〔第1,第2の機種の携帯電話機の構造〕 図2は第1の機種の携帯電話機11,図3は第2の機種
の携帯電話機12を示す。
【0015】図1に示すように、第1の機種の携帯電話
機11は、プリント回路基板(図示せず)、スピーカ2
0及びマイク21を有する電話機本体組立体(携帯無線
端末装置本体組立体)22と、リアケース組立体23
と、キーパッド24と、フロントケース組立体25とを
有する。 電話機本体組立体22及びキーパッド24
が、リアケース組立体23とフロントケース組立体25
とを組合わせてなるケース組立体26内に収容してあ
る。
【0016】第2の機種の携帯電話機12は、電話機本
体組立体22及びキーパッド27が、リアケース組立体
23とフロントケース組立体28とを組合わせてなるケ
ース組立体29内に収容された構造を有する。
【0017】第1,第2の機種の携帯電話機11,12
は、バッテリ30をケース組立体26,29のリア面に
装着された状態で使用される。
【0018】図1に示すように、第1,第2の機種の携
帯電話機11,12を構成する部品群は、両方の機種の
携帯電話機11,12に共通である共通部品群31と、
第1の機種の携帯電話機11に専用の部品群32と、第
2の機種の携帯電話機12に専用の部品群33とに大別
される。
【0019】共通部品群31には、電話機本体組立体2
2と、リアケース組立体23とが属する。
【0020】専用部品群32には、キーパッド24とフ
ロントケース組立体25とが属する。
【0021】専用部品群33には、キーパッド27とフ
ロントケース組立体28とが属する。
【0022】上記のように、二種類の携帯電話機11,
12は、電話機本体組立体22とリアケース組立体23
とについては共通に使用し、キーパッド及びフロントケ
ース組立体については、二種類の中から選択したものを
使用して、組立てられる。
【0023】従って、二種類の携帯電話機11,12を
生産する場合において、電話機本体組立体22とリアケ
ース組立体23とについては、二種類のものを用意する
必要がない。その分、携帯電話機11,12の製造コス
トは安価である。
【0024】II〔電話機本体組立体22〕 図4は、電話機本体組立体全体を分解して示す。
【0025】図5は、図2中、電話機本体組立体22を
V−V線に沿って断面して示す図である。
【0026】図6は、図4中、シールドケースより上側
の部分を示し、図7は、シールドケースより下側の部分
を示す。
【0027】(1)全体概略構成 図4及び図5に示すように、電話機本体組立体22は、
シールドケース40を本体とする構造である。
【0028】図4,図5,図6に示すように、シールド
ケース40の上面側には、フロント側プリント基板(C
U基板)組立体41,キーコンタクト板42,シールド
板部材43及びスピーカ組立体44が取り付けてある。
【0029】図4,図5,図7に示すように、シールド
ケース40の下面側には、リア側プリント基板(TU)
組立体45,シールド板部材46及び同軸ケーブル48
−1,48−2が取り付けてある。
【0030】シールド板部材43,46は、夫々後述す
る差し込み用鍔部43−4,46 を夫々溝40
−24,40−25内に弾性的に圧入された状態で取り
付けてある。
【0031】電話機本体組立体22がケース組立体29
内に組込まれて固定される前の段階においては、フロン
ト側プリント基板組立体41,キーコンタクト板42,
リア側プリント基板組立体45は、シールド板部材43
及び46によって、シールドケース40に対して仮止め
された状態にある。
【0032】電話機本体組立体22がケース組立体29
内に組込まれているときの状態については、後述する。
【0033】(2)シールドケース40 シールドケース40は、合成樹脂製の成形部品に、金属
が電解メッキされた構成である。
【0034】シールドケース40は、図8,図9に併せ
て示すように、大略、長方形状の平板部40−1と、上
方突出周囲塀部40−2と、下方突出周囲塀部40−3
と、二つの下方突出桟状塀部40−4,40−5とを有
する。
【0035】シールド40の上面及び下面の、上記塀部
40−2,40−3,40−4,40−5によって囲ま
れた部分は、浅い空間40−6,40−7となってい
る。この空間40−6,40−7内に後述するように、
電子部品が収容される。
【0036】桟状塀部40−4,40−5は、空間40
−7を三つの空間部40−7−1,40−7−2,40
−7−3に仕切っている。
【0037】塀部40−3,40−4,40−5の下端
面40−8には、溝40−9が形成してある。47はシ
ールドパッキン部材であり、導電ゴム製であり、紐状を
有し、溝40−9内に圧入されて敷設してあり、一部が
下端面40−8より突出している。
【0038】平板部40−1は、長手方向上一端側に二
つのコーナ部分40−10,40 11を有する。
【0039】各コーナ部分40−10,40−11
は、夫々後述するタップねじ50,51が挿通する貫通
孔40−12,40−13が形成してある。
【0040】平板部40−1は、4つのボス4
−14,40−15,40−16,40 17とを有
する。
【0041】ボス40−14,40−15は、平板部4
−1の長手方向上、上記のコーナ部分40−10,4
−11とは、反対側の端の近傍の両側に位置してあ
り、平板部40−1より上方及び下方に突き出してい
る。
【0042】このボス40−14,40−15は、夫々
後述するタップねじ52,53が挿通する貫通孔40
−18,40−19を有する。
【0043】ボス40−16,40−17は、平板部4
−1の長手方向中心線上であって且つ上記桟状塀部4
−4,40−5に隣接した位置に位置してあり、平板
部40−1の下面にのみ突出している。
【0044】ボス40−16,40−17には、めくら
孔40−20,40−21が形成してある。このめくら
孔40−20,40−21には後述するタップねじ5
4,55がねじ込まれる。
【0045】また、シールドケース40は、平板部40
−1の最外周部より上方及び下方に突出したリブ40
−22及び40−23を有する。
【0046】塀部40−2とリブ40−22との間に、
深い溝40−24が形成してある。
【0047】塀部40−3とリブ40−23との間に、
深い溝40−25が形成してある。
【0048】この深い溝40−24,40−25には、
後述するように、シールド板部材46の差し込み鍔部が
差し込まれる。
【0049】また、シールドケース40は、平板部40
−1より上方に柱状に突出した位置決め用凸部40
−26,40−27を有する。
【0050】この凸部40−26,40−27は、キー
コンタクト42等の位置決めに使用されるものである。
【0051】凸部40−26は、シールドケース40の
うち、左側の部分であって、コーナ部分40−10に近
い位置に設けてある。
【0052】凸部40−27は、シールドケース40の
うち、右側の部分であって、コーナ部分40−11とボ
ス40−15との略中間の位置に設けてある。
【0053】(3)フロント側プリント基板(CU基
板)組立体41 図4及び図6に示すように、フロント側プリント基板
(CU基板)組立体41は、多層構造のフロント側プリ
ント基板41−1に、液晶表示組立体41−2,電子部
品41−3,液晶表示組立体41−2用の発光ダイオー
ド41−4,キーボード用の発光ダイオード41−5
コネクタ41−6,41−7,マイク21,ブザー41
−8,シールド板部材41−9,音量可変キーモジュー
ル41−1 等が取り付けられた構成を有する。
【0054】プリント基板41−1は、シールドケース
40に対応する寸法形状を有し、上記の位置決め用凸部
40−26,40−27に対応する逃げ孔4
−1−1,41−1−2を有する。
【0055】また、プリント基板41−1は、端部に、
マイク及びブザーを取り付けるための二つのU字状切欠
41−1−3,41−1−4を有する。
【0056】また、プリント基板41−1は、切欠41
−1−3,41−1−4とは反対側の端の近傍に、後述
するタップねじ52,53が挿通する孔41−1−5
41 −1−6を有する。マイク21は、図10に示すゴ
ム製のブッシング41−11内に組み込まれている。ブ
ッシング41−11は、切欠41−1−3内に差し込む
ことによって、溝41−1−11がプリント基板41
−1と嵌合して取り付けられている。
【0057】ブザー41−8は、マイク21と同じく、
図11に示すゴム製のブッシング41−12内に組み込
まれている。ブッシング41−12は、切欠41
−1−4内に差し込むことによって、溝41−12−1
がプリント基板41−1と嵌合して取り付けられてい
る。
【0058】(4)キーコンタクト板42 図4及び図6に示すように、キーコンタクト板42は、
四角のシート状を有し、複数のキーコンタクト部42
−1を整列して有し、且つ上記の位置決め用凸部40
−26,40−27に対応する位置決め用孔43−2
43−3を有する。
【0059】(5)シールド板部材43 図4及び図6に示すように、シールド板43は、キーコ
ンタクト42に対応する寸法形状を有し、複数の開口4
−1を整列して有し、上記の位置決め用凸部40
−26,40−27に対応する位置決め用孔42−2
42−3を有し、Y1,Y2方向両側に、差し込み鍔部
43−4を有する。
【0060】(6)スピーカ組立体44 図6に示すように、スピーカ組立体44は、略門型のホ
ルダ44−1の上面に、スピーカ20がガスケット44
−2によって押さえられて取り付けられた構成を有す
る。
【0061】ホルダ44−1は、ボス44−1−1,4
−1−2を有する。
【0062】また、ホルダ44−1は、取付用爪部44
−1−3,44−1−4を有する。爪部44−1−3
44−1−4は、Y1,Y2方向端側よりホルダ44
−1の内側に突出している。ホルダ44−1は、爪部4
−1−3,44−1−4がプリント基板41−1のY
1,Y2端の下面に係合して、シールド板部材41−9
を内側に保持した状態で、プリント基板41−1に仮止
めされる(図12及び図35参照)。
【0063】ホルダ44−1がプリント基板41−1
仮止めされてプリント基板41−1から簡単には外れな
い状態にあるため、スピーカ20の取り付け、及びキー
スイッチ41−10のホルダ44−1の側面部44
−1−5への半田付けによる取り付けは、ホルダ44
−1を保持することなく、プリント基板41−1を保持
している状態で、作業性良く行われる。
【0064】図12は、スピーカ組立体44が、プリン
ト基板41−1に仮止めされている状態を示す。
【0065】(7)リア側プリント基板(TU基板)組
立体45 図4及び図7に示すように、リア側プリント基板(TU
基板)組立体45は、多層構造のリア側プリント基板4
−1に多数の電子部品45−2、複数種類のコネクタ
45−3〜45−6及びアンテナ接点用板ばね部材45
−7が取り付けられた構成を有する。
【0066】リア側プリント基板45−1は、シールド
ケース40に対応する寸法形状を有し、後述するタップ
ねじ52,53が挿通する孔45−1−1,45
−1−2,及びタップねじ54,55が通る孔45
−1−3,45−1−4を有する。
【0067】リア側プリント基板45−1のうち、上記
シールドケース40のコーナ部分40−10に対応する
部分に、切欠部41−1−5を有する。
【0068】リア側プリント基板45−1の上面45
−1−6には、図13に示すアースパターン45
−1−7が形成してある。
【0069】アースパターン45−1−7は、上記シー
ルドケース40の塀部40−3,40−4,40−5
対応するパターンを有する。
【0070】アースパターン45−1−7は、リア側プ
リント基板45−1の周囲に沿うアースパターン部45
−1−7−1と、桟状のアースパターン部45
−1−7−2,45−1−7−3とを有する。各アース
パターン部はつながっている。
【0071】アースパターン部45−1−9−1は、孔
45−1−1の周囲のアースパターン部分45
−1−7−1a,孔45−1−2の周囲のアースパター
ン部分45 1−7−1b,及びコーナ部分のアースパ
ターン部分45−1−7−1c,45 −1−7−1d
有する。
【0072】また、リア側プリント基板45−1の下面
45−1−2には、図14に示すアースパターン45
−1−9を有する。
【0073】アースパターン45−1−9は、孔45
−1−1の周りのアースパターン部45−1−9−1
及び孔45−1−2の周りのアースパターン部45
−1−9− ,孔45−1−3の周りのアースパターン
部45−1−9−3,孔45−1− の周りのアースパ
ターン部45−1−9−4,及びコーナ付近のアースパ
ターン部45−1−9−5,45−1−9−6が島状に
分布したパターンを有する。
【0074】プリント基板45−1の上下面のアースパ
ターン45−1−7及び45−1− は、プリント基板
45−1の中間のベタアース層と電気的に接続されてい
る。
【0075】上記のリア側プリント基板45−1は、図
15に示すように二枚取りされる。
【0076】図15中、45−8は二枚取りする直前の
状態のプリント大基板である。図15は、プリント大基
板45−8の下面を示す。
【0077】プリント大基板45−8は、複数のスリッ
ト45−8−1を有する。また、プリント大基板45
−8には、ルータにより引き込んでなる5本の直線状の
Vカット溝45−8−2〜48−8−6が形成してあ
る。
【0078】プリント大基板45−8は、二つのリア側
プリント基板予定部分45−8−7,45−8−8を有
する。
【0079】プリント大基板45−8を、Vカット溝4
−8−2〜48−8−6に沿って割ることによって、
リア側プリント基板45−1が二枚得られる。
【0080】ここで、リア側プリント基板45−1は、
図7及び図13に示すように、長手方向に沿う両側の側
端縁45−1−10,45−1−11が、X1,X2方
向に延在する略直線状をなし、且つ、外側に張り出した
部分を有しない形状を有する。
【0081】このことによって、図15中、二つのリア
側プリント基板予定部分45−8− ,45
−8−8は、一本のVカット溝48−8−3でもって分
けられた状態となっている。換言すると、一のVカット
溝45−8−3が、二つのリア側プリント基板を割出す
のに共通に使用される構成となっている。
【0082】これにより、Vカット溝の本数を少なくし
得、Vカット溝をルータによって切削して形成するため
の作業に要する時間を短くし得、よって、その分、リア
側プリント基板45−1の製造コストは安価となる。
【0083】なお、リア側プリント基板45−1は、側
端縁45−1−10,45−1−1 から外側に張り出
した部分を有しないため、リア側プリント基板45−1
をシールドケース40と共締めしうる個所が減り、リア
側プリント基板45−1とシールドケース40との押圧
力が減り、図9中、空間部40−7−3内のシールド効
果が損なわれる虞れがある。そこで、シールド効果を高
める工夫がしてある。これについては後述する。
【0084】図16は、アンテナ接点用板ばね部材45
−7がリア側プリント基板45−1に取り付けられてい
る状態を示す。
【0085】アンテナ接点用板ばね部材45−7は、U
字状の板ばね部45−7−1と、この両側の互いに逆向
きの補強用のつい立て部45−7−2,45−7−3
よりなる形状を有する。
【0086】このアンテナ接点用板ばね部材45
−7は、リア側プリント基板45−1の下面45
−1−8に半田付けされて取り付けてあり、リア側プリ
ント基板45−1上のアンテナ回路と電気的に接続して
ある。
【0087】電話機本体組立体22がケース組立体26
内に組込まれたときに、板ばね部45−7−1が、後述
するアンテナ給電用板金部材23−2−4と圧接する
(図22参照)。
【0088】(8)シールド板部材46 図4及び図7に示すように、シールド板部材46は、大
略、一の蓋部46−1と、別の蓋部46−2と、両者を
つなぐつなぎ部46−3と、一対の耳部46 ,46
−5とよりなる。
【0089】耳部46−4,46−5は、夫々タップね
じ52,53が通る孔46−6,46−7を有する。
【0090】蓋部46−1は、差し込み用鍔部46−8
を有する。
【0091】蓋部46−2は、突部46−9,46
−10,切欠46−11,46−12及び舌部46
−15,46−16を有する。
【0092】突部46−9,46−10は夫々タップね
じ54,55が通る孔46−13,46−14を有す
る。
【0093】切欠46−11,46−12は、蓋部46
−2のY1,Y2端側に形成してある。
【0094】舌部46−15,46−16は、蓋部46
−2のX1端側に形成してある。
【0095】III 〔リアケース組立体23〕 図1,図17及び図18に示すように、リアケース組立
体23は、合成樹脂の成形品であるリアケース部材23
−1に、アンテナ装置23−2が組込まれた構成を有す
る。
【0096】 リアケース部材 図17及び図18に示すように、リアケース部材23
−1は、底板部23−1 −1と周側壁部23−1−2
を有する。
【0097】周側壁部23−1−2は、4つの側壁部2
−1−2a〜23−1−2dよりなる。
【0098】リアケース部材23−1は、ボス23
−1−3〜23−1−8を有する。
【0099】ボス23−1−3,23−1−4,23
−1−5,23−1−6,23−1− ,23−1−8
は、夫々シールドケース40のコーナ部40−10,4
−1 ,及びボス40−14,40−15,40
−16,40−17に対応する位置に設けてある。
【0100】各ボス23−1−3〜23−1−8は、夫
々タップねじ50〜55が挿通する貫通孔23−1−9
〜23−1−14を有する。
【0101】また、リアケース部材23−1は、複数の
リブ23−1−15〜23−1−2 を有する。
【0102】リブ23−1−15,23−1−16は、
図19に併せて示すように、側壁部23−1−2aのう
ちボス23−1−8に略対応する部位に接近して設けて
あり、Y2方向に延在している。
【0103】リブ23−1−17は、側壁部23
−1−2bから、上記のリブ23−1−1 に対向して
Y1方向に延出している。
【0104】リブ23−1−18,23−1−19は、
夫々側壁部23−1−2dからX1方向に延出してい
る。
【0105】三つのリブ23−1−20,23
−1−21,23−1−22は、図20に併せて示すよ
うに、ボス23−1−4の基部の部分から、リアケース
部材23−1の内方に向かって放射状に延在している。
【0106】三つのリブ23−1−23,23
−1−24,23−1−25は、ボス23 1−3の基
部の部分から放射状に延在している。
【0107】上記のリブ23−1−16〜23
−1−25は、後述するように、リア側プリント基板4
−1(又はシールド板部材46)を受ける。
【0108】また、リブ23−1−15,23
−1−16には、夫々U字状切欠23−1− 15a,2
−1−16aが形成してある。このU字状切欠23
−1−15a,23−1−16aによって、アンテナパ
イプ23−2−5が保持されている。
【0109】また、リアケース部材23−1は、アンテ
ナ給電用板部材取付け部23−1− 26を有する。
【0110】この取付け部23−1−26は、図21に
示すように、三つのリブ23−1− 26−1〜23
−1−26−3よりなる。
【0111】リブ23−1−26−1は、ボス23
−1−27の周側面23−1−27aの途中の位置から
Y2方向に張り出しており、Y2端側に切欠部23
−1−26− 1aを有する。
【0112】リブ23−1−26−2は、ボス23
−1−27の端面23−1−27bよりY2方向に張り
出しており、Y2端側に切欠部23−1−26−2a
有する。
【0113】リブ23−1−26−3は、リブ23
−1−26−2及びボス端面23−1− 27bに対向し
ている。
【0114】リブ23−1−26−3とリブ23
−1−26−2との間には、アンテナ給電用板金部材2
−2−4の板厚t1に相当する隙間23
−1−26−4を有する。
【0115】リブ23−1−26−3は、アンテナ給電
用板金部材23−2−4のバーリング加工部23
−2−4−3の大きさの対応したU字状切欠23
−1−26−3aを有する。
【0116】なお、上記ボス23−1−27は、リアケ
ース部材23−1のX2側で且つY2側のコーナに設け
てあり、後述するアンテナ装置23−2を構成するヘリ
カルアンテナ収容筒体23−2−3の一部が嵌合され
る。
【0117】 アンテナ装置23−2 図17に示すように、アンテナ装置23−2は、ロッド
アンテナ23−2−1と、ヘリカルコイルアンテナ23
−2−2と、ヘリカルコイルアンテナ23−2 −2が収
容してある筒体23−2−3と、アンテナ給電用板金部
材23−2−4と、ロッドアンテナ23−2−1を収容
するアンテナパイプ23−2−5とを有する。
【0118】筒体23−2−3は、X1方向端に、雄ね
じ部23−2−3aを有する。
【0119】ロッドアンテナ23−2−1は、筒体23
−2−3に対してX1,X2方向に摺動可能である。
【0120】アンテナ給電用板金部材23−2−4は、
従来使用していたアンテナ給電用インサートに代わるも
のである。
【0121】アンテナ給電用板金部材23−2−4は、
図21に示すように、本体部23 2−4−1と、本体
部23−2−4−1に対してX2方向に曲げてあるフラ
ンジ部23−2−4−2と、本体部23−2−4−1
Y1端側のバーリング加工部23−2−4−3と、バー
リング加工部23−2−4−3の内周の雌ねじ部23
−2−4−4とよりなる。
【0122】このアンテナ給電用板金部材23−2−4
は、板金加工によって製造されたものであり、従来のア
ンテナ給電用インサートに比べて安価である。
【0123】アンテナ給電用板金部材23−3−4は、
図21に示す状態からY1方向に移動させ、隙間23
−1−26−4内に押し込むことによって簡単に取り付
けられる。
【0124】アンテナ給電用板金部材23−2−4は、
図21に示すように、本体部23 2−4−1がリブ2
−1−26−2及びボス23−1−27とリブ
23−1− 26−3との間に挟まれ、フランジ部23
−2−4−2が切欠23−1−26− 1a,23
−1−26−2a内に嵌合し、且つバーリング加工部2
−2−4− が切欠23−1−26−3a内に嵌合し
た状態で固定される。
【0125】アンテナ装置23−2は、図23及び図2
4に示すように組込まれる。
【0126】筒体23−2−3は、ボス23−1−27
内に挿入され、雄ねじ部23−2− 3aを上記雌ねじ部
23−2−4−4にねじ込まれて固定してある。
【0127】ロッドアンテナ23−2−1は、アンテナ
パイプ23−2−5内に挿入されている。
【0128】なお、アンテナパイプ23−2−5のX2
方向端は、リブ23−1−28の切欠23−1−28a
に嵌合して固定されている。
【0129】なお、前記の電話機本体組立体22をリア
ケース組立体23内に組込むと、前記のアンテナ接点用
板ばね部材45−7のU字状板ばね部45−7−1が図
23中二点鎖線で示すように、アンテナ給電用板金部材
23−2−4の本体部23 2−4−1に圧接する。
【0130】これにより、ヘリカルコイルアンテナ23
−2−2が、アンテナ給電用板金部材23−2−4及び
アンテナ接点用板ばね部材45−7を介して、リア側プ
リント基板45−1のアンテナ回路と電気的に接続され
た状態となる。
【0131】ロッドアンテナ23−2−1をX2方向に
最終位置まで引き出すと、ロッドアンテナ23−2−1
の端部が筒体23−2−3と接触し、ロッドアンテナ2
2−1が、アンテナ給電用板金部材23−2−4
びアンテナ接点用板ばね部材45−7を介して、リア側
プリント基板45−1のアンテナ回路と電気的に接続さ
れた状態となる。
【0132】IV〔第1の機種の携帯電話機11のフロン
トケース組立体25〕 図25に示すように、フロントケース組立体25はフロ
ントケース部材25 と、蓋部材25−2と、液晶表
示窓部材25−3とを有する。
【0133】 フロントケース部材25−1 フロントケース部材25−1は、天板部25−1−1
周側壁部25−1−2とを有する。
【0134】フロントケース部材25−1は、X1端側
に、送話器ケース部25−1−3及び軸支部25
−1−4,25−1−5を有し、X2端側に受話器ケー
ス部25 1−6を有する。
【0135】フロントケース部材25−5は、更に、送
話器ケース部25−1−3と受話器ケース部25
−1−6の間の部分のうち、送話器ケース部25
−1−3寄りの部分に、テンキーケース部25−1−7
を有し、受話器ケース部25−1−6寄りの部分に、表
示窓枠部25−1−8を有する。
【0136】受話器ケース部25−1−6は、三つの小
孔25−1−9が二列に並んだデザインを有する。
【0137】また、天板部25−1−1は、その裏面
に、4つのめくら孔付きのボス25 1−10〜23
−1−13を有する。
【0138】ボス25−1−10〜23−1−13は、
図17に示すリアケース部材23 との関係でみる
と、夫々、ボス23−1−3,23−1−4,23
−1−5,23−1−6に対応するように配されてい
る。
【0139】また、図6に示す電話機本体組立体22と
の関係でみると、ボス25−1−1 ,23−1−11
は、夫々コーナ部40−10,40−11に対応し、ボ
ス25−1−12,25−1−13は、夫々ボス41
−1−1,44−1−2に対応するように配されてい
る。
【0140】また、フロントケース部材25−1は、Y
2側の側壁部25−1−14のうちX2端近傍にリブ状
に肉盛りされた突段部25−1−15を有する。
【0141】 フロントケース部材25−1に取り付
けてある小部品 フロントケース部材25−1には、Y2側の側壁部25
−1−14のうち、X2方向端近傍に、スピーカ20よ
りの音量を増加させるときに押付操作される操作ノブ2
−4及び音量を減少させるときに押付操作される操作
ノブ25−5が設けてある。
【0142】操作ノブ25−4,25−5は、X1,X
2方向上整列して且つ距離a離れて排してある。
【0143】また、操作ノブ25−4,25−5は、押
し易くするために、側壁部25−1 −4の表面に対し
て、寸法b突き出している。
【0144】上記の突段部25−1−15は、側壁部2
−1−4のうち上記操作ノブ25 −4,25−5の間
の部分に形成してあり、上記寸法bと実質上同じ高さを
有する。
【0145】この突段部25−1−15を設けることに
よって、操作ノブ25−4,25 を側壁部25
−1−4の表面より高くしていることによって起き易く
なっている誤作動の問題が解決されている。
【0146】即ち、図2に示す携帯電話機11を使用し
ているときに、図27に示すように、側壁部25
−1−4を矢印Aで示すように、物58に押し付けるこ
とが起こりうる。
【0147】突段部25−1−15が設けられていない
場合には、操作ノブ25−4,25 −5が押されてしま
うことになる。
【0148】しかし、本実施例においては、突段部25
−1−15が物58に当接することによって、操作ノブ
25−4,25−5は少しも押されず、誤動作は防止さ
れる。
【0149】なお、突段部25−1−15は、操作ノブ
25−4,25−5を囲んでいるのではなく、操作ノブ
25−4と操作ノブ25−5との間に位置しているた
め、操作ノブ25−4,25−5の押付け操作の操作性
を損なわない。
【0150】また、図26に併せて示すように、軸部材
25−6が、軸支部25−1−4に組込まれている。軸
部材25−7には、キャップ部材25−8によって押さ
えられたばね部材25−9が嵌合している。
【0151】また、別の軸部材25−7が別の軸部材収
容部25−1−5に、上記の軸部材25−6と同じく組
込まれている。
【0152】ここで、軸部材25−6と軸部材25−7
とは別の部材であり、軸部材25 は軸支部25
−1−4に組込まれ、軸部材25−7は軸支部25
−1−5に組込まれるべきものである。
【0153】しかし、軸部材25−6と軸部材25−7
とは極めて似た形状を有しており、とり違えて組込まれ
る誤組立てが起きる虞れがある。
【0154】そこで、本実施例では、判別がし易いよう
に、一方の軸部材25−6は、端面に円形の凸部25
−6−1を有する形状としてある。
【0155】また、この凸部25−6−1を利用して、
取り違えて組込まれないようにしてある。
【0156】即ち、軸支部25−1−5は、切欠を有し
ない構造としてあり、軸支部25 1−4にのみ、凸部
25−6−1に対応する切欠25−1−4−1が形成し
てある。
【0157】このため、軸部材25−6は、凸部25
−6−1が当たって軸支部25−1− には組み込まれ
ず、軸支部25−1−4にだけ組み込まれる。
【0158】これによって、軸部材25−6と25−7
とが、とり違えて組込まれる誤組立てが防止される。
【0159】一般に、誤組立てがなされたことは、蓋部
材25−2を取り付けるときに気がつく。この場合に
は、誤って取り付けられている軸部材を取り外し、正し
い軸部材を取り付ける手間のかかる作業が必要となる。
【0160】本実施例によれば、この手間がかかる作業
であって、しかも本来必要でない作業を行う必要が起き
ないため、携帯電話機11,12は効率良く組立てられ
る。また、軸部材25−6,25−7は、軸支部25
−1−4,25−1−5より外方に突き出している軸部
25−6−2,25−7−1を有する。
【0161】軸部25−6−2,25−7−1は、断面
が長方形である。
【0162】軸部25−6−2,25−7−1は、先端
に丸み部25−6−2a,25−7 −1aを有する。蓋
部材25−2が取り付け易いようにするためである。
【0163】 蓋部材25−2 図25及び図26に示
すように、蓋部材25−2は、一対の軸係合部25−2
−1,25−2−2を有する。
【0164】蓋部材25−2は、軸係合部2
−2−1,25−2−2を夫々軸部25−6 −2,2
−7−1に係合させて取り付けてある。
【0165】ここで、軸部25−6−2,25−7−1
は丸み部25−6−2a,25−7 −1aを有している
ため、軸係合部25−2−1,25−2−2は、軸部2
6−2,25−7−1に係合し易く、蓋部材25
−2は作業性良く取り付けられる。
【0166】携帯電話機11を使用していないときに
は、蓋部材25−2は閉じてあり、テンキー部を覆って
いる。
【0167】携帯電話機11を使用するときに、蓋部材
25−2が開かれる。
【0168】 液晶表示窓部材25−3 図25に示すように、液晶表示窓部材25−3は、透明
の樹脂成形部品であり、一対の爪部25−3−1,25
−3−2を有する。
【0169】液晶表示窓部材25−3は、下面の周囲部
に、黒色のシルク印刷が施してある。ハッチングを付し
た部分25−3−3は、シルク印刷された部分である。
シルク印刷としたのは、従来のインモールド成形によっ
て黒色系の層部を形成するのに比べて、安価であるから
である。また、液晶表示窓部材25−3の下面は平面で
あり、シルク印刷はし易い。
【0170】シルク印刷では、外観に、部材25−3
樹脂成形するときのゲート跡が見えてしまう。
【0171】そこで、部材25−3を成形する型は、爪
部25−3−1,25−3−2の先端の個所から樹脂が
注入される構造を有するように定めてある。
【0172】これにより、部材25−3は、ゲート跡2
−3−4を、爪部25−3−1,25−3−2の先端
に有するものとなっている。
【0173】部材25−3は、爪部25−3−1,25
−3−2をフロントケース部材25 −1のスリット25
−1−16,25−1−17に挿入され、位置決めされ
た状態で、表示窓枠部25−1−8に両面テープ25
−3−5によって接着されている。
【0174】ゲート跡25−3−4は、フロントケース
部材25−1の天板部25−1−1の下側に入り込んで
おり、隠されている。
【0175】また、黒色にシルク印刷された部分25
−3−3が存在することによって、部材25−3を取り
付けた状態において、スリット25−1−16,25
−1−1 の影が部材25−3に写ることが防止されて
いる。
【0176】 キーパッド24 図25に示すように、キーパッド24は、複数のキーパ
ッド部24−1を整列して有する。各キーパッド部24
−1には、数字の他に、第1の機種の携帯電話機11の
機能に対応した文字及びマーク等が印されている。
【0177】キーパッド24は、図6中のキーコンタク
ト板42の位置決め用孔42−2,42−3に対応す
る、位置決め用孔24−2,24−3を有する。
【0178】キーパッド24は、テンキーケース部25
−1−7の裏面に配され、各キーパッド部24−1が、
テンキーケース部25−1−7の孔25−1−7−1
り若干突き出す。
【0179】V〔第2の機種の携帯電話機12のフロン
トケース組立体28〕 図28に示すように、フロントケース組立体28は、図
25に示すフロントケース組立体25と実質上同じ構造
であり、フロントケース本体28−1と、蓋部材28
−2と、液晶表示窓部材28−3とを有する。
【0180】蓋部材28−2及び液晶表示窓部材28
−3は、図25中の蓋部材25−2及び液晶表示窓部材
25−3と実質上同じである。
【0181】 フロントケース本体28−1 フロントケース本体28−1は、フロントケース本体2
−1の両側面に、帯部28−1−2,28−1−3
有する構造を有する。
【0182】フロントケース部材28−1−1は、受話
器ケース部28−1−1−1及びテンキーケース部28
−1−1−2のデザインを除いて、図25中のフロント
ケース部材25−1と実質上同じである。
【0183】受話器ケース部28−1−1−1は、大き
目の一の孔28−1−1−3を有する。
【0184】テンキーケース部28−1−1−2は、Y
1,Y2方向の両側に、鍔部28 1−1−4,28
−1−1−5を有する。
【0185】フロントケース部材28−1−1は、図2
5中のめくら孔付きのボス25−1 −10〜25
−1−13に対応する位置に、同じくめくら孔付きのボ
ス28−1 −1−6〜28−1−1−9を有する。
【0186】上記の帯部28−1−2,28
−1−3は、レオストマ(商品名、製造者理研ビニル工
業(株))製である。レオストマは、ポリスチレン系の
合成樹脂であり、「エラストマ」の概念に含まれる材料
である。
【0187】帯部28−1−2,28−1−3は、硬質
であるフロントケース部材28−1 −1に比べて、指先
がなじみ易く、且つすべりにくい。
【0188】従って、第2の機種の携帯電話機12は、
第1の機種の携帯電話機11に比べて、持ち易く落とし
にくい。
【0189】上記のフロントケース本体28−1は、二
色成形法によって成形してある。これについては後述す
る。
【0190】図29に併せて示すように、フロントケー
ス本体28−1−1の側壁部28 1−1−10は、図
6中のキーモジュール41−10に対応する部位に、二
つの矩形状の開口28−1−1−11,28
−1−1−12を有する。
【0191】帯部28−1−2は、上記の開口28
−1−1−11,28−1−1−12を覆っている。
【0192】28−1−2−1,28−1−2−2はキ
ーパッド部であり、上記帯部28 1−2のうち、開口
28−1−1−11,28−1−1−12を塞いでいる
部分によって構成してある。
【0193】キーパッド部28−1−2−1,28
−1−2−2は、薄肉の膜状となっており、押される
と、弾性的に撓みうる。
【0194】キーパッド部28−1−2−1,28
−1−2−2は、夫々内側面に、リブ状の凸部28
−1−2−1a,28−1−2−2aを有する。
【0195】キーパッド部28−1−2−1,28
−1−2−2が押されたときに、この凸部28
−1−2−1a,28−1−2−2aが、キーモジュー
ル41−10を押す。
【0196】また、キーパッド部28−1−2−1,2
−1−2−2は、夫々押し操作がし易いように、外側
面に、突き出した凸部28−1−2−1b,28
−1−2− 2bを有する。凸部28−1−2−1b,2
−1−2−2bは、互いに逆向きの三角形状を有す
る。
【0197】また、側壁部28−1−1−10は、内側
面のうち開口28−1−1−11,28−1−1−12
から天板部に到るリブ28−1−1−13,28
−1−1− 14を有する。
【0198】上記凸部28−1−2−1a及びリブ28
−1−1−13は、共に、Z1,Z2方向に延在してお
り、且つZ1,Z2方向に整列している。
【0199】また、凸部28−1−2−1b及び28
−1−1−14は、共にZ1,Z2方向に延在してお
り、且つZ1,Z2方向に整列している。
【0200】凸部28−1−2−1a,28
−1−2−1b及びリブ28−1−1−13,28
−1−1−14が上記の位置関係にあるため、二色成形
は、後述するようにスライドコアを用いずに、キャビテ
ィとコアとによる成形型を用いて実現可能となってい
る。これについては後述する。
【0201】 フロントケース本体28−1を得る二
色成形法 図30(A)乃至(F)は、二色成形法によって、フロ
ントケース本体28 を得る工程を示す。
【0202】同図(A)に示すように、成形金型装置6
0は、キャビティ金型61とコア金型62とを有する。
【0203】キャビティ金型61は、第1のキャビティ
金型部61−1と、第2のキャビティ金型部61−2
を並んで有する。
【0204】第1のキャビティ金型部61−1は、フロ
ントケース部材28−1−1の外側面に対応する凹形状
を有する。
【0205】第2のキャビティ金型部61−2は、フロ
ントケース部材28−1−1に帯部28−1−2,28
−1−3を加えてなるフロントケース本体28−1の外
側面に対応する凹形状を有する。
【0206】コア金型62は、第1のコア金型部62
−1と第2のコア金型部62−2とを並んで有する。
【0207】第1,第2のコア金型部62−1,62
−2は、フロントケース部材28−1 −1の内側面に対
応する凸形状を有する。
【0208】成形金型装置60は、コア金型62を上下
動させる機構及びコア金型62を軸線63を中心に半回
転させる機構(共に図示せず)を有する。
【0209】まず、図30(B)に示すように、コア金
型62をキャビティ金型61に組合わせ、第1のキャビ
ティ金型部61−1内に、ABS樹脂を注入する。これ
により、第1の段階の成形が得られ、フロントケース部
材28−1−1が成形される。
【0210】次いで、同図(C)に示すように、コア金
型62を降ろす。成形されたフロントケース部材28
−1−1は、第1のコア金型部62−1から取り外さな
い。仮に取り外したとすると、成形されたフロントケー
ス部材28−1−1は、図31に示す如くになる。
【0211】成形されたフロントケース部材28
−1−1が第1のコア金型部62−1に付いている状態
で、コア金型62を半回転させ、図30(D)に示すよ
うに上動させ、再びキャビティ金型61と組合わせる。
【0212】第2のキャビティ金型部61−2内には、
フロントケース部材28−1−1が付いている第2のコ
ア金型部62−1が収まる。
【0213】今度は、同図(E)に示すように、第1の
キャビティ金型部61−1内に、樹脂を注入すると共
に、第2のキャビティ金型部61−2内にレオストマ
(商品名)を注入する。
【0214】これによって、第2のキャビティ金型部6
−2内では、第2の段階の成形が行われ、フロントケ
ース部材28−1−1の外側面に帯部28−1−2,2
1−3が成形され、フロントケース本体28−1
成形される。
【0215】第1のキャビティ金型部61−1において
は、同図(B)に示すと同様にして、フロントケース部
材28−1−1が成形される。
【0216】最後に、同図(F)に示すように、コア金
型62を降ろし、二色成形法によって成形されたフロン
トケース本体28−1を第1のコア金型部62−1から
取り外し、フロントケース本体28−1を得る。
【0217】この後、成形金型装置60は、図30
(C)に示す状態となる。
【0218】二色成形動作は、図30(C)→(D)→
(E)→(F)→(C)の順で繰り返し行われる。
【0219】図31中のリブ28−1−1−13,28
−1−1−14は、第2の段階の成形のときにリブ状凸
部28−1−2−1a,28−1−2−2aを成形する
ための金型の凹部の上端を塞ぐ役割を有する。
【0220】 キーパッド27 図28に示すように、キーパッド27は、複数のキーパ
ッド部27−1を整列して有する。各キーパッド部24
−1には、数字の他に、第2の機種の携帯電話機12の
機能に対応した文字及びマーク等が印されている。
【0221】キーパッド27は、図6中のキーコンタク
ト板42の位置決め用孔42−2,42−3に対応す
る、位置決め用孔27−2,27−3を有する。
【0222】キーパッド24は、テンキーケース部28
−1−1−2の裏面に配される。
【0223】VI〔液晶表示組立体41−2〕 図6に示す液晶表示組立体41−2は、図32に示すよ
うに、独立した部品である液晶板41−2−1と、二つ
のゴムコネクタ41−2−2,41−2−3と、底板部
材41−2−4と、枠部材41−2−5とを、単純に積
み重ねて組立てられた構造を有する。
【0224】このため、液晶表示組立体41−2は、従
来の液晶表示モジュールに比べて安価である。
【0225】枠部材41−2−5は、プレス加工品であ
り、折り曲げ用片41−2−5−1を複数有する。
【0226】ゴムコネクタ41−2−2(4
−2−3)は、ゴム製の角柱体41−2−2 に、多
数の細いコネクタピン41−2−2bが、Z1,Z2方
向に貫通して埋め込まれている構成を有する。
【0227】枠部材41−2−5は、折り曲げ用片41
−2−5−1を折り曲げて底板部材41−2−4と固定
してある。
【0228】ゴムコネクタ41−2−2(4
−2−3)は、圧縮された状態にあり、液晶板41
−2−1と底板部材41−2−4とが電気的に接続され
ている。
【0229】また、液晶表示組立体41−2は、バック
ライトを有していない。
【0230】バックライトとしての発光ダイオード41
−4は、図6に示すようにフロント側プリント基板41
上に半田付けしてある。発光ダイオード41−4は、自
動実装されており、このための作業工数は少ない。
【0231】VII〔組立てた携帯電話機11(12)に
おける電話機本体組立体22とリアケース組立体23と
フロントケース組立体25(28)との関係〕 携帯電話機11(12)は、図1に示すように、次の手
順で組立てられる。 (1)電話機本体組立体22をリアケース組立体22内
に収め、タップねじ54,55を締める。
【0232】タップねじ54は、図17中の孔23
−1−13,及び図13中の孔45−1 −3を通って図
9中のめくら孔40−20内にねじ込まれる。
【0233】タップねじ55は、孔23−1−14,及
び45−1−4を通って、めくら孔40−21内にねじ
込まれる。
【0234】これにより、電話機本体組立体22がリア
ケース組立体23に固定される。 (2)フロントケース組立体25(28)を、電話機本
体組立体22にかぶせて、リアケース組立体22と組合
わせ、タップねじ50〜53を締める。
【0235】これにより、電話機本体組立体22が、X
1 端側の二個所と、X2 端寄りの二個所の計4か所で、
リアケース組立体23とフロントケース組立体25(2
8)と、共締めされる。
【0236】次に、上記のように組立てられた携帯電話
機11(12)の内部の構造について説明する。
【0237】図33は、図1中、XXXIII−XXXIII線を含
む垂直面で切断した断面図、即ち、タップねじ54によ
るねじ止め個所の断面図である。
【0238】タップねじ54は、リアケース部材23
−1のボス23−1−7の孔23−1 −14,シールド
板部材46の孔46−13,リア側プリント基板45
−1の孔45−1−3を挿通して、シールドケース40
のボス40−16のめくら孔40 −20内にねじ込まれ
ている(図7,図9参照)。
【0239】別のタップねじ55も、同様にねじ込まれ
ている。
【0240】これによって、電話機本体組立体22がリ
アケース部材23−1に固定されている。
【0241】図34は、図1中、XXXIV−XXXIV線を含む
垂直面で切断した断面図、即ち、タップねじ50,51
によるねじ止め個所の断面図である。
【0242】タップねじ50は、リアケース部材23
−1のボス23−1−3の孔23−1 −9,シールドケ
ース40のコーナ部分40の孔40−12を挿通して、
フロントケース部材25−1(28−1−1)のボス2
−1−10(28−1−1− )のめくら孔内にねじ
込まれている。
【0243】タップねじ51は、リアケース部材23
−1のボス23−1−4の孔23−1 −10,シールド
ケース40のコーナ部分41の孔40−13を挿通し
て、フロントケース部材25−1(28−1−1)のボ
ス25−1−11(28−1−1 −7)のめくら孔内に
ねじ込まれている。
【0244】シールドケース40のコーナ部分40,4
1が、リアケース部材23-1及びフロントケース部材2
−1(28−1−1)と共締めしてある。
【0245】タップねじ51の近傍についてみると、リ
アケース部材23−1の三つのリブ23−1−20〜2
−1−22によって、シールド板部材46の舌部46
−1 が、リア側プリント基板45−1の下面のアース
パターン部45−1−9−6に押圧されリア側プリント
基板45−1の上面のアースパターン部分45−1−
7−1dがシールドケース40の下方突出周囲塀部40
−3の下面のシールドパッキン部材47に押圧されてい
る。
【0246】同じく、別のタップねじ50の近傍につい
てみると、別の三つのリブ23−1 −23〜23
−1−25によって、シールド板部材46の別の舌部4
−15が、リア側プリント基板45−1の下面のアー
スパターン部45−1−9−5に押圧され、リア側プリ
ント基板45−1の上面のアースパターン部分45
−1−7 −1cがシールドケース40の下方突出周囲塀
部40−3の下面のシールドパッキン部材47に押圧さ
れている。
【0247】これにより、リア側プリント基板45−1
及びシールド板部材46はタップねじ50,51によっ
て共締めはされていないけれども、リア側プリント基板
45 −1のX1端側の部分は、シールドケース40に十
分に密着している。
【0248】ここで、左右側に夫々三つのリブ23
−1−20〜23−1−22,23−1 −23〜23
−1−25を有するため、リア側プリント基板45−1
は、狭い個所ではなく、ある程度の広い面積を有する部
分を押し付けられる。即ち、リア側プリント基板45
−1のX1端側は、タップねじ50,51によって、リ
アケース部材23−1及びフロントケース部材25−1
と共締めされている場合と、同等の密着度で、シールド
ケース40に押し付けられている。
【0249】図35は、図1中、XXXV−XXXV線を含む垂
直面で切断した断面図、即ち、タップねじ52,53に
よるねじ止め個所の断面図である。
【0250】タップねじ52は、リアケース部材23
−1のボス23−1−5の孔23−1 −11(図17参
照)、シールドケース板部材46の耳部46−4の孔4
−6(図7参照)、リア側プリント基板45−1の孔
45−1−1,シールドケース40の孔40−18,フ
ロント側プリント基板41−1の孔41−1−5,シー
ルド板部材41−9の孔、ホルダ44−1のボス44
−1−1の孔を挿通して、フロントケース部材25−1
(28−1−1)のボス25−1−12(28−1
−1−8)のめくら孔内にねじ込まれている。
【0251】別のタップねじ53は、リアケース部材2
−1のボス23−1−6の孔23 −1−12(図17
参照)、シールド板部材46の耳部46−5の孔46
−7(図7参照)、リア側プリント基板45−1の孔4
−1−2,シールドケース40の孔40−19,フロ
ント側プリント基板41−1の孔41−1−6,シール
ド板部材41−9の孔、ホルダ44−1のボス44
−1−2の孔を挿通して、フロントケース部材25−1
(28−1−1)のボス25−1−13(28−1−
1−9)のめくら孔内にねじ込まれている。
【0252】これにより、電話機本体組立体22のX2
方向端近傍は、タップねじ52,53によって、リアケ
ース部材23−1及びフロントケース部材25−1(2
1−1)と共締めされている。
【0253】また、タップねじ52,53の頭部は、リ
アケース部材23−1の凹部内に収まっており、且つ、
この凹部に嵌合しているキャップ70,71によって覆
われている。キャップ70,71は、固定用の爪部70
a,71aが上記凹部内の一部に嵌合して、脱落を防止
された状態で取り付けてある。
【0254】図36は、図1中、XXXVI−XXXVI線を含む
垂直面で切断した断面図である。
【0255】リアケース部材23−1のリブ23
−1−16及び23−1−17が、シールド板部材46
の切欠46−12,46−11内に入り込んでリア側プ
リント基板45−1を直接押している。
【0256】これにより、リア側プリント基板45−1
は、リブ23−1−16,及び23 −1−17によって
押されている部位、即ち、X1,X2方向上の中央より
多少X1方向に寄った位置であって、Y1,Y2端の部
位を、シールドケース40の下方突出周囲塀部40−3
の下面のシールドパッキン部材47に押圧されている。
【0257】図17中のリブ23−1−18,28
−1−19も上記のリブ23−1−16,23
−1−17と同様に作用してリア側プリント基板41
−1のうちX2端側をシールドケース40に押し付けて
いる。
【0258】このように、リア側プリント基板45−1
は、ねじ止めされている個所以外の複数の個所を、上記
のリブ23−1−16等によってシールドケース40に
押し付けられているため、以下の特長を有する。
【0259】 リア側プリント基板45−1のガタツ
キが確実に防止されている。
【0260】 電話機本体組立体22の空間部40
−7−1,40−7−2,40−7− は、良好なシー
ルド特性を有する。
【0261】図37は、図1中、XXXVII−XXXVII線を含
む垂直面で切断した断面図である。
【0262】キーコンタクト42,シールド板部材4
3,及びキーパッド24(27)は、夫々、位置決め用
孔42−2,43−2,24−2(27−2)が一の位
置決め用突部40−26に嵌合且つ位置決め用孔42
−3,43−3,24−3(27 −3)が別の位置決め
用突部40−27に嵌合して、シールドケース40に対
して位置規制されている。
【0263】フロント側プリント基板41は孔41
−1−1,41−1−2とは別の個所でもってシールド
ケース40に対して位置決めしてある。
【0264】このため、たとえシールドケース40がケ
ース組立体26(29)内においてがたついた場合であ
っても、キーコンタクト42と、フロント側プリント基
板41−1上のパターンと、キーパッド24(27)と
がずれることが起きない。
【0265】従って、携帯電話機11,12のテンキー
部は高い信頼性を有する。
【0266】VIII〔付記〕 本発明は、携帯電話機に限らず、携帯無線機にも適用し
うる。
【0267】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、携帯無線端末装置本体組立体が、リアケース組
立体とフロントケース組立体とが組合わされたケース組
立体の内部に組込まれた状態で、リア側プリント基板の
下面がリアケース本体の内部のリブによって押され、プ
リント基板の上面がシールドケースに押し付けられ、リ
ア側プリント基板のアースパターンがシールドケースの
塀部に沿って設けてあるシールドパッキン部材に圧着さ
れている構成であるため、リアケース本体内部のリブが
ねじ止め以外の個所においてリア側プリント基板のアー
スパターンをシールドパッキン部材に押し付けるように
なり、ねじ止め個所以外の部分においてもリア側プリン
ト基板のアースパターンがシールドパッキン部材に押し
付けられ、リア側プリント基板上の電子回路に対するシ
ールド性能を向上させることが出来る。
【0268】請求項2の発明によれば、リアケース本体
のリブの一部にアンテナ用パイプ保持部を設けた構成と
したため、アンテナ用パイプを保持するための両面テー
プ等の部品及びアンテナ用パイプを保持するための専用
のリブを不要とし得、よって、その分、携帯無線端末装
置の製造コストを安価と出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1,第2の機種の携帯電話機の構造を示す分
解斜視図である。
【図2】第1の機種の携帯電話機を示す斜視図である。
【図3】第2の機種の携帯電話機を示す斜視図である。
【図4】電話機本体組立体の分解斜視図である。
【図5】図2中、V−V線に沿う電話機本体の組立体の
断面図である。
【図6】図4中、シールドケースより上側の部分を示す
図である。
【図7】図4中、シールドケースより下側の部分を示す
図である。
【図8】シールドケースを表裏反転した状態で示す斜視
図である。
【図9】シールドケースの底面図である。
【図10】マイク用ブッシングを示す図である。
【図11】ブザー用ブッシングを示す図である。
【図12】スピーカ組立体がプリント基板に仮止めされ
ている状態を示す図である。
【図13】リア側プリント基板の上面のアースパターン
を示す図である。
【図14】リア側プリント基板の下面のアースパターン
を示す図である。
【図15】リア側プリント基板の二枚取りを説明するた
めの図である。
【図16】アンテナ接点用板ばね部材がリア側プリント
基板に取り付けられている状態を示す図である。
【図17】リアケース組立体の分解斜視図である。
【図18】リアケース組立体の平面図である。
【図19】図17中、円〔19〕で囲んだ部分を拡大し
て示す図である。
【図20】図17中、円〔20〕で囲んだ部分を拡大し
て示す図である。
【図21】アンテナ給電用板金部材とこれを取り付ける
部分の構造を対応させて示す図である。
【図22】アンテナ給電用板金部材が取り付け部に取り
付けられた状態を示す図である。
【図23】筒体がねじ込まれて取り付けられている状態
を示す斜視図である。
【図24】図23に示す部分の平面図である。
【図25】第1の機種の携帯電話機のフロントケース組
立体の分解斜視図である。
【図26】蓋の軸支構造部の分解斜視図である。
【図27】操作ノブの誤作動防止を説明する図である。
【図28】第2の機種の携帯電話機のフロントケース組
立体の分解斜視図である。
【図29】図28中、円〔29〕で囲んだ部分を、フロ
ントケース本体28−1の裏側からみた図である。
【図30】二色成形法によってフロントケース本体28
−1を得る工程を説明する図である。
【図31】第1の機種の成形によって成形されたフロン
トケース部材を、第1のコア金型部から取り外した状態
で示す図である。
【図32】液晶表示モジュールを分解して示す図であ
る。
【図33】図1中、XXXIII−XXXIII線を含む垂直面で切
断して示す図である。
【図34】図1中、XXXIV−XXXIV線を含む垂直面で切断
して示す図である。
【図35】図1中、XXXV−XXXV線を含む垂直面で切断し
て示す図である。
【図36】図1中、XXXVI−XXXVI線を含む垂直面で切断
して示す図である。
【図37】図1中、XXXVII−XXXVII線を含む垂直面で切
断して示す図である。
【符号の説明】
11 第1の機種の携帯電話機 12 第2の機種の携帯電話機 20 スピーカ 21 マイク 22 電話機本体組立体(携帯無線端末装置本体組立
体) 23 リアケース組立体 23−1 リアケース部材 23−1−1 底板部 23−1−2 周側壁部 23−1−2a〜23−1−2d 側壁部 23−1−3〜23−1−8 ボス 23−1−9〜23−1−14 貫通孔 23−1−15〜23−1−25 リブ 23−1−26 アンテナ給電用板部材取付け部 23−1−26−1 リブ 23−1−26−1a 切欠 23−1−26−2 リブ 23−1−26−2a 切欠 23−1−26−3 リブ 23−1−26−3a U字状切欠 23−1−23−4 隙間 23−1−27 ボス 23−1−27a 周側面 23−1−27b 端面 23−1−28 リブ 23−1−28a 切欠 23−2 アンテナ装置 23−2−1 ロッドアンテナ 23−2−2 ヘリカルコイルアンテナ 23−2−3 筒体 23−2−3a 雄ねじ部 23−2−4 アンテナ給電用板金部材 23−2−4−1 本体部 23−2−4−2 フランジ部 23−2−4−3 バーリング加工部 23−2−4−4 雌ねじ部23−2−5 アンテナパ
イプ 24 キーパッド 24−1 キーパッド部 24−2,24−3 位置決め用孔 25 フロントケース組立体 25−1 フロントケース部材 25−1−1 天板部 25−1−2 周側壁部 25−1−3 送話器ケース部 25−1−4 軸部材収容部軸支部 25−1−4−1 切欠 25−1−6 受話器ケース部 25−1−7 テンキーケース部 25−1−7−1 孔 25−1−8 表示窓枠部 25−1−9 小孔 25−1−10〜25−1−13 ボス 25−1−14 側壁部 25−1−15 突段部 25−1−16,25−1−17 スリット 25−2 蓋部材 25−2−1,25−2−2 軸係合部 25−3 液晶表示窓部材 25−3−1,25−3−2 爪部 25−3−3 シルク印刷された部分 25−3−4 ゲート跡 25−3−5 両面テープ 25−4,25−5 操作ノブ 25−6,25−7 軸部材 25−6−1 凸部 25−6−2,25−7−1 軸部 25−6−2a,25−7−1a 丸み部 25−8 キャップ部材 25−9 ばね部材 26 ケース組立体 27 キーパッド 27−1 キーパッド部 27−2,27−3 位置決め用孔 28 フロントケース組立体 28−1 フロントケース本体 28−1−1 フロントケース部材 28−1−1−1 受話器ケース部 28−1−1−2 テンキーケース部 28−1−1−3 一の孔 28−1−1−4,28−1−1−5 鍔部 28−1−1−6〜28−1−1−9 ボス 28−1−1−10 側壁部 28−1−1−11,28−1−1−12 リブ 28−1−2,28−1−3 帯部 28−1−2−1,28−1−2−2 キーパッド部 28−1−2−1a,28−1−2−2a リブ状凸部 28−1−2−1b,28−1−2−2b 凸部 29 ケース組立体 30 バッテリ 31 共通部品群 32,33 専用部品群 40 シールドケース 40−1 平板部 40−2 上方突出周囲塀部 40−3 下方突出周囲塀部 40−4,40−5 下方突出桟状塀部 40−6,40−7 空間 40−7−1〜40−7−3 空間部 40−8 下端面 40−9 溝 40−10,40−11 コーナ部分 40−12,40−13 貫通孔 40−14〜40−17 ボス 40−18,40−19 貫通孔 40−20,40−21 めくら孔 40−22,40−23 リブ 40−24,40−25 深い溝 40−26,40−27 位置決め用突部 41 フロント側プリント基板(CU基板)組立体 41−1 フロント側プリント基板 41−1−1,41−1−2 逃げ孔 41−1−3,41−1−4 U字状切欠 41−1−5,41−1−6 孔 41−2 液晶表示窓組立体 41−2−1 液晶板 41−2−2,41−2−3 ゴムコネクタ 41−2−2a 角柱体 41−2−2b コネクタピン 41−2−4 底板部材 41−3 電子部品 41−4,41−5 発光ダイオード 41−6,41−7 コネクタ 41−8 ブザー 41−9 シールド板部材 41−10 音量可変キーモジュール 41−11,41−12 ブッシング 41−11−1,41−12−1 溝 42 キーコンタクト 42−1 キーコンタクト部 42−2,42−3 位置決め用孔 43 シールド板部材 43−1 開口 43−2,43−3 位置決め用孔 43−4 差し込み鍔部 44 スピーカ組立体 44−1 ホルダ 44−1−1,44−1−2 ボス 44−1−3,44−1−4 取付用爪部 44−1−5 側面 44−2 ガスケット 45 リア側プリント基板(TU基板)組立体 45−1 リア側プリント基板 45−2 電子部品 45−3〜45−6 コネクタ 45−7 アンテナ接点用板ばね部材 45−1−1,45−1−2 孔 45−1−3,45−1−4 孔 45−1−5 切欠 45−1−6 上面 45−1−7 アースパターン 45−1−7−1 アースパターン部 45−1−7−1a〜45−1−7−1d アースパタ
ーン部分 45−1−7−2,45−1−7−3 アースパターン
部 45−1−8 下面 45−1−9 アースパターン 45−1−9−1〜45−1−9−6 アースパターン
部 45−1−10,45−1−11 側端縁 45−2 電子部品 45−3〜45−6 コネクタ 45−7 アンテナ接点用板ばね部材 45−7−1 U字状板ばね部 45−7−2,45−7−3 つい立て部 45−8 プリント大基板 45−8−1 スリット 45−8−2〜45−8−6 Vカット溝 45−8−7,45−8−8 リア側プリント基板予定
部分 46 シールド板部材 46−1 蓋部 46−2 蓋部 46−3 つなぎ部 46−4,46−5 耳部 46−6,46−7 孔 46−8 差し込み用鍔部 46−9,46−10 突部 46−11,46−12 孔 46−15,46−16 舌部 47 シールドパッキン部材 48−1,48−2 同軸ケーブル 50〜55 タップねじ 58 物 60 成形金型装置 61 キャビティ金型 61−1 第1のキャビティ金型 61−2 第2のキャビティ金型 62 コア金型 62−1 第1のコア金型 62−2 第2のコア金型 63 軸線 70,71 キャップ 70a,71a 爪部
フロントページの続き (72)発明者 久保 洋 北海道札幌市中央区北一条西2丁目1番地 富士通北海道ディジタル・テクノロジ株 式会社内 (72)発明者 坂下 浩朗 北海道札幌市中央区北一条西2丁目1番地 富士通北海道ディジタル・テクノロジ株 式会社内 (72)発明者 船矢 大造 北海道札幌市中央区北一条西2丁目1番地 富士通北海道ディジタル・テクノロジ株 式会社内 (72)発明者 塚本 祥史 北海道札幌市中央区北一条西2丁目1番地 富士通北海道ディジタル・テクノロジ株 式会社内 (72)発明者 戸村 昌志 北海道札幌市中央区北一条西2丁目1番地 富士通北海道ディジタル・テクノロジ株 式会社内 Fターム(参考) 5E321 AA02 AA03 AA17 CC09 CC22 GG05 5K011 AA01 AA03 AA04 AA06 AA15 5K023 AA07 BB04 BB28 DD08 LL01 LL05 LL06 LL07 PP01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯無線端末装置本体組立体が、リアケ
    ース組立体とフロントケース組立体とが組合わされたケ
    ース組立体の内部に組込まれた構成の携帯無線端末装置
    において、 上記携帯無線端末装置本体組立体は、 平板部と、該平板部の下面より下方に突設してあり、下
    端面に溝を有する塀部とよりなるシールドケースと、 該溝に一部嵌合させて、上記塀部に沿って設けてある紐
    状の導電ゴム製のシールドパッキン部材と、 上記塀部に対応したアースパターンを有するリア側プリ
    ント基板を有し、該アースパターンを上記シールドパッ
    キン部材に当接させて、上記シールドケースの下側に配
    されたリア側プリント基板組立体とよりなり、 上記リアケース組立体は、リアケース本体を有し、 該リアケース本体は、内部に、上記リア側プリント基板
    の下面を受けるリブとを有し、 上記シールドケースが上記リアケース組立体に固定され
    た状態において、上記リア側プリント基板の下面が上記
    リブによって押され、このプリント基板の上面が上記シ
    ールドケースの塀部の下端面が押し付けられ、上記アー
    スパターンが上記シールドパッキン部材に圧着した構成
    としたことを特徴とする携帯無線端末装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の携帯無線端末装置におい
    て、上記リアケース本体のリブは、アンテナ用パイプが
    圧入され、圧入されたアンテナ用パイプを保持するアン
    テナ用パイプ保持部を有する構成としたことを特徴とす
    る携帯無線端末装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102395259A (zh) * 2011-10-19 2012-03-28 华为终端有限公司 一种防止干扰电子元件的结构和移动终端

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