JP2003283625A - 情報通信機器 - Google Patents

情報通信機器

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JP2003283625A
JP2003283625A JP2002086513A JP2002086513A JP2003283625A JP 2003283625 A JP2003283625 A JP 2003283625A JP 2002086513 A JP2002086513 A JP 2002086513A JP 2002086513 A JP2002086513 A JP 2002086513A JP 2003283625 A JP2003283625 A JP 2003283625A
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antenna
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communication device
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JP2002086513A
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English (en)
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Akihiro Iriyama
明浩 入山
Hiroyuki Takebe
裕幸 武部
Keijiro Azuma
啓二朗 東
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
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  • Telephone Set Structure (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型かつ低消費電力でありながら、良好な音
声通話を可能とする。 【解決手段】 表示部12を有する親機端末10と、受
話部および送話部を有する子機端末20とを有する。親
機端末10と子機端末20との間で無線通信によるデー
タの授受を行う。子機端末20のアンテナは、該子機端
末20の送話部側の端部に配置する。すなわち、子機端
末20は、受話部を耳にあてがった際に、送話部が使用
者のほぼ口元に位置し、アンテナ組込み部27が送話部
側の端部に配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、互いに無線接続さ
れた親機端末と子機端末により構成された情報通信機器
に関するものであり、特に子機端末のアンテナ配置に特
徴を有する情報通信機器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、通信環境の高度化により音声のみ
ならず動画像を伴った通信、いわゆるテレビ電話が可能
な無線通信端末が実用化され始めている。図17,18
に、従来のテレビ電話無線端末の一例を示す。図17,
18において、70はテレビ電話無線端末、71はアン
テナ、72は表示部、73はカメラ、74は受話部、7
5は送話部、76は操作部、60は使用者である。この
テレビ電話無線端末では、使用時に、表示部72に映っ
た映像を見つつ、送信する映像をカメラ73で撮影しな
がら通話するため、使用者60と受話部74および送話
部75が離れており、通話時における双方の音声が周囲
に漏れ聞こえることになるため、他者への迷惑となる。
【0003】図19〜21に、上述した問題を解決する
ために提案された他のテレビ電話無線端末を示す。図1
9〜21において、10は親機端末、100は第1アン
テナ、12は表示部、13はカメラ、14はマイク、1
5はスピーカー、16は操作キー部であり、さらに第2
アンテナ101を内蔵する。また、20は子機端末、2
00は子機アンテナ、22は表示部、23はテンキー、
24は受話部、25は送話部、26は操作部であり、子
機アンテナ200は子機端末20の受話部24側の端部
に突出して配置されている。
【0004】親機端末10と子機端末20は、それぞれ
の第2アンテナ101および子機アンテナ200を通じ
て無線接続される。使用者60は、子機端末20の受話
部24を耳にあてがい、親機端末10の表示部12を見
つつ、カメラ13で送信する映像を撮影しながら通話を
行う。このとき、子機端末20の受話部24と送話部2
5は、それぞれ使用者60の耳と口の近くに配置される
ことになるので、通話時の受話および送話双方において
周囲へ漏れる音声は少なくなり、他者への迷惑が軽減さ
れるという利点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の電話無線端末では、その使用状態において、子
機端末20の子機アンテナ200と親機端末10の間に
使用者60の頭部が存在するため、子機端末20から親
機端末10へ向う電波の直達波成分の多くは使用者60
の頭部により吸収または反射されてしまう。したがっ
て、図19〜21に示すような実使用状態における子機
端末20からの電波の放射パターンは、親機端末10方
向への放射が少なく、人体後方へ多く放射される形とな
る。
【0006】このような場合、親機端末10との通信
は、子機端末20から人体後方へ放射された電波の反射
波などによるマルチパス到来波成分が主体となる。マル
チパス到来波は、子機端末20から親機端末10に至る
までの伝播経路における損失が比較的大きいため、良好
な通信品質を確保するためには送信出力電力を大きくし
なければならない。この結果、子機端末20全体の消費
電力が大きくなってしまうという問題があった。このよ
うな消費電力の増大に伴い、端末の使用可能時間を長く
しようとすると電池容量を大きくする必要が有り、端末
全体の重量および体積の増大につながってしまう。
【0007】また、上述した例では、子機端末20から
親機端末10へ向う電波について記述したが、親機端末
10から子機端末20へ向う電波について考えた場合も
同様である。すなわち、子機端末20からの放射パター
ンが人体後方へ多く放射される形であるため、親機端末
10の重量および体積の増大にもつながる。したがっ
て、結果として親機端末10と子機端末20で構成され
る機器全体の重量および体積が増大し、携帯に不便であ
るという問題が残ってしまう。
【0008】本発明は、上述した問題点に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、表示部を有する親機端末
と、送話部および受話部を有する子機端末を有し、親機
端末と子機端末が互いに無線通信接続されて、親機端末
の表示部を見ながら子機端末で通話を行う情報通信機器
において、小型かつ低消費電力でありながら良好な音声
通話を行うことを可能とすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る情報通信機
器は、表示部を有する親機端末と、受話部および送話部
を有する子機端末とを有し、前記親機端末と前記子機端
末との間で無線通信によるデータの授受が行なわれる情
報通信機器において、前記子機端末のアンテナは、該子
機端末の送話部側の端部に配置されていることを特徴と
するものである。このような構成とすることにより、実
使用状態における子機端末からの電波は、人体の前方お
よび足元の方向、すなわち親機端末の方向により多く放
射される。
【0010】また、本発明に係る情報通信機器は、前記
親機端末が、基地局との無線通信機能を有する無線回路
部を備えていることを特徴とする。このような構成とす
ることにより、親機端末の移動時においても、通信イン
フラとの接続を行うことが可能となる。また、移動時に
おいて親機端末をカバンに収納するなどして片手に所持
し、もう片方の手で子機端末を使用して音声のみによる
通信を行う場合には、子機端末と親機端末の間に遮蔽物
として人体の頭部が介在することになるが、このような
場合であっても、子機端末のアンテナが子機端末の送話
部側の端部に配置されているので、子機端末の受話部を
耳にあてがった時にアンテナ部分が人体頭部の前方に突
出するため、親機・子機端末間の通信において人体頭部
による遮蔽の影響を受けにくい。
【0011】また、本発明に係る情報通信機器は、前記
子機端末のアンテナが、該子機端末内の無線回路部と高
周波伝送ケーブルで接続されていることを特徴とする。
このような構成とすることにより、無線回路基板と離れ
た箇所にアンテナを配置することが可能となる。
【0012】また、本発明に係る情報通信機器は、前記
子機端末のアンテナに近接して地導体が配置され、該地
導体と前記高周波伝送ケーブルのグランド電位部分が前
記子機端末のアンテナの給電部近傍で導通されているこ
とを特徴とする。このような構成とすることにより、ア
ンテナに適度な大きさの地導体が追加される。
【0013】また、本発明に係る情報通信機器は、前記
子機端末が、テンキーを具備しないことを特徴とする。
このような構成とすることにより、機器の小型化が可能
となる。
【0014】また、本発明に係る情報通信機器は、前記
子機端末のアンテナが、該子機端末に内蔵されているこ
とを特徴とする。このような構成とすることにより、ア
ンテナによる突出部分が小さくなり、子機端末の小型化
が可能となる。
【0015】また、本発明に係る情報通信機器は、前記
親機端末は、撮像装置を有し、該撮像装置で撮像された
映像が音声とともに伝送され、伝送されてきた映像が該
親機端末の表示部に表示されるようにしたテレビ電話機
能を有することを特徴とする。このような構成とするこ
とにより、親機端末の表示部を見ながら子機端末を使用
して通話するテレビ電話通信が可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る情報通信機器の実施形態を説明する。なお、以下の説
明で引用する全図において、同様の機能を有する部分に
は同一の符号を付するとともに、本発明に係る情報通信
機器を特徴付ける部分を除いては従来の技術と同様と
し、その説明は省略する。
【0017】<実施例1>図1〜3は、本発明に係る情
報通信機器の実施例1を示すものであり、図1は親機端
末の斜視図、図2は子機端末の斜視図、図3は使用状態
の説明図である。図1〜3において、18は回線接続用
ケーブル、27はアンテナ組込み部、80はテーブルで
ある。アンテナ組込み部27には、小型化された子機ア
ンテナ200が具備されている。
【0018】実施例1に係る情報通信機器において、親
機端末10は回線接続用ケーブル18により通信インフ
ラと通信可能に接続され、また子機端末20と無線接続
を行うための無線回路部と第2アンテナ101を内蔵し
ている。子機端末20は、受話部24を耳にあてがった
時に送話部25が使用者のほぼ口元に来るように構成さ
れており、アンテナ組込み部27は、送話部25側の端
部に配置されている。また、子機端末20は、親機端末
10と無線接続を行うための無線回路部を有している。
親機端末10と子機端末20は、それぞれの第2アンテ
ナ101と子機アンテナ200を介して無線通信接続が
行われる。
【0019】図3は、テレビ電話通信時の使用状態を示
している。使用者60は、カメラ13で送信すべき映像
を撮影しつつ、親機端末10の表示部12に映される相
手側の映像を見ながら、子機端末20を用いて通話を行
う。通話者間で授受される音声データは、子機端末20
と親機端末10の間では無線接続によって送受信され、
親機端末10と通信インフラの間では回線接続用ケーブ
ル18を通じて送受信される。
【0020】実施例1に係る情報通信機器では、図3に
示すように、子機端末20の受話部24を耳にあてがう
ようにして使用した場合に、子機端末20からの電波は
使用者60の前方および足元の方向により多く放射され
る。したがって、親機端末10と対向してテレビ電話通
信を行う際には、子機端末20からの電波が親機端末1
0の方向により多く放射されることになる。さらに、親
機端末10と子機端末20のアンテナ組込み部27は見
通し距離内となることから、両者間の伝播経路における
損失が少なくなり、その分だけ送信出力電力を抑えるこ
とができる。
【0021】このように、親機と子機との間における無
線通信の送信出力電力を低く抑えることにより、親機と
子機との間における通信に使用される無線回路部の小型
化、電池の小型化が可能になる。すなわち、情報通信機
器をより小型で携帯に適した形状に構成することが可能
となる。また、上述したように、端末がより小型化され
ると、子機端末20と人体頭部とがより密着することに
なるが、アンテナ組込み部27は送話部25側端部に配
置されているので、実使用時に人体頭部から離れた位置
に配置され、子機アンテナ200が人体頭部から受ける
影響は小さくて済む。
【0022】上述した実施例1において、親機と子機と
の間における無線接続の方式は、Bluetoothや特定小電
力無線などであってもよい。また、第2アンテナ101
は、2系統で構成されたダイバーシチ受信方式としても
よいし、内蔵型に限らずヘリカルアンテナやホイップア
ンテナなどのように端末から突出する形状のアンテナで
あってもよい。
【0023】<実施例2>図4〜6は、本発明に係る情
報通信機器の実施例2を示すものであり、図4は親機端
末および子機端末の斜視図、図5は分離時における親機
端末および子機端末の斜視図、図6は使用状態の説明図
である。図4〜6において、90は無線回路が内蔵され
たPCカード、91はPCカード用アンテナ、92はP
Cカードスロット、93はノートパソコン、94はPC
表示部、95はキーボード、96はPCカメラ、97は
テレビ電話アプリケーションの起動画面である。
【0024】実施例2に係る情報通信機器において、親
機端末10は、PCカードスロット92を有しており、
回線接続用ケーブル18を介して通信インフラと通信可
能に接続されている。また、無線回路を内蔵したPCカ
ード90は、子機端末20との無線通信機能とPCカー
ド用アンテナ91を有しており、親機端末10のPCカ
ードスロット92に装着されている。子機端末20と無
線回路を内蔵したPCカード90との間で送受信される
通信データは、PCカードスロット92内のコネクタを
通じて親機端末10との間で授受される。また、無線回
路を内蔵したPCカード90は親機端末10に対して着
脱可能に構成されている。
【0025】実施例2に係る情報通信機器によれば、図
5に示すように、無線回路を内蔵したPCカード90が
親機端末10に対して着脱可能な構成となっているた
め、図6に示すノートパソコン93のようにPCカード
スロット92を有する端末であれば、無線回路を内蔵し
たPCカード90を装着し、PCカメラ96やテレビ電
話アプリケーションソフトを追加することにより、元
来、子機端末20との無線通信機能を持たない端末であ
っても、子機端末20を用いたテレビ電話通信をするこ
とが可能となる。
【0026】なお、実施例2において、無線回路を内蔵
したPCカード90は、情報端末への着脱が可能なもの
であれば、他の規格、例えばコンパクトフラッシュ
(R)カード、SDカードなどであってもよい。また、
PCカード用アンテナ91は、PCカード90に内蔵さ
れていてもよいし、親機端末10内に予め具備されてい
て、PCカード90装着時にPCカード90内の無線回
路と接続される構成であってもよい。
【0027】<実施例3>図7〜10は、本発明に係る
情報通信機器の第3実例を示すものであり、図7は親機
端末の斜視図、図8は子機端末の斜視図、図9は使用状
態の説明図、図10は移動しながら音声通話を行う際の
使用状態の説明図である。図7〜10中、100は第1
アンテナである。実施例3に係る情報通信機器におい
て、親機端末10は、基地局との無線接続機能を有した
無線回路を具備し、第1アンテナ100を介して基地局
と無線接続されて、通信インフラと接続される。また、
実施例1と同様に、親機端末10と子機端末20は、無
線通信によりデータの送受信が行なわれる。
【0028】実施例3に係る情報通信機器によれば、親
機端末10は通信インフラとの接続を無線通信により行
うことができるので、実施例1に示す効果を有しなが
ら、移動体通信環境においても、親機端末10と子機端
末20間の音声品質を良好に保ちつつテレビ電話通信が
可能な情報通信機器とすることができる。さらに、移動
通信時において、親機端末10の表示機能や撮影機能を
使用せず音声のみによる通話を行う場合には、親機端末
10をカバンや衣服のポケットに収納して携行し、子機
端末20を使用して通話を行うことができる。このと
き、子機端末20が授受する音声データは、親機端末1
0を介して通信インフラと受け渡しされる。
【0029】移動しながら音声通話を使用するには、例
えば図10に示すように、親機端末10を収納したカバ
ン81を片手に所持し、もう片方の手で子機端末20を
所持して音声通信を行うことができる。この場合には、
子機端末20と親機端末10の間に使用者60の頭部が
介在することになるが、子機端末20の受話部24を耳
にあてがうと、子機端末20の送話部側の端部、すなわ
ちアンテナ組込み部27が人体頭部の前方に突出するの
で、親機端末10と子機端末20のアンテナ組込み部2
7はほぼ見通し距離内となること、さらに子機端末20
からの電波は使用者60の前方および足元の方向、すな
わち親機端末10が収納されたカバン81の方向により
多く放射されるので、移動時においても良好な音声品質
で通信を行うことが可能な小型で低消費電力の情報通信
機器とすることができる。
【0030】<実施例4>図11〜14は、本発明に係
る情報通信機器の第4実施例を示すもので、図11は子
機端末の分解斜視図、図12は子機アンテナの斜視図、
図13は子機端末の内部を示す斜視図、図14は子機端
末の他の例を示す分解斜視図である。
【0031】図11〜14において、30は背面筐体、
31は無線回路基板、32は電池、33は表示パネル、
34はレシーバ、35はマイク、36は同軸ケーブル、
37は回路側コネクタ、38はアンテナ側コネクタ、3
9はアンテナ基板、40はアンテナパターン、41はレ
セプタクル、42はグランドパターン、50は前面筐体
である。なお、無線回路基板31には、図示しない無線
回路が構成されている。
【0032】実施例4に係る情報通信機器において、レ
セプタクル41は、中心導体端子がアンテナパターン4
0に導通し、グランド端子がグランドパターン42と導
通するように実装されている。アンテナ基板39とアン
テナパターン40により子機アンテナ200が構成され
ている。子機アンテナ200は、レセプタクル41とア
ンテナ側コネクタ38によって同軸ケーブル36と接続
され、同軸ケーブル36を介して回路側コネクタ37で
接続された無線回路基板31上の無線回路と接続され
る。
【0033】実施例4に係る情報通信機器によれば、無
線回路基板31と子機アンテナ200を離れた箇所に組
込むことが可能となるので、子機端末20内の部品配置
の自由度が増す。例えば、実施例4のように、端末の重
量バランスを考慮して、電池32が送話部側に組み込ま
れるとともに、無線回路基板31が受話部側に組込まれ
て、無線回路基板31と送話部25が離れている場合で
あっても、同軸ケーブル36を介することにより、子機
アンテナ200を送話部の近傍に配置することが可能と
なる。
【0034】なお、同軸ケーブル36と無線回路基板3
1およびアンテナ基板39の接続は、回路側コネクタ3
7およびアンテナ側コネクタ38を用いて行っている
が、半田付けにより接続されていてもよい。また、子機
アンテナ200は、フレキシブル基板やメッキで形成さ
れていてもよいし、逆Fアンテナやチップアンテナなど
他方式によるアンテナであってもよい。
【0035】特に、図13に示す例では、子機アンテナ
200をフレキシブル基板43とフレキシブル基板43
上に形成したアンテナパターン44により構成し、筐体
内面に沿って貼り付けているが、この場合には、子機ア
ンテナ200を筐体形状に沿って配置することができる
ので、筐体内空間を有効に利用することができ、端末の
小型化が期待できる。
【0036】さらに、図14に示す例では、フレキシブ
ル基板上にマイクロ波線路46とアンテナパターン47
を一体に形成し、無線回路基板31とフレキシブル基板
用コネクタ45を介して接続している。この場合には、
高周波伝送ケーブルをより平坦に構成することができる
ので、アンテナ組込み部27と無線回路基板31の間に
おいて、筐体内面と実装部品の間隔が狭く同軸ケーブル
を通すことが困難な場合であっても、子機アンテナ20
0と無線回路基板31を離れた位置に配置して接続する
ことが可能となる。
【0037】<実施例5>図15、16は、本発明に係
る情報通信機器の第5実施例を示すもので、図15は子
機端末の筐体を開いた状態の斜視図、図16は子機アン
テナの斜視図である。図15、16において、50は前
面筐体、51は地導体、52は接点部、53は金属バネ
である。実施例5に係る情報通信機器において、地導体
51は、前面筐体50の内面にメッキにより形成されて
いる。また、レセプタクル41は、中心導体端子がアン
テナパターン40に導通し、グランド端子がグランドパ
ターン42と導通するように実装され、金属バネ53
は、グランドパターン42上に実装される。また、子機
アンテナ200は、アンテナ基板39上に形成されたア
ンテナパターン40により構成されている。
【0038】前面筐体50と背面筐体30を嵌合させて
通話用の子機端末20を組み上げると、接点部52と金
属バネ53が導通接続し、アンテナパターン40近傍の
グランドパターン42と地導体51が導通接続される。
実施例5に係る情報通信機器によれば、接点部52と金
属バネ53が導通することにより、地導体51が子機ア
ンテナ200の地導体となるので、アンテナに対してよ
り強固で安定したグランドを有する子機端末20を得る
ことができる。また、子機アンテナ200が、電気長が
使用周波数の4分の1波長程度のいわゆるλ/4系アン
テナの場合には、地導体側に流れる電流も放射に寄与す
るので、実施例5に係る情報通信機器のようなアンテナ
の地導体を形成することにより、放射に寄与する導体面
積を大きくすることができる。このため、広帯域で高効
率な放射特性を持った子機端末20を得ることができ
る。
【0039】なお、子機アンテナ200は、フレキシブ
ル基板やメッキで形成されていてもよいし、逆Fアンテ
ナやチップアンテナなど他方式によるアンテナであって
もよい。また、地導体51は、板金や塗装やフレキシブ
ル基板で形成してもよい。さらに、金属バネ53は、導
電性クッションや板金加工によるバネ材などのように、
導電性を有する他の付勢手段であってもよいし、地導体
51の接点部52に実装されていてもよいし、地導体5
1と一体となって形成されていてもよい。
【0040】
【発明の効果】本発明に係る情報通信機器によれば、子
機端末のアンテナを子機端末の送話部側の端部に配置す
ることにより、人体頭部によるアンテナ特性の劣化を軽
減することができる。また、親機端末の表示部を見なが
ら通話を行う場合には、親機端末の第2アンテナと子機
端末の子機アンテナが見通し距離内となり、さらに子機
端末からの電波は親機端末の方向により多く放射される
ので、親機端末と子機端末間の通信品質を良好に保ちつ
つ、機器全体の低消費電力化および小型化が可能とな
る。
【0041】また、本発明に係る情報通信機器によれ
ば、親機端末が基地局との無線接続機能を有する無線回
路部を具備しているので、親機端末が移動している際に
も通信インフラとの接続を行うことが可能となる。ま
た、移動時において親機端末をカバンに収納するなどし
て片手に所持し、もう片方の手で子機端末を使用して音
声のみによる通信を行う場合には、子機端末と親機端末
の間に人体の頭部が介在することになるが、このような
場合であっても、子機端末のアンテナが子機端末の送話
部側の端部に配置されているので、人体頭部による遮蔽
の影響を受けにくい。さらに、子機端末からの電波は、
人体の前方および足元の方向、すなわち親機端末の方向
により多く放射されるので、移動体通信環境においても
親機端末と子機端末間の音声品質を良好に保ちながらテ
レビ電話通信や音声通信が可能となる。
【0042】また、本発明に係る情報通信機器によれ
ば、通話用の子機端末内において、無線回路部とアンテ
ナを離れた箇所に組込むことが可能となるので、部品配
置の自由度が増す。
【0043】また、本発明に係る情報通信機器によれ
ば、無線回路部とアンテナを離れた箇所に組込んだ場合
であっても、アンテナ近傍に強固な地導体を形成するこ
とができる。また、地導体に流れる電流が放射に寄与す
る場合には、広帯域で高放射効率なアンテナ特性を得る
ことが可能となる。
【0044】また、本発明に係る情報通信機器によれ
ば、子機端末がテンキーを具備しないので、小型・軽量
化が可能となり、より携帯に適した情報通信機器とする
ことができる。
【0045】また、本発明に係る情報通信機器によれ
ば、子機端末のアンテナが子機端末に内蔵されているの
で、アンテナによる突出部分が小さくなり、子機端末の
小型化が可能となって、より携帯に適した情報通信機器
とすることができる。
【0046】また、本発明に係る情報通信機器によれ
ば、親機端末が撮像装置を有し、撮像装置で撮像された
映像が音声とともに伝送され、伝送されてきた映像が親
機端末の表示部に表示されるようにしたテレビ電話機能
を有しているので、親機端末の表示部を見ながら子機端
末を使用して通話するテレビ電話通信が可能となる。ま
た、実使用状態において、子機端末の受話部と送話部
は、それぞれ使用者の耳と口の近くに配置されることに
なるので、通話時の受話および送話双方において周囲へ
漏れる音声が少なくなり、他者への迷惑を軽減すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る情報通信機器を構成す
る親機端末の斜視図である。
【図2】本発明の実施例1に係る情報通信機器を構成す
る子機端末の斜視図である。
【図3】本発明の実施例1に係る情報通信機器の使用状
態の説明図である。
【図4】本発明の実施例2に係る情報通信機器を構成す
る親機端末および子機端末の斜視図である。
【図5】本発明の実施例2に係る情報通信機器を構成す
る親機端末および子機端末の分離時における斜視図であ
る。
【図6】本発明の実施例2に係る情報通信機器の使用状
態の説明図である。
【図7】本発明の実施例3に係る情報通信機器を構成す
る親機端末の斜視図である。
【図8】本発明の実施例3に係る情報通信機器を構成す
る子機端末の斜視図である。
【図9】本発明の実施例3に係る情報通信機器の使用状
態の説明図である。
【図10】本発明の実施例3に係る情報通信機器を用い
て、移動しながら音声通話を行う際の使用状態の説明図
である。
【図11】本発明の実施例4に係る情報通信機器を構成
する子機端末の分解斜視図である。
【図12】本発明の実施例4に係る情報通信機器を構成
する子機アンテナの斜視図である。
【図13】本発明の実施例4に係る情報通信機器を構成
する子機端末の内部を示す斜視図である。
【図14】本発明の実施例4に係る情報通信機器を構成
する子機端末の他の例を示す分解斜視図である。
【図15】本発明の実施例5に係る情報通信機器を構成
する子機端末の筐体を開いた状態の斜視図である。
【図16】本発明の実施例5に係る情報通信機器を構成
する子機アンテナの斜視図である。
【図17】従来のテレビ電話無線端末の斜視図である。
【図18】従来のテレビ電話無線端末の使用状態の説明
図である。
【図19】従来の他の例に係るテレビ無線電話端末を構
成する親機端末の斜視図である。
【図20】従来の他の例に係るテレビ無線電話端末を構
成する子機端末の斜視図である。
【図21】従来の他の例に係るテレビ無線電話端末の使
用状態の説明図である。
【符号の説明】
10 親機端末 12 表示部 13 カメラ 14 マイク 15 スピーカー 16 操作キー部 18 回線接続用ケーブル 20 子機端末 22 表示部 23 テンキー 24 受話部 25 送話部 26 操作部 27 アンテナ組込み部 30 背面筐体 31 無線回路基板 32 電池 33 表示パネル 34 レシーバ 35 マイク 36 同軸ケーブル 37 回路側コネクタ 38 アンテナ側コネクタ 39 アンテナ基板 40 アンテナパターン 41 レセプタクル 42 グランドパターン 43 フレキシブル基板 44 アンテナパターン 45 フレキシブル基板用コネクタ 46 マイクロ波線路 47 アンテナパターン 50 前面筐体 51 地導体 52 接点部 53 金属バネ 60 使用者 70 テレビ電話無線端末 71 アンテナ 72 表示部 73 カメラ 74 受話部 75 送話部 76 操作部 80 テーブル 81 カバン 90 PCカード 91 PCカード用アンテナ 92 PCカードスロット 93 ノートパソコン 94 PC表示部 95 キーボード 96 PCカメラ 97 テレビ電話アプリケーションの起動画面 100 第1アンテナ 101 第2アンテナ 200 子機アンテナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 7/38 H04B 7/26 109T (72)発明者 東 啓二朗 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 5C064 DA01 DA08 DA09 DA12 5K011 AA06 JA03 KA03 5K023 AA07 BB03 LL05 5K067 AA34 BB04 DD51 EE02 EE12 FF02 FF23 KK01 KK17

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示部を有する親機端末と、受話部およ
    び送話部を有する子機端末とを有し、前記親機端末と前
    記子機端末との間で無線通信によるデータの授受が行な
    われる情報通信機器において、 前記子機端末のアンテナは、該子機端末の送話部側の端
    部に配置されていることを特徴とする情報通信機器。
  2. 【請求項2】 前記親機端末は、基地局との無線通信機
    能を有する無線回路部を備えていることを特徴とする請
    求項1記載の情報通信機器。
  3. 【請求項3】 前記子機端末のアンテナは、該子機端末
    内の無線回路部と高周波伝送ケーブルで接続されている
    ことを特徴とする請求項1または2記載の情報通信機
    器。
  4. 【請求項4】 前記子機端末のアンテナに近接して地導
    体が配置され、該地導体と前記高周波伝送ケーブルのグ
    ランド電位部分が前記子機端末のアンテナの給電部近傍
    で導通されていることを特徴とする請求項3記載の情報
    通信機器。
  5. 【請求項5】 前記子機端末は、テンキーを具備しない
    ことを特徴とする請求項1〜4のうちのいずれか1項記
    載の情報通信機器。
  6. 【請求項6】 前記子機端末のアンテナは、該子機端末
    に内蔵されていることを特徴とする請求項1〜5のうち
    のいずれか1項記載の情報通信機器。
  7. 【請求項7】 前記親機端末は、撮像装置を有し、 該撮像装置で撮像された映像が音声とともに伝送され、
    伝送されてきた映像が該親機端末の表示部に表示される
    ようにしたテレビ電話機能を有することを特徴とする請
    求項1〜6のうちのいずれか1項記載の情報通信機器。
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