JP2003283576A - 通信管理装置、通信管理方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

通信管理装置、通信管理方法、プログラムおよび記録媒体

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JP2003283576A
JP2003283576A JP2002087713A JP2002087713A JP2003283576A JP 2003283576 A JP2003283576 A JP 2003283576A JP 2002087713 A JP2002087713 A JP 2002087713A JP 2002087713 A JP2002087713 A JP 2002087713A JP 2003283576 A JP2003283576 A JP 2003283576A
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JP2002087713A
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Yuji Ogawa
裕士 小川
Ryoji Horisaka
良治 掘坂
Masakatsu Ishiwatari
正克 石渡
Hiromi Tanaka
博美 田中
Masayoshi Umeda
昌義 梅田
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NTT Comware Corp
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NTT Comware Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パケット交換網を介した音声通信に際して発
信側の利用者に課される負担を軽減する。 【解決手段】 通信管理装置1は、各ISP網4に接続
されたデータ通信端末42相互間の音声通信を中継す
る。アドレス特定部132は、着信側たるデータ通信端
末42が接続されたISP網4において当該データ通信
端末42を識別するためのアドレスを、このデータ通信
端末42の電話番号から特定する。通信プロトコル特定
部131は、着信側たるデータ通信端末42が接続され
たISP網4の通信プロトコルを、そのデータ通信端末
42の電話番号に基づいて特定する。GW11は、発信
側たるデータ通信端末42から受信した音声データを、
通信プロトコル特定部131によって特定された通信プ
ロトコルに従ってデータ通信端末42に送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信端末の間で行
なわれる音声通信を管理するための装置および方法、こ
の方法を実現するためのプログラム、ならびにこのプロ
グラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年におけるネットワーク技術の著しい
普及を背景として、インターネットに代表されるパケッ
ト交換網を介して音声通信を行なう技術(いわゆるイン
ターネット電話)が提案されるに至っている。このパケ
ット交換網を介した音声通信サービスの態様としては、
パケット交換網に接続された通信端末と、公衆交換電話
網(PSTN;Public Switched Telephone Networks)
などの回線交換網に接続された通信端末との間で音声通
信を行なうもののほか、パケット交換網に接続された通
信端末の間で相互に音声通信を行なうものも知られてい
る。かかる音声通信サービスによれば、従来の回線交換
網を用いた場合と比べて低廉な通話料金により遠隔地の
相手と通話できるという利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
パケット交換網を用いた音声通信サービスのもとで、パ
ケット交換網に接続された通信端末を着信先として通話
を行なう場合、発信元たる利用者は、着信先の通信端末
をパケット交換網において特定するためのアドレスを把
握している必要があった。さらに、パケット交換網の通
信プロトコルはそのパケット交換網を運営する事業者に
よって異なる場合があるため、発信元たる利用者は、着
信先の通信端末が接続されたパケット交換網の通信プロ
トコルを認識している必要があった。このように、従来
のパケット交換網を用いた音声通信サービスにおいて
は、電話番号を用いて回線交換網を介した通話を行なう
場合と比べて、発信元たる利用者に課される負担が大き
いという問題があった。
【0004】本発明は、以上説明した事情に鑑みてなさ
れたものであり、パケット交換網を介した音声通信に際
して発信側の利用者に課される負担を軽減することがで
きる通信管理装置および通信管理方法、この方法を実現
するためのプログラム、ならびにこのプログラムを記録
したコンピュータ読取り可能な記録媒体を提供すること
を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、第1通信網に接続された第1通信端末
と、第2通信網に接続された第2通信端末との音声通信
を管理する装置において、着信側たる前記第2通信端末
に割り当てられた電話番号を発信側たる前記第1通信端
末から受信すると、この電話番号に基づいて、前記第2
通信網において当該第2通信端末を識別するためのアド
レスを特定するアドレス特定手段と、前記第2通信網の
通信プロトコルを前記第2通信端末の電話番号に基づい
て特定する通信プロトコル特定手段と、前記第1通信網
を介して前記第1通信端末から受信した音声データを、
前記通信プロトコル特定手段によって特定された前記第
2通信網の通信プロトコルに従って、前記アドレス特定
手段によってアドレスが特定された前記第2通信端末に
送信するデータ中継手段とを具備することを特徴として
いる。
【0006】この発明によれば、着信側たる第2通信端
末の電話番号からアドレスが特定されるようになってい
るため、発信側の利用者は、着信側たる第2通信端末の
アドレスを把握している必要はない。さらに、着信側た
る第2通信端末が接続された第2通信網の通信プロトコ
ルが、当該第2通信端末の電話番号に基づいて特定され
るようになっているため、発信側の利用者は、着信側た
る第2通信網の通信プロトコルを認識している必要はな
い。したがって、第2通信網に接続された第2通信端末
に対して発信しようとする利用者の負担を軽減すること
ができる。
【0007】ここで、上記発明においては、前記通信プ
ロトコル特定手段が、さらに、前記発信側たる第1通信
端末に割り当てられた電話番号を当該第1通信端末から
受信すると、この電話番号に基づいて前記第1通信網の
通信プロトコルを特定する一方、前記データ中継手段
が、前記第2通信網を介して前記第2通信端末から受信
した音声データを、前記通信プロトコル特定手段によっ
て特定された前記第1通信網の通信プロトコルに従って
前記第1通信端末に送信する構成とすることが望まし
い。こうすれば、発信側の利用者が第1通信網の通信プ
ロトコルを認識していなくても、第1通信端末と第2通
信端末との相互間における音声通信を行なうことができ
るから、発信側の利用者の負担をさらに軽減することが
できる。
【0008】さらに、本発明においては、前記第1通信
端末と前記第2通信端末との通話時間を含む通話履歴デ
ータを記憶する記憶手段と、前記第1通信網および前記
第2通信網のうちいずれか一方の通信網の通信事業者か
ら他方の通信事業者に対して請求される通話料金と、前
記記憶手段に記憶された通話履歴データに基づく通話料
金とを対比して、この請求が適正であるか否かを判定す
る通話料金管理手段とを具備する構成もまた望ましい。
こうすれば、一方の通信網を管理する通信事業者から他
方の通信網を管理する通信事業者への通話料金請求の適
否が、通話料金管理手段によって判定されるようになっ
ているから、各通信事業者は、自己の通信網に接続され
た通信端末が他方の通信事業者の通信網を利用した時間
や、その利用に伴なって当該他の通信事業者に支払うべ
き通話料金を把握する必要はない。したがって、通信事
業者間の通話料金請求に関する各通信事業者の負担を軽
減することができる。
【0009】また、本発明は、第1通信端末と第2通信
端末との間の通信を管理するための方法としても実施可
能である。すなわち、この方法においては、第1通信端
末が接続された第1通信網と、第2通信端末が接続され
た第2通信網との間に介在するコンピュータが、着信側
たる前記第2通信端末に割り当てられた電話番号を発信
側たる前記第1通信端末から受信すると、この電話番号
に基づいて、前記第2通信網において当該第2通信端末
を識別するためのアドレスを特定し、前記第2通信網の
通信プロトコルを前記第2通信端末の電話番号に基づい
て特定し、前記第1通信網を介して前記第1通信端末か
ら受信した音声データを、前記第2通信網について特定
した通信プロトコルに従って、前記アドレスを特定した
前記第2通信端末に送信することとなる。
【0010】さらに、本発明は、この方法に係る手順を
コンピュータに実行させるためのプログラムとしても実
施可能である。すなわち、このプログラムは、第1通信
端末が接続された第1通信網と、第2通信端末が接続さ
れた第2通信網との間に介在するコンピュータに、着信
側たる前記第2通信端末に割り当てられた電話番号を発
信側たる前記第1通信端末から受信すると、この電話番
号に基づいて、前記第2通信網において当該第2通信端
末を識別するためのアドレスを特定するアドレス特定機
能と、前記第2通信網の通信プロトコルを前記第2通信
端末の電話番号に基づいて特定する通信プロトコル特定
機能と、前記第1通信網を介して前記第1通信端末から
受信した音声データを、前記通信プロトコル特定機能に
よって特定された前記第2通信網の通信プロトコルに従
って、前記アドレス特定機能によってアドレスが特定さ
れた前記第2通信端末に送信するデータ中継機能とを実
現させるためのプログラムである。なお、このプログラ
ムは、例えばネットワークを介して提供されるほか、コ
ンピュータ読取り可能な記録媒体に格納された状態で提
供され得る。この記録媒体としては、例えばフロッピー
(登録商標)ディスクやCD−ROMといった可搬型の
記録媒体のほか、半導体メモリや磁気ディスクといった
各種の記録媒体が考えられる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態について説明する。かかる実施の形態は、本発
明の一態様を示すものであり、この発明を限定するもの
ではなく、本発明の範囲内で任意に変更可能である。
【0012】<A:実施形態の構成>まず、図1を参照
して、本発明に係る通信管理装置を用いた通信システム
の構成を説明する。同図に示すように、この通信システ
ムは、複数のISP(Internet Service Provider)網
4の間に介在する通信管理装置1を備えている。この構
成のもと、各ISP網4に接続されたデータ通信端末4
2同士の間で、通信管理装置1を介した音声通信が行な
われる。なお、実際の通信システムにおいては、多数の
ISP網4が通信管理装置1に接続され、その各々に多
数のデータ通信端末42が接続されている。しかしなが
ら、図1においては、図面が煩雑になるのを防ぐため、
3つのISP網4のみが通信管理装置1に接続され、そ
の各々に1台のデータ通信端末42が接続された構成が
図示されている。また、この通信システムにおいては、
同一のISP網4に接続された複数のデータ通信端末4
2間で音声通信を行なうことも可能であるが、本明細書
においては、異なるISP網4に接続されたデータ通信
端末42間で音声通信を行なう場合を主に想定して説明
を進める。このため、以下の説明において「データ通信
端末42間の音声通信」と記載したときには、特に明示
する場合を除いて、「異なるISP網4に接続されたデ
ータ通信端末42同士の音声通信」を意味するものとす
る。
【0013】各ISP網4は、それぞれ異なる通信事業
者(いわゆるインターネットサービスプロバイダ)が管
理および運営する通信網である。これらのISP網4
は、相互に接続された多数の経路制御装置(ルータ)か
ら構成されてパケット交換方式の通信を行なう。
【0014】各ISP網4においては、これを運営する
通信事業者(以下、「ISP事業者」という)によって
選定された通信プロトコルに従って通信が行なわれる。
したがって、複数のISP網4のなかには異なる通信プ
ロトコルに従うものもある。具体的には、図1を例にと
ると、ISP網4aおよびISP網4bが従う通信プロ
トコルはIETF(Internet Engineering Task Forc
e)によって規定されている「SIP(Session Initiat
ion Protocol)」に依拠している。これに対し、ISP
網4cが従う通信プロトコルはITU−T(Internatio
nal Telecommunication Union - Telecommunication St
andardization Sector)によって勧告されている「H.
323」である。
【0015】ところで、ISP網4の通信プロトコルが
IETFやITU−Tなどの標準化機関によって規定さ
れたひとつの通信プロトコルに依拠しているといって
も、各ISP網4の通信プロトコルが厳密には一致して
いない場合がある。すなわち、標準化によって定められ
た通信プロトコルに関する解釈および運用が各ISP事
業者によって必ずしも一致しないために、いわば標準語
(標準化された通信プロトコル)に対する多様な方言
(各ISP網4の通信プロトコル)のように、各ISP
網4の通信プロトコルに相違が生じ得るのである。本明
細書においては、通信管理装置1に接続されたいずれか
のISP網4の通信プロトコルと他のISP網4の通信
プロトコルとが同一の通信プロトコルに依拠していると
しても、その内容が完全に一致していない場合にはこれ
らの通信プロトコルを別個の通信プロトコルとして扱う
ものとする。例えば、図1に示すISP網4aおよびI
SP網4bが従う通信プロトコルは、同一の通信プロト
コル「SIP」に依拠するものであるものの、その内容
が完全に一致するものでない場合を想定している。した
がって、図1に示すように、ISP網4aが従う通信プ
ロトコルを「SIP(a)」と表記する一方、ISP網
4bが従う通信プロトコルを「SIP(b)」と表記す
ることにして、これらを別個の通信プロトコルとして取
扱う。もっとも、この取扱いのもとにおいても、ひとつ
のISP網4においては単一の通信プロトコルに従って
通信が行なわれることとなる。
【0016】各ISP網4には複数のデータ通信端末4
2が接続されている。各データ通信端末42は、他の通
信端末との間でISP網4を介したデータ通信を行なう
ための通信端末であり、例えばパーソナルコンピュータ
などである。このデータ通信端末42は、ISP網4等
に収容されたサーバから提供される各種の情報(いわゆ
るコンテンツ)を利用者が閲覧するための機能のほか、
他のデータ通信端末42との間で音声通信を行なう機能
を有する。すなわち、このデータ通信端末42は、利用
者により発せられた音声をデジタルデータ(以下、「音
声データ」という)に変換するための音声入力装置と、
他のデータ通信端末42からISP網4を介して受信し
た音声データを音声に変換して出力するための音声出力
装置と、文字や数字などを入力するための入力機器とを
備えている。また、各データ通信端末42には、これが
接続されたISP網4において当該データ通信端末42
を特定するためのIPアドレスが割り当てられている。
【0017】ここで、各ISP網4には、そのISP網
4(またはこれを運営するISP事業者)を一意に特定
可能な番号(以下、「ISP識別番号」という)が割り
当てられている。本実施形態におけるISP識別番号は
4桁の数字からなる数字列である。一方、各データ通信
端末42には、IPアドレスのほかに、当該データ通信
端末42を一意に特定可能な電話番号が割り当てられて
いる。この電話番号は10桁の数字からなる数字列であ
る。そして、各データ通信端末42の電話番号の一部
は、当該データ通信端末42が接続されたISP網4の
ISP識別番号と共通するようになっている。具体的に
は、本実施形態においては、データ通信端末42の電話
番号のうち市外局番を除く上4桁の数字列が、当該デー
タ通信端末42を収容するISP網4のISP識別番号
と共通するようになっている。したがって、データ通信
端末42の電話番号から、当該データ通信端末42が接
続されたISP網4(またはこれを運営するISP事業
者)を一意に特定することが可能である。例えば、ある
データ通信端末42に割り当てられた電話番号が「03
−1234−5678」であるとき、このデータ通信端
末42が接続されたISP網4のISP識別番号は「1
234」であると特定される。さらに、各ISP網4が
従う通信プロトコルは一意に選定されているから、デー
タ通信端末42の電話番号から、これが接続されたIS
P網4の通信プロトコルを特定することも可能である。
【0018】次に、通信管理装置1は、異なるISP網
4に接続されたデータ通信端末42間の音声通信を管理
するためのコンピュータシステムであり、ゲートウェイ
装置(以下、「GW」という)11と管理装置13とを
有する。このうちGW11は、データ通信端末42間で
授受されるデータを中継する装置である。例えば、デー
タ通信端末42aとデータ通信端末42bとが通信を行
なう場合を想定すると、GW11は、データ通信端末4
2aからISP網4aを介して受信したデータを、デー
タ通信端末42bが接続されたISP網4bの通信プロ
トコル「SIP(b)」に従って当該データ通信端末4
2bに送信する一方、データ通信端末42bからISP
網4bを介して受信したデータを、データ通信端末42
aが接続されたISP網4aの通信プロトコル「SIP
(a)」に従って当該データ通信端末42aに送信す
る。すなわち、GW11は、各ISP網4が従う通信プ
ロトコルの相互変換を行なうのである。
【0019】一方、管理装置13は、GW11の動作を
管理するとともに、データ通信端末42同士の音声通信
によって発生した通話料金に関する処理を行うためのコ
ンピュータシステムである。ここで、図2は、管理装置
13の構成を機能的に示すブロック図である。同図に示
す各部は、半導体メモリや磁気ディスク、光ディスクと
いった各種の記録媒体に記憶されたプログラムをCPU
(Central ProcessingUnit)が実行することによって構
成される。同図に示すように、管理装置13の機能的構
成は、GW11の動作を制御するための中継処理系13
Aと、通話料金に関する処理を行なう料金処理系13B
とに大別することができる。
【0020】このうち中継処理系13Aは、通信プロト
コル特定部131、アドレス特定部132および認証部
133からなる。このうち認証部133は、通信管理装
置1を用いた音声通信サービスを受けようとする利用者
が当該サービスの加入者であるか否かを認証するための
手段である。
【0021】一方、通信プロトコル特定部131は、デ
ータ通信端末42の電話番号に基づいて、このデータ通
信端末42が接続されたISP網4の通信プロトコルを
特定するための手段である。ここで、各データ通信端末
42が接続されたISP網4の通信プロトコルがISP
事業者によって異なる場合があることは上述した通りで
ある。このため、GW11がデータ通信端末42間の通
信を中継するためには、各データ通信端末42が接続さ
れたISP網4の通信プロトコルを特定する必要があ
る。この通信プロトコルの特定を行なうのが通信プロト
コル特定部131である。具体的には、通信プロトコル
特定部131は、図3に示すプロトコルテーブル131
1を参照することによって通信プロトコルの特定を行な
う。
【0022】図3に示すように、プロトコルテーブル1
311は、各ISP網4のISP識別番号と、各ISP
網4の通信プロトコルとが対応付けられたテーブルであ
る。データ通信端末42間の音声通信が行なわれると
き、通信プロトコル特定部131は、第1に、データ通
信端末42の電話番号のうち市外局番を除く上4桁の数
字列を、当該データ通信端末42が接続されたISP網
4のISP識別番号として把握するとともに、第2に、
プロトコルテーブル1311においてこのISP識別番
号に対応付けられた通信プロトコルを、当該ISP網4
の通信プロトコルとして特定する。
【0023】次に、図2に示すアドレス特定部132
は、データ通信端末42の電話番号から当該データ通信
端末42のIPアドレスを特定するための手段である。
すなわち、ISP網4においては電話番号によってデー
タ通信端末42を特定することができないため、ISP
網4においてデータ通信端末42を識別可能なIPアド
レスが特定される必要がある。そこで、アドレス特定部
132が、アドレステーブル1321を参照することに
よって、この特定処理を行なうのである。
【0024】図4は、アドレステーブル1321の内容
を示す図である。同図に示すように、このアドレステー
ブル1321は、各データ通信端末42に割り当てられ
た電話番号と、そのデータ通信端末42に割り当てられ
たIPアドレスとが対応付けられたテーブルである。デ
ータ通信端末42間で音声通信が行なわれるとき、アド
レス特定部132は、アドレステーブル1321の内容
を参照することによって、このデータ通信端末42の電
話番号に対応するIPアドレスを特定する。すなわち、
アドレス特定部132は、電話番号をIPアドレスに変
換するための手段であるということもできる。
【0025】次に、図2に示した料金処理系13Bの説
明に先立ち、各ISP事業者の間で行なわれる通話料金
請求について詳述する。なお、ここでは、あるデータ通
信端末42から他のデータ通信端末42に対する発信が
なされて音声通信が開始されたときに、この音声通信に
よって生じる通話料金を、発信側たるデータ通信端末4
2の利用者が負担することを前提とする。また、以下で
は、ISP網4aを管理するISP事業者を「ISP事
業者a」と、ISP網4bを管理するISP事業者を
「ISP事業者b」とそれぞれ表記する。
【0026】上述したように、データ通信端末42間の
音声通信は、ISP事業者が異なる2つのISP網4を
介して行なわれる。このため、一方のISP事業者は、
この音声通信によって自己のISP網4が使用された分
の通話料金を、他方のISP事業者に請求することとな
る。例えば、図1に示したデータ通信端末42aからデ
ータ通信端末42bへの発信を契機として音声通信が行
なわれた場合、ISP網4bのISP事業者は、この音
声通信によって当該ISP網4bが使用された時間等に
応じた通話料金を、ISP網4aのISP事業者に対し
て請求することとなる。
【0027】ここで、従来においては、各ISP事業者
が、他のISP事業者が請求してきた通話料金が適正な
ものであるかどうかを独自に確認する必要があった。例
えば、ISP事業者aは、他のISP事業者bから請求
された通話料金がそのISP事業者bのISP網4bを
利用した実際の音声通信の内容に応じた料金であるか否
かを確認する必要があり、さらにはその音声通信の内容
を特定するための情報(例えば通話時間など)を蓄積す
る装置を所有している必要があった。これに対し、本実
施形態においては、図2に示した料金処理系13Bが、
ISP事業者間で行なわれる通話料金請求を統一的に管
理するようになっている。
【0028】この料金処理系13Bは、呼情報記憶部1
35と通話料金管理部136とからなる。このうち呼情
報記憶部135は、データ通信端末42間で行なわれた
音声通信の内容を表すログテーブル1351を記憶する
ための手段である。このログテーブル1351は、デー
タ通信端末42間で行なわれた音声通信ごとに、その音
声通信の内容を特定するためのデータ(以下、「通話履
歴データ」という)を含んでいる。具体的には、通話履
歴データには、図5に示すように、発信側および着信側
たるデータ通信端末42をそれぞれ特定するための情報
(ここでは電話番号)と、これらのデータ通信端末42
間の音声通信に費やされた時間とが含まれている。すな
わち、あるデータ通信端末42からの発信を契機として
音声通信が開始されるとき、呼情報記憶部135は、発
信側および着信側の電話番号をログテーブル1351に
書き込むとともに、図示しない計時装置によって計時さ
れている現在時刻を記憶する。そして、この音声通信が
終了するとき、呼情報記憶部135は、先に記憶した通
信開始時刻からその時点の時刻までの経過時間を演算
し、これを通話時間としてログテーブル1351に書き
込むのである。なお、通話履歴データには、図5に示し
た情報のほかにも、音声通信の内容をより詳細に特定す
るための情報が含まれているが、図5においては図示を
省略している。この通話履歴データに含まれるその他の
情報としては、例えば、データ通信端末42間の音声通
信におけるルーティングの内容(すなわち通信経路)を
特定するための情報や、音声通信の切断理由およびその
切断個所などがある。
【0029】次に、図2に示した通話料金管理部136
は、ログテーブル1351の内容を参照することによ
り、いずれかのISP事業者から他のISP事業者に対
する通話料金の請求が適正であるか否かを判定するため
の手段である。ここで、各ISP事業者は、他のISP
事業者に対して請求すべき通話料金を、一定の期間(例
えば1ヶ月)ごとに通信管理装置1の管理者に通知する
ようになっている。この通知を受けると、通信管理装置
1の管理者は、請求に係る通信料金を通信管理装置1に
対して入力する。図2に示した通話料金管理部136
は、ログテーブル1351中の通話履歴データに基づい
て被請求者たるISP事業者が支払うべき通話料金を算
出するとともに、この通話料金と入力された通話料金と
を対比することにより、請求に係る通話料金が適正であ
るか否かを判定する。すなわち、通話料金管理部136
は、あるISP事業者が他のISP事業者に請求しよう
とする通話料金が、実際に行なわれた音声通信の内容に
照らして適正であるか否かを判定するのである。さら
に、通話料金管理部136は、この判定の結果を、通信
管理装置1の管理者に対して音声または画像によって報
知するようになっている。このように、本実施形態にお
いては、通話料金請求の適否が通信管理装置1において
判定されるようになっているため、各ISP事業者は自
己が他のISP事業者から受けた請求が適正なものであ
るかどうかを確認する必要がない。
【0030】<B:実施形態の動作> <B−1:音声通信のための動作>次に、図6を参照し
て、本実施形態に係る通信システムを用いた音声通信の
ための動作について説明する。なお、以下では、図1に
示すデータ通信端末42aからデータ通信端末42bへ
の発信を契機として音声通信が行なわれる場合を想定す
る。また、データ通信端末42aに電話番号DN1が、
データ通信端末42bに電話番号DN2がそれぞれ割り
当てられているものとする。
【0031】まず、着信先となるデータ通信端末42b
の電話番号DN2が利用者によって入力されると、デー
タ通信端末42aは、通信管理装置1に対して接続要求
信号を送信する(ステップSa1)。この接続要求信号
は、他のデータ通信端末42との音声通信の開始を要求
する信号であり、発信側たるデータ通信端末42aの電
話番号DN1と、着信側たるデータ通信端末42bの電
話番号DN2とを含んでいる。
【0032】ISP網4aを介して接続要求信号を受信
すると、通信管理装置1内のGW11は、これに含まれ
る電話番号DN1およびDN2を管理装置13に出力す
る(ステップSa2)。次いで、管理装置13の認証部
133は、GW11から供給された電話番号のうち発信
側たるデータ通信端末42aの電話番号DN1に基づい
て認証を行なう(ステップSa3)。具体的には、認証
部133は、発信側の電話番号DN1が、通信管理装置
1を介した音声通信サービスの加入者に割り当てられた
電話番号として予め登録されたものであるか否かを判定
する。この結果、登録されていないと判定した場合、認
証部133は、音声通信サービスの提供を拒否すること
を示す信号を、発信側たるデータ通信端末42aに送信
する。この場合、データ通信端末42間の音声通信が開
始されることはない。これに対し、発信側の電話番号D
N1が登録されたものである場合、管理装置13は、音
声通信に用いられる通信プロトコルを特定するととも
に、着信側のデータ通信端末のIPアドレスを特定する
ための処理を実行する(ステップSa4)。
【0033】ここで、図7は、このステップSa4にお
いて実行される処理の具体的内容を示すフローチャート
である。同図に示すように、まず、管理装置13内の通
信プロトコル特定部131は、GW11から通知された
発信側の電話番号DN1に基づいて、発信側たるデータ
通信端末42aが接続されたISP網4aの通信プロト
コルを特定する(ステップS41)。例えば、発信側の
電話番号DN1が「03−1234−5678」である
とすると、このデータ通信端末42aが接続されたIS
P網4aのISP識別番号は「1234」である。この
とき、通信プロトコル特定部131は、図3に示したプ
ロトコルテーブル1311からこのISP識別番号「1
234」を検索するとともに、これに対応付けられた
「SIP(a)」を、発信側たるデータ通信端末42a
が接続されたISP網4aの通信プロトコルとして特定
する。
【0034】次に、通信プロトコル特定部131は、着
信側の電話番号DN2に基づいて、着信側たるデータ通
信端末42bが接続されたISP網4bの通信プロトコ
ルを特定する(ステップS42)。例えば、着信側の電
話番号DN2が「03−1357−2468」であると
すると、このデータ通信端末42bが接続されたISP
網4bのISP識別番号は「1357」である。このと
き、通信プロトコル特定部131は、図3に示したプロ
トコルテーブル1311において、ISP識別番号「1
357」に対応付けられた「SIP(b)」を、着信側
たるISP網4bの通信プロトコルとして特定する。さ
らに、通信プロトコル特定部131は、ステップS41
において特定した発信側の通信プロトコルと、ステップ
S42において特定した着信側の通信プロトコルとを、
GW11に対して指示する(ステップS43)。
【0035】次いで、管理装置13のアドレス特定部1
32は、着信側たるデータ通信端末42bの電話番号D
N2に基づいて、当該データ通信端末42bに割り当て
られたIPアドレスを特定する(ステップS44)。い
ま、着信側たるデータ通信端末42bの電話番号DN2
は「03−1357−2468」である。アドレス特定
部132は、図4に示したアドレステーブル1321か
ら電話番号DN2を検索するとともに、この電話番号D
N2に対応付けられたIPアドレス「234.567.
890.123」を、着信側たるデータ通信端末42b
のIPアドレスとして特定する。さらに、アドレス特定
部132は、特定したIPアドレスをGW11に対して
指示する(ステップS45)。なお、発信側たるデータ
通信端末42aのIPアドレスは、ステップSa1にお
いてGW11が受信した接続要求信号に含まれているた
め、このデータ通信端末42aについてのアドレス特定
処理は実行されない。以上が図6に示したステップSa
4の具体的な内容である。
【0036】一方、GW11は、データ通信端末42a
から受信した接続要求信号を、図7のステップS43に
おいて指示された通信プロトコルに従ってデータ通信端
末42bに送信する(ステップSa5)。具体的には、
通信プロトコル「SIP(a)」に従って受信した接続
要求信号を、通信プロトコル「SIP(b)」に従って
データ通信端末42bに送信する。この接続要求信号の
宛先は、図7のステップS45において指示されたIP
アドレスによって特定される。
【0037】この接続要求信号を受信すると、着信側た
るデータ通信端末42bは、通信中継装置1に対して接
続状態通知信号を送信する(ステップSa6)。この接
続状態通知信号は、着信側たるデータ通信端末42bの
通信状態(例えば他のデータ通信端末42と音声通信を
行なっている状態など)を表すものである。一方、GW
11は、この接続状態通知信号を、ISP網4aの通信
プロトコル「SIP(a)」に従って、発信側たるデー
タ通信端末42aに送信する(ステップSa7)。
【0038】さらに、データ通信端末42aと音声通信
可能な状態にある場合、着信側たるデータ通信端末42
bは、音声出力装置(スピーカ)から呼び出し音を出力
する。この後、データ通信端末42bは、通話開始のた
めの所定の操作(例えばオフフック動作)が利用者によ
って行なわれることを契機として、通信管理装置1に応
答信号を送信する(ステップSa8)。この応答信号
は、データ通信端末42bが音声通信可能な状態となっ
たことを通知するためのものである。そして、GW11
は、この応答信号を、ISP網4aの通信プロトコル
「SIP(a)」に従ってデータ通信端末42aに送信
する(ステップSa9)。
【0039】この応答信号を送信すると、GW11は、
管理装置13の呼情報記憶部135に対して通話開始指
示を送信する(ステップSa10)。この通話開始指示
は、データ通信端末42aとデータ通信端末42bとの
音声通信が開始されることを示す信号であり、発信側の
電話番号DN1と着信側の電話番号DN2とを含んでい
る。呼情報記憶部135は、この通話開始指示に基づい
てログテーブル1351を更新する。具体的には、呼情
報記憶部135は、通話開始指示に含まれる発信側の電
話番号DN1および着信側の電話番号DN2をログテー
ブル1351に書き込むとともに、その時点の時刻を記
憶する(図5参照)。
【0040】一方、発信側たるデータ通信端末42aが
応答信号を受信することを契機として、データ通信端末
42aとデータ通信端末42bとの間で、GW11を介
した音声データの授受が行なわれる(ステップSa11
1およびステップSa112)。詳述すると、以下の通
りである。
【0041】まず、データ通信端末42aからISP網
4aを介して音声データを受信すると、GW11は、こ
の音声データを、図7のステップS43において指示さ
れた通信プロトコル「SIP(b)」に従ってデータ通
信端末42bに送信する。送信先となるデータ通信端末
42bは、図7のステップS45において指示されたI
Pアドレスによって特定される。こうして送信された音
声データは、ISP網4bを介してデータ通信端末42
bに到達する。そして、データ通信端末42bは、この
音声データに対応する音声を出力する。この結果、デー
タ通信端末42aの利用者によって発せられた音声が、
データ通信端末42の利用者によって聴取されることと
なる。
【0042】一方、データ通信端末42bからISP網
4bを介して音声データを受信すると、GW11は、こ
の音声データを、図7のステップS43において指示さ
れた通信プロトコル「SIP(a)」に従ってデータ通
信端末42aに送信する。データ通信端末42aは、I
SP網4aを介してこの音声データを受信し、これに対
応する音声を出力する。この結果、データ通信端末42
bの利用者によって発せられた音声が、データ通信端末
42aの利用者によって聴取されることとなる。以上示
した音声データの授受によって、データ通信端末42a
の利用者とデータ通信端末42bの利用者との間におい
て音声通話が行なわれるのである。
【0043】この後、データ通信端末42aおよびデー
タ通信端末42bのうちいずれかに対して、音声通信を
終了するための所定の操作(例えばオンフック動作)が
行なわれると、以下に示す動作が実行される。なお、こ
こではデータ通信端末42aに対して音声通信を終了す
るための操作が行なわれた場合を想定する。
【0044】この場合、データ通信端末42aは、通信
管理装置1のGW11に対して終呼通知信号を送信する
(ステップSa12)。この終呼通知信号は、データ通
信端末42aとデータ通信端末42bとの音声通信の終
了を要求するための信号である。そして、終呼通知信号
を受信したGW11は、呼情報記憶部135に対して通
話終了指示を送信する(ステップSa13)。一方、呼
情報記憶部135は、ステップSa10において通話開
始指示を受信したときの時刻から現在までに経過した時
間を算出するとともに、算出した通話時間をログテーブ
ル1351に書き込む。例えば、通話開始指示を受信し
てから通話終了指示を受信するまでの時間が「7分30
秒」であった場合、ログテーブル1351の内容は図5
の第1段目に示す通りとなる。
【0045】上記通話終了指示の送信後、GW11は、
データ通信端末42aから受信した終呼通知信号を、デ
ータ通信端末42bが接続されたISP網4bの通信プ
ロトコル「SIP(b)」に従って当該データ通信端末
42bに送信する(ステップSa14)。この終呼通知
信号を受信すると、データ通信端末42bは、GW11
に対して終呼応答信号を送信する(ステップSa1
5)。そして、GW11は、この終呼応答信号を、IS
P網4aの通信プロトコル「SIP(a)」に従ってデ
ータ通信端末42aに送信する(ステップSa16)。
以上の手順を経ることにより、データ通信端末42aと
データ通信端末42bとの間の音声通信が終了する。
【0046】なお、ここではデータ通信端末42aに対
して音声通信を終了するための操作が行なわれた場合を
想定したが、データ通信端末42bに対してこの操作が
行なわれた場合にも同様の動作が行なわれる。また、上
記の例ではISP網4aの通信プロトコル「SIP
(a)」とISP網4bの通信プロトコル「SIP
(b)」とが異なる場合を想定したが、双方の通信プロ
トコルが同一である場合にも同様の動作が行なわれる。
ただし、この場合、GW11は、一方のデータ通信端末
42からある通信プロトコルに従って受信したデータ
を、これと同一の通信プロトコルに従って他方のデータ
通信端末42に送信する。すなわち、GW11において
通信プロトコルの変換は行なわれない。また、ここでは
データ通信端末42aとデータ通信端末42bとの間で
音声通信が行なわれる場合を例示したが、データ通信端
末42aとデータ通信端末42cとの間、およびデータ
通信端末42bとデータ通信端末42cとの間で音声通
信が行なわれる場合の動作も同様である。
【0047】<B−2:通話料金請求のための動作>次
に、図8に示すフローチャートを参照して、ISP事業
者相互間の通話料金請求に関する動作について説明す
る。なお、ここでは、ISP網4bを管理するISP事
業者bからISP網4aを管理するISP事業者aに対
して通話料金請求が行なわれる場合を想定する。また、
データ通信端末42aとデータ通信端末42bとの音声
通信(すなわち図6に示した場合)に際してISP網4
bが使用されたことに対する通話料金の請求に着目して
説明を進めるが、他のデータ通信端末42に関わる通話
料金についても同様の手続が行なわれる。
【0048】まず、ISP事業者bは、例えば1ヶ月ご
とに、ISP事業者aに対する通話料金請求の内容を通
信管理装置1の管理者に通知する。この通話料金請求
は、前回の通話料金請求の直後から現時点までの期間に
発生した通話料金をISP事業者aに対して請求するた
めのものである。詳述すると、通話料金請求において
は、被請求者たるISP事業者aと、ISP網4bのデ
ータ通信端末42bに対して発信を行なったデータ通信
端末42aの電話番号と、当該データ通信端末42aと
データ通信端末42bとの音声通信の時間に応じた通話
料金とが指定されている。また、管理者に対する通知
は、通話料金請求の内容が記載された書面、またはその
内容を表すデータが格納された可搬型の記録媒体を管理
者に渡すという形態で行なわれる。
【0049】通信管理装置1の管理者は、ISP事業者
bから通知された通話料金請求の内容を通信管理装置1
に入力する。この入力を検知すると(ステップSb
1)、管理装置13内の通話料金管理部136は、呼情
報記憶部135が保持するログテーブル1351から、
今回入力された通話料金請求において指定されている発
信側たるデータ通信端末42の電話番号を検索するとと
もに、その電話番号を含む通話履歴データを読み出す。
例えば、ここではISP事業者aに対する通話料金請求
が入力された場合を想定しているから、図5に示したロ
グテーブル1351のうち、当該ISP網4aに接続さ
れたデータ通信端末42a(電話番号DN1)を発信側
とする通話履歴データを読み出す。このとき読み出され
た通話履歴データには、図5に示したように、データ通
信端末42aからの発信を契機とした音声通信の時間
「7分30秒」が含まれている。
【0050】さらに、通話料金管理部136は、読み出
した通話履歴データに基づく通話料金を算出する(ステ
ップSb2)。具体的には、通話履歴データに含まれる
着信側のデータ通信端末42bの電話番号や通話時間、
さらにはルーチングの内容などから、予め定められた料
金算出ルールに従って通話料金を算出するのである。こ
うして算出された通話料金は、実際に行なわれた音声通
信の内容に基づくものであるから、本来的に適正なもの
とみなすことができる。
【0051】次いで、通話料金管理部136は、ステッ
プSb1において入力された通話料金と、ステップSb
2において算出した通話料金とを対比して、ISP事業
者bからの通話料金請求が適正であるか否か、すなわち
このISP事業者bからISP事業者aに対して請求さ
れている通話料金が、通信管理装置1を介した実際の音
声通信の内容に応じた料金と一致するか否かを判定する
(ステップSb3)。そして、通話料金管理部136
は、この判定の結果を当該通信管理装置1の管理者に対
して報知する(ステップSb4)。
【0052】ここで、通話料金請求が適正であることが
報知されると、通信管理装置1の管理者は、被請求者た
るISP事業者aに対する請求書を発行する。この請求
書は、請求者たるISP事業者bから通知された通話料
金と、通信管理装置1においてこの請求が適正であると
判定された旨の表示を含んでいる。一方、被請求者たる
ISP事業者aは、この請求書に基づいて、請求者たる
ISP事業者bに対する通話料金の支払いを行なうこと
となる。
【0053】これに対し、通話料金請求が不適正である
ことが報知されると、通信管理装置1の管理者は、請求
者たるISP事業者bに対して請求が不適正であること
を通知する。この通知を受けたISP事業者bは、IS
P事業者aに対する通話料金請求の内容を見直すととも
に、その結果に応じて修正した請求書を管理者に対して
再度通知することとなる。なお、ここではISP事業者
bからISP事業者aに対して通話料金の請求がなされ
る場合を例示したが、ISP事業者aからISP事業者
bに対して通話料金の請求がなされる場合にも同様の処
理が実行される。
【0054】以上説明したように、本実施形態において
は、通信管理装置1において着信側のデータ通信端末4
2の電話番号がIPアドレスに変換されるようになって
いるため、発信側の利用者は、着信側たるデータ通信端
末42のIPアドレスを把握しておく必要がない。すな
わち、ISP網4に接続されたデータ通信端末42に発
信する場合であっても、利用者は、回線交換網を用いた
音声通話において馴染みの深い電話番号を知っていれば
足りる。さらに、発信側のISP網4の通信プロトコル
と着信側のISP網4の通信プロトコルとの相互変換が
なされるため、たとえ双方の通信プロトコルが異なって
いるとしても、発信側の利用者は、着信側のISP網4
の通信プロトコルを認識する必要はない。したがって、
本実施形態によれば、ISP網4に接続されたデータ通
信端末42に対して発信しようとする利用者の負担を軽
減することができる。
【0055】さらに、各ISP事業者から他のISP事
業者に対して通話料金が請求されるとき、その請求の適
否が、音声通信の内容を示す通話履歴データに基づい
て、通信管理装置1によって確認されるようになってい
る。したがって、各ISP事業者は、自己のISP網4
を用いたデータ通信端末42間の音声通信の具体的内容
を把握するための設備(すなわち通話履歴データを記憶
するための設備)や、他のISP事業者からの請求の適
否を判断するための設備を所有する必要はない。このよ
うに、本実施形態によればISP事業者の負担を軽減す
ることができる。
【0056】<C:変形例>以上この発明の一実施形態
について説明したが、上記実施形態はあくまでも例示で
あり、上記実施形態に対しては、本発明の趣旨から逸脱
しない範囲で様々な変形を加えることができる。変形例
としては、例えば以下のようなものが考えられる。
【0057】<C−1:変形例1>上記実施形態におい
ては、ISP網4aおよびISP網4bの通信プロトコ
ルを、それぞれ「SIP」に依拠した「SIP(a)」
および「SIP(b)」とし、ISP網4cの通信プロ
トコルを「H.323」とした場合を例示したが、本発
明において各ISP網4に採用され得る通信プロトコル
がこれらに限られるものでないことはもちろんである。
【0058】<C−2:変形例2>上記実施形態におい
ては、通信管理装置1の管理装置13が中継処理系13
Aと料金処理系13Bという2つの機能を併有する構成
としたが、これらの各処理系統を別個の装置に分散させ
る構成としてもよい。すなわち、本発明は、着信側の電
話番号からアドレス(IPアドレス)を特定する手段
と、着信側の通信プロトコルを特定する手段とを有する
中継処理系を備えた装置としても実施可能であり、通話
履歴データを記憶する手段と、各通信事業者からの通話
料金請求の適否を判定する手段とを有する料金処理系を
備えた装置としても実施可能である。
【0059】また、上記実施形態においては、GW11
および管理装置13が単一の装置(通信管理装置1)を
構成するものとしたが、これらの各部の機能を相互に離
間した別個の装置に分散させてもよい。すなわち、本発
明においては、着信側の電話番号からアドレスを特定す
る手段および着信側の通信プロトコルを特定する手段
と、音声データを中継するための手段とが、単一の装置
内に設けられている必要は必ずしもない。
【0060】<C−3:変形例3>本発明は、複数のパ
ケット交換網の間に介在するコンピュータによって実行
されるプログラムとしても実施可能である。すなわち、
このプログラムは、コンピュータに、(1)着信側の通
信端末の電話番号から、当該通信端末が接続された通信
網においてこの通信端末を識別するためのアドレスを特
定する過程と、(2)着信側の通信網の通信プロトコル
をこの電話番号に基づいて特定する過程と、(3)発信
側の通信端末と着信側の通信端末との間の音声データの
授受を、特定した通信プロトコルに基づいて中継する過
程と、を実行させるものとなる。さらに、本発明は、上
記プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録
媒体としても実施可能である。この記録媒体としては、
フロッピーディスクやCD−ROMといった可搬型の記
録媒体のほか、ROM(Read Only Memory)などの不揮
発性の半導体メモリなどが考えられる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
パケット交換網を介した音声通信に際して発信側の利用
者に課される負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る通信管理装置を用いた通信シス
テムの構成を示すブロック図である。
【図2】 同通信管理装置のうち管理装置の機能的構成
を示すブロック図である。
【図3】 同管理装置が保持するプロトコルテーブルの
内容を示す図である。
【図4】 同管理装置が保持するアドレステーブルの内
容を示す図である。
【図5】 同管理装置が保持するログテーブルの内容を
示す図である。
【図6】 同通信システムの動作を説明するためのシー
ケンスチャートである。
【図7】 同通信システムにおける通信プロトコル特定
処理およびアドレス特定処理の内容を示すフローチャー
トである。
【図8】 同通信システムにおいてISP事業者間の通
話料金の請求に関わる動作を説明するためのシーケンス
チャートである。
【符号の説明】
1……通信管理装置、11……GW(データ中継手
段)、13……管理装置、13A……中継処理系、13
1……通信プロトコル特定部(通信プロトコル特定手
段)、1311……プロトコルテーブル、132……ア
ドレス特定部(アドレス特定手段)、1321……アド
レステーブル、133……認証部、13B……料金処理
系、135……呼情報記憶部(記憶手段)、1351…
…ログテーブル、136……通話料金管理部(通話料金
管理手段)、4(4a,4b,4c)……ISP網(第
1通信網、第2通信網)、42(42a,42b,42
c)……データ通信端末(第1通信端末、第2通信端
末)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石渡 正克 東京都港区港南一丁目9番1号 エヌ・テ ィ・ティ・コムウェア株式会社内 (72)発明者 田中 博美 東京都港区港南一丁目9番1号 エヌ・テ ィ・ティ・コムウェア株式会社内 (72)発明者 梅田 昌義 東京都港区港南一丁目9番1号 エヌ・テ ィ・ティ・コムウェア株式会社内 Fターム(参考) 5K030 HB01 HC01 HD03 HD05 JT01 LB02 5K034 CC05 EE10 HH01 HH02 HH06 HH63 LL02 5K051 AA03 BB01 BB02 CC01 CC02 CC04 DD01 EE01 EE02 FF06 FF21 HH27 JJ13 JJ14

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1通信網に接続された第1通信端末
    と、第2通信網に接続された第2通信端末との音声通信
    を管理する装置において、 着信側たる前記第2通信端末に割り当てられた電話番号
    を発信側たる前記第1通信端末から受信すると、この電
    話番号に基づいて、前記第2通信網において当該第2通
    信端末を識別するためのアドレスを特定するアドレス特
    定手段と、 前記第2通信網の通信プロトコルを前記第2通信端末の
    電話番号に基づいて特定する通信プロトコル特定手段
    と、 前記第1通信網を介して前記第1通信端末から受信した
    音声データを、前記通信プロトコル特定手段によって特
    定された前記第2通信網の通信プロトコルに従って、前
    記アドレス特定手段によってアドレスが特定された前記
    第2通信端末に送信するデータ中継手段とを具備するこ
    とを特徴とする通信管理装置。
  2. 【請求項2】 前記通信プロトコル特定手段は、 前記発信側たる第1通信端末に割り当てられた電話番号
    を当該第1通信端末から受信すると、この電話番号に基
    づいて前記第1通信網の通信プロトコルを特定し、 前記データ中継手段は、 前記第2通信網を介して前記第2通信端末から受信した
    音声データを、前記通信プロトコル特定手段によって特
    定された前記第1通信網の通信プロトコルに従って前記
    第1通信端末に送信することを特徴とする請求項1に記
    載の通信管理装置。
  3. 【請求項3】 前記第1通信端末と前記第2通信端末と
    の通話時間を含む通話履歴データを記憶する記憶手段
    と、 前記第1通信網および前記第2通信網のうちいずれか一
    方の通信網の通信事業者から他方の通信事業者に対して
    請求される通話料金と、前記記憶手段に記憶された通話
    履歴データに基づく通話料金とを対比して、この請求が
    適正であるか否かを判定する通話料金管理手段とを具備
    することを特徴とする請求項1または2に記載の通信管
    理装置。
  4. 【請求項4】 前記通話履歴データは、前記第1通信端
    末と前記第2通信端末との音声通信の内容を特定するた
    めの情報であって、 発信側たる第1通信端末を特定するための情報、着信側
    たる第2通信端末を特定するための情報、当該音声通信
    における通信経路を特定するための情報、および当該音
    声通信の終了理由のうち少なくともひとつを含むことを
    特徴とする請求項3に記載の通信管理装置。
  5. 【請求項5】 第1通信網に接続された第1通信端末
    と、第2通信網に接続された第2通信網との音声通信を
    管理する装置において、 前記第1通信端末と前記第2通信端末との通話時間を含
    む通話履歴データを記憶する記憶手段と、 前記第1通信網および前記第2通信網のうちいずれか一
    方の通信網の通信事業者から他方の通信事業者に対して
    請求される通話料金と、前記記憶手段に記憶された通話
    履歴データに基づく通話料金とを対比して、この請求が
    適正であるか否かを判定する通話料金管理手段とを具備
    することを特徴とする通信管理装置。
  6. 【請求項6】 第1通信端末が接続された第1通信網
    と、第2通信端末が接続された第2通信網との間に介在
    するコンピュータが、 着信側たる前記第2通信端末に割り当てられた電話番号
    を発信側たる前記第1通信端末から受信すると、この電
    話番号に基づいて、前記第2通信網において当該第2通
    信端末を識別するためのアドレスを特定し、 前記第2通信網の通信プロトコルを前記第2通信端末の
    電話番号に基づいて特定し、 前記第1通信網を介して前記第1通信端末から受信した
    音声データを、前記第2通信網について特定した通信プ
    ロトコルに従って、前記アドレスを特定した前記第2通
    信端末に送信することを特徴とする通信管理方法。
  7. 【請求項7】 前記コンピュータが、 前記発信側たる第1通信端末に割り当てられた電話番号
    を当該第1通信端末から受信すると、この電話番号に基
    づいて前記第1通信網の通信プロトコルを特定し、 前記第2通信網を介して前記第2通信端末から受信した
    音声データを、前記第1通信網について特定した通信プ
    ロトコルに従って前記第1通信端末に送信することを特
    徴とする請求項6に記載の通信管理方法。
  8. 【請求項8】 前記第1通信端末と前記第2通信端末と
    の通話時間を含む通話履歴データを記憶手段に記憶し、 前記第1通信網および前記第2通信網のうちいずれか一
    方の通信網の通信事業者から、前記第1通信端末と前記
    第2通信端末との通話時間に応じた通話料金請求を受信
    すると、前記記憶手段に記憶された通話履歴データに基
    づいて、この請求が適正であるか否かを判定することを
    特徴とする請求項6または7に記載の通信管理方法。
  9. 【請求項9】 第1通信端末が接続された第1通信網
    と、第2通信端末が接続された第2通信網との間に介在
    するコンピュータに、 着信側たる前記第2通信端末に割り当てられた電話番号
    を発信側たる前記第1通信端末から受信すると、この電
    話番号に基づいて、前記第2通信網において当該第2通
    信端末を識別するためのアドレスを特定するアドレス特
    定機能と、 前記第2通信網の通信プロトコルを前記第2通信端末の
    電話番号に基づいて特定する通信プロトコル特定機能
    と、 前記第1通信網を介して前記第1通信端末から受信した
    音声データを、前記通信プロトコル特定機能によって特
    定された前記第2通信網の通信プロトコルに従って、前
    記アドレス特定機能によってアドレスが特定された前記
    第2通信端末に送信するデータ中継機能とを実現させる
    ためのプログラム。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載のプログラムを記録し
    たコンピュータ読取り可能な記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006038955A (ja) * 2004-07-22 2006-02-09 Docomo Engineering Tohoku Inc 声紋認識システム

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