JP2003281955A - アクチュエータとこれを利用した交換装置および制御装置 - Google Patents

アクチュエータとこれを利用した交換装置および制御装置

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JP2003281955A
JP2003281955A JP2002084626A JP2002084626A JP2003281955A JP 2003281955 A JP2003281955 A JP 2003281955A JP 2002084626 A JP2002084626 A JP 2002084626A JP 2002084626 A JP2002084626 A JP 2002084626A JP 2003281955 A JP2003281955 A JP 2003281955A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より小さな力で大きな制御力を生むという相
反する要求を満たすのは容易でない。 【解決手段】 二つのマイクロスイッチを対峙させ、そ
れぞれの操作部を押し合わせる。このマイクロスイッチ
は、操作部に操作力を加えて所定の切替点を越えると操
作部の反発力が減少する特性を持つ。そのような操作部
同士を押し合わせることにより、常にいずれかのマイク
ロスイッチがオンの状態で維持される。これら反発力の
差力をゼロにする方向で外力を加えることにより、わず
かな力でオンとオフが切り替わる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アクチュエータ、
継電装置、交換装置、および制御装置に関する。本発明
は特に、スイッチ切替、継電経路切替、機械的制御など
に必要な操作力を軽減させたアクチュエータとこれを利
用した継電装置、交換装置、および制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】高感度スイッチのひとつとして、一般に
図1のようなマイクロスイッチがある。操作部14に操
作力を加えると、可動片16、アーム18、および可動
バネ22が連動して可動接点32が第1の接点28から
第2の接点30へ移動してスイッチがオフからオンへ切
り替わる。このとき、可動バネ22による押圧方向が変
化することによって、操作部14の押し込み位置によら
ず確実な接点圧が保たれる。
【0003】接点間における機械的開閉によって機能す
る上記のようなスイッチは、主に大電流の切替に用いら
れるため広い接点面積と接点間距離をもつ。このような
スイッチによれば比較的小さな力によって大きな制御が
可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、マイクロスイ
ッチの性能を向上させるために、制御力を大きくする要
求と操作力を小さくする要求とがある。前者の要求を満
たすには、例えばモータを組み込むなどの方法も考えら
れるが、その反面で動作音が増加し、電力消費も増大す
る。これは後者の要求と相反する作用であり、両者を満
たすのは容易でない。
【0005】本発明はこうした状況に鑑みなされたもの
であり、その目的はより小さな力で大きな機構を制御す
る新たな構成を提案する点にある。本発明の別の目的
は、大きな機構の制御に必要な電力を低減する点にあ
る。さらに別の目的は、より簡易な機構で安定的なスイ
ッチ動作を実現する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のある実施の形態
はアクチュエータである。このアクチュエータは、操作
部に外力が加わったときにオンに切り替わるスイッチユ
ニットを備える。このスイッチユニットは、オン方向を
正とした外力を含む操作力が所定量Fを超えたときにオ
ンに切り替わり、操作力が所定量Fを超えるために必要
な外力を低減させるよう作用するオン方向を正とする補
助力が操作部に加えられている。その操作部には、オフ
方向を正とする反発力が働くとともに、その反発力はス
イッチユニットがオンに切り替わる位置において最大と
なる。スイッチユニットがオンに切り替わってそのオン
の終端位置に操作部が到達する間、オン方向を正とした
反発力と補助力との合成力は、オンに切り替わるときに
減少してその後は増加する。オン方向を正とする合成力
の最大値は、所定量Fより小さい。
【0007】「外力」は、人間が指などで加える押圧力
であってもよいし、何らかの駆動手段を用いて加えられ
る押圧力であってもよい。「補助力」を実現するため
に、押しバネの反発力を利用してもよいし、このスイッ
チユニットと同型のスイッチユニットがもつ操作部の反
発力を利用してもよい。これら「外力」および「補助
力」は、オン方向を正とする力であれば足り、操作部に
向かって押圧する力であってもよいし、同じ方向に引っ
張る力であってもよい。
【0008】この構成によれば、あらかじめ操作部に補
助力が加わっているので、操作部に本来加えるべき外力
より小さな力でスイッチを切り替えることができる。ま
た、この補助力の大きさが操作部による反発力と拮抗す
るほど、より小さな外力を加えるだけでスイッチを切り
替えることができる。
【0009】本発明の別の実施の形態もまたアクチュエ
ータである。このアクチュエータは、操作部に外力が加
わったときにオンに切り替わるスイッチユニットを備え
る。このスイッチユニットは、所定の切替点を境にオン
とオフの2接点で高接点圧を保持するモーメンタリー式
のスイッチ機構を有し、オン方向を正とする外力を含む
操作力が所定量Fを超えたときに操作部が切替点を越え
て接点が切り替わり、その後は所定量Fより小さな操作
力でオンが維持されるよう構成される。操作部に対して
は、通常状態において所定量Fより小さな補助力がオン
方向に加えられており、さらに外力が与えられてその外
力と補助力の合計が所定量Fを超えたときに操作部が押
し込まれてそのスイッチユニットがオンに切り替わる。
【0010】なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本
発明の表現を方法、装置、システム、などの間で変換し
たものもまた、本発明の態様として有効である。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、一般的なマイクロスイッ
チの内部構成を示す。図1(a)におけるスイッチユニ
ット10は、ケース12、操作部14、可動片16、ア
ーム18、可動バネ22、共通端子COM、常時閉路端
子NC、および常時開路端子NOを有する。ケース12
は、樹脂部材にて形成された断面が略長方形の筐体であ
る。本図においては、ケース12が開かれた状態で内部
構成が描かれている。
【0012】操作部14は、加えられた操作力に応じて
上下動する押しボタンである。可動片16は、略L字状
の金属片であって、その上部に位置する一端が操作部1
4の下面に当接し、その右側に位置する他端が共通端子
COMの略中央位置に係止される。この係止された位置
を支点にして可動片16は上下動し、操作力が加えられ
ると図1(b)のような状態に移動する。
【0013】アーム18は、その左側の端部が可動片1
6の上端に係止され、その右側の端部が上下動する可動
接点32となる。アーム18の左端は、操作部14およ
び可動片16の上下動に伴って上下動する。アーム18
の右端は、可動バネ22の位置に応じて上下動する。す
なわち、アーム18の中央やや右寄りの位置に可動バネ
22の右端が係止され、その可動バネ22の左端は共通
端子COMの略中央に係止され、これら両係止位置の関
係によって可動接点32の位置が定まる。可動バネ22
は、弓状の金属部材にて形成され、たわんだときの反発
力は、右端が左端より上方に位置すれば上向きとなり、
右端が左端より下方に位置すれば下向きとなる。この反
発力によって可動接点32は第1、2の接点28、30
との間で高い接点圧を得る。
【0014】図2は、一般的なマイクロスイッチにおけ
る操作部の位置と反発力の関係を示す。操作部14は、
初期状態においてオフの位置にあり、この位置をゼロと
する。操作部14に外力を加えてオン方向に移動させる
と、操作部14の反発力は徐々に増加する。操作力が所
定量Fを超えるとき、すなわち操作部の反発力も所定量
Fを超える瞬間に、スイッチユニット10はオフからオ
ンに切り替わり、操作部14の反発力はオンを維持する
のに最低限必要な量fに減少する。そのまま操作部14
をオン終端まで進行させるにつれて、操作部14の反発
力も徐々に増加する。
【0015】操作部14に加えていた外力を減少させる
と、操作部の位置はオフ方向へ移動する。外力または操
作部の反発力が所定量fまで下がった瞬間、スイッチユ
ニット10はオフに切り替わり、操作部14の反発力が
増大する。そのまま操作部14を初期位置まで戻すにつ
れて、操作部14の反発力は徐々に低下する。
【0016】マイクロスイッチは以上のような特性をも
つ。こうした特性は、以下述べる種々の新たな形態にお
いて生かされている。これらの実施の形態を以下説明す
る。
【0017】(第1実施形態)図3は、本実施形態にお
けるアクチュエータの内部構成を示す。アクチュエータ
40は、第1のスイッチユニット50と第2のスイッチ
ユニット80を備える。第1のスイッチユニット50
は、第1のケース52、第1の操作部54、第1の可動
片56、第1のアーム58、第1の可動バネ60、第1
の共通端子COM10、第1の常時閉路端子NC10、
および第1の常時開路端子NO10を含む。第2のスイ
ッチユニット80は、第2のケース82、第2の操作部
84、第2の可動片86、第2のアーム88、第2の可
動バネ90、第2の共通端子COM20、第2の常時閉
路端子NC20、および第2の常時開路端子NO20を
含む。
【0018】これら第1、2のスイッチユニット50、
80は、第1、2の操作部54、84同士が対向して押
し合う形で対峙する。すなわち、第1、2の操作部5
4、84は、それぞれの反発力が向き合っているので反
発し合った形となっている。第1、2のスイッチユニッ
ト50、80の内部構造は、それぞれ図1に示される構
造と同様なので、各部の説明は省略する。
【0019】本図においては、第1のスイッチユニット
50がオフの状態にあり、第2のスイッチユニット80
がオンの状態にある。通常状態においては、第1のスイ
ッチユニット50または第2のスイッチユニット80の
一方がオン、他方がオフの状態で安定する。図示する状
態から第1のスイッチユニット50がオンに切り替わる
ためには、第1の操作部54に加えられる操作力が所定
量Fを超えればよい。同様に、第2のスイッチユニット
80がオフに切り替わるためには、第2の操作部84に
加えられる操作力が所定量fを下回ればよい。ここで、
第2の操作部84の反発力は、第1の操作部54に対し
て補助力として働く。したがって、第1のスイッチユニ
ット50をオンに切り替えるために加えるべき外力は、
差力Δf=F−fで足りる。第1のスイッチユニット5
0がオンになり、第2のスイッチユニット80がオフに
なった後は、第2の操作部84に外力としてΔfを加え
られたときにはじめてオンとオフが切り替わる。このよ
うに、本実施形態のアクチュエータは2位置で安定する
双安定型のスイッチ動作を実現する。
【0020】図4は、第1の操作部の位置、第1、2の
操作部の反発力、およびこれら反発力の合成力の関係を
示す。線100は、第1の操作部54の反発力の大きさ
を示し、線104は、第2の操作部84の反発力の大き
さを示す。これらの反発力は互いに向かい合うので、相
互に補助力として働く。線102は、これら二つの反発
力の合成力を示す。すなわち、オフ方向を正とする第1
の操作部54の反発力に、オフ方向を負とする第2の操
作部84の反発力を足した力が線102に示される。こ
の線102のように、第1の操作部54に外力として所
定量Fを加えると第1のスイッチユニット50がオフ
からオンに切り替わる。この状態では二つの反発力の合
成力が第1のスイッチユニット50のオン方向を正とし
て働くので、外力が減少しても第1のスイッチユニット
50のオンが維持される。すなわち、第2の操作部84
の反発力は第1の操作部54の補助力として働くととも
に、その大きさは、第1のスイッチユニット50のオン
を維持するのに必要な所定量fを上回っているのでオ
ンが維持される。その後は、第2の操作部84に外力と
して所定量fを加えると第1のスイッチユニット50
がオンからオフに切り替わる。
【0021】以上の構成によれば、操作部に補助力が加
えられているので、スイッチユニット単体の場合よりも
小さな外力でオンオフを切り替えることができる。ま
た、操作部の反発力が切替点を境に減少する特徴を利用
して、外力が加えられていない状態でも常にオンまたは
オフの状態で停止する双安定型のスイッチ動作を実現で
きる。
【0022】(第2実施形態)本実施形態におけるアク
チュエータは、外力を加えるための操作レバーが設けら
れている点で第1実施形態と異なる。他の構成は第1実
施形態と共通するので説明を省略する。
【0023】図5は、本実施形態のアクチュエータの構
成を示す。操作レバー110は、第1のスイッチユニッ
ト50と第2のスイッチユニット80の間に設けられ
る。操作レバー110は、第1の操作部54と第2の操
作部84に狭持されるとともに、右端部112が係止さ
れる。左端部に外力が加えられたときに右端部112を
支点にして上下動する。このとき、操作レバー110と
第1の操作部54または第2の操作部84の接点が作用
点となり、力点である左端部に加えられた外力が第1の
操作部54または第2の操作部84に伝達される。
【0024】第1の操作部54と第2の操作部84の反
発力は図4に示される通りである。同図において、操作
レバー110を介して第1の操作部54のオン方向に加
えられる外力が所定量Fを超えれば第1のスイッチユ
ニット50がオンに切り替わる。操作レバー110を介
して第2の操作部84のオン方向に加えられる外力が所
定量fを超えれば第2のスイッチユニット80がオン
に切り替わる。本実施形態においては操作レバー110
が設けられているので、外力を加えやすい。
【0025】図6は、本実施形態のアクチュエータの利
用形態を例示する。第1のスイッチユニット50の第1
の共通端子COM10と、第2のスイッチユニット80
の第2の共通端子COM20は、それぞれ電源120の
負極と正極に接続される。スイッチ122をオンすると
第1のスイッチユニット50および第2のスイッチユニ
ット80が導通する。図示するように第2のスイッチユ
ニット80がオンになっている状態では、第1の常時閉
路端子NC10と第2の常時開路端子NO20がモータ
124の両電極に接続される。このとき、ノード126
側がプラスでノード128側がマイナスになる。
【0026】第1のスイッチユニット50がオンになっ
た状態では、第2の常時閉路端子NC20と第1の常時
開路端子NO10がモータ124の両電極に接続され
る。このとき、ノード126側がマイナスになり、ノー
ド128側がプラスになる。したがって、第2のスイッ
チユニット80がオンになったときと比べてモータ12
4の回転方向は逆になる。このように、第1、2のスイ
ッチユニット50、80のオンオフ切替によってモータ
124の回転方向を正逆で切り替えることができる。
【0027】(第3実施形態)本実施形態のアクチュエ
ータは、操作レバーの構造が第2実施形態と異なる。そ
の他の構成は第2実施形態と共通するので説明を省略す
る。
【0028】図7は、本実施形態のアクチュエータの構
成を示す。操作レバー130は、点132を支点として
左右両端部がシーソー式に上下に揺動する。この操作レ
バー130は、左右両端部に作用点をもち、その作用点
が第1の操作部54または第2の操作部84に操作力を
加える。ここで、第1、2の操作部54、84の反発力
は操作レバー130を介して互いに補助力として伝達さ
れる。図の状態では、第1の操作部54の反発力が第2
の操作部84の反発力を上回っている状態であり、その
差力を外力として操作レバー130に与えれば第1のス
イッチユニット50がオンになり、第2のスイッチユニ
ット80がオフになる。以上の構成によっても、わずか
な外力を操作レバー130に加えるだけでオンオフを切
り替えることができる。
【0029】(第4実施形態)本実施形態のアクチュエ
ータは、操作レバーに一定方向の付勢力が加わっている
点で第2実施形態と異なる。他の構成は第2実施形態と
共通するので説明を省略する。
【0030】図8は、本実施形態のアクチュエータの構
成を示す。バネ134は、第1のスイッチユニット50
のオフ方向に操作レバー110を付勢する。したがっ
て、第1のスイッチユニット50をオンするためには、
第2実施形態の構成でオンするのに必要な外力にバネ1
34の付勢力を加えた大きさの外力を加える必要があ
る。また、第2の操作部84による第1の操作部54へ
の補助力は、第1のスイッチユニット50がオンに切り
替わった後でオンを維持するのに必要な操作力より小さ
いので、外力が減少すると第1の操作部54はオフ方向
へ移動する。第1のスイッチユニット50をオンさせた
ままその状態を維持するためには、第2実施形態の構成
でオン維持に必要な外力にバネ134の付勢力を加えた
大きさの外力を加え続ける必要がある。なお、他の形態
として、バネ134のような押しバネではなく、引きバ
ネなどのバネ部材を用いてもよいし、その他バネ部材以
外の弾性体を用いてもよい。
【0031】図9は、第1の操作部の位置、第1、2の
操作部の反発力、これら反発力の合成力、およびバネに
よる付勢力の関係を示す。線100は、第1の操作部5
4の反発力を示す。線102は、図示しない第2の操作
部84の反発力と第1の操作部54の反発力との合成力
を示す。線106は、バネ134の反発力を示す。線1
08は、第1、2の操作部54、84とバネ134の反
発力の合成力を示す。
【0032】操作レバー110に加える外力が所定量F
を超えたときに第1の操作部54がオンに切り替わ
る。オンになった後も、外力が所定量fを超えていな
いとオンが維持されず、これを下回るとオフに切り替わ
る。図に示される通り、線108に示される力はつねに
オフ方向を正としており、これは外力が与えられていな
い状態では第1の操作部54がオフに向かうことを示
す。すなわち、本実施形態のアクチュエータは単安定型
のスイッチ動作を実現する。
【0033】(第5実施形態)本実施形態のアクチュエ
ータは、二つの操作部の反発力を対向させる代わりに、
操作部の反発力とバネの反発力を対向させる点で第2実
施形態と異なる。他の構成は第2実施形態と共通するの
で説明は省略する。
【0034】図10は、本実施形態のアクチュエータの
構成を示す。スイッチユニット50の操作部54には、
操作レバー110を介してバネ136による補助力が加
えられている。このバネ136による補助力は、バネ1
36の反発力であってオフ方向を正としたときの操作部
54の反発力の最大量より小さい。したがって、通常状
態においては操作部54の反発力がバネ136の反発力
に優り、オフ状態が維持される。操作レバー110にオ
ン方向の外力が加えられ、その外力とバネ136による
補助力の合計が所定量を超えたときにスイッチユニット
50がオンに切り替わる。
【0035】図11は、操作部の位置、操作部の反発
力、バネの反発力、およびこれら反発力の合成力の関係
を示す。線100は、操作部54の反発力を示し、線1
40はバネ136の反発力を示す。線142は、操作部
54の反発力とバネ140の反発力の合成力を示す。バ
ネ136の反発力は、操作部54の位置がオン方向に進
行するにつれて減少する。線142に示される合成力
は、操作部54の位置がオン方向へ進行するにつれて減
少し、オンに切り替わる位置において大きく減少する。
その後は、オン終端に到達するまでわずかに増加する。
オンに切り替わった後は、オン方向を正とするバネ13
6の補助力が、オフ方向を正とする操作部54の反発力
を上回っているので外力が減少してもオンが維持され
る。
【0036】(第6実施形態)図12は、本実施形態の
アクチュエータの構成を示す。本実施形態のアクチュエ
ータは、シーソー式の操作レバーを用いる点で第5実施
形態と異なる。バネ136の反発力は、操作レバー13
0を介して操作部54へ補助力として働く。操作部54
の位置と各反発力の関係は図11と同様である。この構
成によってもわずかな外力を操作レバー130に加える
だけでスイッチユニット50がオンに切り替わる。オン
に切り替わった後のバネ136による補助力が操作部5
4の反発力を上回るよう構成すれば、外力が減少しても
そのままオンが維持され、双安定型のスイッチ動作が実
現される。バネ136による補助力が操作部54の反発
力を下回るよう構成すれば、外力が減少するとオフ方向
へ操作部54が移動し、単安定型のスイッチ動作が実現
される。
【0037】(第7実施形態)図13は、本実施形態の
アクチュエータの構成を示す。本実施形態のアクチュエ
ータは、操作レバーに加える外力を所定の駆動部によっ
て生成する点で第2実施形態と異なる。第2実施形態で
は、操作レバー110に加える外力は例えば人間が指な
どで加えていたが、本実施形態では、第1の駆動部15
0または第2の駆動部152が外力を生成する。第1、
2の駆動部150、152は、電気エネルギーを力学的
エネルギーに変換することによって駆動力を生成する。
例えば、ソレノイドなどで電磁式に駆動してもよいし、
圧電式で駆動してもよい。
【0038】図示する状態において、第2の駆動部15
2が第1のスイッチユニット50のオン方向に駆動力を
生成すると、これが操作レバー110を介して第1の操
作部54に外力として伝達される。逆に第2のスイッチ
ユニット80がオフの状態においては、第1の駆動部1
50が第2のスイッチユニット80のオン方向に駆動力
を生成すると、これが操作レバー110を介して第2の
操作部84に外力として伝達される。
【0039】以上の構成において、第1、2の駆動部1
50、152が第1、2の操作部54、84に対する外
力を生成することにより、オンオフ切り替えがなされ
る。第2実施形態と同様に、スイッチユニット単体のと
きよりも小さな外力にて双安定型のオンオフ切替が実現
される。また、わずかな電気エネルギーを加えるだけで
オンオフを切り替えることができる。このアクチュエー
タ40を継電装置などに利用してもよい。
【0040】(第8実施形態)図14は、本実施形態の
アクチュエータの構成を示す。本実施形態のアクチュエ
ータは、操作レバーに外力を加える駆動部がひとつであ
り、その外力と反対方向に付勢するバネを設けた点で第
7実施形態と異なる。駆動部150は、第2のスイッチ
ユニット80のオン方向に駆動力を生成する。バネ13
6は、第1のスイッチユニット50のオン方向に操作レ
バー110を付勢する。
【0041】バネ136の付勢力は、第1の操作部54
に対する外力となるので、通常状態においては、第2の
操作部84の反発力とバネ136による外力の合計が第
1のスイッチユニット50のオンに必要な所定量を超
え、第1のスイッチユニット50がオンの状態で安定す
る。駆動部150が生成する駆動力が操作レバー110
を介して第2の操作部84に外力として伝達されたとき
に第2のスイッチユニット80がオンに切り替わる。こ
の構成においても、小さな外力で第2のスイッチユニッ
ト80をオンに切り替えられ、また通常状態においては
バネ136の反発力によって第2のスイッチユニット8
0がオフになるような単安定型のスイッチ動作が実現さ
れる。
【0042】(第9実施形態)図15は、本実施形態の
アクチュエータの構成を示す。本実施形態のアクチュエ
ータは、スイッチユニットが一つである代わりにバネを
設けてある点で第7実施形態と異なる。バネ136は、
第7実施形態の第2のスイッチユニット80の位置に設
けられ、その付勢力は第1のスイッチユニット50のオ
ン方向に補助力として働く。
【0043】第1の駆動部150が生成する駆動力は、
第2のスイッチユニット50のオン方向に働き、第2の
駆動部152が生成する駆動力は、第1のスイッチユニ
ット50のオン方向に働く。バネ136による付勢力が
第1の操作部54の反発力の最大値と拮抗するように設
定されていれば、第1のスイッチユニット50のオンオ
フ切替に必要な外力は極めて小さくて足りるので、第
1、2の駆動部150、152が生成すべき駆動力を小
さくすることができる。
【0044】(第10実施形態)図16は、本実施形態
のアクチュエータの構成を示す。本実施形態のアクチュ
エータ40は、駆動部が一つである点で第9実施形態と
異なる。通常状態においては、バネ136の付勢力によ
り操作部54がオン方向に押し込まれ、オンの状態が維
持される。駆動部150がスイッチユニット50のオフ
方向に駆動力を与えるとスイッチユニット50がオフに
なる。駆動部150による駆動力が与えられていない状
態において常に操作部54がオン方向に向かうために
は、少なくともバネ136による付勢力がスイッチユニ
ット50をオンするのに必要な所定量を超えていなけれ
ばならない。ただし、それらの大きさがほぼ拮抗してい
れば、駆動部150がわずかな駆動力を与えるだけでス
イッチユニット50はオンに切り替わる。このような構
成によっても単安定型のスイッチ動作を実現できる。
【0045】(第11実施形態)本実施形態のアクチュ
エータは、駆動部として形状記憶合金を利用する点で第
7〜10実施形態と異なる。ここでは、電気エネルギー
を力学的エネルギーに変換する材料として形状記憶合金
を用いる。この形状記憶合金で形成された線材を利用す
る駆動部は、通電時に生じる温度変化によって形状回復
を起こす。この形状回復力を利用して第1、2の操作部
54、84のオン方向に外力を加えるものである。モー
タなどの駆動装置を用いて駆動力を生じさせる場合と異
なり、ほぼ無音で動作する点で有利である。
【0046】図17は、本実施形態のアクチュエータの
構成を示す。本実施形態のアクチュエータ40は、第
1、2の駆動部160、162を含む。第1の駆動部1
60は、スイッチ168がオンされて電源120と導通
したときに、温度変化に伴って生じる形状回復力が第1
の操作部54に対する外力となる。同様に、第2の駆動
部162は、スイッチ166がオンされて電源120と
導通したときの形状回復力が第2の操作部84に対する
外力となる。第1の操作部54と第2の操作部84の反
発力の関係は図4に示される通りであり、第1実施形態
と同様、わずかな外力で双安定型のスイッチ動作が実現
される。
【0047】第1、2の駆動部160、162は、二方
向性形状記憶効果をもつ形状記憶合金で形成される。こ
れにより、スイッチ168のオンオフに対して迅速かつ
安定的な応答が得られる。また、わずかな形状回復力に
て第1、2のスイッチユニット50、80のオンオフ切
替を実現できるので、形状回復力がその材料強度を超え
るのを回避でき、形状記憶合金の劣化を低減できる。
【0048】形状記憶合金の通電加熱は低い電圧で実現
できる。電源120の電圧が高い場合には、図17のよ
うに経路に制限抵抗164を挟めばよい。図18のよう
に電源174が交流電源の場合は、経路にコンデンサ1
70、172を入れて直流に変換すればよい。なお、二
つの駆動部はそれぞれが別個の操作部に対して独立して
外力を与える。したがって、万が一第1、2の駆動部1
60、162の双方が通電してしまった場合にも、図1
9の通りそれぞれが第1の操作部54と第2の操作部8
4を押下するだけであり、押し合いや引っ張り合いは生
じない。
【0049】本実施形態の構成によればオンオフの切替
時にのみ電圧をかければ足りるので省電力効果もある。
また、オンオフ切替の瞬間しか電流を必要としないの
で、図20のように短絡させる形で接続させたコンデン
サ176の充放電により生じる単発的なパルス電流で動
作させてもよい。
【0050】(第12実施形態)図21は、4個のスイ
ッチユニットを含んだアクチュエータの構成を示す。本
実施形態のアクチュエータ40が含む第1、2、3、4
のスイッチユニット50、80、180、182は、そ
れぞれ第1、2の駆動部160、162のうちいずれか
から外力を受けてオンに切り替わる。第1、3のスイッ
チユニット50、180は、第1の駆動片184を介し
て第1の駆動部160から外力を受ける。同様に、第
2、4のスイッチユニット80、182は、第2の駆動
片186を介して第2の駆動部162から外力を受け
る。
【0051】第1、2、3、4のスイッチユニット5
0、80、180、182は、それぞれの操作部の反発
力が互いにオン方向の補助力となっているので、わずか
な外力を受けるだけでオンに切り替わる。本実施形態の
ようにスイッチユニットを3個以上にしてもオンオフ切
替負荷は小さい。
【0052】図22は、本実施形態のアクチュエータを
電源に接続した配置を例示する。第1のスイッチユニッ
ト50に関しては、第1の常時閉路端子NC10が電源
120に接続されており、第1の常時開路端子NO10
は電源120に接続されていない。したがって、第1の
スイッチユニット50がオンにされて接点が第1の常時
閉路端子NC10から第1の常時開路端子NO10に切
り替わると、第1の駆動部160は電源120から遮断
されることになる。
【0053】第2のスイッチユニット80に関しては、
第2の常時開路端子NO20が電源120に接続されて
おり、第2の常時閉路端子NC20は電源120に接続
されていない。したがって、第2のスイッチユニット8
0がオフにされて接点が第2の常時開路端子NO20か
ら第2の常時閉路端子NC20に切り替わると、第2の
駆動部162は電源120から遮断されることになる。
【0054】このような構成によれば、第1、2の駆動
部160、162が通電してスイッチのオンオフが切り
替わると同時に、これら駆動部が電源120から遮断さ
れるので、例えば形状記憶合金の適正電圧を上回るよう
な広い範囲の電圧で動作させることもできる。
【0055】(第13実施形態)本実施形態において
は、駆動部として用いる形状記憶合金に通電以外の方法
で形状回復力を生じさせる点で、第11、12実施形態
と異なる。ここでは、熱エネルギーを力学的エネルギー
に変換する材料として形状記憶合金を用いる。
【0056】図23は、本実施形態のアクチュエータの
構成を示す。バネ136は、第1のスイッチユニット5
0のオフ方向に付勢力を生じる。駆動部190は、周囲
の温度変化によって生じる形状回復力を第1のスイッチ
ユニット50のオン方向に外力として加える。これによ
り、温度が上昇してわずかに形状回復力が生じれば第1
のスイッチユニット50がオンに切り替わり、温度が元
に戻ればバネ136の付勢力により第1のスイッチユニ
ット50がオフになる。他の形態では、周囲の温度が下
降したときに第1のスイッチユニット50がオンに切り
替わり、温度が元に戻ったときに第1のスイッチユニッ
ト50がオフになるよう構成してもよい。以上の構成に
より、単安定型のスイッチ動作が実現される。
【0057】(第14実施形態)本実施形態のアクチュ
エータは、含まれるスイッチユニットが一つである点で
第13実施形態と異なる。また、図24に示されるバネ
136の付勢力は、第13実施形態と異なり、第1のス
イッチユニット50のオン方向に働く。すなわち、この
付勢力はスイッチユニット50のオン方向を正とする補
助力となる。したがって、駆動部190が周囲の温度変
化によってわずかに形状回復力を生じるだけで、これが
外力となってスイッチユニット50がオンに切り替わ
る。バネ136の付勢力を用いる分、駆動部190の形
状回復力は小さくて足りるので、形状記憶合金を細くす
ることもできる。また、一般的なサーモスタットより感
度と応答性が高く、長寿命の感温型継電装置を実現でき
る。
【0058】バネ136の付勢力は、スイッチユニット
50をオンのまま維持するのに必要な力より低く設定さ
れており、周囲の温度が元に戻ると、スイッチユニット
50は操作部54の反発力によってオフに切り替わる。
他の形態としては、形状記憶合金の代わりに超弾性合金
を用いてもよい。これは、一般に変態点が室温以下にな
る特性を有するので、動作温度を移動できる。さらに他
の形態としては、形状記憶合金の代わりにバイメタルを
用いてもよい。バイメタルは、形状記憶合金に比べて応
答性や出力の点で劣るが、本実施形態においてはわずか
な外力を生じさせるものであれば足りるのでその性質を
活かすことができる。
【0059】(第15実施形態)本実施形態は、第1〜
14実施形態のアクチュエータを交換装置に利用した例
である。また、本実施形態の交換装置に含まれる信号経
路は光ファイバで形成される光経路である。
【0060】図25は、本実施形態の交換装置を例示す
る。交換装置250において、第1、2、3のケーブル
200、202、204は、それぞれ光ファイバで形成
される。第1、2の操作部54、84の上下動により接
点が切り替わる。接点の上下動により第1、2のアーム
206、208も上下動するとともに、第1のケーブル
200の左端も上下動し、その接続先が第2のケーブル
202と第3のケーブル204の間で切り替わる。接点
圧が高いので、光ファイバの曲げも比較的容易に実現で
きる。
【0061】(第16実施形態)本実施形態は、第1〜
14実施形態のアクチュエータをバルブの開閉切替を制
御する装置に利用した例である。
【0062】図26は、本実施形態の制御装置を例示す
る。制御装置260において、第1の操作部54の上下
動による接点の切替に伴い、アーム210が上下動す
る。第1のスイッチユニット50がオフの状態において
は、バルブ220はバネ222によって緩く下方に付勢
されており、下方からの圧力に応じて開閉動作する。第
1のスイッチユニット50がオンの状態においては、バ
ルブ220はアーム210を介して下方にロックされ、
下方からの圧力が生じても開閉動作しない。
【0063】このように、バルブ220の開閉自由な状
態と開閉停止の状態を切り替えるときに第1、2の駆動
部160、162のいずれかに通電する。第1、2の駆
動部160、162の形状回復力が最終的にバルブ22
0に作用することにより上記2状態の切替を制御でき
る。この切替時にしか電力がいらないので省電力効果が
ある。
【0064】以上、本発明を実施の形態をもとに説明し
た。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素
や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形が可能なこ
と、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当
業者に理解されるところである。そうした変形例を以下
挙げる。
【0065】上記の実施形態においては、スイッチユニ
ットとして一般的なマイクロスイッチを例示したが、こ
のような構成に限らない。例えば、常時開型のスイッチ
機構だけでなく、常時閉型のスイッチ機構や両者を併せ
持つ二接点式のスイッチ機構を用いてもよい。また、ス
イッチユニットに含まれる可動バネとして弓状クリック
バネを例示したが、例えばドーム状のクリックバネを使
用してもよい。さらに、駆動部として永久磁石を用いて
もよい。
【0066】第13実施形態において、熱エネルギーを
力学的エネルギーに変換する材料として、形状記憶合金
を例示した。変形例においては、超弾性合金やバイメタ
ルなどの他の材料を用いてもよいし、その他の熱機関を
利用してもよい。
【0067】第1〜14実施形態のアクチュエータは、
わずかな力を加えただけで簡単に接点が切り替わるが、
切り替わった後はその状態が強い力で保持される。その
ような特性を用いた変形例として、例えばこのアクチュ
エータを用いて制動力を生むブレーキ機構や、このアク
チュエータを用いて半導体ウエハなどを把持する把持装
置を実現してもよい。
【0068】
【発明の効果】本発明によれば、比較的小さな力で大き
な制御を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一般的なマイクロスイッチの内部構成を示す
図である。
【図2】 一般的なマイクロスイッチにおける操作部の
位置と反発力の関係を示す図である。
【図3】 第1実施形態におけるアクチュエータの内部
構成を示す図である。
【図4】 第1の操作部の位置、第1、2の操作部の反
発力、およびこれら反発力の合成力の関係を示す図であ
る。
【図5】 第2実施形態のアクチュエータの構成を示す
図である。
【図6】 第2実施形態のアクチュエータの利用形態を
例示する図である。
【図7】 第3実施形態のアクチュエータの構成を示す
図である。
【図8】 第4実施形態のアクチュエータの構成を示す
図である。
【図9】 第1の操作部の位置、第1、2の操作部の反
発力、これら反発力の合成力、およびバネによる付勢力
の関係を示す図である。
【図10】 第5実施形態のアクチュエータの構成を示
す図である。
【図11】 操作部の位置、操作部の反発力、バネの反
発力、およびこれら反発力の合成力の関係を示す図であ
る。
【図12】 第6実施形態のアクチュエータの構成を示
す図である。
【図13】 第7実施形態のアクチュエータの構成を示
す図である。
【図14】 第8実施形態のアクチュエータの構成を示
す図である。
【図15】 第9実施形態のアクチュエータの構成を示
す図である。
【図16】 第10実施形態のアクチュエータの構成を
示す図である。
【図17】 第11実施形態のアクチュエータの構成を
示す図である。
【図18】 第11実施形態のアクチュエータの利用形
態を例示する図である。
【図19】 第11実施形態のアクチュエータにおいて
二つの操作部が双方とも押下された例を示す図である。
【図20】 第11実施形態のアクチュエータの利用形
態を例示する図である。
【図21】 第12実施形態における4個のスイッチユ
ニットを含んだアクチュエータの構成を示す図である。
【図22】 第12実施形態のアクチュエータを電源に
接続した配置を例示する図である。
【図23】 第13実施形態のアクチュエータの構成を
示す図である。
【図24】 第14実施形態のアクチュエータの構成を
示す図である。
【図25】 第15実施形態の交換装置の構成を示す図
である。
【図26】 第16実施形態の制御装置の構成を示す図
である。
【符号の説明】
40 アクチュエータ、 50、80、180、182
スイッチユニット、54、84 操作部、 110、
130 操作レバー、 134、136 バネ、 15
0、152、160、162、190 駆動部、 21
0 アーム、220 バルブ、 250 交換装置、
260 制御装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01H 51/20 H01H 51/20 Z 57/00 57/00 Z

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作部に外力が加わったときにオンに切
    り替わるスイッチユニットを備え、 前記スイッチユニットは、オン方向を正とした前記外力
    を含む操作力が所定量Fを超えたときにオンに切り替わ
    り、 前記操作力が所定量Fを超えるために必要な外力を低減
    させるよう作用するオン方向を正とする補助力が前記操
    作部に加えられており、 前記操作部には、オフ方向を正とする反発力が働くとと
    もに、その反発力は前記スイッチユニットがオンに切り
    替わる位置において最大となり、 前記スイッチユニットがオンに切り替わってそのオンの
    終端位置に前記操作部が到達する間、オン方向を正とし
    た前記反発力と前記補助力との合成力は、オンに切り替
    わるときに減少してその後は増加し、 オン方向を正とする前記合成力の最大値は、前記所定量
    Fより小さいことを特徴とするアクチュエータ。
  2. 【請求項2】 オンに切り替わった後で前記合成力がオ
    ン方向を正として働くよう構成することにより、前記外
    力が減少してもオンまたはオフが維持される双安定型の
    スイッチ動作を実現することを特徴とする請求項1に記
    載のアクチュエータ。
  3. 【請求項3】 オンに切り替わった後で前記合成力がオ
    フ方向を正として働くよう構成することにより、前記外
    力が減少するとオフに向かう単安定型のスイッチ動作を
    実現することを特徴とする請求項1に記載のアクチュエ
    ータ。
  4. 【請求項4】 操作部に外力が加わったときにオンに切
    り替わるスイッチユニットを備え、 前記スイッチユニットは、所定の切替点を境にオンとオ
    フの2接点で高接点圧を保持するモーメンタリー式のス
    イッチ機構を有し、オン方向を正とする前記外力を含む
    操作力が所定量Fを超えたときに前記操作部が前記切替
    点を越えて接点が切り替わり、その後は前記所定量Fよ
    り小さな操作力でオンが維持されるよう構成され、 前記操作部に対しては、通常状態において前記所定量F
    より小さな補助力がオン方向に加えられており、さらに
    外力が与えられてその外力と前記補助力の合計が前記所
    定量Fを超えたときに前記操作部が押し込まれてそのス
    イッチユニットがオンに切り替わることを特徴とするア
    クチュエータ。
  5. 【請求項5】 前記補助力は、オンに切り替わった後で
    オンを維持するのに必要な操作力以上になるよう構成す
    ることにより双安定型のスイッチ動作を実現したことを
    特徴とする請求項4に記載のアクチュエータ。
  6. 【請求項6】 前記補助力は、オンに切り替わった後で
    オンを維持するのに必要な操作力より小さくなるよう構
    成することにより単安定型のスイッチ動作を実現したこ
    とを特徴とする請求項4に記載のアクチュエータ。
  7. 【請求項7】 前記補助力は弾性体によって加えられる
    ことを特徴とする請求項4から6のいずれかに記載のア
    クチュエータ。
  8. 【請求項8】 前記スイッチユニットを複数備え、それ
    らスイッチユニットは、それぞれの操作部同士が対向し
    て押し合い、通常状態においてはいずれかのスイッチユ
    ニットの操作部が押し込まれてオンになったままその状
    態が維持され、オフになっているスイッチユニットの操
    作部に対してはオンになっているスイッチユニットの操
    作部による反発力が前記補助力として加えられ、そのオ
    フになっているスイッチユニットに対して前記外力が与
    えられたときにその操作部が押し込まれてオンに切り替
    わることを特徴とする請求項4から7のいずれかに記載
    のアクチュエータ。
  9. 【請求項9】 前記操作部に前記外力を与えるための操
    作レバーをさらに備え、 その操作レバーは、その力点に前記外力が与えられたと
    きに、その作用点を通じて前記外力を前記操作部に伝達
    することを特徴とする請求項4から8のいずれかに記載
    のアクチュエータ。
  10. 【請求項10】 前記操作レバーは、通常状態において
    前記補助力が加えられており、これを前記作用点を通じ
    て前記操作部に伝達することを特徴とする請求項9に記
    載のアクチュエータ。
  11. 【請求項11】 前記操作レバーは、弾性体によって付
    勢される形で前記補助力が加えられていることを特徴と
    する請求項10に記載のアクチュエータ。
  12. 【請求項12】 電気エネルギーを力学的エネルギーに
    変換することによって前記操作部に前記外力を与える駆
    動部をさらに備えることを特徴とする請求項4から11
    のいずれかに記載のアクチュエータ。
  13. 【請求項13】 熱エネルギーを力学的エネルギーに変
    換することによって前記操作部に前記外力を与える駆動
    部をさらに備えることを特徴とする請求項4から11の
    いずれかに記載のアクチュエータ。
  14. 【請求項14】 前記駆動部は、形状記憶合金の線材で
    形成され、エネルギーが加えられたときにその温度変化
    で発生する形状回復力によって前記操作部に前記外力が
    与えることを特徴とする請求項12または13に記載の
    アクチュエータ。
  15. 【請求項15】 前記駆動部は、前記形状記憶合金の線
    材を複数有し、これら複数の線材のいずれかに通電した
    ときの温度変化により前記形状回復力を発生させるとと
    もに、その通電状態を切り替えることによって常にいず
    れかのスイッチユニットがオンにされることを特徴とす
    る請求項14に記載のアクチュエータ。
  16. 【請求項16】 請求項4から15のいずれかに記載の
    アクチュエータを含み、 前記駆動部を介したスイッチの切替により継電と遮断が
    切り替わることを特徴とする継電装置。
  17. 【請求項17】 請求項4から15のいずれかに記載の
    アクチュエータと、光ファイバで形成された複数の光経
    路と、を含み、前記複数の光経路のうちいずれかが光信
    号を伝送すべき経路として設定され、前記駆動部を介し
    たスイッチの切替により前記伝送すべき経路が切り替わ
    ることを特徴とする交換装置。
  18. 【請求項18】 請求項4から15のいずれかに記載の
    アクチュエータと、圧力に応じて開閉するバルブと、そ
    のバルブの開閉が自由な状態と開閉を停止させた状態と
    を切り替えるアームと、を含み、前記アームは、前記ア
    クチュエータのオンオフ切替に連動して前記自由な状態
    と停止させた状態とを切り替えるよう前記バルブに作用
    することを特徴とする制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013084604A (ja) * 2011-10-10 2013-05-09 Schneider Electric Industries Sas 機械的な位置を電気的な状態に変換する装置

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