JP2003281850A - 誤挿入防止ブロック装置及びこれを備えた誤挿入防止装置 - Google Patents

誤挿入防止ブロック装置及びこれを備えた誤挿入防止装置

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JP2003281850A
JP2003281850A JP2002084258A JP2002084258A JP2003281850A JP 2003281850 A JP2003281850 A JP 2003281850A JP 2002084258 A JP2002084258 A JP 2002084258A JP 2002084258 A JP2002084258 A JP 2002084258A JP 2003281850 A JP2003281850 A JP 2003281850A
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erroneous insertion
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disk unit
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は装着脱される装着脱ユニットに誤挿
入防止のために設けられる誤挿入防止ブロック装置に関
し、装着脱ユニットの共通化を図ることを課題とする。 【解決手段】 直方体であるブロック201の内部に、
Z1方向に突き出す誤挿入防止ピン202と、リンク2
10,211と、節動用のトーションコイルばね212
とを有する。最初は、誤挿入防止ピン202は凹部21
5内に引き込まれて納まっている。ピン部材がトンネル
216に挿入されると、圧縮コイルばね213が圧縮さ
れて連結部214をY2方向に押して、リンク210,
211がY2方向に屈曲されて、誤挿入防止ピン202
はブロック201の上面201aから突き出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は誤挿入防止ブロック
装置及びこれを備えた誤挿入防止装置に係り、特に、複
数のベイを備えた情報処理装置本体に挿入される装着脱
ユニットに備えられる誤挿入防止ブロック装置及びこれ
を備えた誤挿入防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図1は従来のシステムとデータとをバッ
クアップする二重化バックアップファイルRAID(Redunda
nt Array of Inexpensive Disk)システムの情報処理装
置10を示す。X1−X2は幅方向、Y1−Y2は奥行
き方向、Z1−Z2は高さ方向である。11は装置本体
であり、上から順に、システムハードディスクユニット
用ベイ20、データハードディスクユニット用ベイ3
0、予備システムハードディスクユニット用ベイ40、
予備データハードディスクユニット用ベイ50とを有す
る。装置本体11内には、RAIDコントロールユニット、
電源ユニット及び空冷ファン等も組み込まれている。ベ
イ20にはシステムハードディスクユニット60が、ベ
イ30にはデータハードディスクユニット70が、ベイ
40には予備システムハードディスクユニット80が、
ベイ50には予備データハードディスクユニット90
が、夫々挿入されて装着されている。予備システムハー
ドディスクユニット80がシステムハードディスクユニ
ット60をバックアップし、予備データハードディスク
ユニット90がデータハードディスクユニット70をバ
ックアップする。
【0003】各ディスクユニット60,70,80,9
0は同じサイズである。ベイ20、30、40,50も
同じサイズである。
【0004】システムハードディスクユニット60は、
システムが記録されたハードディスク61を有する構成
であり、直方体62aの上面に凸部62bを有する第1
の形状の誤挿入防止ブロック62が取り付けてある。装
置本体11にはベイ20の隣りに、誤挿入防止開口21
が形成してある。誤挿入防止開口21は、誤挿入防止ブ
ロック62をZ−X面へ投影したときの輪郭の形状であ
る。
【0005】データハードディスクユニット70は、デ
ータが記録されたハードディスク71を有する構成であ
り、直方体72aの下面に凸部72bを有する第2の形
状の誤挿入防止ブロック72が取り付けてある。装置本
体11にはベイ30の隣りに、誤挿入防止開口31が形
成してある。誤挿入防止開口31は、誤挿入防止ブロッ
ク72をZ−X面へ投影したときの輪郭の形状である。
【0006】なお、システムハードディスクユニット6
0は、組立てた後の最初の状態では、後述する予備シス
テムハードディスクユニット80と同じであり、ベイ2
0に装着されてハードディスクにシステムが記録されて
システムハードディスクユニットとなる。データハード
ディスクユニット70も、組立てた後の最初の状態で
は、後述する予備データハードディスクユニット90と
同じであり、ベイ30に装着されてハードディスクにデ
ータが記録されてデータハードディスクユニットとな
る。
【0007】予備システムハードディスクユニット80
は、システムハードディスクユニット60と同じ内容が
記録されたハードディスク81を有し、第1の形状の誤
挿入防止ブロック62が取り付けてある。装置本体11
にはベイ40の隣りに、上記の誤挿入防止開口21と同
じ形状の誤挿入防止開口41が形成してある。
【0008】予備データハードディスクユニット90
は、データハードディスクユニット70と同じ内容が記
録されたハードディスク91を有し、第2の形状の誤挿
入防止ブロック72が取り付けてある。装置本体11に
はベイ40の隣りに、上記の誤挿入防止開口31と同じ
形状の誤挿入防止開口51が形成してある。
【0009】誤挿入防止ブロック72は誤挿入防止開口
21には入らないため、データハードディスクユニット
70がベイ20内に誤挿入できないようになっている。
また、誤挿入防止ブロック62は誤挿入防止開口31に
は入らないため、システムハードディスクユニット60
がベイ30内に誤挿入できないようになっている。ま
た、保守作業が完了しその後に装着するときに、誤った
装着がなされないようになっている。これによって、シ
ステム破壊及びデータ破壊が防止される。
【0010】また、例えばシステムハードディスクユニ
ット60が壊れた場合には、システムハードディスクユ
ニット60を引き抜き、この代わりに、新しいハードデ
ィスクユニット60をベイ20内に挿入する。これによ
って、ハードディスク81のシステムが新しいハードデ
ィスク61にコピーされ、ミラーリングセットが再構築
されて、情報処理装置10は正常に動作し続ける。
【0011】また、例えばデータハードディスクユニッ
ト70が壊れた場合には、データハードディスクユニッ
ト70を引き抜き、この代わりに、新しいハードディス
クユニット70をベイ30内に挿入する。これによっ
て、ハードディスク91のデータが新しいハードディス
ク71にコピーされ、ミラーリングセットが再構築され
て、情報処理装置10は正常に動作し続ける。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記の構成の情報処理
装置10を製造する立場からみると、誤挿入防止ブロッ
クとして二種類のものを製造することが必要であり、且
つ、ハードディスクユニットとして同じく二種類を製造
することが必要となり、製造が面倒となっていた。
【0013】また、情報処理装置10を保守点検する立
場からみると、ハードディスクユニットとして同じく二
種類を用意しておく必要があり、管理が面倒であった。
【0014】また、顧客からの電話によって呼び出され
る場合に、壊れたハードディスクユニットの確認を間違
うと、持参した予備データハードディスクユニットを装
着することが出来なくて、別の種類の予備データハード
ディスクユニットを取り寄せることが必要となり、情報
処理装置10の復旧に時間がかかってしまうという問題
もあった。
【0015】そこで、本発明は、上記課題を解決した誤
挿入防止ブロック装置及びこれを備えた誤挿入防止装置
を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、装置
本体に装着脱される装着脱ユニットに誤挿入防止のため
に設けられる誤挿入防止ブロックにおいて、立体形状を
変化する構成としたものである。
【0017】立体形状が相違する複数の種類の誤挿入防
止ブロックを用意する必要が不要となり、製造及び管理
が簡単となる。
【0018】請求項2の発明は、装置本体に装着脱され
る装着脱ユニットに誤挿入防止のために設けられる誤挿
入防止ブロックにおいて、ブロック内に誤挿入防止ピン
部材が突き出し可能に設けてある構成であり、該誤挿入
防止ピン部材が突き出すことによって立体形状を変化す
る構成としたものである。
【0019】誤挿入防止ピン部材がブロックから突き出
すことによって立体形状を変える構成であるため、立体
形状の変化が確実になされる。
【0020】請求項3の発明は、立体形状を変化する構
成の誤挿入防止ブロックが設けてある装着脱ユニット
と、該装着脱ユニットが挿入されるベイに関連して、誤
挿入防止開口と、該誤挿入防止ブロックの立体形状を変
化させる形状変化手段とを有する装置本体とよりなり、
上記装着脱ユニットが上記装置本体のベイに挿入されて
装着されたときに、上記誤挿入防止ブロックは、上記誤
挿入防止開口を通った後に、その立体形状を上記形状変
化手段によって該誤挿入防止開口に対応した形状に変化
させられる構成としたものである。
【0021】誤挿入防止ブロックの形状の変化は、装着
脱ユニットが装置本体のベイに挿入されて装着されたと
きになされるため、装着前の装着脱ユニットの共通化が
図られ、装着脱ユニットの製造及び管理が簡単となり、
装置本体に複数の装着脱ユニットが装着された装置の保
守管理を容易に行うことが可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】先ず、説明の便宜上、本発明の一
実施例になる誤挿入防止ブロック装置200について、
図2(A)乃至(D)、図3、図4、図5、図6を参照
して説明する。
【0023】誤挿入防止ブロック装置200は、図1中
の誤挿入防止ブロック62,72等に対応するものであ
り、立体形状を変化する機能を有している。図2(A)
乃至(D)、図3、図4は、変化前の基本の立体形状で
あり、直方体である。図5、図6は変化後の立体形状で
あり、直方体からピンが突き出した形状である。X1−
X2は幅方向、Y1−Y2は奥行き方向、Z1−Z2は
高さ方向である。
【0024】図2(A)乃至(D)、図3、図4に示す
ように、誤挿入防止ブロック装置200は、直方体であ
るブロック201の内部に、Z1方向に突き出す誤挿入
防止ピン202と、Z2方向に突き出す誤挿入防止ピン
203と、誤挿入防止ピン202に関連するリンク21
0,211、節動用のトーションコイルばね212及び
圧縮コイルばね213と、誤挿入防止ピン203に関連
するリンク220,221、節動用のトーションコイル
ばね222及び圧縮コイルばね223とを有する構成で
ある。誤挿入防止ピン202はX2側に、誤挿入防止ピ
ン203はX1側に配置してある。
【0025】図3に示すように、誤挿入防止ピン202
は、リンク210,211によって支持されている。リ
ンク210とリンク211とは、連結部214によって
連結してある。リンク210の他端は誤挿入防止ピン2
02に連結してあり、リンク211の他端はブロック2
01に連結してある。リンク210,211は、通常
は、図3に示すように、リンク210の他端とリンク2
11の他端とを通る中立線218よりもY1側に位置し
てY1方向に屈曲しており、トーションコイルばね21
2によって、その状態に保たれている。誤挿入防止ピン
202は凹部215内に引き込まれて納まっており、ブ
ロック201の上面201aから突き出してはいない。
ブロック201には、リンクの連結部214に対向する
部位に、Y1−Y2方向のトンネル216、217が形
成してある。トンネル216内に、圧縮コイルばね21
3が納まっている。トンネル216の端は蓋されてい
る。
【0026】図4に示すように、誤挿入防止ピン203
は、上記の誤挿入防止ピン202と同様に、リンク22
0,221によって支持されている。リンク220とリ
ンク221とは、連結部224によって連結してある。
リンク220の他端は誤挿入防止ピン203に連結して
あり、リンク221の他端はブロック201に連結して
ある。リンク220,221は、通常は、図4に示すよ
うに、リンク220の他端とリンク221の他端とを通
る中立線228よりもY1側に位置してY1方向に屈曲
しており、トーションコイルばね222によって、その
状態に保たれている。誤挿入防止ピン203は凹部22
5内に引き込まれて納まっている。ブロック201に
は、リンクの連結部224に対向する部位に、Y1−Y
2方向のトンネル226、227が形成してある。トン
ネル226内に、圧縮コイルばね223が納まってい
る。トンネル226の端は蓋されている。
【0027】図7(A)は、上記の誤挿入防止ブロック
装置200をY2側からZ−X面へ投影したときの画像
300を示す。画像300は、長方形である。
【0028】上記の誤挿入防止ブロック装置200は、
以下に説明するように形状を変える。
【0029】ピン部材230がトンネル216に挿入さ
れると、図5(A)、(B)に示すように、圧縮コイル
ばね213が圧縮されて連結部214をY2方向に押し
て、連結部214は中立線218を越えてY2側に少し
移動され、リンク210,211がY2方向に屈曲され
てストッパ219に当たった状態となり、誤挿入防止ピ
ン202はブロック201の上面201aから突き出
す。ピン部材230が抜かれた後も、図5(C)、
(D)に示すように、トーションコイルばね212によ
って、リンク210,211は上記の状態に保持され、
誤挿入防止ピン202はブロック201の上面201a
から突き出した状態に保たれる。ピン部材230をトン
ネル216に再度挿入しても状態は変化しない。誤挿入
防止ピン202がブロック201の上面201aから突
き出すことによって、誤挿入防止ブロック装置200は
立体形状を変化して、誤挿入防止ブロック装置200A
となる。また、立体形状の変化は誤挿入防止ピン202
がブロック201の上面201aから突き出すことによ
ってなされるため、立体形状の変化は確実に且つ目立つ
程度になされる。
【0030】この誤挿入防止ブロック装置200AをY
2側からZ−X面へ投影したときの画像は、図7(B)
に示すようになる。即ち、画像301は、長方形300
とZ1方向に突き出した小さい長方形301とを組み合
わせたL字形状である。
【0031】なお、図5(C)、(D)に示す状態の誤
挿入防止ブロック装置200のトンネル227にリセッ
トピン240を挿入すると、連結部214がY1方向に
押され、中立線218を越え、リンク210,211は
図3に示す元の状態とされ、誤挿入防止ピン202は凹
部215内に引き込まれる。
【0032】ピン部材231が別のトンネル226に挿
入されると、図6(A)、(B)に示すように、圧縮コ
イルばね223が圧縮されて連結部224をY2方向に
押して、連結部224は中立線228を越えてY2側に
少し移動され、リンク220,221がY2方向に屈曲
されてストッパ229に当たった状態となり、誤挿入防
止ピン202はブロック201の下面201bから突き
出す。ピン部材231が抜かれた後も、図6(C)、
(D)に示すように、トーションコイルばね222によ
って、リンク220,221は上記の状態に保持され、
誤挿入防止ピン203はブロック201の下面201b
から突き出した状態に保たれる。ピン部材231をトン
ネル226に再度挿入しても状態は変化しない。誤挿入
防止ピン203がブロック201の下面201bから突
き出すことによって、誤挿入防止ブロック装置200は
立体形状を変化して、誤挿入防止ブロック装置200B
となる。また、立体形状の変化は誤挿入防止ピン203
がブロック201の下面201bから突き出すことによ
ってなされるため、立体形状の変化は確実に且つ目立つ
程度になされる。
【0033】この誤挿入防止ブロック装置200BをY
2側からZ−X面へ投影したときの画像は、図7(C)
に示すようになる。即ち、画像303は、長方形300
とZ2方向に突き出した小さい長方形304とを組み合
わせた逆L字形状である。
【0034】なお、図6(C)、(D)に示す状態の誤
挿入防止ブロック装置200のトンネル227にリセッ
トピン241を挿入すると、連結部224がY1方向に
押され、中立線228を越え、リンク220,221は
図4に示す元の状態とされ、誤挿入防止ピン203は凹
部225内に引き込まれる。
【0035】次に、上記の誤挿入防止ブロック装置20
0を利用した誤挿入防止装置が適用してある情報処理装
置について説明する。
【0036】図8に示す情報処理装置110はシステム
とデータとをバックアップする二重化バックアップファ
イルRAIDシステムを有する。X1−X2は幅方向、Y1
−Y2は奥行き方向、Z1−Z2は高さ方向であり、図
2中のX1−X2、Y1−Y2、Z1−Z2と同じ方向
である。
【0037】先ず、装置本体について説明する。
【0038】図9及び図8に示すように、111は装置
本体であり、上から順に、システムハードディスクユニ
ット用ベイ120、データハードディスクユニット用ベ
イ130、予備システムハードディスクユニット用ベイ
140、予備データハードディスクユニット用ベイ15
0とを有する。装置本体11内には、RAIDコントロール
ユニット、電源ユニット及び空冷ファン等も組み込まれ
ている。
【0039】ベイ120のX1側の隣りに、誤挿入防止
開口121が形成してある。誤挿入防止開口121は、
図7(B)に示す画像301に対応する形状であり、長
方形の基本開口部160に切欠部161が付加された形
状である。切欠部161は基本開口部160のうちX2
側にZ1方向に切り込んで形成してある。
【0040】誤挿入防止開口121の後ろ側には、形状
変化手段としてのピン構造部170が設けてある。ピン
構造部170は、図10に併せて示すように、固定板1
71にピン172が植わってY2方向に突き出ている構
成である。ピン172は、装置本体111の正面側から
見て、基本開口部160のうちX2側に位置している。
【0041】ベイ130のX1側の隣りに、誤挿入防止
開口131が形成してある。誤挿入防止開口131は、
図7(C)に示す画像303に対応する形状であり、長
方形の基本開口部160に切欠部162が付加された形
状である。切欠部162は基本開口部160のうちX1
側にZ2方向に切り込んで形成してある。
【0042】誤挿入防止開口131の後ろ側には、形状
変化手段としてのピン構造部180が設けてある。ピン
構造部180は、図10に併せて示すように、固定板1
81にピン182が植わってY2方向に突き出ている構
成である。ピン182は、装置本体111の正面側から
見て、基本開口部160のうちX1側に位置している。
【0043】ベイ140のX1側の隣りに、誤挿入防止
開口141が形成してある。誤挿入防止開口141は、
図7(A)に示す画像300に対応する形状であり、長
方形の基本開口部160よりなる形状である。誤挿入防
止開口141の後ろ側には、ピン構造部は設けられてい
ない。
【0044】ベイ150のX1側の隣りに、誤挿入防止
開口151が形成してある。誤挿入防止開口151は、
上記の誤挿入防止開口141と同じく、図7(A)に示
す画像300に対応する形状であり、長方形の基本開口
部160よりなる形状である。誤挿入防止開口151の
後ろ側には、ピン構造部は設けられていない。
【0045】次に、情報処理装置110について、その
製造の手順に沿って説明する。
【0046】図11は製造の最初の段階を示す。情報処
理装置110を製造するには、装着脱ユニットである4
台のハードディスクユニット250−1〜250−4を
用意する。ハードディスクユニット250−1は、未記
録のハードディスク251−1を有し、フロントベゼル
252−1のX1側に前記の誤挿入防止ブロック装置2
00−1を有し、Y1側にコネクタ253−1を有し、
装置本体111のベイ120等に装着脱可能である構成
である。他のハードディスクユニット250−2〜25
0−4も、ハードディスクユニット250−1と同じ構
成である。
【0047】情報処理装置110は、ハードディスクユ
ニット250−1〜250−4を任意のベイ120、1
30,140,150に挿入して装着し、装置を起動さ
せ、ベイ120に装着されたハードディスクユニット2
50−1の未記録のハードディスク251−1にシステ
ムを書き込み、ベイ130に装着されたハードディスク
ユニット250−2の未記録のハードディスク251−
2にデータを書き込むことによって完成する。このとき
ハードディスク251−3にはハードディスク251−
1と同じ内容が記録されており、ハードディスク251
−4にはハードディスク251−2と同じ内容が記録さ
れている。図8は完成した情報処理装置110を示す。
【0048】ハードディスクユニット250−1につい
ては、未記録のハードディスク251−1がシステムが
記録されたハードディスク261となり、誤挿入防止ブ
ロック装置200−1は、図12(A),(B)に示す
ように、ピン172がトンネル216内に相対的に挿入
されて、リンクが図5(A)、(B)に示すように動作
され、誤挿入防止ピン202がZ1方向に突き出た状態
の誤挿入防止ブロック装置200Aとなって、ハードデ
ィスクユニット250−1は、システムハードディスク
ユニット260となる。
【0049】ハードディスクユニット250−2につい
ては、未記録のハードディスク251−2がデータが記
録されたハードディスク271となり、誤挿入防止ブロ
ック装置200−2は、図13(A),(B)に示すよ
うに、ピン182がトンネル226内に相対的に挿入さ
れて、リンクが図6(A)、(B)に示すように動作さ
れ、誤挿入防止誤挿入防止ピン203がZ2方向に突き
出た状態の誤挿入防止ブロック装置200Bとなって、
ハードディスクユニット250−2は、データハードデ
ィスクユニット270となる。
【0050】ハードディスクユニット250−3及び2
50−4については、ハードディスク251−3、25
1−4は夫々ハードディスク251−1、251−2の
ミラーリングディスクと同じ内容が記録されており、誤
挿入防止ブロック装置200−3、200−4は、図2
に示す元のままであり、予備のハードディスクユニット
280,290となる。
【0051】次に、情報処理装置110の保守について
説明する。
【0052】図8の情報処理装置110において、シス
テムハードディスクユニット260及びデータハードデ
ィスクユニット270を引き抜いて、適宜調整等を行っ
て、再度装着する場合について説明する。
【0053】図14は図8の情報処理装置110におい
て、システムハードディスクユニット260、データハ
ードディスクユニット270、及び予備のハードディス
クユニット280,290を引き抜いた状態を示す。
【0054】ここで、誤挿入防止ブロック装置200A
は誤挿入防止開口121に対応する形状であり、誤挿入
防止ブロック装置200Bは誤挿入防止開口131に対
応する形状である。よって、誤挿入防止ブロック装置2
00Aが誤挿入防止開口121を通り抜けて、システム
ハードディスクユニット260が引き抜かれ、誤挿入防
止ブロック装置200Bが誤挿入防止開口131を通り
抜けて、データハードディスクユニット270が引き抜
かれる。
【0055】システムハードディスクユニット260を
引き抜いた状態で、誤挿入防止ブロック装置200A
は、図12(C)及び図5(C)、(D)に示す状態と
なり、誤挿入防止ブロック装置200Aとなる。誤挿入
防止ピン202は依然としてZ1方向に突き出た状態に
ある。
【0056】データハードディスクユニット270を引
き抜いた状態で、誤挿入防止ブロック装置200Bは、
図13(C)及び図6(C)、(D)に示す状態とな
り、誤挿入防止ブロック装置200Bとなる。誤挿入防
止誤挿入防止ピン203は依然としてZ2方向に突き出
た状態にある。
【0057】よって、引き抜いて適宜調整等を行ったシ
ステムハードディスクユニット260を誤ってベイ13
0に挿入しようとしても、誤挿入防止ブロック装置20
0Aの誤挿入防止ピン202が誤挿入防止開口131の
縁に当たって、挿入操作が制限される。同じく、引き抜
いて適宜調整等を行ったデータハードディスクユニット
270を誤ってベイ120に挿入しようとしても、誤挿
入防止ブロック装置200Bの誤挿入防止誤挿入防止ピ
ン203が誤挿入防止開口121の縁に当たって、挿入
操作が制限される。よって、引き抜いて適宜調整等を行
ったシステムハードディスクユニット260及びデータ
ハードディスクユニット270の誤装着が防止される。
【0058】また、例えばシステムハードディスクユニ
ット260が壊れた場合には、システムハードディスク
ユニット260を引き抜き、この代わりに、新しいハー
ドディスクユニット260をベイ120内に挿入する。
これによって、未記録の新しいハードディスク251−
1にシステムが入っているハードディスク251−3の
内容がコピーされ、ミラーリングセットが再構築され
て、情報処理装置110は正常に動作し続ける。誤挿入
防止ブロック装置200は、誤挿入防止ピン202が突
き出した誤挿入防止ブロック装置200Aとなり、これ
から以後は、新しいシステムハードディスクユニットは
ベイ120にだけ挿入され、ベイ120以外への誤挿入
は制限される。
【0059】また、例えばデータハードディスクユニッ
ト270が壊れた場合には、データハードディスクユニ
ット270を引き抜き、この代わりに、新しいディスク
ユニット270をベイ130内に挿入する。これによっ
て、未記録の新しいハードディスク251−1にハード
ディスク251−4の内容がコピーされ、ミラーリング
セットが再構築されて、情報処理装置110は正常に動
作し続ける。誤挿入防止ブロック装置200は、誤挿入
防止誤挿入防止ピン203が突き出した誤挿入防止ブロ
ック装置200Bとなり、これから以後は、新しいデー
タハードディスクユニットはベイ130にだけ挿入さ
れ、ベイ130以外への誤挿入は制限される。
【0060】上記の構成の情報処理装置110を製造す
る立場からみると、誤挿入防止ブロックとしては一種類
のものを製造すれば足り、従来のように二種類を製造す
る場合に比べて、製造の管理がし易い。また、ハードデ
ィスクユニットも一種類のものを製造すれば足り、従来
のように二種類を製造する場合に比べて、製造の管理が
し易い。
【0061】また、情報処理装置110の保守を行うサ
ービス部門についてみると、誤挿入防止ブロック装置2
00を備えた予備ハードディスクユニットだけを準備し
ておけば良く、準備しておく予備ハードディスクユニッ
トは一種類で足り、複数種類の予備ハードディスクユニ
ットを準備することが必要であった従来に比べて、管理
が簡単である。
【0062】また、顧客からの電話によって呼び出され
る場合に、壊れたハードディスクユニットの種類の如何
に拘わらず、準備してある予備ハードディスクユニット
を持参すれば、持参した予備ハードディスクユニットは
必ず壊れたハードディスクユニットのベイに装着される
ため、持参した予備ハードディスクユニットを間違える
ことは起こりえず、また、壊れたハードディスクユニッ
トの確認をする必要も無くなり、故障した情報処理装置
110の復旧を短い時間で行うことが出来る。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明
は、装置本体に装着脱される装着脱ユニットに誤挿入防
止のために設けられる誤挿入防止ブロックにおいて、立
体形状を変化する構成としたものであるため、立体形状
が相違する複数の種類の誤挿入防止ブロックを用意する
必要が不要となり、用意する誤挿入防止ブロックは一つ
の種類で足り、製造及び管理を簡単に出来る。
【0064】請求項2の発明は、装置本体に装着脱され
る装着脱ユニットに誤挿入防止のために設けられる誤挿
入防止ブロックにおいて、ブロック内に誤挿入防止ピン
部材が突き出し可能に設けてある構成であり、該誤挿入
防止ピン部材が突き出すことによって立体形状を変化す
る構成としたものであるため、立体形状の変化が大きく
且つ確実になされるように出来る。
【0065】請求項3の発明は、立体形状を変化する構
成の誤挿入防止ブロックが設けてある装着脱ユニット
と、該装着脱ユニットが挿入されるベイに関連して、誤
挿入防止開口と、該誤挿入防止ブロックの立体形状を変
化させる形状変化手段とを有する装置本体とよりなり、
上記装着脱ユニットが上記装置本体のベイに挿入されて
装着されたときに、上記誤挿入防止ブロックは、上記誤
挿入防止開口を通った後に、その立体形状を上記形状変
化手段によって該誤挿入防止開口に対応した形状に変化
させられる構成としたものであり、誤挿入防止ブロック
の形状の変化は、装着脱ユニットが装置本体のベイに挿
入されて装着されたときになされるため、装着前の装着
脱ユニットの共通化が図られ、装着脱ユニットの製造及
び管理が簡単となり、装置本体に複数の装着脱ユニット
が装着された装置の保守管理を容易に行うことが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の情報処理装置を示す図である。
【図2】本発明の一実施例になる誤挿入防止ブロック装
置を示す斜視図である。
【図3】図2(A)中、III-III線を含む垂直面で断面
した図である。
【図4】図2(A)中、IV-IV線を含む垂直面で断面し
た図である。
【図5】誤挿入防止ブロック装置の形状変化動作を示す
図である。
【図6】誤挿入防止ブロック装置の別の形状変化動作を
示す図である。
【図7】誤挿入防止ブロック装置の投影画像を示す図で
ある。
【図8】本発明の一実施例になる誤挿入防止装置が適用
された情報処理装置を示す図である。
【図9】図8中、装置本体の正面図である。
【図10】図9中のピン構造部を示す図である。
【図11】図8の情報処理装置の製造の最初の段階を示
す図である。
【図12】ハードディスクユニットを装着したときに誤
挿入防止ブロック装置の形状が変化することを説明する
図である。
【図13】ハードディスクユニットを装着したときに誤
挿入防止ブロック装置の形状が別の形状に変化すること
を説明する図である。
【図14】図8の情報処理装置の保守を説明する図であ
る。
【符号の説明】
110 情報処理装置 111 装置本体 120,130,140,150 ベイ 121,131,141,151 誤挿入防止開口 170,180 ピン構造部 171,181 固定板 172,182 ピン 200 誤挿入防止ブロック装置 200A,200B 形状が変化した誤挿入防止ブロッ
ク装置 201 直方体のブロック 202、203 誤挿入防止ピン 210,211,220,221 リンク 212,222 トーションコイルばね 213,2232 圧縮コイルばね 215,225 凹部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体に装着脱される装着脱ユニット
    に誤挿入防止のために設けられる誤挿入防止ブロック装
    置において、 立体形状を変化する構成としたことを特徴とする誤挿入
    防止ブロック。
  2. 【請求項2】 装置本体に装着脱される装着脱ユニット
    に誤挿入防止のために設けられる誤挿入防止ブロック装
    置において、 ブロック内に誤挿入防止ピン部材が突き出し可能に設け
    てある構成であり、 該誤挿入防止ピン部材が突き出すことによって立体形状
    を変化する構成としたことを特徴とする誤挿入防止ブロ
    ック装置。
  3. 【請求項3】 立体形状を変化する構成の誤挿入防止ブ
    ロック装置が設けてある装着脱ユニットと、 該装着脱ユニットが挿入されるベイに関連して、誤挿入
    防止開口と、該誤挿入防止ブロック装置の立体形状を変
    化させる形状変化手段とを有する装置本体とよりなり、 上記装着脱ユニットが上記装置本体のベイに挿入されて
    装着されたときに、上記誤挿入防止ブロック装置は、上
    記誤挿入防止開口を通った後に、その立体形状を上記形
    状変化手段によって該誤挿入防止開口に対応した形状に
    変化させられる構成とした装着脱ユニット誤挿入防止装
    置。
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