JP2003281778A - 光ディスク - Google Patents

光ディスク

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JP2003281778A
JP2003281778A JP2002080025A JP2002080025A JP2003281778A JP 2003281778 A JP2003281778 A JP 2003281778A JP 2002080025 A JP2002080025 A JP 2002080025A JP 2002080025 A JP2002080025 A JP 2002080025A JP 2003281778 A JP2003281778 A JP 2003281778A
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JP
Japan
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wobble
phase shift
disk
dvd
optical disk
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Application number
JP2002080025A
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English (en)
Inventor
Yasuo Sawada
康雄 沢田
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 完全CLVフォーマットにおいて、ディスク
の全周に渡り形成されるウォブル情報の隣接トラック間
干渉を小さくし、狭トラックピッチ化を可能とし、大容
量光ディスクを実現すること。 【解決手段】 (1)一定周期のウォブル溝を有するC
LVディスクフォーマットにおいて、該ウォブル溝は、
ウォブル情報データを有する変調された領域とウォブル
情報データを含まない非変調領域とからなり、該非変調
領域にウォブル溝の位相シフト部を有することを特徴と
する光ディスク。 (2)トラックピッチをP、ウォブル波長をλ、Nをデ
ィスク1回転中の位相シフト部の個数として、位相シフ
ト部では、+2π×2πP/λ/Nの位相シフトがされ
ていることを特徴とする請求項1記載の光ディスク。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ光によりデ
ータを記録し、反射光によって記録データを再生する光
ディスクにおける、CLV(線速度一定)フォーマット
のウォブル溝に関する。
【0002】
【従来技術】近年、大容量光ディスク媒体として、DV
D+R、DVD−R、DVD+RW、DVD−RW等が
開発され注目されている。これらの媒体では、ユーザが
書き込み又は読み出しする主情報を含んだアドレスによ
って特定されるセクタとは別に、ディスク内周から外周
に向かって一定周期のウォブル(グルーブの半径方向へ
の微少変位)が付与されており、再生時にこのウォブル
周波数が予め設定された周波数になるようにディスクを
回転制御する事を可能にしている。また、変調されたウ
ォブル信号によるウォブル情報から、目的とするセクタ
への書き込み、読み出しを行うことを可能にしている。
記憶容量の増大化は、今も要求され続けており、益々の
狭ピッチ化、小ピット化が図られている。このような状
況で、狭ピッチ化に伴う隣接トラック間のデータの干渉
問題が重要な課題となっている。
【0003】図2に、従来の連続ウォブル溝を有するC
LVディスクフォーマットにおける一般的隣接トラック
間のウォブル溝の位相関係を示す。CLVディスクフォ
ーマットでは、トラック毎にその線路長が2πP(Pは
トラックピッチ)長づつ伸びる(但し、内周から外周へ
のスパイラルトラックの場合)。従って、一定長からな
るウォブルの隣接トラック上ウォブル間の位相関係は、
(ウォブル長)/(2πP)トラック毎に周期的に「位
相差0から2πまで」変化する。この時、再生されたウ
ォブル信号振幅は、隣接間の干渉により周期的に変化す
る。その変化は、トラックピッチが狭くなるに従って顕
著となって現れる。このことは、再生ウォブル信号振幅
のオートゲインコントロール(AGC)を必要とし、ウ
ォブルC/Nの劣化を招く事になる。
【0004】また、特開平10−69646号公報に
は、ウォブル情報をウォブルの位相反転によって生成さ
せる発明が開示されているが、隣接間の干渉によりウォ
ブル信号振幅が最大となる領域では位相反転部の信号は
逆に最小となり、更にウォブル信号振幅AGCにより振
幅が抑制されるため信号劣化が大きくなり、再生不良を
起こす場合が生じる。また、特開平10−134357
号公報には、高速アクセスが可能でしかも高密度書き換
え記録が可能なDVD−Rである光ディスクを提供する
ことを目的とし、ゾーンCAV方式又はゾーンCLV方
式の光ディスクにおいて、グルーブは、単一のウォブル
周波数でグルーブ幅方向にウォブルされると共に、ゾー
ン境界を除き、各ゾーン内におけるグルーブ幅がディス
クの全周に渡って略一定であるという構成の発明が開示
されている。この構成によれば、ディスク上に構成され
たウォブルは、その位相を半径方向で一致させることが
できる。
【0005】図3は、理想的な隣接トラック上のウォブ
ル溝の位相関係を示す。隣接トラック上のウォブルは同
位相で配置されている。この配置によれば、上記特開平
10−134357号公報で示された通り、再生ウォブ
ル信号のレベルが常時一定となり、波形整形を行うこと
なく、また隣接トラック上のウォブルの影響を最小限に
抑えられるのでトラックピッチを狭める事が可能にな
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、完全CLV
フォーマットにおいて、ディスクの全周に渡り形成され
るウォブル情報の隣接トラック間干渉を小さくし、狭ト
ラックピッチ化を可能とし、大容量光ディスクを実現す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題は、次の1)〜
3)の発明(以下、本発明1〜3という)によって解決
される。 1) 一定周期のウォブル溝を有するCLVディスクフ
ォーマットにおいて、該ウォブル溝は、ウォブル情報デ
ータを有する変調された領域とウォブル情報データを含
まない非変調領域とからなり、該非変調領域にウォブル
溝の位相シフト部を有することを特徴とする光ディス
ク。 2) トラックピッチをP、ウォブル波長をλ、Nをデ
ィスク1回転中の位相シフト部の個数として、位相シフ
ト部では、+2π×2πP/λ/Nの位相シフトがされ
ていることを特徴とする1)記載の光ディスク。 3) 光ディスクがDVD+R又はDVD+RWであ
り、かつ、P=0.74μm、λ=4.2656μm、
N≧4であることを特徴とする2)記載の光ディスク。
【0008】以下、上記本発明について詳しく説明す
る。図1は、本発明に係るウォブル溝の位相シフト部の
一例を示す。本発明1では、ウォブル溝が変調されたウ
ォブルよりなるウォブル情報領域と変調されていないウ
ォブルよりなる非変調領域とからなっている。ウォブル
の変調方式はCD−R、CD−RWのような周波数変調
方式、DVD+R、DVD+RWのような位相変調方式
がある。位相シフト部はインフォーメーション信号に影
響を与えない非変調領域に設定する。
【0009】本発明2では、内周からn番目のトラック
長と隣接するn+1番目のトラック長の差は、トラック
ピッチをPとして、2π(r+P)−2πr=2πPで
あり半径によらず一定である。よって、ウォブル波長を
λとすると、トラック1周でウォブル数が2πP/λ個
増えるので、隣接トラックに対して2π×2πP/λの
位相ずれが生じることになる。従って、ディスク1回転
中でこの位相ずれを修正するには、1回転中の位相シフ
ト部をN個とすると、1箇所の位相シフト量を+2π×
2πP/λ/Nとすることにより達成できることにな
る。Nの値は、隣接トラックの干渉による再生ウォブル
信号振幅の変動を小さくするため、隣接トラックとの位
相差が大きくとも略π/4以下となるように設定する。
ディスク1回転中に複数の位相シフト部を設ける必要が
ある場合としては、ウォブル周波数が高くディスク1周
でのウォブル増加数(隣接トラックとのウォブル数の
差)2πP/λが0.5に近いかそれ以上の場合であ
る。
【0010】本発明3は、DVD+R又はDVD+RW
を対象とし、本発明2のP、λ、Nを、P=0.74μ
m、λ=4.2656μm、N≧4としたものである。
即ち、ディスク1回転でのトラック長増加は、2πP=
2π×0.74=4.6496であり、ウォブル増加数
は4.6496/4.2656=1.0900個である
から、1.09×2πの位相差が生じる。従って、隣接
トラックとの位相差が略π/2以下となるようにするた
めディスク1回転中に4箇所以上(N≧4)の位相シフ
ト部を設ける必要がある。
【0011】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれらの実施例により限定されるもので
はない。
【0012】実施例1 DVD+R用スタンパの原盤露光工程において、原盤1
回転に付き8箇所のウォブル位相シフト部を設け、AD
IP(Address in pregroove)フ
レームのウォブル非変調領域(85 monotone
wobbles)で2π×2π×P/λ/N(P:ト
ラックピッチ、λ:ウォブル波長、N:位相シフト部個
数)=2π×2π×0.74/4.2656/8=0.
27πの位相シフトを行ない、他は通常の原盤作成工
程、スタンパ作成工程を経てウォブル非変調領域にウォ
ブル位相シフトを有するDVD+Rスタンパを作成し
た。次いで、このスタンパを用いて、基板成形工程にて
ウォブル非変調領域のウォブル位相シフト付きDVD+
R基板を得た。続いて、該基板上に、2,2,3,3−
テトラフルオルプロパノールからなる溶媒を用いて、ト
リメチンシアニン系色素からなる光吸収層をスピンコー
トにより設け、熱処理した後、その上にスパッタ法によ
りAgの反射層を設けた。更にその上に紫外線硬化樹脂
をスピンコートし、紫外線で硬化させて保護層を設け、
その上に接着層を介してカバー基板を設け、DVD+R
ディスクを得た。該DVD+Rディスクについて、再生
波長=660nm、NA=0.65のピックアップを用
いてウォブル信号を再生したところ、隣接トラック間干
渉によるウォブル振幅変動は殆どなく、従来のディスク
と比較して改善されたことが確認された。
【0013】
【発明の効果】本発明1によれば、変調されたウォブル
に位相シフト部が影響を与えることがなく、また、位相
シフトにより隣接トラック間の干渉が減少し、再生時信
号振幅の変動を抑えることが出来、よってウォブル変調
によるウォブル情報データを正常に再生可能とする。本
発明2によれば、ディスク1回転中に複数の位相シフト
部をウォブル溝の非変調領域に設けることにより、変調
されたウォブルに影響を与えることがなく、また、ウォ
ブル周波数が高い場合の、ディスク1回転中の隣接トラ
ック間の干渉による再生時ウォブル信号振幅の変動を抑
制し、よってウォブル変調によるウォブル情報データを
正常に再生可能とする。本発明3によれば、本発明2と
同様の効果を奏するDVD+R又はDVD+RW媒体を
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るウォブル溝の位相シフト部の一例
を示す図。
【図2】従来の連続ウォブル溝を有するCLVディスク
フォーマットにおける一般的隣接トラック間のウォブル
溝の位相関係を示す図。
【図3】理想的な隣接トラック上のウォブル溝の位相関
係を示す図。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定周期のウォブル溝を有するCLVデ
    ィスクフォーマットにおいて、該ウォブル溝は、ウォブ
    ル情報データを有する変調された領域とウォブル情報デ
    ータを含まない非変調領域とからなり、該非変調領域に
    ウォブル溝の位相シフト部を有することを特徴とする光
    ディスク。
  2. 【請求項2】 トラックピッチをP、ウォブル波長を
    λ、Nをディスク1回転中の位相シフト部の個数とし
    て、位相シフト部では、+2π×2πP/λ/Nの位相
    シフトがされていることを特徴とする請求項1記載の光
    ディスク。
  3. 【請求項3】 光ディスクがDVD+R又はDVD+R
    Wであり、かつ、P=0.74μm、λ=4.2656
    μm、N≧4であることを特徴とする請求項2記載の光
    ディスク。
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