JP2003281310A - レンタルシアターシステム及び提供方法 - Google Patents

レンタルシアターシステム及び提供方法

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JP2003281310A
JP2003281310A JP2002077157A JP2002077157A JP2003281310A JP 2003281310 A JP2003281310 A JP 2003281310A JP 2002077157 A JP2002077157 A JP 2002077157A JP 2002077157 A JP2002077157 A JP 2002077157A JP 2003281310 A JP2003281310 A JP 2003281310A
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theater
user
rental
theater system
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JP2002077157A
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Shoji Toyoda
尚司 豊田
Masaya Ishii
賢哉 石井
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】比較的少人数を収容可能なカラオケBOXの転
用としてレンタルシアタールームを提供する。 【解決手段】シアターシステム管理部11は、ユーザが
入室すると、ユーザの番組選択に応じてサーバ5に映像
ソースを供給する。映像ソースはスクリーン3及びスピ
ーカSP1〜SP5によって、上映される。ユーザはリ
モコン14を用いることで、映像ソースの選択及び中断
等が可能である。シアターシステム管理部11は、上映
された映像ソースについての課金を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、比較的少人数を収
容可能な個室を有効利用するレンタルシアターシステム
及び提供方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、伴奏音楽だけを所定の記録媒体に
記録して、再生時に記録された伴奏に合わせて歌うよう
にした空オーケストラ装置(以下、カラオケ装置とい
う)が普及している。そして、このカラオケ装置を貸し
切りの個室に備えて、少人数で歌を楽しむカラオケBO
Xも普及している。
【0003】カラオケBOXは、個室を貸し切って利用
するようになっており、少人数であれば、周囲の環境を
気にすることなく大音量で音楽を楽しむことが可能であ
る。即ち、一般的には、カラオケBOXは防音性に優れ
た構造となっている。また、カラオケBOXには、カラ
オケ装置、椅子及びテーブルのみを配置すればよく、室
内には一般家庭で必要な家具等を配置する必要はないの
で、特に壁面周辺等にも十分な空きスペースを有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、カラオケ
BOXは、少人数の人間が周囲を気にすることなく利用
できる嗜好性に優れた利用価値の高い空間である。従っ
て、音楽だけでなく各種娯楽に利用できる可能性があ
る。しかし、カラオケBOXをカラオケ以外に有効活用
するためのシステムは存在しないという問題があった。
【0005】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、カラオケBOX等の貸し室を利用して、ユ
ーザが所望するビデオソフトを大画面で且つ臨場感ある
音響によって提供することができるレンタルシアターシ
ステムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るレンタルシ
アターシステムは、1つ以上の部屋に夫々設置されるデ
ィスプレイ及びスピーカと、前記ディスプレイ及びスピ
ーカに夫々映像ソースの映像信号及び音声信号を供給す
る映像ソース供給手段と、ユーザ操作を受け付けるユー
ザインターフェースと、前記1つ以上の部屋の利用スケ
ジューリング、前記ユーザ操作に基づいた前記映像ソー
ス供給手段の制御及び前記映像ソース供給手段が供給し
た映像ソースについての課金を行うシアターシステム管
理部とを具備したことを特徴とする。
【0007】このような構成によれば、部屋には、ディ
スプレイ及びスピーカが設置される。1つ以上の部屋の
利用スケジューリングはシアターシステム管理部によっ
て行われる。ユーザインターフェースを用いたユーザ操
作に基づいて、シアターシステム管理部は、映像ソース
の供給を行う。これにより、1つ以上の部屋を利用した
映像ソースの上映が可能であり、映像ソースの選択、開
始等もユーザの操作によって自由に行うことができ、各
部屋の利用はスケジューリングされ、ユーザの選択によ
って上映された映像ソースについての課金が行われる。
【0008】前記シアターシステム管理部は、ユーザの
予約に基づいて前記1つ以上の部屋の利用スケジューリ
ングを行うことを特徴とする。
【0009】このような構成によれば、予約に応じて利
用スケジューリングが行われるので、ユーザは空き部屋
を予め予約することができ、利用に際しての待ち時間を
低減することができる。
【0010】前記シアターシステム管理部は、ユーザの
予約に基づいて予約に関する情報をユーザの携帯端末に
提供することを特徴とする。
【0011】このような構成によれば、ユーザは自分が
行った予約を容易に確認することができる。
【0012】前記シアターシステム管理部は、前記予約
に関する情報を記憶した前記ユーザの携帯端末を利用し
て、受付を行うことを特徴とする。
【0013】このような構成によれば、ユーザは携帯端
末を提示するだけで、受付を行うことができ、極めて利
便性に優れている。
【0014】前記シアターシステム管理部は、前記予約
に関する情報を提供した前記ユーザの携帯端末の契約会
社を介して、利用料金の徴収を行うことを特徴とする。
【0015】このような構成によれば、料金の徴収が携
帯端末の契約会社を介して行われるので、例えば、携帯
端末の利用料金と同時に料金徴収が可能であるので、料
金の支払いに際して煩雑な作業が不要となる。また、携
帯端末の契約会社は、予約に携帯端末が使用されるの
で、回収する利用料金が増大する。
【0016】前記シアターシステム管理部は、前記映像
ソース供給手段を制御して、番組の予告編を供給させる
ことを特徴とする。
【0017】このような構成によれば、ユーザは、番組
の予告編を参照して映像ソースの選択を行うことがで
き、利便性に優れている。
【0018】前記シアターシステム管理部は、前記ユー
ザ操作に基づいて、前記映像ソースの供給を中断させる
ことを特徴とする。
【0019】このような構成によれば、長時間に亘る上
映において、休憩時間を得ることができる。
【0020】また、本発明に係るレンタルシアター提供
方法は、ディスプレイ及びスピーカを備え映像ソースに
基づく上映が可能な1つ以上の部屋を有するレンタルシ
アタールームに対して所定のネットワークを介して空き
部屋の予約を行うステップと、前記予約に基づいて前記
1つ以上の部屋の利用スケジューリングを行うステップ
と、ユーザ操作に応答して前記映像ソースに基づく上映
を行うステップとを具備したことを特徴とする。
【0021】このような構成によれば、ユーザは所定の
ネットワークを介してレンタルシアタールームに対して
空き部屋の予約を行う。この予約に基づいて1つ以上の
部屋の利用スケジューリングが行われる。そして、ユー
ザ操作に応答して映像ソースに基づく上映が行われる。
ユーザの予約に応じて、空き部屋の利用、上映を行うこ
とができる。
【0022】また、本発明に係るレンタルシアター提供
方法は、ディスプレイ及びスピーカを備え映像ソースに
基づく上映が可能な1つ以上の部屋を有するレンタルシ
アタールームに対して携帯端末を用いて空き部屋の予約
を行うステップと、前記携帯端末の契約会社に前記予約
に基づく料金の徴収を要求するステップと、前記予約を
行ったユーザから徴収した料金を前記レンタルシアター
ルームに支払うステップとを具備したことを特徴とす
る。
【0023】このような構成によれば、ユーザは、レン
タルシアタールームに対して携帯端末を用いて空き部屋
の予約を行う。この予約に基づく料金の徴収は携帯端末
の契約会社に要求される。携帯端末の契約会社は、予約
を行ったユーザから料金を徴収し、徴収した料金をレン
タルシアタールームに支払う。これにより、ユーザは煩
雑な支払い作業を行うことなく、料金の支払いが可能と
なる。また、携帯端末の契約会社は、携帯端末の利用料
金を得ることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。
【0025】図1は本発明の一実施の形態に係るレンタ
ルシアターシステムの外観を示す説明図である。
【0026】本実施の形態は、カラオケBOX等の個室
において、DVDチェンジャーやLAN(ローカルエリ
アネットワーク)を利用して、ユーザが希望する番組の
映像ソフトを映出可能にしたものである。
【0027】図1において、個室(部屋)1には窓がな
く、外部環境との接点は図示しない出入り口のドアのみ
である。個室1の室内は図示しない照明によって明るさ
が自由に調節可能となっている。即ち、個室1は、一般
の劇場と同様に、プロジェクタの映出時に最適な明るさ
に設定することが容易である。個室1は防音構造を有し
ており、室内の音響は外部に漏れにくくなっていると共
に、室内には外部の音響が漏込まないようになってい
る。
【0028】室内の前方の壁2には、比較的大画面の例
えば50インチ以上のサイズのスクリーン3が配置さ
れ、このスクリーン3に画像を映出するためのプロジェ
クタ(図示せず)が対向する壁(図示せず)の上方に配
置されている。
【0029】プロジェクタに供給する映像ソースは、例
えば、DVDチェンジャー13等から供給するようにな
っている。DVDビデオ規格では、主映像の他に副映像
が存在する。副映像は、映画の字幕やカラオケの歌詞表
示に用いられるもので、DVDビデオ規格では、これら
の表示のためのデータを映像とは別に符号化してディス
クに記録するようになっている。
【0030】DVDビデオ規格では、1つの映像に対し
て最大で32の副映像を設定することができ、例えば、
複数言語による字幕データを記録することができる。こ
の場合には、ユーザーは記録されている複数の字幕デー
タから所望の言語の字幕データを選択して表示させるこ
とができる。音声についても、同様に、複数の音声信号
が記録されており、選択的に出力可能である。
【0031】即ち、一般の劇場では、映出される画像及
び音声は予め定められたものに限定されるが、本実施の
形態では、一般の劇場と略同様の映像の映出が可能であ
ると共に、ユーザの好みに応じた画像及び音声を出力さ
せることも可能である。
【0032】また、室内には複数のスピーカSP1〜S
P5及び図示しない1つのスピーカが配置されている。
これらの複数のスピーカは、劇場等において採用されて
いるドルビーディジタル(登録商標)方式やDTS(デ
ィジタルシアターシステム)方式等の導入を可能にす
る。例えば、ドルビーディジタル5.1chを採用す
る。ドルビーディジタル5.1chは、ドルビーサラウ
ンドシステムのディジタルアプリケーションであり、前
方左右の2つのステレオスピーカ(LF,RF)の間に
1つのセンタースピーカ(CF)を設け、後方にも2つ
のステレオスピーカ(LS,RS)を配置し、更に、L
FE(Low Frequency Effect)という低域成分専用のサ
ブウーハーのための1つのスピーカ(SW)を備えたシ
ステムである。
【0033】DVD等のドルビーディジタルでは、これ
らの5つのスピーカに夫々対応した5チャンネル分のデ
ータ(LF,RF,CF,LS,RS)と、低域用のス
ピーカー(SW)に対応したデータであるサブウーハー
(SW)とを採用する。サブウーハーは低域のみである
ので、0.1チャンネルとされ、これらの5.1チャン
ネルのデータによってドルビーディジタル5.1chが
構成される。
【0034】5.1chドルビーディジタル音声につい
ても、ユーザによって再生モードの設定が可能である。
これにより、劇場等と異なり、ユーザが希望する設定に
よる音声出力が可能であり、また、番組の映出中であっ
てもこの設定を自由に変更可能である。
【0035】室内のスクリーン3に対向する位置には椅
子4が配置されている。なお、図1では1人掛け用の椅
子を示しているが、個室1の定員に応じた人数が着席可
能であればよく、長いす等が利用されることもある。ま
た、椅子4には、映像又は音響に連動して振動する図示
しない振動子が内蔵されており、映像又は音響に連動し
て振動することにより、臨場感を一層向上させることが
できるようになっている。また、照明装置についても、
映像又は音響に連動して、明るさ及び照明色等が変化す
るようになっている。
【0036】なお、ユーザの設定によって、椅子4の振
動及び照明の変化についてもオン,オフ制御することが
できるようになっている。
【0037】映像ソースを供給するDVDチェンジャー
13は、室内に配置してもよく、また、図1のように室
外に配置してもよい。サーバ5は、室内又は室外に配置
したDVDチェンジャー等からの映像ソースを、ユーザ
の指定に従ってデコードして、プロジェクタ及びスピー
カ等に供給するものである。
【0038】図1の個室と同様の構成の構造で、同様の
機器を備えた複数の個室は、各個室とは別の部屋に配置
されたシアターシステム管理部11によって、集中管理
されるようになっている。シアターシステム管理部11
及びサーバ5は、協同して映像の配信、受付端末との間
の情報の授受を制御するようになっている。また、シア
ターシステム管理部11は、通信回線12を介して予約
に関する情報の授受を行うと共に、図示しない受付窓口
のコンピュータとの間でデータの送受を行うことができ
るようになっている。
【0039】次に、このように構成された実施の形態の
利用方法について図2乃至図4を参照して説明する。図
2はシアターシステム管理部による予約システム及び精
算システムを示すフローチャートである。
【0040】本実施の形態はユーザがレンタルシアター
ルームに出向いて利用契約を結ぶことも可能であり、ま
た、インターネット又は電話回線等を利用して利用の予
約を行うことも可能である。
【0041】図2は電話回線を利用した予約、精算シス
テムを示している。図2のステップS1 において、レン
タルシアタールームの利用を希望するユーザは、携帯端
末を利用して、シアターシステム管理部に対して予約を
行う。カラオケとは異なり、利用時間は映画等の番組時
間に応じたものとなり、比較的長いので、待ち時間を少
なくするために、iモード(登録商標)等を利用した予
約を可能にする。一般の劇場と異なり、任意の映画等を
任意の時間から上映開始させることができるので、利用
者は、個室の空き状況のみを確認すればよい。
【0042】この場合、番組毎に異なる料金が設定され
る可能性がある。そこで、シアターシステム管理部は、
ユーザに対して、上映可能な映像の予告編を提供する
(ステップS2 )。なお、予告編には料金の情報も表示
される。ユーザは、国別、ジャンル、出演者、タイトル
等を指定して、予告編の提供を受けることが可能であ
る。また、予告編と共に、空き部屋の大きさ、種類、料
金等の情報を提供することが可能である。
【0043】ユーザは予告編を参照して予約する番組を
選択する。予告編が提供された番組を選択しない場合に
は、ステップS3 からステップS2 に処理を戻して、次
の予告編の提供を受ける。また、空き部屋の選択も同様
に行われる。ステップS4 において、番組の選択操作を
行うと、シアターシステム管理部はユーザに予約情報を
送出する(ステップS5 )。これにより、予約が成立す
る。予約情報は、例えばバーコード情報として利用者に
与える。なお、バーコード情報としては、2次元の情報
を使用する。
【0044】携帯端末に取り込まれたバーコード情報を
レンタルシアタールームの受付で提示し、受付において
バーコード情報を取り込みシアターシステム管理部と情
報を授受することで予約の確認及び上映の準備を行う。
最後にステップS6 において料金の支払いを行う。料金
は電話会社から電話代と共に徴収される。
【0045】図3は精算システムの金銭の流れを示す説
明図である。
【0046】ユーザはレンタルシアタールームに対して
予約を行うと、レンタルシアタールームから料金の通知
が行われる。この通知は電話会社にも伝送され、電話会
社は、ユーザに対して電話代と共に料金の請求を行う。
ユーザは料金を電話会社に対して支払う。電話会社は徴
収した料金をレンタルシアタールームに支払うと共に、
レンタルシアタールームから手数料を得る。
【0047】なお、ユーザからレンタルシアタールーム
への支払いは、利用時に受付窓口で支払うことも可能で
あるが、この場合には、キャンセル等の時に損失が生じ
る。
【0048】図4はシアターシステム管理部による上映
までの流れを示すフローチャートである。
【0049】シアターシステム管理部は、空きとなった
ルームに対して予約の有無を確認する。図4のステップ
S11において、ユーザの予約番組が確定しているか否か
を判断し、確定している場合には、DVDチェンジャー
によって予約番組を再生し、再生した映画の情報を予約
ルームのサーバ内のメモリに転送する(ステップS1
2)。これにより、ユーザが入出した直後から上映が可
能となる。なお、DVDチェンジャーの再生速度、予約
ルームのサーバまでの転送速度及びサーバの処理速度が
十分に高速である場合には、予め映画の情報をダウンロ
ードしておく必要はない。また、予約時には空き部屋に
ついても選択するようになっている。
【0050】次に、シアターシステム管理部は、バーコ
ード情報によって予約したユーザが受付を通過したこと
又は受付窓口にてユーザの利用が受け付けられると、次
のステップS13において入室したか否かを判断する。ユ
ーザが入室したことを確認すると、スクリーン上に操作
案内等の案内表示を表示させる(ステップS14)。既に
番組の予約が行われている場合には、ステップS19にお
けるユーザの上映開始の操作によって、番組を上映する
(ステップS20)。
【0051】予約無しに入室したユーザについては、番
組選択が行われる。即ち、ステップS16において、シア
ターシステム管理部は、予告編の上映を開始する。この
場合には、ユーザは、国別、ジャンル、出演者、タイト
ル等を指定して、予告編の提供を受けることが可能であ
る。シアターシステム管理部は、予告編を複数の子画面
で同時に表示させることも可能である。
【0052】ユーザによる番組の選択が行われると(ス
テップS17)、シアターシステム管理部は、選択された
番組をDVDチェンジャーから再生して、サーバに転送
する。上映の準備が整うと、ユーザの番組開始操作に応
答して(ステップS19)、番組の上映を開始する(ステ
ップS20)。
【0053】シアターシステム管理部は、上映中の映画
等が終了したか否かをステップS21において検出する。
上映が終了すると、シアターシステム管理部は、終了し
たことの案内や料金に関する情報等を映出して処理を終
了する。
【0054】ところで、映画の上映時間は比較的長い。
そこで、トイレ休憩等のために、途中中断機能を有す
る。上映の途中中断はユーザの中断操作によって行われ
る。この場合には、不当に長い時間個室が占有されるこ
とを防止するため、また、顧客の時間配分を管理して予
約時にスケジューリングするために、中断時間に制限を
設ける。例えば、映像ソフトの番組時間に10分程度の
時間を加算した時間を、個室の貸し切り可能な制限時間
として設定する。制限時間以内であれば、自由に中断可
能であり、累積中断時間が制限時間を超えると、自動的
に上映を再開させる。
【0055】即ち、ステップS22において、番組の中断
操作が行われたことを検出すると、シアターシステム管
理部は、ステップS23において累積中断時間が制限時間
内であるか否かを判定する。制限時間内であれば、ユー
ザによる番組再開操作の待機状態となる。ユーザによっ
て番組再開の操作が行われると、ステップS24からステ
ップS20に処理を戻して、上映を再開する。番組の中断
操作後に、累積中断時間が制限時間を越えると、自動的
に番組の上映を開始する(ステップS20)。
【0056】なお、シアターシステム管理部は、中断期
間中に、他の映画の予告編や企業のCM等を映出させて
もよい。この場合には、広告収入を得ることも可能であ
る。
【0057】次に、番組上映中の付加機能について説明
する。
【0058】映画等の番組は、大画面に臨場感あふれる
音響で上映される。更に、映像の内容或いは音声に連動
して椅子の振動子が振動する。また、室内の照明も映像
に応じて変化する。また、更に、室内に設置されている
エアコン等の空調設備を利用することで、映像ソースに
付加された信号に基づいて、室内の風の流れを制御し、
臨場感を一層増大させるようになっている。更に、映像
の内容に応じて、香りを室内に充満させて、ユーザに臭
いを嗅がせることも可能である。
【0059】ところで、番組上映は比較的長時間を要す
ることを考慮し、シアターシステム管理部は、ユーザに
上映残り時間等を提示する機能を備えている。即ち、上
映中の番組の残り上映時間を鑑賞画面の一部にモニター
表示する。また、残り時間の表示のオン,オフは、ユー
ザの例えばリモコン14の操作によって切換え可能にす
る。また、中断時間の累積時間の表示、或いは、中断の
制限時間の残り時間をカウントダウン表示することも可
能である。更に、シアターシステム管理部は、上映のこ
り時間の情報をユーザだけでなく、受付にも知らせるこ
とができる。
【0060】このように、本実施の形態においては、例
えばカラオケBOX等の防音性に優れ、周囲環境から独
立した比較的余裕のある空間を利用して、ソフトを選択
的に供給する機能、大画面のディスプレイ、臨場感あふ
れる音響設備等を備えると共に、予約から上映、課金ま
での一連のサービスを統合的に管理することにより、ユ
ーザが希望する時間に、希望する映像ソースを、劇場に
類似した臨場感で、簡単な手続きによって、自由に鑑賞
することを可能にしている。また、装置に要する費用及
び住宅事情等を考慮すると、ホームシアタを利用するよ
りも極めて現実的で且つ容易で安価に、映像を楽しむこ
とができる。
【0061】なお、上記実施の形態においては、カラオ
ケBOXを利用する場合の例について説明したが、1〜
100人程度を収容可能で、比較的防音効果に優れてい
る部屋であれば、同様に適用可能であることは明らかで
ある。100人程度の収容人数を有する部屋を利用した
場合には、教育機関や各種企業等で利用しやすい。
【0062】また、上記実施の形態においては、ディス
プレイとして投射型のディスプレイ、例えば液晶プロジ
ェクター等を採用した例について説明したが、直視型デ
ィスプレイを利用してもよく、例えば、プラズマディス
プレイ等の利用も可能である。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、カ
ラオケBOX等の貸し室を利用して、ユーザが所望する
ビデオソフトを大画面で且つ臨場感ある音響によって提
供することができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るレンタルシアター
システムの外観を示す説明図。
【図2】シアターシステム管理部による予約システム及
び精算システムを示すフローチャート。
【図3】精算システムの金銭の流れを示す説明図。
【図4】シアターシステム管理部による上映までの流れ
を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…個室 2…壁 3…スクリーン 4…椅子 5…サーバ SP1〜SP5…スピーカ 11…シアターシステム管理部 12…通信回線 13…DVDチェンジャー 14…リモコン

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つ以上の部屋に夫々設置されるディス
    プレイ及びスピーカと、 前記ディスプレイ及びスピーカに夫々映像ソースの映像
    信号及び音声信号を供給する映像ソース供給手段と、 ユーザ操作を受け付けるユーザインターフェースと、 前記1つ以上の部屋の利用スケジューリング、前記ユー
    ザ操作に基づいた前記映像ソース供給手段の制御及び前
    記映像ソース供給手段が供給した映像ソースについての
    課金を行うシアターシステム管理部とを具備したことを
    特徴とするレンタルシアターシステム。
  2. 【請求項2】 前記シアターシステム管理部は、ユーザ
    の予約に基づいて前記1つ以上の部屋の利用スケジュー
    リングを行うことを特徴とする請求項1に記載のレンタ
    ルシアターシステム。
  3. 【請求項3】 前記シアターシステム管理部は、ユーザ
    の予約に基づいて予約に関する情報をユーザの携帯端末
    に提供することを特徴とする請求項1に記載のレンタル
    シアターシステム。
  4. 【請求項4】 前記シアターシステム管理部は、前記予
    約に関する情報を記憶した前記ユーザの携帯端末を利用
    して、受付を行うことを特徴とする請求項3に記載のレ
    ンタルシアターシステム
  5. 【請求項5】 前記シアターシステム管理部は、前記予
    約に関する情報を提供した前記ユーザの携帯端末の契約
    会社を介して、利用料金の徴収を行うことを特徴とする
    請求項3に記載のレンタルシアターシステム
  6. 【請求項6】 前記シアターシステム管理部は、前記映
    像ソース供給手段を制御して、番組の予告編を供給させ
    ることを特徴とする請求項1に記載のレンタルシアター
    システム。
  7. 【請求項7】 前記シアターシステム管理部は、前記ユ
    ーザ操作に基づいて、前記映像ソースの供給を中断させ
    ることを特徴とする請求項1に記載のレンタルシアター
    システム。
  8. 【請求項8】 ディスプレイ及びスピーカを備え映像ソ
    ースに基づく上映が可能な1つ以上の部屋を有するレン
    タルシアタールームに対して所定のネットワークを介し
    て空き部屋の予約を行うステップと、 前記予約に基づいて前記1つ以上の部屋の利用スケジュ
    ーリングを行うステップと、 ユーザ操作に応答して前記映像ソースに基づく上映を行
    うステップとを具備したことを特徴とするレンタルシア
    ター提供方法。
  9. 【請求項9】 ディスプレイ及びスピーカを備え映像ソ
    ースに基づく上映が可能な1つ以上の部屋を有するレン
    タルシアタールームに対して携帯端末を用いて空き部屋
    の予約を行うステップと、 前記携帯端末の契約会社に前記予約に基づく料金の徴収
    を要求するステップと、 前記予約を行ったユーザから徴収した料金を前記レンタ
    ルシアタールームに支払うステップとを具備したことを
    特徴とするレンタルシアター提供方法。
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Cited By (7)

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