JP2003281187A - 仮想三次元情報閲覧方法、コンピュータプログラム及び記録媒体 - Google Patents
仮想三次元情報閲覧方法、コンピュータプログラム及び記録媒体Info
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- G06F3/01—Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
- G06F3/048—Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI]
- G06F3/0481—Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI] based on specific properties of the displayed interaction object or a metaphor-based environment, e.g. interaction with desktop elements like windows or icons, or assisted by a cursor's changing behaviour or appearance
- G06F3/04815—Interaction with a metaphor-based environment or interaction object displayed as three-dimensional, e.g. changing the user viewpoint with respect to the environment or object
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- G—PHYSICS
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- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
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- G06F16/90—Details of database functions independent of the retrieved data types
- G06F16/95—Retrieval from the web
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- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F2203/00—Indexing scheme relating to G06F3/00 - G06F3/048
- G06F2203/048—Indexing scheme relating to G06F3/048
- G06F2203/04802—3D-info-object: information is displayed on the internal or external surface of a three dimensional manipulable object, e.g. on the faces of a cube that can be rotated by the user
Abstract
(57)【要約】
【課題】 仮想三次元空間を用いて表示された情報オブ
ジェクト間のリンク関係を損なうことなく表示を自動的
に順次変化させる。 【解決手段】 リンク構造によって関連付けられた複数
の情報オブジェクトを仮想三次元空間に配置し、その一
部をコンピュータの表示画面上に表示し、ユーザの入力
操作にしたがって変化する視点からの視野に応じて情報
オブジェクトを含む表示を変化させる仮想三次元情報閲
覧方法において、仮想三次元空間に配置された複数の情
報オブジェクトにそれぞれ関連付けられた複数のアイコ
ン又は文字列からなる移動先リストを表示画面上に表示
し、移動先リストに含まれるアイコン又は文字列が移動
先として入力装置によって選択されたときに、制御部
が、選択されたアイコン又は文字列に関連付けられた移
動先情報オブジェクトをリンク構造にしたがって検索
し、移動先情報オブジェクトが表示される視界の状態へ
リンクを辿りながら順次移動するように表示画面を変化
させる。
ジェクト間のリンク関係を損なうことなく表示を自動的
に順次変化させる。 【解決手段】 リンク構造によって関連付けられた複数
の情報オブジェクトを仮想三次元空間に配置し、その一
部をコンピュータの表示画面上に表示し、ユーザの入力
操作にしたがって変化する視点からの視野に応じて情報
オブジェクトを含む表示を変化させる仮想三次元情報閲
覧方法において、仮想三次元空間に配置された複数の情
報オブジェクトにそれぞれ関連付けられた複数のアイコ
ン又は文字列からなる移動先リストを表示画面上に表示
し、移動先リストに含まれるアイコン又は文字列が移動
先として入力装置によって選択されたときに、制御部
が、選択されたアイコン又は文字列に関連付けられた移
動先情報オブジェクトをリンク構造にしたがって検索
し、移動先情報オブジェクトが表示される視界の状態へ
リンクを辿りながら順次移動するように表示画面を変化
させる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、リンク構造によっ
て関連付けられた複数の情報オブジェクトを仮想三次元
空間に配置し、その一部をコンピュータの表示画面上に
表示し、ユーザの入力操作にしたがって変化する視点か
らの視野に応じて情報オブジェクトを含む表示を変化さ
せる仮想三次元情報閲覧方法に関する。
て関連付けられた複数の情報オブジェクトを仮想三次元
空間に配置し、その一部をコンピュータの表示画面上に
表示し、ユーザの入力操作にしたがって変化する視点か
らの視野に応じて情報オブジェクトを含む表示を変化さ
せる仮想三次元情報閲覧方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】ハードディスク（ＨＤ）やディジタルビ
デオディスク（ＤＶＤ）のような大容量の記録媒体を備
えたコンピュータ、あるいはインターネット等のネット
ワークに接続されたコンピュータでは、膨大かつ多様な
情報を取得し利用することができる。このような膨大か
つ多様な情報の利用は一般に、取得した情報をコンピュ
ータの表示画面上に表示することによって行われる。
デオディスク（ＤＶＤ）のような大容量の記録媒体を備
えたコンピュータ、あるいはインターネット等のネット
ワークに接続されたコンピュータでは、膨大かつ多様な
情報を取得し利用することができる。このような膨大か
つ多様な情報の利用は一般に、取得した情報をコンピュ
ータの表示画面上に表示することによって行われる。
【０００３】限られた大きさの表示画面を効率よく利用
し、かつ、ユーザにとって分かりやすく情報を表示する
ために、マイクロソフトウィンドウズ（登録商標）のよ
うなマルチウィンドウシステムを用いたグラフィカルユ
ーザインタフェース（ＧＵＩ）が広く利用されている。
マルチウィンドウシステムを用いたＧＵＩでは、複数の
情報を複数のウィンドウ（表示窓）内に表示し、それら
のウィンドウを二次元の表示画面上に重ねて配置するこ
とにより、一表示画面に多くの情報を表示することがで
きる。
し、かつ、ユーザにとって分かりやすく情報を表示する
ために、マイクロソフトウィンドウズ（登録商標）のよ
うなマルチウィンドウシステムを用いたグラフィカルユ
ーザインタフェース（ＧＵＩ）が広く利用されている。
マルチウィンドウシステムを用いたＧＵＩでは、複数の
情報を複数のウィンドウ（表示窓）内に表示し、それら
のウィンドウを二次元の表示画面上に重ねて配置するこ
とにより、一表示画面に多くの情報を表示することがで
きる。
【０００４】このようなマルチウィンドウシステムを用
いたＧＵＩにおいて、あるウィンドウで表示されている
情報に他の情報へのリンクを埋め込んでおく。例えば、
ＨＴＭＬ（ｈｙｐｅｒｔｅｘｔ ｍａｒｋｕｐ ｌａｎ
ｇｕａｇｅ）を用いてリンクが既述される。ユーザがマ
ウス等のポインティングデバイスを用いてそのリンクを
選択操作すると、そのリンク先の情報が表示される。こ
のようなリンク構造によって関連付けられた複数の情報
を簡単な操作で次々と閲覧するためのプログラム（例え
ばマイクロソフト社のインターネットエクスプローラ）
が広く利用されている。
いたＧＵＩにおいて、あるウィンドウで表示されている
情報に他の情報へのリンクを埋め込んでおく。例えば、
ＨＴＭＬ（ｈｙｐｅｒｔｅｘｔ ｍａｒｋｕｐ ｌａｎ
ｇｕａｇｅ）を用いてリンクが既述される。ユーザがマ
ウス等のポインティングデバイスを用いてそのリンクを
選択操作すると、そのリンク先の情報が表示される。こ
のようなリンク構造によって関連付けられた複数の情報
を簡単な操作で次々と閲覧するためのプログラム（例え
ばマイクロソフト社のインターネットエクスプローラ）
が広く利用されている。
【０００５】一般に、ポインティングデバイスを用いて
リンクが選択操作されると、それまでリンク元の情報を
表示していたウィンドウの表示内容が瞬時にリンク先の
情報を表示するように切り替わる。あるいは、リンク先
の情報を表示するための別のウィンドウが新たに生成さ
れ、生成されたウィンドウがアクティブなウィンドウと
して、元の情報を表示していたウィンドウの上（前面）
に現れる。
リンクが選択操作されると、それまでリンク元の情報を
表示していたウィンドウの表示内容が瞬時にリンク先の
情報を表示するように切り替わる。あるいは、リンク先
の情報を表示するための別のウィンドウが新たに生成さ
れ、生成されたウィンドウがアクティブなウィンドウと
して、元の情報を表示していたウィンドウの上（前面）
に現れる。
【０００６】リンクを辿りながら次々と表示情報を切り
替えて行く操作において一般的には、選択されたリンク
の履歴を直接的に表示する手段が無い。したがって、１
つのウィンドウの表示内容が順次切り替わっていく方法
では、リンク元の情報とリンク先の情報との関連性を把
握することが難しい。
替えて行く操作において一般的には、選択されたリンク
の履歴を直接的に表示する手段が無い。したがって、１
つのウィンドウの表示内容が順次切り替わっていく方法
では、リンク元の情報とリンク先の情報との関連性を把
握することが難しい。
【０００７】これに対して、リンク先を選択するたびに
リンク先の情報を表示するための別のウィンドウが新た
に生成される方法では、リンク元からリンク先へ移り変
わる途中経路の情報のウィンドウも表示画面上に残って
いる。したがって、アクティブなウィンドウを切り替え
ることによって途中経路の情報を見ることができ、リン
ク元の情報とリンク先の情報との関連性を比較的把握し
やすい。しかし、途中経路におけるリンクの数が多くな
ると、表示画面上に残るウィンドウの数が増加し数多く
のウィンドウが重なり合うことになるので、ウィンドウ
同士の関連性を把握することが難しくなる。
リンク先の情報を表示するための別のウィンドウが新た
に生成される方法では、リンク元からリンク先へ移り変
わる途中経路の情報のウィンドウも表示画面上に残って
いる。したがって、アクティブなウィンドウを切り替え
ることによって途中経路の情報を見ることができ、リン
ク元の情報とリンク先の情報との関連性を比較的把握し
やすい。しかし、途中経路におけるリンクの数が多くな
ると、表示画面上に残るウィンドウの数が増加し数多く
のウィンドウが重なり合うことになるので、ウィンドウ
同士の関連性を把握することが難しくなる。
【０００８】このように、数多くの情報（ウィンドウ）
の表示によって表意画面が繁雑になることを解消する方
法として、コンピュータの表示画面上の仮想三次元空間
に情報を配置して表示する情報閲覧方法が利用される
（例えば特開平９−７３５５３号公報参照）。この情報
閲覧方法では、様々な情報を仮想的な三次元空間に情報
オブジェクトとして配置し、その仮想三次元空間内に設
定された視点の情報をユーザの入力操作にしたがって変
化させることにより、情報オブジェクトの表示を変化さ
せる。
の表示によって表意画面が繁雑になることを解消する方
法として、コンピュータの表示画面上の仮想三次元空間
に情報を配置して表示する情報閲覧方法が利用される
（例えば特開平９−７３５５３号公報参照）。この情報
閲覧方法では、様々な情報を仮想的な三次元空間に情報
オブジェクトとして配置し、その仮想三次元空間内に設
定された視点の情報をユーザの入力操作にしたがって変
化させることにより、情報オブジェクトの表示を変化さ
せる。
【０００９】仮想三次元空間の表示によって、位置関係
や大小関係を活用して情報の関連性を表すといったよう
に、より豊富な表現手段を使用できる。例えば、リンク
元の情報の表示において、リンクの存在する位置にリン
ク先の情報を小さく配置しておく。この場合、リンクを
辿る操作で視点をその位置に近付けていけばリンクを辿
る様子が視覚的に表現される。この方法でリンクを次々
に辿って行く場合、仮想三次元空間における位置関係と
してリンク情報が残っているので、ウィンドウが次々と
切り替わる場合に比べてリンクの関係が把握しやすくな
る。
や大小関係を活用して情報の関連性を表すといったよう
に、より豊富な表現手段を使用できる。例えば、リンク
元の情報の表示において、リンクの存在する位置にリン
ク先の情報を小さく配置しておく。この場合、リンクを
辿る操作で視点をその位置に近付けていけばリンクを辿
る様子が視覚的に表現される。この方法でリンクを次々
に辿って行く場合、仮想三次元空間における位置関係と
してリンク情報が残っているので、ウィンドウが次々と
切り替わる場合に比べてリンクの関係が把握しやすくな
る。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような仮想三次元空間を用いた情報閲覧方法にあって
は、次のような課題があった。ある情報の閲覧中に、現
在表示されている情報との関連性が比較的小さい別の情
報を表示する必要がある場合を考える。前述の通常の二
次元表示ウィンドウを用いた２通りの方法では、この操
作は容易に実現できる。つまり、別の情報の表示が指定
されたときに、ウィンドウの表示内容を指定された情報
の表示に切り替え、あるいは、指定された情報のための
新たなウィンドウを表示すればよい。
ような仮想三次元空間を用いた情報閲覧方法にあって
は、次のような課題があった。ある情報の閲覧中に、現
在表示されている情報との関連性が比較的小さい別の情
報を表示する必要がある場合を考える。前述の通常の二
次元表示ウィンドウを用いた２通りの方法では、この操
作は容易に実現できる。つまり、別の情報の表示が指定
されたときに、ウィンドウの表示内容を指定された情報
の表示に切り替え、あるいは、指定された情報のための
新たなウィンドウを表示すればよい。
【００１１】しかし、仮想三次元空間を用いた情報閲覧
方法では、視点移動によってリンク関係を辿ることを基
本としているため、通常の二次元表示ウィンドウのよう
に一気に表示を切り替えることが難しい。仮に、ウィン
ドウの表示内容を指定された情報の表示に急に切り替え
ると、仮想三次元空間を用いた情報閲覧方法の利点であ
る位置によるリンク関係の把握ができなくなってしま
う。
方法では、視点移動によってリンク関係を辿ることを基
本としているため、通常の二次元表示ウィンドウのよう
に一気に表示を切り替えることが難しい。仮に、ウィン
ドウの表示内容を指定された情報の表示に急に切り替え
ると、仮想三次元空間を用いた情報閲覧方法の利点であ
る位置によるリンク関係の把握ができなくなってしま
う。
【００１２】あるいは、新たなウィンドウを表示する代
わりに、仮想三次元空間中に新たな情報オブジェクトを
突然出現させると、他の情報オブジェクトとの関連性に
関わらず新たな位置関係が発生することになるので、リ
ンク関係の把握に混乱を生じる可能性が高い。特に、そ
のような表示の変化を繰り返すと、仮想三次元空間にお
いて関連性の小さい情報オブジェクトが近隣に集まるこ
とになり、情報の関連性が一層把握しにくくなる。
わりに、仮想三次元空間中に新たな情報オブジェクトを
突然出現させると、他の情報オブジェクトとの関連性に
関わらず新たな位置関係が発生することになるので、リ
ンク関係の把握に混乱を生じる可能性が高い。特に、そ
のような表示の変化を繰り返すと、仮想三次元空間にお
いて関連性の小さい情報オブジェクトが近隣に集まるこ
とになり、情報の関連性が一層把握しにくくなる。
【００１３】本発明は、上記のような課題に鑑みてなさ
れたものであり、現在の情報との関連性が小さい情報の
表示が指定された場合にも、仮想三次元空間を用いて表
現された情報オブジェクト間のリンク関係の把握し易さ
を損なうことなく表示を順次変化させることができる仮
想三次元情報閲覧方法を提供することを目的とする。
れたものであり、現在の情報との関連性が小さい情報の
表示が指定された場合にも、仮想三次元空間を用いて表
現された情報オブジェクト間のリンク関係の把握し易さ
を損なうことなく表示を順次変化させることができる仮
想三次元情報閲覧方法を提供することを目的とする。
【００１４】
【課題を解決するための手段】本発明による仮想三次元
情報閲覧方法は、リンク構造によって関連付けられた複
数の情報オブジェクトを仮想三次元空間に配置し、その
一部をコンピュータの表示画面上に表示し、ユーザの入
力操作にしたがって変化する視点からの視野に応じて前
記情報オブジェクトを含む表示を変化させる仮想三次元
情報閲覧方法であって、前記仮想三次元空間に配置され
た複数の情報オブジェクトにそれぞれ関連付けられた複
数のアイコン又は文字列からなる移動先リストを前記表
示画面上に表示し、前記移動先リストに含まれるアイコ
ン又は文字列が移動先として入力装置によって選択され
たときに、制御部が、選択されたアイコン又は文字列に
関連付けられた移動先情報オブジェクトを前記リンク構
造にしたがって検索し、前記移動先情報オブジェクトが
表示される視界の状態へリンクを辿りながら順次移動す
るように前記表示画面を変化させることを特徴とする。
情報閲覧方法は、リンク構造によって関連付けられた複
数の情報オブジェクトを仮想三次元空間に配置し、その
一部をコンピュータの表示画面上に表示し、ユーザの入
力操作にしたがって変化する視点からの視野に応じて前
記情報オブジェクトを含む表示を変化させる仮想三次元
情報閲覧方法であって、前記仮想三次元空間に配置され
た複数の情報オブジェクトにそれぞれ関連付けられた複
数のアイコン又は文字列からなる移動先リストを前記表
示画面上に表示し、前記移動先リストに含まれるアイコ
ン又は文字列が移動先として入力装置によって選択され
たときに、制御部が、選択されたアイコン又は文字列に
関連付けられた移動先情報オブジェクトを前記リンク構
造にしたがって検索し、前記移動先情報オブジェクトが
表示される視界の状態へリンクを辿りながら順次移動す
るように前記表示画面を変化させることを特徴とする。
【００１５】このような方法によれば、仮想三次元空間
に配置された情報オブジェクト間の位置関係（すなわち
リンク関係）を維持したままで、関連性の小さい情報オ
ブジェクトへの視点移動が自動的に行われる。したがっ
て、ユーザは、情報の関連性を把握しながら、様々な情
報の閲覧を容易に行うことができる。情報オブジェクト
間の関連性が、自動的な視点移動によって表示される仮
想三次元空間の中で視覚化されるので、複雑な情報の構
造を一層容易に把握できるようになる。
に配置された情報オブジェクト間の位置関係（すなわち
リンク関係）を維持したままで、関連性の小さい情報オ
ブジェクトへの視点移動が自動的に行われる。したがっ
て、ユーザは、情報の関連性を把握しながら、様々な情
報の閲覧を容易に行うことができる。情報オブジェクト
間の関連性が、自動的な視点移動によって表示される仮
想三次元空間の中で視覚化されるので、複雑な情報の構
造を一層容易に把握できるようになる。
【００１６】好ましい実施形態において、前記複数のア
イコン又は文字列のそれぞれに対して、前記移動先情報
オブジェクトを表す識別子と、前記リンク構造にしたが
った前記移動先情報オブジェクトまでの経路上にある複
数の情報オブジェクトの識別子とを関連付けておく。情
報オブジェクトの識別子として、通常はＵＲＬ（Ｕｎｉ
ｆｏｒｍ Ｒｅｓｏｕｒｃｅ Ｌｏｃａｔｏｒ）を使用
する。ある情報オブジェクトから目的の情報オブジェク
トへのリンクを辿る経路は単一とは限らず、複数存在す
ることが多い。このような場合に、どの経路を辿って目
的の情報に至るべきかを指定するために、複数のＵＲＬ
列を指定することによって辿るべき経路を特定すること
が好ましい。
イコン又は文字列のそれぞれに対して、前記移動先情報
オブジェクトを表す識別子と、前記リンク構造にしたが
った前記移動先情報オブジェクトまでの経路上にある複
数の情報オブジェクトの識別子とを関連付けておく。情
報オブジェクトの識別子として、通常はＵＲＬ（Ｕｎｉ
ｆｏｒｍ Ｒｅｓｏｕｒｃｅ Ｌｏｃａｔｏｒ）を使用
する。ある情報オブジェクトから目的の情報オブジェク
トへのリンクを辿る経路は単一とは限らず、複数存在す
ることが多い。このような場合に、どの経路を辿って目
的の情報に至るべきかを指定するために、複数のＵＲＬ
列を指定することによって辿るべき経路を特定すること
が好ましい。
【００１７】更に、この自動的な移動の目的地となるＵ
ＲＬとその目的地に至るための経路となるＵＲＬ群に関
連付けて、文字列やアイコン等をアンカーとして表示
し、ユーザによるアンカーの選択操作に応じて上述の自
動的な移動を開始するようにすれば、簡単な操作で複雑
な自動移動を実現することができる。
ＲＬとその目的地に至るための経路となるＵＲＬ群に関
連付けて、文字列やアイコン等をアンカーとして表示
し、ユーザによるアンカーの選択操作に応じて上述の自
動的な移動を開始するようにすれば、簡単な操作で複雑
な自動移動を実現することができる。
【００１８】また、前記検索の処理において、前記経路
上にある情報オブジェクトの有するリンク情報がまだ読
み込まれていない場合は、そのリンク情報を新たに読み
込んでから移動先の検索を継続することが好ましい。こ
れにより、いわば経路情報の先読みによって移動先情報
オブジェクトの検索が円滑に実行される。
上にある情報オブジェクトの有するリンク情報がまだ読
み込まれていない場合は、そのリンク情報を新たに読み
込んでから移動先の検索を継続することが好ましい。こ
れにより、いわば経路情報の先読みによって移動先情報
オブジェクトの検索が円滑に実行される。
【００１９】上記のような仮想三次元情報閲覧方法を実
施するための本発明のコンピュータプログラムは、前記
仮想三次元空間に配置された複数の情報オブジェクトに
それぞれ関連付けられた複数のアイコン又は文字列から
なる移動先リストを前記表示画面上に表示する処理と、
前記移動先リストに含まれるアイコン又は文字列が移動
先として入力装置によって選択されたときに、選択され
たアイコン又は文字列に関連付けられた移動先情報オブ
ジェクトを前記リンク構造にしたがって検索する処理
と、前記移動先情報オブジェクトが表示される視界の状
態へリンクを辿りながら順次移動するように前記表示画
面を変化させる処理とをコンピュータに実行させること
を特徴とする。
施するための本発明のコンピュータプログラムは、前記
仮想三次元空間に配置された複数の情報オブジェクトに
それぞれ関連付けられた複数のアイコン又は文字列から
なる移動先リストを前記表示画面上に表示する処理と、
前記移動先リストに含まれるアイコン又は文字列が移動
先として入力装置によって選択されたときに、選択され
たアイコン又は文字列に関連付けられた移動先情報オブ
ジェクトを前記リンク構造にしたがって検索する処理
と、前記移動先情報オブジェクトが表示される視界の状
態へリンクを辿りながら順次移動するように前記表示画
面を変化させる処理とをコンピュータに実行させること
を特徴とする。
【００２０】このようなコンピュータプログラムは、例
えばＣＤ−ＲＯＭのようなコンピュータ読み取り可能な
記録媒体に記録された状態で供給され、記録媒体からコ
ンピュータにインストールされ実行される。
えばＣＤ−ＲＯＭのようなコンピュータ読み取り可能な
記録媒体に記録された状態で供給され、記録媒体からコ
ンピュータにインストールされ実行される。
【００２１】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図１は、本発明に係る仮想三次元情
報閲覧方法を実施するためのコンピュータシステムの例
を示すブロック図である。本発明の仮想三次元情報閲覧
方法は、パーソナルコンピュータやワークステーション
のようなコンピュータシステムに専用プログラム（シス
テムプログラム等の一部であってもよい）をインストー
ルすることによって実施される。この仮想三次元情報閲
覧用プログラムは、例えばＣＤ−ＲＯＭ（光ディスク）
のような記録媒体５に記録された状態で供給され、ドラ
イブ装置４を介してコンピュータ本体１の補助記憶装置
（ＨＤＤ）１３にインストールされる。
基づいて説明する。図１は、本発明に係る仮想三次元情
報閲覧方法を実施するためのコンピュータシステムの例
を示すブロック図である。本発明の仮想三次元情報閲覧
方法は、パーソナルコンピュータやワークステーション
のようなコンピュータシステムに専用プログラム（シス
テムプログラム等の一部であってもよい）をインストー
ルすることによって実施される。この仮想三次元情報閲
覧用プログラムは、例えばＣＤ−ＲＯＭ（光ディスク）
のような記録媒体５に記録された状態で供給され、ドラ
イブ装置４を介してコンピュータ本体１の補助記憶装置
（ＨＤＤ）１３にインストールされる。
【００２２】補助記憶装置１３にインストールされたＣ
ＡＤプログラムは主メモリ１２にロードされ、制御部１
４によって実行される。コンピュータ本体１は、主メモ
リ１２、補助記憶装置１３及び制御部１４の他に、入力
処理部１５及び表示処理部１６を備えている。入力処理
部１５にはキーボード、マウス等の入力装置２が接続さ
れ、表示処理部１６にはＣＲＴ（陰極線管）、ＬＣＤ
（液晶表示装置）等の表示装置３が接続されている。
ＡＤプログラムは主メモリ１２にロードされ、制御部１
４によって実行される。コンピュータ本体１は、主メモ
リ１２、補助記憶装置１３及び制御部１４の他に、入力
処理部１５及び表示処理部１６を備えている。入力処理
部１５にはキーボード、マウス等の入力装置２が接続さ
れ、表示処理部１６にはＣＲＴ（陰極線管）、ＬＣＤ
（液晶表示装置）等の表示装置３が接続されている。
【００２３】また、インターネットのようなネットワー
ク６に接続するための通信部１７と、オブジェクト情報
１９を管理するオブジェクト情報管理部１８が制御部１
４に接続されている。通信部１７を介して外部から読み
込まれたオブジェクトがオブジェクト情報管理部１８に
送られ、オブジェクト情報１９に加工され管理される。
オブジェクト情報管理部１８は制御部１４の一部として
構成してもよい。また、オブジェクト情報１９は、補助
記憶装置１３に格納されるデータに含めることができ
る。本実施形態のシステムでは、ネットワーク６上の情
報を閲覧する場合を例にとって説明する。
ク６に接続するための通信部１７と、オブジェクト情報
１９を管理するオブジェクト情報管理部１８が制御部１
４に接続されている。通信部１７を介して外部から読み
込まれたオブジェクトがオブジェクト情報管理部１８に
送られ、オブジェクト情報１９に加工され管理される。
オブジェクト情報管理部１８は制御部１４の一部として
構成してもよい。また、オブジェクト情報１９は、補助
記憶装置１３に格納されるデータに含めることができ
る。本実施形態のシステムでは、ネットワーク６上の情
報を閲覧する場合を例にとって説明する。
【００２４】図１において、入力装置２から入力された
情報は、入力処理部１５から制御部１４に送られる。制
御部１４は、現在の視点位置等の仮想三次元空間の情報
を管理しており、入力処理部１５からの情報にしたがっ
て視点の移動等の処理を行う。また、制御部１４は、オ
ブジェクト情報管理部１８を通じてオブジェクト情報１
９を取得し、現在の視点位置が表す視界の情報から各情
報オブジェクトの表示すべき位置や大きさ等の表示デー
タを生成して表示処理部１６に送る。
情報は、入力処理部１５から制御部１４に送られる。制
御部１４は、現在の視点位置等の仮想三次元空間の情報
を管理しており、入力処理部１５からの情報にしたがっ
て視点の移動等の処理を行う。また、制御部１４は、オ
ブジェクト情報管理部１８を通じてオブジェクト情報１
９を取得し、現在の視点位置が表す視界の情報から各情
報オブジェクトの表示すべき位置や大きさ等の表示デー
タを生成して表示処理部１６に送る。
【００２５】表示処理部１６は、制御部１４から送られ
て来た表示データに基づいて表示装置３に情報を表示す
る。本プログラムにおいては、テキストデータ、画像、
三次元形状オブジェクト等の多様な形式の情報オブジェ
クトを表示対象とし、それぞれの情報オブジェクトは他
の情報オブジェクトへのリンク情報を有することができ
る。ユーザは入力装置２を用いて仮想三次元空間におけ
る視点移動操作を行い、リンクによって結合された様々
な情報オブジェクトを閲覧する。
て来た表示データに基づいて表示装置３に情報を表示す
る。本プログラムにおいては、テキストデータ、画像、
三次元形状オブジェクト等の多様な形式の情報オブジェ
クトを表示対象とし、それぞれの情報オブジェクトは他
の情報オブジェクトへのリンク情報を有することができ
る。ユーザは入力装置２を用いて仮想三次元空間におけ
る視点移動操作を行い、リンクによって結合された様々
な情報オブジェクトを閲覧する。
【００２６】図２は表示装置３の表示画面２１上に表示
された仮想三次元空間の情報オブジェクトの例を示す図
である。この例では、大きな平板２２が１つの情報オブ
ジェクトであり、この情報オブジェクト２２は、小さな
平板２３、直方体２４、球体２５、錘体２６の計４個の
情報オブジェクトに対するリンクを有する。
された仮想三次元空間の情報オブジェクトの例を示す図
である。この例では、大きな平板２２が１つの情報オブ
ジェクトであり、この情報オブジェクト２２は、小さな
平板２３、直方体２４、球体２５、錘体２６の計４個の
情報オブジェクトに対するリンクを有する。
【００２７】図３は、図２の情報オブジェクト間のリン
ク関係を示す図である。図中、矢印線が情報オブジェク
ト間のリンク関係を示している。図２の表示では出現し
ていないが、球体の情報オブジェクト２５が４個の情報
オブジェクト（文書）３１〜３４に対するリンクを有
し、これらの情報オブジェクト３１〜３４が球体の情報
オブジェクト２５の表面に配置されていることが図３か
ら分かる。
ク関係を示す図である。図中、矢印線が情報オブジェク
ト間のリンク関係を示している。図２の表示では出現し
ていないが、球体の情報オブジェクト２５が４個の情報
オブジェクト（文書）３１〜３４に対するリンクを有
し、これらの情報オブジェクト３１〜３４が球体の情報
オブジェクト２５の表面に配置されていることが図３か
ら分かる。
【００２８】図４は、図２の表示画面２１から球体の情
報オブジェクト２５に視点を近付けたときの表示変化の
例を示す図である。図２の表示画面２１において、マウ
ス等の入力装置２を用いてユーザが球体の情報オブジェ
クト２５に接近する操作を行うと、図４（ａ）から
（ｃ）に示すように表示画面が変化する。つまり、球体
の情報オブジェクト２５が拡大（ズームイン）され、そ
の表面に配置されている４つの情報オブジェクト３１〜
３４が徐々に見えて来るようになる。このような視点移
動操作によって様々な情報を閲覧する仮想三次元情報閲
覧方法が、本プログラムの主たる用途である。表示され
る情報をネットワークから読み込む処理が、視点位置と
の関係にしたがって制御される。
報オブジェクト２５に視点を近付けたときの表示変化の
例を示す図である。図２の表示画面２１において、マウ
ス等の入力装置２を用いてユーザが球体の情報オブジェ
クト２５に接近する操作を行うと、図４（ａ）から
（ｃ）に示すように表示画面が変化する。つまり、球体
の情報オブジェクト２５が拡大（ズームイン）され、そ
の表面に配置されている４つの情報オブジェクト３１〜
３４が徐々に見えて来るようになる。このような視点移
動操作によって様々な情報を閲覧する仮想三次元情報閲
覧方法が、本プログラムの主たる用途である。表示され
る情報をネットワークから読み込む処理が、視点位置と
の関係にしたがって制御される。
【００２９】図４（ａ）の視点位置では、最初に、大き
な平板の情報オブジェクトの２２に関する情報が通信部
１７を介してネットワーク６から読み込まれ、オブジェ
クト情報管理部１８に送られる。オブジェクト情報管理
部１８は、送られて来た情報を解析し、仮想三次元空間
に表示すべきデータや他の情報オブジェクトへのリンク
情報を得て、オブジェクト情報として管理する。リンク
情報の解析の結果、視点位置との関係で表示画面２１上
に表示すべき位置にあることが分かった情報オブジェク
ト２３〜２６のリンク先の情報を同様に取得し、オブジ
ェクト情報１９として格納する。
な平板の情報オブジェクトの２２に関する情報が通信部
１７を介してネットワーク６から読み込まれ、オブジェ
クト情報管理部１８に送られる。オブジェクト情報管理
部１８は、送られて来た情報を解析し、仮想三次元空間
に表示すべきデータや他の情報オブジェクトへのリンク
情報を得て、オブジェクト情報として管理する。リンク
情報の解析の結果、視点位置との関係で表示画面２１上
に表示すべき位置にあることが分かった情報オブジェク
ト２３〜２６のリンク先の情報を同様に取得し、オブジ
ェクト情報１９として格納する。
【００３０】図４（ｂ）に示す表示まで球体の情報オブ
ジェクト２５に近付くと、球体の情報オブジェクト２５
のリンク情報として保持されている４つの情報オブジェ
クト３１〜３４が表示されるべき位置に来るため、これ
らの情報も取得して表示する。図４（ｃ）の表示は、４
つの情報オブジェクト３１〜３４が更に拡大（ズームイ
ン）されて、その文書の内容まで表示されるようになっ
てきている。
ジェクト２５に近付くと、球体の情報オブジェクト２５
のリンク情報として保持されている４つの情報オブジェ
クト３１〜３４が表示されるべき位置に来るため、これ
らの情報も取得して表示する。図４（ｃ）の表示は、４
つの情報オブジェクト３１〜３４が更に拡大（ズームイ
ン）されて、その文書の内容まで表示されるようになっ
てきている。
【００３１】図５は、図４（ｃ）の表示画面２１から更
に球体の情報オブジェクト２５上の１つの情報オブジェ
クトに視点を近付けたときの表示変化の例を示す図であ
る。この例では、球体の情報オブジェクト２５上の情報
オブジェクト３１〜３４のうちの１つ３１に近付いてい
く様子が図５（ａ）から（ｃ）に示されている。このよ
うに各情報オブジェクトに対して徐々に視点が近付いて
いくのに応じて、次々にネットワークから情報の読み込
みを行い、画面表示に必要な情報を随時構築していく。
に球体の情報オブジェクト２５上の１つの情報オブジェ
クトに視点を近付けたときの表示変化の例を示す図であ
る。この例では、球体の情報オブジェクト２５上の情報
オブジェクト３１〜３４のうちの１つ３１に近付いてい
く様子が図５（ａ）から（ｃ）に示されている。このよ
うに各情報オブジェクトに対して徐々に視点が近付いて
いくのに応じて、次々にネットワークから情報の読み込
みを行い、画面表示に必要な情報を随時構築していく。
【００３２】以上の説明は、ユーザがマウスのようなポ
インティングデバイス（入力装置２）を用いて特定の情
報オブジェクトに接近する操作（ズームイン操作）を行
う場合の表示の変化の例である。本実施形態のプログラ
ムでは、更に、ユーザが後述するようにして目的地を指
定すると、上記のような表示画面の変化を制御部１４が
自動的に実行する。
インティングデバイス（入力装置２）を用いて特定の情
報オブジェクトに接近する操作（ズームイン操作）を行
う場合の表示の変化の例である。本実施形態のプログラ
ムでは、更に、ユーザが後述するようにして目的地を指
定すると、上記のような表示画面の変化を制御部１４が
自動的に実行する。
【００３３】一例として、ユーザは目的地である情報オ
ブジェクトのＵＲＬを指定する。ＵＲＬが指定される
と、制御部１４は現在の情報オブジェクトからのリンク
を辿るようにして指定されたＵＲＬに一致する情報オブ
ジェクトを検索し、その情報オブジェクトが画面に表示
される位置まで、視点を自動的に順次移動させる。例え
ば、図２（又は図４（ａ））に示した表示画面の状態に
おいて、球体の情報オブジェクト２５からリンクされて
いる情報オブジェクトの１つ３１を表すＵＲＬが指定さ
れると、ユーザが直接マウス等でズームイン操作をする
ことなしに、図４及び図５に示した表示画面の変化が自
動的に行われる。その結果、図５（ｃ）に示す位置まで
視点が自動的に順次移動する。
ブジェクトのＵＲＬを指定する。ＵＲＬが指定される
と、制御部１４は現在の情報オブジェクトからのリンク
を辿るようにして指定されたＵＲＬに一致する情報オブ
ジェクトを検索し、その情報オブジェクトが画面に表示
される位置まで、視点を自動的に順次移動させる。例え
ば、図２（又は図４（ａ））に示した表示画面の状態に
おいて、球体の情報オブジェクト２５からリンクされて
いる情報オブジェクトの１つ３１を表すＵＲＬが指定さ
れると、ユーザが直接マウス等でズームイン操作をする
ことなしに、図４及び図５に示した表示画面の変化が自
動的に行われる。その結果、図５（ｃ）に示す位置まで
視点が自動的に順次移動する。
【００３４】目的地の情報オブジェクトの検索は、自動
的な移動が指示された時点の表示画面で中心的に表示さ
れている情報オブジェクトを起点として、図３に示した
ようなリンク関係を辿ってＵＲＬの一致を調べることに
よって行われる。例えば図２の表示画面であれば、大き
な平板の情報オブジェクト２２を起点として検索を実行
する。まず、大きな平板の情報オブジェクト２２にリン
クされている直方体、球体等の情報オブジェクト２３〜
２６について、目的地として指定されたＵＲＬに一致す
るかどうか調べる。
的な移動が指示された時点の表示画面で中心的に表示さ
れている情報オブジェクトを起点として、図３に示した
ようなリンク関係を辿ってＵＲＬの一致を調べることに
よって行われる。例えば図２の表示画面であれば、大き
な平板の情報オブジェクト２２を起点として検索を実行
する。まず、大きな平板の情報オブジェクト２２にリン
クされている直方体、球体等の情報オブジェクト２３〜
２６について、目的地として指定されたＵＲＬに一致す
るかどうか調べる。
【００３５】一致するＵＲＬが見つからなければ、それ
らの情報オブジェクト２３〜２６からリンクされている
情報オブジェクトについて、同様にＵＲＬが一致するも
のがあるか否かを調べる。この例では、球体の情報オブ
ジェクト２５からリンクされている情報オブジェクト３
１のＵＲＬが目的地として指定されたＵＲＬに一致する
ので、これを自動的な移動の目的地である情報オブジェ
クトとする。
らの情報オブジェクト２３〜２６からリンクされている
情報オブジェクトについて、同様にＵＲＬが一致するも
のがあるか否かを調べる。この例では、球体の情報オブ
ジェクト２５からリンクされている情報オブジェクト３
１のＵＲＬが目的地として指定されたＵＲＬに一致する
ので、これを自動的な移動の目的地である情報オブジェ
クトとする。
【００３６】上記の検索処理において、球体の情報オブ
ジェクト２５がまだネットワーク６から読み込まれてい
なければ、球体の情報オブジェクト２５からリンクされ
ている情報オブジェクトのＵＲＬを知ることができな
い。そのような場合、目的地となるＵＲＬを有する情報
オブジェクトを見つけることができないので、検索に失
敗し、それに伴って目的地への自動的な視点移動も失敗
となる。そこで、本実施形態の仮想三次元情報閲覧方法
では、自動的な移動の目的地として、最終目的地となる
情報オブジェクトのＵＲＬだけでなく、そのＵＲＬに至
る経路上に存在する１又は複数のＵＲＬも指定できるよ
うにして、上記のような失敗を回避する。
ジェクト２５がまだネットワーク６から読み込まれてい
なければ、球体の情報オブジェクト２５からリンクされ
ている情報オブジェクトのＵＲＬを知ることができな
い。そのような場合、目的地となるＵＲＬを有する情報
オブジェクトを見つけることができないので、検索に失
敗し、それに伴って目的地への自動的な視点移動も失敗
となる。そこで、本実施形態の仮想三次元情報閲覧方法
では、自動的な移動の目的地として、最終目的地となる
情報オブジェクトのＵＲＬだけでなく、そのＵＲＬに至
る経路上に存在する１又は複数のＵＲＬも指定できるよ
うにして、上記のような失敗を回避する。
【００３７】例えば、図４及び図５に示した視点移動を
自動的に行うために、目的地となる情報オブジェクト３
１のＵＲＬに加えて、移動経路上に存在する球体の情報
オブジェクト２５のＵＲＬを指定した上で自動移動の処
理を行う。まず、経路上の情報オブジェクトとして指定
されたＵＲＬに一致する情報オブジェクトを検索する
と、大きな平板の情報オブジェクト２２にリンクされて
いる球体の情報オブジェクト２５が見つかる。次に球体
の情報オブジェクト２５からのリンクを調べて目的地を
検索することになるが、球体の情報オブジェクト２５に
関する情報がまだネットワーク６から読み込まれていな
い場合は、検索の前に強制的な読み込み処理を行い、リ
ンク情報を準備する。リンク情報の準備が完了すれば、
球体の情報オブジェクト２５を起点とする検索を実行す
ることにより、目的地のＵＲＬに一致する情報オブジェ
クトが見つかり、検索が成功する。
自動的に行うために、目的地となる情報オブジェクト３
１のＵＲＬに加えて、移動経路上に存在する球体の情報
オブジェクト２５のＵＲＬを指定した上で自動移動の処
理を行う。まず、経路上の情報オブジェクトとして指定
されたＵＲＬに一致する情報オブジェクトを検索する
と、大きな平板の情報オブジェクト２２にリンクされて
いる球体の情報オブジェクト２５が見つかる。次に球体
の情報オブジェクト２５からのリンクを調べて目的地を
検索することになるが、球体の情報オブジェクト２５に
関する情報がまだネットワーク６から読み込まれていな
い場合は、検索の前に強制的な読み込み処理を行い、リ
ンク情報を準備する。リンク情報の準備が完了すれば、
球体の情報オブジェクト２５を起点とする検索を実行す
ることにより、目的地のＵＲＬに一致する情報オブジェ
クトが見つかり、検索が成功する。
【００３８】図６は、上記のようなＵＲＬ検索を主とす
る処理を一般化して示す第１例のフローチャートであ
る。ステップ＃１０１で、現在の閲覧対象である情報オ
ブジェクトのＵＲＬをＵＲＬ１とし、ステップ＃１０２
でＵＲＬ１からのリンク情報が準備完了しているか否か
をチェックする。準備完了している場合はステップ＃１
０５にジャンプする。
る処理を一般化して示す第１例のフローチャートであ
る。ステップ＃１０１で、現在の閲覧対象である情報オ
ブジェクトのＵＲＬをＵＲＬ１とし、ステップ＃１０２
でＵＲＬ１からのリンク情報が準備完了しているか否か
をチェックする。準備完了している場合はステップ＃１
０５にジャンプする。
【００３９】ＵＲＬ１からのリンク情報の準備がまだで
ある場合はステップ＃１０３でＵＲＬ１のデータをネッ
トワーク６から読み込んでリンク情報を構築する。続く
ステップ＃１０４で経路が空か否かをチェックする。経
路が空であれば、目的地に達したことを意味するので、
処理を終了する。経路が空でない場合はステップ＃１０
５に移行する。
ある場合はステップ＃１０３でＵＲＬ１のデータをネッ
トワーク６から読み込んでリンク情報を構築する。続く
ステップ＃１０４で経路が空か否かをチェックする。経
路が空であれば、目的地に達したことを意味するので、
処理を終了する。経路が空でない場合はステップ＃１０
５に移行する。
【００４０】ステップ＃１０５で経路の先頭をＵＲＬ２
とし、ステップ＃１０６でＵＲＬ１からのリンク先にＵ
ＲＬ２が在るか否かをチェックする。ＵＲＬ２が在る場
合は、ステップ＃１０７でＵＲＬ２までの視点移動動作
を実行した後、ＵＲＬ２を新たなＵＲＬ１として（ステ
ップ＃１０８）、ステップ＃１０２からの処理を繰り返
す。ＵＲＬ２が無い場合は、検索に失敗したことにな
り、処理を終了する。
とし、ステップ＃１０６でＵＲＬ１からのリンク先にＵ
ＲＬ２が在るか否かをチェックする。ＵＲＬ２が在る場
合は、ステップ＃１０７でＵＲＬ２までの視点移動動作
を実行した後、ＵＲＬ２を新たなＵＲＬ１として（ステ
ップ＃１０８）、ステップ＃１０２からの処理を繰り返
す。ＵＲＬ２が無い場合は、検索に失敗したことにな
り、処理を終了する。
【００４１】この処理例では、リンク先の情報オブジェ
クトのサーチと見つかった情報オブジェクトまでの視点
移動とを交互に繰り返す。つまり、１つの情報オブジェ
クトが見つかるたびにその情報オブジェクトまでの視点
移動動作が実行される（ステップ＃１０７）。したがっ
て、目的地に達しないで途中で検索に失敗して終了する
場合は、その直前の情報オブジェクトまでの視点移動が
実行されることになる。
クトのサーチと見つかった情報オブジェクトまでの視点
移動とを交互に繰り返す。つまり、１つの情報オブジェ
クトが見つかるたびにその情報オブジェクトまでの視点
移動動作が実行される（ステップ＃１０７）。したがっ
て、目的地に達しないで途中で検索に失敗して終了する
場合は、その直前の情報オブジェクトまでの視点移動が
実行されることになる。
【００４２】図７は、ＵＲＬ検索を主とする処理を一般
化して示す第２例のフローチャートである。この例で
は、図６の例と異なり、先に目的地までのＵＲＬ検索を
行ってから（ステップ＃２０１〜＃２０７）、最後に視
点移動動作をまとめて行う（ステップ＃２０８）。この
場合も、表示画面の変化は図６の例と同様である。つま
り、経路（リンク）を辿りながら視点が順次移動するよ
うに表示画面が変化する。
化して示す第２例のフローチャートである。この例で
は、図６の例と異なり、先に目的地までのＵＲＬ検索を
行ってから（ステップ＃２０１〜＃２０７）、最後に視
点移動動作をまとめて行う（ステップ＃２０８）。この
場合も、表示画面の変化は図６の例と同様である。つま
り、経路（リンク）を辿りながら視点が順次移動するよ
うに表示画面が変化する。
【００４３】また、この例では、図６の例と異なり、目
的地に達しないで途中で検索に失敗して終了する場合
は、視点移動動作（表示画面の変化）が実行されない
（ステップ＃２０６のＮｏ）。但し、ステップ＃２０６
でＮｏの場合に、その直前の情報オブジェクトまでの視
点移動を実行するように図７のフローチャートを変更し
てもよい。
的地に達しないで途中で検索に失敗して終了する場合
は、視点移動動作（表示画面の変化）が実行されない
（ステップ＃２０６のＮｏ）。但し、ステップ＃２０６
でＮｏの場合に、その直前の情報オブジェクトまでの視
点移動を実行するように図７のフローチャートを変更し
てもよい。
【００４４】更に別の処理の例として、フローチャート
は省略するが、ＵＲＬ検索処理と視点移動動作とを別ス
レッド（又は別タスク）で実行するように構成してもよ
い。この例では、図６の例と同様に、目的地に達しない
で途中で検索に失敗して終了する場合は、その直前の情
報オブジェクトまでの視点移動が実行されることにな
る。
は省略するが、ＵＲＬ検索処理と視点移動動作とを別ス
レッド（又は別タスク）で実行するように構成してもよ
い。この例では、図６の例と同様に、目的地に達しない
で途中で検索に失敗して終了する場合は、その直前の情
報オブジェクトまでの視点移動が実行されることにな
る。
【００４５】ユーザによる目的地（移動先）の指定は、
情報オブジェクトの表示とは別の手段で表示される移動
先リストを用いて行われる。移動先リストには複数の情
報オブジェクトにそれぞれ関連付けられた複数のアイコ
ン又は文字列があらかじめ登録され、移動先リストが画
面上に表示される。ユーザはマウス等の入力装置２を用
いて、移動先リストの中から所望のアイコン又は文字列
を移動先として選択する。移動先リストに登録される情
報には、移動先となる情報オブジェクトを示すＵＲＬが
含まれる。更に、付加的な情報として、移動先ＵＲＬに
至るためのリンクを辿る経路上の１又は複数の情報オブ
ジェクトのＵＲＬを含めることができる。
情報オブジェクトの表示とは別の手段で表示される移動
先リストを用いて行われる。移動先リストには複数の情
報オブジェクトにそれぞれ関連付けられた複数のアイコ
ン又は文字列があらかじめ登録され、移動先リストが画
面上に表示される。ユーザはマウス等の入力装置２を用
いて、移動先リストの中から所望のアイコン又は文字列
を移動先として選択する。移動先リストに登録される情
報には、移動先となる情報オブジェクトを示すＵＲＬが
含まれる。更に、付加的な情報として、移動先ＵＲＬに
至るためのリンクを辿る経路上の１又は複数の情報オブ
ジェクトのＵＲＬを含めることができる。
【００４６】移動先リストの表示形態として、図８から
図１０に示すような形態がある。図８では、１つのウィ
ンドウ４０内において、仮想三次元空間の情報オブジェ
クト表示部４１の外に余白部分を設けて移動先リスト４
２を表示している。例えば、情報オブジェクト表示部４
１はＪＡＶＡ（登録商標）スクリプトで記述し、移動先
リスト４２はＨＴＭＬで記述される。図９の表示形態で
は、仮想三次元空間の情報オブジェクトの表示用ウィン
ドウ５１から独立した移動先リストの表示用ウィンドウ
５２を設けている。
図１０に示すような形態がある。図８では、１つのウィ
ンドウ４０内において、仮想三次元空間の情報オブジェ
クト表示部４１の外に余白部分を設けて移動先リスト４
２を表示している。例えば、情報オブジェクト表示部４
１はＪＡＶＡ（登録商標）スクリプトで記述し、移動先
リスト４２はＨＴＭＬで記述される。図９の表示形態で
は、仮想三次元空間の情報オブジェクトの表示用ウィン
ドウ５１から独立した移動先リストの表示用ウィンドウ
５２を設けている。
【００４７】また、図１０の表示形態では、仮想三次元
空間の情報オブジェクトの表示用ウィンドウ６１におい
て、移動先リスト６２を情報オブジェクトに重ねるよう
に表示している。この場合、例えば移動先リスト６２を
半透明の表示（透過表示）としておき、マウス等によっ
てポイントされたときに不透明表示に変化するようにし
てもよい。
空間の情報オブジェクトの表示用ウィンドウ６１におい
て、移動先リスト６２を情報オブジェクトに重ねるよう
に表示している。この場合、例えば移動先リスト６２を
半透明の表示（透過表示）としておき、マウス等によっ
てポイントされたときに不透明表示に変化するようにし
てもよい。
【００４８】図１１は、移動先リストの表示に情報オブ
ジェクト間のリンク構造を反映させて階層表示とした例
を示す図である。この例では、仮想三次元空間の情報オ
ブジェクトの表示用ウィンドウ７１から独立した移動先
リストの表示用ウィンドウ７２を設けている。移動先リ
ストを階層表示（ツリー表示）とすることにより、ユー
ザが情報オブジェクト間の関連性をより明確に把握し、
その把握に基づいて目的地（移動先）を選択することが
可能になる。
ジェクト間のリンク構造を反映させて階層表示とした例
を示す図である。この例では、仮想三次元空間の情報オ
ブジェクトの表示用ウィンドウ７１から独立した移動先
リストの表示用ウィンドウ７２を設けている。移動先リ
ストを階層表示（ツリー表示）とすることにより、ユー
ザが情報オブジェクト間の関連性をより明確に把握し、
その把握に基づいて目的地（移動先）を選択することが
可能になる。
【００４９】図１１において、ユーザは、例えば文書１
の情報オブジェクトが球体の情報オブジェクトからリン
クされていることを移動先リストの表示から知った上
で、移動先として文書１を選択する。その結果、図４及
び図５に示したように、視点が球体の情報オブジェクト
２５を経て文書１の情報オブジェクト３１へ至るように
表示画面が自動的に変化する。
の情報オブジェクトが球体の情報オブジェクトからリン
クされていることを移動先リストの表示から知った上
で、移動先として文書１を選択する。その結果、図４及
び図５に示したように、視点が球体の情報オブジェクト
２５を経て文書１の情報オブジェクト３１へ至るように
表示画面が自動的に変化する。
【００５０】このように、移動先リストにそれぞれの移
動先に対応する経路を表すＵＲＬ列を関連付けておくこ
とによって、移動先リスト中のアンカー（最終目的地）
を選択するだけの操作によって、複雑な階層構造内の特
定のオブジェクトを自由に閲覧することができる。な
お、図示の例では、説明を簡単にするために、現在の情
報オブジェクトから移動先のオブジェクトに至る経路上
に情報オブジェクトが１つだけ存在する場合であるが、
実際には多数の情報オブジェクトが経路上に存在し、し
かもリンク関係が複雑な場合が多い。そのような場合に
特に、本発明の仮想三次元情報閲覧方法が有効に作用す
る。
動先に対応する経路を表すＵＲＬ列を関連付けておくこ
とによって、移動先リスト中のアンカー（最終目的地）
を選択するだけの操作によって、複雑な階層構造内の特
定のオブジェクトを自由に閲覧することができる。な
お、図示の例では、説明を簡単にするために、現在の情
報オブジェクトから移動先のオブジェクトに至る経路上
に情報オブジェクトが１つだけ存在する場合であるが、
実際には多数の情報オブジェクトが経路上に存在し、し
かもリンク関係が複雑な場合が多い。そのような場合に
特に、本発明の仮想三次元情報閲覧方法が有効に作用す
る。
【００５１】以上、本発明の実施形態を変形例と共に説
明したが、本発明は上記の実施形態に限らず、種々の形
態で実施可能である。 （付記１）リンク構造によって関連付けられた複数の情
報オブジェクトを仮想三次元空間に配置し、その一部を
コンピュータの表示画面上に表示し、ユーザの入力操作
にしたがって変化する視点からの視野に応じて前記情報
オブジェクトを含む表示を変化させる仮想三次元情報閲
覧方法であって、前記仮想三次元空間に配置された複数
の情報オブジェクトにそれぞれ関連付けられた複数のア
イコン又は文字列からなる移動先リストを前記表示画面
上に表示し、前記移動先リストに含まれるアイコン又は
文字列が移動先として入力装置によって選択されたとき
に、制御部が、選択されたアイコン又は文字列に関連付
けられた移動先情報オブジェクトを前記リンク構造にし
たがって検索し、前記移動先情報オブジェクトが表示さ
れる視界の状態へリンクを辿りながら順次移動するよう
に前記表示画面を変化させることを特徴とする仮想三次
元情報閲覧方法。 （付記２）前記複数のアイコン又は文字列のそれぞれに
対して、前記移動先情報オブジェクトを表す識別子と、
前記リンク構造にしたがった前記移動先情報オブジェク
トまでの経路上にある複数の情報オブジェクトの識別子
とを関連付けておくことを特徴とする付記１記載の仮想
三次元情報閲覧方法。 （付記３）前記検索の処理において、前記経路上にある
情報オブジェクトの有するリンク情報がまだ読み込まれ
ていない場合は、そのリンク情報を新たに読み込んでか
ら移動先の検索を継続することを特徴とする付記２記載
の仮想三次元情報閲覧方法。 （付記４）前記移動先リストを前記仮想三次元空間の表
示ウィンドウから独立したウィンドウに表示することを
特徴とする付記１から３までのいずれか記載の仮想三次
元情報閲覧方法。
明したが、本発明は上記の実施形態に限らず、種々の形
態で実施可能である。 （付記１）リンク構造によって関連付けられた複数の情
報オブジェクトを仮想三次元空間に配置し、その一部を
コンピュータの表示画面上に表示し、ユーザの入力操作
にしたがって変化する視点からの視野に応じて前記情報
オブジェクトを含む表示を変化させる仮想三次元情報閲
覧方法であって、前記仮想三次元空間に配置された複数
の情報オブジェクトにそれぞれ関連付けられた複数のア
イコン又は文字列からなる移動先リストを前記表示画面
上に表示し、前記移動先リストに含まれるアイコン又は
文字列が移動先として入力装置によって選択されたとき
に、制御部が、選択されたアイコン又は文字列に関連付
けられた移動先情報オブジェクトを前記リンク構造にし
たがって検索し、前記移動先情報オブジェクトが表示さ
れる視界の状態へリンクを辿りながら順次移動するよう
に前記表示画面を変化させることを特徴とする仮想三次
元情報閲覧方法。 （付記２）前記複数のアイコン又は文字列のそれぞれに
対して、前記移動先情報オブジェクトを表す識別子と、
前記リンク構造にしたがった前記移動先情報オブジェク
トまでの経路上にある複数の情報オブジェクトの識別子
とを関連付けておくことを特徴とする付記１記載の仮想
三次元情報閲覧方法。 （付記３）前記検索の処理において、前記経路上にある
情報オブジェクトの有するリンク情報がまだ読み込まれ
ていない場合は、そのリンク情報を新たに読み込んでか
ら移動先の検索を継続することを特徴とする付記２記載
の仮想三次元情報閲覧方法。 （付記４）前記移動先リストを前記仮想三次元空間の表
示ウィンドウから独立したウィンドウに表示することを
特徴とする付記１から３までのいずれか記載の仮想三次
元情報閲覧方法。
【００５２】（付記５）前記移動先リストを前記仮想三
次元空間の表示ウィンドウ内に重ねて表示することを特
徴とする付記１から３までのいずれか記載の仮想三次元
情報閲覧方法。
次元空間の表示ウィンドウ内に重ねて表示することを特
徴とする付記１から３までのいずれか記載の仮想三次元
情報閲覧方法。
【００５３】（付記６）前記移動先リストに含まれる複
数のアイコン又は文字列の少なくとも一部が、前記リン
ク構造にしたがった順序で階層的に表示されていること
を特徴とする付記１から５までのいずれか記載の仮想三
次元情報閲覧方法。
数のアイコン又は文字列の少なくとも一部が、前記リン
ク構造にしたがった順序で階層的に表示されていること
を特徴とする付記１から５までのいずれか記載の仮想三
次元情報閲覧方法。
【００５４】（付記７）前記移動先として選択されたア
イコン又は文字列に関連付けられた情報オブジェクトに
至る経路上にあるべき複数の情報オブジェクトの中に検
索によって見つからなかった情報オブジェクトがある場
合は、前記表示画面を変化させる動作を中止することを
特徴とする付記１から６までのいずれか記載の仮想三次
元情報閲覧方法。
イコン又は文字列に関連付けられた情報オブジェクトに
至る経路上にあるべき複数の情報オブジェクトの中に検
索によって見つからなかった情報オブジェクトがある場
合は、前記表示画面を変化させる動作を中止することを
特徴とする付記１から６までのいずれか記載の仮想三次
元情報閲覧方法。
【００５５】（付記８）前記移動先として選択されたア
イコン又は文字列に関連付けられた情報オブジェクトに
至る経路上にあるべき複数の情報オブジェクトの中に検
索によって見つからなかった情報オブジェクトがある場
合は、その情報オブジェクトの１つ手前の検索によって
見つけられた情報オブジェクトを新たな移動先として前
記表示画面を変化させる動作を実行することを特徴とす
る付記１から６までのいずれか記載の仮想三次元情報閲
覧方法。
イコン又は文字列に関連付けられた情報オブジェクトに
至る経路上にあるべき複数の情報オブジェクトの中に検
索によって見つからなかった情報オブジェクトがある場
合は、その情報オブジェクトの１つ手前の検索によって
見つけられた情報オブジェクトを新たな移動先として前
記表示画面を変化させる動作を実行することを特徴とす
る付記１から６までのいずれか記載の仮想三次元情報閲
覧方法。
【００５６】（付記９）リンク構造によって関連付けら
れた複数の情報オブジェクトを仮想三次元空間に配置
し、その一部をコンピュータの表示画面上に表示し、ユ
ーザの入力操作にしたがって変化する視点からの視野に
応じて前記情報オブジェクトを含む表示を変化させる仮
想三次元情報閲覧方法を実施するためのコンピュータプ
ログラムであって、前記仮想三次元空間に配置された複
数の情報オブジェクトにそれぞれ関連付けられた複数の
アイコン又は文字列からなる移動先リストを前記表示画
面上に表示する処理と、前記移動先リストに含まれるア
イコン又は文字列が移動先として入力装置によって選択
されたときに、選択されたアイコン又は文字列に関連付
けられた移動先情報オブジェクトを前記リンク構造にし
たがって検索する処理と、前記移動先情報オブジェクト
が表示される視界の状態へリンクを辿りながら順次移動
するように前記表示画面を変化させる処理とを前記コン
ピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプ
ログラム。 （付記１０）リンク構造によって関連付けられた複数の
情報オブジェクトを仮想三次元空間に配置し、その一部
をコンピュータの表示画面上に表示し、ユーザの入力操
作にしたがって変化する視点からの視野に応じて前記情
報オブジェクトを含む表示を変化させる仮想三次元情報
閲覧方法を実施するためのコンピュータプログラムが記
録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体であっ
て、前記コンピュータプログラムは、前記仮想三次元空
間に配置された複数の情報オブジェクトにそれぞれ関連
付けられた複数のアイコン又は文字列からなる移動先リ
ストを前記表示画面上に表示する処理と、前記移動先リ
ストに含まれるアイコン又は文字列が移動先として入力
装置によって選択されたときに、選択されたアイコン又
は文字列に関連付けられた移動先情報オブジェクトを前
記リンク構造にしたがって検索する処理と、前記移動先
情報オブジェクトが表示される視界の状態へリンクを辿
りながら順次移動するように前記表示画面を変化させる
処理とを前記コンピュータに実行させることを特徴とす
る記録媒体。
れた複数の情報オブジェクトを仮想三次元空間に配置
し、その一部をコンピュータの表示画面上に表示し、ユ
ーザの入力操作にしたがって変化する視点からの視野に
応じて前記情報オブジェクトを含む表示を変化させる仮
想三次元情報閲覧方法を実施するためのコンピュータプ
ログラムであって、前記仮想三次元空間に配置された複
数の情報オブジェクトにそれぞれ関連付けられた複数の
アイコン又は文字列からなる移動先リストを前記表示画
面上に表示する処理と、前記移動先リストに含まれるア
イコン又は文字列が移動先として入力装置によって選択
されたときに、選択されたアイコン又は文字列に関連付
けられた移動先情報オブジェクトを前記リンク構造にし
たがって検索する処理と、前記移動先情報オブジェクト
が表示される視界の状態へリンクを辿りながら順次移動
するように前記表示画面を変化させる処理とを前記コン
ピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプ
ログラム。 （付記１０）リンク構造によって関連付けられた複数の
情報オブジェクトを仮想三次元空間に配置し、その一部
をコンピュータの表示画面上に表示し、ユーザの入力操
作にしたがって変化する視点からの視野に応じて前記情
報オブジェクトを含む表示を変化させる仮想三次元情報
閲覧方法を実施するためのコンピュータプログラムが記
録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体であっ
て、前記コンピュータプログラムは、前記仮想三次元空
間に配置された複数の情報オブジェクトにそれぞれ関連
付けられた複数のアイコン又は文字列からなる移動先リ
ストを前記表示画面上に表示する処理と、前記移動先リ
ストに含まれるアイコン又は文字列が移動先として入力
装置によって選択されたときに、選択されたアイコン又
は文字列に関連付けられた移動先情報オブジェクトを前
記リンク構造にしたがって検索する処理と、前記移動先
情報オブジェクトが表示される視界の状態へリンクを辿
りながら順次移動するように前記表示画面を変化させる
処理とを前記コンピュータに実行させることを特徴とす
る記録媒体。
【００５７】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の仮想三
次元情報閲覧方法によれば、仮想三次元空間に配置され
た情報オブジェクト間の位置関係を維持したままで、情
報オブジェクトへの視点移動が自動的に行われる。した
がって、ユーザは、情報の関連性を把握しながら、様々
な情報の閲覧を容易に行うことができる。
次元情報閲覧方法によれば、仮想三次元空間に配置され
た情報オブジェクト間の位置関係を維持したままで、情
報オブジェクトへの視点移動が自動的に行われる。した
がって、ユーザは、情報の関連性を把握しながら、様々
な情報の閲覧を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る仮想三次元情報閲覧方法を実施す
るためのコンピュータシステムの例を示すブロック図で
ある。
るためのコンピュータシステムの例を示すブロック図で
ある。
【図２】表示装置の表示画面上に表示された仮想三次元
空間の情報オブジェクトの例を示す図である。
空間の情報オブジェクトの例を示す図である。
【図３】図２の情報オブジェクト間のリンク関係を示す
図である。
図である。
【図４】図２の表示画面から球体の情報オブジェクトに
視点を近付けたときの表示変化の例を示す図である。
視点を近付けたときの表示変化の例を示す図である。
【図５】図４（ｃ）の表示画面から更に球体の情報オブ
ジェクト上の１つの情報オブジェクトに視点を近づけた
ときの表示変化の例を示す図である。
ジェクト上の１つの情報オブジェクトに視点を近づけた
ときの表示変化の例を示す図である。
【図６】ＵＲＬ検索を主とする処理を一般化して示す第
１例のフローチャートである。
１例のフローチャートである。
【図７】ＵＲＬ検索を主とする処理を一般化して示す第
２例のフローチャートである。
２例のフローチャートである。
【図８】移動先リストの表示形態の第１例を示す図であ
る。
る。
【図９】移動先リストの表示形態の第２例を示す図であ
る。
る。
【図１０】移動先リストの表示形態の第３例を示す図で
ある。
ある。
【図１１】移動先リストの表示に情報オブジェクト間の
リンク構造を反映させて階層表示とした例を示す図であ
る。
リンク構造を反映させて階層表示とした例を示す図であ
る。
１ コンピュータ本体
２ 入力装置
３ 表示装置
１４ 制御部
１８ オブジェクト情報管理部
２２〜２６，３１〜３４ 情報オブジェクト
５１，６１，７１ 仮想三次元空間の情報オブジェクト
の表示用ウィンドウ ４２，６２ 移動先リスト ５２，７２ 移動先リストの表示用ウィンドウ
の表示用ウィンドウ ４２，６２ 移動先リスト ５２，７２ 移動先リストの表示用ウィンドウ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 坂本 拓也
神奈川県川崎市中原区上小田中４丁目１番
１号 富士通株式会社内
Ｆターム(参考） 5B050 AA08 BA06 BA09 BA16 BA18
CA07 CA08 EA12 EA27 FA02
FA09 FA13 FA19 GA08
5B075 ND20 ND36 UU40
5E501 AA01 AB15 AC33 DA07 FA01
FA14 FA27 FA43
Claims (5)
- 【請求項１】リンク構造によって関連付けられた複数の
情報オブジェクトを仮想三次元空間に配置し、その一部
をコンピュータの表示画面上に表示し、ユーザの入力操
作にしたがって変化する視点からの視野に応じて前記情
報オブジェクトを含む表示を変化させる仮想三次元情報
閲覧方法であって、 前記仮想三次元空間に配置された複数の情報オブジェク
トにそれぞれ関連付けられた複数のアイコン又は文字列
からなる移動先リストを前記表示画面上に表示し、前記
移動先リストに含まれるアイコン又は文字列が移動先と
して入力装置によって選択されたときに、制御部が、選
択されたアイコン又は文字列に関連付けられた移動先情
報オブジェクトを前記リンク構造にしたがって検索し、
前記移動先情報オブジェクトが表示される視界の状態へ
リンクを辿りながら順次移動するように前記表示画面を
変化させることを特徴とする仮想三次元情報閲覧方法。 - 【請求項２】前記複数のアイコン又は文字列のそれぞれ
に対して、前記移動先情報オブジェクトを表す識別子
と、前記リンク構造にしたがった前記移動先情報オブジ
ェクトまでの経路上にある複数の情報オブジェクトの識
別子とを関連付けておくことを特徴とする請求項１記載
の仮想三次元情報閲覧方法。 - 【請求項３】前記検索の処理において、前記経路上にあ
る情報オブジェクトの有するリンク情報がまだ読み込ま
れていない場合は、そのリンク情報を新たに読み込んで
から移動先の検索を継続することを特徴とする請求項２
記載の仮想三次元情報閲覧方法。 - 【請求項４】リンク構造によって関連付けられた複数の
情報オブジェクトを仮想三次元空間に配置し、その一部
をコンピュータの表示画面上に表示し、ユーザの入力操
作にしたがって変化する視点からの視野に応じて前記情
報オブジェクトを含む表示を変化させる仮想三次元情報
閲覧方法を実施するためのコンピュータプログラムであ
って、 前記仮想三次元空間に配置された複数の情報オブジェク
トにそれぞれ関連付けられた複数のアイコン又は文字列
からなる移動先リストを前記表示画面上に表示する処理
と、 前記移動先リストに含まれるアイコン又は文字列が移動
先として入力装置によって選択されたときに、選択され
たアイコン又は文字列に関連付けられた移動先情報オブ
ジェクトを前記リンク構造にしたがって検索する処理
と、 前記移動先情報オブジェクトが表示される視界の状態へ
リンクを辿りながら順次移動するように前記表示画面を
変化させる処理とを前記コンピュータに実行させること
を特徴とするコンピュータプログラム。 - 【請求項５】リンク構造によって関連付けられた複数の
情報オブジェクトを仮想三次元空間に配置し、その一部
をコンピュータの表示画面上に表示し、ユーザの入力操
作にしたがって変化する視点からの視野に応じて前記情
報オブジェクトを含む表示を変化させる仮想三次元情報
閲覧方法を実施するためのコンピュータプログラムが記
録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体であっ
て、前記コンピュータプログラムは、 前記仮想三次元空間に配置された複数の情報オブジェク
トにそれぞれ関連付けられた複数のアイコン又は文字列
からなる移動先リストを前記表示画面上に表示する処理
と、前記移動先リストに含まれるアイコン又は文字列が
移動先として入力装置によって選択されたときに、選択
されたアイコン又は文字列に関連付けられた移動先情報
オブジェクトを前記リンク構造にしたがって検索する処
理と、 前記移動先情報オブジェクトが表示される視界の状態へ
リンクを辿りながら順次移動するように前記表示画面を
変化させる処理と を前記コンピュータに実行させることを特徴とする記録
媒体。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002079279A JP2003281187A (ja) | 2002-03-20 | 2002-03-20 | 仮想三次元情報閲覧方法、コンピュータプログラム及び記録媒体 |
| US10/270,194 US20030179231A1 (en) | 2002-03-20 | 2002-10-15 | Method for browsing virtual three-dimensional information, computer program and storage medium |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002079279A JP2003281187A (ja) | 2002-03-20 | 2002-03-20 | 仮想三次元情報閲覧方法、コンピュータプログラム及び記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003281187A true JP2003281187A (ja) | 2003-10-03 |
Family
ID=28035640
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002079279A Withdrawn JP2003281187A (ja) | 2002-03-20 | 2002-03-20 | 仮想三次元情報閲覧方法、コンピュータプログラム及び記録媒体 |
Country Status (2)
| Country | Link |
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| US (1) | US20030179231A1 (ja) |
| JP (1) | JP2003281187A (ja) |
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2002
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- 2002-10-15 US US10/270,194 patent/US20030179231A1/en not_active Abandoned
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|---|---|
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