JP2003281026A

JP2003281026A - 広告添付方法、および広告情報添付プログラム

Info

Publication number: JP2003281026A
Application number: JP2002081387A
Authority: JP
Inventors: Hiroshi Yoshida; 洋吉田; Minamiun Watanabe; 南雲渡辺
Original assignee: Fujitsu Ltd
Current assignee: Fujitsu Ltd
Priority date: 2002-03-22
Filing date: 2002-03-22
Publication date: 2003-10-03
Also published as: US20030182189A1

Abstract

(57)【要約】【課題】電子メールの送信者や受信者にとって、興味
のある（嗜好にあった）内容の広告を添付することが可
能な広告サーバ装置、広告添付方法、およびプログラム
を提供すること。【解決手段】広告情報と広告情報を特定するための広
告情報識別子と広告情報に関連する広告情報類を特定す
るための関連広告情報識別子とを含む広告登録情報を格
納した広告情報ＤＢと、送信者端末を特定するための送
信者端末識別子と送信者端末から送信された電子メール
に添付した広告情報を特定するための広告情報識別子と
を含むユーザ情報を格納したユーザ情報ＤＢとに基づい
て、送信者端末が送信した電子メールに添付された広告
情報に関連する広告情報のリストを作成し、このリスト
から送信者端末により選択された広告情報を、受信者端
末へ送信される電子メールに添付する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、公衆ネットワーク
を通信インフラストラクチャーとして使用し、電子メー
ルサーバシステムに適用した電子メール広告システムに
関し、特に、送信者端末から受信者端末へ送信される電
子メールに、送信者や受信者の嗜好に合った広告情報を
添付する広告サーバ装置、広告添付方法、および広告情
報添付プログラムに関する。

【０００２】

【従来の技術】最近、インターネットの分野では、ＷＷ
Ｗページ上に置くバナー広告や、電子メールマガジンを
使用した電子メール広告と称されるものが出現し、イン
ターネット上の新しい広告媒体として注目されている。

【０００３】また、携帯電話やＰＨＳあるいはインター
ネット等を利用した電子メール（Ｅ−ｍａｉｌ）は、公
衆ネットワークを介して二つのステーション間で確立さ
れる接続、いわゆるポイントツーポイント接続のための
通信手段としてその普及が広範に進んでいる。

【０００４】通常、これらを利用する場合には、月額料
金等の固定料金の他に利用の度に発生する通信料金を含
む利用料金が必要であるが、電子メールの利用者が無償
で電子メールの利用者が無償で電子メールを利用する方
法として、電子メールサーバを管理するプロバイダが強
制的にメールを掲載するというサービスがある。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
サービスでは、プロバイダ事業者が広告を選択して添付
していたため、電子メールの送信者にとって、意図しな
い広告が添付されていたという問題点があった。

【０００６】また、電子メールの受信者にとって興味の
ある分野の広告である確率も低いという問題点があっ
た。さらに、上述のような問題点があるため、広告主に
とっても、電子メールに添付された広告の効果があまり
高くないという問題点があった。

【０００７】本発明は、上述のような実状に鑑みたもの
であり、電子メールの送信者や受信者にとって、興味の
ある（嗜好にあった）内容の広告を添付することが可能
な広告サーバ装置、広告添付方法、および広告情報添付
プログラムを提供することを目的とする。

【０００８】また、本発明は、電子メールの送信者や受
信者にとって興味があり、かつ新しい内容の広告を選択
することが可能な広告サーバ装置、広告添付方法、およ
び広告情報添付プログラムを提供することを目的とす
る。

【０００９】

【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、下記のような構成を採用した。すなわち、
本発明の一態様によれば、本発明の広告サーバ装置は、
送信者端末から受信者端末へ送信される電子メールに、
広告情報を添付して中継制御を行う広告サーバ装置であ
って、広告情報と上記広告情報を特定するための広告情
報識別子と上記広告情報に関連する広告情報類を特定す
るための関連広告情報識別子とを含む広告登録情報を格
納した広告情報データベースと、上記送信者端末を特定
するための送信者端末識別子と上記送信者端末から送信
された電子メールに添付した広告情報を特定するための
広告情報識別子とを含むユーザ情報を格納したユーザ情
報データベースと、上記広告情報データベースと上記ユ
ーザ情報データベースとに基づいて、上記送信者端末が
送信した電子メールに添付された広告情報に関連する広
告情報のリストを作成する広告一覧情報生成手段と、上
記広告一覧情報生成手段によって作成されたリストから
上記送信者端末により選択された広告情報を、上記受信
者端末へ送信される電子メールに添付する広告添付手段
とを備えることを特徴とする。

【００１０】また、本発明の広告サーバ装置は、上記ユ
ーザ情報データベースが、上記受信者端末を特定するた
めの受信者端末識別子をさらに含むユーザ情報を格納
し、上記広告一覧情報生成手段が、上記送信者端末が上
記受信者端末へ送信した電子メールに添付された広告情
報に関連する広告情報のリストを作成することが望まし
い。

【００１１】また、本発明の広告サーバ装置は、広告情
報を受信し、受信した広告情報を特定するための広告情
報識別子と、受信した広告情報に関連する広告情報類を
特定するための関連広告情報識別子とともに、受信した
広告情報を上記広告情報データベースへ登録する広告登
録情報格納手段をさらに備えるが望ましい。

【００１２】また、本発明の広告サーバ装置は、上記広
告登録情報格納手段によって広告情報データベースへ登
録された広告情報と上記ユーザ情報データベースとに基
づいて、案内メールを作成し、上記送信者端末へ送信す
る案内メール自動送信手段をさらに備えることが望まし
い。

【００１３】また、本発明の広告サーバ装置は、上記案
内メール自動送信手段が、上記広告登録情報格納手段に
よって広告情報が広告情報データベースへ登録された
際、案内メールを上記送信者端末へ送信することが望ま
しい。

【００１４】また、本発明の広告サーバ装置は、上記広
告一覧情報生成手段が、電子メールに添付されることに
より送信された広告情報の送信回数に基づいて、広告情
報のリストを作成することが望ましい。

【００１５】また、本発明の広告サーバ装置は、上記広
告一覧情報生成手段によって作成された広告情報のリス
トを、上記送信者端末へ送信する関連広告情報リスト送
信手段をさらに備えることが望ましい。

【００１６】また、本発明の広告サーバ装置は、上記広
告添付手段によって広告情報が添付された電子メール
を、上記送信者端末から上記受信者端末へ転送する電子
メール送信手段と、上記広告添付手段によって広告情報
が添付される毎に利用ポイントを加算し、上記利用ポイ
ントを上記ユーザ情報データベースに格納する利用ポイ
ント制御手段とをさらに備えることが望ましい。

【００１７】また、本発明の広告サーバ装置は、上記利
用ポイントが、広告情報によって異なることが望まし
い。本発明の広告サーバ装置が上述のような構成をとる
ことにより、広告主にとっての広告効果の増大に寄与す
るとともに、電子メールの送信者にとっては、常に最新
の広告から選択することができ、情報発信の満足度が向
上する。また、プロバイダ事業者（広告サーバ装置の運
営者）にとっても、広告の更新が容易となり、仲介料の
管理が容易となる。

【００１８】また、本発明の広告サーバ装置が上述のよ
うな構成をとることにより、電子メールの送信者が電子
メールの受信者の嗜好に合わせて広告を添付することが
できるとともに、広告ＤＢを更新できる。

【００１９】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。図１は、本発明の広告
サーバ装置の概要を説明するための図である。

【００２０】図１において、広告サーバ装置１は、イン
ターネット等のネットワーク２を介して、広告主端末、
電子メールの送信者端末、電子メールの受信者端末等の
クライアント装置３と接続され、広告登録情報格納手段
１１、案内メール自動送信手段１２、電子メール受信手
段１３、広告一覧情報生成手段１４、広告添付手段１
５、電子メール送信手段１６、利用ポイント制御手段１
７を備えている。

【００２１】広告登録情報格納手段１１は、ネットワー
ク２を介して広告主端末（クライアント端末３）から広
告情報を受信し、受信した広告情報を特定するための広
告情報識別子（広告ＩＤ）と、受信した広告情報に関連
する広告情報のグループ（広告情報類）を特定するため
の関連広告情報識別子（関連広告ＩＤ）とともに、受信
した広告情報をデータベース（後述する広告情報データ
ベース１８）へ登録する。

【００２２】案内メール自動送信手段１２は、上記広告
登録情報格納手段１１によって上記データベース（広告
情報データベース１８）へ登録された広告情報と、ユー
ザに関する情報を格納したデータベース（後述するユー
ザ情報データベース１９）とに基づいて、広告情報デー
タベース１８に登録されている広告情報に関する案内メ
ールを作成し、ネットワーク２を介して送信者端末（ク
ライアント装置３）へ上記案内メールを送信する。

【００２３】電子メール受信手段１３は、上記送信者端
末（クライアント装置３）から上記受信者端末（クライ
アント装置３）へ送信される電子メールを、広告情報を
添付するために受信する。

【００２４】広告一覧情報生成手段１４は、上述の２つ
のデータベース（広告情報データベース１８とユーザ情
報データベース１９）に基づいて、過去に、特定の送信
者端末（クライアント装置３）が送信した電子メールに
添付された広告情報に関連する広告情報のリストを作成
する。このとき、広告一覧情報生成手段１４は、特定の
送信者端末（クライアント装置３）から特定の受信者端
末（クライアント装置３）へ送信した電子メールに添付
された広告情報に関連する広告情報のリストを作成する
ことが望ましい。

【００２５】広告添付手段１５は、上記広告一覧情報生
成手段１４によって作成されたリストから上記送信者端
末（クライアント装置３）により選択された広告情報
を、上記受信者端末（クライアント装置３）へ送信され
る電子メールに添付する。

【００２６】なお、予め上記広告一覧情報生成手段１４
によって作成された広告情報のリストを、上記送信者端
末（クライアント装置３）へ送信しておくことにより、
上記送信者端末（クライアント装置３）による広告情報
の選択が行われることが望ましい。

【００２７】電子メール送信手段１６は、上記広告添付
手段１５によって広告情報が添付された電子メールを、
上記送信者端末（クライアント装置３）から上記受信者
端末（クライアント装置３）へ転送する。

【００２８】利用ポイント制御手段１７は、上記広告添
付手段１５によって広告情報が添付される毎に利用ポイ
ントを加算し、上記利用ポイントをユーザに関する情報
を格納したデータベース（ユーザ情報データベース１
９）に格納する。なお、上記利用ポイントは、広告情報
によって異なっていてもよい。

【００２９】図２は、広告サーバ装置とクライアント装
置との関係を説明するための図である。図２において、
クライアント装置３Ａは、企業あるいは一般消費者が有
する広告主端末であり、クライアント装置３Ｂは、案内
メール受信手段３２と広告一覧情報制御手段３４とを備
えた送信者端末であり、クライアント装置３Ｃは、電子
メール受信手段３５を備えた受信者端末である。また、
広告サーバ装置１は、上述の電子メール受信手段１３、
広告添付手段１５、利用ポイント制御手段１７の他に、
広告情報データベース１８とユーザ情報データベース１
９とを備えている。

【００３０】そして、広告情報データベース１８は、少
なくとも、広告の中身そのものである広告情報と、上記
広告情報を特定するための広告情報識別子（広告ＩＤ）
と、広告情報に関連する広告情報のグループ（広告情報
類）を特定するための関連広告情報識別子（関連広告Ｉ
Ｄ）とを含む広告登録情報３１を格納する。

【００３１】また、ユーザ情報データベース１９は、少
なくとも、クライアント端末（送信者端末）３Ｂを特定
するための送信者端末識別子（ユーザＩＤやメールアド
レス）と、上記クライアント端末（送信者端末）３Ｂか
ら送信された電子メールに添付した広告情報を特定する
ための広告情報識別子（広告ＩＤ）とを含むユーザ情報
を格納する。上記ユーザ情報には、上記クライアント端
末（受信者端末）３Ｃを特定するための受信者端末識別
子をさらに含んでもよい。

【００３２】クライアント装置（広告主端末）３Ａと広
告サーバ装置１との関係においては、クライアント装置
３Ａが有する広告登録情報３１を広告サーバ装置１へ送
信することにより、上記広告登録情報３１が広告情報デ
ータベース１８に登録される。

【００３３】クライアント装置（送信者端末）３Ｂと広
告サーバ装置１との関係においては、案内メール受信手
段３２は、広告サーバ装置１が作成した広告案内メール
２０を受信する。また、電子メール受信手段１３は、ク
ライアント装置３Ｂからクライアント装置３Ｃへ送信さ
れる電子メールを、広告情報データベース１８に格納さ
れた広告情報を添付するために受信する。また、広告一
覧情報制御手段３４は、広告サーバ装置１が作成した広
告一覧情報２１を受信し、選択可能成らしめるために表
示する等の制御を行う。

【００３４】そして、クライアント装置（受信者端末）
３Ｃと広告サーバ装置１との関係においては、電子メー
ル受信手段３５は、広告サーバ装置１が広告情報を添付
した電子メール（広告添付済メール）２２を受信する。

【００３５】図３は、広告情報データベースのデータ構
造を説明するための図である。図３において、広告情報
データベース１８は、広告情報を特定するための広告Ｉ
Ｄ（例えば、１０００１や１０００５）毎に広告登録情
報３１を格納している。広告登録情報３１は、作者名、
広告概要文字列、広告本文文字列、広告画像・音声ファ
イル、利用ポイント、関連広告ＩＤリスト、広告案内文
字列を含む。また、広告登録情報３１を利用した（電子
メールに添付した）ユーザ（送信者端末の利用者または
受信者端末の利用者）を特定するユーザＩＤのリスト
（利用ユーザＩＤリスト）および累積利用ポイントが、
広告登録情報３１と関連付けられて格納されている。

【００３６】図４は、ユーザ情報データベースのデータ
構造を説明するための図である。図４において、ユーザ
情報データベース１９は、送信者端末３Ｂのユーザを特
定するためのユーザＩＤと、当該ユーザのメールアドレ
スと、累積利用ポイントと、利用した広告情報の広告Ｉ
Ｄリストである利用済み広告リストとを１レコードとし
て、送信者端末３Ｂのユーザ数のレコードで構成されて
いる。そして、これらのレコードを受信者端末３Ｃのユ
ーザ毎に備えていることが望ましい。なお、受信者端末
３Ｃのユーザ毎に１レコードとした受信者端末３Ｃのユ
ーザ数分のレコードで構成し、これらを送信者端末３Ｂ
のユーザ毎に備えてもよい。

【００３７】また、利用済み広告リストは、広告ＩＤと
その広告情報の利用回数との組合せのリストにより構成
されている。図５は、案内メールの自動発信処理の流れ
を示すフローチャートである。

【００３８】まず、クライアント装置３Ａからネットワ
ーク２を介して広告サーバ装置１へ新規の広告情報が送
信されると、広告登録情報格納手段１１は、ステップＳ
５１において、新規の広告登録情報３１が有する関連広
告ＩＤリスト中の関連広告ＩＤをキーにして、広告情報
データベース１８を検索する。

【００３９】ステップＳ５２において、関連広告ＩＤの
広告情報から利用者リストを抽出し、案内メール発信用
ユーザリストに追加する。これらステップＳ５１および
ステップＳ５２を、関連広告ＩＤリスト中の関連広告Ｉ
Ｄの数だけ繰り返す。

【００４０】そして、ステップＳ５３において、ステッ
プＳ５２で追加した案内メール発信用ユーザリストを元
に、ユーザ情報データベース１９からメールアドレスを
抽出し、広告案内文字列を広告案内メール２０として送
信者端末３Ｂへ送信する。

【００４１】なお、広告案内メール２０を送信するタイ
ミングは、上述のように、広告登録情報格納手段１１に
よって広告情報が広告情報データベース１８へ登録され
た際でもよいし、所定間隔（毎朝８時、毎週月曜日等）
でもよいし、新規の広告情報が所定以上になった際でも
よい。

【００４２】また、ステップＳ５１およびステップＳ５
２を関連広告ＩＤリスト中の関連広告ＩＤの数だけ繰り
返す代わりに、複数個の関連広告ＩＤの論理和で一度に
検索してもよい。

【００４３】図６は、広告一覧情報の生成処理の流れを
示すフローチャートである。まず、ステップＳ６１にお
いて、送信者端末３ＢのユーザのユーザＩＤをキーにし
て、あるいは送信者端末３ＢのユーザのユーザＩＤと受
信者端末３ＣのユーザのユーザＩＤとの組合せをキーに
して、ユーザ情報データベース１９から利用済み広告Ｉ
Ｄリストを抽出する。

【００４４】そして、ステップＳ６２において、抽出し
た利用済み広告ＩＤリストに、広告情報データベース１
８の広告ＩＤの一覧を加え、広告ＩＤと、広告概要文字
列と、利用ポイントと、利用回数とを有する一覧表示用
広告ＩＤリストとする。なお、新規追加分の利用回数は
０とする。

【００４５】ステップＳ６３において、一覧表示用広告
リストを利用回数順にソートする。すなわち、電子メー
ルに添付されることにより送信された広告情報の送信回
数に基づいて、一覧表示用広告リスト（広告情報のリス
ト）が作成される。

【００４６】図７は、利用ポイント処理の流れを示すフ
ローチャートである。まず、ステップＳ７１において、
利用済み広告ＩＤリストとユーザＩＤと広告ＩＤとか
ら、ユーザ情報データベース１９の利用済み広告ＩＤリ
ストを修正する。

【００４７】ステップＳ７２において、広告情報データ
ベース１８の利用ユーザＩＤリストを修正し、ステップ
Ｓ７３において、広告情報データベース１８の累積利用
ポイントを修正する。

【００４８】そして、ステップＳ７４において、ユーザ
情報データベース１９の累積利用ポイントを修正する。
図８は、電子メールの中継制御処理の流れを示すフロー
チャートである。

【００４９】ステップＳ８１において、予め、クライア
ント装置（広告主端末）３Ａから広告登録情報３１が広
告情報データベース１８に格納される。次に、ステップ
Ｓ８２において、案内メール自動送信手段１２により案
内メールがクライアント装置（送信者端末）３Ｂへ自動
送信される。

【００５０】そして、ステップＳ８３において、電子メ
ール受信手段１３が、クライアント装置（送信者端末）
３Ｂからクライアント装置（受信者端末）３Ｃ宛の電子
メール（広告添付対象電子メール３３）を受信する。

【００５１】ステップＳ８４において、広告一覧情報生
成手段１４が広告一覧情報を生成し、ステップＳ８５に
おいて、広告添付手段１５が広告情報をステップＳ８３
で受信した電子メールに添付する。

【００５２】そして、ステップＳ８６において、ステッ
プＳ８５で広告情報が添付された電子メールをクライア
ント装置（受信者端末）３Ｃへ送信する。最後に、ステ
ップＳ８７において、利用ポイント制御手段１７が、図
７を用いて説明した利用ポイント処理を実行する。

【００５３】次に、利用ポイント処理の具体的処理につ
いて、図９乃至図１２を用いて説明する。利用ポイント
処理は、まず、ユーザ情報データベース１９の利用済み
広告ＩＤリストを修正する。次に、広告情報データベー
ス１８の利用ユーザＩＤリストを修正する。そして、広
告情報データベース１８の累積利用ポイントを修正す
る。最後に、ユーザ情報データベース１９の累積利用ポ
イントを修正する。

【００５４】図９は、ユーザ情報データベースの利用済
み広告ＩＤリストを修正する処理の流れを示すフローチ
ャートである。ステップＳ９１において、ユーザＩＤを
キーにして、ユーザ情報データベース１９を検索し、利
用済み広告ＩＤリストを取得する。

【００５５】そして、ステップＳ９２において、広告Ｉ
Ｄをキーにして、ステップＳ９１で取得した利用済み広
告ＩＤリストを検索する。ステップＳ９３において、広
告ＩＤが存在するか否かを判断する。

【００５６】ステップＳ９３で広告ＩＤが存在しないと
判断された場合（ステップＳ９３：ＮＯ）は、ステップ
Ｓ９４において、広告ＩＤを新規に追加し、利用回数を
１とする。

【００５７】他方、ステップＳ９３で広告ＩＤが存在す
ると判断された場合（ステップＳ９３：ＹＥＳ）は、ス
テップＳ９５において、該当する広告ＩＤの利用回数に
１を加える。

【００５８】図１０は、広告情報データベースの利用ユ
ーザＩＤリストを修正する処理の流れを示すフローチャ
ートである。ステップＳ１０１において、広告ＩＤをキ
ーにして、広告情報データベース１８を検索し、利用ユ
ーザＩＤリストを取得する。

【００５９】そして、ステップＳ１０２において、ユー
ザＩＤをキーにして、ステップＳ１０１で取得した利用
ユーザＩＤリストを検索する。ステップＳ１０３におい
て、ユーザＩＤが存在するか否かを判断する。

【００６０】ステップＳ１０３でユーザＩＤが存在しな
いと判断された場合（ステップＳ１０３：ＮＯ）は、ス
テップＳ１０４において、ユーザＩＤを新規に追加す
る。他方、ステップＳ１０３でユーザＩＤが存在すると
判断された場合（ステップＳ１０３：ＹＥＳ）は、ステ
ップＳ９５において、利用ユーザＩＤリストには特に何
もしない。

【００６１】図１１は、広告情報データベースの累積利
用ポイントを修正する処理の流れを示すフローチャート
である。ステップＳ１１１において、広告ＩＤをきーに
して、広告情報データベース１８を検索し、累積利用ポ
イントと利用ポイントを取得する。

【００６２】そして、ステップＳ１１２において、ステ
ップＳ１１１で取得した累積利用ポイントにステップＳ
１１１で取得した利用ポイントを加算し、新たな累積利
用ポイントとして更新する。

【００６３】図１２は、ユーザ情報データベースの累積
利用ポイントを修正する処理の流れを示すフローチャー
トである。ステップＳ１２１において、ユーザＩＤをキ
ーにして、ユーザ情報データベース１９を検索し、累積
利用ポイントを取得する。

【００６４】そして、ステップＳ１２２において、ステ
ップＳ１２１で取得した累積利用ポイントに利用ポイン
トを加算し、新たな累積利用ポイントとして更新する。
次に、広告情報を電子メールに添付する処理について説
明する。

【００６５】図１３は、広告情報を電子メールに添付す
る処理の流れを示すフローチャートである。図１を用い
て上述したように、広告添付手段１５が実行する添付の
処理は、上記広告一覧情報生成手段１４によって作成さ
れたリスト（一覧表示用広告ＩＤリスト）から上記送信
者端末（クライアント装置３）により選択された広告情
報を、上記受信者端末（クライアント装置３）へ送信さ
れる電子メールに添付する処理である。

【００６６】まず、ステップＳ１３１において、広告Ｉ
Ｄ、広告概要文字列、利用ポイント、広告回数から構成
される広告表示用広告ＩＤリストを出力する。そして、
出力された広告表示用広告ＩＤリストを見たユーザは、
ステップＳ１３２において、添付したい広告ＩＤを選択
して入力する。

【００６７】ステップＳ１３３において、ステップＳ１
３２で入力された広告ＩＤをキーにして、広告情報デー
タベース１８を検索し、広告本文文字列や広告画像・音
声ファイルを取得する。

【００６８】ステップＳ１３４において、広告情報が添
付される電子メールの本文テキストの後に、広告文字列
を追加し、広告画像・音声ファイルがある場合には、さ
らに広告画像・音声ファイルをファイル形式あるいはＨ
ＴＭＬ形式で添付して広告付電子メールとする。

【００６９】図１４は、関連広告ＩＤの例を示す図であ
る。上述したように、関連広告ＩＤとは、広告情報に関
連する広告情報のグループ（広告情報類）を特定するた
めの識別子であり、図１４に示した例では、例えば、関
連広告ＩＤ「１００１」が「雑誌ＡＢＣ」に関連する広
告であることを示し、関連広告ＩＤ「１００２」が「×
×ビール」に関連する広告であることを示している。

【００７０】図１５は、案内メールの例を示す図であ
る。案内メールとは、図１を用いて説明したように、案
内メール自動送信手段１２が、上記広告登録情報格納手
段１１によって広告情報データベース１８へ登録された
広告情報と、ユーザに関する情報を格納したユーザ情報
データベース１９とに基づいて、広告情報データベース
１８に登録されている広告情報に関して作成され、ネッ
トワーク２を介して送信者端末（クライアント装置３）
へ送信する電子メールのことであり、図１５に示した例
では、新に２つの広告情報が登録されたことを案内する
内容となっている。すなわち、雑誌ＡＢＣの４月号の広
告が登録されたことを図とともに案内し、ＴＶ番組ＡＢ
Ｃの次回広告が図・写真・音声とともに案内されてい
る。

【００７１】上述のように、本発明の実施の形態を、図
面を参照しながら説明してきたが、本発明が適用される
広告サーバ装置は、その機能が実行されるのであれば、
上述の実施の形態に限定されることなく、単体の装置で
あっても、複数の装置からなるシステムあるいは統合装
置であっても、ＬＡＮ、ＷＡＮ等のネットワークを介し
て処理が行なわれるシステムであってもよいことは言う
までもない。

【００７２】また、図１６に示しように、バス１６０９
に接続されたＣＰＵ１６０１、ＲＯＭやＲＡＭのメモリ
１６０２、入力装置１６０３、出力装置１６０４、外部
記録装置１６０５、媒体駆動装置１６０６、可搬記録媒
体１６１０、ネットワーク接続装置１６０７で構成され
るシステムでも実現できる。すなわち、前述してきた実
施の形態のシステムを実現するソフトェアのプログラム
コードを記録したＲＯＭやＲＡＭのメモリ１６０２、外
部記録装置１６０５、可搬記録媒体１６１０を、広告サ
ーバ装置に供給し、その広告サーバ装置のコンピュータ
がプログラムコードを読み出し実行することによって
も、達成されることは言うまでもない。

【００７３】この場合、可搬記録媒体１６１０等から読
み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能
を実現することになり、そのプログラムコードを記録し
た可搬記録媒体１６１０等は本発明を構成することにな
る。

【００７４】プログラムコードを供給するための可搬記
録媒体１６１０としては、例えば、フレキシブルディス
ク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、Ｃ
Ｄ−ＲＯＭ、ＣＤ−Ｒ、ＤＶＤ−ＲＯＭ、ＤＶＤ−ＲＡ
Ｍ、磁気テープ、不揮発性のメモリーカード、ＲＯＭカ
ード、電子メールやパソコン通信等のネットワーク接続
装置１６０７（言い換えれば、通信回線）を介して記録
した種々の記録媒体などを用いることができる。

【００７５】また、図１７に示すように、コンピュータ
１７００がメモリ１７０１上に読み出したプログラムコ
ードを実行することによって、前述した実施の形態の機
能が実現される他、そのプログラムコードの指示に基づ
き、コンピュータ１７００上で稼動しているＯＳなどが
実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっ
ても前述した実施の形態の機能が実現される。

【００７６】さらに、可搬型記録媒体１７１０から読み
出されたプログラムコードやプログラム（データ）提供
者から提供されたプログラム（データ）が、コンピュー
タ１７００に挿入された機能拡張ボードやコンピュータ
１７００に接続された機能拡張ユニットに備わるメモリ
１７０１に書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるＣＰＵなどが実際の処理の一部または全部を行な
い、その処理によっても前述した実施の形態の機能が実
現され得る。

【００７７】すなわち、本発明は、以上に述べた実施の
形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱し
ない範囲内で種々の構成または形状を取ることができ
る。ここで、上述した実施の形態の特徴を列挙すると、
以下の通りである。

【００７８】（付記１）送信者端末から受信者端末へ
送信される電子メールに、広告情報を添付して中継制御
を行う広告サーバ装置において、広告情報と、前記広告
情報を特定するための広告情報識別子と、前記広告情報
に関連する広告情報類を特定するための関連広告情報識
別子とを含む広告登録情報を格納した広告情報データベ
ースと、前記送信者端末を特定するための送信者端末識
別子と、前記送信者端末から送信された電子メールに添
付した広告情報を特定するための広告情報識別子とを含
むユーザ情報を格納したユーザ情報データベースと、前
記広告情報データベースと前記ユーザ情報データベース
とに基づいて、前記送信者端末が送信した電子メールに
添付された広告情報に関連する広告情報のリストを作成
する広告一覧情報生成手段と、前記広告一覧情報生成手
段によって作成されたリストから前記送信者端末により
選択された広告情報を、前記受信者端末へ送信される電
子メールに添付する広告添付手段と、を備えることを特
徴とする広告サーバ装置。

【００７９】（付記２）送信者端末から受信者端末へ
送信される電子メールに、広告情報を添付して中継制御
を行う広告サーバ装置において実行される広告添付方法
であって、広告情報、前記広告情報を特定するための広
告情報識別子、前記広告情報に関連する広告情報類を特
定するための関連広告情報識別子を含む広告登録情報を
格納した広告情報データベースと、前記送信者端末を特
定するための送信者端末識別子、前記送信者端末から送
信された電子メールに添付した広告情報を特定するため
の広告情報識別子を含むユーザ情報を格納したユーザ情
報データベースとに基づいて、前記送信者端末が送信し
た電子メールに添付された広告情報に関連する広告情報
のリストを作成し、前記作成されたリストから前記送信
者端末により選択された広告情報を、前記受信者端末へ
送信される電子メールに添付する、ことを特徴とする広
告添付方法。

【００８０】（付記３）前記ユーザ情報データベース
は、前記受信者端末を特定するための受信者端末識別子
をさらに含むユーザ情報を格納し、前記広告一覧情報の
生成は、前記送信者端末が前記受信者端末へ送信した電
子メールに添付された広告情報に関連する広告情報のリ
ストを作成することを特徴とする付記２に記載の広告添
付方法。

【００８１】（付記４）広告情報を受信し、受信した
広告情報を特定するための広告情報識別子と、受信した
広告情報に関連する広告情報類を特定するための関連広
告情報識別子とともに、受信した広告情報を前記広告情
報データベースへ登録する、ことを特徴とする付記２ま
たは３に記載の広告添付方法。

【００８２】（付記５）前記広告情報の登録によって
広告情報データベースへ登録された広告情報と、前記ユ
ーザ情報データベースとに基づいて、案内メールを作成
し、前記送信者端末へ送信する、ことを特徴とする付記
４に記載の広告添付方法。

【００８３】（付記６）前記案内メールの添付は、前
記広告登録情報格納手段によって広告情報が広告情報デ
ータベースへ登録された際、案内メールを前記送信者端
末へ送信することを特徴とする付記５に記載の広告添付
方法。

【００８４】（付記７）前記広告情報のリストの作成
は、電子メールに添付されることにより送信された広告
情報の送信回数に基づいて、広告情報のリストを作成す
ることを特徴とする付記２乃至６の何れか１項に記載の
広告添付方法。

【００８５】（付記８）前記広告情報のリストの作成
によって作成されたリストを、前記送信者端末へ送信す
る、ことを特徴とする付記２乃至７の何れか１項に記載
の広告添付方法。

【００８６】（付記９）前記広告情報の添付によって
広告情報が添付された電子メールを、前記送信者端末か
ら前記受信者端末へ転送し、前記広告情報の添付によっ
て広告情報が添付される毎に利用ポイントを加算し、前
記利用ポイントを前記ユーザ情報データベースに格納す
る、ことを特徴とする付記２乃至８の何れか１項に記載
の広告添付方法。

【００８７】（付記１０）前記利用ポイントは、広告
情報によって異なることを特徴とする付記９に記載の広
告添付方法。（付記１１）送信者端末から受信者端末へ送信される
電子メールに、広告情報を添付して中継制御を行う広告
サーバ装置において実行される広告情報添付プログラム
であって、広告情報、前記広告情報を特定するための広
告情報識別子、前記広告情報に関連する広告情報類を特
定するための関連広告情報識別子を含む広告登録情報を
格納した広告情報データベースと、前記送信者端末を特
定するための送信者端末識別子、前記送信者端末から送
信された電子メールに添付した広告情報を特定するため
の広告情報識別子を含むユーザ情報を格納したユーザ情
報データベースとに基づいて、前記送信者端末が送信し
た電子メールに添付された広告情報に関連する広告情報
のリストを作成する機能と、前記作成されたリストから
前記送信者端末により選択された広告情報を、前記受信
者端末へ送信される電子メールに添付する機能と、を実
現させるための広告情報添付プログラム。

【００８８】

【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
各広告主は自由に広告を追加することが出来るため、常
に広告の新規性を保つことができる。また、企業だけで
なく、個人利用者も容易に広告主になることができる。

【００８９】また、本発明によれば、新規に登録された
広告情報の案内を効果的に出すことができる。また、本
発明によれば、広告毎に異なる利用ポイントを持ち参照
時に表示することで、電子メールの発信者は利用ポイン
トも広告選択の条件とすることができ、利益目的の広告
選択も可能となる。

【００９０】また、本発明によれば、広告主は、特に広
めたい広告について利用ポイントを高く設定することで
広告を差別化することができ、さらに、広告が利用され
た回数を管理することで、ポイントのやり取りを広告主
とメール発信者の間で行うことができる。また、プロバ
イダ事業者は完全な仲介主となることができる。

【００９１】また、本発明によれば、広告リスト表示時
に、利用回数が多いもの順に表示をすることで、電子メ
ールの発信者は頻繁に利用する広告を容易に選択するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の広告サーバ装置の概要を説明するため
の図である。

【図２】広告サーバ装置とクライアント装置との関係を
説明するための図である。

【図３】広告情報データベースのデータ構造を説明する
ための図である。

【図４】ユーザ情報データベースのデータ構造を説明す
るための図である。

【図５】案内メールの自動発信処理の流れを示すフロー
チャートである。

【図６】広告一覧情報の生成処理の流れを示すフローチ
ャートである。

【図７】利用ポイント処理の流れを示すフローチャート
である。

【図８】電子メールの中継制御処理の流れを示すフロー
チャートである。

【図９】ユーザ情報データベースの利用済み広告ＩＤリ
ストを修正する処理の流れを示すフローチャートであ
る。

【図１０】広告情報データベースの利用ユーザＩＤリス
トを修正する処理の流れを示すフローチャートである。

【図１１】広告情報データベースの累積利用ポイントを
修正する処理の流れを示すフローチャートである。

【図１２】ユーザ情報データベースの累積利用ポイント
を修正する処理の流れを示すフローチャートである。

【図１３】広告情報を電子メールに添付する処理の流れ
を示すフローチャートである。

【図１４】関連広告ＩＤの例を示す図である。

【図１５】案内メールの例を示す図である。

【図１６】本発明における広告サーバ装置の構成図であ
る。

【図１７】本発明における広告情報添付プログラムのコ
ンピュータへのローディングを説明するための図であ
る。

【符号の説明】

１広告サーバ装置２ネットワーク３，３Ａ，３Ｂ，３Ｃクライアント装置１１広告登録情報格納手段１２案内メール自動送信手段１３電子メール受信手段１４広告一覧情報生成手段１５広告添付手段１６電子メール送信手段１７利用ポイント制御手段１８広告情報データベース１９ユーザ情報データベース２０広告案内メール２１広告一覧情報２２広告添付済メール３１広告登録情報３２案内メール受信手段３３広告添付対象電子メール３４広告一覧情報制御手段３５電子メール受信手段１６０１ＣＰＵ１６０２メモリ１６０３入力装置１６０４出力装置１６０５外部記録装置１６０６媒体駆動装置１６０７ネットワーク接続装置１６０９バス１６１０可搬記録媒体１７００コンピュータ１７０１メモリ１７１０可搬型記録媒体

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】送信者端末から受信者端末へ送信される
電子メールに、広告情報を添付して中継制御を行う広告
サーバ装置において実行される広告添付方法であって、広告情報、前記広告情報を特定するための広告情報識別
子、前記広告情報に関連する広告情報類を特定するため
の関連広告情報識別子を含む広告登録情報を格納した広
告情報データベースと、前記送信者端末を特定するため
の送信者端末識別子、前記送信者端末から送信された電
子メールに添付した広告情報を特定するための広告情報
識別子を含むユーザ情報を格納したユーザ情報データベ
ースとに基づいて、前記送信者端末が送信した電子メー
ルに添付された広告情報に関連する広告情報のリストを
作成し、前記作成されたリストから前記送信者端末により選択さ
れた広告情報を、前記受信者端末へ送信される電子メー
ルに添付する、ことを特徴とする広告添付方法。
【請求項２】前記ユーザ情報データベースは、前記受
信者端末を特定するための受信者端末識別子をさらに含
むユーザ情報を格納し、前記広告一覧情報の生成は、前記送信者端末が前記受信
者端末へ送信した電子メールに添付された広告情報に関
連する広告情報のリストを作成することを特徴とする請
求項１に記載の広告添付方法。
【請求項３】広告情報を受信し、受信した広告情報を
特定するための広告情報識別子と、受信した広告情報に
関連する広告情報類を特定するための関連広告情報識別
子とともに、受信した広告情報を前記広告情報データベ
ースへ登録する、ことを特徴とする請求項１または２に記載の広告添付方
法。
【請求項４】前記広告情報の登録によって広告情報デ
ータベースへ登録された広告情報と、前記ユーザ情報デ
ータベースとに基づいて、案内メールを作成し、前記送
信者端末へ送信する、ことを特徴とする請求項３に記載の広告添付方法。
【請求項５】送信者端末から受信者端末へ送信される
電子メールに、広告情報を添付して中継制御を行う広告
サーバ装置において実行される広告情報添付プログラム
であって、広告情報、前記広告情報を特定するための広告情報識別
子、前記広告情報に関連する広告情報類を特定するため
の関連広告情報識別子を含む広告登録情報を格納した広
告情報データベースと、前記送信者端末を特定するため
の送信者端末識別子、前記送信者端末から送信された電
子メールに添付した広告情報を特定するための広告情報
識別子を含むユーザ情報を格納したユーザ情報データベ
ースとに基づいて、前記送信者端末が送信した電子メー
ルに添付された広告情報に関連する広告情報のリストを
作成する機能と、前記作成されたリストから前記送信者端末により選択さ
れた広告情報を、前記受信者端末へ送信される電子メー
ルに添付する機能と、を実現させるための広告情報添付プログラム。