JP2003280672A - 著作物出力方法、通信システム、記録装置、コンピュータプログラム及び記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 伴奏である音と共に歌詞を含む映像を出力さ
せ、出力させる音に合わせて歌詞を見ながら歌唱するカ
ラオケに用いられる著作物情報を記録している記録装置
から著作物情報を出力装置へ送信し、出力装置から著作
物情報を音及び映像として出力させる形態において、所
望の曲を容易に検索することができ、歌唱時においては
検索に要する時間が不要となるため、歌唱時間が短くな
ることを防止する著作物出力方法、通信システム、記録
装置、コンピュータプログラム及び記録媒体を提供す
る。 【解決手段】 通信装置２０を用いて記録装置１０にア
クセスし、検索条件を送信することで検索された著作物
情報の中から所望の著作物情報を予め選択しておき、選
択時に用いた認証情報を出力装置３０に入力すること
で、出力装置３０は記録装置１０にアクセスし、選択さ
れている著作物情報を取り込んで出力する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、音及び映像を示す
複数の著作物情報を記録している記録装置と、該記録装
置と通信し、著作物情報を音及び映像として出力する出
力装置とを備える著作物出力方法、その方法を適用した
通信システム、そのシステムにて用いられる記録装置、
その装置を実現するためのコンピュータプログラム並び
にそのプログラムが記録されている記録媒体に関し、特
に伴奏である音と歌詞を含む映像とを出力させることで
カラオケとして用いられる著作物出力方法、通信システ
ム、記録装置、コンピュータプログラム及び記録媒体に
関する。

【０００２】

【従来の技術】伴奏である音と共に歌詞を含む映像を出
力させ、出力される音に合わせて歌詞を見ながら歌唱す
るカラオケが老若男女を問わず幅広く浸透しており、特
にカラオケとして音及び映像を示す著作物情報を記録す
るサーバコンピュータを用いた記録装置と著作物情報に
基づいて音及び映像を出力させる出力装置とを用いた通
信カラオケと呼ばれる通信システムの普及に伴い、その
曲数は飛躍的に増加している。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら曲数の増
加に伴い、出力させることが可能な曲目の索引を記録し
ている冊子の情報量は多くなる一方で、所望の曲を検索
することが困難であるという問題があり、またこのこと
は出力させる曲を検索している時間のために、本来の歌
唱する時間が短くなるという問題にも繋がっている。

【０００４】また商業的に実施されているカラオケで
は、時間に応じて課金する料金制を敷いていることが多
く、歌唱に熱中するあまり時間を超過してしまうことも
あり、料金の高騰に繋がるという問題がある。

【０００５】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、パーソナルコンピュータ及び携帯電話等の通信
装置を用いて記録装置にアクセスし、検索条件を送信す
ることで検索された著作物情報の中から所望の著作物情
報を予め選択しておき、選択時に用いた認証情報を出力
装置に入力することで、出力装置は記録装置にアクセス
し、選択されている著作物情報を取り込んで出力するこ
とにより、所望の曲を容易に検索することができ、歌唱
時においては検索に要する時間が不要となるため、歌唱
時間が短くなることを防止する著作物出力方法、その方
法を適用した通信システム、そのシステムにて用いられ
る記録装置、その装置を実現するためのコンピュータプ
ログラム並びにそのプログラムが記録されている記録媒
体の提供を主たる目的とする。

【０００６】また予め時間を設定しておき、設定した時
間に基づいて記録装置から出力装置への著作物情報の送
信を制限することにより、料金の高騰を防止することが
可能な通信システム等の提供を他の目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】第１発明に係る著作物出
力方法は、音及び映像を示す複数の著作物情報を記録し
ている記録装置と、該記録装置と通信する出力装置及び
通信装置を用い、前記記録装置は著作物情報を前記出力
装置へ送信し、該出力装置は受信した著作物情報を音及
び映像として出力する著作物出力方法であって、前記通
信装置は、使用のための認証に用いる認証情報を前記記
録装置へ送信し、前記記録装置に記録されている著作物
情報の中から選択した著作物情報を示す選択情報を前記
記録装置へ送信し、該記録装置は、受信した認証情報に
対応付けて受信した選択情報を記録し、前記出力装置
は、認証情報を前記記録装置へ送信し、該記録装置は、
更に、受信した認証情報に対応付けられた選択情報が示
す著作物情報を前記出力装置へ送信することを特徴とす
る。

【０００８】第１発明に係る著作物出力方法では、伴奏
である音と共に歌詞を含む映像を出力させ、出力させる
音に合わせて歌詞を見ながら歌唱するカラオケに用いら
れる著作物情報を記録しているウェブサーバコンピュー
タを用いた記録装置に、パーソナルコンピュータ及び携
帯電話等の通信装置を用いてアクセスし、所望の著作物
情報を予め選択しておき、記録装置と通信する出力装置
から予め選択しておいた著作物情報を出力させることに
より、歌唱時等の出力時において、所望の曲の検索に要
する時間が不要となるため、歌唱時間等の出力時間が圧
迫されることを防止することが可能である。

【０００９】第２発明に係る通信システムは、音及び映
像を示す複数の著作物情報を記録している記録装置と、
該記録装置と通信し、著作物情報を音及び映像として出
力する出力装置とを備える通信システムにおいて、前記
記録装置と通信する通信装置を備え、該通信装置は、使
用のための認証に用いられる認証情報を前記記録装置へ
送信する手段を備え、前記記録装置は、受信した認証情
報に基づいて認証を行う手段と、記録している著作物情
報の索引を示す索引情報を前記通信装置へ送信する手段
とを備え、前記通信装置は、更に、受信した索引情報に
基づく著作物情報の選択を受け付ける手段と、選択され
た著作物情報を示す選択情報を前記記録装置へ送信する
手段とを備え、前記記録装置は、更に、受信した選択情
報を認証情報に対応付けて記録する手段を備え、前記出
力装置は、認証情報の入力を受け付ける受付手段と、受
け付けた認証情報を前記記録装置へ送信する手段とを備
え、前記記録装置は、更に、受信した認証情報に対応付
けられた選択情報が示す著作物情報を抽出する抽出手段
と、抽出した著作物情報を前記出力装置へ送信する著作
物送信手段とを備えることを特徴とする。

【００１０】第２発明に係る通信システムでは、伴奏で
ある音と共に歌詞を含む映像を出力させ、出力させる音
に合わせて歌詞を見ながら歌唱するカラオケに用いられ
る著作物情報を記録しているウェブサーバコンピュータ
を用いた記録装置に、パーソナルコンピュータ及び携帯
電話等の通信装置を用いてアクセスし、所望の著作物情
報を予め選択しておき、記録装置と通信する出力装置か
ら予め選択しておいた著作物情報を出力させることによ
り、歌唱時等の出力時において、所望の曲の検索に要す
る時間が不要となるため、歌唱時間等の利用時間が圧迫
されることを防止することが可能である。

【００１１】第３発明に係る通信システムは、第２発明
において、前記通信装置は複数であり、前記出力装置が
備える受付手段は、複数の認証情報を受け付けるべくな
してあり、前記記録装置が備える抽出手段は、複数の認
証情報を受信した場合に、夫々の認証情報に対応付けら
れた選択情報が示す著作物情報を抽出すべくなしてある
ことを特徴とする。

【００１２】第３発明に係る通信システムでは、複数の
通信装置を夫々操作する複数の利用者が個々に選択した
著作物情報を、一台の記録装置から出力させることによ
り、複数人での遊興に用いることが可能である。

【００１３】第４発明に係る通信システムは、第２発明
又は第３発明において、前記通信装置は、更に、著作物
情報を検索する検索条件の入力を受け付ける手段と、受
け付けた検索条件を示す検索条件情報を前記記録装置へ
送信する手段とを備え、前記記録装置は、更に、受信し
た検索条件情報に基づいて記録している著作物情報を検
索する手段と、検索した著作物情報に基づいて索引情報
を生成する手段とを備えることを特徴とする。

【００１４】第４発明に係る通信システムでは、ポップ
ス及び演歌等の曲属性並びに演者等の検索条件に基づい
て選択の対象となる著作物情報の絞り込みを行うことに
より、著作物の検索を容易にすることが可能である。

【００１５】第５発明に係る通信システムは、第２発明
乃至第４発明のいずれかにおいて、前記記録装置は、更
に、抽出手段が抽出した著作物情報の索引を示す出力索
引情報を生成する手段と、生成した出力索引情報を前記
出力装置へ送信する手段とを備え、前記出力装置は、更
に、受信した出力索引情報に基づく著作物情報の選択を
受け付ける手段と、選択された著作物情報を示す出力選
択情報を前記記録装置へ送信する手段とを備え、前記記
録装置が備える著作物送信手段は、抽出手段が抽出した
著作物情報の中で出力選択情報にて示される著作物情報
を送信すべくなしてあることを特徴とする。

【００１６】第５発明に係る通信システムでは、予め選
択されている著作物情報の中から出力させたい著作物情
報を更に選択することにより、出力時の状況に応じて好
適な著作物情報を出力させることになるので、様々な状
況下で利用することが可能である。

【００１７】第６発明に係る通信システムは、第２発明
乃至第５発明のいずれかにおいて、前記出力装置は、更
に、著作物情報の送信順序を示す送信順序情報の入力を
受け付ける手段と、受け付けた送信順序情報を前記記録
装置へ送信する手段とを備え、前記記録装置は、更に、
受信した送信順序情報に基づいて著作物情報の送信順序
を決定する手段を備えることを特徴とする。

【００１８】第６発明に係る通信システムでは、送信順
序を指定する送信順序情報を送信することにより、利用
者の所望する順序で著作物情報を出力させることが可能
であり、乱数を用いて送信順序を決定させる送信順序情
報を送信することにより、次にどのような著作物情報が
出力されるか分からないという状況を生みだし、気分を
高揚させる演出を行うことが可能である。

【００１９】第７発明に係る通信システムは、第６発明
において、前記出力装置は、更に、著作物情報の出力を
許可する時間を示す許可時間情報を前記記録装置へ送信
する手段を備え、前記記録装置は、更に、送信順序を決
定された著作物情報に予め対応付けて記録されている出
力に要する時間を示す出力時間情報を抽出する手段と、
抽出した出力時間情報及び受信した許可時間情報に基づ
いて、送信を許可する著作物情報を決定する手段とを備
えることを特徴とする。

【００２０】第７発明に係る通信システムでは、予め時
間を設定して、設定した時間に基づいて記録装置から出
力装置への著作物情報の送信を制限することにより、歌
唱に熱中するあまり時間を超過してしまい料金の高騰を
招くといった弊害を防止することが可能である。

【００２１】第８発明に係る記録装置は、音及び映像を
示す複数の著作物情報を記録し、通信装置並びに著作物
情報を音及び映像として出力する出力装置と通信する記
録装置であって、前記通信装置から使用のための認証に
用いられる認証情報を受信する手段と、受信した認証情
報に基づいて認証を行う手段と、記録している著作物情
報の索引を示す索引情報を前記通信装置へ送信する手段
と、索引情報に基づいて選択された著作物情報を示す選
択情報を前記通信装置から受信する手段と、受信した選
択情報を認証情報に対応付けて記録する手段と、前記出
力装置から認証情報を受信する手段と、受信した認証情
報に対応付けられた選択情報が示す著作物情報を抽出す
る手段と、抽出した著作物情報を前記出力装置へ送信す
る手段とを備えることを特徴とする。

【００２２】第８発明に係る記録装置では、伴奏である
音と共に歌詞を含む映像を出力させ、出力させる音に合
わせて歌詞を見ながら歌唱するカラオケに用いられる著
作物情報の選択を予め受け付けておき、選択された著作
物情報を出力装置へ送信することにより、歌唱時等の出
力時において、所望の曲の検索に要する時間が不要とな
るため、歌唱時間等の利用時間が圧迫されることを防止
することが可能である。

【００２３】第９発明に係るコンピュータプログラム
は、音及び映像を示す複数の著作物情報を記録する記録
手段と、通信装置並びに著作物情報を音及び映像として
出力させる出力装置と通信する通信手段とを備えるコン
ピュータに、記録している著作物情報を前記出力装置へ
送信させるコンピュータプログラムであって、コンピュ
ータに、前記通信装置から使用のための認証に用いられ
る認証情報を受信した場合に、該認証情報に基づいて認
証を行わせる手順と、コンピュータに、記録している著
作物情報の索引を示す索引情報を前記通信装置へ送信さ
せる手順と、コンピュータに、索引情報に基づいて選択
された著作物情報を示す選択情報を前記通信装置から受
信したときに、受信した選択情報を認証情報に対応付け
て記録させる手順と、コンピュータに、前記出力装置か
ら認証情報を受信した場合に、受信した認証情報に対応
付けられた選択情報が示す著作物情報を抽出させる手順
と、コンピュータに、抽出した著作物情報を前記出力装
置へ送信させる手順とを含むことを特徴とする。

【００２４】第９発明に係るコンピュータプログラムで
は、ウェブサーバコンピュータ等のコンピュータにて実
行することで、コンピュータが、伴奏である音と共に歌
詞を含む映像を出力させ、出力させる音に合わせて歌詞
を見ながら歌唱するカラオケに用いられる著作物情報を
記録する記録装置として動作し、予め著作物情報の選択
を受け付けておき、選択された著作物情報を出力装置へ
送信することにより、歌唱時等の出力時において、所望
の曲の検索に要する時間が不要となるため、歌唱時間等
の利用時間が圧迫されることを防止することが可能であ
る。

【００２５】第１０発明に係るコンピュータでの読み取
りが可能な記録媒体は、音及び映像を示す複数の著作物
情報を記録する記録手段と、通信装置並びに著作物情報
を音及び映像として出力させる出力装置と通信する通信
手段とを備えるコンピュータに、記録している著作物情
報を前記出力装置へ送信させるコンピュータプログラム
を記録してある、コンピュータでの読み取りが可能な記
録媒体であって、コンピュータに、前記通信装置から使
用のための認証に用いられる認証情報を受信した場合
に、該認証情報に基づいて認証を行わせる手順と、コン
ピュータに、記録している著作物情報の索引を示す索引
情報を前記通信装置へ送信させる手順と、コンピュータ
に、索引情報に基づいて選択された著作物情報を示す選
択情報を前記通信装置から受信したときに、受信した選
択情報を認証情報に対応付けて記録させる手順と、コン
ピュータに、前記出力装置から認証情報を受信した場合
に、受信した認証情報に対応付けられた選択情報が示す
著作物情報を抽出させる手順と、コンピュータに、抽出
した著作物情報を前記出力装置へ送信させる手順とを含
むコンピュータプログラムを記録してあることを特徴と
する。

【００２６】第１０発明に係るコンピュータでの読み取
りが可能な記録媒体では、記録されているコンピュータ
プログラムをウェブサーバコンピュータ等のコンピュー
タにて実行することで、コンピュータが、伴奏である音
と共に歌詞を含む映像を出力させ、出力させる音に合わ
せて歌詞を見ながら歌唱するカラオケに用いられる著作
物情報を記録する記録装置として動作し、予め著作物情
報の選択を受け付けておき、選択された著作物情報を出
力装置へ送信することにより、歌唱時等の出力時におい
て、所望の曲の検索に要する時間が不要となるため、歌
唱時間等の利用時間が圧迫されることを防止することが
可能である。

【００２７】

【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態を
示す図面に基づいて詳述する。図１は本発明の通信シス
テムを概念的に示す説明図である。図１中１０は、ウェ
ブサーバコンピュータを用いた本発明の記録装置であ
り、記録装置１０は、音楽業者等の著作権者と契約関係
にある事業体に管理され、伴奏である音及び歌詞を含む
映像を出力させカラオケ等の用途に利用される複数の著
作物情報を記録している。

【００２８】記録装置１０は、インターネット等の通信
網ＮＷに接続されており、通信網ＮＷを介して、著作物
情報を利用する複数の利用者が夫々管理する携帯電話、
ＰＤＡ(Personal Digital Assistant)及びパーソナルコ
ンピュータ等の通信装置２０，２０，…並びに著作物情
報を映像及び音として出力する通信カラオケ装置等の出
力装置３０と通信を行う。

【００２９】図２は本発明の通信システムの構成を示す
ブロック図である。記録装置１０は、装置全体を制御す
るＣＰＵ１１、本発明の記録装置用のコンピュータプロ
グラムＰＧ及びデータ等の各種情報を記録したＣＤ−Ｒ
ＯＭドライブ等の記録媒体ＲＥＣから各種情報を読み取
るＣＤ−ＲＯＭドライブ等の補助記憶手段１２、補助記
憶手段１２により読み取られた各種情報を記録するハー
ドディスク及びＲＡＩＤ等の記録手段１３、情報を一時
的に記憶するＲＡＭ１４並びに通信網ＮＷに接続する通
信手段１５を備えている。

【００３０】そして記録手段１３から本発明のコンピュ
ータプログラムＰＧ及びデータ等の各種情報を読み取
り、ＲＡＭ１４に記憶させて、ＣＰＵ１１により実行す
ることで、ウェブサーバコンピュータは本発明の記録装
置１０として動作する。

【００３１】また記録手段１３の記録領域の一部は、著
作物情報を記録する著作物データベース（著作物ＤＢ）
１０ａ及び利用者により出力装置３０へ送信すべく選択
された著作物情報を示す選択情報を記録する選択データ
ベース（選択ＤＢ）１０ｂ等の各種データベースとして
用いられており、各種データベースには必要に応じてア
クセスが行われ、情報の記録／読取が行われる。

【００３２】なお記録手段１３の記録領域の一部を著作
物データベース１０ａ及び選択データベース１０ｂ等の
各種データベースとして用いるのではなく、著作物デー
タベース１０ａ及び選択データベース１０ｂ等の各種デ
ータベースを記録する装置を記録装置１０に接続し、複
数の装置からなる装置群を記録装置１０として用いても
よく、特に著作物データベース１０ａについては記録さ
れている情報量が大きいため専用の装置を用いて構成す
ることが望ましい。

【００３３】図３は本発明の記録装置１０が備える著作
物データベース１０ａの記録内容を概念的に示す説明図
である。著作物データベース１０ａには、著作物情報を
特定する著作物ＩＤに対応付けて、被検索キーとして用
いられる検索項目及び著作物情報等の項目にデータを有
するレコードが記録されている。

【００３４】検索項目としては、曲名、ポップス及び演
歌等の曲属性、演者、テキスト情報である歌詞並びに発
売日等の項目があり、また出力に要する時間を示す出力
時間情報等の項目も設けられている。さらに１曲分全て
を出力させるための著作物情報だけでなく、１０秒程度
の音を出力させる試聴用情報も記録されている。

【００３５】図４は本発明の記録装置１０が備える選択
データベース１０ｂの記録内容を概念的に示す説明図で
ある。選択データベース１０ｂには、使用のための認証
に用いられ利用者を特定する認証情報に対応付けて、利
用者により選択された著作物情報を特定する著作物ＩＤ
が選択情報として記録されている。

【００３６】パーソナルコンピュータ等のコンピュータ
を用いた通信装置２０では、ＣＰＵ２１、記録手段２
２、ＲＡＭ２３、通信手段２４、マウス及びキーボード
等の入力手段２５並びにモニタ及びプリンタ等の出力手
段２６を備えており、また通信装置２０として携帯電話
を用いる場合、入力手段２５はテンキー等の押し釦とな
り、出力手段２６は液晶モニタとなる。

【００３７】出力装置３０は、ＣＰＵ３１、記録手段３
２、ＲＡＭ３３、通信手段３４、入力手段３５、マイク
等の音声入力手段３６、モニタ等の映像出力手段３７並
びにスピーカ等の音声出力手段３８を備えている。なお
出力装置３０は、一台の装置にて構成するのではなく、
通信網ＮＷに接続するパーソナルコンピュータと、モニ
タ及びスピーカ並びにマイクを備えるカラオケ装置とを
組み合わせた装置群を出力装置３０として用いてもよ
い。

【００３８】次に本発明の通信システムにおける著作物
情報選択処理を説明する。図５は本発明の通信システム
にて用いられる記録装置１０及び通信装置２０の著作物
情報選択処理を示すフローチャートである。通信装置２
０を管理する利用者は、通信装置２０を操作して記録装
置１０にアクセスし、正当な使用者であることを証明
し、当該システムを使用するための認証を行う認証ウェ
ブページを通信装置２０から出力させる。

【００３９】認証ウェブページでは、利用者を特定する
ＩＤ及びパスワード等の認証情報を入力する入力欄が示
されており、利用者は出力されている入力欄に認証情報
を入力する。通信装置２０では、認証情報の入力を受け
付け（Ｓ１０１）、入力を受け付けた認証情報を記録装
置１０へ送信する（Ｓ１０２）。

【００４０】記録装置１０では、認証情報を受信し（Ｓ
１０３）、受信した認証情報に基づいて認証処理を行っ
た上で（Ｓ１０４）、著作物情報を選択するための選択
ウェブページを通信装置２０へ送信する（Ｓ１０５）。
なおステップＳ１０４にて示す認証処理にて認証に失敗
した場合、以降の処理は実施されず認証に失敗したこと
を示す情報が通信装置２０へ送信される。

【００４１】通信装置２０では、選択ウェブページを受
信し（Ｓ１０６）、受信した選択ウェブページを出力す
る（Ｓ１０７）。

【００４２】図６は本発明の通信システムにて用いられ
る通信装置２０から出力される画像を示す説明図であ
る。図６は通信装置２０から出力された選択ウェブペー
ジを示しており、選択ウェブページでは、曲名、演者
（アーティスト）及び曲属性（ジャンル）等の検索条件
を入力する入力欄が示されており、利用者は入力欄の一
部又は全部に検索条件を入力する。通信装置２０では、
検索条件の入力を受け付け（Ｓ１０８）、受け付けた検
索条件を示す検索条件情報を記録装置１０へ送信する
（Ｓ１０９）。

【００４３】記録装置１０では、検索条件情報を受信し
（Ｓ１１０）、受信した検索条件に基づいて著作物デー
タベース１０ａから著作物情報を検索し（Ｓ１１１）、
検索した著作物情報に基づいて著作物情報の索引を示す
索引情報を生成する（Ｓ１１２）。そして生成した索引
情報を通信装置２０へ送信する（Ｓ１１３）。

【００４４】なお検索条件が複数である場合、利用者の
設定に応じて論理積又は論理和による検索が行われ、ま
た歌詞としてテキスト情報が検索条件に含まれている場
合、当該テキスト情報を歌詞の一部又は全部として含む
著作物情報が検索される。さらに曲名及び演者等の検索
条件については、完全な名称ではなく、名称の一部であ
っても良い。しかも検索は一度ではなく、必要に応じて
何段階もの絞り込み検索を行うことが可能である。

【００４５】通信装置２０では、索引情報を受信し（Ｓ
１１４）、受信した索引情報を出力する（Ｓ１１５）。

【００４６】図７は本発明の通信システムにて用いられ
る通信装置２０から出力される画像を示す説明図であ
る。図７にて示す画像中、左側が索引情報であり、検索
条件に基づいて検索された著作物情報を示す曲名及び演
者の一覧が索引として示されている。

【００４７】図７にて示す画像中、右側には、索引とし
て示されている著作物情報の中から利用者が選択した著
作物情報が示されており、利用者は著作物情報を選択す
る処理として、マウス等の入力手段２５を用いて操作さ
れるカーソルにて、索引情報として示されている所望の
著作物情報を指示し、所定の押し釦を押下した状態でカ
ーソルを右側へ移動させる操作、即ちドラッグアンドド
ロップ等の操作により索引情報に基づく著作物情報の選
択を行う。なお著作物情報の選択に際し、所定の操作を
行うことにより、試聴用情報を記録装置１０から取得
し、取得した試聴用情報に基づいて１０秒程度の音を出
力させることも可能である。通信装置２０では、索引情
報に基づく著作物情報の選択を受け付け（Ｓ１１６）、
選択された著作物情報を示す選択情報を記録装置１０へ
送信する（Ｓ１１７）。

【００４８】記録装置１０では、選択情報を受信し（Ｓ
１１８）、受信した選択情報を認証情報に対応付けて選
択データベース１０ｂに記録する（Ｓ１１９）。

【００４９】次に本発明の通信システムにおける著作物
情報出力処理を説明する。図８は本発明の通信システム
にて用いられる記録装置１０及び出力装置３０の著作物
情報出力処理を示すフローチャートである。利用者は、
カラオケとして、著作物情報を出力装置３０から音及び
映像として出力させ、映像の一部として出力させる歌詞
を見ながら、音として出力される伴奏に合わせて歌唱す
ることを所望する場合、先ず出力装置３０に認証情報の
入力を行う。なお利用者が複数である場合、複数の認証
情報を入力する。出力装置３０では、一又は複数の認証
情報の入力を受け付け（Ｓ２０１）、受け付けた一又は
複数の認証情報を記録装置１０へ送信する（Ｓ２０
２）。

【００５０】記録装置１０では、一又は複数の認証情報
を受信し（Ｓ２０３）、受信した各認証情報の夫々に対
応付けられた選択情報が示す夫々の著作物情報を選択デ
ータベース１０ｂから抽出し（Ｓ２０４）、抽出した著
作物情報の索引を示す出力索引情報を生成し（Ｓ２０
５）、生成した出力索引情報を出力装置３０へ送信する
（Ｓ２０６）。

【００５１】出力装置３０では、出力索引情報を受信し
（Ｓ２０７）、受信した出力索引情報を出力する（Ｓ２
０８）。

【００５２】図９は本発明の通信システムにて用いられ
る出力装置３０から出力される画像を示す説明図であ
る。図９にて示す画像中、下側が出力索引情報であり、
出力装置３０が受け付けた認証情報が複数であるため、
夫々の認証情報に対応付けられた選択情報に基づく複数
の出力索引情報が示されており、夫々の出力索引情報に
は夫々の選択情報に基づく著作物情報を示す曲名及び演
者の一覧が索引として示されている。

【００５３】図９にて示す画像中、上側には、索引とし
て示されている著作物情報の中から利用者が選択した著
作物情報が示されており、利用者は著作物情報を選択す
る処理として、マウス等の入力手段３５を用いて操作さ
れるカーソルにて、出力索引情報として示されている所
望の著作物情報を指示し、所定の押し釦を押下した状態
でカーソルを上側へ移動させる操作、即ちドラッグアン
ドドロップ等の操作により出力索引情報に基づく著作物
情報の選択を行う。

【００５４】なお著作物情報の選択は、いずれの出力索
引情報から選択してもよく、また図９に示すように選択
された著作物情報の左方には選択された順に付与される
数字が示される。付与された数字は記録装置１０から出
力装置３０へ送信される順序、即ち出力装置３０から出
力される順序でもあるが、この順序は固定されている訳
ではなく、数字の入力及びドラッグアンドドロップによ
る表示順序の操作等の送信順序を示す送信順序情報とし
ての入力を行うことで変更することが可能である。また
ランダム演奏と示されたアイコンを指示する入力を行う
ことにより、乱数を用いて決定させる送信順序情報を入
力することも可能である。

【００５５】さらに利用者は、２時間等の出力を許可す
る時間を示す許可時間情報を入力することも可能であ
る。なお許可時間情報は、２２時までのように終了時刻
を示す情報でもよい。

【００５６】このように利用者は出力装置３０に対し
て、出力索引情報に基づく著作物情報の選択並びに送信
順序情報及び許可時間情報の入力を行う。出力装置３０
では、出力索引情報に基づく著作物情報の選択を受け付
け（Ｓ２０９）、選択された著作物情報の送信順序を示
す送信順序情報の入力を受け付け（Ｓ２１０）、更に著
作物情報の出力を許可する時間を示す許可時間情報の入
力を受け付け（Ｓ２１１）、選択を受け付けた著作物情
報を示す出力選択情報を記録装置１０へ送信し（Ｓ２１
２）、入力を受け付けた送信順序情報を記録装置１０へ
送信し（Ｓ２１３）、入力を受け付けた許可時間情報を
記録装置１０へ送信する（Ｓ２１４）。なお許可時間情
報については、利用者が入力するのではなく、利用者と
異なる出力装置３０を管理する管理者が入力するように
してもよい。

【００５７】記録装置１０では、出力選択情報を受信し
（Ｓ２１５）、送信順序情報を受信し（Ｓ２１６）、更
に許可時間情報を受信する（Ｓ２１７）。そして受信し
た送信順序情報が示す送信順序に基づいて、出力選択情
報にて示される著作物情報の送信順序を決定し（Ｓ２１
８）、送信順序を決定された著作物情報に予め対応付け
て記録されている出力に要する時間を示す出力時間情報
を著作物データベース１０ａから抽出し（Ｓ２１９）、
抽出した出力時間情報及び受信した許可時間情報に基づ
いて、送信を許可する著作物情報を決定する（Ｓ２２
０）。

【００５８】そして選択情報に基づいて抽出した著作物
情報の中で出力選択情報にて示される著作物情報のう
ち、送信を許可した著作物情報を、決定した送信順序に
基づいて出力装置３０へ送信する（Ｓ２２１）。

【００５９】出力装置３０では、著作物情報を受信し
（Ｓ２２２）、受信した著作物情報を音及び映像として
出力する（Ｓ２２３）。そして利用者は伴奏として出力
される音及び出力される歌詞を含む映像を確認し、出力
される音に合わせて歌詞を見ながら歌唱する。

【００６０】なおステップＳ２２１乃至Ｓ２２３にて示
した著作物情報の送信から出力までの処理は、完全に受
信しない状態で出力を開始するストリーミング技術を用
いた処理であってもよい。

【００６１】また記録装置１０が出力装置３０へ送信し
た著作物情報は記録装置１０にて記録され、送信した著
作物情報の内容に応じて著作権者に相応の料金が支払わ
れる。

【００６２】前記実施の形態では、カラオケとして用い
られる著作物情報に適用する形態を示したが、本発明は
これに限らず、音及び映像を出力させる様々な著作物情
報に適用することが可能である。

【００６３】また前記実施の形態では、選択情報が示す
著作物情報の中から更に選択を行う形態を示したが、本
発明はこれに限らず、選択情報が示す著作物情報を全て
送信及び出力する形態でもよい。

【００６４】なお本発明の記録装置１０は、記録されて
いる著作物情報を管理する基本的なデータベース機能を
備えているため、例えば複数の出力索引情報が出力され
た段階において、利用者間での著作物情報の複写及び移
動並びに削除等の操作を行うことも可能であり、このよ
うな操作に基づいて選択データベース１０ｂは都度更新
が行われる。また出力装置３０では、認証情報に対応付
けて選択データベース１０ｂに記録されている著作物情
報の複写及び移動並びに削除だけでなく、新たに認証情
報に対応付けて著作物情報を選択データベース１０ｂに
記録する操作を行うことも可能であり、当該操作の具体
的な処理としては、図５を用いて説明した記録装置１０
及び通信装置２０の著作物情報選択処理を、記録装置１
０及び出力装置３０を用いて行うこととなる。

【００６５】

【発明の効果】以上詳述した如く本発明に係る著作物出
力方法、通信システム、記録装置、コンピュータプログ
ラム及び記録媒体では、伴奏である音と共に歌詞を含む
映像を出力させ、出力させる音に合わせて歌詞を見なが
ら歌唱するカラオケに用いられる著作物情報を記録して
いるウェブサーバコンピュータを用いた記録装置に、パ
ーソナルコンピュータ及び携帯電話等の通信装置を用い
てアクセスし、所望の著作物情報を予め選択しておき、
記録装置と通信する出力装置から予め選択しておいた著
作物情報を出力させることにより、歌唱時等の出力時に
おいて、所望の曲の検索に要する時間が不要となるた
め、歌唱時間等の出力時間が圧迫されることを防止する
ことが可能である等、優れた効果を奏する。

【００６６】さらに本発明では、複数の通信装置を夫々
操作する複数の利用者が個々に選択した著作物情報を、
一台の記録装置から出力させることにより、複数人での
遊興に用いることが可能である等、優れた効果を奏す
る。

【００６７】また本発明では、ポップス及び演歌等の曲
属性並びに演者等の検索条件に基づいて選択の対象とな
る著作物情報の絞り込みを行うことにより、著作物の検
索を容易にすることが可能である等、優れた効果を奏す
る。

【００６８】そして本発明では、予め選択されている著
作物情報の中から出力させたい著作物情報を更に選択す
ることにより、出力時の状況に応じて好適な著作物情報
を出力させることになるので、様々な状況下で利用する
ことが可能である等、優れた効果を奏する。

【００６９】しかも本発明では、送信順序を指定する送
信順序情報を送信することにより、利用者の所望する順
序で著作物情報を出力させることが可能であり、乱数を
用いて送信順序を決定させる送信順序情報を送信するこ
とにより、次にどのような著作物情報が出力されるか分
からないという状況を生みだし、気分を高揚させる演出
を行うことが可能であり、また予め時間を設定して、設
定した時間に基づいて記録装置から出力装置への著作物
情報の送信を制限することにより、歌唱に熱中するあま
り時間を超過してしまい料金の高騰を招くといった弊害
を防止することが可能である等、優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の通信システムを概念的に示す説明図で
ある。

【図２】本発明の通信システムの構成を示すブロック図
である。

【図３】本発明の記録装置が備える著作物データベース
の記録内容を概念的に示す説明図である。

【図４】本発明の記録装置が備える選択データベースの
記録内容を概念的に示す説明図である。

【図５】本発明の通信システムにて用いられる記録装置
及び通信装置の著作物情報選択処理を示すフローチャー
トである。

【図６】本発明の通信システムにて用いられる通信装置
から出力される画像を示す説明図である。

【図７】本発明の通信システムにて用いられる通信装置
から出力される画像を示す説明図である。

【図８】本発明の通信システムにて用いられる記録装置
及び出力装置の著作物情報出力処理を示すフローチャー
トである。

【図９】本発明の通信システムにて用いられる出力装置
から出力される画像を示す説明図である。

【符号の説明】

１０ 記録装置 ２０ 通信装置 ３０ 出力装置 ＮＷ 通信ネットワーク ＰＧ コンピュータプログラム ＲＥＣ 記録媒体

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 音及び映像を示す複数の著作物情報を記
   録している記録装置と、該記録装置と通信する出力装置
   及び通信装置を用い、前記記録装置は著作物情報を前記
   出力装置へ送信し、該出力装置は受信した著作物情報を
   音及び映像として出力する著作物出力方法であって、 前記通信装置は、 使用のための認証に用いる認証情報を前記記録装置へ送
   信し、 前記記録装置に記録されている著作物情報の中から選択
   した著作物情報を示す選択情報を前記記録装置へ送信
   し、 該記録装置は、 受信した認証情報に対応付けて受信した選択情報を記録
   し、 前記出力装置は、 認証情報を前記記録装置へ送信し、 該記録装置は、更に、 受信した認証情報に対応付けられた選択情報が示す著作
   物情報を前記出力装置へ送信することを特徴とする著作
   物出力方法。
2. 【請求項２】 音及び映像を示す複数の著作物情報を記
   録している記録装置と、該記録装置と通信し、著作物情
   報を音及び映像として出力する出力装置とを備える通信
   システムにおいて、 前記記録装置と通信する通信装置を備え、 該通信装置は、 使用のための認証に用いられる認証情報を前記記録装置
   へ送信する手段を備え、 前記記録装置は、 受信した認証情報に基づいて認証を行う手段と、 記録している著作物情報の索引を示す索引情報を前記通
   信装置へ送信する手段とを備え、 前記通信装置は、更に、 受信した索引情報に基づく著作物情報の選択を受け付け
   る手段と、 選択された著作物情報を示す選択情報を前記記録装置へ
   送信する手段とを備え、 前記記録装置は、更に、 受信した選択情報を認証情報に対応付けて記録する手段
   を備え、 前記出力装置は、 認証情報の入力を受け付ける受付手段と、 受け付けた認証情報を前記記録装置へ送信する手段とを
   備え、 前記記録装置は、更に、 受信した認証情報に対応付けられた選択情報が示す著作
   物情報を抽出する抽出手段と、 抽出した著作物情報を前記出力装置へ送信する著作物送
   信手段とを備えることを特徴とする通信システム。
3. 【請求項３】 前記通信装置は複数であり、 前記出力装置が備える受付手段は、複数の認証情報を受
   け付けるべくなしてあり、 前記記録装置が備える抽出手段は、複数の認証情報を受
   信した場合に、夫々の認証情報に対応付けられた選択情
   報が示す著作物情報を抽出すべくなしてあることを特徴
   とする請求項２に記載の通信システム。
4. 【請求項４】 前記通信装置は、更に、 著作物情報を検索する検索条件の入力を受け付ける手段
   と、 受け付けた検索条件を示す検索条件情報を前記記録装置
   へ送信する手段とを備え、 前記記録装置は、更に、 受信した検索条件情報に基づいて記録している著作物情
   報を検索する手段と、 検索した著作物情報に基づいて索引情報を生成する手段
   とを備えることを特徴とする請求項２又は請求項３に記
   載の通信システム。
5. 【請求項５】 前記記録装置は、更に、 抽出手段が抽出した著作物情報の索引を示す出力索引情
   報を生成する手段と、 生成した出力索引情報を前記出力装置へ送信する手段と
   を備え、 前記出力装置は、更に、 受信した出力索引情報に基づく著作物情報の選択を受け
   付ける手段と、 選択された著作物情報を示す出力選択情報を前記記録装
   置へ送信する手段とを備え、 前記記録装置が備える著作物送信手段は、抽出手段が抽
   出した著作物情報の中で出力選択情報にて示される著作
   物情報を送信すべくなしてあることを特徴とする請求項
   ２乃至請求項４のいずれかに記載の通信システム。
6. 【請求項６】 前記出力装置は、更に、 著作物情報の送信順序を示す送信順序情報の入力を受け
   付ける手段と、 受け付けた送信順序情報を前記記録装置へ送信する手段
   とを備え、 前記記録装置は、更に、 受信した送信順序情報に基づいて著作物情報の送信順序
   を決定する手段を備えることを特徴とする請求項２乃至
   請求項５のいずれかに記載の通信システム。
7. 【請求項７】 前記出力装置は、更に、 著作物情報の出力を許可する時間を示す許可時間情報を
   前記記録装置へ送信する手段を備え、 前記記録装置は、更に、 送信順序を決定された著作物情報に予め対応付けて記録
   されている出力に要する時間を示す出力時間情報を抽出
   する手段と、 抽出した出力時間情報及び受信した許可時間情報に基づ
   いて、送信を許可する著作物情報を決定する手段とを備
   えることを特徴とする請求項６に記載の通信システム。
8. 【請求項８】 音及び映像を示す複数の著作物情報を記
   録し、通信装置並びに著作物情報を音及び映像として出
   力する出力装置と通信する記録装置であって、 前記通信装置から使用のための認証に用いられる認証情
   報を受信する手段と、 受信した認証情報に基づいて認証を行う手段と、 記録している著作物情報の索引を示す索引情報を前記通
   信装置へ送信する手段と、 索引情報に基づいて選択された著作物情報を示す選択情
   報を前記通信装置から受信する手段と、 受信した選択情報を認証情報に対応付けて記録する手段
   と、 前記出力装置から認証情報を受信する手段と、 受信した認証情報に対応付けられた選択情報が示す著作
   物情報を抽出する手段と、 抽出した著作物情報を前記出力装置へ送信する手段とを
   備えることを特徴とする記録装置。
9. 【請求項９】 音及び映像を示す複数の著作物情報を記
   録する記録手段と、通信装置並びに著作物情報を音及び
   映像として出力させる出力装置と通信する通信手段とを
   備えるコンピュータに、記録している著作物情報を前記
   出力装置へ送信させるコンピュータプログラムであっ
   て、 コンピュータに、前記通信装置から使用のための認証に
   用いられる認証情報を受信した場合に、該認証情報に基
   づいて認証を行わせる手順と、 コンピュータに、記録している著作物情報の索引を示す
   索引情報を前記通信装置へ送信させる手順と、 コンピュータに、索引情報に基づいて選択された著作物
   情報を示す選択情報を前記通信装置から受信したとき
   に、受信した選択情報を認証情報に対応付けて記録させ
   る手順と、 コンピュータに、前記出力装置から認証情報を受信した
   場合に、受信した認証情報に対応付けられた選択情報が
   示す著作物情報を抽出させる手順と、 コンピュータに、抽出した著作物情報を前記出力装置へ
   送信させる手順とを含むことを特徴とするコンピュータ
   プログラム。
10. 【請求項１０】 音及び映像を示す複数の著作物情報を
    記録する記録手段と、通信装置並びに著作物情報を音及
    び映像として出力させる出力装置と通信する通信手段と
    を備えるコンピュータに、記録している著作物情報を前
    記出力装置へ送信させるコンピュータプログラムを記録
    してある、コンピュータでの読み取りが可能な記録媒体
    であって、 コンピュータに、前記通信装置から使用のための認証に
    用いられる認証情報を受信した場合に、該認証情報に基
    づいて認証を行わせる手順と、 コンピュータに、記録している著作物情報の索引を示す
    索引情報を前記通信装置へ送信させる手順と、 コンピュータに、索引情報に基づいて選択された著作物
    情報を示す選択情報を前記通信装置から受信したとき
    に、受信した選択情報を認証情報に対応付けて記録させ
    る手順と、 コンピュータに、前記出力装置から認証情報を受信した
    場合に、受信した認証情報に対応付けられた選択情報が
    示す著作物情報を抽出させる手順と、 コンピュータに、抽出した著作物情報を前記出力装置へ
    送信させる手順とを含むコンピュータプログラムを記録
    してあることを特徴とするコンピュータでの読み取りが
    可能な記録媒体。