JP2003280448A - 画像形成装置の像加熱装置 - Google Patents
画像形成装置の像加熱装置Info
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Abstract
の画像形成モードや、使用する転写紙の種類の違いなど
による温度変動を抑制し、より高品質の画像を得ること
の出来る画像形成装置の定着装置を提供する。 【解決手段】 静電記録方式を用いてトナー像を転写紙
上に形成するトナー像形成手段と、前記トナー像形成手
段によって形成されたトナー像を電磁誘導加熱によって
転写紙に定着させる定着手段と、前記定着手段の温度を
計測する温度計測手段と、前記温度計測手段を周期的に
動作させるタイマ手段と、前記タイマ手段の周期を決定
する周期決定手段と、前記定着装置の温度を制御する温
度制御手段とを有し、前記温度制御手段は前記温度計測
手段の実行毎に動作し、所定条件のもとで前記タイマ手
段の周期を変化させる。
Description
等を用いて転写紙上に画像を形成する画像形成装置及び
熱定着制御制御と、前記熱定着装置を備えた画像形成シ
ステムと、前記画像形成方法を実行するための記録媒体
に関するものである。
(転写)方式または直接方式の電子写真プロセス、静電
記録プロセス、磁気記録プロセス、その他公知の各種の
作像原理、プロセスにより作像部にてトナー像を形成
し、このトナー像を、転写紙、記録用紙、感光紙、静電
記録紙等の記録材に転写した後、熱ローラ方式の熱定着
器にて記録材に定着し永久画像を得ている。この熱ロー
ラ方式は、内部にヒータを備えた定着ローラと、これに
対向圧接させた加圧ローラとを用い、この一対のローラ
間の定着ニップ部に記録材を導入通過させることにより
記録材面に形成担持されている未定着トナー像を熱と圧
力で記録材面に定着させるものである。
減の気運により、立ち上がりが高速で、スタンバイ温度
制御が不要な熱定着装置が求められている。これを実現
するために、肉厚の薄い熱ローラを用い熱容量を小さく
することで、所望の温度までの昇温時間を短縮する方法
が挙げられる。この方法の実現に適した熱源として、I
H(電磁誘導加熱方式)が挙げられる。温度制御におい
ては、従来のハロゲンランプを熱源として使用していた
際に用いられていたON−OFF制御方式では、熱容量
の小さな熱ローラを使用するため、急激な温度変化を伴
い、制御が困難になる。そこで、温度検知手段により定
着装置の温度を計測し、その結果によって熱源に印加す
る電力をリニアに調節するフィードバック方式が考えら
れている。図4は縦軸が熱源に印加する電力値Poで、
横軸が温度Tを表しており、定着装置の温度がTaのと
きに熱源に対しPaの電力を与えるということである。
所定サンプル周期ごとに温度計測を行い、熱源に与える
電力を決定することで、定着装置の温度変化に対応した
温度制御を行う。
般的にモノクロよりカラーの方が転写紙上に載るトナー
の量も多く、定着時に必要な熱量も多くなり、定着器の
温度変化も激しくなる。また、使用する転写紙の種類に
ついても、薄紙や厚紙、普通紙、OHPフィルム等で定
着時に必要な熱量に差がある。これらの条件によって
は、定着装置の温度変動が引き起こされ、画像品質に悪
影響を及ぼす。
たもので、その目的とするところは、定着装置の温度制
御において、画像形成のモードや転写紙の種類の違いに
よる温度変動を抑制し、より高品質の画質を得ることの
できる画像形成装置の定着装置を提供することにある。
め、請求項1にかかる発明は、静電記録方式を用いてト
ナー像を転写紙上に形成するトナー像形成手段と、前記
トナー像形成装置によって形成されたトナー像を電磁誘
導加熱によって転写紙に定着させる定着手段と、前記定
着手段の温度を計測する温度計測手段と、前記温度計測
手段を周期的に動作させるタイマ手段と、前記タイマ手
段の周期を決定する周期設定手段と、前記定着手段の温
度を制御する温度制御手段とを有し、前記温度制御手段
は前記温度計測手段の実行毎に動作し、所定条件のもと
で、前記タイマ手段の周期を変化させることを特徴とす
る。また、請求項2に記載の発明は、請求項1に前記の
発明において、モノクロ/カラープリント等の動作モー
ドで前記タイマ手段の周期を変化させることを特徴とす
る。また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の
発明において、使用する転写紙の種類で前記タイマ手段
の周期を変化させることを特徴とする。
実施例を説明する。
本構成を示すブロック図である。この画像形成装置はレ
ーザプリンタ47として構成されている。このプリンタ
47の基本制御を行うCPU56には、制御プログラム
が書き込まれたROM59と、処理を行うためのワーク
RAM58と、入出力ポート57とがアドレスバス及び
データバスを介して接続されている。入出力ポート57
には、プリンタ47を制御する、モータ、クラッチ等の
各種負荷(不図示)や、定着ローラの温度を検出するセ
ンサ4などの入力装置が接続されている。CPU56
は、ROM59の内容に従って入出力ポート57を介し
て順次入出力の制御を行い、プリント動作を実行する。
さらに、CPU56には、画像処理部53と、処理され
た画像を蓄積する画像メモリ部54、定着ローラ部1を
誘導加熱する誘導コイル部3に高周波電流を印加する電
力供給部51が接続されている。また、画像メモリ部5
4には、記録材に未定着の画像形成を行う画像形成部5
5と、外部I/F処理部52とが接続されている。外部
I/F部52は、外部のコンピュータから入力されたP
DL(ページ記述言語)をビットマップに展開する。
略構成図である。本例の画像形成装置は転写式電子写真
プロセス利用、誘導加熱方式定着装置使用のレーザプリ
ンタである。31は像担持体としての回転ドラム型の電
子写真感光体(以下、感光ドラムと記す)であり、矢印
の時計方向に所定の周速度(プロセススピード)をもっ
て回転駆動される。感光ドラム31はその回転過程にお
いて、帯電装置としての帯電ローラ32によって所定の
極性・電位に一様に帯電される。
スキャナ33による、目的の画像情報パターンに対応し
たレーザビーム走査露光Lを受ける。これより感光ドラ
ム31面に目的の画像情報パターンに対応したレーザビ
ーム静電潜像が形成される。感光ドラム31面に形成さ
れた静電潜像は、現像装置34でトナー画像として現像
される。現像方法としては、ジャンピング現像法、2成
分現像法等が用いられ、イメージ露光と反転現像との組
み合わせで用いられることが多い。感光ドラム31面に
形成されたトナー画像は、感光ドラム31と、転写ロー
ラ35とで形成される転写ニップ36において、給紙部
37から該転写ニップ部36に所定のタイミングにて給
送された記録材(転写材)13に対して順次に静電転写
される。本例の画像形成装置において、給紙部37はカ
セット給紙部であり、給紙カセット内に積載収容させた
記録材13が給紙ローラ38と不図示の一枚分離部材と
によって一枚分離給送され、搬送ローラ対39、トップ
センサ(レジストセンサ)40等を含むシートパス41
を通って転写ニップ部36に所定の制御タイミングにて
給送される。カセット給紙部37からシートパス41を
通って転写ニップ部36に給送される記録材13はシー
トパス41の途中に設けたトップセンサ40で先端が認
識され、これに同期して感光ドラム31上に画像が形成
される。
受けた記録材13は感光ドラム31面から順次に分離さ
れて搬送ガイド8を通って定着装置Aへ導入され、該定
着装置Aで未定着トナー画像の加熱定着処理を受ける。
定着装置Aを出た画像加熱定着済みの記録材13は、搬
送ローラ対44を含むシート排出パス43を通って排出
ローラ対45で排紙トレイ部46に排出される。一方、
記録材13に対するトナー画像転写後に感光ドラム31
面上に残留する転写残トナーや紙粉等の付着汚染物は、
クリーナ42により感光ドラム31面上により除去さ
れ、表面清掃された感光ドラム31は繰り返して作像に
供される。
熱部材としての定着ローラ(加熱ローラ)、2は加圧部
材としての加圧ローラである。定着ローラ1は誘導電流
により発熱する導電性材料で構成されており、本例のも
のは外径40mm・厚さ0.7mmの鉄製の芯金シリン
ダ(導電性円筒ローラ)を基体としており、表面の離型
性を高めるために例えばPTFEやPFAの10〜50
μmの表面離型層を設けてもよい。また、定着性の向上
や、ローラ表面の温度ムラを低減させるために、鉄製芯
金シリンダと表面離型層との間に例えばシリコンゴム層
の20〜500μmの弾性層を設けてもよい。
周面に形成した表面離型性耐熱ゴム層あるいは中空芯金
11と表面との断熱を兼ねたスポンジ層である弾性層1
2とからなる。定着ローラ1と加圧ローラ2は、定着ロ
ーラ1を上側、加圧ローラ2を下側にして、かつ互いに
平行にして、それぞれ両端部を不図示の定着ユニットフ
レーム間に軸受部を介して回転自在に取り付けられてい
る。加圧ローラ2は定着ローラ1の回転軸方向にバネな
どを用いた不図示の加圧機構によって押し下げ付勢して
定着ローラ1の下面部に所定の加圧力で圧接させて定着
ニップ部(圧接ニップ部)Nを形成させてある。本例で
は、加圧ローラ2は約30kg重で過重されており、そ
の場合、定着ニップ部Nの幅(ニップ幅)は約6mmに
なる。しかし都合によっては荷重を変化させてニップ幅
を変えてもよい。
ラ1を回転駆動する機構になっており、加圧ローラ2は
この定着ローラ1の回転駆動に伴って定着ニップ部Nで
の摩擦力で従動回転する。14は定着ローラ1の内部空
間に挿入配設した誘導コイルアセンブリであり、誘導コ
イル3、コイルホルダ5、コア(磁心)7、ステー6等
からなる。コイルホルダ5はPPS・PEEK・フェノ
ール樹脂などの耐熱性樹脂からなる横断面略半円形桶型
部材であり、このコイルホルダ5の外回りに導線を巻い
て誘導コイル3を設けてある。コア7はコイルホルダ5
の内側に横断面T字型に組んで設けてある。そして、誘
導コイルアセンブリとして一体化させてある。上記の誘
導コイルアセンブリ14を定着ローラ1の内部空間に挿
入して、コイルホルダ5の外側の誘導コイル3を下向き
にして定着ローラ1の内面に近接させた状態にしてステ
ー6の両端部を不図示の定着ユニットフレーム間に固定
支持させることで、誘導コイルアセンブリ14を定着ロ
ーラ1の内部空間に配設してある。4は定着ローラ1の
表面に当接するように配置した接触型サーミスタ、また
は赤外線式非接触サーミスタ等の温度センサである。1
0は分離爪であり、定着ニップ部Nの記録材出口におい
て、定着ローラ1の表面に当接または近接して配置して
ある。
圧ローラ2が従動回転している状態において、誘導コイ
ル3に図1の電力供給部51から高周波の交流電流が印
加される。電源供給部は10kHz〜100kHzの高
周波をスイッチング電源で発生できるようになってい
る。誘導コイル3はこの電源供給部から供給される高周
波の交流電流によって交番磁束を発生する。交流電流に
よって誘導された磁界は導電層である定着ローラ1の内
面に渦電流を流しジュール熱を発生させ、定着ローラ1
は、効率的に迅速に加熱昇温する。
周期ごとに温度センサ4で検出され、その検出温度信号
が入出力ポート57を介してCPU56に入力される。
CPU56はその検出温度信号をもとに電源供給部51
から誘導コイル3への電力供給を増減制御して、定着ロ
ーラ1の表面温度が所定の一定温度(所定の定着温度)
に維持されるように随時自動制御する。定着ローラ1の
表面温度が所定の一定温度に自動制御された状態におい
て、定着ニップ部Nに記録材13を送り込み、挟持搬送
されることで、定着ローラ1の熱で未定着トナー画像9
が記録材13面に加熱定着される。定着ローラ1の発熱
を増加させるためには誘導コイル3の巻き数を増やした
り、コア7をフェライトやパーマロイといった高透磁率
で残留磁束密度の低いものを用いたり、交流電流の周波
数を高くするとよい。本例で用いた誘導コイル3は素線
を50〜150本撚ってあるリッツ線を6ターン巻いて
形成してある。巻き数は例えば4ターンから10ターン
にすることができる。
47が動作中である場合の定着装置Aの温度制御動作に
ついて説明する。
時から変化しているか否か判定する(S01)。変化し
ている場合は(S01分岐“YES”)、温度制御のサ
ンプル周期を決定する(S02)。サンプル周期は図6
の表から判定する。不図示の操作部からユーザが選択し
たカラー又はモノクロの動作モードと、厚紙・普通紙・
薄紙・OHPの紙種の組み合わせ条件から温度制御のサ
ンプル周期を決定する。
計測した結果から誘導コイル部3に印加する電力値Po
を決定する(S04)。続いて、誘導コイル部に3にS
04で決定した電力値Poを印加する。
ち)をかける(S06)。次にプリント終了か否か判断
する(S07)。プリント終了なら(S07分岐“YE
S”)、電力印加を停止し(S08)、プログラムを終
了する。プリント継続なら(S07分岐“NO”)、プ
ログラムを継続する。以上のシーケンスをレーザプリン
タ47の動作中に繰り返すことで、定着装置47の温度
制御を行う。本発明は、上述した実施形態の装置に限定
されず、定着ローラの加熱源として、ハロゲンヒータ、
面状ヒータ等を用いてもよい。また、複数の機器から構
成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装
置に適用してもよい。前述した実施形態の機能を実現す
るソフトウエアのプログラムコードを記憶した記憶媒体
をシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読み出し実行することによっても完成される。また、ソ
フトウエアに限らず、前述した実施形態の機能を実現す
る電気回路によっても完成されることは言うまでもな
い。また、プリント条件の項目やサンプル周期は、機器
の都合や求める精度等に適した値に自由に設定しても、
完成されることは言うまでもない。
れば、定着装置が動作状態にあるとき、カラー/モノク
ロの動作モードと、厚紙/普通紙/薄紙/OHP等の転
写紙の種類によって、定着装置の温度制御の周期を変化
させることで、画像形成の条件に合わせた温度制御が可
能となり、より高品質の画質を得ることのできる画像形
成装置を提供することが可能となる。
のブロック図である。
の概略構成図である。
横断面図である。
を表すグラフである。
御のフローチャートである。
ンプル周期の表である。
Claims (3)
- 【請求項1】 静電記録方式を用いてトナー像を転写紙
上に形成するトナー像形成手段と、 前記トナー像形成装置によって形成されたトナー像を電
磁誘導加熱によって転写紙に定着させる定着手段と、 前記定着手段の温度を計測する温度計測手段と、 前記温度計測手段を周期的に動作させるタイマ手段と、 前記タイマ手段の周期を設定する周期設定手段と、 前記定着手段の温度を制御する温度制御手段とを有し、 前記温度制御手段は前記温度計測手段の実行毎に動作
し、所定条件のもとで、前記タイマ手段の周期を変化さ
せることを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 モノクロ/カラープリント等の動作モー
ドで前記タイマ手段の周期を変化させることを特徴とす
る請求項1に記載の画像形成装置。 - 【請求項3】 使用する転写紙の種類で前記タイマ手段
の周期を変化させることを特徴とする請求項1に記載の
画像形成装置。
Priority Applications (2)
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- 2003-03-25 US US10/395,177 patent/US6834168B2/en not_active Expired - Fee Related
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