JP2003278606A - 多気筒内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

多気筒内燃機関の排気浄化装置

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JP2003278606A JP2002080694A JP2002080694A JP2003278606A JP 2003278606 A JP2003278606 A JP 2003278606A JP 2002080694 A JP2002080694 A JP 2002080694A JP 2002080694 A JP2002080694 A JP 2002080694A JP 2003278606 A JP2003278606 A JP 2003278606A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、内燃機関に接続された複数の排気
通路の各々に捕集機構とEGR機構とが設けられた内燃
機関の排気浄化装置において、好適なEGR制御を行う
ことができる技術を提供することを課題とする。 【解決手段】 本発明は、内燃機関に複数の排気通路が
接続され、排気通路毎に捕集機構とEGR通路とEGR
弁とが設けられた多気筒内燃機関の排気浄化装置におい
て、各捕集機構の圧力損失に応じて個々のEGR弁を制
御することにより、内燃機関の各気筒に対して均等にE
GRガスを供給することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の排気浄
化技術に関し、特に、多気筒内燃機関の排気浄化技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年では、車両などに搭載される内燃機
関に対して排気エミッションの向上が要求されている。
特に、軽油を燃料とする圧縮着火式の内燃機関では、内
燃機関から排出される窒素酸化物(NOx)、又は、煤
やSOF(Soluble Organic Fraction)などの微粒子
(PM:Particulate Matter)を浄化することが重要で
ある。
【0003】このような要求に対し、特開平11−29
4226号公報や特開平11−311138号公報に記
載されているように、内燃機関の排気通路に配置された
パティキュレートフィルタと、パティキュレートフィル
タより上流の排気通路から吸気通路へ排気の一部(EG
Rガス)を還流させるEGR通路と、前記EGR通路を
流れるEGRガスの流量を調整するEGR弁とを備えた
内燃機関が提案されている。
【0004】上記したような内燃機関は、EGR機構が
内燃機関の混合気中に排気を供給することにより内燃機
関から排出される窒素酸化物(NOx)量を低減させる
とともに、捕集機構が排気中のPMを捕集することによ
り大気中へ放出されるPM量を低減しようとするもので
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来の技術がV型内燃機関に代表される多気筒の内燃機関
に適用される場合には、内燃機関の気筒を二つ以上の気
筒群に分割し、各々の気筒群毎に排気通路を設けるとと
もに、各排気通路毎にパティキュレートフィルタとEG
R通路とEGR弁とを配置する構成が考えられる。
【0006】しかしながら、個々のパティキュレートフ
ィルタに捕集される微粒子量は必ずしも同量であるとは
限らない上、パティキュレートフィルタ毎に微粒子の捕
集状態が異なる場合があるため、パティキュレートフィ
ルタ毎に排気の圧力損失が異なる場合がある。
【0007】このような場合に全てのEGR弁が同一の
開度に制御されると、各EGR通路によって還流される
EGRガス量が排気通路毎に異なる事態が発生する。こ
れは、EGR通路を流れるEGRガス量は、EGR通路
の上流側端部に相当する排気通路内の圧力と下流側端部
に相当する吸気通路内の圧力との差に応じて変化するた
め、パティキュレートフィルタ毎に圧力損失が異なる場
合には、パティキュレートフィルタ上流における排気圧
力が排気通路毎に異なり、それに応じてEGR通路の上
流側端部と下流側端部との圧力差が排気通路毎に異なる
ようになるからである。
【0008】このようにEGR通路によって還流される
EGRガス量が排気通路毎に異なると、内燃機関の各気
筒へ供給されるEGRガス量を所望の量とすることが困
難となり、内燃機関の運転状態の悪化や排気エミッショ
ンの悪化などが誘発されることが想定される。
【0009】本発明は、上記したような種々の実情に鑑
みてなされたものであり、内燃機関に接続された複数の
排気通路の各々に捕集機構とEGR機構とが設けられた
内燃機関の排気浄化装置において、EGR制御を好適に
行うことができる技術を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した課題
を解決するために以下のような手段を採用した。すなわ
ち、本発明に係る多気筒内燃機関の排気浄化装置は、内
燃機関に接続された複数の排気通路と、前記各排気通路
毎に設けられ、排気中の微粒子を捕集する捕集機構と、
前記各捕集機構による排気の圧力損失を検出する検出手
段と、前記各排気通路における前記捕集機構より上流の
部位から前記内燃機関の吸気通路へ排気の一部を還流さ
せるEGR通路と、前記各EGR通路毎に設けられ、前
記各EGR通路を流れる排気流量を調整するEGR弁
と、前記各検出手段により検出された前記各捕集機構の
圧力損失に応じて前記各EGR弁の開度を個別に制御す
る制御手段と、を備えることを特徴とする。
【0011】本発明は、内燃機関に接続された複数の排
気通路の各々に捕集機構とEGR機構(EGR通路及び
EGR弁)が設けられた内燃機関の排気浄化装置におい
て、各排気通路毎に捕集機構の圧力損失に応じたEGR
弁の開度制御を行うことを最大の特徴としている。
【0012】かかる内燃機関の排気浄化装置では、各排
気通路毎に検出手段が捕集機構の圧力損失を検出する。
制御手段は、各検出手段が検出した圧力損失に応じて個
々のEGR弁の開度を制御する。
【0013】このように各捕集機構の圧力損失に応じて
各EGR弁の開度が制御されると、各EGR通路により
還流されるEGRガス量が略同量となり、内燃機関の各
気筒へ供給されるEGRガス量を所望の量にすることが
容易になる。
【0014】本発明に係る多気筒内燃機関の排気浄化装
置では、制御手段は、捕集機構の使用過程において少な
くとも一の捕集機構の圧力損失が他の捕集機構に比して
多くなった場合は、圧力損失が多くなった捕集機構が配
置された排気通路について、EGR弁の開度を他の排気
通路のEGR弁より小さくするようにしてもよい。
【0015】これは、少なくとも一の捕集機構の圧力損
失が他の捕集機構に比して多くなった場合は、圧力損失
が多くなった捕集機構が配置された排気通路において、
捕集機構より上流の排気圧力が他の排気通路より高くな
り、それに応じてEGR通路の上流側端部(EGR通路
と排気通路との接続部)と下流側端部(EGR通路と吸
気通路との接続部)との圧力差が他のEGR通路に比し
て大きくなるため、当該EGR通路により還流されるE
GRガス量が他のEGR通路より多くなるからである。
【0016】また、本発明に係る多気筒内燃機関の排気
浄化装置では、制御手段は、捕集機構の使用過程におい
て少なくとも一の捕集機構の圧力損失が他の捕集機構に
比して少なくなった場合は、圧力損失が少ない捕集機構
が配置された排気通路について、EGR弁の開度を他の
排気通路より大きくするようにしてもよい。
【0017】これは、少なくとも一の捕集機構の圧力損
失が他の捕集機構に比して少なくなった場合は、圧力損
失が少なくなった捕集機構が配置された排気通路におい
て、捕集機構より上流の排気圧力が他の排気通路より低
くなり、それに応じてEGR通路の上流側端部と下流側
端部との圧力差が他のEGR通路に比して小さくなるた
め、当該EGR通路により還流されるEGRガス量が他
のEGR通路より少なくなるからである。
【0018】尚、制御手段は、捕集機構の使用過程にお
いて少なくとも一の捕集機構の圧力損失と他の捕集機構
の圧力損失との差が所定値以上となった場合に限り、前
記した一の捕集機構が配置された排気通路のEGR弁の
開度を変更するようにしてもよい。
【0019】本発明に係る多気筒内燃機関の排気浄化装
置において、制御手段は、所定期間内に各検出手段が検
出した圧力損失の平均値に応じて各EGR弁の開度を制
御するようにしてもよい。
【0020】これは、捕集機構の詰まり以外の要因、例
えば、排気脈動の変則的な変化などにより、検出手段が
検出する圧力損失が一時的に変化した場合などに、その
ような圧力損失に応じてEGR弁の開度が制御される
と、EGRガス量が不要に増加或いは減少されてしまう
ことが想定されるからである。
【0021】本発明を適用する内燃機関としては、複数
の気筒が機関出力軸を中心にV字状の二つのバンクに分
割されたV型内燃機関であって、その内燃機関の各バン
ク毎に独立した排気通路を有するとともに、各排気通路
毎に捕集機構とEGR機構とを備えた内燃機関を例示す
ることができる。
【0022】また、本発明を適用する内燃機関として
は、複数の気筒を備えた直列型の内燃機関であって、そ
の内燃機関の気筒が複数の気筒群に分割され、各々の気
筒群毎に独立した排気通路を有するとともに、各排気通
路毎に捕集機構とEGR機構とを備えた内燃機関であっ
てもよい。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る多気筒内燃機
関の排気浄化装置の具体的な実施態様について図面に基
づいて説明する。
【0024】<実施の形態1>先ず、本発明に係る多気
筒内燃機関の排気浄化装置の第1の実施態様について図
1〜図3に基づいて説明する。
【0025】図1は、本発明を適用する内燃機関とその
吸排気系の概略構成を示す図である。図1に示す内燃機
関1は、1番気筒(#1)、3番気筒(#3)、及び5
番気筒(#5)の3つの気筒群からなる第1バンク1a
と、2番気筒(#2)、4番気筒(#4)、及び6番気
筒(#6)の3つの気筒群からなる第2バンク1bとが
図示しない機関出力軸を中心にV字型に配置されたV型
6気筒の内燃機関である。
【0026】前記第1バンク1aには第1の吸気枝管2
aが接続され、前記第2バンク1bには第2の吸気枝管
2bが接続されている。これら第1の吸気枝管2aと第
2の吸気枝管2bとは上流において1本の吸気管3に接
続されている。
【0027】前記吸気管3は、エアクリーナボックス4
に接続されている。前記吸気管3の途中には、該吸気管
3内を流れる空気の質量に対応した電気信号を出力する
エアフローメータ5が配置されている。
【0028】前記エアフローメータ5より下流の吸気管
3には、該吸気管3内を流れる空気の流量を調整する吸
気絞り弁6が設けられている。前記吸気絞り弁6には、
該吸気絞り弁6を開閉駆動する吸気絞り用アクチュエー
タ60が取り付けられている。
【0029】このように構成された吸気系では、先ず大
気中の空気がエアクリーナボックス4に流入する。エア
クリーナボックス4に流入した空気は、エアクリーナボ
ックス4に内装されたエアフィルタによって埃や塵を取
り除かれた後に吸気管3へ流入する。吸気管3に流入し
た空気は、吸気絞り弁6により流量を調整され、次いで
第1の吸気枝管2aと第2の吸気枝管2bとへ分配され
る。第1の吸気枝管2a及び第2の吸気枝管2bへ分配
された空気は、それら第1及び第2の吸気枝管2a、2
bの各枝管を介して各気筒の燃焼室へ導かれ、図示しな
い燃料噴射弁から噴射される燃料と共に燃焼せしめられ
る。
【0030】次に、前記第1バンク1aには第1の排気
枝管7aが接続され、前記第2バンク1bには第2の排
気枝管7bが接続されている。これら第1の排気枝管7
aと第2の排気枝管7bとは下流にて1本の排気管8に
接続されている。前記排気管8は、図示しないマフラー
に接続されている。
【0031】前記第1の排気枝管7aには、排気中の有
害ガス成分、特に煤やSOF(Soluble Organic Fracti
on)などの微粒子(PM:Particulate Matter)を浄化
する第1の排気浄化機構9aが配置されている。
【0032】前記第1の排気浄化機構9aは、本発明に
係る捕集機構の一実施態様であり、排気中に含まれるP
Mを捕集するDPF(Diesel Particulate Filter)、
多孔質の基材からなるウォールフロー型のパティキュレ
ートフィルタに白金(Pt)に代表される酸化触媒とカ
リウム(K)やセシウム(Cs)などに代表されるNO
x吸蔵剤とが担持されたDPNR(Diesel Particulate
NOx Reduction)触媒、或いはDPFとNOx触媒とが直
列に配置されたもの等を例示することができる。尚、以
下では、第1の排気浄化機構9aを第1のパティキュレ
ートフィルタ9aと称するものとする。
【0033】前記第1の排気枝管7aには、前記第1の
パティキュレートフィルタ9aより上流における排気の
圧力と下流における排気の圧力との差(以下、第1のフ
ィルタ前後差圧と称する)に対応した電気信号を出力す
る第1差圧センサ10aが設けられている。
【0034】一方、前記第2の排気枝管7bには、前記
した第1のパティキュレートフィルタ9aと同一の構造
を有する第2のパティキュレートフィルタ9bが配置さ
れるとともに、前記第2のパティキュレートフィルタ9
bより上流における排気の圧力と下流における排気の圧
力との差(以下、第2のフィルタ前後差圧と称する)に
対応した電気信号を出力する第2差圧センサ10bが設
けられている。
【0035】ここで、前記した第1差圧センサ10aと
第2差圧センサ10bとは、本発明に係る検出手段の一
実施態様である。
【0036】このように構成された排気系では、第1バ
ンク1aの各気筒内で燃焼された混合気(既燃ガス)が
第1の排気枝管7aへ排出されるとともに、第2バンク
1bの各気筒内の既燃ガスが第2の排気枝管7bへ排出
される。第1の排気枝管7a及び第2の排気枝管7bへ
排出された排気は、第1のパティキュレートフィルタ9
a及び第2のパティキュレートフィルタ9bにおいてP
Mを取り除かれた後に排気管8へ導かれ、排気管8を通
って大気中へ放出されることになる。
【0037】また、内燃機関1の吸排気系には、排気の
一部を吸気中へ還流させるEGR機構が設けられてい
る。本実施の形態におけるEGR機構は、第1バンク1
aと第2バンク1bとの各々に独立して設けられてい
る。
【0038】第1バンク1aのEGR機構は、第1の排
気枝管7aと第1の吸気枝管2aとを連通させる第1E
GR通路11aを備え、第1の排気枝管7a内を流れる
排気の一部(以下、EGRガスと称する)が第1EGR
通路11aを介して第1の吸気枝管2aへ還流されるよ
うになっている。
【0039】尚、前記第1EGR通路11aの途中に
は、該第1EGR通路11a内を流れるEGRガス量を
調節する第1EGR弁12aが配置され、この第1EG
R弁12aの開度が調節されることにより、第1の排気
枝管7aから第1の吸気枝管2aへ還流されるEGRガ
ス量を調節することが可能となっている。
【0040】第2バンク1bのEGR機構は、第2の排
気枝管7bと第2の吸気枝管2bとを連通させる第2E
GR通路11bを備え、第2の排気枝管7b内を流れる
排気の一部(以下、EGRガスと称する)が第2EGR
通路11bを介して第2の吸気枝管2bへ還流されるよ
うになっている。
【0041】尚、前記第2EGR通路11bの途中に
は、前述した第1EGR通路11aと同様に、該第2E
GR通路11b内を流れるEGRガス量を調節する第2
EGR弁12bが配置され、この第2EGR弁12bの
開度が調節されることにより、第2の排気枝管7bから
第2の吸気枝管2bへ還流されるEGRガス量を調節す
ることが可能となっている。
【0042】このように構成されたEGR機構では、第
1EGR弁12a及び第2EGR弁12bが開弁される
と、第1の排気枝管7a及び第2の排気枝管7bを流れ
る排気の一部がEGRガスとして第1EGR通路11a
及び第2EGR通路11bへ流入し、それら第1EGR
通路11a及び第2EGR通路11bを介して第1の吸
気枝管2a及び第2の吸気枝管2bへ還流される。第1
の吸気枝管2a及び第2の吸気枝管2bへ還流されたE
GRガスは、第1の吸気枝管2a及び第2の吸気枝管2
bの上流から流れてくる空気とともに各気筒の燃焼室へ
流入し、燃料噴射弁から噴射される燃料とともに燃焼に
供されることになる。
【0043】その際、EGRガス中には水(H2O)や
二酸化炭素(CO2)などの不活性ガス成分が含まれて
いるため、EGRガスが各気筒の燃焼室に導入された場
合には混合気の燃焼温度が低下し、以て窒素酸化物(N
x)の発生量を減少させることが可能となる。
【0044】ところで、窒素酸化物(NOx)の発生量
を低下させる上ではEGRガスの量を増加させる方法が
有効であるが、EGRガス量が増加された場合には窒素
酸化物(NOx)の発生量が減少する一方で燃焼悪化に
より煤の発生量が増加してしまうことになる。
【0045】但し、EGRガス量の増加に伴う煤の増加
にはピークが存在するため、そのピークを越えてEGR
ガス量が増加されると、燃焼室内における燃焼時の燃料
およびその周囲の温度が煤の生成温度より低められ、以
て窒素酸化物(NOx)及び煤の発生量を効果的に低減
させることが可能となる。
【0046】従って、EGRガス量を煤の発生量がピー
クとなる量より増加させることにより、燃焼室内の燃焼
時における燃料及びその周囲の温度を煤の生成温度より
低くすることが可能となり、以て窒素酸化物(NOx
及び煤の発生量を極めて少量とすることが可能となる。
【0047】以上述べたように構成された内燃機関1に
は、該内燃機関1の運転状態を制御するための電子制御
ユニット(ECU:Electronic Control Unit)20が
併設されている。このECU20は、CPU、ROM、
RAM、バックアップRAM、入力ポート、出力ポー
ト、A/Dコンバータ等から構成される算術論理演算回
路である。
【0048】前記ECU20には、前述したエアフロー
メータ5、第1差圧センサ10a、第2差圧センサ10
bに加え、内燃機関1に取り付けられたクランクポジシ
ョンセンサ13及び水温センサ14や、図示しないアク
セルペダルの操作量(開度)に応じた電気信号を出力す
るアクセルポジションセンサ15等の各種センサが電気
的に接続され、各種センサの出力信号がECU20へ流
入されるようになっている。
【0049】前記ECU20は、前述した各種センサに
加え、吸気絞り用アクチュエータ60、第1EGR弁1
2a、及び第2EGR弁12bと電気的に接続され、前
記各種センサの出力信号をパラメータとして吸気絞り用
アクチュエータ60、第1EGR弁12a、及び第2E
GR弁12bを制御することが可能になっている。
【0050】具体的には、ECU20は、ROMに記憶
されているアプリケーションプログラムに従って動作
し、燃料噴射制御や吸気絞り制御などの周知の制御に加
え、本発明の要旨となるEGR制御を実行する。
【0051】以下、本実施の形態におけるEGR制御に
ついて述べる。EGR制御では、ECU20は、先ず、
クランクポジションセンサ13、水温センサ14の出力
信号(冷却水温度)、及びアクセルポジションセンサ1
5の出力信号(アクセル開度)を入力する。ECU20
は、クランクポジションセンサ13の出力信号に基づい
て機関回転数を算出し、その機関回転数とアクセル開度
とから内燃機関1の負荷(機関負荷)を判定する。
【0052】次いで、ECU20は、前記した機関負
荷、冷却水温度、アクセル開度からEGR制御実行条件
が成立しているか否かを判別する。EGR制御実行条件
としては、冷却水温度が所定温度以上である、内燃機関
1の運転状態が高負荷運転領域にない、内燃機関1の運
転状態が減速運転領域にない、等の条件を例示すること
ができる。これらの条件は、冷間時における運転性を確
保するとともに、高負荷運転時の黒煙排出量を低減する
ための条件である。
【0053】上記したようなEGR制御実行条件が成立
していると判定された場合には、機関回転数と機関負荷
とをパラメータとして第1及び第2EGR弁12a、1
2bの共通の目標EGR開度を決定し、その目標EGR
開度に応じた駆動電力を第1及び第2EGR弁12a、
12bに印加する。
【0054】その際、ECU20は、内燃機関1の吸入
空気量が所定の目標吸入空気量となるように第1及び第
2EGR弁12a、12bの開度をフィードバック制御
する。前記した目標吸入空気量は、内燃機関1の各気筒
において燃焼に供される混合気の空燃比が目標空燃比と
なるように定められる空気量であり、目標EGR弁開度
と同様に機関負荷と機関回転数をパラメータとして決定
される。その際、機関負荷と機関回転数と目標吸入空気
量との関係を予めマップ化しておき、そのマップとアク
セル開度と機関回転数とから目標吸入空気量が算出され
るようにしてもよい。
【0055】内燃機関1の実際の吸入空気量が目標吸入
空気量より少ない場合は、ECU20は、第1及び第2
EGR弁12a、12bを所定量閉弁させる。この場
合、第1及び第2EGR通路11a、11bから第1及
び第2の吸気枝管2a、2bへ流入するEGRガス量が
減少し、それに応じて内燃機関1の各気筒内へ吸入され
るEGRガス量が減少することになる。その結果、内燃
機関1の気筒内に吸入される空気の量は、EGRガスが
減少した分だけ増加する。
【0056】一方、内燃機関1の実際の吸入空気量が目
標吸入空気量より多い場合は、ECU20は、第1及び
第2EGR弁12a、12bを所定量開弁させる。この
場合、第1及び第2EGR通路11a、11bから第1
及び第2の吸気枝管2a、2bへ流入するEGRガス量
が増加し、それに応じて内燃機関1の各気筒内に吸入さ
れるEGRガス量が増加する。この結果、内燃機関1の
気筒内に吸入される空気の量は、EGRガスが増加した
分だけ減少することになる。
【0057】ところで、第1及び第2のパティキュレー
トフィルタ9a、9bの実際の使用過程では、内燃機関
1の第1バンク1aの気筒から排出される排気の性状と
第2バンク1bの気筒から排出される排気の性状とは必
ずしも一致するとは限らない。これは、混合気の燃焼状
態が各気筒毎に異なる場合があり、そのような場合には
第1バンク1aから第1の排気枝管7aへ排出される排
気の性状と第2バンク1bから第2の排気枝管7bへ排
出される排気の性状とが異なることになるからである。
【0058】このように第1バンク1aの気筒から第1
の排気枝管7aへ排出される排気の性状と第2バンク1
bの気筒から第2の排気枝管7bへ排出される排気の性
状とが異なると、第1のパティキュレートフィルタ9a
と第2のパティキュレートフィルタ9bとの間でPMの
捕集量や捕集状態が異なることが想定される。
【0059】第1のパティキュレートフィルタ9aと第
2のパティキュレートフィルタ9bとの間でPMの捕集
量や捕集状態が異なると、第1のパティキュレートフィ
ルタ9aによる排気の圧力損失と第2のパティキュレー
トフィルタ9bによる排気の圧力損失とが異なるように
なる。
【0060】第1のパティキュレートフィルタ9aによ
る排気の圧力損失と第2のパティキュレートフィルタ9
bによる排気の圧力損失とが異なる場合には、第1のパ
ティキュレートフィルタ9aより上流の第1の排気枝管
7aにおける排気圧力と第2のパティキュレートフィル
タ9bより上流の第2の排気枝管7bにおける排気圧力
とが異なるようになる。
【0061】この結果、第1EGR通路11aの上流側
端部(第1EGR通路11aと第1の排気枝管7aとの
接続部)と下流側端部(第1EGR通路11aと第1の
吸気枝管2aとの接続部)の圧力差と、第2EGR通路
11bの上流側端部(第2EGR通路11bと第2の排
気枝管7bとの接続部)と下流側端部(第2EGR通路
11bと第2の吸気枝管2bとの接続部)の圧力差と
は、異なる圧力差となる。 その際、第1EGR弁12
aと第2EGR弁12bとが同一の開度に制御されてい
ると、第1EGR通路11aにより還流されるEGRガ
ス量と第2EGR通路11bにより還流されるEGRガ
ス量とが異なるようになり、内燃機関1の各気筒に対し
て所望量のEGRガスを供給することが困難となる。
【0062】特に、本実施の形態に係る内燃機関1のよ
うにバンク毎に吸気枝管が独立している場合には、第1
バンク1aの各気筒へ供給されるEGRガス量と第2バ
ンク1bの各気筒へ供給されるEGRガス量とが異なる
ようになり、その結果、少なくとも一方のバンクにおけ
る燃焼安定性や排気エミッションが悪化してしまう虞が
ある。
【0063】本実施の形態に係る内燃機関1のように、
エアフローメータ5の出力信号に基づいて第1EGR弁
12a及び第2EGR弁12bの開度がフィードバック
制御される場合には、内燃機関1の全ての気筒へ供給さ
れるEGRガスの総量は目標EGRガス量に収束させる
ことができるものの、第1バンク1aと第2バンク1b
の何れか一方のバンクの各気筒へ供給されるEGRガス
量が過剰に多くなると共に他方のバンクの各気筒へ供給
されるEGRガス量が過剰に少なくなる虞がある。
【0064】そこで、本実施の形態におけるEGR制御
では、ECU20は、第1のパティキュレートフィルタ
9aの圧力損失(第1のフィルタ前後差圧)と第2のパ
ティキュレートフィルタ9bの圧力損失(第2のフィル
タ前後差圧)とに基づいて、第1EGR弁12aと第2
EGR弁12bとの開度を個別に制御するようにした。
【0065】具体的には、ECU20は、EGR制御が
実行されているときに、第1差圧センサ10aの出力信
号(第1のフィルタ前後差圧)と第2差圧センサ10b
の出力信号(第2のフィルタ前後差圧)とを入力し、そ
れら第1のフィルタ前後差圧と第2のフィルタ前後差圧
とを比較する。
【0066】第1のフィルタ前後差圧と第2のフィルタ
前後差圧とが異なっている場合には、ECU20は、フ
ィルタ前後差圧が高いバンクのEGR弁の開度を閉弁側
に補正、又は、フィルタ前後差圧が低いバンクのEGR
弁の開度を開弁側に補正する。
【0067】その際の補正量は、第1のフィルタ前後差
圧と第2のフィルタ前後差圧との差をパラメータとして
決定されるようにしてもよく、或いは、第1のフィルタ
前後差圧と第2のフィルタ前後差圧との差に加え内燃機
関1の運転状態(例えば、機関負荷、アクセル開度、機
関回転数など)をパラメータとして決定されるようにし
てもよい。
【0068】尚、第1のフィルタ前後差圧と第2のフィ
ルタ前後差圧との差が少ない場合には、第1EGR通路
11aを流れるEGRガス量と第2EGR通路11bを
流れるEGRガス量との間に差が生じるものの、各EG
R通路によって還流されたEGRガスが各バンクの各気
筒へ分配された際には第1バンク1aの各気筒へ供給さ
れたEGRガス量と第2バンク1bの各気筒へ供給され
たEGRガス量との差が殆ど無くなるため、第1のフィ
ルタ前後差圧と第2のフィルタ前後差圧との差が少ない
場合には、第1EGR弁12aおよびまたは第2EGR
弁12bの開度を積極的に補正する必要はないと言え
る。
【0069】従って、第1のフィルタ前後差圧と第2の
フィルタ前後差圧との差が所定量未満である場合には第
1EGR弁12aおよびまたは第2EGR弁12bの開
度を補正せず、第1のフィルタ前後差圧と第2のフィル
タ前後差圧との差が所定量以上である場合には第1EG
R弁12aおよびまたは第2EGR弁12bの開度を補
正するようにしてもよい。
【0070】尚、前記した所定量は、内燃機関1の燃焼
安定性や排気エミッションを悪化させない範囲内で定め
られることが好ましく、内燃機関1が如何なる運転状態
にあるときも適合可能な固定値であってもよく、或いは
内燃機関1の運転状態に応じて変更される可変値であっ
てもよい。
【0071】また、第1差圧センサ10a及び第2差圧
センサ10bの出力信号値は、第1のパティキュレート
フィルタ9a及び第2のパティキュレートフィルタ9b
の詰まり以外の要因、例えば、排気脈動等の一時的且つ
変則的な変化に起因して一時的に変化する場合がある。
そのような場合に、第1差圧センサ10a及び第2差圧
センサ10bの出力信号値に基づいてEGR弁の開度が
補正されると、EGRガス量が不必要に増加或いは減少
されてしまうことが想定される。
【0072】このため、第1のフィルタ前後差圧と第2
のフィルタ前後差圧をある程度平滑化した上で、第1の
フィルタ前後差圧と第2のフィルタ前後差圧との差を算
出するようにすることが好ましい。
【0073】第1のフィルタ前後差圧及び第2のフィル
タ前後差圧を平滑化する方法としては、第1のフィルタ
前後差圧と第2のフィルタ前後差圧を同一の条件下で一
定時間計測し、その一定時間内に計測された第1のフィ
ルタ前後差圧と第2のフィルタ前後差圧との各々の平均
値を求める方法を例示することができる。
【0074】このように、本実施の形態におけるEGR
制御では、第1のフィルタ前後差圧の平均値と第2のフ
ィルタ前後差圧の平均値とに基づいて、第1EGR弁1
2aと第2EGR弁12bとの開度を個別に制御するこ
とにより、内燃機関1の全ての気筒に対して所望量のE
GRを均等に供給することが可能となる。
【0075】次に、本実施の形態におけるEGR制御に
ついて図2に沿って具体的に説明する。図2は、EGR
制御ルーチンを示すフローチャート図である。このEG
R制御ルーチンは、予めROMに記憶されているルーチ
ンであり、ECU20によって所定時間毎に繰り返し実
行されるルーチンである。
【0076】EGR制御ルーチンでは、ECU20は、
先ずS201において、クランクポジションセンサ1
3、水温センサ14の出力信号(冷却水温度)、及びア
クセルポジションセンサ15の出力信号(アクセル開
度)等の各種データの入力処理を実行する。
【0077】S202では、ECU20は、クランクポ
ジションセンサ13の出力信号に基づいて機関回転数を
算出し、その機関回転数とアクセル開度とから機関負荷
を演算する。
【0078】S203では、ECU20は、前記S20
1で入力された冷却水温度及びアクセル開度と、前記S
202で演算された機関負荷とをパラメータとして、E
GR制御実行条件が成立しているか否かを判別する。す
なわち、ECU20は、冷却水温度が所定温度以上であ
る、内燃機関1の運転状態が高負荷運転領域にない、内
燃機関1の運転状態が減速運転領域にない等の条件が成
立しているか否かを判別する。
【0079】前記S203においてEGR制御実行条件
が成立していないと判定された場合は、ECU20は、
S218へ進み、第1EGR通路11a及び第2EGR
通路11bを遮断すべく第1EGR弁12a及び第2E
GR弁12bを全閉に制御して、本ルーチンの実行を一
旦終了する。
【0080】前記S203においてEGR制御実行条件
が成立していると判定された場合は、ECU20は、S
204へ進み、ECU20は、機関回転数と機関負荷と
をパラメータとして第1及び第2EGR弁12a、12
bの共通の目標EGR開度を演算する。その際、機関回
転数と機関負荷と目標EGR開度との関係を予めマップ
化してROMに記憶しておくようにしてもよい。
【0081】S205では、ECU20は、第1のフィ
ルタ前後差圧及び第2のフィルタ前後差圧の測定を開始
する。すなわち、ECU20は、第1差圧センサ10a
及び第2差圧センサ10bの出力信号の入力処理を開始
する。
【0082】S206では、ECU20は、計時カウン
タ:Cを起動させる。この計時カウンタ:Cは、第1の
フィルタ前後差圧及び第2のフィルタ前後差圧の測定が
開始された時点からの経過時間を計測するカウンタであ
る。
【0083】S207では、ECU20は、計時カウン
タ:Cにより計測された時間(第1のフィルタ前後差圧
及び第2のフィルタ前後差圧の測定が開始された時点か
らの経過時間):Cが所定時間以上であるか否かを判別
する。
【0084】前記S207において計時カウンタ:Cに
より計測された時間:Cが所定時間未満であると判定さ
れた場合は、ECU20は、計時カウンタ:Cにより計
測された時間:Cが所定時間判以上となるまで前記S2
07の処理を繰り返し実行する。
【0085】前記S207において計時カウンタ:Cに
より計測された時間:Cが所定時間以上であると判定さ
れた場合は、ECU20は、S208へ進み、第1のフ
ィルタ前後差圧及び第2のフィルタ前後差圧の測定を終
了する。
【0086】S209では、ECU20は、前記所定時
間内に測定された第1のフィルタ前後差圧の平均値:P
1を算出するとともに、前記所定時間内に測定された第
2のフィルタ前後差圧の平均値:P2を算出する。
【0087】S210では、ECU20は、前記S20
9で算出された第1のフィルタ前後差圧の平均値:P1
と第2のフィルタ前後差圧の平均値:P2との差の絶対
値:△P(=|△P1−△P2|)を演算する。
【0088】S211では、ECU20は、第1のフィ
ルタ前後差圧の平均値:P1と第2のフィルタ前後差圧
の平均値:P2との差の絶対値:△Pが所定値:Pb以
上であるか否かを判別する。
【0089】前記S211において第1のフィルタ前後
差圧の平均値:P1と第2のフィルタ前後差圧の平均
値:P2との差の絶対値:△Pが所定値:Pb未満であ
ると判定された場合は、ECU20は、S217へ進
み、前記S204で算出された目標EGR開度:Seを
第1EGR弁12aの目標EGR開度:Se1及び第2E
GR弁12bの目標EGR開度:Se2として設定す
る。
【0090】続いて、ECU20は、S216へ進み、
前記S217において設定された目標EGR開度:Se1
に従って第1EGR弁12aを制御するとともに、前記
S217において設定された目標EGR開度:Se2に従
って第2EGR弁12bを制御する。
【0091】この場合、第1EGR弁12aの開度と第
2EGR弁12bの開度が同一の開度となるが、第1の
フィルタ前後差圧の平均値:P1と第2のフィルタ前後
差圧の平均値:P2とが略同一の値となるため、第1E
GR通路11aにより第1バンク1aの各気筒へ供給さ
れるEGRガス量と第2EGR通路11bにより第2バ
ンク1bの各気筒へ供給されるEGRガス量とは略同量
となる。
【0092】また、前記S211において第1のフィル
タ前後差圧の平均値:P1と第2のフィルタ前後差圧の
平均値:P2との差の絶対値:△Pが所定値:Pb以上
であると判定された場合は、ECU20は、S212へ
進み、第1のフィルタ前後差圧の平均値:P1と第2の
フィルタ前後差圧の平均値:P2との差の絶対値:△P
をパラメータとして目標EGR開度の補正量:△EGR
を算出する。
【0093】その際、前記△Pと前記△EGRとの関係
を予め実験的に求めておき、それらの関係をマップ化し
てROMなどに記憶しておくことが好ましい。また、前
記△Pと内燃機関1の運転状態とをパラメータとして目
標EGR開度の補正量:△EGRを決定する場合には、
△Pと内燃機関1の運転状態と△EGRとの関係を予め
実験的に求めておき、それらの関係をマップ化してRO
Mなどに記憶しておくようにしてもよい。
【0094】S213では、ECU20は、第1のフィ
ルタ前後差圧の平均値:P1が第2のフィルタ前後差圧
の平均値:P2より大きいか否かを判別する。
【0095】前記S213において第1のフィルタ前後
差圧の平均値:P1が第2のフィルタ前後差圧の平均
値:P2より大きいと判定された場合には、ECU20
は、S214へ進み、前記S204で算出された目標E
GR開度:Seから前記S212において算出された補
正量:△EGRを減算して得られる開度(=Se−△E
GR)を第1EGR弁12aの目標EGR開度:Se1と
して設定し、前記S204で算出された目標EGR開
度:Seを第2EGR弁12bの目標EGR開度:Se2
として設定する。
【0096】続いて、ECU20は、S216へ進み、
前記S214において設定された目標EGR開度:Se1
に従って第1EGR弁12aを制御するとともに、前記
S214において設定された目標EGR開度:Se2に従
って第2EGR弁12bを制御する。
【0097】この場合、第1EGR弁12aの開度は第
2EGR弁12bの開度に比して小さくなるが、第1の
フィルタ前後差圧の平均値:P1が第2のフィルタ前後
差圧の平均値:P2より大きいため、第1EGR通路1
1aにより第1バンク1aの各気筒へ供給されるEGR
ガス量と第2EGR通路11bにより第2バンク1bの
各気筒へ供給されるEGRガス量とは略同量となる。
【0098】また、前記S213において第1のフィル
タ前後差圧の平均値:P1が第2のフィルタ前後差圧の
平均値:P2より小さいと判定された場合には、ECU
20は、S215へ進み、前記S204で算出された目
標EGR開度:Seを第1EGR弁12aの目標EGR
開度:Se1として設定し、前記S204で算出された目
標EGR開度:Seから前記S212において算出され
た補正量:△EGRを減算して得られる開度(=Se−
△EGR)を第2EGR弁12bの目標EGR開度:S
e2として設定する。
【0099】続いて、ECU20は、S216へ進み、
前記S215において設定された目標EGR開度:Se1
に従って第1EGR弁12aを制御するとともに、前記
S214において設定された目標EGR開度:Se2に従
って第2EGR弁12bを制御する。
【0100】この場合、第2EGR弁12bの開度は第
1EGR弁12aの開度に比して小さくなるが、第2の
フィルタ前後差圧の平均値:P2が第1のフィルタ前後
差圧の平均値:P1より大きいため、第1EGR通路1
1aにより第1バンク1aの各気筒へ供給されるEGR
ガス量と第2EGR通路11bにより第2バンク1bの
各気筒へ供給されるEGRガス量とは略同量となる。
【0101】以上述べたようにECU20がEGR制御
ルーチンを実行することにより、第1EGR弁12a及
び第2EGR弁12bの各々は、第1のパティキュレー
トフィルタ9a及び第2のパティキュレートフィルタ9
bの各々の圧力損失に応じて個別に制御されることとな
り、本発明に係る制御手段が実現されることになる。
【0102】従って、本実施の形態における多気筒内燃
機関の排気浄化装置によれば、第1のパティキュレート
フィルタ9aの圧力損失と第2のパティキュレートフィ
ルタ9bの圧力損失とが異なる場合であっても、第1E
GR通路11aにより第1バンク1aの各気筒へ供給さ
れるEGRガス量と第2EGR通路11bにより第2バ
ンク1bの各気筒へ供給されるEGRガス量とを略同量
にすることが可能となる。
【0103】この結果、内燃機関1の各気筒に対して所
望量のEGRガス量を供給することが可能となり、以て
内燃機関1に対して好適なEGR制御を実現することが
可能となる。
【0104】尚、本実施の形態におけるV型内燃機関で
は、各バンクのEGR弁を個別に制御することにより各
バンクの気筒へ供給されるEGRガス量を調節する例に
ついて述べたが、図3に示すように、第1バンク1aの
第1の吸気枝管2aと第2バンク1bの第2の吸気枝管
2bとの各々に吸気絞り弁6a、6b及び吸気絞り用ア
クチュエータ60a、60bが独立して設けられている
場合には、第1EGR弁12a及び第2EGR弁12b
に加え、吸気絞り弁6a、6bを個別に制御することに
よって各バンク1a、1bのEGRガス量を調節するよ
うにしてもよい。
【0105】また、本実施の形態では、パティキュレー
トフィルタの圧力損失を検出する手段として差圧センサ
を用いたが、前述した図3の説明で述べたように、第1
バンク1aの第1の吸気枝管2aと第2バンク1bの第
2の吸気枝管2bとの各々に吸気絞り弁6a、6b及び
吸気絞り用アクチュエータ60a、60bが独立して設
けられている場合には、第1バンク1aの吸気絞り弁6
aを全開とし且つ第2バンク1bの吸気絞り弁6bを全
閉としたときのエアフローメータ5の出力信号値に基づ
いて第1のパティキュレートフィルタ9aの圧力損失を
演算するとともに、第1バンク1aの吸気絞り弁6aを
全閉とし且つ第2バンク1bの吸気絞り弁6bを全開と
したときのエアフローメータ5の出力信号値に基づいて
第2のパティキュレートフィルタ9bの圧力損失を演算
するようにしてもよい。
【0106】<実施の形態2>次に、本発明に係る多気
筒内燃機関の排気浄化装置の第2の実施態様について図
4〜図5に基づいて説明する。ここでは前述した第1の
実施の形態と異なる構成について説明し、同様の構成に
ついては説明を省略する。
【0107】図4は、本実施の形態における内燃機関と
その吸排気系の概略構成を示す図である。前述した第1
の実施の形態と本実施の形態との差異は、本実施の形態
に係る多気筒内燃機関の排気浄化装置では、第1EGR
通路11aの途中に該第1EGR通路11a内を流れる
EGRガスを冷却するためのEGRクーラ16が設けら
れている点にある。
【0108】これに対応して、本実施の形態に係るEG
R制御では、水温センサ14の出力信号値(冷却水温
度)が低い場合や機関負荷が低い場合は、第2EGR弁
12bの開度に比して第1EGR弁12aの開度が小さ
くされ、或いは第1EGR弁12aが全閉とされること
により、主に第2EGR通路11bによって還流される
EGRガス、言い換えれば、EGRクーラ16によって
冷却されていないEGRガスが内燃機関1へ供給される
ようにする。
【0109】これは、EGRクーラ16によって冷却さ
れたEGRガスは低温で密度の高いガスとなるため、冷
却水温度が低い場合や機関負荷が低い場合にEGRクー
ラ16によって冷却されたEGRガスが内燃機関1へ供
給されると、各気筒の圧縮端温度(圧縮行程上死点近傍
における気筒内の温度)が過剰に低下し、燃料が着火及
び燃焼し難くなる虞があるからである。
【0110】尚、冷却水温度や機関負荷がある程度高い
場合は、前述した第1の実施の形態と同様に第1EGR
弁12a及び第2EGR弁12bが制御され、第1EG
R通路11a及び第2EGR通路11bの双方を利用し
て内燃機関1へEGRガスが供給されるものとする。
【0111】以下、本実施の形態におけるEGR制御に
ついて図5に沿って説明する。図5は、本実施の形態に
おけるEGR制御ルーチンを示すフローチャート図であ
る。
【0112】EGR制御ルーチンでは、ECU20は、
先ずS501において、クランクポジションセンサ1
3、水温センサ14の出力信号(冷却水温度)、及びア
クセルポジションセンサ15の出力信号(アクセル開
度)等の各種データの入力処理を実行する。
【0113】S502では、ECU20は、クランクポ
ジションセンサ13の出力信号に基づいて機関回転数を
算出し、その機関回転数とアクセル開度とから機関負荷
を演算する。
【0114】S503では、ECU20は、前記S50
1で入力された冷却水温度及びアクセル開度と、前記S
502で演算された機関負荷とをパラメータとして、E
GR制御実行条件が成立しているか否かを判別する。
【0115】前記S503においてEGR制御実行条件
が成立していないと判定された場合は、ECU20は、
S520へ進み、第1EGR弁12a及び第2EGR弁
12bを全閉に制御して、本ルーチンの実行を一旦終了
する。
【0116】前記S503においてEGR制御実行条件
が成立していると判定された場合は、ECU20は、S
504へ進み、前記S501で入力された冷却水温度が
所定温度:T以上であるか否かを判別する。
【0117】前記S503において前記冷却水温度が所
定温度:T以上であると判定された場合は、ECU20
は、S505へ進み、前記S502で算出された機関負
荷が所定負荷:L以上であるか否かを判別する。
【0118】前記S503において前記冷却水温度が所
定温度:T未満であると判定された場合、又は、前記S
505において前記機関負荷が所定負荷:L未満である
と判定された場合は、ECU20は、S521へ進む。
【0119】S521では、ECU20は、先ず、第1
EGR弁12aの目標EGR開度:Se1を全閉に設定す
る。次いで、ECU20は、単一のEGR通路(この場
合は第2EGR通路11b)によって内燃機関1へEG
Rガスを供給するための目標EGR開度:Sesを算出
し、その目標EGR開度:Sesを第2EGR弁12bの
目標EGR開度:Se2として設定する。
【0120】前記した目標EGR開度:Sesは、内燃機
関1の機関回転数や機関負荷をパラメータとして決定さ
れる開度であるため、機関回転数と機関負荷と目標EG
R開度:Sesとの関係を予め実験的に求めておき、それ
らの関係をマップ化してROM等に記憶しておくように
してもよい。
【0121】ECU20は、上記したS521の処理を
実行し終えると、S518へ進み、前記S521におい
て設定された第1EGR弁12aの目標EGR開度:S
e1及び第2EGR弁12bの目標EGR開度:Se2に従
って、第1EGR弁12aと第2EGR弁12bとを制
御する。
【0122】この場合、第1EGR弁12aが閉弁され
るとともに第2EGR弁12bが開弁されるため、第1
EGR通路11aが遮断され且つ第2EGR通路11b
が導通することになる。
【0123】この結果、第2EGR通路11bのみによ
って内燃機関1へEGRガスが供給されることになるた
め、EGRクーラ16により冷却されたEGRガスが内
燃機関1へ供給されることがなく、以て内燃機関1の燃
焼状態が悪化するようなことがない。
【0124】ここで図5のEGR制御ルーチンに戻り、
前記したS505において前記機関負荷が所定負荷:L
以上であると判定された場合には、ECU20は、S5
06へ進むことになる。尚、S506〜S519の処理
は、前述した第1の実施の形態におけるEGR制御ルー
チンのS204〜S217の処理と同一であるため、説
明を省略する。
【0125】以上述べたようにECU20がEGR制御
ルーチンを実行することにより、EGRクーラを備えた
内燃機関において、前述した第1の実施の形態と同様の
効果を得ることが可能となる上、EGRクーラに起因し
た燃焼安定性の低下を防止することも可能となるため、
内燃機関1に対して好適なEGR制御を実現することが
可能となる。
【0126】尚、前述した第1及び第2の実施の形態で
は、本発明に係る内燃機関として、V型の内燃機関を例
に挙げて説明したが、直列型の多気筒内燃機関の気筒を
二つ以上の気筒群に分割し、各気筒群毎に排気通路を独
立させるとともに、それら排気通路の各々にパティキュ
レートフィルタとEGR機構とを備えた内燃機関であっ
てもよい。このような内燃機関としては、例えば、図6
に示すように、直列型の6気筒内燃機関30の気筒を3
気筒毎に二つの気筒群に分割し、それら二つの気筒群の
各々に排気通路31a、31bを接続するとともに、各
排気通路31a、31b毎に、パティキュレートフィル
タ32a、32bと、EGR通路34a、34bと、E
GR弁35a、35bと、を備えたものを例示すること
ができる。
【0127】
【発明の効果】本発明に係る多気筒内燃機関の排気浄化
装置によれば、内燃機関に複数の排気通路が接続され、
各排気通路毎に捕集機構とEGR通路とEGR弁とが配
置された内燃機関の排気浄化装置において、各捕集機構
の圧力損失に応じて各EGR弁の開度が制御されるた
め、各EGR通路により還流されるEGRガス量を略同
量とすることが可能となる。
【0128】この結果、内燃機関の各気筒に対して所望
量のEGRガスを供給することが容易になり、以て内燃
機関に対して好適なEGR制御を行うことが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態における内燃機関の概略構
成を示す図
【図2】 第1の実施の形態におけるEGR制御ルーチ
ンを示すフローチャート図
【図3】 本発明を適用可能な内燃機関の他の実施態様
を示す図(1)
【図4】 第2の実施の形態における内燃機関の概略構
成を示す図
【図5】 第2の実施の形態におけるEGR制御ルーチ
ンを示すフローチャート図
【図6】 本発明を適用可能な内燃機関の他の実施態様
を示す図(2)
【符号の説明】
1・・・・内燃機関 2a・・・第1の吸気枝管 2b・・・第2の吸気枝管 7a・・・第1の排気枝管 7b・・・第2の排気枝管 9a・・・第1のパティキュレートフィルタ 9b・・・第2のパティキュレートフィルタ 10a・・第1差圧センサ 10b・・第2差圧センサ 11a・・第1EGR通路 11b・・第2EGR通路 12a・・第1EGR弁 12b・・第2EGR弁 20・・・ECU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F01N 3/02 301 F01N 3/02 301K F02D 21/08 F02D 21/08 L Fターム(参考) 3G062 AA01 AA03 BA06 CA06 DA01 DA02 EA04 EA10 ED01 ED04 ED12 FA02 FA05 FA06 FA11 FA23 GA01 GA04 GA06 GA08 GA22 3G090 AA04 EA06 3G092 AA02 AA06 AA13 AA17 BA01 DC03 DC08 DG06 DG07 EA01 EA02 EB05 EC01 EC09 FA15 GA03 HA01X HA01Z HD08Z HE01Z HE03Z HE08Z HF08Z

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関に接続された複数の排気通路
    と、 前記各排気通路毎に設けられ、排気中の微粒子を捕集す
    る捕集機構と、 前記各捕集機構による排気の圧力損失を検出する検出手
    段と、 前記各排気通路における前記捕集機構より上流の部位か
    ら前記内燃機関の吸気通路へ排気の一部を還流させるE
    GR通路と、 前記各EGR通路毎に設けられ、前記各EGR通路を流
    れる排気流量を調整するEGR弁と、 前記検出手段により検出された前記各捕集機構の圧力損
    失に応じて前記各EGR弁の開度を個別に制御する制御
    手段と、を備えることを特徴とする多気筒内燃機関の排
    気浄化装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記捕集機構の使用過
    程において少なくとも一の捕集機構の圧力損失が他の捕
    集機構に比して多くなった場合に、圧力損失が多くなっ
    た捕集機構が設けられた排気通路について、他の排気通
    路に比してEGR弁の開度を小さくすることを特徴とす
    る請求項1に記載の多気筒内燃機関の排気浄化装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記捕集機構の使用過
    程において少なくとも一の捕集機構の圧力損失が他の捕
    集機構に比して所定値以上多くなった場合に、圧力損失
    が多くなった捕集機構が設けられた排気通路について、
    他の排気通路に比してEGR弁の開度を小さくすること
    を特徴とする請求項1に記載の多気筒内燃機関の排気浄
    化装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、所定期間内に各検出手
    段が検出した圧力損失の平均値に応じて前記各EGR弁
    の開度を制御することを特徴とする請求項1に記載の多
    気筒内燃機関の排気浄化装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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