JP2003278464A - ルーバー及びこのルーバーを内装する複層ガラス - Google Patents

ルーバー及びこのルーバーを内装する複層ガラス

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JP2003278464A JP2002084668A JP2002084668A JP2003278464A JP 2003278464 A JP2003278464 A JP 2003278464A JP 2002084668 A JP2002084668 A JP 2002084668A JP 2002084668 A JP2002084668 A JP 2002084668A JP 2003278464 A JP2003278464 A JP 2003278464A
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slat
slit
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Shozaburo Kato
升三郎 加藤
Hachiro Umeyama
八郎 梅山
Takakazu Sawada
貴和 澤田
Takeshi Okuno
岳 奥野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ルーバーの軽量化を図りつつ、このルーバーを
内装する複層ガラスの汎用性を向上させようとする。 【解決手段】横方向に複数配置されるスラット(10)
と、縦方向に複数配置され、上下端に相互に連結自在と
なる係止突起(16)及び係止孔(18)を設ける固定
材(12)とから構成し、上記固定材(12)を耐候性
が良く軽量な樹脂製とすると共に、上記スラット(1
0)及び固定材(12)において互いに対応する位置に
スリット(11)(13)を配設した上で、この固定材
(12)のスリット(13)においてスラットを挟持・
固定するリブ(14)を突設するので、ルーバー(9)
自体の軽量化や拡張が容易に図られ、更にはこのルーバ
ーを内装する複層ガラスの拡大や汎用性向上に十分に対
応することができるものとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、視線や入射光を
適度に遮蔽して室内環境を良好に維持するため使用され
るルーバーと、このルーバーを内装する複層ガラスに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば住宅やオフィスの窓等にお
いて使用される複層ガラスには、外部からの視線や入射
光を適度に遮蔽して室内環境を良好に維持するためにア
ルミニウム製のルーバーが内装されている場合がある。
そして複層ガラス内に内装されるルーバーは、横方向に
互いに平行となるように複数配置され、視線や入射光を
遮蔽するスラットと、この横方向に互いに平行となるよ
うに複数配置されるスラットに対して直交するよう縦方
向に配置され、上記スラットを保持してなる固定材から
構成され、上記スラット及び固定材において互いに対応
する位置にスリットを配設した上で、当該スラットのス
リットを固定材のスリットに対して噛合させた上、プレ
ス加工することにより固定材のスリットにスラットを嵌
着させて、スラットを固定材のスリットの角度に合わせ
て固定してなるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ル
ーバーにおいては、ルーバーを構成するスラット及び固
定材等の殆どの部材がアルミニウム製であるので、軽量
化を図るためにルーバーを構成するスラット及び固定材
等の殆どの主要部材の、特に板厚を薄くすることは、ル
ーバー全体の剛性を著しく低下させ、変形や破損を起こ
しやすくするものであった。特に複数のスラットを固定
して保持することとなる固定材では、スラットの大きな
重量が加わることから、高い剛性が必要であり、この剛
性を確保しようとして固定材の板厚を厚くすると、ルー
バーの重量が増加してしまうものとなる。また固定材の
間隔を広くすることで固定材を削減し軽量化を図ろうと
すると、スラット自体がその重量による変形を起こしや
すくなり、それを防止するためスラットの板厚を厚くし
て剛性を向上させると、今度はスラットが固定材に対し
て複数保持されているので、却ってルーバー全体として
の重量増加を招いてしまうものであった。従って、ルー
バーを構成する固定材やスラットの剛性を向上させよう
とすると必然的にルーバー全体の重量が増大し、このル
ーバー重量の増大は製造、運搬作業時の作業性の低下
や、ルーバーのみならずこのルーバーを内装することと
なる複層ガラスの取付場所や方法の汎用性をも狭めてし
まうという問題があった。
【0004】また、上記固定材とスラットからルーバー
を組み立てる場合には、スラット及び固定材において、
互いに対応する位置にスリットを配設した上で、当該固
定材及びスラットのスリットを互いに噛合させつつ仮組
みし、さらに仮組みしたルーバーの固定材及びスラット
の正面方向からプレス機械によって圧力を加えること
で、互いに噛合する固定材及びスラットのスリット内端
が変形して、スラットを固定材に嵌着して固定するもの
であった。従って、ルーバー自体の大きさは、仮組みし
たルーバーに対して正面方向から圧力を加えうるプレス
機械の大きさにより制限されてしまうものであった。
【0005】その上、仮組みしたルーバーに対してプレ
ス機械により正面方向から圧力を加えなければならない
ことから、固定材のスリットにおいて固定して保持され
るスラットの角度、即ち固定材及びスラットのスリット
噛合方向の角度は、スラット自体が変形することなく互
いに噛合している固定材及びスラットのスリット内端が
変形するよう、最大45°までと限定されてしまってい
た。そのため、ルーバーやこのルーバーを内装する事と
なる複層ガラスの取付位置の関係から、設計上視線や入
射光の遮蔽において最適とされるスラットの固定角度が
実現できない場合もあった。
【0006】又、ルーバーに対する塗装の点では、仮組
みしたルーバーに対してプレス機械により正面方向から
圧力を加えるものであるので、予め塗装したスラット及
び固定材を使用すると、プレス時の圧力によりスラット
表面の塗装に亀裂や剥離等が起こり易くなってしまう。
そのためルーバーに対する塗装は前記プレス加工後にせ
ざるを得ず、ルーバーに対して薄く均一に塗装すること
が非常に困難となるものであった。
【0007】そこで、この発明は上記従来のものの有す
る問題点を解決するものであり、剛性を低下させること
なく軽量化を図るとともに、容易に所望の固定角度のス
ラットを有し、且つ、所望の大きさのルーバーを実現す
るものであって、ルーバーのみならずこのルーバーを内
装することとなる複層ガラスの取付場所や方法の汎用性
をも向上させるものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】そのために、横方向に互
いに平行となるように複数配置され、視線や入射光を遮
蔽するスラットと、該複数のスラットに対して直交する
よう縦方向に対して互いに平行となるように配置され、
上記複数のスラットを保持してなる固定材とから構成さ
れるものであって、上記固定材を耐候性が良く軽量な樹
脂製とすると共に、上記スラット及び固定材において互
いに対応する位置にスリットを配設した上でこの固定材
のスリットにおいてリブを突設し、当該スラット及び固
定材のスリットを互いに噛合させることで、スラットを
固定材のスリット内に突設するリブに挟持させて固定す
るものであるので、剛性を低下させることなく軽量化を
図ることができ、又、固定材に対するスラットの固定角
度を自在に設定することができる。
【0009】さらに固定材に一定の角度に固定して保持
されるスラットの断面を、曲面形状或いはL字形状とす
ることによりスラットの剛性を高めることができるの
で、スラットを固定し保持するルーバー軽量化のために
固定材を削減してもスラットの変形を防止できる。更に
固定材とスラットのスリットの噛合位置に誤差が生じて
も、スラットにおいて配設されるスリットの幅を、少な
くともこのスラットのスリットと互いに噛合することと
なるスリットを配設する固定材の板厚以上とすること
で、この誤差を容易に吸収することができるものであ
る。
【0010】その上、上記スラットを一定の角度に固定
して保持する固定材の両端において、固定材を上下に連
結する連結機構を具え、例えば薄肉部を形成した上で、
一端においては周囲に半径方向に突出する複数の突条縁
を有する円筒状の係止突起を、他端においては当該係止
突起が嵌合する係止孔を穿設することで固定材を直線状
に連結自在とすることで、このルーバーを任意の大きさ
に拡張することができ、ルーバーのみならずこのルーバ
ーを内装することとなる複層ガラスの汎用性を向上させ
ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明の実施においては、上記
ルーバーに使用する固定材にはアクリル樹脂やポリカー
ボネートなどの樹脂の他、無色又は有色透明の樹脂を使
用しても良いものである。またスラットを一定の角度に
固定して保持する固定材において配設されるスリットに
おいて、この固定材のスリットに噛合させるスリットを
配設するスラットを挟持できるよう、固定材のスリット
内に突設するリブは、固定材のスリット内で有れば開口
側であっても内端であっても良く、そのリブの形状も半
円状だけでなく、スラット挿入時における挿入抵抗を減
らすためくさび状となっていても良いものである。さら
に複数の固定材を上下に連結するために、固定材の両端
において薄肉部を形成した上で、一端においては周囲に
半径方向に突出する複数の突条縁を有する円筒状の係止
突起を、他端においては当該係止突起が嵌合する係止孔
を穿設し、上記係止突起と係止孔との嵌合により一体に
複数の固定材を直線状に連結してなるものの他に、当該
固定材の両端に係合自在な鈎状の係止部やホゾを設け、
複数の固定材を係合させて直線状に連結するものでもよ
く、さらに上記連結方法に加えて接着剤を塗布しての接
着や超音波ウエルダーやヒーターによる溶着を併用して
連結することによって、固定材同士を強固に連結するこ
とができるものとなる。
【0012】また、上記横方向に互いに平行となるよう
に複数配置され、視線や入射光を遮蔽するスラットを縦
方向に互いに平行となるように複数配置するものとした
上、上記縦方向に互いに平行となるように複数配置する
ものとしたスラットを保持してなる固定材を該複数のス
ラットに対して直交するよう横方向に対して互いに平行
となるように配置することにより、視線や入射光の遮蔽
方向を可変させることができることで、取付場所や大き
さなどに限定されることなく様々な複層ガラス窓への適
用もさらに向上させることができる。
【0013】
【実施例】この発明を図に示す実施例により更に説明す
る。(1)はこの発明の実施例であって、例えば住宅や
オフィスの窓等において使用され、室内環境と室外環境
との間での断熱効果に富む複層ガラスである。この発明
の実施例である複層ガラス(1)は、対向するように配
置される二枚のガラスパネル(2)の全周縁に、乾燥剤
を内包するスペーサ(3)を挟持すると共に、二枚のガ
ラスパネル(2)とこの二枚のガラスパネル(2)によ
って挟持されたスペーサ(3)の外周縁(4)により形
成される凹陥縁(5)内にブチル系接着剤によるシール
材(6)を充填して封止することで、二枚のガラスパネ
ル(2)の間に外部との空気の流通を遮断して密閉され
る空気層(7)を形成し、更に、上記スペーサ(5)内
に内包する乾燥剤によって空気層(7)内の空気を空気
孔(8)を介して吸排気することで一定の湿度となるよ
うに乾燥させてなるものである。
【0014】そしてこの複層ガラス(1)内には、この
発明の実施例であるルーバー(9)が内装されており、
該ルーバー(9)は、横方向に互いに平行となるように
複数配置され、視線や入射光を遮蔽するスラット(1
0)と、この横方向に互いに平行となるように複数配置
されるスラット(10)に対して直交するよう縦方向に
互いに平行となるように配置され、上記複数のスラット
(10)を保持してなる固定材(12)とから構成され
る(図2乃至図4参照)。
【0015】ここで、この複層ガラス(1)内に内装さ
れることとなるルーバー(9)は、上記固定材(12)
を耐候性が良く軽量な樹脂、例えばポリカーボネイト樹
脂やアクリル樹脂製とすると共に、上記スラット(1
0)及び固定材(12)において互いに対応する位置に
それぞれスリット(11)(13)を配設した上で、こ
の固定材(12)のスリット(13)において、図5及
び図7において示すように、半球状やくさび状のリブ
(14)(14’)を突設するものである。従って、当
該スラット(10)及び固定材(12)のスリット(1
1)(13)を互いに噛合させることにより、スラット
(10)は固定材(12)のスリット(13)内に突設
するリブ(14)(14’)に挟持、固定され、結果と
して固定材(12)に保持されるものとなる(図5、図
7参照)。
【0016】なお、この発明の実施例である複層ガラス
(1)内に内装されるルーバー(9)をスラット(1
0)と共に構成する固定材(12)の両端には、薄肉部
(15)(15’)を形成した上で、一端には周囲に半
径方向に突出する複数の突条縁(17)を有する円筒状
の係止突起(16)を設け、他端には当該係止突起(1
6)と略同径の係止孔(18)を穿設しているものであ
る。この突条縁(17)のために係止突起(16)の外
径が係止孔(18)の径より若干大きくなるため、上記
固定材(12)の両端に形成する薄肉部(15)(1
5’)の係止突起(16)と係止孔(18)とを嵌合さ
せた際、両者を強固に連結することができ、複数の固定
材(12)を互いに直線状に連続して連結し、延長する
ことができることとなるので、例えば大きな複層ガラス
(1)内に内装する場合でも、ルーバー(9)は、この
固定材(12)の連結による延長と共に、スラット(1
0)を各固定材(12)間に差し渡して保持することで
拡張することとなるから、このルーバー(9)を内装す
る複層ガラス(1)の汎用性の向上を図ることができる
ものである(図6参照)。
【0017】そして、当該固定材(12)同士の連結に
あたっては上記固定材(12)の上下端に形成する薄肉
部(15)(15’)の係止突起(16)と係止孔(1
8)とを互いに嵌合させる他に、図9において示すよう
に、当該固定材(12)の上下端に係合自在な鈎状の係
止部〔図9(イ)参照〕(19)やホゾ〔図9(ロ)参
照〕(20)を設け、複数の固定材(12)を係合させ
て直線状に連結してもよく、また更に接着剤による接合
や熱や超音波による溶着を利用してより強固に連結する
ものとしても良く、このように強固に直線状に連結する
ことで、大きくルーバー(9)を拡張しても長期間にわ
たって変形や破損することなくルーバー(9)の外形を
保持でき、特に複層ガラス(1)内に内装する場合には
有利なものとなる。
【0018】さらに、上記固定材(12)に一定の角度
に固定して保持されるスラット(10)の断面を、図8
において示すように、曲面形状〔(イ)参照〕(1
0’)或いはL字形状〔(ロ)参照〕(10”)とする
ことにより、ルーバー(9)の軽量化のために薄板化さ
れ、剛性が低下しがちなスラット(10)の剛性を向上
させることができるので、組立時や熱による応力に対し
て変形を防止させることもできるものであり、特に大き
な複層ガラス(1)に対応して、その内部に内装するこ
ととなるルーバー(9)が大きく拡張される反面、軽量
化のためスラット(10)を保持する固定材(12)の
削減が行われても、スラット(10)自身の剛性により
自重による変形をも防止することができるものとなる。
【0019】その上、固定材(12)に一定の角度に固
定して保持されるスラット(10)において配設される
スリット(11)の幅を、少なくともこのスラット(1
0)のスリット(11)と互いに噛合することとなるス
リット(13)を配設する固定材(12)の板厚以上と
することで、スラット(10)の製造時において生じる
製品誤差、例えばスラット(10)に配設するスリット
(11)の位置の誤差が生じても、このスラット(1
0)のスリット(11)の幅が少なくとも固定材(1
2)の板厚以上であるので、このスラット(10)のス
リット(11)に生じた誤差を吸収することができるこ
ととなる。すなわち、その各スラット(10)相互間に
おいてスリット(11)位置に誤差があることから、固
定材(12)のスリット(13)とスラット(10)の
スリット(11)を噛合させた際に、各スラット(1
0)の両端位置が揃わなくとも、このスラット(10)
のスリット(11)幅によって、その誤差を吸収するこ
とにより、各スラット(10)のスリットの両端位置を
揃えることができ、固定材(12)に対してスラット
(10)を円滑かつ迅速に固定、保持させることができ
るものとなる。特に大きな複層ガラス(1)に対応し
て、その内部に内装することとなるルーバー(9)が大
きく拡張された場合には、スラット(10)のスリット
(11)位置に大きな誤差が生じ易くなるが、十分にこ
の誤差に対応することができるものとなる。
【0020】この発明の実施例である複層ガラス(1)
内に内装されるルーバー(9)は以上の構成を具えるの
で、まずルーバー(9)をスラット(10)と共に構成
することとなる固定材(12)をポリカーボネイト樹脂
やアクリル樹脂などの透明且つ軽量な樹脂によるものと
することで、剛性を低下させることなくルーバー(9)
の軽量化を図ることができる。従って、このルーバー
(9)を内装することとなる複層ガラス(1)における
軽量化も可能となるものである。
【0021】また、上記ルーバー(9)においてスラッ
ト(10)を保持するにあたっては、スラット(10)
のスリット(11)を固定材(12)内のスリット(1
3)内に噛合させつつ、この固定材(12)内のスリッ
ト(13)内に突設するリブ(14)により直接スラッ
ト(10)を挟持・固定するものであるので、予め塗装
したスラット(10)及び固定材(12)を使用して組
み立てることが可能となり、ルーバー(9)自体に薄く
均一な美しい塗装を施すことができる。さらに固定材
(12)の両端に嵌合自在な係止突起(16)と係止孔
(18)を設けて固定材(12)自体を直線状に複数連
結自在として延長可能とするものであるので、複層ガラ
ス(1)の大きさに合わせてルーバー(9)を自在に拡
張することができ、ルーバー(9)のみならず、このル
ーバー(9)を内装することとなる複層ガラス(1)の
汎用性をも向上させることができるものである。
【0022】そして、上記固定材(12)に一定の角度
に固定して保持されるスラット(10)において配設さ
れるスリット(11)の幅を、少なくともこのスラット
(10)のスリット(11)と互いに噛合することとな
るスリット(13)を配設する固定材(12)の板厚以
上としてなるので、このスラット(10)のスリット
(11)において、そのスラット(10)におけるスリ
ット(11)の位置の誤差を吸収でき、円滑かつ迅速に
ルーバー(9)の組立を可能としている。従って、複層
ガラス(1)の拡大に対応して、この複層ガラス(1)
内に内装されることとなるルーバー(9)が拡張される
ことでスラット(10)のスリット(11)の位置の誤
差が大きくなっても、スラット(10)のスリット(1
1)の幅が少なくとも固定材(12)の板厚以上である
ので、この大きくなったスラット(10)のスリット
(11)の位置の誤差を容易に吸収することができる。
そのためルーバー(9)の組立を円滑かつ迅速にするも
のであり、複層ガラス(1)の拡大にもルーバー(9)
が十分に対応することができるものとなる。
【0023】なお、上記ルーバー(9)において、横方
向に互いに平行となるように複数配置され、視線や入射
光を遮蔽するスラット(10)を縦方向に互いに平行と
なるように複数配置するものとした上、上記縦方向に互
いに平行となるように複数配置するものとしたスラット
(10)を保持してなる固定材(12)を該複数のスラ
ット(10)に対して直交するよう横方向に対して互い
に平行となるように配置することにより、視線や入射光
の遮蔽方向を可変させることができるので、取付場所や
大きさなどに限定されることなく様々な複層ガラス窓
(1)への適用をもさらに向上させることもできる。
【0024】
【発明の効果】以上のとおり、ルーバーを軽量化すると
共に、ルーバー自体の拡張を容易にし、又、スラットの
固定角度も自在としたものであるので、このルーバーを
内装することとなる複層ガラス自体の軽量化を可能と
し、さらに拡大する複層ガラスにも十分に対応するとと
もに、その複層ガラス自体の設定位置を問わないものと
することができ、薄く均一な美しい塗装が可能となるこ
とと合わせて、複層ガラスの汎用性を十分に向上させる
ことができる優れた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例である複層ガラスの全体斜視
図である。
【図2】この発明の実施例である複層ガラス内に内装さ
れるルーバーの正面図である。
【図3】この発明の実施例である複層ガラス内に内装さ
れるルーバーの全体斜視図である。
【図4】この発明の実施例である複層ガラス内に内装さ
れるルーバーを構成する(イ)固定材と(ロ)スラット
の斜視図である。
【図5】この発明の実施例である複層ガラス内に内装さ
れるルーバーを構成する固定材に対するスラットの取付
状態を示す側面図である。
【図6】この発明の実施例である複層ガラス内に内装さ
れるルーバーを構成する固定材の連結状態を示す図であ
る。
【図7】この発明の実施例である複層ガラス内に内装さ
れるルーバーを構成する固定材に配設されるスリットに
設けられるリブの変形例を示す図である。
【図8】この発明の実施例である複層ガラス内に内装さ
れるルーバーを構成するスラットの他の実施例を示す図
である。
【図9】この発明の実施例である複層ガラス内に内装さ
れるルーバーを構成する固定材のその他の連結状態を示
す図である。
【符号の説明】
1 複層ガラス 2 ガラスパネル 3 スペーサ 4 外周縁 5 凹陥縁 6 シール材 7 空気層 8 空気孔 9 ルーバー 10、10’、10” スラット 11 スリット 12 固定材 13 スリット 14、14’ リブ 15、15’ 薄肉部 16 係止突起 17 突条縁 18 係止孔 19 鈎状の係止部 20 ホゾ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 澤田 貴和 埼玉県本庄市共栄210−5 フィグラ株式 会社埼玉工場内 (72)発明者 奥野 岳 埼玉県本庄市共栄210−5 フィグラ株式 会社埼玉工場内 Fターム(参考) 2E043 AA01 AA04 AB03 BA01 BA02 DA05 DA07

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横方向に互いに平行となるように複数配
    置され、視線や入射光を遮蔽するスラットと、該複数の
    スラットに対して直交するよう縦方向に対して互いに平
    行となるように配置され、上記複数のスラットを保持し
    てなる固定材とから構成されるものであって、上記固定
    材を耐候性が良く軽量な樹脂製とすると共に、上記スラ
    ット及び固定材において互いに対応する位置にスリット
    を配設した上でこの固定材のスリットにおいてリブを突
    設し、当該スラット及び固定材のスリットを互いに噛合
    させることで、スラットを固定材のスリット内に突設す
    るリブに挟持させて固定してなるルーバー。
  2. 【請求項2】 上記固定材に一定の角度に固定して保持
    されるスラットの断面を、曲面形状或いはL字形状とし
    てなる請求項1記載のルーバー。
  3. 【請求項3】 上記固定材に対して一定の角度に固定し
    て保持されるスラットにおいて配設されるスリットの幅
    を、少なくともこのスラットのスリットと互いに噛合す
    ることとなるスリットを配設する固定材の板厚以上とし
    てなる請求項1又は2記載のルーバー。
  4. 【請求項4】 上記スラットを一定の角度に固定して保
    持する固定材の両端に設けられた、固定材を連結する連
    結機構により、複数の固定材を直線状に連結して延長し
    てなる請求項1乃至3記載のルーバー。
  5. 【請求項5】 上記スラットを一定の角度に固定して保
    持する固定材の両端において薄肉部を形成した上で、一
    端には周囲に半径方向に突出する複数の突条縁を有する
    円筒状の係止突起を設け、他端には当該係止突起と略同
    径の係止孔を穿設し、上記固定材の両端に形成する薄肉
    部の係止突起と係止孔とを互いに嵌合することで複数の
    固定材を直線状に連結して延長してなる請求項4記載の
    ルーバー。
  6. 【請求項6】 上記横方向に互いに平行となるように複
    数配置され、視線や入射光を遮蔽するスラットを縦方向
    に互いに平行となるように複数配置するものとした上、
    上記縦方向に互いに平行となるように複数配置するもの
    としたスラットを保持してなる固定材を該複数のスラッ
    トに対して直交するよう横方向に対して互いに平行とな
    るように配置するものとしてなる請求項1乃至請求項5
    記載のルーバー。
  7. 【請求項7】 上記請求項1乃至6記載のルーバーを内
    装する複層ガラス。
JP2002084668A 2002-03-26 2002-03-26 ルーバー及びこのルーバーを内装する複層ガラス Pending JP2003278464A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2010133144A1 (zh) * 2009-05-22 2010-11-25 Zhang Xuezhong 中空内置百叶窗
US9121220B2 (en) 2009-05-22 2015-09-01 Shanghai Kingshine Plastic Manufacture Co., Ltd. Hollow built-in blind
JP2016160746A (ja) * 2015-04-13 2016-09-05 株式会社ブンカ 装飾用横型ブラインド

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