JP2003276798A - 粉体収容容器の覗き窓 - Google Patents

粉体収容容器の覗き窓

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JP2003276798A
JP2003276798A JP2002077963A JP2002077963A JP2003276798A JP 2003276798 A JP2003276798 A JP 2003276798A JP 2002077963 A JP2002077963 A JP 2002077963A JP 2002077963 A JP2002077963 A JP 2002077963A JP 2003276798 A JP2003276798 A JP 2003276798A
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powder
container
window
glass
granules
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JP2002077963A
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Shigeo Nakamura
重雄 仲村
Keiichi Yokoyama
桂一 横山
Kouji Takimiya
浩二 瀧宮
Shuichi Murayama
秀一 村山
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
Yokogawa Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 窓ガラスへの微粉の付着や水蒸気の結露がな
く、内部状態の観察が容易な、粉体もしくは粒体が収容
もしくは流通される容器または装置の必要部分にとりつ
けられた覗き窓の提供。 【解決手段】 窓ガラス2が導電性処理ガラスからな
り、かつ、当該窓ガラスの少なくとも内部側表面に気体
流を吹き付ける構造を備えた、粉体収容容器または装置
の覗き窓。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は粉体収容容器の覗き
窓に関し、とくに、合成樹脂等の帯電しやすい粉体もし
くは粒体を収容した容器または装置の覗き窓に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】合成樹
脂製造もしくは加工の合成樹脂関連工場において、粉体
もしくは粒体が収容もしくは流通される容器または装置
の必要部分には、内部状態の観察が可能なように覗き窓
がとりつけられている。しかし、このような粉体もしく
は粒体が収容もしくは流通される容器または装置の覗き
窓では、その窓ガラス(以下、サイトグラスともいう)
への水蒸気の結露や樹脂ペレットの空送配管中の摩擦で
生じた微粉(以下、フロスともいう)のサイトグラスへ
の付着などのために、容器または装置の内部状態の観察
ができなくなるという問題があった。
【0003】
【課題を解決するための手段】結露に関しては、乾燥空
気をサイトグラスの外部側表面に吹き付けることで解決
するが、乾燥空気の吹き付けによってガラスが帯電し、
フロスがサイトグラス内面に付着することがわかった。
【0004】そこでサイトグラスに導電性ガラスを採用
し導電面を接地して静電気除去を行い、かつサイトグラ
スの内部側表面に乾燥空気を吹き付けるようにした結
果、フロスが付着せず、あるいは簡単に除去され、サイ
トグラス面の曇りもなくなることを知見し本発明を完成
した。
【0005】すなわち本発明は、粉体もしくは粒体が収
容もしくは流通される容器または装置にとりつけられた
内部状態の観察が可能な覗き窓であって、当該窓の窓ガ
ラスは導電性処理ガラスからなり、かつ、当該窓ガラス
の少なくとも内部側表面に気体流を吹き付ける構造を備
えた、粉体収容容器または装置の覗き窓に関する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明が対象とする「覗き窓をと
りつけた、粉体もしくは粒体が収容もしくは流通される
容器または装置」とは、(1)各種化学工業をはじめ、
ほぼ乾燥状態の粉体もしくは粒体を原料、中間品、製品
として取り扱う各種製造業もしくは加工業における製
造、加工、貯蔵、移送等のための容器または装置であっ
て、かつ、(2)容器または装置内に収容もしくは流通
されている、粉体もしくは粒体の存在状況を把握する必
要があり、そのための覗き窓をとりつけた容器または装
置、である。
【0007】ここで、「容器または装置」とは、粉体も
しくは粒体が収容されるサイロ、コンテナ、ホッパー、
パッカー、ボックス、ハウジングなどの容器類、および
粉体もしくは粒体がその中を流通する製造・加工装置の
配管などの部分等をいう。
【0008】また、本発明が対象とする「粉体もしくは
粒体」は、上記(1)、(2)に該当する容器等に収容
されるものであれば、制限されず、すべてが対象となり
得るが、粉体等の物性、粒子径等の性状・物性上の理由
により帯電しやすい粉体もしくは粒体において本発明の
効果がよりよく発揮される。たとえば、合成樹脂等の粉
体もしくは粒体(ペレット)は、通常、帯電しやすいも
のであるため、本発明の効果が顕著に現れる。なかで
も、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニルま
たはポリスチレンよりなる群から選ばれたものであると
きにとくに効果が顕著である。
【0009】本発明の「覗き窓」は、内部の粉末等の存
在状況を把握する目的にとって適切である前記容器また
は装置のいずれかの位置に1箇所以上とりつけられる。
容器または装置等の使用状況、内部状況確認目的あるい
は容器または装置等の構造によって、容器等の上部、側
壁部あるいは底部、さらには粉末等が流通する配管の部
分などにとりつけられる。
【0010】以下、本発明の覗き窓の構造を、一実施態
様を示す図1及び図2を用いて説明する。
【0011】図1は、その内側に金属ブロック部品1及
びゴム製のOリング等により固定された導電性処理ガラ
スよりなるサイトグラス2を収容した上部フランジ3で
あり、容器側の下部フランジにボルト締めして覗き窓を
構成する。金属ブロック部品1及び上部フランジ3はサ
イトグラス2の少なくとも内部側表面へ横方向から乾燥
空気を吹き付ける(エアーパージ)ための流路、吹き付
け口を備えている。
【0012】図2は、導電性処理ガラスよりなるサイト
グラス2を収容した上部フランジ3と容器側の下部フラ
ンジ4との間に、金属製の環状スペーサー5を入れたも
のであり、このスペーサーにはサイトグラス2の内部側
表面へ斜め下方向から乾燥空気を吹き付けられるような
気体吹き出し口及びその方向へ延びる吹き付けノズルが
設けられたものである。
【0013】本発明の覗き窓は、サイトグラス2として
導電性処理ガラスを用いることが最大の特徴である。乾
燥気体流が流れる結果、サイトグラス2の表面が帯電し
やすい状況となっても、導電性物質で処理されているの
で帯電が防止され、容器や装置中を流通する粉体もしく
は粒体のサイトグラス表面への付着が防止される。
【0014】サイトグラス2は、無機ガラス材料や透明
プラスチック材料等、ガラスとして用いられる材料を、
導電性物質で処理したものである。導電性物質として
は、酸化インジウム、酸化スズ、インジウム・スズ合金
の酸化物、インジウム・亜鉛合金の酸化物よりなる群か
ら選ばれたもので処理されたものが好ましく、インジウ
ム・スズ合金の酸化物、インジウム・亜鉛合金の酸化物
で処理するのがとくに好ましい。
【0015】本発明で使用する気体とは、空気や窒素ガ
ス等の、内容物とは反応活性がなく、悪影響を与えない
気体であり、結露によるサイトグラスの視界の遮蔽を避
けるためには、水分を取り除かれた乾燥状態のものでな
ければならない。この吹き付け気体は、工場の乾燥空気
ラインあるいは窒素ラインから取り出すことができる。
【0016】サイトグラス2の内部側表面への気体吹き
付け構造としては、二通りあり、そのいずれか、または
両方を備えてよい。一つは、図1のように、上部フラン
ジ3及びサイトグラス固定用金属ブロック部品1が気体
吹き付けのための流路及び吹き付け口を備えていて、サ
イトグラス内部側表面へ横方向から層流状態で気体を吹
き付けるものである。もう一つは、図2のように、サイ
トグラス2を収容した上部フランジ3の下側に容器側下
部フランジ4との間に介在させた環状スペーサー5にサ
イトグラス内部側表面へ斜め下方向から気体を吹き付け
られるような気体吹き出し口(及びノズル)を設けた気
体吹き付け構造である。
【0017】それら2種類の気体吹き出し口の形状、大
きさ、数及び配置は、横方向からあるいは斜め下方向か
らサイトグラス2の内部側表面を効率的に気体を吹き付
けるようなものであれば、とくに制限されない。また、
気体流の強さも、サイトグラス2の内部側表面への粉体
等の付着を防ぐ目的を達する範囲で調節すればよい。
【0018】これら2種類の気体吹き付け方式におい
て、横方向からの吹き付け方式はサイトグラス内面の全
面をカバーする層流としやすい利点がある。一方、斜め
下方向からの吹き付け方式は、局所的吹き付けとなる傾
向があるが、同じ気体流量であっても、サイトグラス内
面に対し強い吹き付け状態が得られ、合成樹脂粉体等の
帯電しやすく、より強固な付着状態になりやすい粉体を
除去するのに効果的である。したがって、粉体の物性、
覗き窓の使用目的等により、いずれかの吹き付け方式を
選択でき、あるいは両者を併用してもよく、また、斜め
下方向からの強い局所的吹き付けは間歇的であってもよ
い。
【0019】サイトグラス固定用金属ブロック部品1に
サイトグラス2の外面方向に抜ける気体流路を設け、サ
イトグラス2の外側表面にも気体を流すようにすること
は、結露対策等に有用であるが、外側であるため、結露
をふき取ること等での対応で十分な場合もあり、本発明
において必ずしも必須ではない。
【0020】本発明の粉体収容容器または装置の覗き窓
は、そのサイトグラス内面が粉体等の付着により、視界
が遮られることなしに、内部の粉体もしくは粒体の存在
状況を把握することができるので、人の目やカメラ等に
より、化学工場等の製造工程の管理、貯蔵タンク内の残
量の把握などが容易になる。日常の作業者の内部状況監
視作業に有益であり、また、電気的な監視装置などを使
えば、集中管理室での工程管理が可能となり、工場の無
人化、自動運転などの実現にも寄与し得る。
【0021】
【発明の効果】本発明の粉体収容容器または装置の覗き
窓は、当該窓のガラスは導電性処理ガラスからなり、か
つ、当該ガラスの少なくとも内部側表面に気体流を吹き
付ける構造を備えているため、当該ガラス内面への粉体
等の付着が防止された覗き窓となる。その結果、人の目
やカメラ等により、外部から容器もしくは装置の内部の
状態の観察が容易にかつ正確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の覗き窓を構成する、サイトグラスを収
容し、かつ横方向からの気体吹き付け構造を備えた上部
フランジの構造の一実施態様を示すものである。
【図2】サイトグラスの斜め下方向からの気体吹き付け
構造を備えた本発明の覗き窓を示すものである。
【符号の説明】
1 サイトグラス固定用金属ブロック部品 2 サイトグラス 3 上部フランジ 4 容器側下部フランジ 5 環状スペーサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横山 桂一 千葉県市原市姉崎海岸5の1 住友化学工 業株式会社内 (72)発明者 瀧宮 浩二 千葉県市原市姉崎海岸5の1 住友化学工 業株式会社内 (72)発明者 村山 秀一 東京都武蔵野市中町2丁目9番32号 横河 電機株式会社内 Fターム(参考) 3E070 AA01 AA19 AA21 AA25 AB11 BK01 CC03 RA01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉体もしくは粒体が収容もしくは流通さ
    れる容器または装置にとりつけられた内部状態の観察が
    可能な覗き窓であって、当該窓の窓ガラスは導電性処理
    ガラスからなり、かつ、当該窓ガラスの少なくとも内部
    側表面に気体流を吹き付ける構造を備えた、粉体収容容
    器または装置の覗き窓。
  2. 【請求項2】 前記気体流を吹き付ける構造が、当該窓
    ガラスの内部側表面に対し、気体流を横方向から吹き付
    ける構造及び/又は斜め下方向から吹き付ける構造であ
    る請求項1記載の粉体収容容器または装置の覗き窓。
  3. 【請求項3】 前記導電性処理ガラスが、酸化インジウ
    ム、酸化スズ、インジウム・スズ合金の酸化物、インジ
    ウム・亜鉛合金の酸化物よりなる群から選ばれたもので
    処理されたものである請求項1又は2記載の粉体収容容
    器または装置の覗き窓。
  4. 【請求項4】 前記粉体もしくは粒体が、合成樹脂粉体
    もしくは粒体である請求項1乃至3記載の粉体収容容器
    または装置の覗き窓。
  5. 【請求項5】 前記合成樹脂粉体もしくは粒体が、ポリ
    エチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニルまたはポリ
    スチレンよりなる群から選ばれたものである請求項4記
    載の粉体収容容器または装置の覗き窓。
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JP2020138775A (ja) * 2019-02-28 2020-09-03 株式会社神鋼環境ソリューション 蓋構造体及び蓋付タンク

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020138775A (ja) * 2019-02-28 2020-09-03 株式会社神鋼環境ソリューション 蓋構造体及び蓋付タンク
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