JP2003276172A - インクジェット記録装置のヘッド駆動補正方法 - Google Patents

インクジェット記録装置のヘッド駆動補正方法

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JP2003276172A
JP2003276172A JP2002078724A JP2002078724A JP2003276172A JP 2003276172 A JP2003276172 A JP 2003276172A JP 2002078724 A JP2002078724 A JP 2002078724A JP 2002078724 A JP2002078724 A JP 2002078724A JP 2003276172 A JP2003276172 A JP 2003276172A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1ラインの印刷を行うノズル列を複数に分割
して配置したインクジェット記録装置において、検査パ
ターンの描画結果から、各ノズル列の吐出タイミングを
効率良く補正することができる、インクジェット記録装
置のヘッド駆動補正方法を提供することを課題としてい
る。 【解決手段】 インクジェットヘッド43を介して、複
数のノズル列群50をヘッドユニット21に配設したイ
ンクジェット記録装置1のヘッド駆動補正方法におい
て、基準ノズル列群51内の各ノズル列の吐出タイミン
グを補正する第1補正工程を経て、ヘッドユニット21
の往動時に基準分割ノズル列群51と調整分割ノズル列
群52〜54の各ノズル列が描画した検査パターンとを
整合させるように、調整分割ノズル列群のノズル列全て
の吐出タイミングを補正する第2補正工程を行うことを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のノズル列か
ら構成された分割ノズル列群を1ラインの印刷を行える
ように複数配置したヘッドユニットを有し、ヘッドユニ
ットが印刷対象物に対して相対的に往復動しながらイン
クを吐出するインクジェット記録装置のヘッド駆動補正
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のインクジェット記録装置(インク
ジェットプリンタ、特にカラープリンタ)は、インクジ
ェットヘッドにより1ラインの印刷を行う複数色のノズ
ル列が構成され、キャリッジに精度よく搭載されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そして、装置が大型化
して1ラインの印刷に必要なノズル列が長くなると、イ
ンクジェット記録では、複数のインクジェットヘッドに
1ラインの印刷に必要なノズル列を均等に分割し、イン
クジェットヘッドを1ラインの印刷を行うように配置し
ている。しかし、ノズル列を形成したインクジェットヘ
ッドを複数に分割してキャリッジに搭載した場合、1ラ
インの印刷を適切に行えるようインクジェットヘッド
(ノズル列)をキャリッジに精度良く組み込み、かつエ
ンコーダーの検出信号に基づいてノズル列の吐出タイミ
ングを調整しても、キャリッジを移動させる移動装置の
精度や環境温度等の様々な要因によって、分割したノズ
ル列毎に印刷位置(インクの着弾位置)が変化するた
め、所定のライン上にインクを吐出(着弾)させること
が困難となる。そして、この印刷位置の誤差は、ノズル
列の分割数が増えるほど顕著となり、装置の印刷性能に
影響を与えてしまう。また、同一色のインク同士の印刷
位置のずれは異なる色によるずれよりも目立つため、ノ
ズル列をキャリッジに分割して搭載したインクジェット
記録装置で複数色によるカラー印刷を行う場合には、分
割したノズル列毎に印刷位置を補正することが特に重要
である。
【0004】そこで、本発明は、1ラインの印刷を行う
ノズル列を複数に分割して配置したインクジェット記録
装置において、検査パターンの描画結果(着弾位置)か
ら、各ノズル列の吐出タイミングを効率良く、かつ精度
良く補正することができる、インクジェット記録装置の
ヘッド駆動補正方法を提供することをその課題としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ヘッドユニッ
トを構成するキャリッジ上に、複数のノズル列からなる
分割ノズル列群を1ラインの印刷を行えるよう複数のイ
ンクジェットヘッドを介して配置し、前記ヘッドユニッ
トを印刷対象物に対して相対的に往復動させながら描画
を行うインクジェット記録装置のヘッド駆動補正方法に
おいて、複数の分割ノズル列群の任意の1つを基準分割
ノズル列群、その他の分割ノズル列群を調整分割ノズル
列群とし、基準分割ノズル列群内の前記複数のノズル列
の任意の1つのノズル列を基準ノズル列、基準分割ノズ
ル列群内のその他のノズル列を調整ノズル列とする基準
設定工程と、基準ノズル列が描画した検査パターンと前
記調整ノズル列が描画した検査パターンとを整合させる
ように、全ての調整ノズル列の吐出タイミングを補正す
る第1補正工程と、第1補正工程を経て、基準分割ノズ
ル列群のノズル列が描画した検査パターンと、調整分割
ノズル列群のノズル列がヘッドユニットの往動時に描画
した検査パターンとを整合させるように、調整分割ノズ
ル列群のノズル列全ての吐出タイミングを補正する第2
補正工程とを備えたことを特徴とする。
【0006】この構成によれば、第1補正工程で基準分
割ノズル列群内の各ノズル列の吐出タイミングを基準ノ
ズル列の印刷に基づいて補正するので、基準ノズル列の
インク着弾位置に対して、基準分割ノズル列群の各ノズ
ル列のインク着弾位置を適切に補正することができる。
そして、第2補正工程で基準ノズル列の印刷に基づいて
補正した基準分割ノズル列群の各ノズル列による描画画
像に対し、キャリッジの往動時における調整ノズル列群
の各ノズル列による描画画像を整合させるように各ノズ
ル列の吐出タイミングを補正するので、調整ノズル列群
の各ノズル列のインク着弾位置も基準ノズル列のインク
着弾位置に補正することができる。すなわち、キャリッ
ジ上の全てのノズル列のインク着弾位置を基準ノズル列
の着弾位置に対して適切に補正することができ、適切な
印刷を行うことができる。
【0007】この場合、第2補正工程の後、ノズル列が
描画したヘッドユニットの往動時の検査パターンと復動
時の検査パターンとを整合させるように、全てのノズル
列の吐出タイミングを補正する第3補正工程を更に備え
ることが好ましい。
【0008】この構成によれば、キャリッジの往動時と
復動時とにおいて各ノズル列の印刷位置がずれている場
合でも、吐出ノズル毎に印刷位置のずれを検出して、キ
ャリッジの往動時と復動時とで各吐出ノズルの吐出タイ
ミングを補正できる。
【0009】この場合、第1補正工程は、基準ノズル列
が検査パターンとして描画した直線画像と、基準分割ノ
ズル列群内の他の各ノズル列が検査パターンとして描画
した直線画像とが一直線となるよう基準分割ノズル列群
の他のノズル列の吐出タイミングを補正することが好ま
しい。
【0010】この構成によれば、基準ノズル列による直
線画像とその他の各ノズル列による直線画像とのずれが
基準ノズル列とその他の各ノズル列の印刷位置(着弾位
置)のずれとなるので、第1補正工程において、基準分
割ノズル列群内の基準ノズル列とその他のノズル列との
印刷位置のずれを目視などにより容易に検出し、補正す
ることができる。
【0011】この場合、第2補正工程は、格子状に4等
分した方形の対角上に位置する2つの方形によって形作
られる2組の画像領域をそれぞれ基準パターンおよび補
正パターンとして、検査パターンを基準パターンと前記
補正パターンから構成し、基準分割ノズル列群の各ノズ
ル列には基準パターンを描画させ、前記各分割ノズル列
群の前記各ノズル列には補正パターンを描画させること
が好ましい。
【0012】この構成によれば、基準分割ノズル列群の
各ノズル列と各分割ノズル列群の各ノズル列との印刷位
置のずれを精度よく検出することができる。具体的に
は、基準分割ノズル列群の各ノズル列と各分割ノズル列
群の各ノズル列との印刷位置が右にずれている場合に
は、基準パターンの上側の方形と補正パターンの上側の
方形との間に間隙が生じ、左にずれている場合には、基
準パターンの下側の方形と補正パターンの下側の方形と
の間に間隙が生じるので、基準パターンと補正パターン
との間隙の有無から、基準分割ノズル列群の各ノズル列
と各分割ノズル列群の各ノズル列との印刷位置のずれを
検出することができる。
【0013】これらの場合、第3補正工程は、各ノズル
列に、キャリッジの往動時には基準パターンおよび補正
パターンのいずれか一方のパターンを描画させ、復動時
には他方のパターンを描画させることが好ましい。
【0014】この構成によれば、往動時に基準パターン
を、復動時に補正パターンを各ノズル列に印刷させてい
るので、各ノズル列における往動時の印刷位置と復動時
の印刷位置のずれを精度よく検出し、印刷タイミングを
適切に補正できる。
【0015】これらの場合、複数のインクノズル列は複
数色のインクに対応し、各ノズル列に、インク1色が対
応していることが好ましい。
【0016】この構成によれば、1ラインの印刷を適切
に行えるよう吐出タイミングをした各ノズル列に1色の
インク色が対応しているので、複数色による印刷を適切
に行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、本
発明の一実施形態について説明する。実施形態のインク
ジェット記録装置は、パソコンなどの外部装置に接続さ
れた業務用のカラープリンタであり、外部装置で作成し
た画像データに基づいて、インクジェット方式により所
望の画像を印刷するものである。
【0018】図1は、インクジェット記録装置1の全体
構成を示す外観斜視図であり、図2はインクジェット記
録装置1の一部構成を省略し、その背面側からみた外観
斜視図である。また、図3は、インクジェット記録装置
1の一部構成を省略した模式図である。図1ないし3に
示すように、このインクジェット記録装置1は、大型の
機台2に小形のフィニッシャー3を連結して構成されて
おり、機台2側には、機台2上に設置した印刷テープA
に印刷を行うプリント手段11と、機台2から右側には
り出したロール状の印刷テープAを繰り出し供給するテ
ープ供給手段14と、機台2を縦断するテープ送り経路
4に沿って供給された印刷テープAを送るテープ送り手
段15とを備え、フィニッシャー3側には、テープ送り
手段15から受け取った印刷済みの印刷テープAをロー
ル状に巻き取るテープ巻取り手段16が組み込まれてい
る。
【0019】また、機台2には、プリント手段11のヘ
ッドユニット21(インクジェットヘッド43)にイン
クを供給するインク供給手段13と、インクジェットヘ
ッド43を適切な状態に保つためのメンテナンス手段1
2とが備えられていると共に、インクジェット記録装置
1の各主要な構成手段を個別かつ関連させて制御するコ
ントローラ17を備えている。
【0020】図示省略したが、このインクジェット記録
装置1には、配設された上記各手段等を一体として覆う
安全カバーが設けられ、その正面には開閉扉が、またそ
の上面には警告灯がそれぞれ設けられている。そして、
警告灯には、印刷動作中を表示する動作表示灯部のほ
か、テープエンドを表示するテープ表示灯部等が設けら
れている。
【0021】このインクジェット記録装置1は、テープ
供給手段14により繰り出したロール状の印刷テープA
を、テープ送り手段15の吸着テーブル111を介して
水平に吸着し、この状態でプリント手段11を駆動させ
てこれに多数の画像を連続印刷すると共に、その印刷済
み部分を吸着テーブル111から随時送り出した後、次
の連続印刷を行って、最終的にはテープ巻取り手段16
で印刷後の印刷テープAを巻き取っていくものである。
【0022】なお、印刷に用いられるインクは、ブラッ
ク(Bk)、シアン(C)、ライトシアン(Lc)、ラ
イトマゼンタ(Lm)、マゼンタ(M)、イエロー
(Y)の計6色の基準色で構成され、各色インクは、イ
ンク供給手段13により各インクジェットヘッド43に
供給されている。
【0023】また、印刷テープAは、いわゆる剥離紙付
きのロール紙であり、テープ幅が最小50mmから最大
150mmまで、幅の異なる複数種が用意されている。
印刷にあたっては、印刷テープAの延在方向にラベルと
なる単位画像Bが連続的に印刷される。
【0024】プリント手段11は、図1ないし図4に示
すように、複数のインクジェットヘッド43を搭載した
ヘッドユニット21と、ヘッドユニット21を主走査方
向(X軸方向)および副走査方向(Y軸方向)に自在に
移動させるX・Y移動機構22を有している。
【0025】ヘッドユニット21は、背面に雌ねじブロ
ック(後述する)を取り付けた支持ブラケット31と、
支持ブラケット31の下部に水平に取付けたメインキャ
リッジ41と、支持ブラケットの左右に取付けた複数の
紙粉除去ファンからなる紙粉除去機構40から構成され
ている。そして、支持ブラケット31とメインキャリッ
ジ41により、いわゆるキャリッジが構成されている。
【0026】支持ブラケット31は、図1に示すように
雌ねじブロックを外側に取り付けた背面板32と、背面
板32の下端部に位置してメインキャリッジ41を位置
決め・固定する水平板33と、背面板32および水平板
33を左右両側から挟んでこれらを固定した両鉛直板3
4とで構成され、各鉛直板34の外側面に紙粉除去機構
40が設けられている。なお、図示省略したが、背面板
32には後述するリニアセンサ143が、水平板33に
はヘッドユニット21周辺の温度を検出する温度センサ
151が設けられている。
【0027】図5および図6に示すように、メインキャ
リッジ41には4つのサブキャリッジ42が装着されて
おり、サブキャリッジ42には横並びに3個のインクジ
ェットヘッド43が装着されている。すなわち、メイン
キャリッジ41には計12個のインクジェットヘッド4
3が搭載されている。サブキャリッジ42は、板状のス
テンレスなどで構成され、各インクジェットヘッド43
を位置決めするための開口部が3つ設けられている。イ
ンクジェットヘッド43は、180個のインクノズルか
らなるノズル列を2列形成した本体部分とサブキャリッ
ジ42に装着するための装着部分から構成されている。
そして、インクジェットヘッド43は、ノズル形成面を
下方に突出させて対向配置されており、各ノズル列が中
央に集約配置されるようになっている。なお、装着部分
にはチューブを介して各色のサブタンクユニット92か
らインクの供給を受けるインク供給部位44が形成され
ている。
【0028】図6に示すように、中央に集約配置された
各ノズル列は、各サブキャリッジ42に分割ノズル列群
50を1つずつ形成しており、メインキャリッジ41に
は第1〜第4分割ノズル列群51〜54が形成されてい
る。分割ノズル列群50は、3つのインクジェットヘッ
ド43により構成され、第1ノズル列〜第6ノズル列の
計6列のノズル列を有している。分割ノズル列群50は
1ラインの印刷を行うノズル列群を4分割したものであ
り、4つの分割ノズル列群50は、一部(のインクノズ
ル)を重複させて千鳥状に配設されている。
【0029】そして、各分割ノズル列群50の6列のノ
ズル列は、1ラインの基準色を構成する6色にそれぞれ
対応しており、全体として略4インチ(1ライン)の各
色に対応するノズル列群を構成している。具体的には、
第1ノズル列はブラック(Bk)、第2ノズル列はシア
ン(C)、第3ノズル列はライトシアン(Lc)、第4
ノズル列はライトマゼンタ(Lm)、第5ノズル列はマ
ゼンタ(M)、第6ノズル列はイエロー(Y)に対応し
ている。
【0030】X・Y移動機構22は、機台2上に設置し
たいわゆるX・Yロボットであり、ヘッドユニット21
をX軸方向(主走査方向)に移動させるX軸テーブル6
1とX軸テーブル61をY軸方向(副走査方向)に移動
させるY軸テーブル71と、X軸テーブル61の移動を
ガイドするY軸ガイドレール75とで構成されている。
【0031】図1ないし図3を参照して説明すると、X
軸テーブル61は、ヘッドユニット21を主走査方向に
往復動させる主走査ボールねじ62と、主走査ボールね
じ62を正逆回転させる主走査モータ63と、これら構
成部材を収容するX軸ケース64とで構成されている。
そして、X軸ケース64には、後述するリニアスケール
142が取付けられている。なお、図示しないが、X軸
ケース64には水平スリットが設けられており、支持ブ
ラケット31に取り付けた雌ねじブロックが、水平スリ
ットからX軸ケース64内に延びて主走査ボールねじ6
2に螺合している。同様に、X軸テーブル61の一端部
には雌ねじブロックが取付けられており、この雌ねじブ
ロックがY軸ケース74に形成された水平スリットから
Y軸ケース74内に延びて副走査ボールねじ72と螺合
している。
【0032】Y軸テーブル71は、ヘッドユニット21
を副走査方向に往復動させる副走査ボールねじ72と、
副走査ボールねじ72を正逆回転させる副走査モータ7
3と、これら構成部分を収容するY軸ケース74とで構
成されている。また、Y軸ガイドレール75は、Y軸テ
ーブル71に平行に配設され、Y軸テーブル71と共に
X軸テーブル61を両持ちで支持し、かつX軸テーブル
61の往復動をガイドしている。
【0033】なお、X軸テーブル61およびY軸テーブ
ル71には、ヘッドユニット21のX方向とY方向の基
準位置(ホーム位置)を検出する、X方向検出センサお
よびY方向検出センサがそれぞれ取付けられており、イ
ンクジェット記録装置1の主電源がONされると、ヘッ
ドユニット21は常にこの基準位置セットされる。
【0034】主走査モータ63および副走査モータ73
は、コントローラ17に接続されており、コントローラ
17が主走査モータ63を正逆回転させると、ヘッドユ
ニット21が主走査方向に往復動し、副走査モータ73
を正逆回転させると、ヘッドユニット21が副走査方向
に往復動する。
【0035】メンテナンス手段12は、フラッシングイ
ンクを受けるフラッシングボックス81と、インクジェ
ットヘッド43の非稼動時における保管用およびフラッ
シング用として使用される保管ユニット82と、インク
ジェットヘッド43のクリーニングを行うためのクリー
ニングユニット83と、インクジェットヘッド43をワ
イピングして、インクジェットヘッド43(インクノズ
ル)の適切なメニスカスを保持するためのワイピングユ
ニット84から構成されている。
【0036】インク供給手段13は、1ラインの基準色
を構成する6色に対応して、各色のインクを大量に貯留
したメインタンクユニット91と、メインタンクユニッ
ト91から各色のインクを各インクジェットヘッド43
に供給するサブタンクユニット92と、これらメインタ
ンクユニット91およびサブタンクユニット92と各イ
ンクジェットヘッド43を連結するチューブユニット9
3とを備えている。
【0037】テープ供給手段14は、ロール状に巻回し
た印刷テープAを回転自在に支持する繰り出しリール1
01と、印刷テープAを供給する供給ローラ102と、
供給ローラ102を回転駆動する供給モータ103を有
している。供給モータ103はコントローラ17に接続
されており、印刷テープAの供給は、コントローラ17
が供給モータ103を制御して供給ローラ102の回転
を調節することにより行われる。
【0038】テープ送り手段15は、テープ送り経路4
の略中央に配設した吸着テーブル111と、吸着テーブ
ル111を挟んで配設されテープ送り経路4に沿って印
刷テープAを送るテープ送り機構112とを備えてい
る。吸着テーブル111により吸引され、浮かないよう
水平に載置された印刷テープAは、印字が終了するとテ
ープ送り機構112によってテープ巻取り手段16へ送
り出される。
【0039】テープ巻取り手段16は、フィニッシャー
本体3に回転自在に支持されたテープ巻取りリール12
1と、テープ巻取りリール121の直上部に位置する巻
取りローラ122と、巻取りローラ122を回転駆動さ
せる巻取りモータ123を有しており、テープ送り手段
15により送られてきた印刷済みの印刷テープAを、テ
ープ巻取りリール121にロール状に巻き取っていく。
【0040】次に、インクジェット記録装置1の主制御
系について説明する。図7に示すように、このインクジ
ェット記録装置1の主制御系は、画像データの入力(読
み込み)を行う入力部201と、プリント手段11によ
り印刷テープAに画像の印刷を行う印刷部202と、メ
ンテナンス手段12によりインクジェットヘッド43の
保全処理を行う保全部203と、インク供給手段13に
よりインク供給を行うインク供給部204と、テープ供
給手段14(供給モータ103)、テープ送り手段15
(テープ送りモータ)およびテープ巻取り手段16(巻
取りモータ123)を有して印刷テープAを送る搬送部
205と、各部を駆動する各種ドライバを有する駆動部
206と、リニアセンサ143や温度センサ151等を
有して各種検出を行う検出部207と、インクジェット
記録装置1の各部を制御する制御部208(コントロー
ラ17)とを備えている。
【0041】制御部は、CPU211、ROM212、
RAM213、周辺制御回路(P−CON)214を備
え、互いに内部バス215により接続されている。そし
て、制御部211は、インクジェット記録装置1の各手
段を制御すると共に、インクジェット記録装置1全体を
制御している。ROM212は、CPU211で処理す
る制御プログラムを記憶する制御プログラム領域の他、
キャラクタテーブルや色変換テーブルなどの各種制御デ
ータを記憶する制御データ領域を有している。RAM2
13は、外部から入力した画像データを記憶する印刷画
像データ領域の他、各色に対応する色変換バッファ領域
や各種レジスタ群を有し、制御処理のための作業領域と
して使用される。
【0042】P−CON214には、CPU211の機
能を補うと共に周辺回路とのインタフェース信号を取り
扱うための論理回路、ゲートアレイやカスタムLSIな
どが組み込まれている。P−CON214は、各種セン
サや外部装置のキーボード等と接続され、各種指令や入
力データなどをそのまま、あるいは加工して内部バス2
15に取り込むと共に、CPU211と連動してCPU
211等から内部バス215に出力されたデータや制御
信号を駆動部206に出力する。
【0043】CPU211は、P−CON214を介し
て各種検出信号、各種指令、各種データ等を取り込み、
ROM212内の制御プログラムに従ってRAM213
内の各種データ等を処理した後、P−CON214を介
して制御信号を駆動部206に出力する。
【0044】次に、ヘッドユニット21の動作について
説明する。ヘッドユニット21の動作は、制御部208
からプリンタドライバ131に出力された制御信号に基
づき、印刷部202によって制御されている。そこで、
まず、ヘッドユニット21を制御する印刷部202の説
明を行う。
【0045】図8に示したように、印刷部202は、分
割ノズル列群制御ブロック220を有しており、ヘッド
ユニット21の4つの分割ノズル列群50に対応して、
第1〜第4分割ノズル列群制御ブロック221〜224
が設けられている。各分割ノズル列群制御ブロック22
0は、対応する分割ノズル列群50内の6列のノズル列
を制御するノズル共通制御部231と、対応する分割ノ
ズル列群50内の6列の各ノズル列の制御を行う第1〜
第6ノズル制御部241〜246とを備えている。具体
的には、第1ノズル列(ブラック)には第1ノズル制御
部241が、第2ノズル列(シアン)には第2ノズル制
御部242が、第3ノズル列(ライトシアン)には第3
ノズル制御部243が、第4ノズル列(ライトマゼン
タ)には第4ノズル制御部244が、第5ノズル列(マ
ゼンタ)には第5ノズル制御部245が、第6ノズル列
(イエロー)には第6ノズル制御部246が対応してい
る。
【0046】ノズル共通制御部231は、リニアエンコ
ーダ141の検出信号に基づいて、各分割ノズル列群5
0内の各ノズル列からのインク吐出タイミングを制御す
るタイミング制御部251と、各インクノズルの状態
(ステータス)を管理するステータス制御部252と、
イメージバッファ262におけるデータのバッファリン
グを管理するメモリマネージャ253とを備えている。
【0047】リニアエンコーダ141は、複数のスリッ
トを所定の間隔で形成すると共にX軸ケース64にも受
けたリニアスケール142と、リニアスケール142に
臨んでヘッドユニット21に設けたリニアセンサ143
とから構成される。そして、ヘッドユニット21の主走
査方向の移動に伴い、リニアセンサ143がリニアスケ
ール142の複数のスリットをカウントすることにより
ヘッドユニット21の移動位置を示す検出信号が送ら
れ、この検出信号に基づいてタイミング制御部251が
印刷テープAの所定位置に対してインクを吐出するよう
各分割ノズル列群50内のノズル列を制御する。
【0048】第1〜第6ノズル制御部241〜246の
それぞれには、D/Aコンバータ261と、イメージバ
ッファ262と、インクノズルを駆動するノズルドライ
バ263が備えられている。D/Aコンバータ261
は、タイミング制御部251およびステータス制御部2
52からの制御信号(デジタル信号)を、ノズルドライ
バ263を駆動するための(ピエゾ吐出のための)印加
電圧の制御波形(アナログ信号)に変換するものであ
る。
【0049】では、ヘッドユニット21の動作について
説明する。ヘッドユニット21は、主走査方向および副
走査方向への移動を繰り返すことにより印刷を行ってい
る。図9を参照して具体的に説明すると、例えば、左上
を印刷開始位置P1として印刷を開始する場合、まずこ
の位置からヘッドユニット21を右方向(主走査方向)
に往動させながら印刷(主走査)を行い、右端において
ヘッドユニット21を手前に移動、すなわち次の印刷位
置まで移動(副走査)させた後、ここからさらにヘッド
ユニット21を左方向(主走査方向)に復動させて印刷
を行う。このような動作を繰り返すことにより印刷が行
われている(図9(b)参照)。また、例えば、連続印
刷時に右下の位置で印刷を完了した場合には、印刷終了
位置P2から上記と逆の動作で上記の印刷開始位置P1
に向かって印刷を行うようにしており、ヘッドユニット
21の移動ロスを少なくしている(図9(c)参照)。
【0050】このように、印刷時のヘッドユニット21
の動作は、主走査方向の動作と副走査方向の動作から成
り立っている。ヘッドユニット21の主走査方向の動作
では、ヘッドユニット21の主走査方向の往復動とイン
クの吐出が行われる。ヘッドユニット21の往動時を例
にして、ヘッドユニット21の主走査方向の動作につい
て具体的に説明する。ヘッドユニット21が往動を開始
して、所定の位置に第2分割ノズル列群52と第4分割
ノズル列群54が臨むと、第2分割ノズル列群52と第
4分割ノズル列群54に同時にインクを吐出させる(イ
ンク吐出時もヘッドユニット21は移動を続けてい
る)。そして、所定の時間が経過後、第1分割ノズル列
群51と第3分割ノズル列群53に同時にインクを吐出
させて、第2分割ノズル列群52と第4分割ノズル列群
54によるインクの着弾位置と第1分割ノズル列群51
と第3分割ノズル列群53によるインクの着弾位置を一
致させ、各分割ノズル列群50が吐出したインクが一直
線になるようにしている。すなわち、第1分割ノズル列
群〜第4分割ノズル列群51〜54からインクが一直線
になるよう精度良く吐出されることによって1ラインの
印刷が行われており、インクジェット記録装置1の印刷
性能は、第1分割ノズル列群〜第4分割ノズル列群51
〜54から吐出されたインクの着弾位置と大きく関わっ
ている。
【0051】なお、第2分割ノズル列群52と第4分割
ノズル列群54のインク吐出位置はリニアセンサ143
によって検出される。そして、第2分割ノズル列群52
と第4分割ノズル列群54のインク吐出後、第1分割ノ
ズル列群51と第3分割ノズル列群53がインクを吐出
するまでの時間は、第2分割ノズル列群52と第1分割
ノズル列群51との距離およびヘッドユニット21のX
軸方向への移動速度から求めている。
【0052】インクジェット記録装置1では、各分割ノ
ズル列群50が吐出したインクの着弾位置を一致させる
ために各分割ノズル列群50をメインキャリッジ41に
精度良く配置しており、これに基づいてインクの吐出タ
イミングも制御されている。しかし、メインキャリッジ
41に各分割ノズル列群50を精度良く配置しても、メ
インキャリッジ41の支持ブラケット31に対する取付
け精度やヘッドユニット21の往復動時の振動、環境温
度等様々な要因によって、各分割ノズル列群50から吐
出されるインクの着弾位置は変化するため、印刷性能に
影響を与えるおそれがある。そこで、インクジェット記
録装置1は、各分割ノズル列群50のインク吐出タイミ
ングを補正することにより、各分割ノズル列群50から
吐出されるインクの着弾位置を補正する、タイミング補
正を行えるようになっている。
【0053】タイミング補正は、各分割ノズル列群50
に印刷(インクの吐出)を行わせ、この結果に基づいて
インクの吐出タイミングを補正するものであり、第1分
割ノズル列群51を基準に、第2〜第4分割ノズル列群
52〜54のインク吐出タイミングを補正するものであ
る。そして、この補正方法は、第1分割ノズル列群51
内の各ノズル列のインク吐出タイミングを補正する第1
補正工程と、第1分割ノズル列群51の各ノズル列と第
2〜第4分割ノズル列群52〜54のインク吐出タイミ
ングを整合させるための第2補正工程と、ヘッドユニッ
ト21の各ノズル列の往動時および復動時のインク吐出
タイミングを整合させる第3補正工程から成り立ってい
る。
【0054】第1補正工程は、まず、第1分割ノズル列
群51(基準分割ノズル列群)の第1ノズル列51−1
(ブラック)を基準ノズル列として、第1ノズル列51
−1に5本の直線を印刷させる(図10(a)参照)。
次に、図10(c)に示したように、基準ノズル列の第
1ノズル列51−1が印刷した直線と一直線になるよ
う、第1分割ノズル列群51の第2〜第6ノズル列51
−2〜51−6(調節ノズル列)のそれぞれに直線を1
本ずつ印刷させる(図10(b)参照)。そして、目視
または画像認識により、基準ノズル列の第1ノズル列5
1−1が印刷した5本の直線と第1分割ノズル列群51
の第2〜第6ノズル列51−2〜51−6が印刷したそ
れぞれの直線が一直線であるか否かを判断し、基準ノズ
ル列の第1ノズル列51−1の直線とずれた直線の印刷
を行ったノズル列のインク吐出タイミングを補正する。
これにより、第1分割ノズル列群51内の6列のノズル
列のインク着弾位置を一致させることができる。なお、
第1分割ノズル列群51の第2〜第6ノズル列51−2
〜51−6のそれぞれに直線を1本ずつ印刷させた後、
第1分割ノズル列群51の第1ノズル列51−1に各調
整ノズル列の直線印刷位置に合せるように5本の直線を
印刷させるようにしてもよい。
【0055】第2補正工程は、第1補正工程を経た第1
分割ノズル列群51に、基準パターンを印刷させ、第2
〜第4分割ノズル列群52〜54(調節分割ノズル列
群)に調整パターンを印刷させることによって行う。基
準パターン(図11(a))は、方形(図11(a)
)を格子状に4等分した4方形の内、左上の方形と右
下の方形の2方形から、調整パターン(図11(a)
)は右上の方形と左下の方形の2方形から構成されて
いる。基準となる第1分割ノズル列群51に対し、適切
なタイミングで第2〜第4分割ノズル列群52〜54の
印刷がなされていれば、図11(b)のおよびに示
すように、基準パターンと調整パターンとが整合して、
1つの方形が印刷されるか、均一な間隙を有した2つの
方形が印刷される。一方、基準となる第1分割ノズル列
群51に対し、第2〜第4分割ノズル列群52〜54の
インク吐出タイミングがずれていれば、基準パターンと
調整パターンの上側の方形2つの間にだけ、または下側
の方形2つの間にだけ間隙を有した図形が印刷される。
すなわち、第1分割ノズル列群に対して、調節分割ノズ
ル列群のインク吐出タイミングが右にずれていれば、上
側の方形に間隙が生じ(図11(b)参照)、左にず
れていれば、下側の方形に間隙が生じる(図11(b)
参照)。
【0056】第2補正工程では、まず、第1分割ノズル
列群51の各ノズル列(第1ノズル列〜第6ノズル列5
1−1〜51−6)に基準パターンをヘッドユニット2
1の往動時に印刷させる(図11(c)S1)。次に、
第2分割ノズル列群52の6列の各ノズル列に、対応す
るノズル列が印刷した基準パターンの印刷位置に対応し
て調整パターンを印刷させる(図11(c)S2)。そ
して、第1分割ノズル列群51の各ノズル列が印刷した
基準パターンと第2分割ノズル列群52の各ノズル列が
印刷した調整パターンが整合して、1つの方形または均
一な間隙を介して2つの方形が並んだ状態になるよう、
第2分割ノズル列群52の各ノズル列のインク吐出タイ
ミングを補正する。これにより、往動時における第1分
割ノズル列群51と第2分割ノズル列群52のインク吐
出タイミングを揃えることができる。続けて、第3分割
ノズル列群53および第4分割ノズル列群54について
もこれと同様の操作を行い、第1分割ノズル列群51に
対して、調整ノズル列群の全ノズル列18列のインク吐
出タイミングを補正する。この第2補正工程によって、
ヘッドユニット21の各ノズル列の往動時におけるイン
ク吐出を適切に行うことができる。なお、基準パターン
と調整パターンは、どちらを先に印刷しても良く、第2
〜第4分割ノズル列群52〜54(調節分割ノズル列
群)の各ノズル列に調整パターンを印刷させた後、第1
分割ノズル列群51の各ノズル列に基準パターンを印刷
させてもよい。
【0057】第3補正工程は、ヘッドユニット21を往
動させて全てのノズル列に上述した基準パターンを印刷
させた後、ヘッドユニット21を復動させ、印刷した基
準パターンに対応するように全てのノズル列に調整パタ
ーンを印刷させる。そして、基準パターンと調整パター
ンが1つの方形となるか、上下の間隙が均一となって2
つの方形となるように全ノズル列24列の復動時のイン
ク吐出タイミングを補正する。これにより、ヘッドユニ
ット21の全てのノズル列における往動時および復動時
のインク吐出を適切に行うことができる。なお、ヘッド
ユニット21の往動時には調整パターンを印刷させ、復
動時には基準パターンを印刷させるようにしてもよい。
【0058】このタイミング補正を行うことによって、
第1分割ノズル列群51の第1ノズル列51−1のイン
ク着弾位置を基準に、メインキャリッジ41上の全ての
ノズル列のインク着弾位置が補正される。
【0059】
【発明の効果】以上のように、本発明のインクジェット
記録装置のヘッド駆動補正方法によれば、メインキャリ
ッジのヘッドユニットに対する取付け精度やヘッドユニ
ットの往復動時の振動等により各ノズル列のインク吐出
タイミングが変化しても、基準分割ノズル列群の1つの
ノズル列を基準にして、他の分割ノズル列群の全てのノ
ズル列群のインク吐出タイミングを補正するので、精度
良く印刷を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るインクジェット記録
装置の全体構成を示す外観斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るインクジェット記録
装置の一部構成を省略し、その背面側からみた外観斜視
図である。
【図3】本発明の一実施形態に係るインクジェット記録
装置の一部構成を省略した模式図である。
【図4】プリント手段廻りを示す平面図である。
【図5】ヘッドユニットのメインキャリッジ廻りを示す
平面図である。
【図6】メインキャリッジ廻りを模式的に示した平面図
である。
【図7】本発明の一実施形態に係るインクジェット記録
装置の制御系を模式的に示した図である。
【図8】印刷部を模式的に示した模式図である。
【図9】ヘッドユニットの動作を示した模式図である。
【図10】本発明の一実施形態に係るインクジェット記
録装置の第1補正工程の説明図である。
【図11】第2補正工程および第3補正工程の説明図で
ある。(a)および(b)は、第2補正工程および第3
補正工程で用いる基準パターンおよび調整パターンにつ
いての説明図であり、(a)のは基準パターン、は
調整パターンを表している。(c)は、第2補正工程に
おけるインク吐出タイミングの補正方法を示した図であ
る。
【符号の説明】
1 インクジェット記録装置 17 コントロ
ーラ 11 プリント手段 21 ヘッド
ユニット 22 X・Y移動機構 41 メイン
キャリッジ 42 サブキャリッジ 43 インク
ジェットヘッド 50 分割ノズル列群 51 第1分
割ノズル列群 52 第2分割ノズル列群 53 第3分
割ノズル列群 54 第4分割ノズル列群 202 印刷部 207 検出部 211 CP
U 212 ROM 213 RA
M 214 P−CON 215 内部
バス

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッドユニットを構成するキャリッジ上
    に、複数のノズル列からなる分割ノズル列群を1ライン
    の印刷を行えるよう複数のインクジェットヘッドを介し
    て配置し、前記ヘッドユニットを印刷対象物に対して相
    対的に往復動させながら描画を行うインクジェット記録
    装置のヘッド駆動補正方法において、 前記複数の分割ノズル列群の任意の1つを基準分割ノズ
    ル列群、その他の分割ノズル列群を調整分割ノズル列群
    とし、前記基準分割ノズル列群内の前記複数のノズル列
    の任意の1つのノズル列を基準ノズル列、前記基準分割
    ノズル列群内のその他のノズル列を調整ノズル列とする
    基準設定工程と、 前記基準ノズル列が描画した検査パターンと前記調整ノ
    ズル列が描画した検査パターンとを整合させるように、
    全ての前記調整ノズル列の吐出タイミングを補正する第
    1補正工程と、 前記第1補正工程を経て、前記基準分割ノズル列群の前
    記ノズル列が描画した検査パターンと、前記調整分割ノ
    ズル列群の前記ノズル列が前記ヘッドユニットの往動時
    に描画した検査パターンとを整合させるように、前記調
    整分割ノズル列群のノズル列全ての吐出タイミングを補
    正する第2補正工程とを備えたことを特徴とするインク
    ジェット記録装置のヘッド駆動補正方法。
  2. 【請求項2】 前記第2補正工程の後、前記ノズル列が
    描画した前記ヘッドユニットの往動時の検査パターンと
    復動時の検査パターンとを整合させるように、全ての前
    記ノズル列の吐出タイミングを補正する第3補正工程を
    更に備えたことを特徴とする請求項1に記載のインクジ
    ェット記録装置のヘッド駆動補正方法。
  3. 【請求項3】 前記第1補正工程は、前記基準ノズル列
    が検査パターンとして描画した直線画像と、前記基準分
    割ノズル列群内の他の各前記ノズル列が検査パターンと
    して描画した直線画像とが一直線となるよう前記基準分
    割ノズル列群の他の前記ノズル列の吐出タイミングを補
    正することを特徴とする請求項1または2に記載のイン
    クジェット記録装置のヘッド駆動補正方法。
  4. 【請求項4】 前記第2補正工程は、格子状に4等分し
    た方形の対角上に位置する2つの方形によって形作られ
    る2組の画像領域をそれぞれ基準パターンおよび補正パ
    ターンとして、前記検査パターンを前記基準パターンと
    前記補正パターンから構成し、前記基準分割ノズル列群
    の前記各ノズル列には基準パターンを描画させ、前記各
    分割ノズル列群の前記各ノズル列には補正パターンを描
    画させることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか
    に記載のインクジェット記録装置のヘッド駆動補正方
    法。
  5. 【請求項5】 前記第3補正工程は、前記各ノズル列
    に、前記キャリッジの往動時には前記基準パターンおよ
    び前記補正パターンのいずれか一方のパターンを描画さ
    せ、復動時には他方のパターンを描画させることを特徴
    とする請求項2ないし4のいずれかに記載のインクジェ
    ット記録装置のヘッド駆動補正方法。
  6. 【請求項6】 前記複数のインクノズル列は複数色のイ
    ンクに対応し、前記各ノズル列に、インク1色が対応し
    ていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに
    記載のインクジェット記録装置のヘッド駆動補正方法。
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US11001058B2 (en) 2018-12-25 2021-05-11 Seiko Epson Corporation Method for determining recording timing and recording device

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