JP2003275157A - 移動装置 - Google Patents

移動装置

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JP2003275157A
JP2003275157A JP2002082637A JP2002082637A JP2003275157A JP 2003275157 A JP2003275157 A JP 2003275157A JP 2002082637 A JP2002082637 A JP 2002082637A JP 2002082637 A JP2002082637 A JP 2002082637A JP 2003275157 A JP2003275157 A JP 2003275157A
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JP
Japan
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moving device
tip
wall
optical sensor
sensor
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Application number
JP2002082637A
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English (en)
Inventor
Miki Yasuno
幹 保野
Kiminori Kato
公軌 加藤
Hidetaka Yabuuchi
秀隆 藪内
Hiroshi Mori
宏 森
Naoyuki Ohara
直行 尾原
Hiroyuki Kayama
博之 香山
Toru Kodachi
徹 小立
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化すると共に、障害物検知の信頼性を向
上させた移動装置を実現すること。 【解決手段】 本体1を移動させる走行手段2,3と、
前記本体周囲の障害物を検知する障害物検知手段7と、
前記走行手段を制御して本体の移動を制御する移動制御
手段6を備え、前記障害物検知手段7には光センサ14
を用いるとともに、前記光センサの発光部18または受
光部19前方に筒部を配し発光部と受光部間を遮光する
構成の移動装置としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動的に移動する
移動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりセンサ類および移動制御手段を
付加して自動的に作業を行う、いわゆる自動誘導型の移
動装置が開発されている。
【0003】たとえば、特開平06−208416や特
開平07−334243公報に記載されているような、
超音波センサを用いて障害物を回避して移動を行う移動
装置があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記従来
の移動装置では、障害物を検出するために超音波センサ
を用いているが、超音波センサは空気中に超音波を発信
してこの反射波を受信して障害物を検出するものである
ために、この超音波センサを外郭で覆う場合にはセンサ
部の外郭には穴が必要であり、センサはこの穴の影響を
受けやすいために超音波センサには複雑な取り付け構造
が必要であり、本体が大型化する傾向があった。
【0005】また、本体組み立て時にバラツキや、運搬
時の振動等でセンサの取付位置が変化し、十分な性能を
発揮できないことがあった。
【0006】本発明は、前記従来の課題を解決するもの
で、本体を小型化すると共に、障害物検知の信頼性を向
上させた移動装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記従来の課題を解決す
るために本発明の移動装置は、本体を移動させる走行手
段と、前記本体周囲の障害物を検知する障害物検知手段
と、前記走行手段を制御して本体の移動を制御する移動
制御手段を備え、前記障害物検知手段には光センサを用
いるとともに、前記光センサは発光部から照射され障害
物で反射した光を受光部で受光して障害物までの距離を
検知し、前記光センサの発光部または受光部のそれぞれ
の前方に開口部を有する筒体を設け発光部と受光部間を
遮光する構成にしたものである。
【0008】このことにより、本体を小型化すると共
に、障害物検知の信頼性を向上させた移動装置が実現で
きる。
【0009】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、本体を
移動させる走行手段と、前記本体周囲の障害物を検知す
る障害物検知手段と、前記走行手段を制御して本体の移
動を制御する移動制御手段を備え、前記障害物検知手段
には光センサを用いるとともに、前記光センサは発光部
から照射され障害物で反射した光を受光部で受光して障
害物までの距離を検知し、前記光センサの発光部または
受光部のそれぞれの前方に開口部を有する筒体を設け発
光部と受光部間を遮光する構成の移動装置とすることに
より、本体を小型化すると共に、光センサを用いた障害
物検知の信頼性を向上させることができる。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
本体が光センサを保持するセンサ保持部を有し、前記セ
ンサ保持部に筒体を設けるすることにより、部品点数を
増やすことなく発光部からの光を漏らすことなく本体外
へ出せるので、光センサを用いた障害物検知の信頼性を
向上させることができる。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2記載の本体が光センサの発光部の照射する光が透過す
る材質からなるカバ−体を有し、筒体先端を前記カバ−
体近傍まで突出させたことにより発光部からの光が漏れ
ることなく本体外に出ると共に、障害物からの反射光以
外受光しないので光センサを用いた障害物検知の信頼性
を著しく向上させることができる。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項3記載の
筒体先端部を軟質部材で構成することにより、筒体先端
部を圧縮させ外郭内壁との隙間を無くし光センサを用い
た障害物検知の信頼性を著しく向上させることができ
る。
【0013】請求項5に記載の発明は、請求項4記載の
軟質部材の筒体先端側に接着剤が塗布されると共に、筒
体先端に接着されることにより、筒体先端部の軟質部材
を圧縮させカバ−体内壁との隙間を無くし光センサを用
いた障害物検知の信頼性を保ちながらセンサ保持部の製
造を簡単にすることができる。
【0014】請求項6に記載の発明は、請求項5記載の
筒体先端とカバ−体の内壁との間に軟質部材の厚みより
も小なる間隙を有することにより、軟質部材をカバ−体
に圧接させて隙間を無くし光センサを用いた障害物検知
の信頼性を保ちながら本体の組立を簡単にすることがで
きる。
【0015】請求項7に記載の発明は、請求項6記載の
筒体先端面に突出するとともに前記筒体の開口部内壁と
同一の内壁を有する枠体を形成し、前記枠体高さを軟質
部材厚みより低くすることにより、軟質部材が圧縮によ
り圧延され光センサの発光部や受光部前面にはみ出すこ
とを防ぎ、光センサを用いた障害物検知の信頼性を著し
く向上させることができる。
【0016】請求項8に記載の発明は、請求項1から7
のいずれかに1項に記載の筒体先端面が、二つの平面を
前記筒体先端面中央近傍で稜線をなすように設けられる
ことにより、筒体先端部の軟質部材の圧縮均一化を促進
し光センサを用いた障害物検知の信頼性を著しく向上さ
せることができる。
【0017】請求項9に記載の発明は、請求項8記載の
枠体先端面が、二つの平面を前記枠体先端面中央近傍で
稜線をなすように設けられることにより、軟質部材が圧
縮により圧延され光センサの発光部や受光部前面にはみ
出すことを防ぎ、光センサを用いた障害物検知の信頼性
を著しく向上させることができる。
【0018】請求項10に記載の発明は、請求項8記載
の筒体先端面が、二つの平面を前記筒体先端面中央近傍
で凸となる稜線をなすように設けられることにより、筒
体先端部の軟質部材の圧縮均一化を著しく促進し光セン
サを用いた障害物検知の信頼性を著しく向上させること
ができる。
【0019】請求項11に記載の発明は、請求項10記
載の枠体先端面が、二つの平面を前記枠体先端面中央近
傍で凸となる稜線をなすように設けられることにより、
枠体先端面とカバ−体の内壁間の隙間の均一化を促進し
軟質部材が圧縮により圧延され光センサの発光部や受光
部前面にはみ出すことを防ぎ、光センサを用いた障害物
検知の信頼性を著しく向上させることができる。
【0020】請求項12に記載の発明は、請求項6記載
の筒体先端面とカバ−体の内壁との間の間隙を一定にす
ることにより、筒体先端面の軟質部材の圧縮均一化を促
進し、光センサを用いた障害物検知の信頼性を著しく向
上させることができる。
【0021】請求項13に記載の発明は、請求項12記
載の枠体先端面とカバ−体の内との間の間隙を一定にす
ることにより、枠体先端とカバ−体の内壁間の隙間を均
一化し軟質部材が圧縮により圧延され光センサの発光部
や受光部前面にはみ出すことを防ぎ、光センサを用いた
障害物検知の信頼性を著しく向上させることができる。
【0022】請求項14に記載の発明は、請求項5記載
の筒体先端面より大なる軟質部材が筒体先端面に接着さ
れると共に、前記軟質部材端部が筒体側面に接着される
されることにより、カバ−体着脱時の軟質部材へ加えら
れる外力を低減し軟質部材のはがれを防止すると共に、
カバ−体の着脱に対する抵抗力を低減し光センサを用い
た障害物検知の信頼性を保ちながら本体の組立を簡単に
することができる。
【0023】請求項15に記載の発明は、請求項14記
載の軟質部材のカバ−体側の表面の接触抵抗を低下させ
たことにより、カバ−体着脱時の軟質部材への外力を低
減しはがれを防止すると共に、カバ−体の着脱に対する
抵抗力を低減し光センサを用いた障害物検知の信頼性を
保ちながら本体の組立を簡単にすることができる。
【0024】請求項16に記載の発明は、請求項1から
15のいずれかに1項に記載の筒体内壁の反射率を低下
させることにより、センサ保持部内での光の反射を防ぎ
受光部の誤検知を防ぎ光センサを用いた障害物検知の信
頼性を著しく向上させることができる。
【0025】請求項17に記載の発明は、請求項16記
載の枠体内壁の反射率を低下させることにより、センサ
保持部内での光の反射を防ぎ受光部の誤検知を防ぎ光セ
ンサを用いた障害物検知の信頼性を著しく向上させるこ
とができる。
【0026】請求項18に記載の発明は、請求項17記
載のカバ−体の内壁に筒体と嵌合する凸部を配設するこ
とにより、センサ保持部の筒体とカバ−体の内壁の位置
を固定し光センサを用いた障害物検知の信頼性を著しく
向上させることができる。
【0027】請求項19に記載の発明は、請求項17記
載のカバ−体の内壁に枠体と嵌合する凸部を配設するこ
とにより、センサ保持部の筒体とカバ−体の内壁の位置
を固定し光センサを用いた障害物検知の信頼性を著しく
向上させることができる。
【0028】請求項20に記載の発明は、請求項17記
載のカバ−体の内壁に筒体先端の軟質部材と嵌合する凸
部を配設することにより、センサ保持部の筒体とカバ−
体の内壁の位置を固定し光センサを用いた障害物検知の
信頼性を著しく向上させることができる。
【0029】請求項21に記載の発明は、請求項18〜
20のいずれか1項に記載の凸部が軟質部材からなるこ
とにより、本体の組立を簡単にすると共にセンサ保持部
の筒体とカバ−体の内壁の位置を固定し光センサを用い
た障害物検知の信頼性を著しく向上させることができ
る。
【0030】請求項22に記載の発明は、請求項1〜2
1のいずれか1項に記載のセンサ保持部外郭に電気抵抗
の低い塗料を塗布することにより、強電界により信号が
乱れることを防ぎ光センサを用いた障害物検知の信頼性
を著しく向上させることができる。
【0031】請求項23に記載の発明は、請求項20記
載の筒体先端には導電塗料を塗布しないことにより、軟
質部材の接着のはがれを防止しカバ−体着脱を繰り返し
ても光センサを用いた障害物検知の信頼性を保つことが
できる。
【0032】請求項24に記載の発明は、請求項22ま
たは23記載の光センサを、センサ保持部と導電部材で
固定することにより、強電界により信号が乱れることを
防ぎ光センサを用いた障害物検知の信頼性を著しく向上
させることができる。
【0033】請求項25に記載の発明は、請求項2〜2
4のいずれか1項に記載のセンサ保持部を固定する筐体
を有し、前記センサ保持部外郭から突出した突起体を前
記筐体に当接することにより、商品搬送中や移動作業中
などにセンサ保持部の位置が変わることを防ぎ光センサ
を用いた障害物検知の信頼性を著しく向上させることが
できる。
【0034】請求項26に記載の発明は、請求項25記
載の筐体はセンサ保持部方向に突出する突起体を有し、
前記突起体側面をセンサ保持部から突出した突起体の側
面に接することで、商品搬送中や移動作業中などにセン
サ保持部の位置が変わることを防ぎ光センサを用いた障
害物検知の信頼性を著しく向上させることができる。
【0035】請求項27に記載の発明は、請求項2〜2
4いずれか1項に記載のセンサ保持部を固定する筐体を
有し、前記筐体から突出した突起体が前記センサ保持部
外郭に当接することで、商品搬送中や移動作業中などに
センサ保持部の位置が変わることを防ぎ光センサを用い
た障害物検知の信頼性を著しく向上させることができ
る。
【0036】請求項28に記載の発明は、請求項27記
載のセンサ保持部は筐体方向に突出した突起体を有し、
前記突起体側面を筐体から突出した突起体の側面に接す
ることで、商品搬送中や移動作業中などにセンサ保持部
の位置が変わることを防ぎ光センサを用いた障害物検知
の信頼性を著しく向上させることができる。
【0037】
【実施例】以下本発明の一実施例を自走式掃除機に応用
した場合を例にとって、図面を参照しながら説明する。
【0038】図1は本発明の第1の実施例における自走
式掃除機の内部透視斜視図を、図2は本実施例のシステ
ム構成を示すブロック図をそれぞれ示すものである。1
は移動しながら清掃を行う自走式掃除機の本体で、清掃
領域を移動する。2,3は左右の駆動モータで、それぞ
れの出力軸は左右の走行輪4,5を駆動する。この左駆
動モータ2と右駆動モータ3を独立に回転制御すること
により本体1を移動させるもので、走行駆動手段をかね
ている。6は各種入力に応じて左右の駆動モータ2,3
を制御し、本体1の移動制御を行う移動制御手段で、マ
イクロコンピュータおよびその他制御回路からなる。7
は障害物検知手段で、本体の前方および側方、後方、上
方、下方の障害物までの距離を光センサ14により検知
するようになっている。8は作業手段である床面を掃除
する清掃ノズルで、ファンモータ9で発生させた真空圧
によりゴミを吸引する。10は電池などからなる電源
で、本体1内に電力を供給する。
【0039】移動制御手段6は複数の障害物検知手段7
と位置認識手段11からの入力に応じて、左右の駆動モ
ータ2,3とファンモータ9,ノズルモータ15および
ブラシモータ16への出力を制御する。また移動制御手
段6は複数の障害物検知手段7からの入力に基づいて、
壁から一定距離で本体1を移動させる壁沿い走行や、清
掃領域の内側部分を障害物をさけながら移動する内部走
行を行うものである。つまり、障害物検知手段7である
光センサ14が本体1から清掃領域内の壁までの距離や
障害物までの距離を正確に測定することで、壁沿い走行
や障害物回避走行を正確に行うことが可能になる。
【0040】図3は、光センサ14の形状を示す図で、
図4は、光センサ14の距離測定の原理を示す図であ
る。光センサ14は、発光部18と受光部19を有して
おり、発光部18から出た赤外線が障害物で反射して受
光部19がその反射光を受光し、三角測量の原理に基づ
いて障害物までの距離を測定するものである。
【0041】反射物17Aと反射物17Bの様に光センサ
14からの距離が異なると、受光部19上の反射光の光
スポット位置が変化する。このスポット位置を電気的に
処理し、反射物までの距離を検出する。このため発光部
18が発光した光が、乱反射等により直接受光部19に
入ると障害物までの距離を誤検知したり、障害物が存在
しないにもかかわらず障害物が存在すると検知してしま
うことになる。
【0042】図5はセンサ保持部であるセンサホルダ2
0の正面の形状を示す図、図6は右から見た形状を示す
図、図7は上方より見た形状を示す図、図8は内部構造
を示す中央断面図であり、図9はセンサホルダ20の光
センサ14保持状態を示す中央断面図である。光センサ
14の発光部18の前方にはセンサホルダ20の発光先
端筒体21が、受光部19の前方には受光先端筒体22
が形成され発光部18と受光部19を完全に遮光してい
る。このことにより発光部からの光が直接受光部に入射
することを防止し、受光部が障害物からの反射光を受光
し障害物までの距離を正確に測定することを部品点数を
増やすことなく実現している。またこれらの内壁面23
はシボ加工などにより反射率を低減させてあり、発光部
からの光や、障害物からの反射光がセンサホルダ20の
内壁面で反射することがないため乱反射による誤検知を
防止している。
【0043】発光先端筒部21の先端には平面24,2
5が、受光先端筒部22の先端には平面26,27が、
さらに平面24,25上に枠体28が、平面26,27
上に枠体29がそれぞれ形成されている。枠体28の内
壁面51は発光先端筒体21先端の平面24,25の開
口部52の内壁と同一面になっている。また枠体29の
内壁面53は受光先端筒体22先端の平面26,27の
開口部54の内壁と同一面になっている。これら枠体2
8の内壁面51および枠体29の内壁面53はシボ加工
などにより反射率を低減させてあり、発光部からの光
や、障害物からの反射光がセンサホルダ20の内壁面で
反射することがないため乱反射による誤検知を防止して
いる。
【0044】発光先端筒体21の先端および受光先端筒
体22の先端の平面24,25,26,27の4平面は
透明もしくは半透明の外郭部12の内壁面30からわず
かに離れている。同様に枠体28先端および枠体29先
端の平面31,32,33,34は外郭部12の内壁面
30からわずかに離れている。
【0045】図10は本体1の外郭部12とセンサホル
ダ20の位置関係の代表例として、センサホルダ20の
面24の点36a、36bの2点と、本体1の外郭部1
2の内壁面30との位置関係を示しているものである。
同様に図11はセンサホルダ20の面31の点37a、
37bの2点と、本体1の外郭部12の内壁面30との
位置関係を示しているものである。
【0046】以下にそれぞれの面の形成方法を説明す
る。
【0047】面24は、点36a,36b、36cが外
郭部12の内壁面30からの距離がd1になるように形
成されている。同様に面25は点36a,36c、36
dが外郭部12の内壁面30からの距離がd1に、面2
6は点36d、36c,36fが外郭部12の内壁面3
0からの距離がd1に、面27は点36d、36e、3
6fが外郭部12の内壁面30からの距離がd1になる
と共に、面24と面25の稜線、面26と面27の稜線
が凸になるように形成されている。
【0048】また、面31は、点37a,37b、37
cが外郭部12の内壁面30からの距離がd2に、面3
2は点37a,37c、37dが外郭部12の内壁面3
0からの距離がd2に、面33は点37e、37f,3
7gが外郭部12の内壁面30からの距離がd2に、面
34は点37e、37h、37gが外郭部12の内壁面
30からの距離がd2になると共に、面31と面32の
稜線、面33と面34の稜線が凸になるように形成され
ている(ただしd1>d2)。
【0049】図12に示すような形状で軟質部材からな
るパッキン40の発光先端筒体21及び受光先端筒体2
2側には接着剤43が塗布してあり、センサホルダ20
の平面24,25,26,27に貼り付ける。センサホ
ルダ20のパッキン貼付け面を細い二点鎖線で示してい
る。パッキン40の厚みd3は面24,25,26,2
7から外郭部12の内壁面30までの距離d1より大き
くなっておりその差分だけ圧縮される。またそれぞれの
面の中央近傍の稜線が他の部分より凸になっていること
から面24,25,26,27から外郭部12の内壁面
30までの隙間を完全にシールすることができる。この
ため光センサの発光部18から出た赤外線が外郭部12
で反射し受光部19に入射されることがないのである。
パッキン40は圧縮されると圧延されるが、センサホル
ダ20先端の枠体28,29が光センサ14の発光部1
8・受光部19の上方への圧延を阻止するので、光セン
サ14がパッキン40の端部を障害物と誤検知すること
を防止している。
【0050】ここで本体1の外郭12の形状は複雑な3
次元形状であることが多く、その内壁面30の形状も同
様に複雑な3次元形状である。このためセンサホルダ2
0の発光先端筒体21と受光先端筒体22のそれぞれの
先端面と外郭の内壁間の間隙を一定にすること、つまり
発光先端筒体21と受光先端筒体22のそれぞれの先端
面の形状を外郭12の内壁面30の形状をd1だけオフ
セットした形状にすることによってパッキン40の圧縮
寸法を均一することができよりシールの効果を上げるこ
とができる。さらにセンサホルダ20先端の枠体28,
29も外郭12の内壁面30の形状をd2だけオフセッ
トした形状にすることによって障害物検知の精度を下げ
ることなくシールの効果を上げることができるものであ
る。
【0051】パッキン40の接着の方法は、パッキン4
0の端部41a,41b、41c、42dを折り返して
センサホルダの側面42a,42b,42c,42dに
貼り付けると共に、パッキン40の表面は接触抵抗を著
しく低下させるよう表面加工を施してあるため外郭部1
2の着脱作業を行ったとしても外力によりパッキン40
の貼り付け状態が変わり面24,25,26,27から
外郭部12の内壁面30までのシール状態が変わってし
まうことがないだけではなく外郭部12の着脱作業を容
易にするのである。
【0052】さらに、外郭部12の内壁面30に軟質体
からなりセンサホルダ20の先端形状に嵌合する凸部
(図示せず)を突出させれば、着脱作業時の外力に対す
る柔軟性が増し前述のシールの信頼性が向上するもので
ある。ここで言うセンサホルダ20の先端形状は、筒体
先端部、枠体、筒体先端部に接着された軟質部材の何れ
の外形であっても同様の効果が得られるものである。
【0053】また、センサホルダ20の側面には導電塗
料を塗布してあると共に、光センサ14をこのセンサホ
ルダ20と導電体(たとえば板金)で挟み込んで固定す
るので、強電界により信号が乱れて、誤動作することが
ない。さらにパッキン40の貼り付け面である面24,
25,26,27には導電塗料を塗布しないので、パッ
キン40の貼り付け強度が低下せず外郭部12の着脱作
業が繰り返し行われたとしても面24,25,26,2
7から外郭部12の内壁面30までのシール状態が変わ
らないのである。
【0054】図13に示す様にセンサホルダ20の位置
を固定するために側壁43から位置決め突起体44を突
出させセンサホルダ20を締結する筐体45に当接させ
ている。また筐体45の突起体43が当接している箇所
の両側に固定突起体46,47を設け、センサホルダ2
0の突起体44を挟み込む構成にしている。このことに
より本体1の組立て時のセンサホルダ20を筐体45に
締結する際や、装置搬送や装置が走行中にセンサホルダ
20と本体1の外郭12の位置関係が変化することが無
いため、光センサの受発光のシールが保たれ障害物検知
の信頼性を確保するものである。
【0055】また図14に示す様に、センサホルダ20
を締結する筐体45から位置決め突起体48を突出させ
センサホルダ20に当接させ、センサホルダ20に筐体
45の位置決め突起体48が当接している箇所の両側に
固定突起体49,50を設け筐体の位置決め突起体48
を挟み込む構成にしても同様の効果が得られることは明
らかである。
【0056】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、光センサ
を用いることで本体を小型化すると共に、光センサの発
光を漏らさずに確実に受光し障害物検知の信頼性を向上
させることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における移動装置の内部透視
斜視図
【図2】同システム構成を示すブロック図
【図3】同光センサの形状を示す図
【図4】同光センサの距離測定原理を示す図
【図5】同センサ保持部であるセンサホルダの正面形状
を示す図
【図6】同センサ保持部であるセンサホルダの上方斜視
【図7】同センサ保持部であるセンサホルダの右側面図
【図8】同センサ保持部であるセンサホルダの内部構造
を示す中央断面図
【図9】同センサホルダの光センサ保持状態を示す中央
断面図
【図10】同本体外郭とセンサホルダの位置関係を示す
【図11】同本体外郭とセンサホルダの位置関係を示す
【図12】同軟質部材からなるパッキンの形状を示す図
【図13】同センサホルダの位置決め方法を示す図
【図14】同センサホルダの位置決め方法を示す図
【符号の説明】
1 本体 2 左駆動モ−タ 3 右駆動モ−タ 6 移動制御手段 7 障害物検知手段 12 外郭 14 光センサ 18 発光部 19 受光部 20 センサホルダ 21 発光先端筒体 22 受光先端筒体 24、25、26、27 平面 28、29 枠体 30 内壁面 31、32、33、34 平面 40 軟質部材パッキン 43 接着剤 44 位置決め突起体 45 センサホルダを固定する筐体 46、47 固定突起体 48 位置決め突起体 49、50 固定突起体
フロントページの続き (72)発明者 藪内 秀隆 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 森 宏 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 尾原 直行 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 香山 博之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 小立 徹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3B057 DA00

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体を移動させる走行手段と、前記本体
    周囲の障害物を検知する障害物検知手段と、前記走行手
    段を制御して本体の移動を制御する移動制御手段を備
    え、前記障害物検知手段には光センサを用いるととも
    に、前記光センサは発光部から照射され障害物で反射し
    た光を受光部で受光して障害物までの距離を検知し、前
    記光センサの発光部または受光部のそれぞれの前方に開
    口部を有する筒体を設け発光部と受光部間を遮光する構
    成の移動装置。
  2. 【請求項2】 本体は光センサを保持するセンサ保持部
    を有し、前記センサ保持部に筒体を設ける請求項1記載
    の移動装置。
  3. 【請求項3】 本体は光センサの発光部の照射する光が
    透過する材質からなるカバ−体を有し、筒体先端を前記
    カバ−体近傍まで突出させた請求項1または2記載の移
    動装置。
  4. 【請求項4】 筒体先端部を軟質部材で構成する請求項
    3記載の移動装置。
  5. 【請求項5】 軟質部材は筒体先端側に接着剤が塗布さ
    れると共に、筒体先端に接着される請求項4記載の移動
    装置。
  6. 【請求項6】 筒体先端とカバ−体の内壁との間に軟質
    部材の厚みよりも小なる間隙を有する請求項5記載の移
    動装置。
  7. 【請求項7】 筒体先端面に突出すると共に前記筒体の
    開口部内壁と同一の内壁を有する枠体を形成し、前記枠
    体高さを軟質部材厚みより低くした請求項6記載の移動
    装置。
  8. 【請求項8】 筒体先端面は二つの平面が前記筒体先端
    面中央近傍で稜線をなすように設けられた請求項1〜7
    のいずれか1項に記載の移動装置。
  9. 【請求項9】 枠体先端面は二つの平面が前記枠体先端
    面中央近傍で稜線をなすように設けられた構成される請
    求項8記載の移動装置。
  10. 【請求項10】 筒体先端面は二つの平面が前記筒体先
    端面中央近傍で凸となる稜線をなすように設けられた請
    求項8記載の移動装置。
  11. 【請求項11】 枠体先端面は二つの平面が前記枠体先
    端面中央近傍で凸となる稜線をなすように設けられた請
    求項10記載の移動装置。
  12. 【請求項12】 筒体先端面とカバ−体の内壁との間の
    間隙を一定にする請求項6記載の移動装置。
  13. 【請求項13】 枠体先端面とカバ−体の内との間の間
    隙を一定にする請求項12記載の移動装置。
  14. 【請求項14】 筒体先端面より大なる軟質部材を筒体
    先端面に接着されるとともに、前記軟質部材端部が筒体
    側面に接着される請求項5記載の移動装置。
  15. 【請求項15】 軟質部材のカバ−体側の表面の接触抵
    抗を低下させた請求項14記載の移動装置。
  16. 【請求項16】 筒体内壁の反射率を低下させた請求項
    1から15のいずれか1項に記載の移動装置。
  17. 【請求項17】 枠体体内壁の反射率を低下させた請求
    項16記載の移動装置。
  18. 【請求項18】 カバ−体の内壁に筒体と嵌合する凸部
    を配設した請求項17記載の移動装置。
  19. 【請求項19】 カバ−体の内壁に枠体と嵌合する凸部
    を配設した請求項17記載の移動装置。
  20. 【請求項20】 カバ−体の内壁に筒体先端の軟質部材
    と嵌合する凸部を配設した請求項17記載の移動装置。
  21. 【請求項21】 凸部は軟質部材からなる請求項18〜
    20のいずれか1項に記載の移動装置。
  22. 【請求項22】 センサ保持部外郭に電気抵抗の低い塗
    料を塗布した請求項1〜21のいずれかに1項に記載の
    移動装置。
  23. 【請求項23】 筒部先端に導電塗料を塗布しない請求
    項22記載の移動装置。
  24. 【請求項24】 光センサはセンサ保持部と導電部材に
    より固定される請求項22または23記載の移動装置。
  25. 【請求項25】 センサ保持部を固定する筐体を有し、
    前記センサ保持部外郭から突出した突起体を前記筐体に
    当接する請求項2〜24のいずれか1項に記載の移動装
    置。
  26. 【請求項26】 筐体はセンサ保持部方向に突出する突
    起体を有し、前記突起体側面をセンサ保持部から突出し
    た突起体の側面に接してなる請求項25記載の移動装
    置。
  27. 【請求項27】 センサ保持部を固定する筐体を有し、
    前記筐体から突出した突起体が前記センサ保持部外郭に
    当接する請求項2〜24のいずれか1項に記載の移動装
    置。
  28. 【請求項28】 センサ保持部は筐体方向に突出した突
    起体を有し、前記突起体側面を筐体から突出した突起体
    の側面に接してなる請求項27記載の移動装置。
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